JP2001353622A - 曲がり歯傘歯車用カッタ - Google Patents
曲がり歯傘歯車用カッタInfo
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- cutter
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23F—MAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
- B23F17/00—Special methods or machines for making gear teeth, not covered by the preceding groups
- B23F17/003—Special methods or machines for making gear teeth, not covered by the preceding groups for dry cutting
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/10—Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 曲がり歯傘歯車用カッタの内刃および外刃の
摩耗や欠損を抑制して耐久性を向上させる。 【解決手段】 内刃16cのすくい面を、途中ですくい
角が変化して凸型に折れ曲がった第1すくい面34およ
び第2すくい面36にて構成することにより、切れ刃3
2と反対側の角部の欠損を抑制するとともに、切り屑の
流れ方向を変化させて分断し易くした。他の内刃や外刃
についても、同様にすくい面を凸型の折れ曲がり形状と
する。これにより、クーラントを使用しないドライ加工
においても、切り屑詰まりや噛込みなどによる摩耗や欠
損が抑制され、工具の耐久性(寿命)が向上する。
摩耗や欠損を抑制して耐久性を向上させる。 【解決手段】 内刃16cのすくい面を、途中ですくい
角が変化して凸型に折れ曲がった第1すくい面34およ
び第2すくい面36にて構成することにより、切れ刃3
2と反対側の角部の欠損を抑制するとともに、切り屑の
流れ方向を変化させて分断し易くした。他の内刃や外刃
についても、同様にすくい面を凸型の折れ曲がり形状と
する。これにより、クーラントを使用しないドライ加工
においても、切り屑詰まりや噛込みなどによる摩耗や欠
損が抑制され、工具の耐久性(寿命)が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は曲がり歯傘歯車用カ
ッタに係り、特に、摩耗や欠損を抑制して耐久性を向上
させる技術に関するものである。
ッタに係り、特に、摩耗や欠損を抑制して耐久性を向上
させる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】湾曲した曲がり歯の外側凸歯面側を切削
加工する内刃、およびその曲がり歯の内側凹歯面側を切
削加工する外刃が、軸心まわりに交互に設けられた曲が
り歯傘歯車用カッタが知られている。実開昭60−53
431号公報や特公平7−110448号公報に記載の
カッタはその一例で、小歯車(ピニオン)用のものであ
り、内刃および外刃としてそれぞれ同一形状の刃部材が
全周に設けられており、例えばグリーソン式歯切装置の
工具ホルダに取り付けられて軸心まわりに回転駆動され
るとともに、その工具ホルダと円すい形状の歯車素材と
が相対的に揺動させられることにより、その歯車素材の
外周面に曲がり歯の歯溝を切削加工する。また、大歯車
(リングギヤ)用のものは、軸心まわりに1回転させら
れることにより、それぞれ複数ずつ設けられた内刃およ
び外刃が徐々に歯車素材に切り込んで溝加工を行うよう
になっており、歯車素材を1ピッチずつ回転割出しする
ために軸心まわりの一部に欠刃部が設けられているとと
もに、荒加工用、仕上げ加工用など複数種類の曲がり歯
傘歯車用カッタを用いて切削加工が行われるのが普通で
ある。
加工する内刃、およびその曲がり歯の内側凹歯面側を切
削加工する外刃が、軸心まわりに交互に設けられた曲が
り歯傘歯車用カッタが知られている。実開昭60−53
431号公報や特公平7−110448号公報に記載の
カッタはその一例で、小歯車(ピニオン)用のものであ
り、内刃および外刃としてそれぞれ同一形状の刃部材が
全周に設けられており、例えばグリーソン式歯切装置の
工具ホルダに取り付けられて軸心まわりに回転駆動され
るとともに、その工具ホルダと円すい形状の歯車素材と
が相対的に揺動させられることにより、その歯車素材の
外周面に曲がり歯の歯溝を切削加工する。また、大歯車
(リングギヤ)用のものは、軸心まわりに1回転させら
れることにより、それぞれ複数ずつ設けられた内刃およ
び外刃が徐々に歯車素材に切り込んで溝加工を行うよう
になっており、歯車素材を1ピッチずつ回転割出しする
ために軸心まわりの一部に欠刃部が設けられているとと
もに、荒加工用、仕上げ加工用など複数種類の曲がり歯
傘歯車用カッタを用いて切削加工が行われるのが普通で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の曲がり歯傘歯車用カッタの内刃および外刃の
すくい面は、何れもすくい角が一定の平坦面であったた
め、すくい面に沿って流れた切り屑が、歯溝の反対側の
壁面との間に入り込むなどして、切れ刃と反対側の角部
が欠損したり早期に摩耗したりする問題があった。例え
ば、図6は外刃100による切削加工部分の断面図で、
切れ刃102によって歯溝104の外側壁面(曲がり歯
の内側凹歯面)106が切削加工されるが、すくい面1
08に沿って内側へ流れた切り屑110が歯溝104の
内側壁面(曲がり歯の外側凸歯面)112と外刃100
との間に入り込んで、切れ刃102と反対側の角部11
4が欠損したり摩耗したりし易いのである。そして、こ
のように摩耗や欠損が生じると、表面の凹凸に起因して
切り屑110が付着、堆積し易くなり、切り屑詰まりが
生じ易くなって切削性能が低下し、工具の耐久性(寿
命)が損なわれる。特にクーラント(潤滑冷却油剤)を
使用しないドライ加工の場合、切り屑110が流れ難い
とともに熱などで溶着し易く、上記問題が一層顕著にな
る。また、再研削して使用する場合でも、欠損部分を総
て取り除く必要があるため取代が大きくなり、再使用回
数が少なくなる。
うな従来の曲がり歯傘歯車用カッタの内刃および外刃の
すくい面は、何れもすくい角が一定の平坦面であったた
め、すくい面に沿って流れた切り屑が、歯溝の反対側の
壁面との間に入り込むなどして、切れ刃と反対側の角部
が欠損したり早期に摩耗したりする問題があった。例え
ば、図6は外刃100による切削加工部分の断面図で、
切れ刃102によって歯溝104の外側壁面(曲がり歯
の内側凹歯面)106が切削加工されるが、すくい面1
08に沿って内側へ流れた切り屑110が歯溝104の
内側壁面(曲がり歯の外側凸歯面)112と外刃100
との間に入り込んで、切れ刃102と反対側の角部11
4が欠損したり摩耗したりし易いのである。そして、こ
のように摩耗や欠損が生じると、表面の凹凸に起因して
切り屑110が付着、堆積し易くなり、切り屑詰まりが
生じ易くなって切削性能が低下し、工具の耐久性(寿
命)が損なわれる。特にクーラント(潤滑冷却油剤)を
使用しないドライ加工の場合、切り屑110が流れ難い
とともに熱などで溶着し易く、上記問題が一層顕著にな
る。また、再研削して使用する場合でも、欠損部分を総
て取り除く必要があるため取代が大きくなり、再使用回
数が少なくなる。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、曲がり歯傘歯車用カ
ッタの摩耗や欠損を抑制して耐久性を向上させることに
ある。
もので、その目的とするところは、曲がり歯傘歯車用カ
ッタの摩耗や欠損を抑制して耐久性を向上させることに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、第1発明は、湾曲した曲がり歯の外側凸歯面側を
切削加工する内刃、およびその曲がり歯の内側凹歯面側
を切削加工する外刃が、軸心まわりに交互に設けられた
曲がり歯傘歯車用カッタにおいて、(a) 前記内刃および
外刃の切れ刃には、それぞれ正の所定のすくい角θI1,
θO1で平坦なすくい面が設けられているとともに、(b)
そのすくい面のうち前記切れ刃と反対側の所定範囲には
逃げが設けられていることを特徴とする。
めに、第1発明は、湾曲した曲がり歯の外側凸歯面側を
切削加工する内刃、およびその曲がり歯の内側凹歯面側
を切削加工する外刃が、軸心まわりに交互に設けられた
曲がり歯傘歯車用カッタにおいて、(a) 前記内刃および
外刃の切れ刃には、それぞれ正の所定のすくい角θI1,
θO1で平坦なすくい面が設けられているとともに、(b)
そのすくい面のうち前記切れ刃と反対側の所定範囲には
逃げが設けられていることを特徴とする。
【0006】第2発明は、第1発明の曲がり歯傘歯車用
カッタにおいて、(a) 前記曲がり歯傘歯車用カッタは、
大歯車の仕上げ加工用のもので、(b) 前記内刃および外
刃は、それぞれ切込み深さが徐々に小さくなるように複
数ずつ設けられているとともに、最終仕上げを行う最終
内刃および最終外刃を除いて硬質被膜がコーティングさ
れていることを特徴とする。
カッタにおいて、(a) 前記曲がり歯傘歯車用カッタは、
大歯車の仕上げ加工用のもので、(b) 前記内刃および外
刃は、それぞれ切込み深さが徐々に小さくなるように複
数ずつ設けられているとともに、最終仕上げを行う最終
内刃および最終外刃を除いて硬質被膜がコーティングさ
れていることを特徴とする。
【0007】
【発明の効果】このような曲がり歯傘歯車用カッタにお
いては、すくい面のうち切れ刃と反対側の所定範囲に逃
げが設けられているため、切れ刃と反対側の角部の欠損
が抑制されるとともに、逃げにより切り屑の流れ方向が
変化して分断され易くなり、切り屑が良好に排出される
ようになるなど、クーラントを使用しないドライ加工に
おいても切り屑詰まりや噛込みなどによる摩耗や欠損が
抑制され、工具の耐久性(寿命)が向上する。また、切
れ刃を再研削して使用する場合でも、その取代が小さく
て済むため、再使用回数が多くなり、工具コストが低減
される。
いては、すくい面のうち切れ刃と反対側の所定範囲に逃
げが設けられているため、切れ刃と反対側の角部の欠損
が抑制されるとともに、逃げにより切り屑の流れ方向が
変化して分断され易くなり、切り屑が良好に排出される
ようになるなど、クーラントを使用しないドライ加工に
おいても切り屑詰まりや噛込みなどによる摩耗や欠損が
抑制され、工具の耐久性(寿命)が向上する。また、切
れ刃を再研削して使用する場合でも、その取代が小さく
て済むため、再使用回数が多くなり、工具コストが低減
される。
【0008】第2発明では、最終内刃および最終外刃を
除いて硬質被膜がコーティングされているため、仕上げ
面精度(切れ味)を損なうことなく、工具寿命を更に向
上させることができる。すなわち、切込み深さが小さい
最終内刃および最終外刃は切削抵抗が小さいため、それ
以外の内刃や外刃に比較して摩耗や欠損が生じ難く、そ
れ等の最終内刃および最終外刃を除いて硬質被膜をコー
ティングすることにより、工具全体として摩耗や欠損に
よる工具寿命の低下が抑制される一方、仕上げ面精度は
最終内刃および最終外刃の切れ味によって決まるため、
それ等の最終内刃および最終外刃さえコーティングしな
ければ、コーティングによる切れ味の低下を回避して所
望の仕上げ面精度を確保できるのである。
除いて硬質被膜がコーティングされているため、仕上げ
面精度(切れ味)を損なうことなく、工具寿命を更に向
上させることができる。すなわち、切込み深さが小さい
最終内刃および最終外刃は切削抵抗が小さいため、それ
以外の内刃や外刃に比較して摩耗や欠損が生じ難く、そ
れ等の最終内刃および最終外刃を除いて硬質被膜をコー
ティングすることにより、工具全体として摩耗や欠損に
よる工具寿命の低下が抑制される一方、仕上げ面精度は
最終内刃および最終外刃の切れ味によって決まるため、
それ等の最終内刃および最終外刃さえコーティングしな
ければ、コーティングによる切れ味の低下を回避して所
望の仕上げ面精度を確保できるのである。
【0009】
【発明の実施の形態】第2発明は、大歯車(リングギ
ヤ)の曲がり歯を切削加工により仕上げ成形するための
もので、軸心まわりに1回転させられることにより、そ
れぞれ複数ずつ設けられた内刃および外刃が徐々に歯車
素材に切り込んで溝加工を行うようになっており、一般
に歯車素材を1ピッチずつ回転割出しするために軸心ま
わりの一部に欠刃部が設けられているが、第1発明は、
そのような大歯車用のカッタだけでなく、内刃および外
刃としてそれぞれ同一形状のものが全周に設けられて、
グリーソン式歯切装置などに取り付けられて使用される
小歯車(ピニオン)の創成用のカッタにも適用され得
る。第1発明はまた、大歯車の曲がり歯を荒加工したり
中仕上げ加工したりするカッタにも適用され得る。
ヤ)の曲がり歯を切削加工により仕上げ成形するための
もので、軸心まわりに1回転させられることにより、そ
れぞれ複数ずつ設けられた内刃および外刃が徐々に歯車
素材に切り込んで溝加工を行うようになっており、一般
に歯車素材を1ピッチずつ回転割出しするために軸心ま
わりの一部に欠刃部が設けられているが、第1発明は、
そのような大歯車用のカッタだけでなく、内刃および外
刃としてそれぞれ同一形状のものが全周に設けられて、
グリーソン式歯切装置などに取り付けられて使用される
小歯車(ピニオン)の創成用のカッタにも適用され得
る。第1発明はまた、大歯車の曲がり歯を荒加工したり
中仕上げ加工したりするカッタにも適用され得る。
【0010】すくい面に設けられる逃げは、例えば前記
すくい角θI1、θO1よりも大きな第2すくい角θI2、θ
O2で前記すくい面に連続して設けられた平坦な第2すく
い面にて構成されるが、切れ刃と反対側の角部を所定の
曲率半径で面取りしたR面取りであっても良い。第2す
くい面やR面取りなどの逃げを設ける範囲が大き過ぎる
と、すくい面としての機能が低下して切削性能が損なわ
れたり刃先強度が低下したりする恐れがある一方、逃げ
の範囲が小さ過ぎると、欠損を抑制したり切り屑を分断
したりする作用が得られなくなるため、例えば元のすく
い面の後端(切れ刃と反対側の角部)から2mm程度よ
り長く、且つそのすくい面の長さの1/2以下の適当な
範囲に設けることが望ましい。このような逃げは、例え
ば切れ刃と反対側の角部の稜線の全域に設けられるが、
歯溝が三角形で内刃や外刃の先端(歯溝の底を切削する
部分)の幅寸法が狭い場合には、基端側の一部に逃げを
設けるなど、切れ刃と反対側の角部の稜線の一部に逃げ
を設けるだけでも良い。
すくい角θI1、θO1よりも大きな第2すくい角θI2、θ
O2で前記すくい面に連続して設けられた平坦な第2すく
い面にて構成されるが、切れ刃と反対側の角部を所定の
曲率半径で面取りしたR面取りであっても良い。第2す
くい面やR面取りなどの逃げを設ける範囲が大き過ぎる
と、すくい面としての機能が低下して切削性能が損なわ
れたり刃先強度が低下したりする恐れがある一方、逃げ
の範囲が小さ過ぎると、欠損を抑制したり切り屑を分断
したりする作用が得られなくなるため、例えば元のすく
い面の後端(切れ刃と反対側の角部)から2mm程度よ
り長く、且つそのすくい面の長さの1/2以下の適当な
範囲に設けることが望ましい。このような逃げは、例え
ば切れ刃と反対側の角部の稜線の全域に設けられるが、
歯溝が三角形で内刃や外刃の先端(歯溝の底を切削する
部分)の幅寸法が狭い場合には、基端側の一部に逃げを
設けるなど、切れ刃と反対側の角部の稜線の一部に逃げ
を設けるだけでも良い。
【0011】上記すくい角θI1、θO1は、被削物の材質
や曲がり歯の曲率などを考慮して適宜設定されるが、例
えば仕上げ用の曲がり歯傘歯車用カッタの場合、すくい
角θ I1、θO1は25°〜35°の範囲内、特に28°〜
32°程度が望ましく、荒加工や中仕上げ用では15°
〜30°程度の範囲が望ましい。第2すくい角θI2、θ
O2は、例えばすくい角θI1、θO1よりも5°〜15°程
度大きい角度に設定される。
や曲がり歯の曲率などを考慮して適宜設定されるが、例
えば仕上げ用の曲がり歯傘歯車用カッタの場合、すくい
角θ I1、θO1は25°〜35°の範囲内、特に28°〜
32°程度が望ましく、荒加工や中仕上げ用では15°
〜30°程度の範囲が望ましい。第2すくい角θI2、θ
O2は、例えばすくい角θI1、θO1よりも5°〜15°程
度大きい角度に設定される。
【0012】本発明の曲がり歯傘歯車用カッタは、曲が
り歯傘歯車を加工できることは勿論、曲がり歯のハイポ
イドギヤの加工にも利用され得る。また、ドライ加工を
行う場合に好適に用いられるが、クーラントを使用する
ウェット加工にも使用できることは勿論である。
り歯傘歯車を加工できることは勿論、曲がり歯のハイポ
イドギヤの加工にも利用され得る。また、ドライ加工を
行う場合に好適に用いられるが、クーラントを使用する
ウェット加工にも使用できることは勿論である。
【0013】内刃や外刃は、一般に別体に構成されて円
盤状の工具本体にボルトなどの固設手段により一体的に
固設されるが、工具本体に一体に設けることも可能であ
る。
盤状の工具本体にボルトなどの固設手段により一体的に
固設されるが、工具本体に一体に設けることも可能であ
る。
【0014】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ
詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例である曲が
り歯傘歯車用カッタ10を示す図で、(a) は正面図、
(b) は(a) におけるB−B断面を示す図である。この曲
がり歯傘歯車用カッタ10は、図4に示すように予め曲
がり歯12が荒加工された大歯車の歯車素材14を仕上
げ加工するためのもので、軸心Oまわりに交互に4個ず
つ配設された内刃16a〜16d、外刃18a〜18d
を備えており、歯車素材14を位置決めした状態で軸心
Oまわり(図1(a) では左まわり)に1回転させられる
ことにより、内刃16a〜16dおよび外刃18a〜1
8dはそれぞれ切込み深さ(削り代)が徐々に小さくな
って荒仕上げ〜最終仕上げを行う。また、切削回転方向
の先頭に位置する内刃16aと最後部に位置する外刃1
8dとの間には所定の大きさの欠刃部20が設けられて
おり、曲がり歯傘歯車用カッタ10を退避させることな
く1回転毎に歯車素材14を1ピッチずつ回転割出しし
ながら、複数の歯溝を連続的に切削加工できるようにな
っている。
詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例である曲が
り歯傘歯車用カッタ10を示す図で、(a) は正面図、
(b) は(a) におけるB−B断面を示す図である。この曲
がり歯傘歯車用カッタ10は、図4に示すように予め曲
がり歯12が荒加工された大歯車の歯車素材14を仕上
げ加工するためのもので、軸心Oまわりに交互に4個ず
つ配設された内刃16a〜16d、外刃18a〜18d
を備えており、歯車素材14を位置決めした状態で軸心
Oまわり(図1(a) では左まわり)に1回転させられる
ことにより、内刃16a〜16dおよび外刃18a〜1
8dはそれぞれ切込み深さ(削り代)が徐々に小さくな
って荒仕上げ〜最終仕上げを行う。また、切削回転方向
の先頭に位置する内刃16aと最後部に位置する外刃1
8dとの間には所定の大きさの欠刃部20が設けられて
おり、曲がり歯傘歯車用カッタ10を退避させることな
く1回転毎に歯車素材14を1ピッチずつ回転割出しし
ながら、複数の歯溝を連続的に切削加工できるようにな
っている。
【0015】上記内刃16a〜16dは、湾曲した曲が
り歯12の外側凸歯面側を切削加工するためのもので、
外刃18a〜18dは、湾曲した曲がり歯12の内側凹
歯面側を切削加工するためのものであり、何れも別体に
構成されて、円盤形状の工具本体22にボルト24によ
り一体的に固設されるようになっている。
り歯12の外側凸歯面側を切削加工するためのもので、
外刃18a〜18dは、湾曲した曲がり歯12の内側凹
歯面側を切削加工するためのものであり、何れも別体に
構成されて、円盤形状の工具本体22にボルト24によ
り一体的に固設されるようになっている。
【0016】図2は、中仕上げ用の内刃16cを単独で
示す図で、(a) は平面図、(b) は正面図、(c) は(b) の
C−C断面拡大図、(d) は(b) のD−D断面図であり、
目的形状の曲がり歯に対応して湾曲した断面が略三角形
の刃部26と、その刃部26から下方へ突き出すように
設けられた位置決め嵌合部28とを一体に有し、図2
(b) の正面視において略T字形状を成している。位置決
め嵌合部28は、工具本体22の外周部に設けられた凹
形状の取付座に嵌め入れられて位置決めされる部分で、
前記ボルト24が挿通させられる挿通穴30が設けられ
ている。
示す図で、(a) は平面図、(b) は正面図、(c) は(b) の
C−C断面拡大図、(d) は(b) のD−D断面図であり、
目的形状の曲がり歯に対応して湾曲した断面が略三角形
の刃部26と、その刃部26から下方へ突き出すように
設けられた位置決め嵌合部28とを一体に有し、図2
(b) の正面視において略T字形状を成している。位置決
め嵌合部28は、工具本体22の外周部に設けられた凹
形状の取付座に嵌め入れられて位置決めされる部分で、
前記ボルト24が挿通させられる挿通穴30が設けられ
ている。
【0017】湾曲した刃部26の切削回転方向、すなわ
ち図2(a) 〜(c) における左方向の先端には、湾曲の内
側の側面に沿って切れ刃32が設けられており、その切
れ刃32に連続して第1すくい角θI1で平坦な第1すく
い面34が設けられているとともに、その第1すくい面
34に連続して第2すくい角θI2で平坦な第2すくい面
36が設けられている。第1すくい面34は、第1発明
のすくい面に相当するもので、第1すくい角θI1は約3
0°である。また、第2すくい面36は第1発明の逃げ
に相当するもので、図2(c) に点線で示すように、第2
すくい面36を設ける前の第1すくい面34の長さに対
して1/2より少し小さい範囲に設けられており、第2
すくい角θI2は第1すくい角θI1よりも約10°大きい
40°程度である。図2(c) の一点鎖線Sは、切れ刃3
2と工具軸心Oとを結んだ直線で、図2(c) は軸心Oに
対して直角な断面である。刃部26にはまた、すくい面
34、36を除いてTiN、TiC、TiNC、Al2
O3 などの硬質被膜38がコーティングされている。
ち図2(a) 〜(c) における左方向の先端には、湾曲の内
側の側面に沿って切れ刃32が設けられており、その切
れ刃32に連続して第1すくい角θI1で平坦な第1すく
い面34が設けられているとともに、その第1すくい面
34に連続して第2すくい角θI2で平坦な第2すくい面
36が設けられている。第1すくい面34は、第1発明
のすくい面に相当するもので、第1すくい角θI1は約3
0°である。また、第2すくい面36は第1発明の逃げ
に相当するもので、図2(c) に点線で示すように、第2
すくい面36を設ける前の第1すくい面34の長さに対
して1/2より少し小さい範囲に設けられており、第2
すくい角θI2は第1すくい角θI1よりも約10°大きい
40°程度である。図2(c) の一点鎖線Sは、切れ刃3
2と工具軸心Oとを結んだ直線で、図2(c) は軸心Oに
対して直角な断面である。刃部26にはまた、すくい面
34、36を除いてTiN、TiC、TiNC、Al2
O3 などの硬質被膜38がコーティングされている。
【0018】他の内刃16a、16bは、切込み深さが
異なるように刃部26の寸法が設定されている点を除い
て内刃16cと同じ構成である。最終仕上げを行う内刃
16dは、切込み深さが異なるように刃部26の寸法が
設定されているとともに、硬質被膜38がコーティング
されていない点が内刃16cと異なるが、第1すくい面
34および第2すくい面36を有するなど、その他は内
刃16cと同じ構成である。内刃16dは最終内刃に相
当する。
異なるように刃部26の寸法が設定されている点を除い
て内刃16cと同じ構成である。最終仕上げを行う内刃
16dは、切込み深さが異なるように刃部26の寸法が
設定されているとともに、硬質被膜38がコーティング
されていない点が内刃16cと異なるが、第1すくい面
34および第2すくい面36を有するなど、その他は内
刃16cと同じ構成である。内刃16dは最終内刃に相
当する。
【0019】図3は、中仕上げ用の外刃18cを単独で
示す図で、(a) は平面図、(b) は正面図、(c) は(b) の
C−C断面拡大図、(d) は(b) のD−D断面図であり、
目的形状の曲がり歯に対応して湾曲した断面が略三角形
の刃部40と、その刃部40から下方へ突き出すように
設けられた位置決め嵌合部42とを有し、図3(b) の正
面視において略T字形状を成している。位置決め嵌合部
42は、工具本体22の外周部に設けられた凹形状の取
付座に嵌め入れられて位置決めされる部分で、前記ボル
ト24が挿通させられる挿通穴44が設けられている。
示す図で、(a) は平面図、(b) は正面図、(c) は(b) の
C−C断面拡大図、(d) は(b) のD−D断面図であり、
目的形状の曲がり歯に対応して湾曲した断面が略三角形
の刃部40と、その刃部40から下方へ突き出すように
設けられた位置決め嵌合部42とを有し、図3(b) の正
面視において略T字形状を成している。位置決め嵌合部
42は、工具本体22の外周部に設けられた凹形状の取
付座に嵌め入れられて位置決めされる部分で、前記ボル
ト24が挿通させられる挿通穴44が設けられている。
【0020】湾曲した刃部40の切削回転方向、すなわ
ち図3(a) 〜(c) における左方向の先端には、湾曲の外
側の側面に沿って切れ刃46が設けられており、その切
れ刃46に連続して第1すくい角θO1で平坦な第1すく
い面48が設けられているとともに、その第1すくい面
48に連続して第2すくい角θO2で平坦な第2すくい面
50が設けられている。第1すくい面48は、第1発明
のすくい面に相当するもので、第1すくい角θO1は約3
0°である。また、第2すくい面50は第1発明の逃げ
に相当するもので、図3(c) に点線で示すように、第2
すくい面50を設ける前の第1すくい面48の長さに対
して1/2より少し小さい範囲に設けられており、第2
すくい角θO2は第1すくい角θO1よりも約10°大きい
40°程度である。図3(c) の一点鎖線Sは、切れ刃4
6と工具軸心Oとを結んだ直線で、図3(c) は軸心Oに
対して直角な断面である。刃部40にはまた、すくい面
48、50を除いてTiN、TiC、TiNC、Al2
O3 などの硬質被膜52がコーティングされている。
ち図3(a) 〜(c) における左方向の先端には、湾曲の外
側の側面に沿って切れ刃46が設けられており、その切
れ刃46に連続して第1すくい角θO1で平坦な第1すく
い面48が設けられているとともに、その第1すくい面
48に連続して第2すくい角θO2で平坦な第2すくい面
50が設けられている。第1すくい面48は、第1発明
のすくい面に相当するもので、第1すくい角θO1は約3
0°である。また、第2すくい面50は第1発明の逃げ
に相当するもので、図3(c) に点線で示すように、第2
すくい面50を設ける前の第1すくい面48の長さに対
して1/2より少し小さい範囲に設けられており、第2
すくい角θO2は第1すくい角θO1よりも約10°大きい
40°程度である。図3(c) の一点鎖線Sは、切れ刃4
6と工具軸心Oとを結んだ直線で、図3(c) は軸心Oに
対して直角な断面である。刃部40にはまた、すくい面
48、50を除いてTiN、TiC、TiNC、Al2
O3 などの硬質被膜52がコーティングされている。
【0021】他の外刃18a、18bは、切込み深さが
異なるように刃部40の寸法が設定されている点を除い
て外刃18cと同じ構成である。最終仕上げを行う外刃
18dは、切込み深さが異なるように刃部40の寸法が
設定されているとともに、硬質被膜52がコーティング
されていない点が外刃18cと異なるが、第1すくい面
48および第2すくい面50を有するなど、その他は外
刃18cと同じ構成である。外刃18dは最終外刃に相
当する。
異なるように刃部40の寸法が設定されている点を除い
て外刃18cと同じ構成である。最終仕上げを行う外刃
18dは、切込み深さが異なるように刃部40の寸法が
設定されているとともに、硬質被膜52がコーティング
されていない点が外刃18cと異なるが、第1すくい面
48および第2すくい面50を有するなど、その他は外
刃18cと同じ構成である。外刃18dは最終外刃に相
当する。
【0022】このような曲がり歯傘歯車用カッタ10に
よれば、内刃16a〜16d、外刃18a〜18dのす
くい面が、何れも途中ですくい角が変化して凸型に折れ
曲がった第1すくい面34、48および第2すくい面3
6、50にて構成されているため、切れ刃32、46と
反対側の角部の欠損が抑制されるとともに、切り屑の流
れ方向が変化して分断され易くなり、切り屑が良好に排
出されるようになるなど、クーラントを使用しないドラ
イ加工においても切り屑詰まりや噛込みなどによる摩耗
や欠損が抑制され、工具の耐久性(寿命)が向上する。
また、切れ刃32、46を再研削して使用する場合で
も、その取代が小さくて済むため、再使用回数が多くな
り、工具コストが低減される。
よれば、内刃16a〜16d、外刃18a〜18dのす
くい面が、何れも途中ですくい角が変化して凸型に折れ
曲がった第1すくい面34、48および第2すくい面3
6、50にて構成されているため、切れ刃32、46と
反対側の角部の欠損が抑制されるとともに、切り屑の流
れ方向が変化して分断され易くなり、切り屑が良好に排
出されるようになるなど、クーラントを使用しないドラ
イ加工においても切り屑詰まりや噛込みなどによる摩耗
や欠損が抑制され、工具の耐久性(寿命)が向上する。
また、切れ刃32、46を再研削して使用する場合で
も、その取代が小さくて済むため、再使用回数が多くな
り、工具コストが低減される。
【0023】また、最終内刃16dおよび最終外刃18
dを除いて硬質被膜38、52がコーティングされてい
るため、仕上げ面精度(切れ味)を損なうことなく、工
具寿命を更に向上させることができる。すなわち、切込
み深さが小さい最終内刃16d、最終外刃18dは切削
抵抗が小さいため、それ以外の内刃16a〜16cや外
刃18a〜18cに比較して摩耗や欠損が生じ難く、そ
れ等の最終内刃16dおよび最終外刃18dを除いて硬
質被膜38、52をコーティングすることにより、工具
全体として摩耗や欠損による工具寿命の低下が抑制され
る一方、仕上げ面精度は最終内刃16dおよび最終外刃
18dの切れ味によって決まるため、それ等の最終内刃
16dおよび最終外刃18dさえコーティングしなけれ
ば、コーティングによる切れ味の低下を回避して所望の
仕上げ面精度を確保できるのである。
dを除いて硬質被膜38、52がコーティングされてい
るため、仕上げ面精度(切れ味)を損なうことなく、工
具寿命を更に向上させることができる。すなわち、切込
み深さが小さい最終内刃16d、最終外刃18dは切削
抵抗が小さいため、それ以外の内刃16a〜16cや外
刃18a〜18cに比較して摩耗や欠損が生じ難く、そ
れ等の最終内刃16dおよび最終外刃18dを除いて硬
質被膜38、52をコーティングすることにより、工具
全体として摩耗や欠損による工具寿命の低下が抑制され
る一方、仕上げ面精度は最終内刃16dおよび最終外刃
18dの切れ味によって決まるため、それ等の最終内刃
16dおよび最終外刃18dさえコーティングしなけれ
ば、コーティングによる切れ味の低下を回避して所望の
仕上げ面精度を確保できるのである。
【0024】なお、上記実施例では平坦な第2すくい面
36、50によって逃げが構成されていたが、例えば前
記外刃18cについて図5に例示するように、切れ刃4
6と反対側の角部にR面取り54を施して逃げを設ける
ようにしても良い。他の外刃18a、18b、18dや
内刃16a〜16dについても同様である。
36、50によって逃げが構成されていたが、例えば前
記外刃18cについて図5に例示するように、切れ刃4
6と反対側の角部にR面取り54を施して逃げを設ける
ようにしても良い。他の外刃18a、18b、18dや
内刃16a〜16dについても同様である。
【0025】また、前記図3の外刃18cは、同図の
(b) から明らかなように、切れ刃46と反対側の角部の
稜線のうち、基端側の一部(約半分)に第2すくい面5
0が設けられているだけであるが、先端(図3(b) の上
端)まで第2すくい面50を設けるようにしても良い。
他の外刃18a、18b、18dや内刃16a〜16d
についても同様である。
(b) から明らかなように、切れ刃46と反対側の角部の
稜線のうち、基端側の一部(約半分)に第2すくい面5
0が設けられているだけであるが、先端(図3(b) の上
端)まで第2すくい面50を設けるようにしても良い。
他の外刃18a、18b、18dや内刃16a〜16d
についても同様である。
【0026】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であ
り、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良
を加えた態様で実施することができる。
細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であ
り、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良
を加えた態様で実施することができる。
【図1】本発明の一実施例である曲がり歯傘歯車用カッ
タを示す図で、(a) は正面図、(b) は(a) のB−B断面
図である。
タを示す図で、(a) は正面図、(b) は(a) のB−B断面
図である。
【図2】図1の曲がり歯傘歯車用カッタの内刃を単独で
示す図である。
示す図である。
【図3】図1の曲がり歯傘歯車用カッタの外刃を単独で
示す図である。
示す図である。
【図4】図1の曲がり歯傘歯車用カッタを用いた大歯車
の仕上げ成形加工を説明する図である。
の仕上げ成形加工を説明する図である。
【図5】本発明の他の実施例を説明する図で、図3(c)
に対応する図である。
に対応する図である。
【図6】従来の曲がり歯傘歯車用カッタの切削状態を説
明する断面図である。
明する断面図である。
10:曲がり歯傘歯車用カッタ 12:曲がり歯
14:歯車素材(大歯車) 16a〜16d:内刃
18a〜18d:外刃 32、46:切れ刃 3
4、48:第1すくい面(すくい面) 36、50:
第2すくい面(逃げ) 38、52:硬質被膜 5
4:R面取り(逃げ)
14:歯車素材(大歯車) 16a〜16d:内刃
18a〜18d:外刃 32、46:切れ刃 3
4、48:第1すくい面(すくい面) 36、50:
第2すくい面(逃げ) 38、52:硬質被膜 5
4:R面取り(逃げ)
Claims (2)
- 【請求項1】 湾曲した曲がり歯の外側凸歯面側を切削
加工する内刃、および該曲がり歯の内側凹歯面側を切削
加工する外刃が、軸心まわりに交互に設けられた曲がり
歯傘歯車用カッタにおいて、 前記内刃および外刃の切れ刃には、それぞれ正の所定の
すくい角θI1, θO1で平坦なすくい面が設けられている
とともに、該すくい面のうち該切れ刃と反対側の所定範
囲には逃げが設けられていることを特徴とする曲がり歯
傘歯車用カッタ。 - 【請求項2】 前記曲がり歯傘歯車用カッタは、大歯車
の仕上げ加工用のもので、 前記内刃および外刃は、それぞれ切込み深さが徐々に小
さくなるように複数ずつ設けられているとともに、最終
仕上げを行う最終内刃および最終外刃を除いて硬質被膜
がコーティングされていることを特徴とする請求項1に
記載の曲がり歯傘歯車用カッタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000177864A JP2001353622A (ja) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | 曲がり歯傘歯車用カッタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000177864A JP2001353622A (ja) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | 曲がり歯傘歯車用カッタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001353622A true JP2001353622A (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=18679391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000177864A Pending JP2001353622A (ja) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | 曲がり歯傘歯車用カッタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001353622A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006075974A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-03-23 | Ebisuya Kogu Seisakusho:Kk | 歯切り用回転切削工具 |
JP2006525877A (ja) * | 2003-05-22 | 2006-11-16 | クリンゲルンベルグ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 曲がり歯傘歯車及びハイポイド歯車をフライス切削するための方法及びバー状切削刃並びにそのようなバー状切削刃の使用方法 |
JP2015093378A (ja) * | 2013-11-11 | 2015-05-18 | サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ | 歯車ホブ切り工具、そのためのインサートホルダー、切りくず除去ユニット及びインサートキット |
-
2000
- 2000-06-14 JP JP2000177864A patent/JP2001353622A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006525877A (ja) * | 2003-05-22 | 2006-11-16 | クリンゲルンベルグ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 曲がり歯傘歯車及びハイポイド歯車をフライス切削するための方法及びバー状切削刃並びにそのようなバー状切削刃の使用方法 |
JP4694477B2 (ja) * | 2003-05-22 | 2011-06-08 | クリンゲルンベルグ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 曲がり歯傘歯車及びハイポイド歯車をフライス切削するための方法及びバー状切削刃並びにそのようなバー状切削刃の使用方法 |
JP2006075974A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-03-23 | Ebisuya Kogu Seisakusho:Kk | 歯切り用回転切削工具 |
JP4624755B2 (ja) * | 2004-08-10 | 2011-02-02 | 株式会社恵美須屋工具製作所 | 歯切り用回転切削工具 |
JP2015093378A (ja) * | 2013-11-11 | 2015-05-18 | サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ | 歯車ホブ切り工具、そのためのインサートホルダー、切りくず除去ユニット及びインサートキット |
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