JP2001352632A - 自己推進型通線装置及び通線方法 - Google Patents

自己推進型通線装置及び通線方法

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JP2001352632A JP2000168189A JP2000168189A JP2001352632A JP 2001352632 A JP2001352632 A JP 2001352632A JP 2000168189 A JP2000168189 A JP 2000168189A JP 2000168189 A JP2000168189 A JP 2000168189A JP 2001352632 A JP2001352632 A JP 2001352632A
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厚 新川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管路内に、例えば電気・通信ケーブル等を通
す場合に、これを出口側から引っ張るための牽引用ロー
プを事前に通す時などに好適に使用できる自己推進型通
線装置及び通線方法を提供すること。 【解決手段】 ホース20を介して圧縮気体を先頭体1
2の圧縮気体導入通路に供給し、この圧縮空気を先頭体
12の後方面に形成された複数の噴射口14から噴射し
て、管路2の一端開口部から例えば牽引ロープを携行し
又は受け取りに他端開口部へ移動するようにしたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自己推進型通線装置
及び通線方法に関し、更に詳細には管路内に例えば電気
又は通信用のケーブルなどを布設する際にこのケーブル
の引き込みに用いる牽引ロープ類を管路内に通す装置及
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、配電線や通信用信号線(以下、電
気・通信ケーブルという)は、地中に埋設された暗渠や
管路内に通して布設することが多くなっている。その場
合、例えば共同溝などのような比較的に大きな暗渠で
は、作業者が暗渠内に入ってその内部に電気・通信ケー
ブルを引き込みながら通して布設する。
【0003】他方、直径があまり大きくない管路の場
合、一般的には、図5に示されるように、300〜40
0mごとに設けられたマンホール(立て坑)1を経由す
るように埋設されている。隣接するマンホール1間に埋
設される管路2は可能な限り直線状とされているが、地
理上の問題から屈曲部が存在する場合もある。
【0004】このような管路2に電気・通信ケーブル3
などを通す場合には、マンフォール近傍の地上に電気・
通信ケーブル3を巻いたロット(巻きリール)4を回転
可能に設置し、このロット4から繰り出した電気・通信
ケーブル3をマンホール内に入った作業者が管路2内に
順次押し込んで行き、出口側となる隣接するマンホール
1内で待機している別の作業者が管路2から出てくる電
気・通信ケーブル3の先端を捕え、その後は主に管路2
の出口側から電気・通信ケーブル3を引っ張る、という
方法で行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】管路2内にケーブル3
を通す前述したような従来の方法では、電気・通信ケー
ブル3を入口側から順次に押し込んで行くため、電気・
通信ケーブル3の先端側はそれ自体の重みで管路内下面
に横たわり、そのため電気・通信ケーブル3の先端部は
管路2内下面を摺接しながら移動して行く。
【0006】その際、管路2の入口側から電気・通信ケ
ーブル3を押し込む力は、押し込んだ距離が長くなれば
なるほど先端へ伝達され難くなる。すなわち、電気・通
信ケーブル3はその長さが短い場合、比較的に剛直性を
備えるが、長くなると剛直性が低くなる。そのため、管
路2の入口から電気・通信ケーブル3を入れ始めた直後
は、当該電気・通信ケーブル3は真っ直ぐ進もうとする
が、管路に押し込んだ当該電気・通信ケーブル3の長さ
が長くなればなるほど剛直性がなくなり、その先端部は
自由な方向へ向かおうとする。
【0007】このようなことから、管路2の途中に破損
による段差や異物の付着などの障害部があると、電気・
通信ケーブル3の先端部がこの障害部に当接して抵抗を
受け、これにより電気・通信ケーブル3への押し込み力
は当該電気・通信ケーブル3の途中で曲げ力となって作
用してこれを撓ませる結果、どんなに押し込み力を強く
しても先端部の前進は困難となることがある。
【0008】管路2の途中にこのような障害部がない場
合でも、管路2の途中に屈曲部が存在すると同じような
状態となる。すなわち、電気・通信ケーブル3の先端部
が管路2における屈曲部の内壁面にぶつかり、この内壁
部が障害部となって、どんなに押し込み力を強くしても
先端部の前進は困難となることがある。
【0009】このようになった時には、ロット4から繰
り出された電気・通信ケーブル3の長さから障害部の存
在位置を推定して、その場所を地上から開削し、管路2
を露出させて部分的に開き、電気・通信ケーブル先端部
の引掛かりを取り除く、という方法を採っていた。
【0010】しかしながら、電気・通信ケーブル先端部
が管路2内で引掛かった場合にその箇所を開削して管路
2を露出させることは、多大な時間、労力及び費用が掛
かるという問題があった。しかも、開削する場所が、公
道上であればまだよいが、他人の所有地であったりする
と、了解を求めたり複雑な交渉を経なければならず、大
変手間が掛かることになる。
【0011】更に、前述したような従来の方法で管路2
内に電気・通信ケーブル3を通す場合に生じる大きな問
題は既設の他のケーブルに損傷を与える恐れがあること
である。すなわち、図4に示されるように既に何本かの
電気や通信のケーブル5が布設されている場合には、管
路2に押し込んで行く新たな電気・通信ケーブル3の先
端部は、既設の隣接ケーブル5間の谷部に入り込んで移
動する。
【0012】その時、新たな電気・通信ケーブル3の先
端部が何らかの原因で既設ケーブル5の被覆などに引掛
かると、被覆を損傷させ、場合には内部の芯線にまで損
傷を与える恐れがある。管路2内に布設されている電気
・通信ケーブルには、ホストコンピュータと端末を結ぶ
信号線として利用されているものもあり、このような既
設の電気・通信ケーブルに損傷を与えると通信システム
に障害を与え、社会的な混乱を招く虞がある。
【0013】このような問題を解決するには、予め管路
2に牽引ロープを通しておき、このロープの一端を新た
に布設する電気・通信ケーブル3の先端に結び、管路2
の出口側からロープを引っ張って新たな電気・通信ケー
ブル3を引き出すようにする方法を採ることである。
【0014】しかし、隣接するマンフォール1間の距離
が比較的に長いため、管路2の入口側からロープを押し
込んで通すことはロープの柔軟性からして難しい。ま
た、比較的に剛直性のあるテープ状の細い金属帯を用い
ることも検討されたが、これも先端部が小さいため僅か
な障害部でも引掛かって前進しなくなる。
【0015】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、管路内に、例えば電気・
通信ケーブル等を通す場合に、これを出口側から引っ張
るための牽引用ロープを事前に通す時などに好適に使用
できる自己推進型通線装置及び通線方法を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は自己推進型通線
装置であり、前述した技術的課題を解決するために以下
のように構成されている。すなわち、本発明は、両端が
開放する管路を一端開口部から自己推進にて、ロープを
携行し又は受け取りに他端開口部へ移動する自己推進型
通線装置であって、圧縮気体供給用のホースに取り付け
られた先頭体を備え、先頭体が、ホースから送られた圧
縮気体を内部に導入する圧縮気体導入通路と、先頭体の
外面に形成され且つ圧縮気体導入通路に連通した少なく
とも2以上の噴射口とを備え、各噴射口が、ホース接続
側の方向に圧縮気体を噴射するように形成され、各噴射
口から圧縮気体を噴射することで推進力を得て先頭体
を、管路の一端開口部からロープを携行し又は受け取り
に他端開口部へ移動することを特徴とする。
【0017】<本発明における具体的構成>本発明の自
己推進型通線装置は、前述した必須の構成要素からなる
が、その構成要素が具体的に以下のような場合であって
も成立する。その具体的構成要素とは、前記先頭体の外
面に、該先頭体を管路の方向に沿う中心軸線を中心とし
た回転を起こすように回転用噴射口が開けられ、回転用
噴射口が圧縮気体導入通路に連通していることを特徴と
する。
【0018】また、本発明の自己推進型通線装置では、
先頭体に圧縮空気を供給すべく接続されたホースがリー
ルに巻かれ、先頭体の移動に伴ってリールから繰り出さ
れるようにされていることを特徴とする。
【0019】更に、本発明は自己推進型通線方法であ
り、前述した技術的課題を解決するために以下のように
構成されている。すなわち、本発明は、両端が開放する
管路を一端開口部から自己推進にて、ロープを携行し又
は受け取りに他端開口部へ移動する、自己推進型通線方
法であって、圧縮気体供給用のホースに取り付けられた
先頭体を管路の一端開口部から内部に配置すること、次
いで、管路の一端開口部をホースが通過し得る穴を形成
した蓋で閉鎖すること、ホースに圧縮気体を供給し、先
頭体内部の圧縮気体導入通路を介して該先頭体の外面に
形成され且つ該先頭体内部の圧縮気体導入通路に連通す
る少なくとも2以上の噴射口から圧縮気体を、ホース接
続側の方向に噴射させること、これにより各噴射口から
圧縮気体を噴射することで推進力を得た先頭体が、管路
の一端開口部からロープを携行し又は受け取りに他端開
口部へ移動することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自己推進型通線装
置及び通線方法を図に示される実施形態について更に詳
細に説明する。図1には本発明の一実施形態に係る自己
推進型通線装置10が示されている。この自己推進型通
線装置10とは、管路2を一端開口部2から自己推進に
て、牽引ロープ11を携行し又は受け取りに他端開口部
2bへ移動するものである。
【0021】この実施形態に係る自己推進型通線装置1
0は、図1〜図3に示されるようなほぼ円錘形をした弾
頭形状の先頭体12を備え、この先頭体12の尖端部1
2aが前方即ち前進方向となり、底面部12bが後方側
となる。この先頭体12は、その底面部12bである後
方面から圧縮空気を噴射し、その噴射力に対する反力を
推進力として自ら前方へ推進するものである。
【0022】この先頭体12の構造を具体的に説明する
と、図2及び図3に示されるように弾頭形状の先頭体1
2における後方面12bの中心からその尖端部12aの
方向に向かって先頭体12の中心軸線上に圧縮空気導入
通路13が形成されている。また、この先頭体12にお
ける後方面12bの外周側には、周方向に等間隔に3つ
の圧縮空気噴射口14が形成され、これらの各噴射口1
4は外周面12cに沿って尖端部12aの方向に向かっ
て圧縮空気噴射通路15が形成されている。
【0023】各圧縮空気噴射通路15は、先頭体12の
中心軸線に対してほぼ直交する軸線上に形成されたそれ
ぞれの連通路16を介して圧縮空気導入通路13に連通
している。このような連通路16は、先頭体12の外周
面12cから中心軸線に対してほぼ直交するように圧縮
空気噴射通路15の先端部を横断して圧縮空気導入通路
13に至る孔を形成し、その後圧縮空気噴射通路15よ
り外周側の孔をプラグ17で塞ぐことにより形成され
る。
【0024】更に、先頭体12の尖端部12側には、中
心軸線に対してオフセットされた位置に当該先頭体12
を中心軸線を中心にして回転させるための圧縮空気噴射
孔18が形成されている。具体的には、先頭体12の中
心軸線に直交する断面で見た(図3)時に、中心軸線に
直交する放射状中心線が圧縮空気導入通路13の内壁面
に交差する位置から当該放射状中心線に対してほぼ直角
な方向に延び且つ外周面12cに開口する孔18で構成
されている。
【0025】すなわち、要するには、圧縮空気噴射孔1
8は、先頭体12の中心軸線に直交する断面で見た時、
圧縮空気導入通路13の内壁面を規定している円の接線
方向に延びるように形成されている。このような圧縮空
気噴射孔18は図3から明らかなように周方向に等間隔
に4つ形成されている。
【0026】これにより、先頭体12内の圧縮空気導入
通路13に導入された圧縮空気が各圧縮空気噴射孔18
から噴射すると、この噴射圧縮空気流は先頭体12の中
心軸線を中心とする旋回流となり、その結果先頭体12
に回転力を与える。同時に、圧縮空気導入通路13に導
入された圧縮空気は連通路16及び圧縮空気噴射通路1
5を介して後方面12cの外周側に形成された各噴射口
14からも噴射するため先頭体12を前方へ前進させる
推進力を与える。
【0027】先頭体12内の圧縮空気導入通路13への
圧縮空気導入は、この圧縮空気導入通路13の後方面1
2bにおける開口部にホース接続継手19の一端がパッ
キンなどを介在させることにより封密的に装着される。
このホース接続継手19の他端には、図1に示されるよ
うに耐圧ホース20の一端が接続されている。
【0028】ホース接続継手19は、その一端が先頭体
12の圧縮空気導入通路13における開口部に嵌め込ま
れて固定的に装着される。そのためホース接続継手19
の他端に接続される耐圧ホース20により先頭体12の
回転が阻害され虞があるので、ホース接続継手19にお
ける軸方向の各端部は、2つの部品19a、19bで形
成され且つ回転可能な手段によって連結された構成とな
っている。
【0029】この耐圧ホース20はホースリール21に
巻かれていて、その他端は当該リール21の管状の中心
回転軸に設けられたニップルに接続されている。中心回
転軸に設けられたニップルは、当該中心回転軸の内部通
路に連通し、この内部通路は、ホースリール21のフレ
ーム等における外側部に設けられた別なニップルに連通
し、このニップルには圧縮空気供給装置22から延びる
耐圧ホース23が接続されている。
【0030】次に、この実施形態に係る自己推進型通線
装置10の動作について説明する。図1に示されるよう
に1つのマンホール1内にホースリール21が配置さ
れ、このマンホール近傍の地上には圧縮空気供給装置2
2が設置されている。この圧縮空気供給装置22とホー
スリール21とは前述したように耐圧ホース23で連通
され、更にホースリール21に巻き取られている耐圧ホ
ース20の端部には先頭体12が接続される。
【0031】その後、この先頭体12を、マンホール1
内に開放している管路2の開口から内部に入れ、圧縮空
気供給装置22を作動させて、耐圧ホース23、ホース
リール21及び耐圧ホース20を介して先頭体12の内
部通路即ち圧縮空気導入通路13に導入する。先頭体1
2の圧縮空気導入通路13に導入された圧縮空気は、前
述したように複数の圧縮空気噴射孔18から噴射すると
同時に連通路16及び圧縮空気噴射通路15を介して後
方面12cの外周側に形成された各噴射口14からも噴
射する。
【0032】これにより、先頭体12は、後方面12b
に形成された各噴射口14からの圧縮空気の噴射により
推力を発生して前進する。これと同時に複数の圧縮空気
噴射孔18からの圧縮空気の噴射により先頭体12が比
較的に高速で回転し、その結果として先頭体12は若干
浮遊することになる。
【0033】従って、先頭体12は、図4に示されるよ
うに耐圧ホース20を引き連れながら管路2内を前進す
る。先頭体12の前進距離が長くなればなるほど耐圧ホ
ース20がホースリール21から引き出されて(ホース
リール21からのホースの繰り出しは作業者が行うこと
が好ましい)長くなるため、その分の重量が先頭体12
の推力を低下させることになる。そのため、先頭体12
の前進に伴って当該先頭体12への圧縮空気供給圧を漸
次高める。
【0034】この先頭体12への圧縮空気供給圧の漸次
的な増加は、圧縮空気供給装置22に設けられた圧縮空
気供給弁を調整することにより容易に行うことができ
る。この圧縮空気供給弁を調整することによって圧縮空
気供給圧を漸次増加させるような制御は、ホースリール
21の中心回転軸の回転量を計測して耐圧ホース20の
繰り出し長さをデータとしてコンピュータに入力し、こ
のデータから計算してコンピュータが圧縮空気供給弁の
調整を行うようにすることもできる。
【0035】先頭体12が管路2を通って隣接するマン
ホール1に開放している出口から出ると、先頭体12へ
の圧縮空気の供給は停止される。そして、そのマンホー
ル1内に待機していた作業者が先頭体12に牽引ロープ
11び、次いでホースリール21を巻き取って、先頭体
12を引き戻す。
【0036】これにより、先頭体12は牽引ロープ11
を引き連れて管路2の入口側に戻ることから、牽引ロー
プ11が管路2内に通される。その後、牽引ロープ11
の一端に電気・通信ケーブルの一端部を結び、管路2の
出口側から牽引ロープ11を引っ張ることにより簡単に
電気・通信ケーブルを管路2内に通すことができる。
【0037】なお、先頭体12を管路2の入口に配置し
た後、これを前進させるため圧縮空気を当該先頭体12
に供給する際、管路2の入口である開口部に耐圧ホース
20が挿通する孔を開けた蓋体(図示せず)で閉鎖する
と、先頭体12の後方側管路内が当該先頭体から吹き出
された圧縮空気で高圧になることから反力がより大きく
なり、その結果推進力を大きくできる。
【0038】前述した実施形態の自己推進型通線方法で
は、先頭体12が管路2の入口側から出口側に自己推進
して移動した後に牽引ロープ11を結んで、引き戻すよ
うにしたが、先頭体12が管路2の入口側から出口側に
自己推進して前進する時に耐圧ホース20に牽引ロープ
11を結んで携行するようにしてもよい。ただし、この
場合、先頭体12には牽引ロープ11と耐圧ホース20
の両方の重量が作用するため、それだけ大きな推進力を
必要とすることから牽引ロープ11はできるだけ軽いも
のが好ましい。
【0039】更に、前述した実施形態の自己推進型通線
装置及び通線方法では、先頭体12に推進力を与えるた
めに各噴射口等から圧縮空気を噴射するようにしたが、
本発明は圧縮空気に限定されるものではなく、別の圧縮
気体を用いることもできる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自己推進
型通線装置及び通線方法によれば、圧縮気体を噴射して
自己推進する先頭体を利用して管路内に例えば牽引ロー
プを予め通し、この牽引ロープを用いて例えば電気・通
信ケーブル等を引き込むようにしたことにより、従来問
題になっていた電気・通信ケーブル先端の引掛かりや既
存のケーブルへの損傷等の発生がまったくなく、非常に
能率よく且つ経済的に電気・通信ケーブルなどの管路内
への布設を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自己推進型通線装置
を概略的に示す構成説明図である。
【図2】図1に示される自己推進型通線装置に用いる先
頭体の構造を具体的に示す断面図である。
【図3】図2に示される先頭体を3−3線に沿って切断
して示す断面図である。
【図4】本発明に係る自己推進型通線装置の使用状態を
概略的に示す管路内の斜視図である。
【図5】従来の電気・通信ケーブルなどの管路への布設
方法を示す概略的な構成説明図である。
【符号の説明】
1 マンホール 2 管路 3 電気・通信ケーブル 10 自己推進型通線装置 11 牽引ロープ 12 先頭体 12a 尖端部 12b 底面部(後方面) 12c 外周面 13 圧縮空気導入通路 14 圧縮空気噴射口 15 圧縮空気噴射通路 16 連通路 17 プラグ 18 圧縮空気噴射孔 19 ホース接続継手 20 耐圧ホース 21 ホースリール 22 圧縮空気供給装置 23 耐圧ホース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が開放する管路を一端開口部から自
    己推進にて、ロープを携行し又は受け取りに他端開口部
    へ移動する自己推進型通線装置であって、 圧縮気体供給用のホースに取り付けられた先頭体とを備
    え、 前記先頭体が、前記ホースから送られた圧縮気体を内部
    に導入する圧縮気体導入通路と、前記先頭体の外面に形
    成され且つ前記圧縮気体導入通路に連通した少なくとも
    2以上の噴射口とを備え、前記各噴射口が、前記ホース
    接続側の方向に圧縮空気を噴射するように形成され、前
    記各噴射口から圧縮気体を噴射することで推進力を得て
    前記先頭体を、前記管路の前記一端開口部から前記ロー
    プを携行し又は受け取りに他端開口部へ移動することを
    特徴とする自己推進型通線装置。
  2. 【請求項2】 前記先頭体の外面に、該先頭体を前記管
    路の方向に沿う中心軸線を中心とした回転を起こすよう
    に回転用噴射口が開けられ、前記回転用噴射口が前記圧
    縮気体導入通路に連通していることを特徴とする請求項
    1に記載の自己推進型通線装置。
  3. 【請求項3】 前記先頭体に圧縮空気を供給すべく接続
    された前記ホースがリールに巻かれ、前記先頭体の移動
    に伴って前記リールから繰り出されるようにされている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の自己推進型通
    線装置。
  4. 【請求項4】 両端が開放する管路を一端開口部から自
    己推進にて、ロープを携行し又は受け取りに他端開口部
    へ移動する、自己推進型通線方法であって、 圧縮気体供給用のホースに取り付けられた先頭体を前記
    管路の一端開口部から内部に配置すること、 次いで、前記管路の一端開口部を前記ホースが通過し得
    る穴を形成した蓋体で閉鎖すること、 前記ホースに圧縮気体を供給し、前記先頭体内部の通路
    を介して該先頭体の外面に形成され且つ該先頭体内部の
    通路に連通する少なくとも2以上の噴射口から圧縮気体
    を、前記ホース接続側の方向に噴射させること、 これにより前記各噴射口から圧縮気体を噴射することで
    推進力を得た前記先頭体が、前記管路の前記一端開口部
    から前記ロープを携行し又は受け取りに他端開口部へ移
    動することを特徴とする自己推進型通線方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011147293A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Chugoku Electric Power Co Inc:The 通線器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011147293A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Chugoku Electric Power Co Inc:The 通線器

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