JP2001352401A - メータ検針システム - Google Patents

メータ検針システム

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JP2001352401A
JP2001352401A JP2000172869A JP2000172869A JP2001352401A JP 2001352401 A JP2001352401 A JP 2001352401A JP 2000172869 A JP2000172869 A JP 2000172869A JP 2000172869 A JP2000172869 A JP 2000172869A JP 2001352401 A JP2001352401 A JP 2001352401A
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phs
signal
meter reading
communication terminal
line
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JP2000172869A
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Shinji Kurita
真二 栗田
Yoshiyuki Asakura
祥之 浅倉
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Ricoh Elemex Corp
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の電話回線を用いることなく、メータ検
針用の専用回線としてPHSを用いることで、一般家庭
電話回線の多様化に影響されることなく、運用費用の削
減が可能なメータ検針のためのシステムを提供する。 【解決手段】 自動検針センタ1は、NRTを制御する
ための制御信号であるNRTSと、NCUの識別番号を
示すPB信号とを生成して送信する。PHS通信端末
(PAU)4は、受信したNRTSに応じて緩やかな極
性反転を行って、受信したPB信号を送信する。PB信
号の識別番号に合致するNCU41,42,43のいず
れかは、ノーリンギングで着信し、PAU4との間で通
話路を閉成する。PAU4は、これを受けて自動検針セ
ンタとの間で通話路を閉成する。以上の構成及び動作に
より、自動検針センタとNCUとの通話路が閉成され、
NCUに接続されたメータの検針値を自動検針センタに
て検針することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メータ検針システ
ムに関し、より詳細には、ノーリンギングサービスで運
用される遠隔制御装置を用いて、PHS通信手段を介し
てガス、水道、電力等のメータの集中監視を可能とする
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のメータ検針システムの構
成例を説明するためのブロック図で、図中、1は自動検
針センタ、2は公衆網、21,22は電話局、23はノ
ーリンギングトランク、61,62は集合住宅に設置さ
れたメータ、71はマスタNCU、72はスレーブNC
U、80は集合住宅の一般電話回線加入者宅に設置され
た電話機である。
【0003】自動検針センタ1からノーリンギング方式
による所定の手順でマスタNCU71を呼び出すと、マ
スタNCU71はノーリンギング着信をした後、センタ
1との間で通信を行ってメータ61の検針データを自動
検針センタ1へ伝送する。また、メータ62の検針を行
うには、センタ1からノーリンギングトランク(NR
T)23までの通信路を確保したまま所定の手順により
スレーブNCU72にノーリンギング着信をし、自動検
針センタ1との間で通信を行ってメータ62の検針デー
タをセンタ1へ伝送する。ここではメータが2台が配さ
れた例を示したが、上記の手順を繰り返すことにより、
複数のメータの検針を一回の接続で行うことができる。
【0004】なお、NRTは、端末側システムに接続さ
れた電話器が、“チン鳴”りするのを防ぐために、緩や
かに極性反転(緩リバース)を行って、その信号を端末
側システムに送出して、これを端末側システムが受信す
ることによりノーリンギング通信を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通信イ
ンフラの変革に伴い、一般家庭の電話が多様化し、必ず
しも有線回線が使用されるとは限らなくなってきて、い
わゆる「電話線レス」の住宅が出現し、上述のごとくの
有線電話回線を利用した集中監視システムでは、このよ
うな「電話線レス」住宅の集中監視を行うことができな
くなっている。特にアパート等集合住宅では上記のごと
くの「電話線レス」の実体が顕著に現れて、ノーリンギ
ング方式のように家庭の電話回線に相乗りした形での検
針システムがかならずしも構築できないという問題が生
じている。さらに、従来の構成では、所定の台数以上の
NCUを1本の電話回線に接続することができないとい
う問題もあり、すべての住戸のメータを同一の検針シス
テムに組む込むことが難しくなってきた。
【0006】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、従来の電話回線を用いることなく、メータ
検針用の専用回線としてPHSを用いることで、一般家
庭電話回線の多様化に影響されることなく、運用費用の
削減が可能なメータ検針システムを提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、セン
タ装置と、該センタ装置に公衆回線を介して接続された
PHS基地局と、該PHS基地局との間でPHS通信が
可能でかつアナログ回線と接続できるアナログ回線イン
タフェースを備えたPHS通信端末と、該PHS通信端
末の前記アナログインタフェースに接続された1または
複数の網制御装置と、該網制御装置のそれぞれに接続さ
れたメータとにより構成され、前記センタ装置と前記網
制御装置との間で回線を確立して、前記メータの検針値
等のデータの送受信を行うメータ検針システムにおい
て、前記センタ装置は、ノーリンギングトランクを制御
するための制御信号であるNRTSと、前記網制御装置
の識別情報を示すPB信号とを生成して送信する手段を
有し、前記PHS通信端末は、前記NRTSと前記PB
信号とを受信した際に、該NRTSに応じて緩やかな極
性反転を行って、受信した前記PB信号を前記網制御装
置に送信する手段を有し、前記PB信号の識別番号に該
当する網制御装置が前記センタ装置との回線をノーリン
ギング着信によって確立することにより、前記自動検針
センタによるメータの自動検針を実行することを特徴と
したものである。
【0008】請求項2の発明は、センタ装置と、該セン
タ装置に公衆回線を介して接続されたPHS基地局と、
該PHS基地局との間でPHS通信が可能でかつアナロ
グ回線と接続できるアナログ回線インタフェースを備え
たPHS通信端末と、該PHS通信端末の前記アナログ
インタフェースに接続された1または複数の網制御装置
と、該網制御装置のそれぞれに接続されたメータとによ
り構成され、前記センタ装置と前記網制御装置との間で
回線を確立して、前記メータの検針値等のデータの送受
信を行うメータ検針システムにおいて、前記センタ装置
は、前記網制御装置の識別情報を示すPB信号を生成し
て送信する手段を有し、前記PHS通信端末は、前記P
B信号を受信した際に、該PB信号に応じて緩やかな極
性反転を行って、受信した前記PB信号を前記網制御装
置に送信する手段を有し、前記PB信号の識別番号に該
当する網制御装置が前記センタ装置との回線をノーリン
ギング着信によって確立することにより、前記自動検針
センタによるメータの自動検針を実行することを特徴と
したものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記網制御装置は、複数直列に接続され、前記PB
信号を受信した前記網制御装置は、該PB信号の識別番
号が自身の識別番号であることを判別した場合に応答信
号を送信し、前記PHS通信端末は、受信した応答信号
に応じて前記センタ装置との回線を確立することを特徴
としたものである。
【0010】請求項4の発明は、センタ装置と、該セン
タ装置に公衆回線を介して接続されたPHS基地局と、
PHS通信が可能でかつアナログ回線と接続できるアナ
ログ回線インタフェースを備えた複数のPHS通信端末
と、該複数のPHS通信端末と前記PHS基地局との通
信を中継する中継用PHS通信装置と、各前記PHS通
信端末のアナログインタフェースに対し、各前記PHS
通信端末ごとに1または複数接続された網制御装置と、
該網制御装置のそれぞれに接続されたメータとにより構
成され、前記センタ装置と前記網制御装置との間で回線
を確立して、前記メータの検針値等のデータの送受信を
行うメータ検針システムにおいて、前記センタ装置は、
ノーリンギングトランクを制御するための制御信号であ
るNRTSと、前記網制御装置の識別情報を示すPB信
号と、通信先の前記PHS通信端末を指定する指定情報
とを含む発呼データを生成して送信し、前記中継用PH
S通信装置によって中継された前記発呼データを受信し
た前記PHS通信端末のうち、前記指定情報に指定され
たPHS通信端末をによって、前記PB信号に示された
前記網制御装置と前記センタ装置との回線を確立するこ
とを特徴としたものである。
【0011】請求項5の発明は、センタ装置と、該セン
タ装置に公衆回線を介して接続されたPHS基地局と、
PHS通信が可能でかつアナログ回線と接続できるアナ
ログ回線インタフェースを備えた複数のPHS通信端末
と、該複数のPHS通信端末と前記PHS基地局との通
信を中継する中継用PHS通信装置と、各前記PHS通
信端末のアナログインタフェースに対し、各前記PHS
通信端末ごとに1または複数接続された網制御装置と、
該網制御装置のそれぞれに接続されたメータとにより構
成され、前記センタ装置と前記網制御装置との間で回線
を確立して、前記メータの検針値等のデータの送受信を
行うメータ検針システムにおいて、前記センタ装置は、
前記網制御装置の識別情報を示すPB信号と、通信先の
前記PHS通信端末を指定する指定情報とを含む発呼デ
ータを生成して送信し、前記中継用PHS通信装置によ
って中継された前記発呼データを受信した前記PHS通
信端末のうち、前記指定情報に指定されたPHS通信端
末によって、前記PB信号に示された前記網制御装置と
前記センタ装置との回線を確立することを特徴としたも
のである。
【0012】請求項6の発明は、センタ装置と、該セン
タ装置に公衆回線を介して接続されたPHS基地局と、
PHS通信が可能でかつアナログ回線と接続できるアナ
ログ回線インタフェースを備えた複数のPHS通信端末
と、該複数のPHS通信端末と前記PHS基地局との通
信を中継する中継用PHS通信装置と、各前記PHS通
信端末のアナログインタフェースに対し、各前記PHS
通信端末ごとに1または複数接続された網制御装置と、
該網制御装置のそれぞれに接続されたメータとにより構
成され、前記センタ装置と前記網制御装置との間で回線
を確立して、前記メータの検針値等のデータの送受信を
行うメータ検針システムにおいて、前記センタ装置は、
前記PHS通信端末の識別情報と前記網制御装置の識別
情報とを少なくとも付与したサブアドレスデータを含む
発呼データを送信し、前記中継用PHS通信装置によっ
て中継された前記発呼データを受信したPHS通信端末
のうち、前記PHS通信端末の識別情報に指定されたP
HS通信端末は、回線の極性を緩やかに反転させた後、
前記網制御装置の識別情報に基づいてノーリンギング方
式の呼出信号を送信し、前記呼出信号を受信した前記網
制御装置は、該呼出信号の識別番号が自身の識別番号で
ある場合に、応答信号を前記PHS通信端末に対して送
信し、該PHS通信端末は、受信した応答信号に応じて
前記自動検針センタと前記網制御装置との回線を確立す
ることを特徴としたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、集合住宅の各部屋に設
置された各種メータの検針を通信回線を用いて自動的に
行う集中監視システムであって、通信回線にはPHSを
用いて、集合住宅にPHS端末を設置し、このPHS端
末に複数のノーリンギング方式の網制御装置を接続し、
網制御装置の着信はノーリンガ方式で行うようにしたも
ので、自動検針センタから各戸の網制御装置を発呼して
通信を開始する際に、自動検針センタは、NRTS(ノ
ーリンギングトランクNRTを制御する接続制御信号)
及び/またはPB信号によるNRSを送信し、またはI
SDNのサブアドレスを使用して、このサブアドレスに
ノーリンギング情報を付加して送信し、受信側PHS通
信端末が緩やかに極性反転することにより、各戸の網制
御装置がノーリンギング着信して自動検針センタと接続
するシステムである。
【0014】本発明に係わるPHS端末は、PHS回線
網をアナログ通信回線に変換する機能を有し、従来の自
動検針用アナログ通信端末を接続することによって自動
検針センタとデータ通信を行うことができるもので、N
TT一般公衆回線におけるノーリンギングサービスの機
能を用いて、複数のノーリンギング自動検針用アナログ
通信端末との接続、呼び出しが可能となった。
【0015】図1は、本発明のメータ検針システムの一
実施例を説明するためのブロック図で、図中、1は自動
検針センタ、2は公衆網、3はPHSの公衆基地局、4
はPHS端末装置(以下PAUと呼ぶ)、51,52,
53はそれぞれノーリンギング方式の網制御装置(以下
NCUと呼ぶ)、61,62,63は集合住宅各戸のメ
ータである。PAU4は、自動検針センタ1からの着信
を受け、配下に接続されたNCUの一つを呼び出す機能
を有する。
【0016】PAU4は、一般の2線式アナログ電話端
末を収容するためのインターフェース回路として備えら
れたアナログ回線部により、NCUに対する呼出,応
答,切断の機能を有し、複数のノーリンギング方式のN
CUを接続することができる。複数のNCUは直列に配
されていて、例えば、各NCUは、通知されたPB信号
に自身の識別番号が該当するかどうか判断し、該当しな
い場合は、直列の下位のNCUにそのPB信号を転送す
るようにし、通知されたPB信号に該当するNCUがA
NS信号を返信する。また他の構成例として、直列に配
した全てのNCUが上記のPB信号を順に受け取って、
識別番号が該当したNCUのみがANS信号を返信する
ように構成してもよい。
【0017】(実施例1)本実施例のシステムは、PA
U4にNRTの機能を持たせ、自動検針センタにてNR
TSと、NCUを特定するためのPB信号によるNRS
とを生成して送信することを特徴とするもので、自動検
針センタ側では、従来のNR専用モデムを介して通信を
行う。PHS回線を介して、自動検針センタから第1ダ
イヤルのNRTSと第2ダイヤルのPB信号を受信した
PAU4は、緩リバースによる極性反転を行って、NR
Sを生成し、NCUに送出する。
【0018】図2は、本発明によるメータ検針システム
の第1の実施例における動作を示すシーケンスチャート
で、検針センタからNCU/メータへ着信させ、メータ
の検針データを自動検針センタに吸い上げる流れの一例
を示すものである。
【0019】自動検針センタからは、PAU加入者番号
を送信する。このPAU加入者番号を受信したPHS/
公衆基地局は、SETUP信号をPAUに送信し、これ
を受けたPAUがCALL PROCとCONNによる
応答返信して、自動検針センタとPAUとの通話路が閉
成される。
【0020】自動検針センタでは、第1ダイヤルとして
NRTS(2765Hz)を送信し、PAUからはSD
R(1710Hz)が返信される。そして自動検針セン
タからは、第2ダイヤルとしてNRTSを送信する。
【0021】NRTSを受信したPAUでは、緩リバー
スによる極性反転を行って、PB信号によるNRSを生
成してNCUに送信する。そしてそのPB信号に該当す
るNCUからのANSとしてPB音による「#」が公衆
基地局に返信され、PHS/公衆基地局はこのANS信
号をトリガとして自動検針センタとの通話パスを設定
し、これにより自動検針センタとNCU/メータとの間
の通信が可能になる。
【0022】またメータの検針データの伝送が終了する
と、自動検針センタから復旧処理を行う。PAU(子
機)はDISC信号を受信すると、NCUに対して極性
復旧信号を送り、NCU側の通話パス切断を要求し、通
信が終了する。
【0023】なお、回線を確立した後の、検針値データ
の伝送については、従来のシーケンスを用いて運用する
ことができる。例えば、回線確立後に、自動検針センタ
より検針値読み出しのコマンドを送出し、このコマンド
を受けたNCUがメータから検針値を読み出してセンタ
装置に送信するように制御する。
【0024】(実施例2)本実施例のシステムは、自動
検針センタとPAUとの間で通話路を閉成した後、自動
検針センタでPB信号によるNRSを生成してPAUに
送信することを特徴とするもので、既設のセンタのアプ
リケーションプログラムを一部変更して実行される。本
実施例において、PHS回線を介して、自動検針センタ
から第1ダイヤルのPB信号を受信したPAU4は、緩
リバースを行って、受信したPB信号をNCUに送出す
る。
【0025】図3は、本発明によるメータ検針システム
の第2の実施例における動作を示すシーケンスチャート
で、検針センタからNCU/メータへ着信させ、メータ
の検針データを自動検針センタに吸い上げる流れの一例
を示すものである。
【0026】自動検針センタからは、PAU加入者番号
を送信する。このPAU加入者番号を受けたPHS/公
衆基地局は、SETUP信号をPAUに送信し、これを
受けたPAUがCALL PROCとCONNによる応
答返信して、自動検針センタとPAUとの通話路が閉成
される。
【0027】次いで自動検針センタでは、第1ダイヤル
としてノーリンギング方式の呼び出し信号であるNRS
(PB信号)を送信し、これを受けたPAUは、緩リバ
ースによる極性反転を行い、受信したPB信号をNCU
に向けて送信する。PB信号に該当するNCUがあれ
ば、ANS信号としてPB音による「#」がPHS/公
衆基地局に返る。この公衆基地局はこのANS信号をト
リガとして自動検針センタとの通話パスを設定し、これ
により自動検針センタとメータとの間の通信が可能にな
る。
【0028】なお、回線を確立した後の、検針値データ
の伝送については、従来のシーケンスを用いて運用する
ことができる。例えば、回線確立後に、センタ装置より
検針値読み出しのコマンドを送出し、このコマンドを受
けたNCUがメータから検針値を読み出してセンタ装置
に送信するように制御する。
【0029】上述した各実施例において、本発明が適用
されるシステムは、基本的に双方向通信が可能であり、
センタ装置側からメータの検針値データを読み出す処理
の他、メータ側からセンタ装置を呼び出して、例えばセ
キュリティ情報や管理情報などをセンタ装置に通知する
処理も実行できる。メータ側からセンタ装置を呼び出す
場合には、それぞれのNCUによる発呼データに基づい
て、PHS通信端末がセンタ装置を呼び出して回線を確
立する。
【0030】(実施例3)図4は、本発明のメータ検針
システムにおける第3の実施例を説明するための図で、
図中、9は中継PAU、41、42は子機PAUで、各
子機PAUには、図1のシステムにおけるPAU4と同
様に、複数のNCU51〜56及びメータ61〜66が
図示するごとくに接続される。
【0031】本実施例のシステムは、中継PAU9を有
し、この中継PAU9が、複数の子機PAU41,42
との通信を行う。すなわち、中継PAU9が、自動検針
センタ1からの呼出信号を中継して、自動検針センタ1
にて選択された子機PAUと自動検針センタとの間で通
話路を閉成して、上記各実施例のごとくの自動検針を実
施する。この中継PAU9と各子機PAU41,42と
の間では、自営通信網が形成される。
【0032】自動検針センタ1と、各NCU51〜56
の通話路閉成までのプロセスは、上記の実施例1及び実
施例2のように、自動検針センタからNRTS及び/ま
たはPB信号によるNRSを送信し、またこのとき同時
に子機PAUを指定する情報を付与し、指定された子機
PAUが緩やかに極性反転することにより、各戸のNC
Uがノーリンギング着信して自動検針センタと接続する
ようにしてもよい。
【0033】また上記の中継PAUを用いたシステムの
他の接続シーケンスとして、ISDNのサブアドレスを
利用した例について以下に説明する。自動検針センタか
ら各戸のNCUを発呼して通信を開始する際、中継PA
Uの着番号に着サブアドレスを付加し、この着サブアド
レスにノーリンギングの選択情報、子機PAUの識別情
報、NCUの識別情報(NRS)を付与して送信し、中
継PAU4が中継して、子機PAUに対してサブアドレ
ス情報を送信する。指定された子機PAUは、受信した
サブアドレス情報に基づいて緩やかな極性反転を行っ
て、接続されているNCUに対してNRSのPB信号を
送信する。そしてPB信号に該当するNCUが応答を返
信することにより、自動監視センタとNCUとの通話路
が閉成される。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、ノーリンギング方式の
網制御装置に接続したメータの遠隔検針を、PHSの無
線回線を用いることで自動的に行うことができる。これ
により、集合住宅の各戸毎に専用の通信回線を設置する
必要がなくなることから、集合住宅等における自動検針
の効率化、費用削減を実現でき、また無線回線であるた
めに設置工事期間を短縮でき、維持のメンテナンスを大
幅に低減することができる。またデジタル回線契約やC
ATVなどのアナログ回線契約以外の住戸においても遠
隔の自動検針システムを適用でき、集合住宅各戸の電話
回線契約事情によらず、安定した自動検針システムを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のメータ検針システムの一実施例を説
明するためのブロック図である。
【図2】 本発明によるメータ検針システムの第1の実
施例における動作を示すシーケンスチャートである。
【図3】 本発明によるメータ検針システムの第2の実
施例における動作を示すシーケンスチャートである。
【図4】 本発明のメータ検針システムにおける第3の
実施例を説明するための図である。
【図5】 従来のメータ検針システムの構成例を説明す
るためのブロック図である。
【符号の説明】
1…自動検針センタ、2…公衆網、3…PHSの公衆基
地局、4…PHS端末(PAU)、21,22…電話
局、23…ノーリンギングトランク、51,52,53
…網制御装置(NCU)、61,62,63…メータ、
71…マスタNCU、72…スレーブNCU、80…電
話機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F073 AA07 AA08 AA09 AB01 AB02 BB09 BB20 CC12 DD02 DE13 GG01 GG07 5K048 AA01 AA05 BA36 CA08 DA02 DB01 DC01 DC07 EA11 EB10 FB09 FC01 HA01 HA02 HA03 HA05 HA07 5K101 KK12 LL03 LL12 MM04 MM06 MM07 RR12 RR24 SS06 SS07 TT01 UU01 UU03 UU06 UU13 UU16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタ装置と、該センタ装置に公衆回線
    を介して接続されたPHS基地局と、該PHS基地局と
    の間でPHS通信が可能でかつアナログ回線と接続でき
    るアナログ回線インタフェースを備えたPHS通信端末
    と、該PHS通信端末の前記アナログインタフェースに
    接続された1または複数の網制御装置と、該網制御装置
    のそれぞれに接続されたメータとにより構成され、前記
    センタ装置と前記網制御装置との間で回線を確立して、
    前記メータの検針値等のデータの送受信を行うメータ検
    針システムにおいて、前記センタ装置は、ノーリンギン
    グトランクを制御するための制御信号であるNRTS
    と、前記網制御装置の識別情報を示すPB信号とを生成
    して送信する手段を有し、前記PHS通信端末は、前記
    NRTSと前記PB信号とを受信した際に、該NRTS
    に応じて緩やかな極性反転を行って、受信した前記PB
    信号を前記網制御装置に送信する手段を有し、前記PB
    信号の識別番号に該当する網制御装置が前記センタ装置
    との回線をノーリンギング着信によって確立することに
    より、前記自動検針センタによるメータの自動検針を実
    行することを特徴とするメータ検針システム。
  2. 【請求項2】 センタ装置と、該センタ装置に公衆回線
    を介して接続されたPHS基地局と、該PHS基地局と
    の間でPHS通信が可能でかつアナログ回線と接続でき
    るアナログ回線インタフェースを備えたPHS通信端末
    と、該PHS通信端末の前記アナログインタフェースに
    接続された1または複数の網制御装置と、該網制御装置
    のそれぞれに接続されたメータとにより構成され、前記
    センタ装置と前記網制御装置との間で回線を確立して、
    前記メータの検針値等のデータの送受信を行うメータ検
    針システムにおいて、前記センタ装置は、前記網制御装
    置の識別情報を示すPB信号を生成して送信する手段を
    有し、前記PHS通信端末は、前記PB信号を受信した
    際に、該PB信号に応じて緩やかな極性反転を行って、
    受信した前記PB信号を前記網制御装置に送信する手段
    を有し、前記PB信号の識別番号に該当する網制御装置
    が前記センタ装置との回線をノーリンギング着信によっ
    て確立することにより、前記自動検針センタによるメー
    タの自動検針を実行することを特徴とするメータ検針シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のメータ検針システムに
    おいて、前記網制御装置は、複数直列に接続され、前記
    PB信号を受信した前記網制御装置は、該PB信号の識
    別番号が自身の識別番号であることを判別した場合に応
    答信号を送信し、前記PHS通信端末は、受信した応答
    信号に応じて前記センタ装置との回線を確立することを
    特徴とするメータ検針システム。
  4. 【請求項4】 センタ装置と、該センタ装置に公衆回線
    を介して接続されたPHS基地局と、PHS通信が可能
    でかつアナログ回線と接続できるアナログ回線インタフ
    ェースを備えた複数のPHS通信端末と、該複数のPH
    S通信端末と前記PHS基地局との通信を中継する中継
    用PHS通信装置と、各前記PHS通信端末のアナログ
    インタフェースに対し、各前記PHS通信端末ごとに1
    または複数接続された網制御装置と、該網制御装置のそ
    れぞれに接続されたメータとにより構成され、前記セン
    タ装置と前記網制御装置との間で回線を確立して、前記
    メータの検針値等のデータの送受信を行うメータ検針シ
    ステムにおいて、前記センタ装置は、ノーリンギングト
    ランクを制御するための制御信号であるNRTSと、前
    記網制御装置の識別情報を示すPB信号と、通信先の前
    記PHS通信端末を指定する指定情報とを含む発呼デー
    タを生成して送信し、前記中継用PHS通信装置によっ
    て中継された前記発呼データを受信した前記PHS通信
    端末のうち、前記指定情報に指定されたPHS通信端末
    によって、前記PB信号に示された前記網制御装置と前
    記センタ装置との回線を確立することを特徴とするメー
    タ検針システム。
  5. 【請求項5】 センタ装置と、該センタ装置に公衆回線
    を介して接続されたPHS基地局と、PHS通信が可能
    でかつアナログ回線と接続できるアナログ回線インタフ
    ェースを備えた複数のPHS通信端末と、該複数のPH
    S通信端末と前記PHS基地局との通信を中継する中継
    用PHS通信装置と、各前記PHS通信端末のアナログ
    インタフェースに対し、各前記PHS通信端末ごとに1
    または複数接続された網制御装置と、該網制御装置のそ
    れぞれに接続されたメータとにより構成され、前記セン
    タ装置と前記網制御装置との間で回線を確立して、前記
    メータの検針値等のデータの送受信を行うメータ検針シ
    ステムにおいて、前記センタ装置は、前記網制御装置の
    識別情報を示すPB信号と、通信先の前記PHS通信端
    末を指定する指定情報とを含む発呼データを生成して送
    信し、前記中継用PHS通信装置によって中継された前
    記発呼データを受信した前記PHS通信端末のうち、前
    記指定情報に指定されたPHS通信端末によって、前記
    PB信号に示された前記網制御装置と前記センタ装置と
    の回線を確立することを特徴とするメータ検針システ
    ム。
  6. 【請求項6】 センタ装置と、該センタ装置に公衆回線
    を介して接続されたPHS基地局と、PHS通信が可能
    でかつアナログ回線と接続できるアナログ回線インタフ
    ェースを備えた複数のPHS通信端末と、該複数のPH
    S通信端末と前記PHS基地局との通信を中継する中継
    用PHS通信装置と、各前記PHS通信端末のアナログ
    インタフェースに対し、各前記PHS通信端末ごとに1
    または複数接続された網制御装置と、該網制御装置のそ
    れぞれに接続されたメータとにより構成され、前記セン
    タ装置と前記網制御装置との間で回線を確立して、前記
    メータの検針値等のデータの送受信を行うメータ検針シ
    ステムにおいて、前記センタ装置は、前記PHS通信端
    末の識別情報と前記網制御装置の識別情報とを少なくと
    も付与したサブアドレスデータを含む発呼データを送信
    し、前記中継用PHS通信装置によって中継された前記
    発呼データを受信したPHS通信端末のうち、前記PH
    S通信端末の識別情報に指定されたPHS通信端末は、
    回線の極性を緩やかに反転させた後、前記網制御装置の
    識別情報に基づいてノーリンギング方式の呼出信号を送
    信し、前記呼出信号を受信した前記網制御装置は、該呼
    出信号の識別番号が自身の識別番号である場合に、応答
    信号を前記PHS通信端末に対して送信し、該PHS通
    信端末は、受信した応答信号に応じて前記自動検針セン
    タと前記網制御装置との回線を確立することを特徴とす
    るメータ検針システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014103487A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Eibitsuto:Kk 計測情報の集中管理システム
CN114169111A (zh) * 2022-02-11 2022-03-11 杭州杰牌传动科技有限公司 一种交互性的减速机个性化配置系统及方法

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