JP7242384B2 - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1のインターホンシステムでは、IP変換アダプタ、ゲートウェイを備えて、インターホン子機は、IP変換アダプタ、ゲートウェイ、公衆IP通信網、携帯電話網を介して居住者が携行する携帯端末と通信を行い通話を可能とした。
そのため、携帯端末を持たない世帯にとっては、留守にした場合の転送設定ができず使い勝手の悪いものであった。
加えて、集合玄関機や居室親機等のインターホン機器は電話番号を持っていないため、携帯端末或いは固定電話に対して呼び出しを転送可能としても、現状の構成ではこれら外部端末からリダイヤル操作ができず、再呼び出しを待つしか無かった。
この構成によれば、インターホン機器から携帯端末或いは固定電話に呼出信号を送信でき、これらの機器との間で通話路を形成できるため、呼出先の住戸が留守であっても、他の場所から呼び出しに対して応答でき利便性が良い。特に、固定電話からでも呼び出しを受けて応答できるため、居住者が携帯端末を持たなくても或いは携帯端末が通信可能状態に無くても外部から応答でき汎用性がある。
更に、ゲートウェイアダプタがSIMカードを内蔵することで、ゲートウェイアダプタを電話端末の如く作用させることができ、外部端末からリダイヤル操作してインターホン機器との間で通話路を形成でき、使い勝手が良い。
この構成によれば、呼出信号送信元のインターホン機器の情報をゲートウェイアダプタが記憶していることで、呼出信号を送信して呼び出した外部端末がリダイヤル操作されると、呼出信号送信元のインターホン機器に呼出信号を送信でき、呼び出すことができる。
よって、携帯端末或いは固定電話からリダイヤル操作でインターホン機器を呼び出すことができ、利便性が良い。
この構成によれば、一部のインターホン機器、例えば集合玄関機へのリダイヤル操作による呼び出しは、例えば管理室親機に呼出信号が転送されるよう操作される。そのため、応答者が期待できない機器からの呼び出しを受けた場合、リダイヤル操作による呼び出しは応答可能な機器に転送されるため、利便性が良い。
この構成によれば、呼び出しを受けてから例えば5分以内等に呼び出しを受けた直後であれば、例えば集合玄関機からの呼び出しであっても外部端末の操作で通話路を形成することができる。よって、来訪者からの呼び出しが終了しても、直後なら外部端末から応答でき、利便性が良い。
この構成によれば、外部端末を呼び出したインターホン機器が何であっても、外部端末からリダイヤル操作された場合は、管理室親機等の特定のインターホン機器に呼出信号が送信される。そのため、呼出信号を送信した外部端末からリダイヤル操作が可能であっても、リダイヤル先が固定されるため、セキュリティを維持できる。
更に、ゲートウェイアダプタがSIMカードを内蔵することで、ゲートウェイアダプタを電話端末の如く作用させることができ、外部端末からのリダイヤル操作してインターホン機器との間で通話路を形成でき、使い勝手が良い。
尚、外部ネットワークNは、主に固定電話6との通信で使用される通信ネットワークN1と、主に携帯端末5との通信で使用されるインターネット網N2とを有して構成されている。
そして、管理室親機3も集合玄関機1と同様に、住戸番号と居室親機のIPアドレスを関連付けたチャートを記憶した呼出情報登録部を備えているし、玄関子機4は住戸内の居室親機2のIPアドレス情報を所持し、居室親機2は呼出可能な管理室親機3のIPアドレス情報を所持している。
尚、無線通信部93aは3G/LTEにより構成されているが、4G、VoLTE、更には5G等の通信方式を使用しても良い。何れも公知の通信方式である。
尚、SIMカード94は、携帯電話番号を識別するための番号であるIMSI(International Mobile Subscriber Identity)番号を格納したカードである。
呼出信号情報記憶部92は、インターホン機器から外部端末7に呼出信号が送信される際に、呼出信号送信元のインターホン機器のIPアドレス等の情報と、呼出先の外部端末7の情報が読み取られて記憶される。
この呼出動作、通話路の形成動作は、玄関子機4と居室親機2の間、居室親機2と管理室親機3の間も同様であり、玄関子機4が呼出操作されると居室親機2が呼び出され、応答操作を受けて通話路が形成される。また、管理室親機3から住戸が選択されて呼出操作されると、対応する居室親機2が呼び出される。
尚、転送先は住戸毎に設定されており、GWアダプタ9が記憶している。
呼出信号は、外部通信部93の無線通信部93aからインターネット網N2を介して携帯端末5に送信され、通信ネットワークN1を介して電話回線により固定電話6に送信される。
GWアダプタ9は、呼出信号情報記憶部92に呼出信号から読み取った呼出信号送信元の情報を記憶している。例えば、管理室親機3からの呼び出しであれば、それを呼出信号情報記憶部92が記憶し、呼び出しを受けた携帯端末5からリダイヤル操作されると、記憶している着信履歴を基に、管理室親機3に呼出信号が送信される。
集合玄関機1や玄関子機4は、呼出可能としてもリダイヤル操作時には応答者がいないと考えられるし、集合玄関機1などの公共場所に設置された機器に着信させることはセキュリティの面から好ましくない場合もあるので、その端末を除外する設定となっている。
こうして一部のインターホン機器へのリダイヤル操作による呼び出しは管理室親機3に呼出信号が送信されるため、応答者のいない機器からの呼び出しを受けたリダイヤル操作であっても、応答可能な機器が呼び出されるため、利便性が良い。
また、パケット通信と電話番号の双方を使用して外部端末7と通信することで、インターホン機器と携帯端末5及び固定電話6の双方と通信を実施できるし、GWアダプタ9がSIMカード94を内蔵することで外部端末7からのリダイヤル操作も可能となり、利便性が良い。
更に、呼び出しを受けた携帯端末5或いは固定電話6からリダイヤル操作されたら、リダイヤル先をGWアダプタ9が記憶しているため、呼出信号送信元のインターホン機器に呼出信号を送信して呼び出すことができる。よって、リダイヤル先がインターホン機器であっても外部端末7からリダイヤル操作で呼び出すことができ、利便性が良い。
また、集合玄関機1からの呼出操作に関して説明したが、他のインターホン機器からの呼び出しに関しても同様であり、例えば玄関子機4から呼び出しが成された時に居室親機2が留守設定されていたら、同様に外部端末7に転送される。
更に、居室親機2が留守設定状態にある場合に外部端末7に呼び出しを転送する構成としているが、留守設定の有無に関わらず常時外部端末7にも呼出信号を送信しても良い。
Claims (5)
- 来訪者が居住者を呼び出すために集合住宅のエントランスに設置された集合玄関機と、個々の住戸に設置されて来訪者からの呼び出しに応答するための居室親機と、住戸玄関から居住者を呼び出すための玄関子機と、居住者と通話するために管理人室に設置された管理室親機とを有し、これらインターホン機器は互いにIPプロトコルにより通信を実施する集合住宅インターホンシステムであって、
ゲートウェイの機能を備えると共に、住戸番号に関連付けられた携帯端末及び固定電話のうち少なくとも固定電話からなる外部端末の情報を記憶する外部端末情報記憶部と、電話番号を具備するSIMカードと、外部ネットワークに接続する外部通信部とを備えたゲートウェイアダプタを有し、
前記インターホン機器から他のインターホン機器を呼び出す呼出信号は、呼出先住戸情報に加えて前記ゲートウェイアダプタのIPアドレスを具備し、
前記インターホン機器から前記他のインターホン機器に前記呼出信号が送信されると、前記呼出信号が前記ゲートウェイアダプタに転送され、
前記呼出信号を受信した前記ゲートウェイアダプタは、呼出先住戸に関連付けられた外部端末が前記外部端末情報記憶部に登録されていたら、当該外部端末に前記外部ネットワークを介して電話回線による呼び出しを実施し、
呼出先の前記外部端末から応答操作を受けたら、当該外部端末と呼出信号送信元の前記インターホン機器との間で通話路を形成することを特徴とする集合住宅インターホンシステム。 - 前記ゲートウェイアダプタは、前記外部端末を呼び出す際に呼出信号送信元の前記インターホン機器の情報を記憶する呼出信号情報記憶部を有すると共に、前記外部端末からの着信履歴を元にしたリダイヤル操作を制御するリダイヤル操作制御部とを有し、
前記リダイヤル操作制御部は、前記外部端末からリダイヤル操作が成されたら、前記呼出信号情報記憶部を参照して、呼出信号送信元の前記インターホン機器に呼出信号を送信して呼び出しを実施することを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。 - 前記リダイヤル操作制御部は、前記外部端末から特定の前記インターホン機器に対して前記リダイヤル操作による呼び出しがなされても、少なくとも一部のインターホン機器に対する呼び出しについては、特定のインターホン機器に呼び出しを転送操作すること特徴とする請求項2記載の集合住宅インターホンシステム。
- 前記呼出信号情報記憶部に記憶された呼出信号送信元への呼び出しは有効時間が設定されており、
前記リダイヤル操作制御部は、前記有効時間が経過してから成された前記外部端末からのリダイヤル操作による呼び出しを、一律特定の前記インターホン機器に転送操作することを特徴とする請求項2記載の集合住宅インターホンシステム。 - 前記ゲートウェイアダプタは、前記外部端末からのリダイヤル操作を制御するリダイヤル操作制御部を有し、
前記リダイヤル操作制御部は、前記外部端末から着信履歴を元にしたリダイヤル操作が成されたら、呼出信号送信元のインターホン機器に依らず特定のインターホン機器に呼出信号を転送することを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。
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JP2020167558A JP2020167558A (ja) | 2020-10-08 |
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JP2007124139A (ja) | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Matsushita Electric Works Ltd | 集合住宅のインターホン電話呼出通話連携システム |
JP2010178072A (ja) | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 集合住宅用インターホンシステム |
JP2016537927A (ja) | 2013-10-04 | 2016-12-01 | ミンソ リ,ソル | 無線ネットワークをプログラムし、制御しかつモニタするシステム及び方法 |
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2019
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