JP2001351405A - 照明灯および照明方法 - Google Patents

照明灯および照明方法

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JP2001351405A
JP2001351405A JP2000173321A JP2000173321A JP2001351405A JP 2001351405 A JP2001351405 A JP 2001351405A JP 2000173321 A JP2000173321 A JP 2000173321A JP 2000173321 A JP2000173321 A JP 2000173321A JP 2001351405 A JP2001351405 A JP 2001351405A
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Kunihiko Takuma
邦彦 詫摩
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Koito Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V11/00Screens not covered by groups F21V1/00, F21V3/00, F21V7/00 or F21V9/00
    • F21V11/08Screens not covered by groups F21V1/00, F21V3/00, F21V7/00 or F21V9/00 using diaphragms containing one or more apertures
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21WINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO USES OR APPLICATIONS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS
    • F21W2131/00Use or application of lighting devices or systems not provided for in codes F21W2102/00-F21W2121/00
    • F21W2131/10Outdoor lighting
    • F21W2131/103Outdoor lighting of streets or roads

Abstract

(57)【要約】 【課題】 照度の低下を抑制しつつ、漏れ光を小さくす
る。 【解決手段】 略上方向に光L1を放出する投光器20
と、この投光器20の上方位置に配設されて光L1を照
射面60へ反射する反射鏡40とを備え、投光器20
は、光源から放射される光を制限して反射鏡40のみに
照射させる光路制限手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漏れ光が少ない照
明灯および照明方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、屋外の照明では、光源と、反射鏡
またはグローブとから構成された照明灯が使用されてい
る。このような照明灯から放射された光は拡散するの
で、配光上どうしても多少の漏れ光が生ずる。ここでい
う漏れ光とは、所望の範囲(例えば道路)以外の場所に
照射される光のことである。この漏れ光は、空に放射さ
れれば天体観測などの光害を生じ、畑・田圃・海・川・
民家などに照射されれば障害光となる。したがって、場
所により漏れ光の発生が非常に厳しく制限される場合が
ある。従来は、漏れ光対策として、照明灯にルーバおよ
びフードなどの遮光板を取り付けて、漏れ光をカットす
るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような遮
光板を取り付けると、漏れ光だけでなく、所望の範囲に
照射されるべき光までカットされてしまう。例えば、ル
ーバを取り付けると、道路の照度が30〜40%程度低
下してしまう。つまり、従来の技術では、漏れ光を小さ
くするために、照明範囲の照度を犠牲にしなければなら
なかった。本発明はこのような課題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、照度の低下を抑制しつ
つ、漏れ光を小さくすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による照明灯は、光を放出する投光器
と、投光器からの光を照射面へ反射する反射鏡とを備
え、投光器は、光源と、この光源から放射される光を制
限して反射鏡のみに光を照射させる光路制限手段とを有
することによって特徴づけられる。ここで、反射鏡は、
投光器の上方位置に配設されていてもよい。また、投光
器の光路制限手段は、光源と反射鏡との間に設けられ、
光通過用の開口部を有するマスクであってもよい。投光
器の光路制限手段は、さらに、マスクの開口部の周縁に
設けられ、光源からの光を遮蔽して開口部の有効開口を
調整する調整手段を有していてもよい。
【0005】また、反射鏡は、照射面の所望の範囲に反
射光が配光される曲率で形成された曲面を有するように
するとよい。また、反射鏡の曲面は、複数の鏡片で構成
されてもよい。また、投光器を所定の高さに支持する支
柱を更に備えるようにしてもよい。投光器は、さらに、
光源からの光を有色にする着色フィルタを有していても
よい。
【0006】また、本発明による照明方法は、上記の照
明灯を用いて、隣接する照明灯の照射範囲が1/2以上
ずつ重なるようにして道路を照明することによって特徴
づけられる。また、本発明による照明方法は、上記照明
灯を用いて、各照明灯の照射範囲が重なるようにして競
技場または広場を照明することによって特徴づけられ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
一実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明による
照明灯が道路照明に使用された形態の全体構成を示す斜
視図である。また、図2は、図1に示した照明灯を道路
横断方向からみた正面図である。また、図3は、図1に
示した照明灯を車両進行方向からみた側面図である。図
1〜図3に示されるように、この照明灯は、支柱11
と、2本の支持棒12A,12Bと、投光器20と、光
学反射鏡40とから構成される。
【0008】支柱11は道路60の歩道部62Aに立設
されている。2本の支持棒12A,12Bは、この支柱
11上部から上方にのびている。支持棒12A,12B
のそれぞれの基部は、支柱11上部を挟むように固定さ
れている。支持棒12A,12B間の距離は、基部から
先端部に向かうにしたがって徐々に広がってゆく。した
がって、道路横断方向からみたときの支柱11および支
持棒12A,12Bからなる形状は、Y字状をしてい
る。投光器20は、支柱11の車道部61側の側面上部
に取り付けられている。この投光器20は光L1を放出
する開口部(21A:図4参照)を有しており、この開
口部(21A)が上側を向くように取り付けられる。し
たがって、投光器20からは略上方向に光L1が放出さ
れる。
【0009】光学反射鏡40は、2本の支持棒12A,
12Bの先端部の間に固設されている。反射鏡40は支
持棒12A,12Bに支持されることで、投光器20の
上方位置に配設される。反射鏡40は、投光器20から
の光L1を、照射面である道路60へ反射するものであ
る。反射鏡40は、道路60の所望の範囲(照射範囲5
0)に反射光L2が照射されるように形成された曲面を
有している。図2に示すように、車両進行方向には支柱
11を軸に左右対称に配光するので、反射鏡40の曲面
形状も左右対称となっている。一方、図3に示すよう
に、道路横断方向では、道路60の歩道部62A側より
も車道部61側(車道部61+歩道部62B)の方が照
射範囲が広くなるので、反射鏡40の曲面形状は左右対
称とはなっていない。ただし、反射鏡40がこのような
曲面形状をしていなくても、道路60上の照射範囲50
に反射光L2が反射されるようにすることができる。
【0010】なお、図1に示した照明灯は本発明の一構
成例であり、本発明はこの構成に限定されるものではな
い。例えば支持棒は反射鏡40を支持できればよく、そ
の本数は1本でも3本以上でもよい。また、反射鏡40
の取付位置は、支持棒12A,12Bの間でなくてもよ
い。また、反射鏡40は投光器20の上方位置に限らな
い相対位置に配設されればよい。また、投光器20は、
メンテナンスの観点から、支柱11の歩道部62A側に
取り付けられる場合がある。この場合、投光器20の設
置高Hは、歩道の建築限界以上、すなわち地上(投光器
20の直下の面)から2.5m以上とするとよい。この
高さに投光器20を配設すれば、投光器20が通行の妨
げにならず、また通行人が投光器20を容易に触ること
もできないので、通行人によって投光器20が壊される
虞が少ない。また、投光器20の設置高Hは、脚立で投
光器20をメンテンナンスできる高さにしておくことが
好ましい。また、高速道路など通行人のいない道路を照
明する場合には、投光器20を地上に配置してもよい。
【0011】次に、投光器20の構成を更に詳しく説明
する。図4は、投光器20の図2におけるIV−IV′線方
向の断面図である。箱形のケース本体21の上面には、
ケース本体21の内部に設けられた光源22から放射さ
れた光を外部に放出するための開口部21Aが形成され
ている。このケース本体21には、投光器20を図1に
示した支柱11に取り付けるための取付ブラケット31
が装着されている。
【0012】一方、ケース本体21の内部の底面中央部
には、光源22を装着するソケット23が固設されてい
る。光源22は棒状のランプであり、ケース本体21の
軸方向と一致するように配置される。棒状のランプをこ
のように配置するすれば、幅方向のスペースをとらずす
む。棒状のランプとしては、例えばメタルハライドラン
プまたは高圧ナトリウムランプなどを使用できる。な
お、光源22として両金口タイプランプを用いる場合に
は、光源22はケース本体21の軸方向に対して直交す
る方向に配置される。また、光源22は、反射鏡24に
より下端から上方へ向かって囲まれる状態で、ソケット
23に装着される。反射鏡24は、お椀形に成形されて
おり、その内側面にミラー加工が施されている。この反
射鏡24は、光源22の放射光を開口部21A側へ集中
させると共に、均一化させる機能を有する。
【0013】また、ケース本体21の内部には、光源2
2の上方位置(すなわち、光源22と外部の光学反射鏡
40との間の位置)にマスク25が設けられている。こ
のマスク25の中央部には、光通過用の開口部25Aが
矩形状に形成されている。なお、この照明灯は後述する
ように競技場または広場の照明にも使用可能であるの
で、競技場または広場における照射範囲の形状に応じて
マスク25の開口部25Aの形状を設計してよい。マス
ク25の開口部25Aの周縁には調整手段26が設けら
れている。この調整手段26は、光源22からの光を遮
蔽して、開口部25Aの有効開口26Xを調整するもの
である。ここで言う有効開口26Xとは、光源22から
の光が通過できる領域のことである。以上のマスク25
と調整手段26とにより、光源22から放射される光を
制限して、投光器20から放出される光L1を反射鏡4
0のみに照射させる光路制限手段が構成される。
【0014】また、ケース本体21の内部には、マスク
25の開口部25Aの上方位置にフォーカスレンズ29
が設けられている。さらに、ケース本体21の開口部2
1Aにズームレンズ30が取り付けられている。フォー
カスレンズ29は、主として投光器20外部の反射鏡4
0に対するピントを合わせるためのものである。ズーム
レンズ30は、開口部25Aの有効開口26Xを通過し
てきた光を反射鏡40に拡大投影するためのものであ
る。これらのレンズ29,30の組合わせにより、投光
の良好な直進性を得ることができる。
【0015】次に、図4に示した調整手段26について
更に詳しく説明する。図5は、この調整手段26の一構
成例を示す斜視図である。調整手段26は、矩形状をし
た4枚の遮光板26A,26B,26C,26Dにより
構成される。遮光板26A〜26Dは、開口部25Aの
四辺を囲むように、各辺に1枚ずつ配置される。遮光板
26A〜26Dのそれぞれの長辺の長さは、開口部25
Aの対応する辺の長さよりも大きめに形成される。この
ようにすれば、遮光板26A〜26Dを図5に示すよう
にマスク25の光源22側の面22Bに配置した場合
に、開口部25Aの4つの角で隣接する遮光板どうしが
重なり合う。したがって、隣接する遮光板の間に、光が
漏れる隙間を生じないようにすることができる。
【0016】遮光板26A〜26Dの中央部には、その
短辺と平行にのびるガイド穴27A,27B,27C,
27Dがそれぞれ形成されている。遮光板26A〜26
Dは、ガイド穴27A〜27Dに挿通された締結ネジ2
8A,28B,28C,28Dにより、マスク25に固
定される。開口部25Aの有効開口26Xを調整する際
には、締結ネジ28A〜28Dを緩めた状態で、ガイド
穴27A〜27Dに沿って遮光板26A〜26Dをスラ
イドさせて位置調整を行い、そのあと締結ネジ28A〜
28Dを締結して遮光板26A〜26Dを固定する。な
お、遮光板26A〜26Dを一旦固定した後でも、締結
ネジ28A〜28Dを緩めることにより、遮光板26A
〜26Dの固定位置を何度でも簡単に調整し直すことが
できる。
【0017】次に、図1〜図3に示した照明灯の作用を
説明する。投光器20の内部では、光源22から放射さ
れた光は拡散するが、光の強度が弱い周縁部分は、調整
手段26の遮光板26A〜26Dにより遮られる。言い
換えれば、遮光板26A〜26Dにより規定された有効
開口26Xのみにおいて、光の通過が許される。したが
って、光源22からの光は有効開口26Xの形状に成形
される。有効開口26Xを通過した光は、レンズ29,
30を経由して投光器20の外部に放出され、光L1と
なって光学反射鏡40に照射される。このときの反射鏡
40上の照射範囲の形状は、投光器20の遮光板26A
〜26Dによる有効開口26Xの形状によって決まる。
【0018】投光器20からの光L1は反射鏡40によ
り反射され、反射光L2となって道路60に照射され
る。このときの道路60上の照射範囲50の形状は、反
射鏡40上の光L1の照射範囲の形状と、反射鏡40の
曲面形状とによって決まる。すなわち、投光器20の遮
光板26A〜26Dによる有効開口26Xの形状と、反
射鏡40の曲面形状とによって決まる。しかも、このと
きの道路60上の照射範囲50は、輪郭がくっきりと現
れる。つまり、照射範囲50外に照射される漏れ光は極
めて少ない。これは、投光器20内で、光源22からの
光の周縁部分が、遮光板26A〜26Dを含む光路制限
手段によりカットされたことに基づくものである。した
がって、光路制限手段を有する投光器20と、所定の曲
面を有する反射鏡40を用いることにより、道路60の
所望の範囲のみを照明できる。しかも、光路制限手段に
よりカットされる光量は少ないので、図1に示した照明
灯では、光源22から放射された光を有効に利用でき
る。
【0019】なお、光源を地上に配置して、光源からの
光を反射させた反射光を照明に利用する技術として、例
えば特開平6−203604号公報および実開平7−2
7008号公報記載のものがある。しかし、これらの技
術では反射光が拡散するため、所望の範囲の周囲に漏れ
光が発生してしまう。これに対して、図1に示した照明
灯では、投光器20の光路制限手段により光L1,L2
の拡散が抑制されるので、漏れ光の発生を防止して所望
の範囲のみを照明できる。
【0020】道路60上の照射範囲50を変更する場合
には、投光器20の調整手段26を構成する遮光板26
A〜26Dを動かして、有効開口26Xを調整すればよ
い。また、投光器20からの光L1の照射範囲が反射鏡
40の周囲にまで及んでいる場合にも、投光器20の調
整手段26を同様に調整することにより、反射鏡40の
みに光を照射させることができる。これにより、投光器
20からの光L1が反射鏡40の上方に放射されること
を防止できる。
【0021】次に、光学反射鏡40について更に説明す
る。反射鏡40の曲面は、道路60の所望範囲の全域に
反射光L2が照射されるように形成される。ただし、上
記所望範囲内における配光は、反射鏡40の曲面の曲率
によって変更できる。図6は、ある配光を実現するため
の説明図であり、(a)は光学反射鏡40の断面形状を
拡大して示す図、(b)は配光を矢印で示す図である。
同じく、図7は、他の配光を実現するための説明図であ
り、(a)は光学反射鏡40の断面形状を拡大して示す
図、(b)は配光を矢印で示す図である。
【0022】図6(b)では、投光器20から放出され
た光L1が、反射鏡40により均等に反射される。この
配光では、反射鏡40近傍における反射光L2の照度は
均一である。しかし、反射光L2は距離を進むにつれて
徐々に弱まってゆく。このため、照射面である道路60
近傍における反射光L2の照度は反射鏡40の直下が最
も高く、反射鏡40の直下から離れるにしたがって徐々
に低下してゆく。つまり、道路60近傍における反射光
L2の照度は不均一となる。道路60近傍における反射
光L2の照度を均一にするには、投光器20からの光L
1を直下に反射する部分の曲率を図6(a)に示した反
射鏡40よりも大きくすればよい。図7(a)には、こ
のような曲率を有する反射鏡40Aが示されている。こ
の反射鏡40Aを用いることにより、図7(b)に示す
ように、反射鏡40A直下で反射光L2の照度が低下
し、反射鏡40から離れた領域で照度が上昇するので、
道路60近傍における反射光L2の照度が均一となる。
【0023】図8は、光学反射鏡40の断面図である。
この図には、図1における道路横断方向からみた断面が
示されている。図8(a)に示すように、反射鏡40
は、鏡面を構成する湾曲したアルミ板41と、このアル
ミ板41を補強するための補強部材42とから構成され
る。あるいは、図8(b)に示すように、補強部材42
の下面に沿って多数の鏡片43を接着することにより、
反射鏡40を構成してもよい。以上では、反射鏡40が
凸面鏡で構成される例を示したが、凹面鏡で構成されて
もよい。
【0024】また、図4に示した投光器20において、
ケース本体21内部のマスク25の開口部25Aに、点
線で示すように光源22からの光を有色にする着色フィ
ルタ32を設けてもよい。例えば着色フィルタ32とし
て赤色フィルタを用いた場合、赤色の照明光に「危険」
の意味を与えておくことにより、車両の運転手に注意を
促すことができる。
【0025】次に、図1に示した照明灯を用いた照明方
法を説明する。図9は、図1に示した照明灯の配置を示
す説明図である。この照明灯を用いて道路60を照明す
る場合、複数の照明灯0,1,2,3,4・・・が道路
60に沿って、互いに離間して配置される。このとき、
隣接する照明灯による道路60の照射範囲50が、道な
りに1/2以上ずつ重なるようにするとよい。例えば図
9に示すように、照明灯1の照射範囲51の右半分と、
照明灯2の照射範囲52の左半分とが重なるようにす
る。このようにすることで、照明灯の1つが故障したと
しても、この故障した照明灯が照明すべき範囲は両隣の
照明灯により引き続き照明されるので、円滑な交通が阻
害されることはない。なお、隣接する照明灯の照射範囲
は少なくとも互いに接していればよく、照射範囲の1/
2未満の部分が重なるようにしてもよい。
【0026】以上では、本発明による照明灯が道路照明
に使用された形態を説明したが、この照明灯を競技場や
広場などの屋外照明に使用してもよい。図10は、本発
明による照明灯を競技場の照明に使用した場合の配置を
示す説明図である。テニスコート(1面または2面)ま
たはゲートボール場などの比較的狭い競技場70を照明
する場合、2個の照明灯1,2を競技場の2角(長辺を
挟む2角)に配置する。このとき、照明灯1,2の光度
が小さい場合には、図10に示すように、各照明灯1,
2の照射範囲51,52がほぼ完全に重なるようにして
競技場70を照明するとよい。また、各照明灯1,2が
十分大きな光度を有する場合には、照明灯1の照射範囲
51の端部が照明灯2の照射範囲52の端部と重なるよ
うにすればよい。このように、本発明による照明灯を競
技場70の照明に使用することで、観客席を含む競技場
70の周囲を照らすことなく競技場70のみを照明する
ことができる。なお、本発明による照明灯を屋内照明に
利用することも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による照明
灯は、光源からの光を制限する光路制限手段を有する投
光器と、投光器からの光を照射面へ反射する反射鏡とを
備えたものである。投光器からは光路制限手段によって
所定の形状(例えば光路制限手段の有効開口の形状)に
成形された光が放出されるので、従来と比較して漏れ光
の少ない照明を実現できる。しかも、光路制限手段でカ
ットされる光量は少ないので、光源から放射された光を
有効に利用できる。また、投光器に光路制限手段の有効
開口を調整する調整手段を設けることにより、照射面上
の照射範囲を容易に変更できる。また、反射鏡の曲面を
所定の曲率で形成することにより、照射範囲において所
望の配光を実現できる。
【0028】また、本発明による照明方法は、道路を照
明する場合、上記の照明灯を用いて、隣接する照明灯の
照射範囲が1/2以上ずつ重なるようにして道路を照明
する。これにより、照明灯の1つが故障したとしても、
円滑な交通が阻害されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による照明灯が道路照明に使用された
形態の全体構成を示す斜視図である。
【図2】 図1に示した照明灯を道路横断方向からみた
正面図である。
【図3】 図1に示した照明灯を車両進行方向からみた
側面図である。
【図4】 投光器20の構成を更に詳しく説明する。図
4は、投光器20の図2におけるIV−IV′線方向の断面
図である。
【図5】 調整手段の一構成例を示す斜視図である。
【図6】 ある配光を実現するための説明図である。
【図7】 他の配光を実現するための説明図である。
【図8】 光学反射鏡の断面図である。
【図9】 図1に示した照明灯の配置を示す説明図であ
る。
【図10】 本発明による照明灯を競技場の照明に使用
した場合の配置を示す説明図である。
【符号の説明】
0〜4…照明灯、11…支柱、12A,12B…支持
棒、20…投光器、21,25A…開口部、22…光
源、24…反射鏡、25…マスク、26…調整手段、2
6A〜26D…遮光板、26X…有効開口、27A〜2
7D…ガイド穴、28A〜28D…締結ネジ、29,3
0…レンズ、40,40A…光学反射鏡、41…アルミ
板、42…補強部材、43…鏡片、50,51,52…
照射範囲、L1…投光器の放出光、L2…光学反射鏡に
よる反射光。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を放出する投光器と、 前記投光器からの光を照射面へ反射する反射鏡とを備
    え、 前記投光器は、光源と、この光源から放射される光を制
    限して前記反射鏡のみに光を照射させる光路制限手段と
    を有することを特徴とする照明灯。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の照明灯において、 前記反射鏡は、前記投光器の上方位置に配設されている
    ことを特徴とする照明灯。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の照明灯におい
    て、 前記投光器の光路制限手段は、前記光源と前記反射鏡と
    の間に設けられ、光通過用の開口部を有するマスクであ
    ることを特徴とする照明灯。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の照明灯において、 前記投光器の光路制限手段は、さらに、前記マスクの開
    口部の周縁に設けられ、前記光源からの光を遮蔽して前
    記開口部の有効開口を調整する調整手段を有することを
    特徴とする照明灯。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか1項記載の照明灯
    において、 前記反射鏡は、前記照射面の所望の範囲に反射光が配光
    される曲率で形成された曲面を有することを特徴とする
    照明灯。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の照明灯において、 前記反射鏡の曲面は、複数の鏡片で構成されていること
    を特徴とする照明灯。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6いずれか1項記載の照明灯
    において、 さらに、前記投光器を所定の高さに支持する支柱を備え
    ることを特徴とする照明灯。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7いずれか1項記載の照明灯
    において、 前記投光器は、さらに、前記光源からの光を有色にする
    着色フィルタを有することを特徴とする照明灯。
  9. 【請求項9】 複数の照明灯を互いに離間して配置して
    道路を照らす照明方法において、 前記照明灯として請求項1〜8いずれか1項記載の照明
    灯を用いて、隣接する前記照明灯の照射範囲が1/2以
    上ずつ重なるようにして前記道路を照明することを特徴
    とする照明方法。
  10. 【請求項10】 複数の照明灯を互いに離間して配置し
    て競技場または広場を照らす照明方法において、 前記照明灯として請求項1〜8いずれか1項記載の照明
    灯を用いて、前記各照明灯の照射範囲が重なるようにし
    て前記競技場または広場を照明することを特徴とする照
    明方法。
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