JP2001351356A - 磁気テープカセット - Google Patents

磁気テープカセット

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JP2001351356A
JP2001351356A JP2000173726A JP2000173726A JP2001351356A JP 2001351356 A JP2001351356 A JP 2001351356A JP 2000173726 A JP2000173726 A JP 2000173726A JP 2000173726 A JP2000173726 A JP 2000173726A JP 2001351356 A JP2001351356 A JP 2001351356A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic tape
cassette
positioning
cassette case
tape cassette
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000173726A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Omori
昭三 御守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US10/443,851 priority patent/US6804084B2/en
Pending legal-status Critical Current

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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 削れ粉等の発生を防止でき、安価に製造可能
な磁気テープカセットを提供する。 【解決手段】 磁気テープカセット10は、カセットケ
ース12内に磁気テープを走行可能に保持している。磁
気テープ走行装置に対する当該磁気テープカセット10
の位置決めを行うためにカセットケース12に設けられ
た位置決め部分20,21,22,23が、その位置決
め部分以外のカセットケース12の部分とは異なる樹脂
を使用して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープカセッ
トに関し、詳しくは、位置決めの基準となる箇所に特徴
を有する磁気テープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録媒体として磁気テープカセッ
トが多用されている。磁気テープカセットには、オーデ
ィオ用、ビデオ用、コンピュータ用等、様々な形態があ
る。それら各形態の中でも、アナログ式のものとデジタ
ル式のもの等、様々な種類がある。それらの基本的な構
成は概ね同様であり、カセットケース内に磁気テープを
走行可能に保持している。
【0003】図2は、磁気テープカセットの一例である
VHSビデオカセットの分解斜視図である。磁気テープ
カセット90は、平板に周壁を立設した構成の、上カセ
ットハーフ91と下カセットハーフ92とを備えてい
る。下カセットハーフ92内には、磁気テープTを巻装
した一対のテープリール93が回動自在に支持される。
磁気テープTの終端には、透明なリーダーテープRが接
合されている。テープリール93は、磁気テープTが下
カセットハーフ92の前端に備えられた一対のテープガ
イド94間に架け渡されるように、下カセットハーフ9
2上に配設される。
【0004】下カセットハーフ92と上カセットハーフ
91とを組み合せることでカセットケースが構成され
る。カセットケースの前端には磁気テープTが露呈され
るが、その磁気テープTの前面を覆うように蓋部材であ
るガードパネル95がカセットケースに回動可能に取り
付けられる。下カセットハーフ92の平板の中央部前端
側には、テープ終端検出用の光源が挿入される挿入孔9
6が設けられている。
【0005】磁気テープカセット90をVTR(ビデオ
テープレコーダー)等の磁気テープ走行装置(以下「ハ
ード装置」ともいう)に装填すると、ハード装置に備え
られた複数の位置決めピン100が下カセットハーフ9
2の所定箇所(位置決め基準部)に係合する。これによ
り、磁気テープカセット90がハード装置内の正しい位
置に保持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、デザイン感覚の
変化に伴い、電気機器等の筐体を透明化して製品内部を
目視できるようにした、透明若しくは半透明のスケルト
ンタイプの製品が発売されている。このような状況に対
応すべく、従来の磁気テープカセットに使用されている
黒若しくは濃グレー系の不透明な樹脂からなるカセット
ケースも、透明化することが望まれている。しかし、磁
気テープカセットのカセットケースを透明化する際に
は、樹脂の強度及び摺動耐久性の維持が課題となる。特
に、ハード装置の位置決めピン100等の位置決め部材
とカセットケースの位置決め基準部との接触箇所から発
生する削れ粉は、テープ上に付着してドロップアウト等
の種々の問題を引き起こし、製品品質を低下させる原因
となる。一般的に、樹脂の透明度を向上させると、樹脂
物性により、機械的強度や耐摩耗性等が劣化する傾向が
見られる。これを解消するために、カセットケースの製
造工程において強度向上を目的とした添加剤等の化合物
を樹脂に混入させる方法等が考えられるが、この方法は
樹脂価格のコストアップを招き、ひいては製品のコスト
アップを招くという問題がある。本発明はこのような事
情に鑑みてなされたものであって、その目的は、削れ粉
の発生等を防止でき、安価に製造可能な磁気テープカセ
ットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的は、カ
セットケース内に磁気テープを走行可能に保持した磁気
テープカセットにおいて、磁気テープ走行装置に対する
当該磁気テープカセットの位置決めを行うために前記カ
セットケースに設けられた位置決め部分が、その位置決
め部分以外の前記カセットケースの部分とは異なる樹脂
を使用して構成されたことを特徴とする磁気テープカセ
ットによって達成することができる。
【0008】カセットケースの位置決め部分の強度を向
上するには、その位置決め部分を、カセットケースの他
の部分とは異なる高強度の材料で形成することが考えら
れる。この構成を得るために、2色成形を用いること
や、位置決め部分をカセットケースの他の部分とは別部
材とすること等が考えられる。
【0009】以上のような構成の磁気テープカセットに
よれば、カセットケースの位置決め基準部とハード装置
の位置決め部材との当接による、カセットケースの損傷
を確実に防止でき、且つ安価に製造できる。また、位置
決め基準部の強度が確保されるので、カセットケースを
透明化しても問題が生じなくなる。なお、本明細書にお
いて「透明」とは、磁気テープカセット内部を目視可能
とするものを意味し、有彩色でもよいし無彩色でもよ
い。また、本明細書においていう「強度」は、耐摩耗
性、耐衝撃性、ねばり性等を含み、カセットケースの欠
けや削れ粉を生じさせないような特性を意味する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。なお、既に説明した部材等と同様な
構成・作用を有する部材等については図中に同一符号又
は相当符号を付すことにより説明を簡略化或いは省略す
る。図1は、本発明の一実施形態である磁気テープカセ
ット(ここではVHSカセット)用の下カセットハーフ
12を示す平面図である。下カセットハーフ12は、透
明な樹脂で形成されている。
【0011】下カセットハーフ12の平板12aには、
ハード装置側のリール駆動シャフトが挿入される一対の
挿入孔19,19が設けられている。平板12aの長手
方向中央部における前端側(ハード装置に装填された際
にヘッドに相対する側)には、光源用の挿入孔96が設
けられている。平板12aの後端側には、長手方向及び
短手方向に延びる複数の溝(線)を設けた領域18があ
る。この領域における外観及び手触りは、他の領域にお
けるそれらと異なっている。
【0012】下カセットハーフ12の平板12aの、前
端側において長手方向に所定間隔を隔てた2箇所には、
孔を有する位置決め基準部20,21が設けられてい
る。一方の位置決め基準部20の孔20aは平面視円形
状であり、他方の位置決め基準部21の孔21aは平面
視長孔状である。各孔20a,21aの開口縁部には、
下カセットハーフ12の他の部分とは異なる樹脂からな
り、高強度とされるとともに平滑化された位置決め基準
面20b,21bが形成されている。下カセットハーフ
12の平板12aの、後端側において長手方向に所定間
隔を隔てた2箇所には、平面状の位置決め基準部22,
23が設けられている。これら位置決め基準部22,2
3も、下カセットハーフ12の他の部分とは異なる樹脂
からなり、高強度とされるとともに平滑化された位置決
め基準面である。これら位置決め基準部22,23は、
複数の溝を設けた領域18内に配置されているが、位置
決め基準面には溝が設けられていない。
【0013】この下カセットハーフ12においては、2
色成形によって、平板12a内に位置決め基準部20〜
23を設けている。平板12aは透明にされ、位置決め
基準部20〜23は黒色にされている。この下カセット
ハーフ12を用いた磁気テープカセットをハード装置に
装填した際には、ハード装置の2個の位置決めピンが、
前端側の位置決め基準部20,21の孔20a,21a
に挿入されるとともに、それら位置決めピンの肩部が位
置決め基準面20b,21bに当接される。また、ハー
ド装置の他の2個の位置決めピンが、後端側の位置決め
基準部22,23に当接される。
【0014】以上のような下カセットハーフ12を用い
た磁気テープカセットによれば、カセットケースを透明
化したにも拘わらず、カセットケースの位置決め基準部
20〜23とハード装置の位置決め部材(位置決めピン
等)との当接による、カセットケースの損傷を確実に防
止できる。また、安価に製造できる。
【0015】なお、本発明は前述した実施形態に限定さ
れるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、カセットケースの損傷を生じない程度の強度を
確保できれば、位置決め基準部を透明化することもでき
る。例えば、下カセットハーフ以外の所定箇所にも、必
要に応じて高強度な箇所を備えることができる。本発明
は、VHSビデオカセット以外の、DVCやDAT等、
様々な磁気テープカセットに当然適用できる。
【0016】
【発明の効果】本発明の磁気テープカセットによれば、
カセットケースの位置決め基準部とハード装置の位置決
め部材との当接による、カセットケースの損傷を確実に
防止でき、且つ安価に製造できる。また、カセットケー
スを透明化しても問題が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態用の下カセットハーフを示
す平面図である。
【図2】従来の磁気テープカセットの分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 磁気テープカセット 12 下カセットハーフ(カセット
ケース) 20,21,22,23 位置決め基準部(位置決め部
分)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットケース内に磁気テープを走行可
    能に保持した磁気テープカセットにおいて、 磁気テープ走行装置に対する当該磁気テープカセットの
    位置決めを行うために前記カセットケースに設けられた
    位置決め部分が、その位置決め部分以外の前記カセット
    ケースの部分とは異なる樹脂を使用して構成されたこと
    を特徴とする磁気テープカセット。
JP2000173726A 2000-04-14 2000-06-09 磁気テープカセット Pending JP2001351356A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000173726A JP2001351356A (ja) 2000-06-09 2000-06-09 磁気テープカセット
US10/443,851 US6804084B2 (en) 2000-04-14 2003-05-23 Magnetic tape cassette having reduced friction against tape reels

Applications Claiming Priority (1)

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JP2000173726A JP2001351356A (ja) 2000-06-09 2000-06-09 磁気テープカセット

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