JP2001350798A - 顧客情報収集方法および顧客情報収集装置 - Google Patents
顧客情報収集方法および顧客情報収集装置Info
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- JP2001350798A JP2001350798A JP2000170592A JP2000170592A JP2001350798A JP 2001350798 A JP2001350798 A JP 2001350798A JP 2000170592 A JP2000170592 A JP 2000170592A JP 2000170592 A JP2000170592 A JP 2000170592A JP 2001350798 A JP2001350798 A JP 2001350798A
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 商品を購入した顧客に関する情報ばかりでな
く、これから商品を購入する可能性が高い顧客に関する
情報も収集することが可能な方法を提供する。 【解決手段】 顧客情報収集装置はサーバ10および第
1カードリーダ12により構成される。第1カードリー
ダは、店舗16の出入口16aに設置される。第1カー
ドリーダは、顧客が所持している会員カード20から顧
客データを読み取る。第1カードリーダは、顧客データ
を読み取ると、読み取った顧客データとともにこの顧客
データを読み取った日時をサーバに送信する。サーバ
は、受信した来店情報を、同じく受信した顧客データに
対応する会員ファイルに記録する。
く、これから商品を購入する可能性が高い顧客に関する
情報も収集することが可能な方法を提供する。 【解決手段】 顧客情報収集装置はサーバ10および第
1カードリーダ12により構成される。第1カードリー
ダは、店舗16の出入口16aに設置される。第1カー
ドリーダは、顧客が所持している会員カード20から顧
客データを読み取る。第1カードリーダは、顧客データ
を読み取ると、読み取った顧客データとともにこの顧客
データを読み取った日時をサーバに送信する。サーバ
は、受信した来店情報を、同じく受信した顧客データに
対応する会員ファイルに記録する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種店舗におい
て会員カードを利用して顧客の情報を収集する方法と、
この方法を実施するための装置とに関する。
て会員カードを利用して顧客の情報を収集する方法と、
この方法を実施するための装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスカウントショップ、電器
店、スーパーなどの各種店舗では、店舗独自の会員カー
ドを発行して、ポイントサービスなどにより顧客へサー
ビスを提供している。この方法によれば、各顧客の個人
情報や購買情報を収集することができるから、この情報
をイベントの企画や情報提供に活用することで顧客サー
ビスのさらなる向上が図れる。
店、スーパーなどの各種店舗では、店舗独自の会員カー
ドを発行して、ポイントサービスなどにより顧客へサー
ビスを提供している。この方法によれば、各顧客の個人
情報や購買情報を収集することができるから、この情報
をイベントの企画や情報提供に活用することで顧客サー
ビスのさらなる向上が図れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した方法によれ
ば、実際に商品を購入した顧客に関する来店情報と購買
情報とが得られる。しかるに、例えば、何かを探して店
に足を運んだが所望の商品が見つからなかった顧客や、
欲しい商品は見つかったが予算が足りなかったなどの理
由で購入までには至らなかった顧客など、これから商品
を購入する可能性が高い顧客に関する情報を得ることは
困難である。
ば、実際に商品を購入した顧客に関する来店情報と購買
情報とが得られる。しかるに、例えば、何かを探して店
に足を運んだが所望の商品が見つからなかった顧客や、
欲しい商品は見つかったが予算が足りなかったなどの理
由で購入までには至らなかった顧客など、これから商品
を購入する可能性が高い顧客に関する情報を得ることは
困難である。
【0004】この発明はこのような点に鑑みなされたも
のであり、したがってこの発明の目的は、商品を購入し
た顧客に関する情報ばかりでなく、これから商品を購入
する可能性が高い顧客に関する情報も収集することが可
能な方法を提供することにある。
のであり、したがってこの発明の目的は、商品を購入し
た顧客に関する情報ばかりでなく、これから商品を購入
する可能性が高い顧客に関する情報も収集することが可
能な方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この発明の顧客情報収集方法によれば、商品購入の
ために店舗に訪れた顧客に関する情報を収集するに当た
り、以下のステップを含むことを特徴とする。
め、この発明の顧客情報収集方法によれば、商品購入の
ために店舗に訪れた顧客に関する情報を収集するに当た
り、以下のステップを含むことを特徴とする。
【0006】(a)会員として登録される顧客に対し
て、この顧客に関連する顧客データが記憶された会員カ
ードを発行するステップ (b)サーバが管理するデータベースに顧客の会員ファ
イルを設け、この会員ファイルに顧客データを記録する
ステップ (c)顧客の入店日時および退店日時を含む来店情報を
取得するステップ 前述の(c)ステップでは、顧客の入店時または退店時
に、店舗の出入口に設置されたカードリーダにより、こ
の顧客が所持している会員カードから顧客データが読み
取られる。続いて、読み取られた顧客データがカードリ
ーダからサーバに送信される。然る後、サーバは受信し
た顧客データに対応する顧客の会員ファイルに当該顧客
の来店情報を記録する。
て、この顧客に関連する顧客データが記憶された会員カ
ードを発行するステップ (b)サーバが管理するデータベースに顧客の会員ファ
イルを設け、この会員ファイルに顧客データを記録する
ステップ (c)顧客の入店日時および退店日時を含む来店情報を
取得するステップ 前述の(c)ステップでは、顧客の入店時または退店時
に、店舗の出入口に設置されたカードリーダにより、こ
の顧客が所持している会員カードから顧客データが読み
取られる。続いて、読み取られた顧客データがカードリ
ーダからサーバに送信される。然る後、サーバは受信し
た顧客データに対応する顧客の会員ファイルに当該顧客
の来店情報を記録する。
【0007】この方法によれば、顧客が商品を購入しな
かった場合であっても、その顧客の来店情報が得られ
る。この来店情報より、顧客の来店回数や店内における
滞在時間を知ることができる。この情報から商品購入意
欲のある顧客を探り、その顧客に対する情報提供やイベ
ント企画をタイムリーに実施することが可能となる。こ
れにより、新たな売り上げの獲得が期待できる。
かった場合であっても、その顧客の来店情報が得られ
る。この来店情報より、顧客の来店回数や店内における
滞在時間を知ることができる。この情報から商品購入意
欲のある顧客を探り、その顧客に対する情報提供やイベ
ント企画をタイムリーに実施することが可能となる。こ
れにより、新たな売り上げの獲得が期待できる。
【0008】この発明の顧客情報収集方法において、好
ましくは、(d)顧客の購買商品、購買価格、購買個数
および購買日時を含む購買情報を取得するステップをさ
らに含むと良い。この(d)ステップでは、顧客が商品
を購買したとき、POS(point of sales:販売時点情
報管理)端末によって顧客の会員カードから顧客データ
が読み取られ、およびこのPOS端末に購買情報が入力
される。続いて、読み取られた顧客データが購買情報と
ともにPOS端末からサーバに送信される。然る後、サ
ーバは受信した顧客データに対応する顧客の会員ファイ
ルに当該顧客の購買情報を記録する。
ましくは、(d)顧客の購買商品、購買価格、購買個数
および購買日時を含む購買情報を取得するステップをさ
らに含むと良い。この(d)ステップでは、顧客が商品
を購買したとき、POS(point of sales:販売時点情
報管理)端末によって顧客の会員カードから顧客データ
が読み取られ、およびこのPOS端末に購買情報が入力
される。続いて、読み取られた顧客データが購買情報と
ともにPOS端末からサーバに送信される。然る後、サ
ーバは受信した顧客データに対応する顧客の会員ファイ
ルに当該顧客の購買情報を記録する。
【0009】この方法によれば、顧客の購買情報が得ら
れる。この購買情報より顧客の嗜好を知ることができ、
したがって、それに基づいた情報提供をタイムリーに行
うことが可能となる。これにより、新たな売り上げの獲
得が期待できる。
れる。この購買情報より顧客の嗜好を知ることができ、
したがって、それに基づいた情報提供をタイムリーに行
うことが可能となる。これにより、新たな売り上げの獲
得が期待できる。
【0010】また、この購買情報と来店情報とを突き合
わせることにより、顧客が商品を購入するまでに要した
時間と、商品購入後に顧客が退店するまでの時間とを知
ることができる。この情報に基づき、商品の陳列方法の
改善を行ったり、顧客のさらなる購買対象の有無などを
推定することができる。したがって、顧客サービスの向
上を図るとともに、新たな売り上げにつながる情報提供
を行うことが可能となる。
わせることにより、顧客が商品を購入するまでに要した
時間と、商品購入後に顧客が退店するまでの時間とを知
ることができる。この情報に基づき、商品の陳列方法の
改善を行ったり、顧客のさらなる購買対象の有無などを
推定することができる。したがって、顧客サービスの向
上を図るとともに、新たな売り上げにつながる情報提供
を行うことが可能となる。
【0011】また、この発明の顧客情報収集方法におい
て、好ましくは、来店情報および購買情報に基づき、購
買せずに退店した顧客を特定し、この顧客に対して、購
買予定商品および希望価格を問うアンケートを実施する
と良い。
て、好ましくは、来店情報および購買情報に基づき、購
買せずに退店した顧客を特定し、この顧客に対して、購
買予定商品および希望価格を問うアンケートを実施する
と良い。
【0012】このようにアンケートを実施することで、
その結果を今後の品揃えや価格の設定に役立てることが
できる。また、このアンケート結果より顧客が何を購入
したいのかが分かるので、顧客が商品を購入せずに退店
した日時と、その時点での店舗内の在庫情報とを突き合
わせることで、欠品によって購入できなかったのかどう
かを知ることができる。そして、その情報を今後の在庫
の設定に役立てることができる。
その結果を今後の品揃えや価格の設定に役立てることが
できる。また、このアンケート結果より顧客が何を購入
したいのかが分かるので、顧客が商品を購入せずに退店
した日時と、その時点での店舗内の在庫情報とを突き合
わせることで、欠品によって購入できなかったのかどう
かを知ることができる。そして、その情報を今後の在庫
の設定に役立てることができる。
【0013】また、この発明の顧客情報収集方法におい
て、好ましくは、(e)店舗内の各売場ごとに、顧客が
訪れた売場の名称、入場日時および退場日時を含む来場
情報を取得するステップをさらに含むと良い。この
(e)ステップでは、顧客の入場時または退場時に、売
場の出入口に設置されたカードリーダにより、この顧客
が所持している会員カードから顧客データが読み取られ
る。続いて、読み取られた顧客データがカードリーダか
らサーバに送信される。然る後、サーバは受信した顧客
データに対応する顧客の会員ファイルに当該顧客の来場
情報を記録する。
て、好ましくは、(e)店舗内の各売場ごとに、顧客が
訪れた売場の名称、入場日時および退場日時を含む来場
情報を取得するステップをさらに含むと良い。この
(e)ステップでは、顧客の入場時または退場時に、売
場の出入口に設置されたカードリーダにより、この顧客
が所持している会員カードから顧客データが読み取られ
る。続いて、読み取られた顧客データがカードリーダか
らサーバに送信される。然る後、サーバは受信した顧客
データに対応する顧客の会員ファイルに当該顧客の来場
情報を記録する。
【0014】この方法によれば、上述した来場情報が得
られるので、顧客が訪れた売場や売場における滞在時間
など、顧客の店内での行動について知ることができる。
この情報からより細かく顧客のニーズを探ることができ
るので、各顧客に対してより効果的な情報提供やイベン
ト企画が実施できるようになる。これにより、新たな売
り上げの獲得が期待できる。
られるので、顧客が訪れた売場や売場における滞在時間
など、顧客の店内での行動について知ることができる。
この情報からより細かく顧客のニーズを探ることができ
るので、各顧客に対してより効果的な情報提供やイベン
ト企画が実施できるようになる。これにより、新たな売
り上げの獲得が期待できる。
【0015】次に、この発明の顧客情報収集装置によれ
ば、会員として登録された顧客に対して、この顧客に関
連する顧客データが記憶された会員カードをあらかじめ
発行しておき、この会員カードを携帯した顧客が店舗に
訪れたときにこの顧客に関する情報を収集する装置であ
って、以下の構成を備えることを特徴とする。
ば、会員として登録された顧客に対して、この顧客に関
連する顧客データが記憶された会員カードをあらかじめ
発行しておき、この会員カードを携帯した顧客が店舗に
訪れたときにこの顧客に関する情報を収集する装置であ
って、以下の構成を備えることを特徴とする。
【0016】すなわち、この顧客情報収集装置は、サー
バおよび第1カードリーダにより構成される。この第1
カードリーダは、店舗の出入口に設置され、顧客が所持
している会員カードから顧客データを読み取り、読み取
った顧客データをサーバに送信するものである。また、
上述のサーバは、顧客データが記録された会員ファイル
を含むデータベースを管理しており、第1カードリーダ
から顧客データを受信すると顧客の入店日時および退店
日時を含む来店情報を、受信した顧客データに対応する
会員ファイルに記録するものである。
バおよび第1カードリーダにより構成される。この第1
カードリーダは、店舗の出入口に設置され、顧客が所持
している会員カードから顧客データを読み取り、読み取
った顧客データをサーバに送信するものである。また、
上述のサーバは、顧客データが記録された会員ファイル
を含むデータベースを管理しており、第1カードリーダ
から顧客データを受信すると顧客の入店日時および退店
日時を含む来店情報を、受信した顧客データに対応する
会員ファイルに記録するものである。
【0017】この発明の装置の構成によれば、前述の顧
客情報収集方法の発明を容易に実施することができる。
客情報収集方法の発明を容易に実施することができる。
【0018】この発明の顧客情報収集装置において、好
ましくは、顧客が商品を購買する箇所に設置されるPO
S端末をさらに備えると良い。このPOS端末は、顧客
の会員カードから顧客データを読み取る手段と、購買商
品、購買価格、購買個数および購買日時を含む購買情報
を入力する手段とを有している。このPOS端末により
読み取られた顧客データと、このPOS端末に入力され
た購買情報とはサーバに送信されるように構成されてい
る。前述のサーバは、POS端末から顧客データおよび
購買情報を受信するとこの購買情報を、受信した顧客デ
ータに対応する会員ファイルに記録する。したがって、
この発明の装置の構成によれば、前述の顧客情報収集方
法の発明を容易に実施することができる。
ましくは、顧客が商品を購買する箇所に設置されるPO
S端末をさらに備えると良い。このPOS端末は、顧客
の会員カードから顧客データを読み取る手段と、購買商
品、購買価格、購買個数および購買日時を含む購買情報
を入力する手段とを有している。このPOS端末により
読み取られた顧客データと、このPOS端末に入力され
た購買情報とはサーバに送信されるように構成されてい
る。前述のサーバは、POS端末から顧客データおよび
購買情報を受信するとこの購買情報を、受信した顧客デ
ータに対応する会員ファイルに記録する。したがって、
この発明の装置の構成によれば、前述の顧客情報収集方
法の発明を容易に実施することができる。
【0019】また、この発明の顧客情報収集装置におい
て、好ましくは、店舗内の各売場の出入口に設置され、
顧客が所持している会員カードから顧客データを読み取
り、読み取った顧客データをサーバに送信する第2カー
ドリーダをさらに備えると良い。前述のサーバは、第2
カードリーダから顧客データを受信すると顧客が訪れた
売場の名称、入場日時および退場日時を含む来場情報
を、受信した顧客データに対応する会員ファイルに記録
する。したがって、この発明の装置の構成によれば、前
述の顧客情報収集方法の発明を容易に実施することがで
きる。
て、好ましくは、店舗内の各売場の出入口に設置され、
顧客が所持している会員カードから顧客データを読み取
り、読み取った顧客データをサーバに送信する第2カー
ドリーダをさらに備えると良い。前述のサーバは、第2
カードリーダから顧客データを受信すると顧客が訪れた
売場の名称、入場日時および退場日時を含む来場情報
を、受信した顧客データに対応する会員ファイルに記録
する。したがって、この発明の装置の構成によれば、前
述の顧客情報収集方法の発明を容易に実施することがで
きる。
【0020】さらに、この発明の顧客情報収集装置にお
いて、好ましくは、会員カードが非接触型のICカード
であると良い。
いて、好ましくは、会員カードが非接触型のICカード
であると良い。
【0021】このようにすれば、会員カードをカードリ
ーダに読み取らせるために顧客が会員カードを操作する
といった手間を省くことができる。
ーダに読み取らせるために顧客が会員カードを操作する
といった手間を省くことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
実施の形態につき説明する。なお、図は、この発明が理
解できる程度に配置関係などを概略的に示しており、ま
た、以下に記載される数値等の条件は単なる一例に過ぎ
ない。よって、この発明は、この実施の形態に何ら限定
されることがない。
実施の形態につき説明する。なお、図は、この発明が理
解できる程度に配置関係などを概略的に示しており、ま
た、以下に記載される数値等の条件は単なる一例に過ぎ
ない。よって、この発明は、この実施の形態に何ら限定
されることがない。
【0023】この実施の形態の顧客情報収集装置を運用
するに当たっては、会員として登録された顧客に対して
会員カードをあらかじめ発行する。この会員カードに
は、顧客に関連するデータすなわち顧客データとして、
一例としては下記に示すデータが記憶されている。
するに当たっては、会員として登録された顧客に対して
会員カードをあらかじめ発行する。この会員カードに
は、顧客に関連するデータすなわち顧客データとして、
一例としては下記に示すデータが記憶されている。
【0024】・会員番号 ・氏名 ・年齢 ・性別 ・
生年月日 ・住所 ・電話番号 ・電子メールアドレス ・顧客の保有ポイント ・顧客
の購買履歴 このうち、保有ポイントとは、例えば顧客が購買した商
品の価格に応じて加算されてゆくものであり、このポイ
ント数に応じて割引やプレゼントなどのサービスが顧客
に対して提供される。例えば、このような顧客サービス
を提唱することにより会員の募集が図れる。他の顧客サ
ービスとしては、上述の顧客データのうちの生年月日に
基づき、誕生日に商品を購買した顧客に対して割引を行
うなどがある。
生年月日 ・住所 ・電話番号 ・電子メールアドレス ・顧客の保有ポイント ・顧客
の購買履歴 このうち、保有ポイントとは、例えば顧客が購買した商
品の価格に応じて加算されてゆくものであり、このポイ
ント数に応じて割引やプレゼントなどのサービスが顧客
に対して提供される。例えば、このような顧客サービス
を提唱することにより会員の募集が図れる。他の顧客サ
ービスとしては、上述の顧客データのうちの生年月日に
基づき、誕生日に商品を購買した顧客に対して割引を行
うなどがある。
【0025】以下の実施の形態で説明する顧客情報収集
装置によれば、上述の会員カードを携帯した顧客が店舗
に訪れたときに、この顧客に関する情報を収集すること
ができる。
装置によれば、上述の会員カードを携帯した顧客が店舗
に訪れたときに、この顧客に関する情報を収集すること
ができる。
【0026】[第1の実施の形態]図1は、第1の実施
の形態の顧客情報収集装置の構成を示すブロック図であ
る。この顧客情報収集装置は情報管理サーバ(以下、サ
ーバと略称する。)10および第1カードリーダ12に
より構成される。また、この顧客情報収集装置はPOS
端末14を備えている。
の形態の顧客情報収集装置の構成を示すブロック図であ
る。この顧客情報収集装置は情報管理サーバ(以下、サ
ーバと略称する。)10および第1カードリーダ12に
より構成される。また、この顧客情報収集装置はPOS
端末14を備えている。
【0027】これらサーバ10、第1カードリーダ12
およびPOS端末14は店舗16内にそれぞれ設置され
る。特にサーバ10は、店舗16内の例えば管理室18
のような、一般に顧客の立入が禁止される箇所に設置さ
れることが望ましい。また、第1カードリーダ12は、
店舗16の出入口16aに設置される。さらに、POS
端末14は、店舗16内の、顧客が商品を購買する箇所
に設置される。
およびPOS端末14は店舗16内にそれぞれ設置され
る。特にサーバ10は、店舗16内の例えば管理室18
のような、一般に顧客の立入が禁止される箇所に設置さ
れることが望ましい。また、第1カードリーダ12は、
店舗16の出入口16aに設置される。さらに、POS
端末14は、店舗16内の、顧客が商品を購買する箇所
に設置される。
【0028】上述の第1カードリーダ12は、顧客が所
持している会員カード20から上述した顧客データを読
み取るものである。第1カードリーダ12は、顧客デー
タを読み取ると、読み取った顧客データの全部または一
部(例えば会員番号および氏名)を上述のサーバ10に
送信する。また、このとき、第1カードリーダ12は、
上述の顧客データとともにこの顧客データを読み取った
日時をサーバ10に送信する。つまり、顧客の入店日時
および退店日時(以下、来店情報と称する。)がサーバ
10に送信される。さらに、第1カードリーダ12が複
数台設置されている場合にあっては、個々の第1カード
リーダ12を識別するカードリーダ番号が顧客データと
ともにサーバ10に送信されるようにしておくのが好ま
しい。
持している会員カード20から上述した顧客データを読
み取るものである。第1カードリーダ12は、顧客デー
タを読み取ると、読み取った顧客データの全部または一
部(例えば会員番号および氏名)を上述のサーバ10に
送信する。また、このとき、第1カードリーダ12は、
上述の顧客データとともにこの顧客データを読み取った
日時をサーバ10に送信する。つまり、顧客の入店日時
および退店日時(以下、来店情報と称する。)がサーバ
10に送信される。さらに、第1カードリーダ12が複
数台設置されている場合にあっては、個々の第1カード
リーダ12を識別するカードリーダ番号が顧客データと
ともにサーバ10に送信されるようにしておくのが好ま
しい。
【0029】図2は、この実施の形態で用いられる会員
カード20および第1カードリーダ12の例を示す斜視
図である。会員カード20の表面には磁気ストライプ2
2が形成されている。顧客データは、この磁気ストライ
プ22に磁気的に記憶される。第1カードリーダ12の
形態としては、図2(A)および(B)の各図に示され
るものが知られている。図2(A)に示す第1カードリ
ーダ12は一条の溝12aを有している。顧客が、この
溝12aに沿って会員カード20を図2(A)の矢印a
で示す方向に摺動させると、第1カードリーダ12によ
り顧客データが読み取られる。一方、図2(B)に示す
第1カードリーダ12は会員カード20を挿入するため
のカード挿入口12bを有している。顧客が、このカー
ド挿入口12bに会員カード20を図2(B)の矢印b
で示す方向に挿入すると、第1カードリーダ12により
顧客データが読み取られる。
カード20および第1カードリーダ12の例を示す斜視
図である。会員カード20の表面には磁気ストライプ2
2が形成されている。顧客データは、この磁気ストライ
プ22に磁気的に記憶される。第1カードリーダ12の
形態としては、図2(A)および(B)の各図に示され
るものが知られている。図2(A)に示す第1カードリ
ーダ12は一条の溝12aを有している。顧客が、この
溝12aに沿って会員カード20を図2(A)の矢印a
で示す方向に摺動させると、第1カードリーダ12によ
り顧客データが読み取られる。一方、図2(B)に示す
第1カードリーダ12は会員カード20を挿入するため
のカード挿入口12bを有している。顧客が、このカー
ド挿入口12bに会員カード20を図2(B)の矢印b
で示す方向に挿入すると、第1カードリーダ12により
顧客データが読み取られる。
【0030】図3は、第1カードリーダ12の構成を示
すブロック図である。第1カードリーダ12は、上位イ
ンタフェース(以下、上位I/Fと称する。)24、制
御部26および磁気リードヘッド28により構成され
る。上位I/F24は、サーバ10などの上位装置との
接続の際に用いられる。制御部26は、上位装置との間
の通信制御および磁気リードヘッド28からのデータ読
み取りの制御をそれぞれ行うものである。磁気リードヘ
ッド28は、上述した磁気ストライプ22に記憶された
データを読み取るものである。この構成によれば、磁気
リードヘッド28で読み取られたデータが上位I/F2
4を介してサーバ10に送られる。
すブロック図である。第1カードリーダ12は、上位イ
ンタフェース(以下、上位I/Fと称する。)24、制
御部26および磁気リードヘッド28により構成され
る。上位I/F24は、サーバ10などの上位装置との
接続の際に用いられる。制御部26は、上位装置との間
の通信制御および磁気リードヘッド28からのデータ読
み取りの制御をそれぞれ行うものである。磁気リードヘ
ッド28は、上述した磁気ストライプ22に記憶された
データを読み取るものである。この構成によれば、磁気
リードヘッド28で読み取られたデータが上位I/F2
4を介してサーバ10に送られる。
【0031】また、上述のPOS端末14は商品売上の
決済処理をするものである。特にこの実施の形態のPO
S端末14は、顧客の会員カードから顧客データを読み
取る不図示の手段(例えば上記第1カードリーダ12に
類似するもの)と、購買情報を入力する不図示の手段
(例えばキーボードやバーコード読取器)とを有するも
のである。上述の購買情報は下記のデータを含んでい
る。
決済処理をするものである。特にこの実施の形態のPO
S端末14は、顧客の会員カードから顧客データを読み
取る不図示の手段(例えば上記第1カードリーダ12に
類似するもの)と、購買情報を入力する不図示の手段
(例えばキーボードやバーコード読取器)とを有するも
のである。上述の購買情報は下記のデータを含んでい
る。
【0032】 ・購買商品(購入品名) ・購買個数(購買数量) ・購買日時 ・購買価格 この装置では、POS端末14により読み取られた顧客
データ(例えば会員番号および氏名)と、POS端末1
4に入力された購買情報とはサーバ10に送信されるよ
うに構成されている。
データ(例えば会員番号および氏名)と、POS端末1
4に入力された購買情報とはサーバ10に送信されるよ
うに構成されている。
【0033】図4は、上述したサーバ10の構成を示す
ブロック図である。このサーバ10は、CPU(中央演
算処理装置)30、メモリ32、外部インタフェース
(以下、外部I/Fと称する。)34、顧客情報データ
ベース36、商品情報データベース38およびシステム
バス40により構成される。
ブロック図である。このサーバ10は、CPU(中央演
算処理装置)30、メモリ32、外部インタフェース
(以下、外部I/Fと称する。)34、顧客情報データ
ベース36、商品情報データベース38およびシステム
バス40により構成される。
【0034】CPU30は、サーバ10全体の動作を制
御するものである。メモリ32は、データを記憶保持す
るものである。外部I/F34は、第1カードリーダ1
2やPOS端末14などの外部装置との間でデータの送
受信が行えるように接続を図るものである。顧客情報デ
ータベース36には、各顧客の会員ファイルが記憶され
ており、各会員ファイルには顧客情報、来店情報、購買
情報、アンケート情報などがそれぞれ記憶されている。
商品情報データベース38には、店の商品に関する価格
や在庫などの情報が記憶されている。これら各構成要素
間におけるデータの送受信は、システムバス40を介し
て行われる。
御するものである。メモリ32は、データを記憶保持す
るものである。外部I/F34は、第1カードリーダ1
2やPOS端末14などの外部装置との間でデータの送
受信が行えるように接続を図るものである。顧客情報デ
ータベース36には、各顧客の会員ファイルが記憶され
ており、各会員ファイルには顧客情報、来店情報、購買
情報、アンケート情報などがそれぞれ記憶されている。
商品情報データベース38には、店の商品に関する価格
や在庫などの情報が記憶されている。これら各構成要素
間におけるデータの送受信は、システムバス40を介し
て行われる。
【0035】このように、サーバ10は、顧客データが
記録された会員ファイルを含む顧客情報データベース3
6を管理している。そして、サーバ10は、第1カード
リーダ12から送られる顧客データおよび来店情報を、
外部I/F34を介して受信する。それに応じて、サー
バ10は、受信した来店情報を、同じく受信した顧客デ
ータに対応する会員ファイルに記録する。なお、第1カ
ードリーダ12が複数台設置される場合は、個々の第1
カードリーダ12を識別するカードリーダ番号も来店情
報とともに所定の会員ファイルに記録される。
記録された会員ファイルを含む顧客情報データベース3
6を管理している。そして、サーバ10は、第1カード
リーダ12から送られる顧客データおよび来店情報を、
外部I/F34を介して受信する。それに応じて、サー
バ10は、受信した来店情報を、同じく受信した顧客デ
ータに対応する会員ファイルに記録する。なお、第1カ
ードリーダ12が複数台設置される場合は、個々の第1
カードリーダ12を識別するカードリーダ番号も来店情
報とともに所定の会員ファイルに記録される。
【0036】また、サーバ10は、POS端末14から
送られる顧客データおよび購買情報を、外部I/F34
を介して受信する。それに応じて、サーバ10は、受信
した購買情報を、同じく受信した顧客データに対応する
会員ファイルに記録する。なお、POS端末14が複数
台設置される場合は、個々のPOS端末14を識別する
端末番号も購買情報とともに所定の会員ファイルに記録
される。
送られる顧客データおよび購買情報を、外部I/F34
を介して受信する。それに応じて、サーバ10は、受信
した購買情報を、同じく受信した顧客データに対応する
会員ファイルに記録する。なお、POS端末14が複数
台設置される場合は、個々のPOS端末14を識別する
端末番号も購買情報とともに所定の会員ファイルに記録
される。
【0037】次に、この実施の形態の顧客情報収集装置
を用いた顧客情報収集フローにつき説明する。
を用いた顧客情報収集フローにつき説明する。
【0038】図5は、会員登録の手続きの手順を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【0039】まず、(a)会員として登録される顧客に
対して、この顧客に関連する顧客データが記憶された会
員カードを発行する(図5のS1)。
対して、この顧客に関連する顧客データが記憶された会
員カードを発行する(図5のS1)。
【0040】この(a)ステップでは、店員が所定の磁
気情報記録手段を使用することによって、上述したよう
な顧客データを会員カードの磁気ストライプに記録す
る。そして、その会員カードが顧客に与えられる。
気情報記録手段を使用することによって、上述したよう
な顧客データを会員カードの磁気ストライプに記録す
る。そして、その会員カードが顧客に与えられる。
【0041】次に、(b)サーバ10が管理する顧客情
報データベース36に顧客の会員ファイルを新たに設け
て、この会員ファイルに顧客データを記録する(図5の
S2)。
報データベース36に顧客の会員ファイルを新たに設け
て、この会員ファイルに顧客データを記録する(図5の
S2)。
【0042】これら(a)および(b)ステップは、逆
の順序で行われても良い。
の順序で行われても良い。
【0043】図6は、顧客情報収集フローを示すフロー
チャートである。この顧客情報収集フローは、(c)顧
客の来店情報を取得するステップ(図6のS1、S2、
S4およびS5)と、(d)顧客の購買情報を取得する
ステップ(図6のS6およびS7)とを含む。
チャートである。この顧客情報収集フローは、(c)顧
客の来店情報を取得するステップ(図6のS1、S2、
S4およびS5)と、(d)顧客の購買情報を取得する
ステップ(図6のS6およびS7)とを含む。
【0044】最初に上述の(c)ステップにつき説明す
る。
る。
【0045】まず、入店時に顧客は、店舗16の出入口
16aに設置された第1カードリーダ12に対して、所
持している会員カード20を読み取らせる。その結果、
第1カードリーダ12により、会員カード20から顧客
データが読み取られる。読み取られた顧客データは第1
カードリーダ12からサーバ10へ送信される。このよ
うに、サーバ10は、顧客の入店に応動して顧客データ
を受信する(図6のS1)。続いて、サーバ10は、受
信した顧客データに対応する顧客の会員ファイルに当該
顧客の来店情報すなわち入店日時を記録する(図6のS
2)。
16aに設置された第1カードリーダ12に対して、所
持している会員カード20を読み取らせる。その結果、
第1カードリーダ12により、会員カード20から顧客
データが読み取られる。読み取られた顧客データは第1
カードリーダ12からサーバ10へ送信される。このよ
うに、サーバ10は、顧客の入店に応動して顧客データ
を受信する(図6のS1)。続いて、サーバ10は、受
信した顧客データに対応する顧客の会員ファイルに当該
顧客の来店情報すなわち入店日時を記録する(図6のS
2)。
【0046】上述したように、この例では、顧客データ
の読み取り時刻が第1カードリーダ12において取得さ
れ、その時刻情報が来店情報としてサーバ10に送信さ
れる。そして、サーバ10は、第1カードリーダ12か
ら送られる来店情報を所定の会員ファイルに記録する。
しかしながら、サーバ10には顧客データだけが送信さ
れるようにしても良い。この場合、例えばサーバ10
は、顧客データを受信した時刻をサーバ10自体に内蔵
されたクロックから取得するように構成される。この構
成によれば、サーバ10において来店情報が取得され
る。
の読み取り時刻が第1カードリーダ12において取得さ
れ、その時刻情報が来店情報としてサーバ10に送信さ
れる。そして、サーバ10は、第1カードリーダ12か
ら送られる来店情報を所定の会員ファイルに記録する。
しかしながら、サーバ10には顧客データだけが送信さ
れるようにしても良い。この場合、例えばサーバ10
は、顧客データを受信した時刻をサーバ10自体に内蔵
されたクロックから取得するように構成される。この構
成によれば、サーバ10において来店情報が取得され
る。
【0047】次に、顧客が商品を購入しないで退店する
場合(図6のS3においてN側が選択された場合)につ
き説明する。
場合(図6のS3においてN側が選択された場合)につ
き説明する。
【0048】顧客は、退店時も入店時と同様に、店舗1
6の出入口16aに設置された第1カードリーダ12に
対して、顧客が所持している会員カード20を読み取ら
せる。その結果、第1カードリーダ12により会員カー
ド20から顧客データが読み取られる。読み取られた顧
客データは第1カードリーダ12からサーバ10へ送信
される。このように、サーバ10は、顧客の退店に応動
して顧客データを受信する(図6のS4)。続いて、サ
ーバ10は、受信した顧客データに対応する顧客の会員
ファイルに当該顧客の来店情報すなわち退店日時を記録
する(図6のS5)。
6の出入口16aに設置された第1カードリーダ12に
対して、顧客が所持している会員カード20を読み取ら
せる。その結果、第1カードリーダ12により会員カー
ド20から顧客データが読み取られる。読み取られた顧
客データは第1カードリーダ12からサーバ10へ送信
される。このように、サーバ10は、顧客の退店に応動
して顧客データを受信する(図6のS4)。続いて、サ
ーバ10は、受信した顧客データに対応する顧客の会員
ファイルに当該顧客の来店情報すなわち退店日時を記録
する(図6のS5)。
【0049】次に上述の(d)ステップにつき説明す
る。すなわち、顧客が商品を購入した場合(図6のS3
においてY側が選択された場合)につき説明する。
る。すなわち、顧客が商品を購入した場合(図6のS3
においてY側が選択された場合)につき説明する。
【0050】顧客が商品を購買するに当たっては、PO
S端末14によって決済処理が行われる。このとき、顧
客に対してポイントサービスなどが提供される。それと
ともに、POS端末14によって顧客の会員カード20
から顧客データが読み取られる。また、POS端末14
に購買情報が入力される。
S端末14によって決済処理が行われる。このとき、顧
客に対してポイントサービスなどが提供される。それと
ともに、POS端末14によって顧客の会員カード20
から顧客データが読み取られる。また、POS端末14
に購買情報が入力される。
【0051】続いて、読み取られた顧客データは、入力
された購買情報とともにPOS端末14からサーバ10
に送信される。このように、サーバ10は、顧客の購買
行為に応動して顧客データおよび購買情報を受信する
(図6のS6)。続いて、サーバ10は、受信した顧客
データに対応する顧客の会員ファイルに当該顧客の購買
情報を記録する(図6のS7)。その後、顧客は退店す
るが、その際に上述したような手順(図6のS4および
S5)で退店日時が取得される。
された購買情報とともにPOS端末14からサーバ10
に送信される。このように、サーバ10は、顧客の購買
行為に応動して顧客データおよび購買情報を受信する
(図6のS6)。続いて、サーバ10は、受信した顧客
データに対応する顧客の会員ファイルに当該顧客の購買
情報を記録する(図6のS7)。その後、顧客は退店す
るが、その際に上述したような手順(図6のS4および
S5)で退店日時が取得される。
【0052】以上説明したように、この実施の形態の顧
客情報収集装置によれば、顧客の来店情報および購買情
報を取得することができる。そして、サーバ10に蓄積
されるこれら来店情報および購買情報を分析することに
より、売り上げにつながる効果的な情報提供を行うこと
が可能になる。
客情報収集装置によれば、顧客の来店情報および購買情
報を取得することができる。そして、サーバ10に蓄積
されるこれら来店情報および購買情報を分析することに
より、売り上げにつながる効果的な情報提供を行うこと
が可能になる。
【0053】以下、来店情報および購買情報の分析例に
つき説明する。
つき説明する。
【0054】例えば、パソコンショップであれば、購買
情報から顧客が買ったパーソナルコンピュータ(以下、
パソコンと略称する。)や周辺機器やソフトウエアの商
品名が分かる。この情報から、顧客が何の目的でパソコ
ンを利用しているのかを推定でき、その結果から今後購
入が期待できる周辺機器やソフトウエアを予測すること
ができる。
情報から顧客が買ったパーソナルコンピュータ(以下、
パソコンと略称する。)や周辺機器やソフトウエアの商
品名が分かる。この情報から、顧客が何の目的でパソコ
ンを利用しているのかを推定でき、その結果から今後購
入が期待できる周辺機器やソフトウエアを予測すること
ができる。
【0055】また、大型のディスカウントショップであ
れば、購買情報によりその顧客がスポーツ用品を買う顧
客なのか、カー用品をよく買う顧客なのかということが
分かる。したがって、顧客が関心を持つ分野を推定でき
る。
れば、購買情報によりその顧客がスポーツ用品を買う顧
客なのか、カー用品をよく買う顧客なのかということが
分かる。したがって、顧客が関心を持つ分野を推定でき
る。
【0056】このように、顧客の購買情報を分析するこ
とにより、顧客の嗜好を知ることができる。この分析結
果に基づき、顧客が興味を持つ分野の情報をダイレクト
メールやファクシミリや電子メールなどの手段により提
供する。なお、サーバ10を操作して、特定の分野に関
心がある顧客を購買情報に基づきリストアップすること
は容易である。この分析結果は在庫の設定にも役立つ。
とにより、顧客の嗜好を知ることができる。この分析結
果に基づき、顧客が興味を持つ分野の情報をダイレクト
メールやファクシミリや電子メールなどの手段により提
供する。なお、サーバ10を操作して、特定の分野に関
心がある顧客を購買情報に基づきリストアップすること
は容易である。この分析結果は在庫の設定にも役立つ。
【0057】一方、顧客の来店情報からは、顧客の来店
回数や店内における滞在時間を知ることができる。この
情報から商品購入意欲のある顧客を探り、上述の購買情
報に基づきその顧客の関心が得られるイベントの企画や
セールの企画をタイムリーに実施する。それにより、売
り上げの向上が期待できる。
回数や店内における滞在時間を知ることができる。この
情報から商品購入意欲のある顧客を探り、上述の購買情
報に基づきその顧客の関心が得られるイベントの企画や
セールの企画をタイムリーに実施する。それにより、売
り上げの向上が期待できる。
【0058】また、サーバ10によれば、来店情報に基
づいて来店回数の多い顧客をリストアップすることがで
きる。その顧客に対して特別割引を実施するなど、購買
意欲を促進させることも売り上げの向上につながると考
えられる。
づいて来店回数の多い顧客をリストアップすることがで
きる。その顧客に対して特別割引を実施するなど、購買
意欲を促進させることも売り上げの向上につながると考
えられる。
【0059】また、購買情報と来店情報とを突き合わせ
ることにより、顧客が商品を購入するまでに要した時間
と、商品購入後に顧客が退店するまでの時間とを知るこ
とができる。この情報に基づき、商品の陳列方法を改善
したり、顧客のさらなる購買対象の有無などを推定する
ことができる。したがって、顧客サービスの向上を図る
とともに、新たな売り上げにつながる情報提供を行うこ
とが可能となる。
ることにより、顧客が商品を購入するまでに要した時間
と、商品購入後に顧客が退店するまでの時間とを知るこ
とができる。この情報に基づき、商品の陳列方法を改善
したり、顧客のさらなる購買対象の有無などを推定する
ことができる。したがって、顧客サービスの向上を図る
とともに、新たな売り上げにつながる情報提供を行うこ
とが可能となる。
【0060】また、この顧客情報収集装置によれば、顧
客が商品を購入しなかった場合であっても、その顧客の
来店情報が得られる。そして、来店情報および購買情報
に基づき、購買せずに退店した顧客を特定することがで
きる。その顧客に対して、購買予定商品、購買予定時期
および希望価格を問うアンケートを実施すると良い。こ
のアンケート結果を、今後の品揃えや価格の設定に役立
てる。また、このアンケート結果より顧客が何を購入し
たいのかが分かるので、顧客が商品を購入せずに退店し
た日時と、その時点での店舗内の在庫情報とを突き合わ
せることで、欠品によって購入できなかったのかどうか
を知ることができる。そして、その情報を今後の在庫の
設定に役立てることができる。
客が商品を購入しなかった場合であっても、その顧客の
来店情報が得られる。そして、来店情報および購買情報
に基づき、購買せずに退店した顧客を特定することがで
きる。その顧客に対して、購買予定商品、購買予定時期
および希望価格を問うアンケートを実施すると良い。こ
のアンケート結果を、今後の品揃えや価格の設定に役立
てる。また、このアンケート結果より顧客が何を購入し
たいのかが分かるので、顧客が商品を購入せずに退店し
た日時と、その時点での店舗内の在庫情報とを突き合わ
せることで、欠品によって購入できなかったのかどうか
を知ることができる。そして、その情報を今後の在庫の
設定に役立てることができる。
【0061】また、アンケートは、商品を購入した顧客
に対して行うことも有効である。そにより、今後の購買
動向や購入した商品に対する意見が聞け、それをさらな
る顧客サービスの向上に生かせる。
に対して行うことも有効である。そにより、今後の購買
動向や購入した商品に対する意見が聞け、それをさらな
る顧客サービスの向上に生かせる。
【0062】上述のアンケートは、顧客に紙面に記入し
てもらう形で実施したり、電子メールを利用して実施し
たり、インターネットが使用できる顧客の場合はホーム
ページ上で実施したりするなどが考えられる。アンケー
トは、例えば顧客の来店状況に応じて、来店していない
顧客に対しては数か月に一度という割合で定期的に実施
され、また、来店回数の多い顧客に対しては来店回数が
一定の回数を経るごとに実施される。そして、アンケー
ト結果はサーバ10で集計され、顧客のニーズに合った
情報提供を実施するために利用される。
てもらう形で実施したり、電子メールを利用して実施し
たり、インターネットが使用できる顧客の場合はホーム
ページ上で実施したりするなどが考えられる。アンケー
トは、例えば顧客の来店状況に応じて、来店していない
顧客に対しては数か月に一度という割合で定期的に実施
され、また、来店回数の多い顧客に対しては来店回数が
一定の回数を経るごとに実施される。そして、アンケー
ト結果はサーバ10で集計され、顧客のニーズに合った
情報提供を実施するために利用される。
【0063】なお、この実施の形態では、第1カードリ
ーダ12として磁気情報を読み取るタイプのものを用い
たが、この第1カードリーダ12として第2の実施の形
態で説明するような非接触型のカードリーダを用いても
良い。
ーダ12として磁気情報を読み取るタイプのものを用い
たが、この第1カードリーダ12として第2の実施の形
態で説明するような非接触型のカードリーダを用いても
良い。
【0064】[第2の実施の形態]図7は、第2の実施
の形態の顧客情報収集装置の構成を示すブロック図であ
る。この顧客情報収集装置は、第1の実施の形態で説明
したサーバ10、第1カードリーダ12およびPOS端
末14に加えて、第2カードリーダ42を備えている。
この例では、店舗16内に2つの売場44aおよび44
bが設けられており、第2カードリーダ42は各売場4
4aおよび44bの出入口にそれぞれ設置される。
の形態の顧客情報収集装置の構成を示すブロック図であ
る。この顧客情報収集装置は、第1の実施の形態で説明
したサーバ10、第1カードリーダ12およびPOS端
末14に加えて、第2カードリーダ42を備えている。
この例では、店舗16内に2つの売場44aおよび44
bが設けられており、第2カードリーダ42は各売場4
4aおよび44bの出入口にそれぞれ設置される。
【0065】上述の第2カードリーダ42は、顧客が所
持している会員カード20から上述した顧客データを読
み取るものである。構造的には、第1カードリーダ12
と第2カードリーダ42とは同じもので良い。この第2
カードリーダ42は、顧客データを読み取ると、読み取
った顧客データの全部または一部(例えば会員番号およ
び氏名)を上述のサーバ10に送信する。また、このと
き、第2カードリーダ42は、上述の顧客データととも
にこの顧客データを読み取った日時をサーバ10に送信
する。つまり、顧客の売場への入場日時と顧客の売場か
らの退場日時(以下、来場情報と称する。)とがサーバ
10に送信される。さらに、図7に示すように第2カー
ドリーダ42は複数台設置されるために、個々の第2カ
ードリーダ42を識別するカードリーダ番号(すなわち
売場名に相当する。これも上記来場情報に含まれる。)
も顧客データとともにサーバ10に送信される。
持している会員カード20から上述した顧客データを読
み取るものである。構造的には、第1カードリーダ12
と第2カードリーダ42とは同じもので良い。この第2
カードリーダ42は、顧客データを読み取ると、読み取
った顧客データの全部または一部(例えば会員番号およ
び氏名)を上述のサーバ10に送信する。また、このと
き、第2カードリーダ42は、上述の顧客データととも
にこの顧客データを読み取った日時をサーバ10に送信
する。つまり、顧客の売場への入場日時と顧客の売場か
らの退場日時(以下、来場情報と称する。)とがサーバ
10に送信される。さらに、図7に示すように第2カー
ドリーダ42は複数台設置されるために、個々の第2カ
ードリーダ42を識別するカードリーダ番号(すなわち
売場名に相当する。これも上記来場情報に含まれる。)
も顧客データとともにサーバ10に送信される。
【0066】そして、サーバ10は、第2カードリーダ
42から顧客データを受信すると顧客が訪れた売場の名
称、入場日時および退場日時を含む来場情報を、受信し
た顧客データに対応する会員ファイルに記録する。
42から顧客データを受信すると顧客が訪れた売場の名
称、入場日時および退場日時を含む来場情報を、受信し
た顧客データに対応する会員ファイルに記録する。
【0067】第2の実施の形態では、会員カード20と
して非接触型のICカードが用いられる。このため、第
1および第2カードリーダ12および42として、非接
触型のカードリーダが用いられる。
して非接触型のICカードが用いられる。このため、第
1および第2カードリーダ12および42として、非接
触型のカードリーダが用いられる。
【0068】図8は、この実施の形態で用いられる会員
カード20の構造を示す透視図である。会員カード20
のサイズは、クレジットカードやキャッシュカードと同
じサイズである。会員カード20の内部にはコイル状の
アンテナ46とICチップ48とが埋め込まれている。
アンテナ46は通信および電力供給のインタフェースと
して機能する。ICチップ48はアンテナ46を介して
供給される電力によって動作し、会員カード20および
カードリーダ間におけるデータ通信の制御と、データの
記録媒体としての機能とを有している。このようなIC
カードは、最近、公衆電話機用のテレホンカードとして
用いられている。
カード20の構造を示す透視図である。会員カード20
のサイズは、クレジットカードやキャッシュカードと同
じサイズである。会員カード20の内部にはコイル状の
アンテナ46とICチップ48とが埋め込まれている。
アンテナ46は通信および電力供給のインタフェースと
して機能する。ICチップ48はアンテナ46を介して
供給される電力によって動作し、会員カード20および
カードリーダ間におけるデータ通信の制御と、データの
記録媒体としての機能とを有している。このようなIC
カードは、最近、公衆電話機用のテレホンカードとして
用いられている。
【0069】図9は、第1および第2カードリーダ12
および42として用いられる非接触型のカードリーダ5
0の構成を示すブロック図である。このカードリーダ5
0は、上位インタフェース(上位I/F)52、制御部
54およびアンテナ56により構成される。上位I/F
52は、サーバ10などの上位装置との接続の際に用い
られる。制御部54は、上位装置との間の通信制御、お
よびアンテナ56からのデータ読み取りの制御をそれぞ
れ行うものである。アンテナ56は、会員カード20へ
の電力供給および通信を行うために電磁場を放射するも
のである。この構成によれば、アンテナ56で読み取ら
れた会員カード20のデータが上位I/F52を介して
サーバ10に送られる。
および42として用いられる非接触型のカードリーダ5
0の構成を示すブロック図である。このカードリーダ5
0は、上位インタフェース(上位I/F)52、制御部
54およびアンテナ56により構成される。上位I/F
52は、サーバ10などの上位装置との接続の際に用い
られる。制御部54は、上位装置との間の通信制御、お
よびアンテナ56からのデータ読み取りの制御をそれぞ
れ行うものである。アンテナ56は、会員カード20へ
の電力供給および通信を行うために電磁場を放射するも
のである。この構成によれば、アンテナ56で読み取ら
れた会員カード20のデータが上位I/F52を介して
サーバ10に送られる。
【0070】会員カードの読み取りの際には、カードリ
ーダ50のアンテナ面に対して会員カード20を正対さ
せ、アンテナからの電波が届く範囲にカードを近づける
ことでカードの情報が読み取られる。したがって、顧客
がこのような条件を満たす状態で会員カード20を携帯
していれば、顧客がカードリーダ50を通過するだけで
会員カード20の情報が読み取られる。このため、カー
ドリードの際の顧客の負担が軽減される。
ーダ50のアンテナ面に対して会員カード20を正対さ
せ、アンテナからの電波が届く範囲にカードを近づける
ことでカードの情報が読み取られる。したがって、顧客
がこのような条件を満たす状態で会員カード20を携帯
していれば、顧客がカードリーダ50を通過するだけで
会員カード20の情報が読み取られる。このため、カー
ドリードの際の顧客の負担が軽減される。
【0071】次に、この実施の形態の顧客情報収集装置
を用いた顧客情報収集フローにつき説明する。
を用いた顧客情報収集フローにつき説明する。
【0072】図10は、顧客情報収集フローを示すフロ
ーチャートである。この実施の形態の顧客情報収集フロ
ーは、図6を参照して説明した(c)および(d)ステ
ップの他に、(e)店舗内の各売場ごとに、顧客が訪れ
た売場の名称、入場日時および退場日時を含む来場情報
を取得するステップをさらに含んでいる。なお、この実
施の形態では、(c)および(d)ステップについての
説明を省略する。
ーチャートである。この実施の形態の顧客情報収集フロ
ーは、図6を参照して説明した(c)および(d)ステ
ップの他に、(e)店舗内の各売場ごとに、顧客が訪れ
た売場の名称、入場日時および退場日時を含む来場情報
を取得するステップをさらに含んでいる。なお、この実
施の形態では、(c)および(d)ステップについての
説明を省略する。
【0073】この(e)ステップでは、まず、ある売場
への入場時に顧客は、売場の出入口に設置された第2カ
ードリーダ42に対して、所持している会員カード20
を読み取らせる。その結果、第2カードリーダ42によ
り、会員カード20から顧客データが読み取られる。読
み取られた顧客データは第2カードリーダ42からサー
バ10へ送信される。このように、サーバ10は、顧客
の売場への入場に応動して顧客データを受信する(図1
0のS1)。続いて、サーバ10は、受信した顧客デー
タに対応する顧客の会員ファイルに当該顧客の来場情報
すなわち入場日時と入場売場名とを記録する(図10の
S2)。
への入場時に顧客は、売場の出入口に設置された第2カ
ードリーダ42に対して、所持している会員カード20
を読み取らせる。その結果、第2カードリーダ42によ
り、会員カード20から顧客データが読み取られる。読
み取られた顧客データは第2カードリーダ42からサー
バ10へ送信される。このように、サーバ10は、顧客
の売場への入場に応動して顧客データを受信する(図1
0のS1)。続いて、サーバ10は、受信した顧客デー
タに対応する顧客の会員ファイルに当該顧客の来場情報
すなわち入場日時と入場売場名とを記録する(図10の
S2)。
【0074】次に、顧客が売場を退場する場合、顧客は
入場時と同様に、売場の出入口に設置された第2カード
リーダ42に対して、顧客が所持している会員カード2
0を読み取らせる。その結果、第2カードリーダ42に
より会員カード20から顧客データが読み取られる。読
み取られた顧客データは第2カードリーダ42からサー
バ10へ送信される。このように、サーバ10は、顧客
の売場からの退場に応動して顧客データを受信する(図
10のS3)。続いて、サーバ10は、受信した顧客デ
ータに対応する顧客の会員ファイルに当該顧客の来場情
報すなわち退場日時を記録する(図10のS4)。
入場時と同様に、売場の出入口に設置された第2カード
リーダ42に対して、顧客が所持している会員カード2
0を読み取らせる。その結果、第2カードリーダ42に
より会員カード20から顧客データが読み取られる。読
み取られた顧客データは第2カードリーダ42からサー
バ10へ送信される。このように、サーバ10は、顧客
の売場からの退場に応動して顧客データを受信する(図
10のS3)。続いて、サーバ10は、受信した顧客デ
ータに対応する顧客の会員ファイルに当該顧客の来場情
報すなわち退場日時を記録する(図10のS4)。
【0075】以上説明したように、この実施の形態の顧
客情報収集装置によれば、上述した来場情報に基づき、
顧客が訪れた売場や売場における滞在時間など、顧客の
店内での行動について細かく知ることができる。
客情報収集装置によれば、上述した来場情報に基づき、
顧客が訪れた売場や売場における滞在時間など、顧客の
店内での行動について細かく知ることができる。
【0076】例えば、サーバ10を操作して、ある特定
の売場への訪問回数の多い顧客や、特定の売場での滞在
時間の多かった顧客などを来場情報に基づきリストアッ
プすることが可能である。そして、リストアップされた
顧客に対して、その顧客が関心を持っている商品のセー
ル情報を発信したりすれば、売り上げの向上が期待でき
る。
の売場への訪問回数の多い顧客や、特定の売場での滞在
時間の多かった顧客などを来場情報に基づきリストアッ
プすることが可能である。そして、リストアップされた
顧客に対して、その顧客が関心を持っている商品のセー
ル情報を発信したりすれば、売り上げの向上が期待でき
る。
【0077】また、来場情報は各売場の在庫の設定にも
役立てることができる。
役立てることができる。
【0078】このように、来場情報からより細かく顧客
のニーズを探ることができるので、各顧客に対してより
効果的な情報提供やイベント企画が実施できるようにな
る。これにより、新たな売り上げの獲得が期待できる。
のニーズを探ることができるので、各顧客に対してより
効果的な情報提供やイベント企画が実施できるようにな
る。これにより、新たな売り上げの獲得が期待できる。
【0079】
【発明の効果】この発明の顧客情報収集方法によれば、
顧客の入店時または退店時に、店舗の出入口に設置され
たカードリーダにより、この顧客が所持している会員カ
ードから顧客データが読み取られ、続いて、読み取られ
た顧客データがカードリーダからサーバに送信され、然
る後、サーバは受信した顧客データに対応する顧客の会
員ファイルに当該顧客の来店情報を記録する。
顧客の入店時または退店時に、店舗の出入口に設置され
たカードリーダにより、この顧客が所持している会員カ
ードから顧客データが読み取られ、続いて、読み取られ
た顧客データがカードリーダからサーバに送信され、然
る後、サーバは受信した顧客データに対応する顧客の会
員ファイルに当該顧客の来店情報を記録する。
【0080】この方法によれば、顧客が商品を購入しな
かった場合であっても、その顧客の来店情報が得られ
る。この来店情報より、顧客の来店回数や店内における
滞在時間を知ることができる。この情報から商品購入意
欲のある顧客を探り、その顧客に対する情報提供やイベ
ント企画をタイムリーに実施することが可能となる。こ
れにより、新たな売り上げの獲得が期待できる。
かった場合であっても、その顧客の来店情報が得られ
る。この来店情報より、顧客の来店回数や店内における
滞在時間を知ることができる。この情報から商品購入意
欲のある顧客を探り、その顧客に対する情報提供やイベ
ント企画をタイムリーに実施することが可能となる。こ
れにより、新たな売り上げの獲得が期待できる。
【0081】また、この発明の顧客情報収集装置によれ
ば、前述の顧客情報収集方法の発明を容易に実施するこ
とができる。
ば、前述の顧客情報収集方法の発明を容易に実施するこ
とができる。
【図1】第1の実施の形態の顧客情報収集装置の構成を
示す図である。
示す図である。
【図2】カードリーダの例を示す図である。
【図3】第1カードリーダの構成を示す図である。
【図4】情報管理サーバの構成を示す図である。
【図5】会員登録の手続きの手順を示す図である。
【図6】顧客情報収集フローを示す図である。
【図7】第2の実施の形態の顧客情報収集装置の構成を
示す図である。
示す図である。
【図8】会員カードの構造を示す図である。
【図9】非接触型のカードリーダの構成を示す図であ
る。
る。
【図10】顧客情報収集フローを示す図である。
10:情報管理サーバ 12:第1カードリーダ 12a:溝 12b:挿入口 14:POS端末 16:店舗 16a:出入口 18:管理室 20:会員カード 22:磁気ストライプ 24,52:上位I/F 26,54:制御部 28:磁気リードヘッド 30:CPU 32:メモリ 34:外部I/F 36:顧客情報データベース 38:商品情報データベース 40:システムバス 42:第2カードリーダ 44a,44b:売場 46,56:アンテナ 48:ICチップ 50:非接触型のカードリーダ
Claims (8)
- 【請求項1】 商品購入のために店舗に訪れた顧客に関
する情報を収集する方法であって、 (a)会員として登録される顧客に対して、該顧客に関
連する顧客データが記憶された会員カードを発行するス
テップと、 (b)サーバが管理するデータベースに顧客の会員ファ
イルを設け、該会員ファイルに前記顧客データを記録す
るステップと、 (c)顧客の入店日時および退店日時を含む来店情報を
取得するステップとを含み、 前記(c)ステップでは、 顧客の入店時または退店時に、店舗の出入口に設置され
たカードリーダにより、該顧客が所持している前記会員
カードから前記顧客データが読み取られ、続いて読み取
られた前記顧客データが前記カードリーダから前記サー
バに送信され、然る後、 前記サーバは受信した前記顧客データに対応する顧客の
前記会員ファイルに当該顧客の前記来店情報を記録する
ことを特徴とする顧客情報収集方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の顧客情報収集方法にお
いて、 (d)顧客の購買商品、購買価格、購買個数および購買
日時を含む購買情報を取得するステップをさらに含み、 該(d)ステップでは、 顧客が商品を購買したとき、POS端末によって顧客の
前記会員カードから前記顧客データが読み取られ、およ
び該POS端末に前記購買情報が入力され、続いて読み
取られた前記顧客データが前記購買情報とともに前記P
OS端末から前記サーバに送信され、然る後、 前記サーバは受信した前記顧客データに対応する顧客の
前記会員ファイルに当該顧客の前記購買情報を記録する
ことを特徴とする顧客情報収集方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載の顧客情報収集方法にお
いて、 前記来店情報および購買情報に基づき、購買せずに退店
した顧客を特定し、該顧客に対して、購買予定商品およ
び希望価格を問うアンケートを実施することを特徴とす
る顧客情報収集方法。 - 【請求項4】 請求項1または2に記載の顧客情報収集
方法において、 (e)店舗内の各売場ごとに、顧客が訪れた売場の名
称、入場日時および退場日時を含む来場情報を取得する
ステップをさらに含み、 該(e)ステップでは、 顧客の入場時または退場時に、売場の出入口に設置され
たカードリーダにより、該顧客が所持している前記会員
カードから前記顧客データが読み取られ、続いて読み取
られた前記顧客データが前記カードリーダから前記サー
バに送信され、然る後、 前記サーバは受信した前記顧客データに対応する顧客の
前記会員ファイルに当該顧客の前記来場情報を記録する
ことを特徴とする顧客情報収集方法。 - 【請求項5】 会員として登録された顧客に対して、該
顧客に関連する顧客データが記憶された会員カードをあ
らかじめ発行しておき、該会員カードを携帯した顧客が
店舗に訪れたときに該顧客に関する情報を収集する装置
であって、 サーバおよび第1カードリーダにより構成され、 前記第1カードリーダは、店舗の出入口に設置され、顧
客が所持している前記会員カードから前記顧客データを
読み取り、読み取った前記顧客データを前記サーバに送
信するものであり、 前記サーバは、前記顧客データが記録された前記会員フ
ァイルを含むデータベースを管理しており、前記第1カ
ードリーダから前記顧客データを受信すると顧客の入店
日時および退店日時を含む来店情報を、受信した前記顧
客データに対応する前記会員ファイルに記録するもので
あることを特徴とする顧客情報収集装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の顧客情報収集装置にお
いて、 顧客が商品を購買する箇所に設置されるPOS端末をさ
らに備えており、 該POS端末は、顧客の前記会員カードから前記顧客デ
ータを読み取る手段と、購買商品、購買価格、購買個数
および購買日時を含む購買情報を入力する手段とを有し
ていて、 該POS端末により読み取られた前記顧客データと、該
POS端末に入力された前記購買情報とは前記サーバに
送信されるように構成されており、 前記サーバは、前記POS端末から前記顧客データおよ
び購買情報を受信すると該購買情報を、受信した前記顧
客データに対応する前記会員ファイルに記録することを
特徴とする顧客情報収集装置。 - 【請求項7】 請求項5または6に記載の顧客情報収集
装置において、 店舗内の各売場の出入口に設置され、顧客が所持してい
る前記会員カードから前記顧客データを読み取り、読み
取った前記顧客データを前記サーバに送信する第2カー
ドリーダをさらに備えており、 前記サーバは、前記第2カードリーダから前記顧客デー
タを受信すると顧客が訪れた売場の名称、入場日時およ
び退場日時を含む来場情報を、受信した前記顧客データ
に対応する前記会員ファイルに記録することを特徴とす
る顧客情報収集装置。 - 【請求項8】 請求項5ないし7のいずれか一項に記載
の顧客情報収集装置において、 前記会員カードが非接触型のICカードであることを特
徴とする顧客情報収集装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000170592A JP2001350798A (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | 顧客情報収集方法および顧客情報収集装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000170592A JP2001350798A (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | 顧客情報収集方法および顧客情報収集装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001350798A true JP2001350798A (ja) | 2001-12-21 |
Family
ID=18673284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000170592A Withdrawn JP2001350798A (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | 顧客情報収集方法および顧客情報収集装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001350798A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007220008A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Fujitsu Ltd | 算出方法およびプログラム |
JPWO2019064381A1 (ja) * | 2017-09-27 | 2020-03-26 | 楽天株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 |
CN111639936A (zh) * | 2020-05-24 | 2020-09-08 | 中信银行股份有限公司 | 交易信息的获取方法、装置、电子设备及可读存储介质 |
US11386734B2 (en) | 2017-09-27 | 2022-07-12 | Rakuten Group, Inc. | Information processing device, information processing method, program, and storage medium |
-
2000
- 2000-06-07 JP JP2000170592A patent/JP2001350798A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007220008A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Fujitsu Ltd | 算出方法およびプログラム |
JP4750573B2 (ja) * | 2006-02-20 | 2011-08-17 | 富士通株式会社 | 算出方法、算出装置および算出プログラム |
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US11341798B2 (en) | 2017-09-27 | 2022-05-24 | Rakuten Groun. Inc. | Device, method, program, and storage medium for providing recommendation information |
US11386734B2 (en) | 2017-09-27 | 2022-07-12 | Rakuten Group, Inc. | Information processing device, information processing method, program, and storage medium |
CN111639936A (zh) * | 2020-05-24 | 2020-09-08 | 中信银行股份有限公司 | 交易信息的获取方法、装置、电子设备及可读存储介质 |
CN111639936B (zh) * | 2020-05-24 | 2023-08-25 | 中信银行股份有限公司 | 交易信息的获取方法、装置、电子设备及可读存储介质 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070807 |