JP2002260096A - ポイントサービスシステムにおけるポイント付与方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客にできるだけ多く来店してもらうため
に、店舗に来店するだけで顧客に対してポイントを付与
することで顧客サービスを行うことができ、また店舗側
においても、来店した顧客情報の収集可能にし来店顧客
情報の管理を行うことができるポイントサービスシステ
ムにおけるポイント付与方法を提供する。 【解決手段】 情報記憶媒体と、店舗に設置され、情報
記憶媒体の記憶情報を読み取る読取手段と情報を記憶さ
せる書込手段とを有する端末装置と、端末装置で読み取
られた情報に基づいて、顧客毎の情報管理を行うホスト
装置とを有し、前記顧客が来店した際に、端末装置によ
り情報記憶媒体に記憶された情報を読み取った後、その
読み取った情報と今回入力する予定の情報とを比較し、
それぞれの情報が異なる場合にだけ、端末装置から情報
記憶媒体の記憶手段に、顧客に対して特典となる来店ポ
イントを付与することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、店舗内に来店した
顧客に対して、特典となるポイントを付与することがで
きるポイントサービスシステムにおけるポイント付与方
法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、スーパーマーケットや量販店等の
大型店舗などの売場において、顧客サービスとして購買
金額に応じてあらかじめ定めた割合の特典ポイントを顧
客に付与し、この特典ポイントを付与された顧客が、そ
の後この特典ポイントを使用して商品購入金額の一部と
して充当できるようにしたポイントサービスシステムが
採用されている。

【０００３】この従来のポイントサービスシステムは、
あらかじめ店側から顧客に会員カードを発行し、来店し
た顧客が商品を購入する際に販売員に会員カードを提出
し、購入金額に応じてあらかじめ定めた割合の特典ポイ
ントを算出し、顧客管理データベースに特典ポイントを
累計して記憶させる。そして、顧客が、付与されたこれ
らの特典ポイントを使用したい場合には、顧客管理デー
タベースに記憶された特典ポイントを商品の購買金額の
代わりとして充当できるようにしている。

【０００４】したがって、その店で商品を購入する顧客
は、これらの特典ポイントを受けることができるが、ウ
インドウショッピングなどで頻繁に来店するが、今のと
ころ購入したいと思う商品が見つからない顧客や、今ま
でに来店したことのない顧客などの新規の顧客にとって
は、このような従来のポイントサービスシステムでは何
も特典を受けられないために魅力のないサービスである
といえる。

【０００５】一般的に、商売で売上を伸ばすには、従来
から商品の購入してくれる上得意の顧客に加えて、常に
新規の顧客を開拓することで、将来的にお得意様となっ
てくれるようにすることが大切であり、特に新規の顧客
を開拓するには、まずできるだけ店舗に来店してもらう
ことが必要となる。取り敢えず、新規の顧客に頻繁に来
店してもらうことで、店に展示してある商品を実際に見
てもらうことができ、また必要に応じて店員が商品の説
明を行ない販売促進を行うことができ、それらの結果と
して商品を購入してもらう可能性が大きくなる。

【０００６】また、新規の顧客に限らず、従来より商品
を購入している顧客に対しても、特定の商品を実際に購
入する目的がなくても、できるだけ来店してもらう機会
を多くすることで、気に入った商品を見つけそれが購入
の動機づけとなる可能性がある。そこで、上得意の顧客
や新規の顧客に限らず、まずは顧客にできるだけ頻繁に
来店してもらようにするための動機づけとなる効果的な
顧客サービスを行う必要がある。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、顧客
にできるだけ多く来店してもらうための効果的な顧客サ
ービスとして、店舗に来店するだけで顧客に対して特典
ポイントを付与することで顧客サービスを行うことがで
き、また店舗側においても、来店した顧客情報の収集可
能にし、来店顧客情報の管理を行うことができるポイン
トサービスシステムにおけるポイント付与方法を提供す
る。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明のポイントサービ
スシステムにおけるポイント付与方法は、店舗に来店す
る顧客が持参する情報記憶媒体と、店舗に設置され、前
記情報記憶媒体の記憶手段に記憶された情報を読み取る
読取手段と前記記憶手段に情報を記憶させる書込手段と
を有する端末装置と、前記端末装置で読み取られた情報
に基づいて、顧客毎の情報管理を行うホスト装置とを有
してなるポイントサービスシステムにおけるポイント付
与方法であって、前記顧客が来店した際に、前記端末装
置により前記情報記憶媒体の記憶手段に記憶された情報
を読み取った後、その読み取った情報と今回入力する予
定の情報とを比較し、それぞれの情報が異なる場合にだ
け、前記端末装置から前記情報記憶媒体の記憶手段に、
前記顧客に対して特典となる来店ポイントを付与するこ
とを特徴とする。

【０００９】また、本発明は、前記情報記憶媒体の記憶
手段に記憶された情報が、日時情報であることを特徴と
する。

【００１０】更に、本発明は、前記端末装置から前記情
報記憶媒体の記憶手段に付与する来店ポイント情報が、
前記端末装置から前記ホスト装置に送信され、前記ホス
ト装置の記憶手段に累計して記憶されることを特徴とす
る。

【００１１】また、本発明のポイントサービスシステム
におけるポイント付与方法は、店舗に来店する顧客が持
参する情報記憶媒体と、店舗に設置され、前記情報記憶
媒体の記憶手段に記憶された情報を読み取る読取手段と
前記記憶手段に情報を記憶させる書込手段とを有する端
末装置と、前記端末装置で読み取られた情報に基づい
て、顧客毎の情報管理を行うホスト装置と、売場に設置
され、前記ホスト装置と通信可能に接続されたＰＯＳ端
末装置と、前記情報記憶媒体の記憶情報を読み取りＰＯ
Ｓ端末装置に伝送する読取装置とを有してなるポイント
サービスシステムにおけるポイント付与方法であって、
前記情報記憶媒体の記憶手段には、顧客を特定するため
のＩＤ情報が登録され、前記端末装置により前記情報記
憶媒体のＩＤ情報を読み取ることで、前記顧客に対して
来店ポイントを付与し、また前記顧客の商品購買に基づ
き、前記ＰＯＳ端末装置に入力された購買金額に応じて
購買ポイントを算出した後、前記来店ポイント情報と前
記購買ポイント情報を前記ホスト装置に送信することで
顧客管理用のデータベースに記憶させることを特徴とす
る。

【００１２】また、本発明は、前記来店ポイントは、前
記来店ポイントが付与されたのと同日中に前記購買ポイ
ントが前記ホスト装置に送信された場合にだけ、顧客管
理用のデータベースに記憶させることを特徴とする。

【００１３】更に、本発明は、前記情報記憶媒体が、非
接触方式のＩＣ記憶媒体であることを特徴とする。ま
た、本発明は、前記非接触方式のＩＣ記憶媒体が、非接
触ＩＣカードであることを特徴とする。更に、本発明
は、前記情報記憶媒体に、前記来店ポイントと前記購買
ポイントとを合算した合算合計ポイントを記憶させる記
憶手段が設けられていることを特徴とする。

【００１４】また、本発明は、前記情報記憶媒体に、前
記情報記憶媒体に記憶されている情報を表示する書き換
え可能な表示部が設けられていることを特徴とする。更
に、本発明は、前記端末装置に、前記顧客に対するメッ
セージ情報を表示する表示手段が設けられていることを
特徴とする。また、本発明は、前記ホスト装置の記憶手
段には、前記来店ポイントと前記購買ポイントを合算し
た合算合計ポイントを記憶させる記憶手段が設けられて
いることを特徴とする。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図１は、本発明の方法が適
応されるポイントサービスシステムの概略説明図、図２
は、本発明の方法が適応されるポイントサービスシステ
ムのシステムブロック図、図３は、本発明に使用する情
報記憶媒体の一例である非接触ＩＣカードの平面図、図
４は、図３のＡ−Ａ線断面図、図５は、本発明に使用す
る非接触ＩＣカードのシステムブロック図、図６は、本
発明に使用する端末装置の表示手段に表示する表示画面
の一例、図７は、本発明に係るホスト装置の表示手段に
表示した顧客情報の表示画面の一例を示したもの、図８
は、本発明に係るホスト装置の表示手段に表示した来店
頻度分析表の表示画面の一例を示したもの、図９は、本
発明に使用するホスト装置の表示手段に表示した来店情
報の表示画面の一例を示したもの、図１０及び図１１
は、本発明の処理手順を示すフローチャートである。

【００１６】図１及び図２に示すように、本発明の方法
が適応されるポイントサービスシステム１は、情報管理
センター２や店舗等に設置されたホスト装置３と、顧客
が自由に歩き回ることができる店舗４内に設置され、顧
客が自由に操作可能な来店顧客管理用の端末装置５と、
店員が操作するＰＯＳ端末装置６とを通信回線７で結ん
だネットワークシステムである。

【００１７】本発明においては、店側に対して、顧客に
あらかじめ顧客の住所、氏名、電話番号、生年月日など
の個人情報を記入した申込書などの提出などによる申請
手続きを行ってもらうことで会員となってもらい、これ
らの個人情報をホスト装置３の会員顧客データべースに
登録すると共に、これらの顧客に対して、店側から情報
記憶媒体である会員カード８を発行し、顧客が来店する
際には会員カード８を持参してもらうようにする。

【００１８】情報記憶媒体である会員カード８は、各種
の情報記憶手段を有する媒体を用いることができるが、
その一例の情報記憶媒体として、例えば図３及び図４に
示すように、複数の単位基材を積層して接着した多重構
造からなるカード基材９を有している。多重構造のカー
ド基材９の中央には厚さ０．３ｍｍの塩化ビニル樹脂等
の白色センターコアシート１０が設けられ、前記白色セ
ンターコアシート１０の表裏両面に、それぞれ厚さ０．
２ｍｍの塩化ビニル樹脂等の白色コアシート１１，１２
が前記白色センターコアシート１０を挟んで接着されて
いる。また、前記各々の白色コアシート１１，１２の表
出面には、それぞれ厚さ０．０２ｍｍの透明オーバーシ
ート１３，１４が重合されて接着されている。

【００１９】カード基材９の表面には、磁気ストライプ
からなる磁気記録部１５と、カード基材９にサーマル方
式の印字や凹凸加工を施して形成するエンボス加工文字
などで、会員の氏名や会員コードなどを表示形成した表
示部１６が設けられている。

【００２０】カード基材９の中央部に位置する単位基材
１０の一部には、切り欠き部または凹部（図示せず）を
設け、この切り欠き部または凹部の内部に非接触用に使
用するＩＣ１７が内蔵されている。また、単位基材１０
の表面には、ＩＣ１７と接続された直径約０．１ｍｍの
通信用コイル１８がカード基材９の外側周辺付近に設け
られ、アンテナとしての機能を有している。通信用コイ
ル１８の形成方法は、エッチングや導電性インキを印刷
する方法のほかに、コイルを樹脂被覆導線で単位基材上
に直線描画することで、位置精度良く形成することがで
きる。

【００２１】また、ＩＣ１７には、顧客を特定するため
の情報であるＩＤ情報を記憶させた記憶手段２４と、制
御手段２５とを有している。更に、この記憶手段２４に
は、来店ポイント、購買ポイント、そして来店ポイント
と購買ポイントを合算した合算合計ポイントなどの情報
を随時記憶させておくことができる。

【００２２】更に、カード基材９の表面の所定領域に
は、書き換え可能な表示部１９が設けられている。この
書き換え可能な表示部１９は、従来より公知の技術であ
る表示技術を用いればよく、例えば、カード基材９に凹
部を形成し、この凹部に接着層、支持体（ＰＥＴ）、感
熱記録層、保護層とを順次積層させる可逆性感熱表示
部、ロイコ系可逆性感熱表示部、そして磁性紛を用いた
磁性表示部などを用いることができる。

【００２３】この情報記憶媒体である会員カード８は、
上記の非接触ＩＣカードからなる非接触方式のＩＣ記憶
媒体の他、非接触方式のＩＣタグなどカード以外の形態
を有する媒体を用いることができる。

【００２４】また、来店顧客管理用の端末装置５は、来
店した顧客が店内で直接触れることができる所定の場所
に設置されている。この端末装置５には、会員カード８
のアンテナである通信用コイル１８との間で電波による
送受信を行うためのアンテナ２０と、顧客に対するメッ
セージ情報を表示する表示手段２１と、ホスト装置３と
通信回線を介して交信可能とする通信手段２２と、制御
手段２３とが備えられている。

【００２５】また、制御手段２３には、来店ポイント付
与手段３８を有している。この来店ポイント付与手段３
８は、来店した顧客が来店顧客管理用の端末装置５に近
づき、会員カード８を端末装置５のアンテナ２０に近づ
けることで、会員カード８の記憶手段に来店ポイントを
累計して記憶させるプログラムを有する。また、来店ポ
イント付与手段３８により来店ポイントを会員カード８
の記憶手段に記憶させる際には、その日付や時間などの
日時情報も同時に記憶手段に記憶させるようにしてあ
る。

【００２６】更に、この来店ポイント付与手段３８は、
来店ポイントを会員カード８の記憶手段に書込み記憶さ
せる前の段階で、情報記憶媒体の記憶手段に記憶された
日時情報を読み取り、その読み取った日付や時間など情
報と今回来店ポイントを入力する日付や時間などとを比
較し、日付や時間が異なる場合にだけ、情報記憶媒体の
記憶手段に来店ポイントを累計して書込み付与するよう
にしてある。たとえば、１日に１回だけ来店ポイントを
付与するように設定しておけば、日付情報を比較し同日
の場合には、来店ポイントを書き込まないようにするな
どして、来店ポイントを書き込む条件を店側で自由に設
定できるようにしてある。

【００２７】また、会員カード８のアンテナである通信
用コイル１８には、端末装置５からの質問電波を受信し
て駆動用電力に変換するための電源用受信アンテナと、
質問電波を受信し応答電波を送信する際の搬送波として
利用するためのデータ送受信用アンテナとからなる通信
用コイルが備えられている。

【００２８】そして、端末装置５のアンテナ２０から
は、常時起動信号電波が送信されていて、会員カード８
は、起動信号電波が届かない範囲では通常は休眠状態に
あるが、会員カード８が起動信号電波の届く範囲に接近
すると、会員カード８に起動力が発生し回路がスタート
する。その後、会員カード８からの信号電波が発信さ
れ、信号電波１５を端末装置５のアンテナ２０が受信す
ることで、端末装置５との間で交信が開始する。会員カ
ード８が端末装置５から遠ざかり、起動信号電波が届く
範囲外に達することで交信は終了する。

【００２９】また、各売場に設置されたＰＯＳ端末装置
６には、会員カード８の記憶手段２４に記憶されたＩＤ
情報等の情報を読み取る情報読取手段２４と、情報書込
手段２５と、情報表示手段２６とを有するカードリーダ
ライタ２７が備えられていて、 ＰＯＳ端末装置６によ
る会員カード８の記憶手段２４からの記憶情報の読み取
り、または記憶手段２４への書込み処理を行えるように
してある。情報読取手段２４と情報書込手段２５は、会
員カード８のアンテナである通信用コイル１８と非接触
で通信可能とするためアンテナを設けることが好まし
い。

【００３０】また、ＰＯＳ端末装置６は各売場に設置さ
れて代金精算処理を行う装置であり、表示手段２８と、
入力手段２９と、記憶手段３０と、通信手段３１と、制
御手段３２とを有する。

【００３１】また、制御手段３２には、購買ポイント付
与手段３７を有している。この購買ポイント付与手段３
７は、顧客が商品を購入した際における代金精算時に、
その代金に応じてあらかじめ定めた割合の購買ポイント
を算出するプログラムを有している。

【００３２】この購買ポイント付与手段３７で算出され
た購買ポイントは、カードリーダライタ２７の情報書込
手段２５を通じて、会員カード８の記憶手段に書き込ま
れ記憶させる。また、記憶手段に書き込まれた購買ポイ
ントと来店ポイントは、共通のポイントとして使用でき
るように記憶され、購買ポイントと来店ポイントを合算
させた合算合計ポイントとして記憶される。

【００３３】更に、情報管理センター２等に設置された
ホスト装置３には、通信手段３３と、キーボードからな
る入力手段３４と、ＣＲＴからなる表示手段３５と、プ
リンターなどの出力手段３６、制御手段４０とを有す
る。更に、ホスト装置３には、通信回線７を通じて、来
店顧客管理用の端末装置５から顧客に来店ポイントを付
与した際に、その顧客のＩＤ情報と、付与した来店ポイ
ント情報を受信し記憶させると共に、更に、ＰＯＳ端末
装置６から購買ポイントを付与して顧客のＩＤ情報と、
付与した購買ポイント情報とを受信して記憶させる会員
顧客情報データベース３９を有する。

【００３４】この会員顧客情報データベース３９には、
ＩＤ情報に基づく顧客毎に受信した来店ポイント情報と
購買ポイント情報を合算した合算合計ポイントとして記
憶させ、顧客がそれらのポイントを使用して共通のポイ
ントサービスを受けれるようにしておく。

【００３５】次に、本発明の処理手順について説明す
る。まず、会員カード８を持参して店舗に来店した顧客
４１は、店舗の所定場所に備えられている来店顧客管理
用の端末装置５のアンテナ２０に会員カード８を近づけ
て、会員カード８に記憶させている情報を読み取らせる
（Ｓ１）。

【００３６】端末装置５で読み取った情報の内、日時情
報を確認し、既にその日と同日に来店ポイントを付与さ
れていないかチェックする（Ｓ２）。同日に来店ポイン
トを付与されていない場合には、端末装置５から会員カ
ード８の記憶手段に来店ポイントを累計して書き込む
（Ｓ３）。

【００３７】次に、端末装置５から通信回線７を通じて
ホスト装置２へＩＤ情報と来店ポイントを送信する（Ｓ
４）。ホスト装置２の会員顧客情報データベース３９
に、来店ポイントを累計して書込む（Ｓ５）。

【００３８】次に、ホスト装置２の会員顧客情報データ
ベース３９に既に記憶されているその顧客のポイント情
報が端末装置５に送信され（Ｓ６）、端末装置５の表示
手段２１に図６に示すような顧客のポイント情報を含ん
だメッセージ情報４２が表示される（Ｓ７）。このメッ
セージ情報４２の表示には、例えば、今回の来店に対し
て付与された来店ポイント４３と、来店ポイントと購買
ポイントを合算させてその時点で顧客が保有している合
計ポイント４４と、本日のお買い得品などのその顧客に
伝えたい情報４５を表示させる。

【００３９】次に、その顧客が商品を購入する際の処理
について説明する。まず、レジなどで代金と共に会員カ
ード８を売場の店員に渡し、その店員が会員カード８を
カードリーダライタ２７に挿入した後、ＰＯＳ端末装置
６により代金情報を入力する（Ｓ８）。その代金情報に
基づいて、購買ポイント付与手段３７で購買代金に対し
て予め定めた割合の購買ポイントを算出して、会員カー
ド８の記憶手段にその購買ポイントを累計して記憶させ
る（Ｓ９）。

【００４０】また、カードリーダライタ２７により会員
カード８の書き換え可能な表示部１９に図３に示すよう
に、今回更新された合算合計ポイントを書き換えて表示
する（Ｓ１０）。

【００４１】カードリーダライタ２７は、会員カード８
のＩＤ情報を読み取った後、 ＰＯＳ端末装置６からホ
スト装置２にこのＩＤ情報と購買ポイント情報を送信す
る（Ｓ１１）。ホスト装置２では、受信したＩＤ情報と
購買ポイント情報に基づいて、会員顧客情報データベー
ス３９に登録されたその顧客情報に対して今回の購買ポ
イントを累計して記憶させる（Ｓ１２）。

【００４２】また、顧客が、商品を購入する際に、ポイ
ントを代金の一部などとして使用したい場合には、 現
在保有している合算合計ポイントから使用分のポイント
を減算処理し、この情報をカードリーダライタ２７によ
り会員カード８の書き換え可能な表示部１９に書き換え
て表示する。

【００４３】以上のようにして、顧客の来店に対する来
店ポイントを付与することができ、また購買ポイントと
来店ポイントを合算させたポイントサービスを展開する
ことができる。これにより、顧客ができるだけ多く店舗
に来店する具体的な動機づけを与えることができる。

【００４４】次に、ホスト装置３を管理する店側が販売
活動に役立てるために、会員顧客情報データベース３９
に記憶された顧客情報を使用して、種々の顧客情報の分
析を行う場合について説明する。図１０には、ホスト装
置の情報管理に基づき、ホスト装置の表示手段に表示す
る表示画面の例として、顧客情報に関する情報表示４６
を示している。

【００４５】顧客情報に関する情報表示４６としては、
会員コード、氏名、住所等の顧客の個人情報４７と、来
店ポイントを累計した来店ポイント累計４８と、購買ポ
イントを累計した購買ポイント累計４９と、来店ポイン
ト累計と購買ポイント累計とを合算した合算合計ポイン
ト５０などが表示される。この表示により、各々の顧客
に対する身元先や、保有しているポイント情報を確認す
ることができる。

【００４６】図８には、来店顧客管理用の端末装置５に
より会員カード８から読み取った情報に基づいて、その
店舗に対して全体的にどのような頻度で来店しているの
かを分析するための来店頻度分析表５１を示している。
この来店頻度分析表５１では、例えば３回以上の来店を
している顧客が所定の期間毎に何人いるのかについて分
析するもので、来店する顧客が増えているのか、減って
いるのかなどを簡単に確認することができる。

【００４７】次に、図９は、どの顧客が、何日に来店
し、来店顧客管理用の端末装置５で顧客カードのＩＤ情
報を読み取らせたのかなどを確認することができる来店
情報５２を表示したものである。この他、来店顧客管理
用の端末装置５により会員カード８から読み取った情報
に基づいて、必要に応じて種々の顧客の来店情報分析を
行うことができる。これらの情報分析により、良く店舗
に来店してくれる顧客に適した販売促進活動と、たまに
しか来店しない顧客に適して販売促進活動をわけて行う
などのきめの細かい販売促進活動を効率的に行うことが
可能になる。

【００４８】本発明は、店舗内の複数の場所にそれぞれ
来店顧客管理用の端末装置５を設置し、また複数の売場
毎に設置したＰＯＳ端末装置６を設置し、これらをホス
ト装置３と通信回線７で結んだり、また各地に点在する
店舗に設置した来店顧客管理用の端末装置５とＰＯＳ端
末装置６を、情報管理センター２等に設置されたホスト
装置３と通信回線７で結ぶことで、小規模な販売方式、
大規模な販売方式に限らず適応させて用いることができ
る。

【００４９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のポイント
サービスシステムにおけるポイント付与方法は、顧客が
店舗に来店することで来店ポイントを付与できるので、
顧客に対して来店する具体的な動機づけを与えることが
でき、これにより顧客に来店してもらう回数を増やすこ
とができる。更に、来店ポイントと購買ポイントを合算
合計して管理し、顧客サービスに活用できるので、来店
と購買による総合した顧客サービスを行うことができ、
これらの情報に基づいて、店舗側においても、効率的に
顧客情報の収集を行ない、顧客情報管理や販売促進活動
に役立てることができる。

【００５０】また、情報記憶媒体として、非接触方式の
ＩＣ記憶媒体、特に非接触ＩＣカードを用いることで、
顧客が会員カードを端末装置に近づけるだけで簡単にカ
ードに記憶された情報を読み取ることができ、顧客が例
えば子供や老人でも無理なく利用できて便利である。更
に、端末装置に顧客に対するメッセージ情報を表示し
て、情報伝達を行うことができるので、顧客毎に応じた
サービスを行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の方法が適応されるポイントサービスシ
ステムの概略説明図である。

【図２】本発明の方法が適応されるポイントサービスシ
ステムのシステムブロック図である。

【図３】本発明に使用する情報記憶媒体の一例である非
接触ＩＣカードの平面図である。

【図４】図３のＡ−Ａ線断面図である。

【図５】非接触ＩＣカードのシステムブロック図であ
る。

【図６】本発明に使用する端末装置の表示手段に表示す
る表示画面の一例である。

【図７】本発明に係るホスト装置の表示手段に表示した
顧客情報の表示画面の一例を示したものである。

【図８】本発明に係るホスト装置の表示手段に表示した
来店頻度分析表の表示画面の一例を示したものである。

【図９】本発明に係るホスト装置の表示手段に表示した
来店情報の表示画面の一例を示したものである。

【図１０】本発明の処理手順を示すフローチャートであ
る。

【図１１】本発明の処理手順を示すフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１ 本発明の方法が適応されるポイントサービスシステ
ム ２ 情報管理センター ３ ホスト装置 ４ 店舗 ５ 来店顧客管理用の端末装置 ６ ＰＯＳ端末装置 ７ 通信回線 ８ 会員カード ９ カード基材 １０ 白色センターコアシート １１，１２ 白色コアシート １３，１４ 透明オーバーシート １５ 磁気記録部 １６ 表示部 １７ ＩＣ １８ 通信用コイル １９ 書き換え可能な表示部 ２０ アンテナ ２１，３５ 表示手段 ２２，３１，３３ 通信手段 ２３，３２，４０ 制御手段 ２４，３０ 記憶手段 ２５ 情報読取手段 ２５ 情報書込手段 ２６ 情報表示手段 ２７ カードリーダライタ ２９，３４ 入力手段 ３６ 出力手段 ３９ 会員顧客情報データベース ４２ メッセージ情報 ４３ 来店ポイント ４４，５０ 合算合計ポイント ４５ 顧客に伝えたい情報 ４６ 顧客情報に関する情報表示 ４７ 顧客の個人情報 ４８ 来店ポイント累計 ４９ 購買ポイント累計 ５１ 来店頻度分析表 ５２ 来店情報

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 ３２４ Ｇ０６Ｆ 17/60 ３２４ Ｇ０６Ｋ 17/00 Ｇ０６Ｋ 17/00 Ｆ Ｌ Ｒ 19/07 Ｇ０７Ｇ 1/01 ３０１Ｄ 19/00 Ｇ０６Ｋ 19/00 Ｈ Ｇ０７Ｇ 1/01 ３０１ Ｑ

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 店舗に来店する顧客が持参する情報記憶
   媒体と、店舗に設置され、前記情報記憶媒体の記憶手段
   に記憶された情報を読み取る読取手段と前記記憶手段に
   情報を記憶させる書込手段とを有する端末装置と、前記
   端末装置で読み取られた情報に基づいて、顧客毎の情報
   管理を行うホスト装置とを有してなるポイントサービス
   システムにおけるポイント付与方法であって、 前記顧客が来店した際に、前記端末装置により前記情報
   記憶媒体の記憶手段に記憶された情報を読み取った後、
   その読み取った情報と今回入力する予定の情報とを比較
   し、それぞれの情報が異なる場合にだけ、前記端末装置
   から前記情報記憶媒体の記憶手段に、前記顧客に対して
   特典となる来店ポイントを付与することを特徴とするポ
   イントサービスシステムにおけるポイント付与方法。
2. 【請求項２】 前記情報記憶媒体の記憶手段に記憶され
   た情報が、日時情報であることを特徴とする請求項１記
   載のポイントサービスシステムにおけるポイント付与方
   法。
3. 【請求項３】 前記端末装置から前記情報記憶媒体の記
   憶手段に付与する来店ポイント情報が、前記端末装置か
   ら前記ホスト装置に送信され、前記ホスト装置の記憶手
   段に累計して記憶されることを特徴とする請求項１記載
   のポイントサービスシステムにおけるポイント付与方
   法。
4. 【請求項４】 店舗に来店する顧客が持参する情報記憶
   媒体と、店舗に設置され、前記情報記憶媒体の記憶手段
   に記憶された情報を読み取る読取手段と前記記憶手段に
   情報を記憶させる書込手段とを有する端末装置と、前記
   端末装置で読み取られた情報に基づいて、顧客毎の情報
   管理を行うホスト装置と、売場に設置され、前記ホスト
   装置と通信可能に接続されたＰＯＳ端末装置と、前記情
   報記憶媒体の記憶情報を読み取りＰＯＳ端末装置に伝送
   する読取装置とを有してなるポイントサービスシステム
   におけるポイント付与方法であって、 前記情報記憶媒体の記憶手段には、顧客を特定するため
   のＩＤ情報が登録され、前記端末装置により前記情報記
   憶媒体のＩＤ情報を読み取ることで、前記顧客に対して
   来店ポイントを付与し、また前記顧客の商品購買に基づ
   き、前記ＰＯＳ端末装置に入力された購買金額に応じて
   購買ポイントを算出した後、前記来店ポイント情報と前
   記購買ポイント情報を前記ホスト装置に送信することで
   顧客管理用のデータベースに記憶させることを特徴とす
   るポイントサービスシステムにおけるポイント付与方
   法。
5. 【請求項５】 前記来店ポイントは、前記来店ポイント
   が付与されたのと同日中に前記購買ポイントが前記ホス
   ト装置に送信された場合にだけ、顧客管理用のデータベ
   ースに記憶させることを特徴とする請求項４記載のポイ
   ントサービスシステムにおけるポイント付与方法。
6. 【請求項６】 前記情報記憶媒体が、非接触方式のＩＣ
   記憶媒体であることを特徴とする請求項１または請求項
   ４に記載のポイントサービスシステムにおけるポイント
   付与方法。
7. 【請求項７】 前記非接触方式のＩＣ記憶媒体が、非接
   触ＩＣカードであることを特徴とする請求項６記載のポ
   イントサービスシステムにおけるポイント付与方法。
8. 【請求項８】 前記情報記憶媒体に、前記来店ポイント
   と前記購買ポイントとを合算した合算合計ポイントを記
   憶させる記憶手段が設けられていることを特徴とする請
   求項１または請求項４に記載のポイントサービスシステ
   ムにおけるポイント付与方法。
9. 【請求項９】 前記情報記憶媒体に、前記情報記憶媒体
   に記憶されている情報を表示する書き換え可能な表示部
   が設けられていることを特徴とする請求項１または請求
   項４に記載のポイントサービスシステムにおけるポイン
   ト付与方法。
10. 【請求項１０】 前記端末装置に、前記顧客に対するメ
    ッセージ情報を表示する表示手段が設けられていること
    を特徴とする請求項１または請求項４に記載のポイント
    サービスシステムにおけるポイント付与方法。
11. 【請求項１１】 前記ホスト装置の記憶手段には、前記
    来店ポイントと前記購買ポイントを合算した合算合計ポ
    イントを記憶させる記憶手段が設けられていることを特
    徴とする請求項１または請求項４に記載のポイントサー
    ビスシステムにおけるポイント付与方法。