JP2001350299A - 原稿送り装置 - Google Patents

原稿送り装置

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JP2001350299A
JP2001350299A JP2000172393A JP2000172393A JP2001350299A JP 2001350299 A JP2001350299 A JP 2001350299A JP 2000172393 A JP2000172393 A JP 2000172393A JP 2000172393 A JP2000172393 A JP 2000172393A JP 2001350299 A JP2001350299 A JP 2001350299A
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JP2000172393A
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English (en)
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Kenji Nakanishi
健二 中西
Susumu Hashimoto
進 橋本
Yoshiaki Hiramoto
義陽 平本
Shotaro Okamoto
昌太郎 岡本
Tatsuya Ogawa
達也 小川
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Original Assignee
Sharp Corp
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  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原稿搬送時に発生する画像ブレを確実に防止す
る。 【解決手段】原稿トレイ110上に載置された原稿P0
を1枚ずつ搬送し、原稿読み取り部にて原稿中の画像情
報を読み取る原稿移動式読み取り装置の原稿送り装置に
おいて、原稿読み取り部に原稿P0 を送る原稿搬送ロー
ラ103,104の近傍に、原稿後端衝撃緩衝用のリブ
2(またはアクチュエータ式センサ)を配置し、原稿搬
送ローラ103,104にて搬送される原稿の後端P0
が原稿搬送ローラ103,104から外れる際に発生す
る衝撃を緩衝することで、画像ブレの発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナ、デジタ
ル複合機あるいは画像形成装置等の原稿移動式読み取り
装置における原稿送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿送り装置において、原稿搬送ローラ
によって搬送される原稿は、その後端部が原稿搬送ロー
ラから外れる際に原稿搬送路に落下する。その落下する
原稿が、コシが弱い(薄手の)原稿の場合は、搬送路に
沿って進むため衝撃が発生することはないが、コシの強
い(厚手の)原稿の場合、原稿が落下する際に衝撃が発
生し、読み取り画像にブレが発生する。
【0003】画像ブレを解消する技術として、特開昭6
3−180650号公報に、シート原稿のパスに透明弾
性部材を配置するとともに、透明弾性部材の一端を弾性
体で支持することにより、厚手の原稿が通過する際に発
生する透明弾性部材のおどり振動現象を弾性体で吸収
し、画像読み取り時のブレを防止する方法が提案されて
いる(以下、従来技術1という)。
【0004】また、特開平5−333630公報には、
原稿搬送路内にある白色塗装部の端部(段部)に原稿先
端が当接することによって生じる、原稿のジャムや画像
ブレの発生を防止することを目的として、白色塗装部の
端部を原稿搬送方向と直角する方向に対して所定の角度
を成すように形成することで、原稿の搬送を滑らかにす
る方法が提案されている(以下、従来技術2という)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来技術1によれば、原稿読み取り部の原稿通過部分に透
明弾性部材が配置されているので、透明弾性部材に厚手
の原稿が接触すると、透明弾性部材におどり振動現象が
発生し、画像読み取り時に画像ブレが発生する。
【0006】また、従来技術2では、原稿搬送路内に原
稿が引っ掛かる構造部分があれば、原稿が振動し画像読
み取り時に画像ブレが発生する。
【0007】本発明は、そのような実情に鑑みてなされ
たもので、原稿搬送時に発生する画像ブレを確実に防止
することのできる原稿送り装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の原稿送り装置
は、原稿トレイ上に載置された原稿を1枚ずつ搬送し、
原稿読み取り部にて原稿中の画像情報を読み取る原稿移
動式読み取り装置の原稿送り装置において、原稿読み取
り部に原稿を送る原稿搬送ローラの近傍に、原稿後端衝
撃緩衝用のリブまたはアクチュエータ式センサのいずれ
か一方もしくは双方が配置されていることによって特徴
づけられる。
【0009】このように原稿搬送ローラの近傍に原稿後
端衝撃緩衝用のリブやアクチュエータ式センサを配置し
ておくと、原稿搬送ローラにて搬送される原稿の後端が
原稿搬送ローラから外れる際に発生する衝撃を緩衝する
ことができるので、原稿読み取り部で読み取った画像中
にブレが発生しなくなる。
【0010】本発明の原稿送り装置において、原稿搬送
ローラが、1つのシャフトに配置された複数の送りロー
ラで構成されている場合、その送りローラ間に原稿後端
衝撃緩衝用のリブまたはアクチュエータ式センサを配置
してもよい。この場合、リブやアクチュエータ式センサ
を、読み取り原稿の幅に対応して配置することが可能に
なるので、サイズの異なる複数種の原稿に対して、画像
中のブレを防止することができる。
【0011】本発明の原稿送り装置において、リブをば
ねにて所定高さ位置に保持し、そのばねが、原稿後端の
コシによって発生する作用力で変形するようにしておけ
ば、原稿後端のコシで発生する衝撃を緩衝することがで
き、読み取り画像中のブレをより確実防止することがで
きる。
【0012】この場合、ばねの変形によりリブの高さ
が、原稿搬送ローラの原稿送り中心線と原稿搬送路下方
のガイド板との間において変化するようにしておくこと
が好ましい。このようにリブ高さを設定することによ
り、リブが原稿の進行を妨げる原因となったり、原稿進
行の負荷となることを防ぐことができる。
【0013】本発明の原稿送り装置において、下方搬送
路ガイド板に設けた溝にリブを配置する場合、その溝に
折れ曲がり原稿またはカール原稿が入り込まないよう
に、溝の幅を原稿の幅よりも十分に細い寸法としてお
く。
【0014】本発明の原稿送り装置において、リブに、
原稿搬送方向の下方搬送路ガイド板に滑らかに連なる傾
斜面を形成しておけば、コシの弱い原稿が通過する際、
または原稿後端がリブから下方の搬送路に移行する際に
発生する衝撃を緩衝することができ、リブと搬送路との
間において原稿が滑らかに進行する。
【0015】また、下方搬送路ガイド板のリブ傾斜面と
連なる部分の形状を、リブが配置される溝のエッジに、
原稿先端が当たらないような形状としておけば、折れ曲
がり原稿またはカール原稿が溝に引っ掛かることがなく
なるので、原稿が滑らかに進行する 本発明の原稿送り装置において、原稿送りローラの近傍
にアクチュエータ式センサを配置する場合、アクチュエ
ータをばねにて所定位置に保持し、そのばねが、原稿後
端のコシによって発生する作用力で変形するようにして
おけば、原稿後端のコシで発生する衝撃を緩衝すること
ができ、読み取り画像中のブレをより確実に防止するこ
とができる。
【0016】また、アクチュエータ式センサとして、原
稿の先端/後端を検出する機能を兼ね備えたものを用い
ると、原稿検出用のセンサを別途設ける必要がなくな
り、センサの設置スペースを有効利用することができ、
装置の小型をはかることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、以下、図面
に基づいて説明する。
【0018】まず、本発明を適用する画像形成装置(複
写機)の構成を、図1及び図2を参照しつつ説明する。
【0019】原稿送り装置100は、複数枚の原稿P0
を載置する原稿トレイ101を備えている。原稿トレイ
101の先端部には原稿P0 の有無を検知するための原
稿有無センサ102、原稿P0 を給紙するためのピック
アップローラ107が配置されている。
【0020】ピックアップローラ107の下流側(原稿
搬送方向の下流側)には、原稿P0の通過を検知するた
めの入紙センサスイッチ105、送りローラ103,1
04(原稿搬送ローラ)、原稿P0 を排出するための排
紙ローラ108,109、排紙された原稿P0 が溜めら
れる排紙トレイ110が順次配置されている。
【0021】送りローラ103,104と排紙ローラ1
08,109との間に原稿台106が配置されており、
この部分が原稿読み取り部となっている。原稿台106
はガラス等の透明部材で作製されており、この原稿台1
06の下方にスキャナ光学系200が配置されている。
【0022】スキャナ光学系200は、原稿トレイ10
1から給紙され、原稿台106の所定位置(読み取り位
置106a)に到達した原稿P0 に光を照射する露光用
光源201と、原稿P0 からの反射光を結像レンズ20
3を通過させてCCD(光電変換素子)202に導く複
数の反射鏡204・・204を備えている。
【0023】以上の原稿送り装置100において、原稿
有無センサ102によって検知された原稿P0 はピック
アップローラ107により給紙され、図中太破線Aの経
路を矢印方向に進行し、送りローラ103,104によ
って送られる。次に、原稿P0 の先端が入紙センサース
イッチ105によって検知され、読み取り位置16aに
到達した部分から順次スキャナ光学系200のCCD2
02によって読み込まれる。次いで原稿P0 の先端が排
紙ローラ108,109に到達し、これら排紙ローラ1
08,109によって排紙され、排紙トレイ110に送
り出される。
【0024】スキャナ光学系200のCCD202によ
って読み取られた原稿画像データは、画像処理が施され
た後にレーザスキャニングユニット301(以下、LS
U301という)に導かれる。
【0025】LSU301は、図示はしないが、原稿画
像データに応じたレーザ光を出力するレーザダイオー
ド、その出力レーザ光を等角速度偏向して感光体302
(図2)上にレーザ光を走査するポリゴンミラー、及び
反射鏡等によって構成されており、このLSU301か
らレーザ光をドラム形状の感光体302の表面に照射す
ることにより静電潜像が形成される。
【0026】感光体302は、図2に示す矢印方向に回
転駆動される。この感光体302の周囲には、レーザ光
によって露光された感光体302表面の静電潜像をトナ
ーにより可視像に現像する現像装置303、感光体30
2上のトナー像を用紙に転写する転写チャージャー30
4、クリーニング装置(図示せず)、除電器305、及
び、感光体302を所定の電位に帯電させる主帯電器3
06等が、レーザ光照射点の下流側(感光体302の回
転方向の下流側)に順に配置されており、これら感光体
302、現像装置303、転写チャージャー304、ク
リーニング装置、除電器305及び主帯電器306等に
よって画像形成部300が構成されている。
【0027】転写紙P1 は用紙トレイ111に収められ
る。用紙トレイ111の先端部には転写紙P1 を給紙す
るためのピックアップローラ112が配置されている。
【0028】ピックアップローラ112の下流側(転写
紙搬送方向の下流側)には、転写紙P1 の通過を検知す
るための入紙センサスイッチ(図示せず)、入紙センサ
スイッチの信号を基に感光体上のトナー像と転写紙との
位置合わせを行う機構(転写チャージャー304)、転
写紙P1 上のトナー像を熱により定着させる定着ローラ
307、転写紙Pが通過したことを検知する排紙検知ス
イッチ(図示せず)、転写紙Pを排出するための排紙ロ
ーラ308,309が配置されている。
【0029】以下、本発明の原稿送り装置の実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0030】<実施形態1>まず、図1に示した原稿送
り装置100において、送りローラ103,104(原
稿搬送ローラ)によって搬送される原稿P0 は、その後
端部が送りローラ103,104から外れる際に、図1
5に示すように破線m1 から実線m2 へと落下する。こ
のとき、コシが弱い(薄手の)原稿の場合は、下方の送
りローラ104及び搬送路(下方搬送路ガイド5)に沿
って進むため衝撃が発生することはない。しかし、コシ
の強い(厚手の)原稿の場合、原稿が落下する際に衝撃
が発生し、読み取り画像にブレが発生する。
【0031】これを解消するため、この実施形態では、
図3及び図4に示すように、送りローラ103,104
の近傍に、高さ方向(原稿搬送方向と略直交する方向)
に変位自在なリブ1を配置するとともに、そのリブ1を
ばね2にて支持するという構成を採用している。
【0032】このようなリブ1及びばね2を設けておく
と、原稿P0 が送りローラ103,104から外れた際
に、リブ1にて支えられるので、原稿P0 が搬送路に落
下することがなくなる。しかも原稿P0 によって下に押
さえられる力は、ばね2によって緩衝される。
【0033】また、この実施形態では、ばね2の弾性力
を、原稿後端のコシによって発生する作用力で変形する
程度の強さに設定しているので、原稿P0 がリブ1に当
たったときの衝撃をばね2によって吸収することができ
る。これにより、原稿後端のコシで発生する衝撃による
影響をなくすことができ、読み取り画像中のブレをより
確実に防止することができる。
【0034】<実施形態2>この実施形態では、図4に
示したようなリブ1に替えて、図5及び図6に示すよう
なアクチュエータ式センサ3を、送りローラ103,1
04の下流側近傍に配置している。
【0035】アクチュエータ式センサ3のアクチュエー
タ31には、原稿P0 を上方に押し上げるように作用す
るばね4が取り付けられており、このようなアクチュエ
ータ式センサ3を配置しておけば、原稿P0 が送りロー
ラ103,104から外れたときにアクチュエータ31
によって支えられるので、原稿P0 が搬送路に落下する
ことがなくなる。
【0036】アクチュエータ31に取り付けるばね4の
弾性力は、原稿後端のコシによって発生する作用力で変
形する程度の強さに設定されており、従って原稿P0 が
アクチュエータ31に当たったときに衝撃が発生するこ
とが殆どなく、原稿P0 の読み取り画像にブレが発生す
ることがない。
【0037】ここで、この実施形態に用いるアクチュエ
ータ式センサ3は、原稿P0 が給紙されていない状態の
ときには、アクチュエータ31がばね4の弾性力によ
り、図5の破線及び図6に示す位置に配置され、この状
態のときにセンサ出力がON(またはOFF)の状態に
なる。
【0038】いま、給紙された原稿P0 が送りローラ1
03,104を通過すると、原稿P0 から受ける押圧力
によって、アクチュエータ31が軸32を中心として回
転して、図5の実線で示す位置に配置され、この時点で
センサ出力がON(またはOFF)からOFF(または
ON)の状態に変化する。このセンサ出力の変化から原
稿P0 の先端を検出することができる。
【0039】この後、原稿後端が外れるまで、アクチュ
エータ31が原稿P0 を支えている状態が継続するの
で、アクチュエータ31は、図5の実線で示す位置に保
持される。そして、原稿後端が通過した時点で、ばね4
の弾性力によってアクチュエータ31が元の位置(図5
の破線で示す位置)に復帰する。この復帰時に、センサ
出力がOFF(またはON)からON(またはOFF)
に変化するので、このセンサ出力の変化から原稿P0 の
後端を検出することができる。
【0040】このように、図5及び図6に示すアクチュ
エータ式センサ3は、原稿P0 の先端/ 後端を検出する
センサとして兼用することができる。
【0041】<実施形態3>図7を参照しつつ説明す
る。なお、図7は図3のY矢視図である。
【0042】図7の実施形態では、原稿搬送ローラとし
て、1本のシャフト130に複数の送りローラ131・・
131が所定の間隔を開けて配置されたものを用いてお
り、その各送りローラ131間の複数箇所にそれぞれ図
4に示したリブ1を1つずつ配置し、また、送りローラ
131間の1箇所に図5に示したアクチュエータ式セン
サ3を配置している。
【0043】このような構成を採用すると、リブ1及び
アクチュエータ式センサ3を、読み取り原稿の幅に対応
して配置することが可能になるので、サイズの異なる複
数種の原稿に対して、画像中のブレを防止することがで
きる。
【0044】なお、図7に示す配置では、複数のリブ1
・・1とアクチュエータ式センサ3を原稿センタ基準で設
置しているが、これに限られることなく、複数のリブ1
・・1とアクチュエータ式センサ3は、原稿の搬送基準位
置に対し任意の位置に設置してもよい。
【0045】<実施形態4>リブ1のより具体的な構造
を詳細に説明する。
【0046】この実施形態では、図8及び図9に示すよ
うに、下方搬送路ガイド板5に溝6を形成し、その溝6
内にリブ1を配置している。
【0047】リブ1の側面にはガイド突起11が形成さ
れている。また、溝6の内面には、リブ1のガイド突起
11が嵌まり合うガイド溝61が形成されており、これ
らガイド突起11とガイド溝61で構成されるスライド
機構により、リブ1が高さ方向(原稿搬送方向と略直交
する方向)に変位自在となっている。
【0048】リブ1は、下方に配置されたばね2の弾性
力によって上方に押圧されている。リブ1の下部にはフ
ック12が設けられており、このフック12が溝6の縁
部に引っ掛かることで、リブ1の上下動の上限位置が原
稿送り中心線Lに規制されている。
【0049】従って、リブ1は、搬送路ガイド板5と原
稿送り中心線Lとの間において高さ位置が任意に変化す
ることが可能であり、これにより、送りローラ103,
104によって搬送された原稿P0 の先端は、障害なく
リブ1を滑らかに乗り越えることができる。また、原稿
P0 の後端がリブ1に乗り上げた状態となっても、原稿
P0 を安定した動作で支えることができる。
【0050】なお、リブ1が配置される溝6の幅寸法
(原稿P0 の進行方向に対して垂直方向の寸法)は、原
稿P0 の幅寸法(進行方向に対して垂直方向の寸法))
に対して十分短い寸法に設定されており、折れ曲がり原
稿またはカール原稿が搬送されても、それら原稿が溝6
に入り込むことはない。
【0051】次に、リブ1の形状を説明する。
【0052】図10に示すように、リブ1の後部側(P
0 の進行方向の後部側)には、下方搬送路ガイド板5に
滑らかに連なる傾斜面1aが形成されている。このよう
な傾斜面1aを形成しておくと、送りローラ103、1
04を離れた原稿後端が、リブ1の形状に沿って緩やか
に下方搬送路ガイド板2に進行することができる。
【0053】ここで、原稿P0 の後端が送りローラ10
3、104を離れた直後、原稿後端の重みでリブ1が押
し下げられたとき、リブ1と下方搬送路ガイド板5が滑
らかに繋がっていない状態となるが、原稿後端がリブ1
上を進むにつれ、リブ1にかかる原稿後端の重みは軽減
されてゆき、これに伴ってリブ1がばね2の弾性力によ
って自動的に押し上げられ、リブ1と下方搬送路ガイド
板5とが滑らかに繋がることになる。
【0054】従って、原稿P0 の後端がリブ1と下方搬
送路ガイド板5の合流位置を通過するときには、リブ1
と下方搬送路ガイド板5は滑らかに繋がった状態とな
り、原稿P0 に衝撃が加わることなく原稿P0 が送られ
る。その結果として、読み取り画像のブレを確実に防止
することができる。
【0055】次に、下方搬送路ガイド板5の形状を説明
する。
【0056】図11に示すように、リブ1が配置される
溝6の後方側エッジ6aと、下方搬送路ガイド板5との
高さが同じである場合、図13に示すような、先端側が
下方に曲がった原稿P0 が通過すると、原稿先端によっ
てリブ1が押し下げられて、溝6とリブ1との間の隙間
S(図11)が広くなる。このような状況になると、原
稿P0 が溝6の後方側エッジ6aに引っ掛かり易くなっ
てしまい、原稿P0 の搬送が不安定となる。
【0057】そこで、この例では、図12〜図14に示
すように、下方搬送路ガイド板5の溝6の後方側となる
部分5aを下方に傾斜する形状として、溝6のエッジ6
aを、下方搬送路ガイド板5の上面に対して下方に配置
することで、先端側が曲がった原稿P0 が通過しても、
溝6のエッジ部6aに原稿P0 が引っ掛からないように
している。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の原稿送り
装置によれば、原稿搬送ローラの近傍に原稿後端衝撃緩
和用のリブまたはアクチュエータ式センサのいずれか一
方もしくは双方を配置しているので、搬送される原稿の
後端が原稿搬送ローラから離れるときに発生する衝撃を
緩衝することができ、原稿読み取り部で読み取った画像
中にブレが発生することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原稿送り装置を適用する画像形成装置
の概略構成を模式的に示す図である。
【図2】同じく画像形成装置の概略構成を模式的に示す
図である。
【図3】本発明の実施形態の構成を模式的に示す図であ
る。
【図4】本発明の実施形態に適用するリブを模式的に示
す図である。
【図5】本発明の実施形態に適用するアクチュエータ式
センサを模式的に示す側面図である。
【図6】同じくアクチュエータ式センサの斜視図であ
る。
【図7】本発明の他の実施形態の構成を模式的に示す平
面図である。
【図8】本発明の実施形態に適用するリブを模式的に示
す図である。
【図9】同じくリブの斜視図である。
【図10】同じくリブの側面図である。
【図11】リブ周辺の構造を示す斜視図である。
【図12】リブ周辺の構造を示す平面図である。
【図13】図2のZ−Z断面図である。
【図14】リブ周辺の構造を示す斜視図である。
【図15】原稿搬送ローラから外れた原稿後端が落下す
る際の状況を示す図である。
【符号の説明】
1 リブ 1a 傾斜面 11 フック 12 ガイド 2 ばね 3 アクチュエータ式センサ 31 アクチュエータ 32 軸 4 ばね 5 下方搬送路ガイド板 6 溝 6a エッジ 61 ガイド溝 103,104 送りローラ(原稿搬送ローラ)
フロントページの続き (72)発明者 平本 義陽 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 岡本 昌太郎 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 小川 達也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H076 AA04 AA58 BA24 BA45 3F101 FB01 FC05 FE06 LA01 LB02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿トレイ上に載置された原稿を1枚ず
    つ搬送し、原稿読み取り部にて原稿中の画像情報を読み
    取る原稿移動式読み取り装置の原稿送り装置において、 原稿読み取り部に原稿を送る原稿搬送ローラの近傍に、
    原稿後端衝撃緩衝用のリブまたはアクチュエータ式セン
    サのいずれか一方もしくは双方が配置されていることを
    特徴とする原稿送り装置。
  2. 【請求項2】 原稿搬送ローラが、1つのシャフトに配
    置された複数の送りローラで構成されており、その送り
    ローラ間に原稿後端衝撃緩衝用のリブまたはアクチュエ
    ータ式センサが配置されていることを特徴とする請求項
    1記載の原稿送り装置。
  3. 【請求項3】 リブが、ばねにて所定高さ位置に保持さ
    れており、そのばねが、原稿後端のコシによって発生す
    る作用力で変形するように構成されていることを特徴と
    する請求項1または2記載の原稿送り装置。
  4. 【請求項4】 リブは、ばねの変形により原稿搬送ロー
    ラの原稿送り中心線と下方搬送路ガイド板との間におい
    て高さが変化することを特徴とする請求項3記載の原稿
    送り装置。
  5. 【請求項5】 リブが、下方搬送路ガイド板に設けられ
    た溝に配置されており、その溝の幅が原稿幅よりも十分
    に細いことを特徴とする請求項1、2、3または4記載
    の原稿送り装置。
  6. 【請求項6】 リブに、下方搬送路ガイド板に滑らかに
    連なる傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項
    1、2、3、4または5記載の原稿送り装置。
  7. 【請求項7】 下方搬送路ガイド板は、リブの傾斜面と
    連なる部分の形状が、リブが配置される溝のエッジに原
    稿先端が当たらないような形状となっていることを特徴
    する請求項5または6記載の原稿送り装置。
  8. 【請求項8】 アクチュエータ式センサのアクチュエー
    タが、ばねにて所定位置に保持されており、そのばね
    が、原稿後端のコシによって発生する作用力で変形する
    ように構成されていることを特徴とする請求項1または
    2記載の原稿送り装置。
  9. 【請求項9】 アクチュエータ式センサは、原稿の先端
    /後端を検出する機能を兼ね備えていることを特徴とす
    る請求項1、2または8記載の原稿送り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20190036390A (ko) * 2017-09-27 2019-04-04 디에스글로벌 (주) 프린터의 급지장치

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