JP2001350096A - ズームレンズ及びそれを用いた投影装置 - Google Patents
ズームレンズ及びそれを用いた投影装置Info
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Abstract
リーン面上に高い光学性能を維持しつつ、投影すること
ができるズームレンズ及びそれを用いた投影光学系を得
ること。 【解決手段】 距離の長い方の共役点を第1共役点、距
離の短い方の共役点を第2共役点としたとき、該第1共
役点側から順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折
力の第2レンズ群、弱い屈折力の第3レンズ群、正の屈
折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群、正の
屈折力の第6レンズ群を有し、広角端のズーム位置から
望遠端のズーム位置への変倍に際して、該第2レンズ群
と、第4レンズ群は、第1共役点側に移動し第5レンズ
群は第2共役点側へ移動すること。
Description
それを用いた投影装置に関し、例えば表示体の画像を固
定した有限距離にて、該画像をスクリーンに拡大投射す
るプロジェクション装置に好適なものであり、特に表示
体に各色光毎に複数の液晶等を用い、各色光を色合成し
た後に、1本の投射レンズを介してスクリーン上に高精
細な画像投射を行うのに好適な簡易な構成で小型なテレ
セントリック性能を有したズームレンズ及びそれを用い
た投影装置に関するものである。
ィブリード型のズームレンズは比較的広画角化が容易
で、かつ近接撮影距離での性能が維持できる等の特長を
有しているが、反面、変倍の為の移動量が増大し、又高
変倍化が難しく、又倍率色収差の変動が大きい等の欠点
を有している。
型化及び高変倍化を図ったズームレンズが例えば特公昭
49−23912号公報、特開昭53−34539号公
報、特開昭57−163213号公報、特開昭58−4
113号公報、特開昭63−241511号公報、そし
て特開平2−201310号公報等で提案されている。
より順に負、正、負、そして正の屈折力のレンズ群の全
体として4つのレンズ群より構成し、このうち所定のレ
ンズ群を適切に移動させて変倍を行っている。
て特開昭54−17019号公報がある。この公報で開
示されている発明は所謂オプティカルコンペンセーショ
ンをしているもので特に第2レンズ群、第4レンズ群を
同じ動きにしているものである。
をすると制約が厳しく変倍比の割に大型化しやすい。又
この構成では射出瞳が短くなる傾向があった。
して、本出願人は特願平9−272245号において、
負、正、正、正の屈折力の4つのレンズ群より成る4群
タイプのテレセントリックなズームレンズを提案してい
る。そこでは、各レンズ群の働きは広角端から望遠端へ
の変倍に関して第1〜3レンズ群は大きな共役(物体)
側へ、又第4レンズ群は小さな共役(像面)側に移動す
ることを特徴としており、XGAパネルに対応する歪曲
・色収差を良好に補正したテレセントリックなズームレ
ンズを提案している。
号公報で距離の長い共役点側より順に負の屈折力の第1
群、正の屈折力の第2群、負の屈折力の第3群、正の屈
折力の第4群、そして正の屈折力の第5群を有し、該第
2群と第4群を距離の長い共役点側へ移動させて広角端
から望遠端への変倍を行い、距離の短い共役点側が略テ
レセントリックとなっているズームレンズを提案してい
る。
クリーンに拡大投射する際、特に液晶表示体を複数の色
光ごとに分けて用い、各色光を合成して1本の投射レン
ズにて投射する場合、以下の条件を満足することが必要
となる。
光を合成する時の色合成ダイクロイックミラーの角度依
存の影響を排除する為に、パネル側の瞳(射出瞳)が遠
方にある所謂テレセントリック光学系であること。
する色合成素子のスペースを確保する為に、長いバック
フォーカスを必要とする。
に上方に投射する為に、投射レンズの光軸に対し、表示
体はその中心位置がシフトした状態で用いられ、結果と
して前玉付近は使用する有効領域が光軸対称ではなく、
上方に偏り、前玉径が大きくなるので改善手段が必要で
ある。
は、レンズ系全体をスクリーン側に負の屈折力のレンズ
群を、投影像原画側に正の屈折力のレンズ群を配置し
た、所謂レトロ型にする必要がある。
非対称となってくるために諸収差の発生が多くなり、良
好なる光学性能を得るのが難しくなってくる。又レンズ
枚数が増加し、レンズ系全体が複雑化及び大型化してく
るという問題点が生じてくる。
くしようとすると、レンズ系全体が大型化してくるとい
う問題が生じてくる。又、軸外光束の入射高が高くな
り、高次の収差が多く発生してくるという問題点が生じ
てくる。
倍のための可動レンズ群が制限され所望の倍率を得るた
めに各群の移動量が大きくなってくる。又それに伴い、
敏感度が高くなり、微少の製作誤差・がたつきがあった
だけで投射像が著しく劣化することが多くなってくる。
し、明るく、小型化、高変倍化を狙い、更に歪曲の小さ
いプロジェクターに好適なズームレンズ及びそれを用い
た投影装置の提供を目的とする。
群より成り、又レンズ型としてネガティブリード型を採
用し、各レンズ群を適切に構成することにより、レンズ
系全体の小型化を図りつつ、変倍範囲全体にわたりテレ
セントリック条件を良好に維持し、画面全体にわたり良
好なる光学性能を有した液晶プロジェクター用に好適な
ズームレンズ及びそれを用いた投影装置の提供を目的と
する。
レンズは、距離の長い方の共役点を第1共役点、距離の
短い方の共役点を第2共役点としたとき、該第1共役点
側から順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の
第2レンズ群、弱い屈折力の第3レンズ群、正の屈折力
の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群、正の屈折
力の第6レンズ群を有し、広角端のズーム位置から望遠
端のズーム位置への変倍に際して、該第2レンズ群と、
第4レンズ群は、第1共役点側に移動し第5レンズ群は
第2共役点側へ移動することを特徴としている。
て、広角端のズーム位置から望遠端のズーム位置への変
倍に際して、前記第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が
広くなり、前記第3レンズ群と第4レンズ群の間隔が狭
くなり前記第3レンズ群は、広角端より望遠端のズーム
位置の方が第1共役点側にあることを特徴としている。
て、第6レンズ群は変倍中固定であることを特徴として
いる。
て、第1レンズ群は変倍中固定であることを特徴として
いる。
か1項の発明において、広角端から望遠端への変倍に際
して前記第iレンズ群の移動量をMiとしたとき 0.3<M4/M2< 1.5 ‥‥‥(1) −8.0<M4/M5<−0.5 ‥‥‥(2) を満足することを特徴としている。
か1項の発明において、前記第iレンズ群の広角端と望
遠端での結像倍率を各々βiw,βit、全系の広角端
と望遠端での焦点距離を各々fw,ftとし、 Zi=βit/βiw Z =ft/fw としたとき 0.8<Z4/Z<3 ‥‥‥(3) を満足することを特徴としている。
か1項の発明において、前記第iレンズ群の焦点距離を
fi、全系の広角端と望遠端での焦点距離をfw,ft
としたとき 0.4<|f1/f2|<1.2 ‥‥‥(4)
か1項の発明において、前記第iレンズ群の焦点距離を
fiとしたとき 0.9<f2/f4<1.6 ‥‥‥(7) を満足することを特徴としている。
か1項の発明において、前記第iレンズ群の焦点距離を
fi、全系の広角端の焦点距離をfwとしたとき 1<|f1|/fw<2 ‥‥‥(8) を満足することを特徴としている。
れか1項の発明において、前記第iレンズ群の焦点距離
をfi、バックフォーカスをbfとしたとき 0.5<bf/f6<1.5 ‥‥‥(9) 0.9|f1|/bf<2.2 ‥‥(10) を満足することを特徴としている。
ずれか1項の発明において、広角端において第2共役点
から射出瞳までの距離をft、全系の広角端での焦点距
離をfwとするとき |tk|/fw>4.0 ‥‥‥(11) を満足することを特徴としている。
ずれか1項の発明において、前記第iレンズ群の焦点距
離をfi、全系の広角端の焦点距離をfwとしたとき 0.8<f6/fw<1.3 ‥‥‥(12) を満足することを特徴としている。
ずれか1項の発明において、前記第iレンズ群の焦点距
離をfi、全系の広角端と望遠端の焦点距離をfw,f
tとしたとき
ずれか1項の発明において、前記第1レンズ群は1以上
の負レンズを有し、このうち1つの負レンズの材質のア
ッベ数をν1、該1以上の負レンズの材質のアッベ数の
平均値をν1nとしたとき ν1 >65 ‥‥‥(17) ν1n>70 ‥‥‥(18) を満足することを特徴としている。
ら14のいずれか1項のズームレンズを用いて投影像原
画をスクリーン面上に投影していることを特徴としてい
る。
実施例1のレンズ断面図,広角端の収差図、望遠端の収
差図である。
のレンズ断面図,広角端の収差図、望遠端の収差図であ
る。
のレンズ断面図,広角端の収差図、望遠端の収差図であ
る。
施例4のレンズ断面図,広角端の収差図、望遠端の収差
図である。
施例5のレンズ断面図,広角端の収差図、望遠端の収差
図である。
施例6のレンズ断面図,広角端の収差図、望遠端の収差
図である。
施例7のレンズ断面図,広角端の収差図、望遠端の収差
図である。
ズである。L1は負の屈折力の第1群(第1レンズ
群)、L2は正の屈折力の第2群(第2レンズ群)、L
3は正又は負の屈折力の弱い第3群(第3レンズ群)、
L4は正の屈折力の第4群(第4レンズ群)、L5は負
の屈折力の第5群(第5レンズ群)、L6は正の屈折力
の第6群(第6レンズ群)である。
晶パネル(液晶表示素子)等の原画像(被投影面)であ
る。スクリーン面Sと原画像LCDとは共役関係にあ
り、一般にはスクリーン面Sは距離の長い方の共役点
(第1共役点)に、原画像LCDは距離の短い方の共役
点(第2共役点)に相当している。
そしてカラーフィルター等のガラスブロックである。
介して液晶ビデオプロジェクター本体に装着されてい
る。ガラスブロックGB以降の液晶表示素子LCD側は
プロジェクター本体に含まれている。
(ズーミング)に際して矢印のように第2群L2及び第
4群L4を第1共役点側(スクリーンS側)へ第5群L
5を第2共役点(パネル)側LCDへ,第3群を矢印の
如く第2共役点側に凸状の軌跡を有しつつ移動させてい
る。
画像を、スクリーンに拡大投射する略テレセントリック
なレンズ系より成っている。
フォーカスを行なっている。尚、フォーカスは第1群と
第2群を同時に、又は第3群又は第5群又は全体を移動
させて行なっても良い。又、表示パネルを移動させて行
なっても良い。
ムレンズPLを用いて投影像原画をスクリーン面上に投
影している。
ての使い方とは逆の縮小系として展開している。しかし
ながら光学的には光線は可逆的であるために、評価して
いる場所が違うだけで問題はない)カラー液晶プロジェ
クションTV用の投射レンズとして用いる大口径のレン
ズ系には、ダイクロイックミラー等を配置する必要上か
ら長いバックフォーカスが必要である。
ために投射レンズ全系の屈折力を強くし、さらに大口径
化により発生する収差を前述の如く各レンズ群及びレン
ズ構成を特定することによって高度に補正している。
保しつつ全変倍範囲にわたり収差変動が少なく、画面全
体にわたり高い光学性能を得るには次の条件のうち、少
なくとも1つを満足させるのが良い。
のズーム位置への変倍に際して、前記第2レンズ群と第
3レンズ群の間隔が広くなり、前記第3レンズ群と第4
レンズ群の間隔が狭くなり前記第3レンズ群は、広角端
より望遠端のズーム位置の方が第1共役点側にあること
である。
ことができる。この時、第4レンズ群の変倍分担が最も
大きいことが好ましい。又第2レンズ群は広角端から望
遠端に変移するのに際し減倍すること、又最も移動量が
大きいのは第2レンズ群、あるいは第4レンズ群である
ことが好ましい。
ることである。
固定であることとズーミング中の瞳の変動を抑えるのに
望ましい。
ることである。
と、全系の小型化に有効であり、ズーミングによるレン
ズのFnoの変化が少なく有効である。
して前記第iレンズ群の移動量をMiとしたとき 0.3<M4/M2< 1.5 ‥‥‥(1) −8.0<M4/M5<−0.5 ‥‥‥(2) を満足することである。
方向を負としている。
全系が大型化し、又下限値を越えると所望の変倍比が得
にくくなる。
型化し、上限値を越えると所望の変倍比を確保しにくく
適当でない。
遠端での結像倍率を各々βiw,βit、全系の広角端
と望遠端での焦点距離を各々fw,ftとし、 Zi=βit/βiw Z =ft/fw としたとき 0.8<Z4/Z<3 ‥‥‥(3) を満足することである。
の変倍の比を適切に規定するものである。第4レンズ群
は変倍に際し増倍しているが、その他のレンズ群と変倍
のバランスをとるとこの範囲にあるのが全系の変倍分担
上適切である。
fi、全系の広角端と望遠端での焦点距離をfw,ft
としたとき 0.4<|f1/f2|<1.2 ‥‥‥(4)
ンズ群と第2レンズ群の関係を適切に規定したものであ
る。
ンズ群で決まる前玉径が大きくなり、また広角端での歪
曲収差が大きくなり適当でない。また上限値を逸脱する
と所望の画角(特に広角側)が難しくなり全系が大型化
し適当でない。
切にするもので下限値を越えると像面が補正過剰となり
適当でない。また上限値を越えると所望の変倍比を得る
ために第2レンズ群の移動量を大きくする必要があり全
系が大型化し適当でない。
パワーを適切にするもので下限値を越えると像面が補正
過剰となり適当でない。また上限値を越えると所望の変
倍比を得るために第2レンズ群の移動量を大きくする必
要があり全系が大型化し適当でない。
fiとしたとき 0.9<f2/f4<1.6 ‥‥‥(7) を満足することである。
屈折力配置を適切にするものである。上限値を逸脱する
と主変倍群の第4レンズ群の屈折力が強くなり像面湾曲
が大きくなりがちとなる。また下限値を逸脱すると主変
倍群の第4レンズ群の屈折力が弱くなり所望の変倍比を
得にくくなる。
fi、全系の広角端の焦点距離をfwとしたとき 1<|f1|/fw<2 ‥‥‥(8) を満足することである。
の歪曲が、下限値を越えると望遠端の歪曲を適正にでき
なくなる。
fi、バックフォーカスをbfとしたとき 0.5<bf/f6<1.5 ‥‥‥(9) 0.9|f1|/bf<2.2 ‥‥(10) を満足することである。
CD)までのダイクロプリズム等の光学ブロックを除い
た空気換算長のことである。
リックにするために必要な式である。上限値を越えると
大型化し、下限値を越えると歪曲が発生する。
射出瞳を長くし略テレセントリックにするための条件で
ある。
テレセントリックというのは上述したように液晶の配光
特性、または複数の色光を合成する時の色合成ダイクロ
イックミラーの角度依存の影響を排除する為に、射出瞳
が遠方にあることを示す。
ら射出瞳までの距離をft、全系の広角端での焦点距離
をfwとするとき |tk|/fw>4.0 ‥‥‥(11) を満足することである。
射出瞳までの距離tkを適切に設定し、良好なるテレセ
ントリック性を得ている。
1)の数値が以下の範囲に入っていることが望ましい。
の広角端の焦点距離をfwとしたとき 0.8<f6/fw<1.3 ‥‥‥(12) を満足することである。
系にしつつ、レンズからパネルまでの距離を最適にする
ためのものである。
テレセントリック性を満足できず、上限値を超えると全
系が大型化してくるので適当でない。
をfi、全系の広角端と望遠端の焦点距離をfw,ft
としたとき
パワー配置を適切にしつつ、各レンズ群の移動量を適切
にして、レンズ系全体の小型化を図る為のものである。
条件式(13)〜(16)のいずれの条件を外れても、
レンズ系全体の小型化を図りつつ、所定の変倍比を確保
するのが難しくなってくる。
負レンズを有し、このうち1つの負レンズの材質のアッ
ベ数をν1、該1以上の負レンズの材質のアッベ数の平
均値をν1nとしたとき ν1 >65 ‥‥‥(17) ν1n>70 ‥‥‥(18) を満足することである。
倍率色収差を低減しつつ、変動も抑えるために第1レン
ズ群の負レンズにアッベ数ν1を設定したものである。
系でもよいが、好ましくは発散系(負の屈折力)の方が
好ましい。
による変動を小さくするためのものである。
も近く、比較的強い正の屈折力を与えることにより、テ
レセントリックな系を実現している。この為最もスクリ
ーン側に強い凸面を向けた正レンズを少なくとも1枚配
置するのが良い。これによれば軸外像面湾曲の補正と構
成の簡易化の両立を達成することが容易となる。
記第4レンズ群、第5レンズ群を移動して変倍すること
が良い。これによれば各レンズ群の移動量を減らしつ
つ、各レンズ群の位置ずれ、倒れ等による性能敏感度を
低く分散して、高変倍率なズームレンズを達成すること
ができる。又、レンズ全長を短縮すると共に、入射瞳位
置から前玉までの距離を短くし、軸外斜光束で決まる前
玉径の小型化を図ることが容易となる。
折力を有し、色合成素子のスペースのために、長いバッ
クフォーカスを確保している。特にバックフォーカスを
長くするために、第1レンズ群中にスクリーン側に凸面
を有するメニスカス状の負レンズを配置するのが良い。
さらに各レンズ群の屈折力を適切に配置し、前記第1レ
ンズ群をズーミング中、固定とすることが良く、これに
よれば上記軸外斜光束の位置の変動をへらし、構成の簡
易化と共に全長一定なレンズ系が達成できる。また広角
端での歪曲の低減のために第1レンズ群の最も物体側に
は凸レンズを配置するのが良く、これによれば最も軸外
光束を通る位置での歪曲収差を良好に行なうことができ
る。
望遠端のズーム位置には、前記第1レンズ群と前記第2
レンズ群の間隔は減少し、前記第2レンズ群と前記第3
レンズ群の間隔は増大し、前記第4レンズ群と前記第5
レンズ群の間隔は増大し、前記第5レンズ群と前記第6
レンズ群の間隔は減少することが各群の変倍分担を適当
に分散させ、所望の変倍比を得るのに好ましい。
しているのが好ましい。
する。
へのズーミングにおいて、第1レンズ群と第6レンズ群
が固定で第2レンズ群と第4レンズ群がスクリーン側
(第2共役点側)へ移動すると共に第3レンズ群は望遠
端近傍にて変曲点をもってパネル側(第2共役点側)へ
凸の軌跡で移動するものである(略完全往復)|M2|
>|M4|である。
レンズ群は増倍の構成となっている。
様広角端から望遠端へのズーミングで、第1レンズ群と
第6レンズ群が固定で第2レンズ群と第4レンズ群がス
クリーン側へ移動すると共に第3レンズ群もパネル側に
凸の軌跡をもちつつスクリーン側に移動する|M2|>
|M3|>|M4|である。
レンズ群は増倍している。
4はいずれも数値実施例2と同様の構成である。
同様広角端から望遠端へのズーミングで、第1レンズ群
と第6レンズ群が固定で第2レンズ群と第4レンズ群が
スクリーン側へ移動すると共に第3レンズ群もスクリー
ン側に移動する。|M2|>|M4|>|M3|であ
る。第2レンズ群、第3レンズ群は減倍、第4レンズ群
は増倍している。
端へのズーミングで、第1レンズ群と第6レンズ群が固
定で第2レンズ群と第4レンズ群がスクリーン側へ移動
するとともに第3レンズ群もスクリーン側に移動する。
|M4|>|M2|>|M3|である。第2レンズ群は
減倍、第3レンズ群、第4レンズ群は増倍している。
端へのズーミングで、第1レンズ群と第6レンズ群が固
定で第2レンズ群と第4レンズ群がスクリーン側へ移動
するとともに第3レンズ群もスクリーン側に移動する。
|M4|>|M2|>|M3|である。第2レンズ群は
減倍、第3レンズ群、第4レンズ群は増倍している。最
も変倍比が大きな実施例である。
り順に第i番目の面の曲率半径、Diはスクリーン側よ
り順に第i番目の光学部材及び空気間隔、Niとνiは
それぞれスクリーン側より順に第i番目の光学部材の材
質の屈折率とアッベ数である。
色分解プリズムやフィルター等のガラスブロックを示
す。
諸数値との関係を表−1に示す。
減化し、明るく、小型化、高変倍化を狙い、更に歪曲の
小さいプロジェクターに好適なズームレンズ及びそれを
用いた投影装置を達成することができる。
レンズ群より成り、又レンズ型としてネガティブリード
型を採用し、各レンズ群を適切に構成することにより、
レンズ系全体の小型化を図りつつ、変倍範囲全体にわた
りテレセントリック条件を良好に維持し、画面全体にわ
たり良好なる光学性能を有した液晶プロジェクター用に
好適なズームレンズ及びそれを用いた投影装置を達成す
ることができる。
Claims (15)
- 【請求項1】 距離の長い方の共役点を第1共役点、距
離の短い方の共役点を第2共役点としたとき、該第1共
役点側から順に、 負の屈折力の第1レンズ群、 正の屈折力の第2レンズ群、 弱い屈折力の第3レンズ群、 正の屈折力の第4レンズ群、 負の屈折力の第5レンズ群、 正の屈折力の第6レンズ群を有し、広角端のズーム位置
から望遠端のズーム位置への変倍に際して、該第2レン
ズ群と、第4レンズ群は、第1共役点側に移動し第5レ
ンズ群は第2共役点側へ移動することを特徴とするズー
ムレンズ。 - 【請求項2】 広角端のズーム位置から望遠端のズーム
位置への変倍に際して、 前記第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が広くなり、 前記第3レンズ群と第4レンズ群の間隔が狭くなり前記
第3レンズ群は、広角端より望遠端のズーム位置の方が
第1共役点側にあることを特徴とする請求項1のズーム
レンズ。 - 【請求項3】 第6レンズ群は変倍中固定であることを
特徴とする請求項1のズームレンズ。 - 【請求項4】 第1レンズ群は変倍中固定であることを
特徴とする請求項1のズームレンズ。 - 【請求項5】 広角端から望遠端への変倍に際して前記
第iレンズ群の移動量をMiとしたとき 0.3<M4/M2< 1.5 −8.0<M4/M5<−0.5 を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれか
1項のズームレンズ。 - 【請求項6】 前記第iレンズ群の広角端と望遠端での
結像倍率を各々βiw,βit、全系の広角端と望遠端
での焦点距離を各々fw,ftとし、 Zi=βit/βiw Z =ft/fw としたとき 0.8<Z4/Z<3 を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか
1項のズームレンズ。 - 【請求項7】 前記第iレンズ群の焦点距離をfi、全
系の広角端と望遠端での焦点距離をfw,ftとしたと
き 0.4<|f1/f2|<1.2 【数1】 を満足することを特徴とする請求項1から6のいずれか
1項のズームレンズ。 - 【請求項8】 前記第iレンズ群の焦点距離をfiとし
たとき 0.9<f2/f4<1.6 を満足することを特徴とする請求項1から7のいずれか
1項のズームレンズ。 - 【請求項9】 前記第iレンズ群の焦点距離をfi、全
系の広角端の焦点距離をfwとしたとき 1<|f1|/fw<2 を満足することを特徴とする請求項1から8のいずれか
1項のズームレンズ。 - 【請求項10】 前記第iレンズ群の焦点距離をfi、
バックフォーカスをbfとしたとき 0.5<bf/f6<1.5 0.9|f1|/bf<2.2 を満足することを特徴とする請求項1から9のいずれか
1項のズームレンズ。 - 【請求項11】 広角端において第2共役点から射出瞳
までの距離をft、全系の広角端での焦点距離をfwと
するとき |tk|/fw>4.0 を満足することを特徴とする請求項1から10のいずれ
か1項のズームレンズ。 - 【請求項12】 前記第iレンズ群の焦点距離をfi、
全系の広角端の焦点距離をfwとしたとき 0.8<f6/fw<1.3 を満足することを特徴とする請求項1から11のいずれ
か1項のズームレンズ。 - 【請求項13】 前記第iレンズ群の焦点距離をfi、
全系の広角端と望遠端の焦点距離をfw,ftとしたと
き 【数2】 を満足することを特徴とする請求項1から12のいずれ
か1項のズームレンズ。 - 【請求項14】 前記第1レンズ群は1以上の負レンズ
を有し、このうち1つの負レンズの材質のアッベ数をν
1、該1以上の負レンズの材質のアッベ数の平均値をν
1nとしたとき ν1 >65 ν1n>70 を満足することを特徴とする請求項1から13のいずれ
か1項のズームレンズ。 - 【請求項15】 請求項1から14のいずれか1項のズ
ームレンズを用いて投影像原画をスクリーン面上に投影
していることを特徴とする投影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000168196A JP4695744B2 (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | ズームレンズ及びそれを用いた投影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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