JP2001349032A - 化粧壁 - Google Patents

化粧壁

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JP2001349032A
JP2001349032A JP2000210562A JP2000210562A JP2001349032A JP 2001349032 A JP2001349032 A JP 2001349032A JP 2000210562 A JP2000210562 A JP 2000210562A JP 2000210562 A JP2000210562 A JP 2000210562A JP 2001349032 A JP2001349032 A JP 2001349032A
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JP
Japan
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adhesive
decorative wall
adhesive layer
concrete
fine particles
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Pending
Application number
JP2000210562A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Makihara
博明 槇原
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SHOWA SHOKO SHIKOKU KK
Original Assignee
SHOWA SHOKO SHIKOKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 [課題] 消音効果、明度高効に優れ、表面の汚れも容
易に取り除くことができ外観的にも美麗な化粧壁を提供
する。 [解決手段] コンクリート1表面に接着剤を付着させ
て接着層2を形成し、該接着層2が硬化しないうちに有
機系若しくは無機系等の球状微粒子3の略半球を前記接
着層2内に埋設させ、残り略半球を均一に表面に露出さ
せるようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧壁、更に詳しく
はコンクリート表面に球状微粒子を付着形成した化粧壁
に関するものであり、特にコンクリートブロック表面若
しくはトンネルのコンクリート表面に付着形成するのに
適した化粧壁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、コンクリートは、一般的には
セメントに骨材として砂又は砕石と水とを混合してミキ
サーによって練り混ぜたものを原料とし、この原料を塗
装しているが、特にトンネル等に使用しているコンクリ
ートの場合は、骨材として鉄骨等を使用して強度を附与
している。然しながらトンネル内を車両が通過中は、走
行による騒音を防止することはできず、特に対話等はそ
の間一旦停止するか若しくは大声でしていた。又、特に
長いトンネルには僅かに点灯はされているけれどもトン
ネル内部は全体的に薄暗いので、運行の安全性に欠け、
トンネル内で事故が発生した場合には非難時間を要する
という問題点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は従来の
技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、球状微粒子を簡単な作
業により確実にコンクリート表面に付着させることで、
消音効果、明度効果に優れ、表面の汚れも容易に取り除
くことができ外観的にも美麗な化粧壁を提供しようとす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、コンクリート
の表面を下地として接着剤を付着させて接着層を形成
し、この接着層が硬化する前に有機系若しくは無機系等
の球状微粒子の略半球を前記接着層内に埋設させ残り略
半球を均一に表面に露出させるように付着させたことを
特徴とする。このように球状微粒子の略半球を均一にコ
ンクリート表面に露出させることで、コンクリート表面
が球状微粒子の曲面による凹凸に形成されているため、
消音効果を発揮することとなる。
【0005】本発明のうち請求項2記載の発明は、ボー
ド表面に接着剤を付着させて接着層を形成し、該接着層
が硬化しないうちに有機系若しくは無機系等の球状微粒
子の略半球を前記接着層内に埋設させ、残り略半球を均
一に露出させるようにしたことを特徴とする。このよう
にボードに球状微粒子を取り付けることで、現地での作
業性の向上化を図ることができる。
【0006】本発明のうち請求項3記載の発明は、接着
剤がエポキシ樹脂若しくはアクリル樹脂であることを特
徴とする。このような接着剤を使用することで、球状微
粒子を容易に確実にコンクリート若しくはボードの表面
に付着することができ、耐久性に優れているので、球状
微粒子がコンクリート若しくはボードの表面より剥離す
る虞がない。
【0007】本発明のうち請求項4記載の発明は、球状
微粒子が硝子ビーズであることを特徴とする。このよう
に球状の硝子ビーズを使用することで、接着剤が鏡面効
果をもたらし明度を高くさせ、また壁面が塵埃の付着に
より汚れても容易に汚れを落とすことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実例の形態の一例
を、図面に基づいて説明する。各図面において、図1は
コンクリートブロックの表面に化粧壁の形成状態を示す
斜視図、図2は図1の横断平面図、図3はトンネル内の
コンクリート表面に化粧壁の形成状態を示す断面図、図
4はボード表面に化粧壁の形成状態を示す断面説明図で
ある。まず、図1及び図2において、セメントに骨材と
して砂、砕石と水等を混合して練り混ぜ、成型硬化した
コンクリート1よりなるブロックの表面に、エポキシ樹
脂若しくはアクリル樹脂等の接着剤を1m当りの使用
量として約0.5〜2kgをコテ塗り又は噴射機により
吹付けし、その厚味が0.8〜2mm程度の接着層2を
形成する。そしてこの接着層2が硬化しないうちに球状
微粒子3例えば硝子ビーズの略半球を接着層2内にコテ
塗り又は噴射機により吹き付けて埋設させ、残り略半球
を表面に露出させて均一に付着させ壁面を形成する。
【0009】図3に示される実施の形態は、トンネル内
のコンクリート1表面に、球状微粒子3例えば硝子ビー
ズを付着させている。他の構成は図1及び図2で説明し
た実施の形態と同様なのでその説明を省略する。
【0010】次にこのような実施の形態の実際の作用に
ついて説明する。まず、コンクリート1表面に球状微粒
子3を付着させる接着剤は、粘性及び弾性共に大にして
昇華性がなく、すぐれた耐久性を有するエポキシ樹脂若
しくはアクリル樹脂等が好ましく、この接着剤をコンク
リート表面全面に亘り機械で吹付ける。又、表面面積の
狭いところは、コテ塗りを行うと一定の厚味を有する接
着層2を形成することができる。ここで、接着層2を介
してコンクリート1表面に付着させる球状微粒子3の材
質については特に問うものではないが、硝子若しくは無
機、有機系或いは有機系発泡のものが好ましく、これの
半球を接着層2内に埋没させると、硝子ビーズが剥離せ
ず、残りの略半球の硝子ビーズと略半球の硝子ビーズが
接触する。このように形成されている化粧壁を例えばト
ンネル内面に形成すると、トンネル内面は平滑面ではな
く硝子ビーズにより曲面による凹凸に形成されるので、
トンネル内で発生した音がトンネル内側面方向に所定の
振幅と振動数を有して進むが、トンネル内壁面が硝子ビ
ーズの曲面により形成される凹凸で反射され、この音波
の位相がずれ、夫々の音波の山と谷は打消し合い、結果
としてトンネル内の音を消すという消音作用を有する。
更に、硝子ビーズ背面の接着剤2が鏡面効果をもたら
し、つまり、硝子ビーズへの入射光が接着剤2面で、ト
ンネル内側方へ反射するので、トンネル内部の明度を高
くさせるという作用を有する。
【0011】図4に示される実施の形態は、ボード4例
えば鉄、アルミニウム、コンクリート、合成樹脂等より
なり、このボード4表面に球状微粒子3例えば硝子ビー
ズを図1及び図2で説明した実施の形態と同様に付着さ
せている。このようにして現地で取付け作業を行うこと
もできる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成されている
ので次に記載する効果を奏する。
【0013】本発明のうち請求項1ないし3記載の発明
は、接着剤のうちエポキシ樹脂若しくはアクリル樹脂で
ある接着剤を使用し、この接着剤より形成された接着層
内に、球状微粒子の略半球を埋没させたので、球状微粒
子が剥離することなく、又、残り略半球を露出させるよ
う均一かつ緻密に密集形成したので、発生する音波の位
相がずれ、夫々の音波の山と谷は打消し合い、よってト
ンネル内の発生音を消し静寂させるという消音効果を有
する。更に、ボードに予め化粧壁を形成したので、現地
での作業性の向上化及び時間の短縮化を図り得ることが
できるという効果がある。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
記載の発明の効果に加えて、球状微粒子が硝子ビーズで
あるので、硝子ビーズへの入射光が接着剤面でトンネル
内側方へ反射するため明度を高くすることが可能とな
り、運行の安全性を高め、省エネルギー化を図るという
効果を有すると共に、コンクリート表面の清掃作業性の
能率化とそれに伴う経費の削減を図るという効果があ
る。さらに、廃棄硝子を有効利用することで、環境汚染
の防止にも貢献するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリートブロック表面に化粧壁の形成状態
を示す斜視図である。
【図2】図1の横断平面図である。
【図3】トンネル内のコンクリート表面に化粧壁の形成
状態を示す断面正面図である。
【図4】ボードに化粧壁の形成状態を示す断面説明図で
ある。
【符号の説明】
1 コンクリート 2 接着層 3 球状微粒子 4 ボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E21D 11/00 E21D 11/00 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートの表面に接着剤を付着させ
    て接着層を形成し、該接着層が硬化しないうちに有機系
    若しくは無機系等の球状微粒子の略半球を前記接着層内
    に埋設させ、残り略半球を均一に表面に露出させるよう
    に付着させたことを特徴とする化粧壁。
  2. 【請求項2】 ボードの表面に接着剤を付着させて接着
    層を形成し、該接着層が硬化しないうちに有機系若しく
    は無機系等の球状微粒子の略半球を前記接着層内に埋設
    させ、残り略半球を均一に表面に露出させるようにした
    ことを特微とする化粧壁。
  3. 【請求項3】 接着剤がエポキシ樹脂若しくはアクリル
    樹脂であることを特徴とする請求項1または2記載の化
    粧壁。
  4. 【請求項4】 球状微粒子が硝子ビーズであることを特
    徴とする請求項1または2記載の化粧壁。
JP2000210562A 2000-06-06 2000-06-06 化粧壁 Pending JP2001349032A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016135947A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 宇部興産株式会社 トンネル内装用パネル

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