JP2001348155A - シート収納装置 - Google Patents

シート収納装置

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JP2001348155A
JP2001348155A JP2000171182A JP2000171182A JP2001348155A JP 2001348155 A JP2001348155 A JP 2001348155A JP 2000171182 A JP2000171182 A JP 2000171182A JP 2000171182 A JP2000171182 A JP 2000171182A JP 2001348155 A JP2001348155 A JP 2001348155A
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sheets
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茂之 三宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】排出されるシートを集積スタックする際に、集
積スタックしてあるシートと後続して排出されるシート
との不必要な当接や、カールしたしたまま集積、載置さ
れることを防止してシートの集積スタック性能を向上し
たシート収納装置を提供する。 【解決手段】シートを排出手段によってシートを集積す
る際の集積性能を向上するシート収容装置であって、排
出手段からのシート排出方向に沿って排出されるシート
を載置する排出方向上流側に向かって高くなるように傾
斜した集積スタッカのシート載置面をシート排出方向と
シート載置面とでなす第1の角度でシートを載置する第
1シート載置面と、この第1の角度より大きい角度で設
定されシートを載置する第2シート載置面とで形成する
と共に、この第2シート載置面に向かってシートを押え
るソレノイド等の駆動手段よって移動するシート押え手
段とから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
などの画像形成装置から排出される像形成済みシートを
集積スタックまたは一時載置するために用いられるシー
ト収容装置に係わる。
【0002】特に、順次排出されるシートを整列性よく
集積または載置し、また、既に集積または載置されてい
るシートと後続して排出されるシートとが互いに衝突し
合って生じるジャムなどを無くしてシートの集積性能ま
たは載置性能を低下させることのないシート収納装置に
関するものである。
【0003】
【従来の技術】複写機やプリンタなどの画像形成装置で
像形成したシートを集積スタックする装置が従来から知
られている。この種の装置は、像形成済みシートを比較
的大量に集積スタックすることは勿論のこと、この集積
スタックの手前で、画像形成装置から排出されるシート
を一時的に載置して、この一時載置状態で、シートの整
合、綴じ、またはシートシフトによる区分け等の所定の
処理を施し、この処理を行った後、集積スタックする。
【0004】このように、シートの集積スタックを行っ
たり、あるいは、集積スタック手前でシートを一時載置
して所定の処理をシートに行った後、集積スタックする
装置で比較的小型化を達成した装置としては、米国特許
第5,021,837号、同5,137,265号、同5,385,340号など
に開示されている。
【0005】しかしながら、これらに開示された装置に
あっては、シートの集積スタックを行う際のシート集積
性の向上、または、この集積スタック手前で、シートを一
時載置を行う際のシート載置性能の向上に関しては、十
分な配慮がなされていない。
【0006】即ち、既に集積または載置しているシート
と、後続して送られてくるシート先端とが当接してジャ
ムが発生したり、あるいは、集積、載置済みのシートがカ
ールした状態で後続シートが積み重ねられ、シートが折
れ曲がった状態で集積、載置される恐れがあり、予め設
定された集積量または載置量に達することなく、少ない
シート量で集積、載置が限度量に達したと判断して、装
置を停止しなければならないものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これを解消するために
は、シートの排出口とシートを受ける支持面との高低を
十分長くすればよいが、今度は排出シートの先端がシー
ト支持面側の下向きカールで排出された時には、支持面
上で下向きカールしたまま排出されシートが折れて集
積、載置され上記同様の問題を起こしていた。
【0008】本発明の目的は、排出されるシートを集積
スタックする際に、集積スタックしてあるシートと後続
して排出されるシートとの不必要な当接や、カールした
したまま集積、載置されることを防止してシートの集積
スタック性能を向上したシート収納装置の提供を目的と
している。
【0009】本発明の他の目的は、シートを装置外へ排
出する前にシートに所定の処理を施すため、一時載置す
る場合にも、載置済みシートと後続シートとの衝突によ
るジャム等を防ぎ、予定枚数を確実に一時載置可能なシ
ート載置性能を確保するシート収納装置の提供を目的と
している。
【0010】本発明のさらにその他の目的は、シートを
精度よく揃えて集積スタックまたは載置を行うと共に、
装置全体としては小型軽量なシート収納装置の提供を目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のシート収納装置は、シートを集積スタックす
るため集積スタッカにシートを排出する排出手段と、こ
の排出手段からのシート排出方向に沿って排出されるシ
ートを載置する排出方向上流側に向かって高くなるよう
に傾斜した集積スタッカのシート載置面と、このシート
載置面を、シート排出方向とシート載置面とでなす第1
の角度でシートを載置する第1シート載置面と、この第
1シート載置面とシート排出方向とが交わる位置よりも
排出方向上流側で前記第1の角度より大きい角度で設定
されシートを載置する第2シート載置面とで形成すると
共に、この第2シート載置面に向かってシートを押える
ソレノイド等の駆動手段よって移動するシート押え手段
とからなる。
【0012】また、このシート押え手段は、シートを載置
面載置した状態でシートの移動を規制するシート端縁規
制部材側からシートが排出される毎に出没するように配
置される共に、この出没移動のタイミングを排出手段上
流側に位置するシート後端検出手段によって行ってい
る。
【0013】本発明のシート収容装置は、また、シート
に整合、綴じなどの所定の処理を施すために、シートを集
積スタッカに完全に排出する前に、シート排出方向上流
側に位置した一時載置トレイに一旦シートを載置する。
この一時載置トレイ上でのシートの整合精度及び載置性
能を向上するため、一時載置トレイにシートを移送する
シート移送手段を、一時載置トレイ上のシートの厚さ方
向及び交差方向にそれぞれフレキシブルに変形するリン
グ状部材若しくは駆動プーリと従動プーリとにリング状
部材を掛け渡した移送ユニットがシート厚さ方向に移動
可能に構成すると共に、このシート移送手段によって一
時載置トレイ上に移送されたシートをシート幅方向から
押圧してシートを整合する整合手段とを設けている。そ
して、このシート移送手段と整合手段と位置関係は、シー
ト移送手段が、シートと接する位置で整合手段がシート
側縁を規制するよう構成している。なお、このシート移
送手段と整合手段とが断面方向から見て重った配置関係
により装置のコンパクト化にも寄与できる。
【0014】さらに、本発明のシート収納装置は、上記
の一時載置トレイにおいてシートの載置性能を向上させ
るため、シート移送手段によって一時載置トレイ上に移
送されるシートの移送方向に従って一時時載置トレイ上
面に近接するシート押圧手段を設け、このシート押圧手
段は、一時載置トレイに載置されるシートの増加にとも
なって載置されるシートに対する押圧力を増加するよう
に構成している。
【0015】本発明のその他の目的、特徴は添付の図面
に基づく以下の詳細な説明で明らかにする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は、排出されるシートを集
積したり、この排出前に一時積み重ね載置する際の集積
性能や載置性能を向上したシート収納装置に係わり、添
付の図面に従ってその一実施例を説明する。
【0017】図1、図2及び図3において、シート収納
装置としてのフニッシャ装置1は、複写機本体やプリン
タ本体等の画像形成装置Gに隣接して設けられている。
この場合、この装置Gに着脱可能に取り付けることが望
ましい。
【0018】このフィニッシャ装置1は、本体装置2
と、本体装置2の一方の側部フレーム2aに装着された
ステップルユニット3と、本体装置2の他方の側部フレ
ーム2bに配置された後に説明する駆動伝達システム4
(図9、図10参照)と、画像形成装置Gから排出され
た画像形成済みシートSが供給される受け入れ口8と、
この受け入れ口8と反対側の面に形成した排出口10
と、本体装置2の正面から突出し排紙口10から排出さ
れるシートSを集積スタックする集積トレイ5と、この
集積トレイ5の上方に位置し、第2の排出口12から排
紙されるシートを収容するエスケープトレイ6とを備え
ている。
【0019】また、図3に示す様に、本体装置2の内部
には、受け入れ口7からシートSを内部へと導く第1搬
送路P1 と、この第1搬送路P1から、直接、排出口
10を通って排出経路を介して集積トレイ5へつながる
第2搬送路P2と、この第2搬送路8と段差を隔てると
ともに搬送方向をスイッチバックさせてシートSを一時
収納する一時載置トレイとしての処理トレイ29内へシ
ートSを搬送する第3搬送路P3と、上記第1搬送路P
1の途中から分岐して、第2の排出口12へシートSを
導く第4搬送路P4とを備えている。
【0020】即ち、シートSを第1搬送路P1から第2
搬送路P2を介して直接シートSを集積トレイ5へ排出
する「スルーパスモード」と、第2搬送路P2からシー
トSを第3搬送路P3に沿ってスイチバック搬送して処
理トレイ29に複数枚載置整合し、ステップルユニット
3によって綴じ処理を行った後、集積トレイに束排出す
る「ステープルモード」と、第1搬送路P1から第4搬
送路P4に搬送してエスケープトレイ6にシートSを排
出する「エスケープモード」とを有している。
【0021】第1搬送路P1には、受け入れ口7から供
給されたシートSの搬送を案内する搬送ガイド8と、シ
ートが供給されたことを検出する入り口センサー11
と、従動ローラ14と協同してシートSをさらに下流側
へ送る搬送駆動ローラ15と、搬送駆動ローラ15によ
って搬送されたシートSを、さらに前方のシート移送手
段としてのエンドレス搬送ベルト18に向けて案内する
場合と、第4搬送路P4へ向けて案内する場合とで搬送
経路を切り換える回転式のフラッパー16とを備えてい
る。
【0022】上記エンドレス搬送ベルト18は、従動ロ
ーラ17と協同して第2搬送路P2へシートSを搬送す
る。なお、搬送ベルト14は、ゴム製のリング状のエン
ドレスベルトからなり、駆動軸19aに固定したベルト
駆動ローラ19によって回動すると共に、図2、図3上
下方向及びその交差方向に変形可能でフレキシブルにな
っている。
【0023】このエンドレス搬送ベルト18の下方に
は、処理トレイユニット20が設けられている。この処
理トレイユニット20は、シートSを順次載置して所定
枚数のシート毎にステップルユニット3によってステッ
プル綴じを行うために、シートSを一時載置しておくた
めのものである。
【0024】なお、実施例のものは所定枚数のシートS
をステイプル綴じを行うものを示しているが、シートに
穴あけを行たり、集積トレイ5に排出する前複数枚のシ
ートSを揃えるために一時載置するものにも採用でき
る。
【0025】また、上記第2搬送路P2の上方には、パ
ドル駆動ローラ軸21aを軸支点として上下に回動する
回動ユニット24が設けられている。この回動ユニット
24は、第1搬送路P1からのシートSを、直接排出口
10を介して集積トレイ5に排出するときや、上記処理
トレイユニット内の複数のシート束を集積トレイ5に排
出するときは図2の図示実線位置である下方位置に位置
し、シートSを処理トレイ11内への第3搬送路P3へ
導く場合には図2の二点鎖線で示される上方位置に位置
する。
【0026】この回動ユニット24内には、バドル駆動
軸21aパドル駆動ローラ21の回転によって従動回転
するパドル回転軸22に設けられたゴム性のパドル23
と、シートSを回動ユニット24の自由端側に設けられ
た従動排出ローラ25が設けられている。この従動排出
ローラ25は、その下方に位置する排紙ローラ26と協
同してシートS若しくはシートSの束を排出口10から
集積トレイ5に排出するためのものである。
【0027】本体装置2の排紙口10には、排出従動ロ
ーラ25と対向して駆動軸26a によって駆動回転する
上記の排出ローラ26が設けられている。
【0028】上記の排出ローラ26の図示下方には、集
積トレイ5に集積スタックするシートSの端縁を規制す
るシート端縁規制部材としてのシート突き当て面2c
が、本体装置2の正面フレームと一体に構成されてい
る。このシート突き当て面2cの排出ローラ26近接した
シート突き当て面2c上方位置から上記集積トレイ5に
向かって出没するシート押えレバー78が設けてある。
このシート押えレバー78は、シートS若しくはシート
Sの束が排出ローラ26と従動排出ローラ25によって
排出される毎に、集積トレイ5に向けて突出するように
移動する。
【0029】従って、後に詳しく説明するが、シート押
えレバー78が集積スタックされるシート端縁を押え集
積トレイ5へのシートSの集積スタック性を向上する共
に、集積トレイ5に集積スタックされているシートSの
端縁がカールして後続して排出されるシートSの先端と
当接して、後続して排出シートSの紙詰まり(シートジ
ャム)を防止することができる。
【0030】尚、本実施例にあってはこのシートS押え
レバー78は、シート突き当て面2cの背面側に位置す
る押えレバーソレノイド83によってシート突き当て面
2c内から出没するように駆動される。
【0031】第4搬送路P4には、搬送ガイド13が設
けてあり、画像形成済みのシートSにステップル綴じ機
能やソート機能等にる後処理を行わない場合や、不定形
サイズの特殊シートに用いられ、従動ローラ27と協同
して第2の排出口12からエスケープトレイ6にシート
Sを排出する第2の排出ローラ28を備えている。
【0032】以上が、本体装置2の構成概要であるが、
以下に図2から図7までを使用して各ユニット若しくは
各機構の構成をさらに説明する。
【0033】処理トレイユニット20は、図3及び図4
に良く示すように、ステップル処理を行うためシートを
一時載置する一時載置トレイとしての処理トレイ29
と、処理トレイ29上に搬送されたシートSを検出する
センサーレバー30aと、処理トレイ29上のシートS
の最上位上面に当接するシートS搬入方向に沿って位置
する前後2箇所に設けられたシート押圧手段としてのシ
ート押え31と、処理トレイ29上に積載されたシート
Sを整合する整合手段としての整合板34とを備えてい
る。
【0034】処理トレイ29は、ステップル綴じ後のシ
ート束排出方向を先端に上向き傾斜したシート載置部2
9aと、シート載置部29aの後端から立ち上がってシ
ート載置部29a上のシートSの側縁に係合するシート
規制手段としての処理シート先端規制片29bとが一体
に形成されている。
【0035】また、この処理トレイ29の幅は本体装置
2に送り込まれる最大シートサイズのシートSの幅より
大きいが、シート搬送方向長さつまり受け入れ口7から
排出口10までの間隔はシートサイズに関係なく短くで
きる。これは処理トレイ29と集積トレイ5とにシート
を跨らせて載置可能な構成となっているからである。
【0036】センサーレバー30は、その一端側が排紙
口10側で第2搬送路P2に延在し、処理トレイ29の
下方のセンサー回動軸軸30cによって回動自在に支持
され、他端側にシート有無センサー30aによって検出
されるセンサーフラグ30bを有し、シートSが存在し
ないときは、図2及び図3に示されように一端側がシー
ト載置部から離間し第2搬送路P2に延在している。
【0037】このセンサーレバー30は、第2搬送路P
2にシートS搬送されていないとき、及び処理トレイ2
9のシート載置部29aに載置していないときのシート
S状態を検出できる。
【0038】従って、シート載置部29aにシートSが
載置していない状態で、第1搬送路P1から直接第2搬
送バスP2を通って集積トレイ5に1枚ずつ集積する場
合にも、シートSの後端エッジが排出されるシートSの
搬送通過センサーしても機能する。
【0039】また、処理トレイ29から束として排出す
る場合にも、シートSの束排出通過センサーとして検出
できる。尚、このセンサーレバー30による通過検出信号
は、前述したシート押えレバー78を動作する押えレバ
ーソレノイド83の動作信号として利用している。シー
ト載置部29aの排出口10側には、排出ローラ26の
外周面よりも若干上方に位置するシート腰付ガイド42
が設けられている。
【0040】ところで、このフニッシャ装置1は、シート
Sを第2搬送P2から第3搬送路P3へシートSをスイ
ッチバックして処理トレイ29に載置するが、このとき
のシートSの載置状態は、先に述べたように処理トレイ
29がシートSの搬送方向長さよりきわめて短く設定さ
れているためシートSを処理トレイ29と集積トレイ5
とに跨った状態で積載している。
【0041】従って、シートSを処理トレイ29上で整
合のため搬送方向と略直交する幅方向にシフトする場合
には、シートSがゴム部材などの高摩擦材からなる排出
ローラ26と接触せず、かつなるべくシートSが排出ロ
ーラ部を頂点として山形形状にして腰付けすることが望
ましい。
【0042】一方、シート載置部29aにシートSを載
置することなく、第1搬送路P1から第2搬送路P2を
介して直接集積トレイ5に排出する場合にも、シートS
の先端が排出ローラ26を通過するまでは、この排出ロ
ーラ26とシートSとの非接触状態としておくことが望
ましい。これらを達成するため、上記のシート腰付ガイド
42が設けられている。
【0043】尚、このシート腰付ガイド42は、回動ユニ
ット24の上下動作と連動し、回動ユットが図2の実線
で示される下方位置にあるときは、シート腰付部材42
は排出ローラ26の外周面面より内側に位置する。
【0044】整合ユニット33は、図4に示すように、
シートSの搬送方向と交差する方向に配置された整合板
34と、整合板駆動モータ36と、整合板駆動モータ3
6の出力軸36aに固定されたピニオンギア37と、整
合板34の底面に設けられてピニオンギア37と噛合う
ラックギア39と、このラックギア39の下方には整合
板34の位置を検出する整合板位置検出センサー35
と、このセンサーを横切るラックギア39と一体の整合
板フラグ38とを備えている。
【0045】従って、整合板34はシートSが処理トレ
イ29aに第3搬送路P3に沿って搬入される都度シー
トSの搬送方向と略直交する方向に整合板駆動モータ3
6の回転駆動によって、シートSに当接する様に移動
し、シートSを整合板34の移動方向と対向する位置に
あるステップルユニット3が取り付けられた本体側部フ
レーム2aに当接させてシートSの整合動作を行う。
【0046】尚、本実施例に於いては、シートS幅方向の
一方のみに整合板34を設けたが、シートSの幅方向の
両側に互いに近接離反する一対の整合板でシートSを挟
むように整合動作を行っても良い。
【0047】ここで、エンドレス搬送ベルト18に付い
て説明する。先に説明したように従動ローラ17と協同
してシートSを第2搬送路P2に向けて搬送するが、シ
ートSを第3搬送路P3においてもシートSと係合して
シートSをシート先端規制片29bに向けて搬送するよ
うに構成されている。
【0048】即ち、エンドレス搬送ベルト18は、図3、
図4に示される様に、シートSと係合面が細かい歯付形
状になっており、図示18aは第1搬送路P1から引き込
むシート引き込み搬送部として作用し、18bはシートS
の搬送方向後端を第2搬送路P1から第3搬送路P3に
後述のパドル23と協同して落とし込む押しと込み部と
して作用し、更に第3搬送路P3に於いてシートSを搬
送するシート繰り込み部としても作用する。
【0049】このエンドレス搬送ベルト18は、変形可
能なフレキシブル材で構成されているため、載置トレイ
部29aに順次シートSが積み重なってもシートSの厚
さに応じてシート繰り込み部18cが上昇する。
【0050】このエンドレス搬送ベルト18と前記の整
合板34との位置関係について言及すると、図3、図4に
示される様に、エンドレス搬送ベルト18のシート繰り
込み部18cは整合板34搬送方向長さ範囲内に位置し
ている。整合板34は、シートSの端縁がエンドレス搬
送ベルト18によってシートS先端規制片29bに到達
してからシートSを幅方向に移動シフトするが、この整
合の際シートSとシート繰り込み部18cは接触状態と
なっているため、シート繰り込み部18cが整合板34
の外方に位置しているとシート繰り込み部18cを中心
としてシートSを回転する力が働き整合が正しくなされ
ないことを防ぐためであり、また整合板34の内にシー
ト繰り込み部18cを配置することによって装置本体装
置2の搬送方向全体長さを短くコンパクトにできる。
【0051】次に、シート載置部29a 上に配置したシ
ート押え31・32を図5、図6によって説明する。
【0052】前に述べたように、処理トレイ29に載置
されるシートSは、第3搬送路P3に沿ってエンドレス
搬送ベルト18によってシート載置部29a順次送り込ま
れ載置される。この際シートSは、処理トレイ29の上
方の支持部材40に回動自在に取り付けた第1シート押
え31と第2シート押え32によってシート載置部29
a側に押し付けられながら搬送されると共に、処理トレ
イ29のシート先端規制片29bにシートSの端縁が到
達した後もシートSがカールして後続シートSの搬入を
妨げることなく整列性良く載置して、ステップル綴じな
どの後処理を施すようにしている。
【0053】即ち、第1シート押え31は、その基端部
31aが支持部材40内に入り込んで支持部材40の支
持軸40aに回動自在に取り付けられ、その先端部31
bが処理トレイのシート先端規制片29b近接し、シー
ト載置部29aに接した位置に垂れ下がっている。ま
た、第1のシート押え31の先端部31aは、処理トレ
イのシート先端規制片29bに一部がオーバーラップし
て位置している。このオーバーラップは、シートSの端
縁が先端部31bとシート先端規制片29bとの間を通
り越してしまうのを防止するためである。
【0054】次に、第2シート押え32は、その基端部
32aが支持部材40に取り付けられた支持片40bの
第2支持軸40cに、回動自在に取り付けられ、その先
端部32bがエンドレス搬送ベルト18条間からシート
載置台29aに向かって垂れ下がっている。
【0055】また、この第2シート押え32は、図5に
示す様に、そのストッパー部32cが支持片40bに設
けられた規制部40dに当接すると、シート載置部29
aとの間で距離hを保って位置している。従って、この
第2シート押えは、シート載置部29aにシートSの積
層載置厚さが、上記h以上にならなければ、その先端部
32bがシートSに接触しない。
【0056】このように、第2シート押え32の先端部
3bをシート載置部29aから離間させたのは、シート
Sの枚数が少ないときは、シートSへの抵抗やダメージ
を少なくし、所定枚数(距離h分以上)となったときや、距
離hを超える上方カールがシートSに発生したとき、シ
ートSに接触してシート束をするようにしている。
【0057】従って、シート載置部29aに載置するシ
ートSが少ないときや、カールが小さいときには、まず第
1シート押え31のみによってシートSを押え、シート
Sの載置枚数が増加したり、大きなカールが発生したき
は第2シート押え32によってもシートSを押えること
になる。
【0058】また、図5の一点鎖線で示されるシートS
の様に、シートSが大きくカールしたときは、第2シート
押え32の先端部32bが、第1シート押え31の後部
31cに当接係合する様になっている。これは、シート
Sに所定以上のカールが発生すると、第2シート押え3
2の先端部32bに第1シート押え31の重さが加重さ
れ、速やかに、このカールを解消するためである。
【0059】ところで、シート載置部29aから先端部
32bが離間した第2シート押え32は、第1シート押
え31よりも、シートSを処理トレイ29に般入すると
き搬入方向上流側の位置させている。この実施例によれ
ば、シートSの搬入枚数が少ないときは、先端規制片29
b近傍の第1シート押え31のみによってシートSを押
え、シートSの搬入枚数が多くなると、この第1シート
押え31と共に第2シート押え32もシートSの押え作
用を行うことになり、シートSの搬入枚数の増加によっ
てシートへの押え力を増加できるので、シートの載置集
積性能を向上できる。
【0060】さらに、図6に示される様に、第1シート
押え31と第2シート押え32は、シートSの幅方向に
列状に配置してあり、シート載置部29aに載置される
シートの一端側を多く押えるようにしている。従って、
シートの端部にステープルユニット3による綴りなどの
後処理を、シートが正しく揃えられた状態で行うことが
できる。
【0061】なお、上記の実施例にあっては、第1シー
ト押え31の先端部31bが、シートSがシート載置部
29aに載置されていない状態で、シート載置部29a
に接している状態であるとしたが、シート載置部に接し
ていなくとも良く、この場合、第2シート押え32の先
端部32bとシート載置部29aとの距離hよりも小さ
い距離に第1シート押え31の先端部31bとシート載
置部29aとを設定すればよい。
【0062】また、第1シート押え31、第2シート押
え32をシート搬送方向に2列にならべているが、これ
が3列、4列として良く、シートSに対する押圧力を変
えるとの点からは、同列にならべても良い。
【0063】さらに、図7に示す様に第2シート押え3
2を省略し、支持部材40と第1シート押え31との間
に、コイルスプリング40fを介在しても良い。このコ
イルスプリング40fは、一端が支持部材40に設けら
れたスプリングピン40eに、他端のスプリング当接部
40gが第1シート押え31の背面側に位置している。従
って、シートSの載置枚数が少ないときは、コイルスプ
リング40fの弾性力は作用せず、シートSの載置枚数
が多くなるに従ってコイルスプリング40fの弾性力が
徐々に強くなるように構成して、シートSを押圧する力
を増加させても良い。
【0064】処理トレイ29に載置されたシートSは、
ステップルユニット3によって綴じ処理されるが、本実
施例のステップルユニット3は、図1及び図4に示すよ
うに、処理トレイ29のシート載置部29aと略同角度
に傾斜配置されており、側部フレーム2aに固定してあ
る。このステップルユニットは、本体フレーム2からそ
の内部に位置するシート載置部29aに向かって、シー
トSの前端部にステップル針を打ち込むベッド部3aと
このヘッド部3aによって打ち込まれたステップル針を
折り曲げるアンビル部3bとが設けてある。また、本体
フレーム2の外部側である背面側に針を収納した取り替
え可能なカートリッジ3cを備えている。
【0065】なお、このステップルユニット3は、シー
ト載置部29a上のシートの上面側からステップルを打
ち込むものであるが、ヘッド部3aとアンビル部3bを
上下逆として、シートSの下面側からステップル針を打
ち込むように構成しても良い。
【0066】次に、図3において、処理トレイ29のシ
ート排出口側上方に位置する回動ユニット24について
説明する。この回動ユニット24は、図8の平面図に示
される様に、パドル23と、このバドル23を回転させ
るパドル回転軸22と、このバドル回転軸22に駆動伝
達するパドル駆動ベルト22aと、パドル駆動ベルト2
2aを駆動するパドル駆動ローラ21と、排出口10に
位置して本体フレーム2側の排出ローラ26と協同して
シートSを排出する従動排出ローラ25とを備えてい
る。パドル駆動ローラ21は、本体側部フレーム2aに
設けられた駆動伝達システム4の一部であるパドル駆動
伝達歯車54によって駆動回転するパドル駆動ローラ軸
21aによって回転駆動する。また、回動ユニット24
は、パドル駆動ローラ軸21aを軸支点として排紙ロー
ラ26に近接する位置とこの排紙ローラ26から離間し
た位置の上下に揺動する。この上下揺動運動は、駆動伝
達システム4に設けられた昇降レバー64から突出する
昇降ピン64bが回動ユニット24に係合して行われ
る。
【0067】回動ユニット24は、パドル駆動ローラ2
1a軸の軸支点に設けられ、一端を本体フレーム2に、
他端を回動ユニット24のフレームに当接させた回動ユ
ニットスプリング24bによって、常時排紙ローラ26
側の下方側に負勢されているが、この負勢力に抗して上
記の昇降レバー24によって上下揺動コントロールされ
る。
【0068】本体装置2は、シートSを第1搬送路P1
から第2搬送路P2を介して直接シートSを集積トレイ
5へ排出する「スルーパスモード」と、第2搬送路P2
からシートSを第3搬送路P3に沿ってスイチバック搬
送して処理トレイ29に複数枚載置整合し、ステップル
ユニット3によって綴じ処理を行った後、集積トレイに
束排出する「ステープルモード」と、第1搬送路P1か
ら分岐し第4搬送路P4に沿ってエスケープトレイ6に
特殊シートSを排出する「エスケープモード」とを有し
ている。
【0069】これらの第1搬送路P1から第4搬送路P
4までに配置された搬送駆動ローラ15、エンドレス搬
送ベルト18、排出ローラ26、パドル23、昇降ユニ
ット24、第2の排出ローラ26、などを駆動するシス
テムについて以下に説明する。
【0070】本実施例の駆動伝達システム4は、図9、
図10に示すように、一つの駆動モータ43と、この一
つの駆動モータ43の出力軸43aに設けられた反時計
周り方向に回転する出力プーリ44と、受け入れ口10
側に配置された搬送駆動ローラ15の回転軸15aに設
けた駆動プーリ45と、第2の排出ローラ26の回転軸
28aに設けた駆動プーリ47と、エンドレス搬送ベル
ト18を回転駆動する駆動ローラ19の回転軸19aに
設けた駆動プーリ46と、出力プーリからの駆動を、各
駆動プーリ45、46、47に伝達する回動ベルト48
と、駆動プーリ46と同軸である回転軸19aに設けた
伝達歯車51に噛合う従動伝達歯車53を介して連結す
る大径のタイミング歯車55と、排出ローラ26の回転
軸26aに設けられ、タイミング歯車55と中間歯車5
6aを介して連結される伝達歯車56bと、回動ユニッ
ト24を上下揺動自在に支持すると共にパドル駆動ロー
ラ21を回転駆動するパドル駆動軸21aに設けられ、
従動伝達歯車52、駆動プーリ46と同軸の伝達歯車5
1に連結される外周にロック板54cを備えるパドル伝
達歯車54と、パドル駆動ローラ21とパドル23を支
持するパドル回転軸2を連結するパドル駆動ベルト22
aと、タイミング歯車55に設けたカム65と、ピン6
4bによって回動ユニット24に係合し、カム65の回
転によって回動ユニット24を上下揺動させる昇降レバ
ー64を含む。
【0071】図中、49、50は回動ベルト48に聴力
を与えるテンションローラである。装置本体装置2の受
け入れ口からシートSが送り込まれ、入り口センサー8
bでシートS先端が検出され装置が稼動状態になると、
搬送駆動モータ43が起動し回動ベルト48によって、
駆動プーリ45連結された搬送駆動ローラ15と、駆動
プーリ47に連結された第2の排出ローラ26と、駆動
プーリ46に連結されたエンドレス搬送ベルト18駆動
する駆動ローラ19とが、シート順送り(搬送方向下流
側)方向に回転し続ける。
【0072】ところで、シートSの処理が、「スルーパ
スモード」である場合には、パドル23を回転駆動すこ
となく、タイミング駆動歯車55を回転させて、この回
転により昇降レバー64を図示下方に移動させると回動
ユニット24も排出ローラ26側に移動して回動ユニッ
ト24内の従動排出ローラ26に圧接状態となる。これ
と共に、タイミング駆動ローラ55は、中間歯車56a
と伝達歯車56bを介して排出ローラ26を回転し第2
搬送路Pに沿ってシートSを集積トレイ5に1枚ずつ排
出する。
【0073】一方、「ステープルモード」のときには、
シートSの後端が、エンドレスベルト駆動ローラ19と
従動ローラ17を通過のところで、パドル23をシート
搬送方向と逆方向(駆動ローラ19と反対方向)に回転さ
せて、シートSを第2搬送路P2から第3搬送路P3に
沿って処理トレイ29に送り込む。シートSの端縁が、
処理トレイ29の先端規制片29bに到達すると、整合
板34を移動しシートSを本体側部フレーム2aに押圧
しする。この動作をシートSの所定枚数積み重ねられる
まで繰り返し、その後、ステップルユニット3を作動し
て、処理トレイ29a上のシート束のステップル動作を
行う。この後処理が実行された後、タイミング駆動歯車
55を回転させて、この回転により昇降レバー64を図
示下方に移動させると回動ユニット24も排出ローラ2
6側に移動して回動ユニット24内の従動排出ローラ2
6をシート束に圧接状態とする。これと共に、タイミン
グ駆動ローラ55は、中間歯車56aと伝達歯車56b
を介して排出ローラ26を回転し、シート束を集積トレ
イ5に排出する。
【0074】ここで、パドル23を選択的に駆動する駆
動伝達を説明する。パドル23を駆動するパドル駆動ロ
ーラ軸21aに連結した従動歯車54と一体回転するロ
ック板54cは、常時はソレノイド57bによって往復
変位可能なロック爪57と係合して回転停止しており、
この状態では従動歯車54に設けられた欠け歯部54b
によって伝達従動歯車52を空転させている。そして、
ソレノイドの駆動によってロック板54cとロック爪5
7との係合が解除されると、ロック板54cに設けられ
たスプリング54dの張力によって従動歯車54が回転
し、この回転に伴って従動歯車54と伝達従動歯車52
とが噛合って従動歯車54が回転する。この回転は1回
転でロック板54cがロック爪57と係合して停止す
る。
【0075】言い換えると、ロック板54cがロック爪
57に係止されている状態にあっては、伝達従動歯車5
2からの駆動は、欠け歯部54bが伝達従動歯車52に
対向しているため、従動歯車54は回転せず、ロック板
54cからロック爪57が係止解除されない限り従動歯
車54及びこれに連結されるパドル23も回転駆動され
ない。
【0076】従って、「スルーパスモード」の時は、ロ
ック板54cとロック爪57との係止解除することなく
パドル23を停止状態で、回動ユニット24を下降して
シートSを集積トレイ5に排出し、「ステップルモー
ド」のときは、シートSの後端が、エンドレスベルト駆
動ローラ19と従動ローラ17を通過したところで、ロ
ック板54cからロック爪57を解除しパドル23を回
転してシートSを処理トレイ29に送りこむことができ
る。
【0077】次に、排出ローラ26、回動ユニット24
を上下昇降に用いる昇降レバー64を作動するタイミン
グ駆動歯車55について説明する。
【0078】このタイミング駆動歯車55は、常時はソ
レノイド59aによって往復変位可能なロック爪59と
係合してタイミング駆動歯車55の回転を停止させるタ
イミング駆動歯車55の一方の面(図9表面)に設けられ
た被ロック爪60と、ロック爪59と被ロック爪60と
の係合が解除された際にタイミング駆動歯車55を反時
計周り方向に回転させる重り61と、従動伝達歯車53
並びに排出ローラ駆動伝達歯車56aを空転させる欠け
歯62,63と、回動ユニット24を回動させるタイミ
ング駆動歯車55の他方の面(図9裏面)に設けた昇降レ
バー64の先端64aと係合して昇降レバー64を軸線
方向に沿って往復動させるカム部65とを備えている。
尚、昇降レバー64は常時スプリング66によって先端
64aをカム部65との弾接方向に付勢しており、初期
状態ではストッパピン67と長孔68との係合により先
端64aとカム部65とが離間している。
【0079】次に、シートSの後処理例を、図11及び
図12のタイミング駆動歯車の作動状態説明図に基づい
て説明する。先に述べたように、シートSの処理モード
して、「ステップルプルモード」と「スルーパスモー
ド」と「エスケープモード」を有し、夫々シートSの送
り方法が異なるが、まず、「ステップルモード」の動作
について説明する。
【0080】この「ステップルモード」は、後処理とし
てステップル綴じを行う場合であって、画像形成装置本
体Gで処理された原稿の枚数を画像読み取り時にカウン
トし、そのカウント数と作成束数とに基づいてステップ
ル綴じ行い、この綴じられたシート束を集積スタックす
るモードである。
【0081】即ち、1組1枚目のシートSが受入口7に
供給されると、受入口7と搬送ローラ15との間に設け
られたシート入り口センサー11がシートを検出する。
このセンサーの検出結果に基づいて駆動モータ43が駆
動を開始し、この駆動に連動して回動ベルト48を介し
て搬送ローラ15、排出ローラ28、エンドレス搬送ベ
ルト駆動ローラ19が回転する。
【0082】この際、伝達従動歯車52も回転するが、
従動歯車54は、その切欠き歯部54bが対向している
ので駆動伝達されず、回転停止状態にある。また、図1
1(A)に示すように、従動伝達歯車53も回転する
が、タイミング駆動歯車55の欠け歯部62が従動伝達
歯車53に対向するともにロック爪59と係止片60と
が係合してタイミング駆動歯車55及び排出ローラ駆動
伝達歯車56aは回転停止状態にある。
【0083】また、シートSは、従動ローラ14と搬送
ローラ15との協同並びに従動ローラ17とエンドレス
搬送ベルト18との共同によって段差に向けて搬送ガイ
ド8内の第1搬送路P1を搬送され、シート入り口セン
サー11がシートSの搬送方向後端を検出して所定時間
経過すると、シートSの先端が排出口10から集積トレ
イ5上に位置すると共にシートSの後端が従動ローラ1
7とエンドレス搬送ベルト18との間を抜けると、エン
ドレス搬送ベルト18の落とし込み部18bによって第
3搬送路P3方向に向けられる。
【0084】この状態で、パドル23の回転を許容する
ため、ソレノイド57bが作動して従動歯車54のロッ
ク板54cとロック爪57との係合が解除され、スプリ
ング54dによって従動歯車54が回転を開始し、この
回転に連動して従動歯車54と伝達従動歯車52とが噛
合ってパドル駆動ローラ軸19aに設けられた従動歯車
54が回転し、これによりパドル23が回転する。
【0085】このパドル23は、シートSを今までの搬
送方向とは逆方向にシートSを戻し、シート載置部29
aとエンドレス搬送ベルト18とにシートSを送りシー
トSの側縁が処理シート29の先端規制片29bに当接
される。
【0086】この後、整合板駆動モータ36が駆動して
整合板34を移動させて、シートSを整合板34の移動
方向と対向する位置にあるステップルユニット3が取り
付けられた本体側部フレーム2aに当接させてシートS
の整合動作を行う。そして、上述した各動作を各シート
Sの搬送毎に行い、所定枚数の積載が終了すると、ステ
ップルユニット3が駆動してシートSにステップル綴じ
を実行する。
【0087】このステップル綴じが実行されると、タイ
ミング駆動歯車55の回転を許容するため、図11
(B)に示す様に、タイミングソレノイド59aが作動
しロック爪59とタイミング駆動歯車55の係止片60
との係合が解除され、重り61の重力によってタイミン
グ駆動歯車55が反時計周り方向に回転される。
【0088】この回転により、従動伝達歯車53が欠け
歯62から抜けてタイミング駆動歯車55と噛合い、従
動伝達歯車55から駆動を受けてタイミング駆動歯車5
5が本格的に回転を開始する。
【0089】さらに、図11(C)に示すように、タイ
ミング駆動歯車55の裏側に位置する昇降レバー64の
先端カムフロワー部64aが、タイミング駆動歯車55
のカム部65と弾接してそのカム形状によりスプリング
66の図示上方付勢に抗して昇降レバー64が図示下方
へと移動を開始する。この昇降レバー64の下方移動に
より、回動ユニット24のスリット24c係合する昇降
ピン64bも下降することによって、回動ユニット24
も図示下方への移動を開始する。(尚、図11及び図12
において、回動ユニットのスリット24c及び昇降ピン
64bは、昇降レバー24の裏側に位置しているが、図
11及び図12においては、説明のため実線表記してい
る。)
【0090】回動ユニット24が下方移動を開始した後
に、排出ローラ駆動伝達歯車56aがタイミング駆動歯
車55の欠け歯63から抜けてタイミング駆動歯車55
と噛合い、排出ローラ駆動伝達歯車56a,56bが回
転を開始し、これにより排紙ローラ26も回転を開始す
る。
【0091】次に、図12(A)に示すように、昇降レ
バー64の先端64aがタイミング駆動歯車55の半径
とほぼ等しいカム部65最外周面と弾接していくと排出
ローラ26と回動ユニット24の先端側の従動ローラ2
5とがニップしてステップル綴じ後のシートSの束が集
積トレイ5へと排出される。このシートSの排出完了
は、図2及び図3に示した処理トレイ29の先端に位置
するセンサーレバー30の上方復帰をシート有無センサ
ー30aによって検出する。
【0092】ステップル綴じ後のシートS束の集積トレ
イ5への排出が完了すると、図12(B)に示すよう
に、昇降レバー64の先端64aとカム部65との弾接
が解除されて回動ユニット24が上方の復帰方向に回動
を開始して従動ローラ25が排出ローラ26から離間し
た後に、タイミング駆動歯車55の欠け歯部62,63
が、伝達従動歯車53と排紙ローラ26に駆動伝達する
中間歯車56aと抵抗する位置に移動し図11(A)の
状態へと復帰する。
【0093】次に、「スルーパスモード」について説明
する。このモードは画像形成装置本体Gから排出される
シートSを、第1搬送路P1から第2搬送路P2を介し
て、直接集積トレイ5に集積スタックするモードで、ス
テップルによる綴じ処理等を行わず、大量のシートSを
集積するのに適している。このモードと、上記の「ステ
ップルモード」との動作上の相違は、パドル23を常時
回転しないようにしたことと、タイミング駆動歯車55
の回転開始時期をシートの搬送タイミングに応じて早期
に行ったことである。
【0094】即ち、シートSが受入口7に供給される
と、受入口7と搬送ローラ15との間に設けられたシー
ト入り口センサー11がシートを検出する。このセンサ
ーの検出結果に基づいて駆動モータ43が駆動を開始
し、この駆動に連動して回動ベルト48を介して搬送ロ
ーラ15,排出ローラ28、エンドレス搬送ベルト駆動
ローラ19が回転する。このときは、図11(A)に示
すように、従動伝達歯車53も回転するが、タイミング
駆動歯車55の欠け歯部62が従動伝達歯車53に対向
するともにロック爪59と係止片60とが係合してタイ
ミング駆動歯車55及び排出ローラ駆動伝達歯車56a
は回転停止状態にある。
【0095】シート入り口センサー11がシートSの先
端を検出した後、僅かな遅れをもって、タイミング駆動
歯車55の回転を許容するため、図11(B)に示す様
に、タイミングソレノイド59aが作動しロック爪59
とタイミング駆動歯車55の係止片60との係合が解除
され、重り61の重力によってタイミング駆動歯車55
が反時計周り方向に回転される。
【0096】この回転により、従動伝達歯車53が欠け
歯62から抜けてタイミング駆動歯車55と噛合い、従
動伝達歯車55から駆動を受けてタイミング駆動歯車5
5が本格的に回転を開始する。この後の動作は、「ステッ
プルモード」時の図11(C)から図12(A)、図1
2(B)までと同様に動作を行う。従って、回動ユニッ
ト24は、シートSが本体装置2に搬入される毎に昇降
運動を行い、シートSを集積トレイ5に排出する。この
シートSの排出完了は、図2及び図3に示した処理トレ
イ29の先端に位置するセンサーレバー30の上方復帰
をシート有無センサー30aによって検出する。
【0097】尚、パドル23の回転を行わないようにする
ため、この「スルーパスモード」の実行中、ソレノイド
57bを作動させず、従動歯車54のロック板54cと
ロック爪57との係合状態としている。
【0098】最後に「エスケープモード」は、不定形サ
イズ等の特殊シートをエスケープトレイ6へ排出するモ
ードであって、第1搬送路P1から回転式フラッパー1
6を図2及び図3の状態から反時計方向に回転してシー
トSを第4搬送路P4に搬送し、第2の排出ローラ28
によって、エスケープトレイ6へシートSを排出する。
【0099】この場合、予めの「エスケープモード」設
定により、フラッパー16を回転させシートSを第4搬
送路P4に案内するように位置させておく。この状態
で、シートSが受入口7から供給されるとシート入り口
センサー11がシートを検出し、駆動モータ43が駆動
を開始する。この結果、他のモードで説明したように、搬
送ローラ15、第2の排出ローラ28が駆動回転し、シ
ートSをエスケープトレイ6に排出する。
【0100】尚、バドル23及びタイミング駆動歯車5
5の回転は不要のため、パドル23の回転を許容するソ
レノイド57a及びタイミング歯車55の回転を許容す
るソレノイド59aは作動しない。
【0101】以上のような動作によって、シートSは本
体装置2の排紙口10から排出されるが、この排出され
るシートSを集積スタックする集積トレイ5について、
以下に説明する。
【0102】この集積トレイ5は、図13(A)、図1
3(B)に示すように、本体装置2に着脱可能な取付部
69aを有するベース69と、ベース69に昇降制御部
70を介して昇降可能に保持されたシート収納部71
と、シート収納部71の下面に固定された支持ブラケッ
ト72と、この支持ブラケットは可動歯車74の上面部
に固定されている。
【0103】昇降制御部70は、ベース69に固定され
た円弧状の固定歯車73と、保護カバー72に固定され
た円弧状の可動歯車74と、各歯車73,74に噛合っ
て変位する遊星歯車75と、各歯車73、74、及び遊
星歯車75を連結して夫々の相対距離を固定したシフト
アーム76と、ベース69の上面と支持ブラケット72
の底面と間に設けられてシート収納部71を常時上方に
付勢させるコイルスプリング77とを備えている。
【0104】このコイルスプリング77は、各歯車7
3、74、遊星歯車75を挟んで2本設けられると共
に、シート収納部71の上面に順次積載されるシートS
の重量に応じてシート収納部71を下方に変位させ、略
一定の高さで次のシートSが前のシートSの上面に順次
積載可能となるようにバネ定数が設定されている。
【0105】また、コイルスプリング77の付勢に抗し
てシートの支持面であるシート収納部71が下方に変位
すると、各歯車73,74と遊星歯車75との噛合い位
置の変化に応じて、可動歯車74の上面に支持ブラケッ
ト72を介して取り付けられるシート収納部71の上面
は、図13(A)の上方位置からシートS集積量が増加
すると下降し、図13(B)の下限位置へ略平行の状態
で移動する。従って、シート収納部71の上面と、本体
装置2の正面に設けられた積載シートの端縁を規制する
シート規制面2cとでなす角度は大きく変化することな
く常に略一定の状態でシート収納部71がシート集積量
の増加に従って下降し、集積したシート上面と排出ロー
ラ26との高低差もほぼ一定の距離とすることができ
る。
【0106】また、シート収納部71の上面は、集積す
るシートが自重で滑り落ちるように、本体装置2のシー
ト規制面2c位置からシートの排出方向上流側に向かっ
て、除々に高くなるように傾斜して設けられているとも
に、この傾斜角度をシート規制面2c近傍の傾斜角度
と、これより排出方向上流側の傾斜角度とを異ならせて
設定している。
【0107】即ち、排出ローラ26と排出従動ローラな
どによって規定されるシート排出方向延長線SPとシー
ト収納部71aの上面とでなす角度が、比較的小さい角
度αである第1支持面71aと、この角度αより大きい
角度βで設定したシート規制面側の第2支持面71bと
で、シート収納部71の上面支持部を構成している。そ
して、上記の角度αと角度βとが変化する屈曲部(第1
支持面71aと第2支持面71bへの角度変更部)71
cを、シート排出方向延長線SPとシート収納部71の
上面支持面とが交差する位置よりもシート規制面2c側
よりに設定している。
【0108】従って、シート規制面2c側は排出ローラ
26との高低差が大きく設定でき、シート収納部上に集
積されたシートSの後端(シート規制面2側端縁)が図
示上方にカールしても、後続して排出されるシートSの
先端が、既に集積されているシートの後端端部に当接す
ることを少なくでき、また排出されるシートSの先端が
下側にカールして巻き込まれる状態を回避できる。
【0109】なお、実験によれば、通常この種の装置に
使用されるコピーシートを用いた場合、上記のシート排
出方向延長線SPとシート収納部71の上面とでなす角
度αは15度から23度位の範囲が望ましく、角度βは
この角度より大きい25度以上であればよいことが解っ
た。しかし、これらの角度は、使用されるシートの厚さ
や材質より変更されるので、特にこれらの角度数値に限
定されず、要は角度αよりも角度βが大きく設定されて
いればよい。
【0110】また、図示のものは、第1支持面71aと
屈曲部71cを通じて連続的に連なって傾斜する第2支
持面71bとしたが、この第1支持面71aと第2の支
持面71bとを段差をもって連結してもよく,また屈曲
部71c除々に角度が変化する円弧面としてもよい。要
は、第1支持面71aの上面をシート規制面2c側に単
に延長した場合よりも、排出口10と第2支持面71b
との高低差が多くなるようにする形状であればよい。
【0111】さらに、実施例の装置は処理トレイ29と
上記のシート収納部71にシートを跨らせて載置する場
合があるが、載置した最小サイズシートのときであって
もシート収納部側のシート先端は、上記屈曲部71cよ
りも排出方向上流側に位置するように設定しているの
で、この場合であって上カール、下カールなどによる不
具合を解消できる。
【0112】また、第2支持面71bのステップルユニ
ット側端部は、図1にみられるように、切欠き部71d
を設けている。この切欠き部71dは、ステップル針が
打ち込まれたシート束が集積され積み重なっても、この
ステップル針部分が大きく上方に盛り上がらないように
するための切欠きである。
【0113】さらに、既に図2、図3で説明したよう
に、シート収納部71の第2支持面71bの上方からシ
ートSの後端(シート規制面2c側端縁)を押えるシー
ト押えレバー78が、シート規制面2c側から出没する
ようになっており、たとえ、第2支持面上で大きくカー
ルしている場合であっても、確実にシートSをシート収
納部71面上に集積することができる。
【0114】このシート押えレバー78は、回動軸82
を軸支点として回動するが、このシート押えレバー78
がシートを押えている状態で、このレバー端部をシート
積載量検出センサー85によって検出し、このセンサー
85が押えレバー78の端部を検出している場合は、シ
ート収納部71下限位置に位置したとして、画像形成装
置本体Gに処理停止信号を出力する。
【0115】ここで、図14、図15を用いて本体装置
2から排出されるシートSの集積スタック動作について
説明する。
【0116】まず、図14(A)で示す状態では、最初に
排出されたシートS1が、シート収納部71面上に載置
され、第2シート支持面71bにシートS1端縁がシー
ト押えレバー78によって押圧され、後続の排出シート
S2が第2搬送路P2に沿って搬送され、排出ローラ2
6によって排出経路を排出されつつある。このシートS
2はシート排出方向延長線SP上を排出されてくるが、
このシート排出方向延長線SPはシート収納収納部71
の第1シート支持面と交差し、この交差角度は比較的小
さな角度αに設定されている。従って、シートS2の先
端が下側にカールしていたとしても、この角度が小さい
ため、シートS2先端が第2シート支持面側に湾曲搬送
されることなく、第1支持面71aに沿って排出方向下
流側に案内ガイドされる。
【0117】また、先に集積さているシートS1は、そ
の後端がシート押えレバー78によって第2支持面71
bに押えられているため、シートS2によって移動する
ことがない。
【0118】図14(B)は、シートS2の後端がセン
サーレバー30aを通過した状態を示しており、この通
過信号から僅かな所定時間経過後、シートS2の後端は
排出ローラ26から排出されて、第2支持面71bに向
かって落下し始める。この排出とほぼ同時に、図2に図
示の押えレバーソレノイド83作動し、シート押えレバ
ー78は図示矢印図14(B)のようにシート規制面2
c内側に退避する。
【0119】この退避がなされた後、シートS2は図1
5(A)に図示されるように、第2支持面71bに向か
って落下しつつあるが、この落下時間の遅れをもってレ
バーソレノイド83が作動を解除する。この解除によっ
てシート押えレバー78は戻しスプリング84によって
図示矢印方向の第2支持面側に移動し、図15(B)の
状態となり、シートS2のシートSの後端(シート規制
面2c側端縁)を押圧する。
【0120】以上のように、シートSの排出方向延長線
と第1支持面とでなす角度αよりシート規制面2c側の
第2支持面のなす角度βが大きい角度に設定してあるの
で、排出ローラ26と第2支持面の高低差を大きく設定
することが可能となり、また第2支持面上方から押える
ので、集積シートのジャムがなくなり、ひいては集積性能
を向上することができる。
【0121】また、シートSを束排出する際にも、1枚
シート送りと同様の動作を行うので、この場合にも、シ
ート束の集積性を向上することができる。更に、この集積
トレイ5は、シートSの集積量が増えるとコイルスプリ
ング77が圧縮し、シートの最上面は略一定の高さに保
たれる。さらに、シートが集積トレイ5と処理トレイ2
9に跨った状態でシート幅方向に整合板によって、シフ
トされるが集積トレイ5内にあるシートはシート押えレ
バー78によって押えられているので、集積済みシート
の整合状態を乱すこともない。
【0122】尚、上記までの実施例の説明においては、シ
ート押える手段としてソレノイドによって移動するシー
ト押えレバー78を設けたが、図16に示す様にゴム等
からなる弾性片を取り付けた押えパドルローラ86をシ
ート排出タイミングに応じて、適宜図示しないモータな
どにより駆動回転させ、このパドルをシート規制面2c
から出没させてもよい。また、図17に示す様に、シート
押えレバー87の基端部を図示しないモータなどによっ
て回転するカム板88に取り付け、このレバー87のス
リットに陥合する固定ピン89をリンク運動する構成と
して、シートを押えてもよい。
【0123】即ち、シートSの排紙ローラ26からの排
出及び落下時にのみ退避し、それ以外はシート端部を押
える手段であればよい。以上の説明及び図1から図17
までが、第1のタイプの実施例の説明であるが、次に、第
2のタイプの実施例の説明を図18から図24までを用
いて説明する。図中第1のタイプと同一の部分について
は、同一の符号番号が付されており、説明を省略する。第
2タイプ装置の第1タイプ装置との相違を図18によっ
て概略的に述べる。
【0124】第1に、集積トレイ5の上方に位置する特
殊シート等を収容するエスケープトレイ6及びこれに至
る第4搬送経路P4等を無くしたものである。従って、
特殊シートなどは画像形成装置側で予め排出し、シート
集積装置としてのフニッシャ装置1の小型化を図ったも
のである。
【0125】第2に、第1タイプ装置は、シートSを第3
搬送路P3に沿って処理トレイ29に搬入するエンドレ
ス搬送ベルト18のシート載置部側(18c)がフリー状
態になっているが、第2タイプ装置は、シート載置部側
(18c)も従動プーリによって支持させている。
【0126】第3に、集積トレイ5のシート収納部71
の昇降駆動をコイルスプリング77で行っているが、こ
の昇降駆動をモータで行う共に、シート収納部71に集
積スタックされるシートの最上面を検出し、この信号で
シート収納部71の昇降を行うようにしている。また、
排出ローラ26から排出されるシートが、速やかにシー
ト収納部に落下するように回動ユニット24の排出従動
ローラ25と同軸上に自重フラッパー130が設けられ
ている。
【0127】次に、上記の点について個別に説明する。
【0128】図18及び図19に示す第2タイプ装置
は、シートSを第3搬送経路P3に沿って処理トレイ2
9に搬入するシート移送手段として、エンドレス搬送ベ
ルト18を掛け渡した送り込みベルトユニット100を
備えている。この送り込みベルトユニット100を、図
20も含めて説明すると、ベルト駆動軸19aに取り付
けられこの駆動軸と共に回転する駆動プーリ101と、
この駆動プーリ101と所定の間隔もってシート載置面
29a側に位置する従動支持プーリ102と、駆動プー
リ101と従動支持プーリ102との間隔を保持する各
プーリの両側に設けられた支持プレート104と、駆動
プーリ101と従動支持プーリ102との間に掛け渡さ
れたエンドレス搬送ベルト18とからなる。上記の支持
プレート104は、従動支持プーリ102の回転軸10
3を回転自在に支持している。
【0129】従って、ベルト駆動軸19aが駆動回転す
ると、この軸19aに固着された駆動プーリ101も回
転し、エンドレス搬送ベルト18も、従動プーリ102を
回転させながら移動する。
【0130】また、支持プレート104は、逆U字状の取
り付け部106を有している。この取り付け部はベルト
駆動軸19aに固定されていないため、従動支持プーリ
102を有する支持プレート104は、ベルト駆動軸1
9aを軸支点として揺動スイング自在となっている。さ
らに、この支持プレート104は、図20に示す様に、従
動支持プーリ102の反対側にウエイトバランス部10
5が設けられている。このウエイトバラス部は、従動支
持ローラ102側のエンドレス搬送ベルト18のシート
繰り込み部18cをほぼ一定の接触力でシートSに接触
させるためのものである。
【0131】以上の構成による繰り込みユニット100
を採用すると、処理トレイ29上に積載されるシート枚
数が多くなると、エンドレス搬送ベルト18の最上シー
トとの接触部分であるシート繰り込み部18cは、シー
トSの厚みによって持ち上げられる。つまり、支持プレ
ート104が、ベルト駆動軸19aを中心にして揺動す
る。この揺動方向は、ベルト駆動軸19aの回転方向A
と反対の方向である。
【0132】上記エンドレス搬送ベルト18は、従動支
持プーリ102によってバックアップされているので、
処理トレイ29のシート載置部29a上のシート枚数に
応じて揺動するが、処理トレイ11上の載置シートが多
くなっても、シートSに対する接触面積が変化すること
はない。つまり、シートSの積載枚数によって、搬送力
が、変化したり、強すぎたりすることがない。そのた
め、シート載置部29a上の載置シート枚数が増えて
も、シート先端規制片29bに突き当たったシートSを
さらに押して、シートSを座屈させることがない。
【0133】また、エンドレス搬送ベルト18のシート
繰り込み部18cは、第1タイプのエンドレス搬送ベル
ト18と同様に、整合板34とオーバーラップした位置
に配置しており、さらに従動支持プーリ102でバック
アップされているため、整合板34でシートSが幅方向
に移動した場合にも、精度よくシートSを揃えることが
できる。
【0134】なお、送り込みベルトユニット100は、
ウエイトバランス105を設けているが、このようなウ
エイトバランス105による回転モーメントを調整する
ことによって、エンドレス搬送ベルト18のシートSへ
の押圧力を調整できる。
【0135】ただし、支持部プレート104側の重量が
小さい場合には、ウエイトバランス105が不要な場合
もある。また、上記ウエイトバランス105の代わり
に、バネ部材などで、押圧力を調整してもよい。
【0136】さらに、図21に示す様に、送り込みベルト
ユニット100の支持部プレート104の構成を簡略化
して、従動支持プーリ107をワイヤー状の支持アーム1
08に回転自在に支持し、この従動支持プーリ107と
反対側の逆U字状の揺動端をベルト駆動ローラ軸19a
に吊り下げるように構成してもよい。
【0137】次に、第2タイプの集積トレイ5について
図22を用いて説明する。
【0138】この集積トレイ5は、シート収納部71の
昇降機構は、モータを内在するモータユニット120を
用いている。このモータユニット121は可動歯車74
と遊星歯車75を支持するシフトアーム76に取り付
け、このモータユニット121からのモータ軸211を
遊星歯車75に連結している。このモータが、モータ駆
動211を時計方向に回転するとシート収納部71は上
昇し、反時計方向に回転するとシート収納部71は下降
する。従って、シート収納部71に集積スタックされる
最上シートの紙面位置を検出し、この信号をモータユニ
ット120に送り、モータを正逆コントロールすること
によって、より正確に紙面レベルを一定に保つことが可
能となる。
【0139】ここで、上記の紙面レベルの検出機構は、図
23に示す様に、軸支点81を中心にし回動するシート押
えレバー78に、一体に設けられた検出フラグ124を
透過型センサー125a、125bよって検出すること
によって行う。検出フラグ124は、図示のように、第1
フラグ部124aと第2フラグ部124bを有し、この
フラグ間にセンサーに反応しない切欠き部124cを備
えている。
【0140】図23の状態は、シート押えレバーが適正
にシートSを押える位置を示しており、このときは、第1
センサ125aは第1フラグ部124aによって遮られ
ており「ON」となっており、一方、第2センサ125b
は第2フラグ部124bによって検出されておらず「O
FF」の状態となっている。この状態が集積トレイ5の
シート収納部71が適正に設定されている位置である。
この状態から、シートSが、順次、シート収納部71に
排出されると、その排出ごとにシート押えレバー78も
図示2点鎖線位置と実線位置を往復移動する。シートS
がシート収容部に載置される毎に、検出フラグ124
は、時計方向に移動し、第2フラグ部124bが第2セ
ンサ125bよって検出され「ON」となり、一方の第
1フラグ部124aも第1センサ125aに検出され
「ON」状態となる。このように第1センサ125aと
第2センサ125bともに「ON」なると、集積トレイ
5にシート収納部71を下降することの信号を出力す
る。この信号によってモータユニット120は、モータ
駆動軸121を反時計方向に回転させて、シート収容部
71を所定量下降させる。
【0141】このようにして、シート収納部71上の集
積シート最上面が常に一定の高さ範囲に位置するように
する。
【0142】ところで、上記のシート収納部71は、通
常シートが排出される毎に上下移動することなく、集積
されるシート最上面が所定高さ以上になったとき下降す
るようにしているので、シート排出の都度動作する複雑
を解消している。
【0143】なお、切り欠き部124cが第1センサ1
25aに位置して第1センサ125aが「OFF」、第
2センサ125bも「OFF」のときは、シート収納部
71が所定高さよりも下方位置にあるとして上昇させ、
第1センサ124aが「OFF」第2センサが「ON」
のときは、シート押えレバー78がシート規制面2c側
に退避した状態と判断する。また、シート収納部71が
下限位置に位置し、第1センサ124a、第2センサ1
24bともに「ON」となったときは、シート収納部7
1のシートが満杯状態となったと判断し、シートの集積
スタック動作を中止する。
【0144】以上が、集積トレイ5の紙面レベル等を検
出する構成であるが、この集積トレイに確実にシートを
集積スタックするため、このタイプ2装置は、図18に示
す様に、回動ユニット24に保持される従動排出ローラ
25の支持軸131上に回動自在のシートフラッパー1
30を設けている。このシートフラッパー130は、シ
ートの排出によって上下動し、シートSの後端を確実に
シート収納部に落下させるためのものである。
【0145】このシートフラッパー130の動作につい
て、図24により説明する。なお、シート押えレバー7
8がシート収納部71上のシートを押える作用及び動作
は、図14、図15において説明したものと同じである
ので、ここではシート押えレバー78と協働して排出さ
れるシートSをシート収納部71にシートSを落下させ
るシートフラッパー130を中心に説明する。
【0146】図24(A)は、回動ユニット24が下降
位置に位置し排出ローラ26と排出従動ローラ25によ
ってシートS2が、シート排出方向延長線SP上を排出
されている状態を示している。この状態では、シートフ
ラッパー130は、従動排出ローラ25の支持軸131
に単に吊り下げられているので、排出ローラ26と排出
従動ローラ25のシートニップによりシートは腰付けさ
れており、シートフラッパー130を押し上げて排出さ
れる。この状態は、シートS2の後端が、排出ローラ2
6と排出従動ローラ25のシートニップを外れるまで継
続する。
【0147】排出ローラ26と排出従動ローラ25のシ
ートニップをシートS2の後端が外れると、図24
(B)に示す様に、シートSの後端は、シートフラッパー
130の自重によって押し下げられシート規制面2cに
沿って落下する。この落下と同時にシート押えレバー7
8が図示矢印方向の時計方向に回動し、シートS2の後
端をシート収納部71上に押さえ込む。従って、シート
Sの後端が排出ローラ側の上方に大きくカールしていた
としても、シートフラッパー130のその自重による下
方回動によってカールを直し、後続して排出されるシー
トSの先端と衝突してジャムを発生する等の不具合が解
消できる。
【0148】なお、シート押えレバー78とシートフラ
ッパー130とのシート幅方向(シート搬送方向と交差
方向)における位置関係は、シート押えレバー78が3箇
所(図1参照)とすると、これらシート押えレバー78の
条間にシートフラッパーが複数本(この実施例では2本)
配置しており、シート押えレバー78とシートフラッパ
ー130が衝突することを回避している。なお、この実
施例のシートフラッパー130は、自重回動でシートS
の後端を押し下げるようにしたが、このシートフラッパ
ー130の移動を、シートSの排出タイミングに合わせ
てソレノイド等の駆動手段によって上下回動駆動するよ
うにしてもよい。
【0149】以上説明したように、本発明によれば、排
出されるシートを集積スタックする際、集積スタックし
てあるシートと後続して排出されるシートとの不必要な
当接や、カールしたしたまま集積、載置されることを防
止できる。
【0150】また、シートを装置外へ排出する前にシー
トに所定の処理を施すため、一時載置する場合にも、載
置済みシートと後続シートによるジャム等を防ぎ、予定
枚数を確実に一時載置可能なシート載置性能の確保が可
能となり、シートを精度よく揃えて集積スタックまたは
載置を行うと共に、装置全体としては小型軽量になるな
ど、優れた効果を奏する。
【0151】本発明をある程度詳細にその実施態様につ
いて説明したが、その好ましい実施態様についてのこの
説明は構造の詳細については換えてあるので、構成要素
の組み合わせと配列とは以下に請求する本発明の精神と
範囲に反することなく種々に改変することを妨げるもの
ではない。
【0152】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である第1タイプのシート収
容装置の一部を省略した概略斜視図である。
【図2】図1の装置における内部機構を概略的に示す正
面断面図である。
【図3】図2の部分拡大図である。
【図4】図1の装置におけるシート一時載置トレイの一
部を示す概略斜視図である。
【図5】図1の装置におけるシート一時載置トレイ上の
シート押圧手段を概略的に示す正面断面図である。
【図6】図5のシート載置トレイ上のシート押圧手段を
示す概略斜視図である。
【図7】図5のシート押え手段の他の実施例を示す概略
の正面断面図である。
【図8】図1の装置における回動ユニットの概略構成を
示す平面図である。
【図9】図1の装置における駆動伝達システムを概略的
に示す正面断面図である。
【図10】図9の駆動伝達システムの一部を示した概略
斜視図である。
【図11】図9の駆動伝達システムの動作状態を示す動
作状態説明図(1)である。
【図12】図9の駆動伝達システムの動作状態を示す動
作状態説明図(2)である。
【図13】集積トレイを概略的に示す正面断面図であ
る。
【図14】集積トレイに集積するシートの集積状態を概
略的に示す動作状態説明図(1)である。
【図15】集積トレイに集積するシートの集積状態を概
略的に示す動作状態説明図(2)である。
【図16】図2の集積トレイ上にシートを押える押えレ
バーの他の実施例を概略的に示す概念図である。
【図17】図2の集積トレイ上にシートを押える押えレ
バーの他の実施例を概略的に示す概念図である。
【図18】図1の他の一実施例である第2タイプのシー
ト収容装置の内部機構を概略的に示す正面断面図であ
る。
【図19】図13に示す装置の一部を省略して一時載置
トレイの内部構造を概略的に示す斜視図である。
【図20】図18の送り込みベルトユニット部分を概略
的に示す斜視図である。
【図21】図20の送り込みベルとユニットの他の実施
例を概略的に示す斜視図である。
【図22】図18に取り付けられる集積トレイを概略的
に示す正面断面図である。
【図23】図18の装置の集積トレイにシートを押える
押えレバーの位置を検出する機構を概略的に示す部分断
面図である。
【図24】集積トレイに集積するシートの集積状態を概
略的に示す動作状態説明図である。
【符号の説明】
G 画像形成装置 SP シート排出方向 1 フニッシャー装置(シート収納装置) 2 本体装置 2c 収納シート突き当て面(シート端縁規制手段) 5 集積トレイ 11 シート入り口センサー 17 従動ローラ 18 エンドレス搬送ベルト(リング状シート移送手
段) 18a シート引出し部 18b シート落とし込み部 18c シート繰り込み部 19 エンドレスベルト駆動ローラ 19a エンドレスベルト駆動ローラ軸 20 処理トレイユニット(一時載置トレイユニット) 25 従動排出ローラ 26 排出ローラ 26a 排出ローラ駆動軸 27 従動ローラ 29 処理トレイ(一時載置トレイ) 29a シート載置部 29b シート先端規制片(シート規制手段) 30 センサーレバー 30a シート有無検出センサー 31 第1シート押さえ(第1シート押え手段) 31a 第1シート押え基端部 31b 第1シート1押え先端部(シート接触部) 31c 第1シート押え後部 32 第2シート押さえ(第2シート押え手段) 32a 第2シート押え基端部 32b 第2シート1押え先端部 32c 第2シート押えストッパー部 33 整合ユニット 34 整合板(整合手段) 39 ラックギア 40 支持部材 40a 支持軸 40b 支持片 40c 第2支持軸 40d 規制部 40e スプリングピン 40g スプリング当接部 40f コイルスプリング 70 昇降制御部 71 シート収納部(シート支持面) 71a 第1シート支持面 71b 第2シート支持面 71c 屈曲部(角度変更部) 71d 切欠き部 72 支持ブラケット 73 固定歯車 74 可動歯車 75 遊星歯車 76 シフトアーム 77 コイルスプリング 78 シート押さえレバー(シート押え手段) 81 シート押さえレバー回動軸 82 連結レバー 83 押さえレバーソレノイド 84 戻しスプリング 86 押えパドルローラ 87 リンクレバー 88 カム板 89 固定ピン 100 繰り込みベルトユニット(シート移送手段) 101 駆動プーリ 102 支持プーリ 103 支持軸 104 支持プレート 105 ウェイトバランス 106 取り付け部 120 モータユニット 121 モータ駆動軸

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートを排出する排出手段と、この排出手
    段の排出方向上流側に向かってシートを載置するように
    傾斜させたシート載置面と、 このシート載置を、シート排出方向とシート載置面とで
    なす第1の角度でシートを載置する第1シート載置面
    と、この第1シート載置面とシート排出方向とが交わる
    位置よりも排出方向上流側でシート載置面の角度を変更
    する角度変更部と、 第1の角度より大きい角度を有してシートの排出方向上
    流側部分を載置する第2シート載置面とで構成すると共
    に、この第2シート載置面に向かってシートを押えるシ
    ート押え手段と、を備えるシート収納装置。
  2. 【請求項2】前記第2シート載置面端部でシート端縁の
    移動を規制するシート端縁規制部材を設けた請求項1記
    載のシート収納装置。
  3. 【請求項3】前記シート押え手段は、排出手段によって
    シートが排出される毎にシート端縁規制部材側から前記
    第2シート載置面側に移動して排出されるシートを押え
    る駆動手段を備える請求項2記載のシート収納装置。
  4. 【請求項4】前記シート押え手段は、シートが排出され
    る毎に前記第2シート載置面上から退避し再び第2シー
    ト載置面側に移動する駆動手段と、この駆動手段を作動
    させる排出手段上流側に位置するシート後端検出手段と
    を備える請求項1記載のシート収納装置。
  5. 【請求項5】シートを排出する排出手段と、この排出手
    段よりもシート排出方向上流側に位置し一旦シートを載
    置する一時載置トレイと、この一時載置トレイにシート
    を移送するシート移送手段と、この移送手段によって一
    時載置トレイ上に移送されたシートをシート移送方向と
    交差する方向から押圧してシートを整合する整合手段
    と、上記シート移送手段がシートと接する位置で整合手
    段の少なくとも一部がシート側縁を規制するように上記
    シート移送手段と整合手段とを配置したシート収納装
    置。
  6. 【請求項6】前記シート移送手段は、一時載置トレイ上
    に載置されるシートの厚さ方向及び交差方向にそれぞれ
    フレキシブルに変形するリング状部材からなる請求項5
    記載のシート収納装置。
  7. 【請求項7】前記シート移送手段を、駆動プーリと従動
    プーリとこの両プーリ間に掛け渡されたリング状部材と
    から構成すると共に、少なくとも一時載置トレイ上のシ
    ートに接する従動プーリ側を一時載置トレイ上に載置さ
    れるシートの厚さ方向に移動自在とした請求項5記載の
    シート収納装置。
  8. 【請求項8】シートを排出する排出手段と、この排出手
    段よりもシート排出方向上流側に位置し一旦シートを載
    置する一時載置トレイと、この一時載置トレイにシート
    を移送するシート移送手段と、この移送手段によって一
    時載置トレイ上に移送されるシートの移送を規制する一
    時載置トレイ端部に位置するシート規制手段と、この一
    時載置トレイに載置されるシートの増加にともなって載
    置されるシートに対する押圧力を増加する一時載置トレ
    イの上方に設けられたシート押圧手段と、を備えるシー
    ト収納装置。
  9. 【請求項9】前記シート押圧手段は、一時載置トレイ上
    にシートが載置されていない状態で、このシート押圧手
    段のシート接触部と一時載置トレイ上面との距離をそれ
    ぞれ異ならせた第1及び第2シート押圧手段とから構成
    した請求項8記載のシート収納装置。
  10. 【請求項10】前記シート押圧手段は、一時載置トレイ
    上にシートが載置されていない状態で、シート押圧手段
    のシート接触部と一時載置トレイ上面との間に第1の距
    離を有する第1シート押圧手段と、この第1の距離より
    も大きい距離でそのシート接触部を位置させた第2シー
    ト押圧手段とから構成すると共に、シート移送手段によ
    るシート移送方向上流側から第2シート押圧手段、第1
    シート押圧手段の順にシート規制手段側に配置した請求
    項8記載のシート収納装置。
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