JP2001347739A - 画像形成装置及び該画像形成装置を使用した孔版式製版印刷装置 - Google Patents

画像形成装置及び該画像形成装置を使用した孔版式製版印刷装置

Info

Publication number
JP2001347739A
JP2001347739A JP2000175060A JP2000175060A JP2001347739A JP 2001347739 A JP2001347739 A JP 2001347739A JP 2000175060 A JP2000175060 A JP 2000175060A JP 2000175060 A JP2000175060 A JP 2000175060A JP 2001347739 A JP2001347739 A JP 2001347739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stencil
continuous shooting
document
printing
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000175060A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Nojiri
正己 野尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP2000175060A priority Critical patent/JP2001347739A/ja
Publication of JP2001347739A publication Critical patent/JP2001347739A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不定形サイズの原稿でも簡単に多面連写する
ことができる画像形成装置及び該画像形成装置を使用し
た孔版式製版印刷装置を提供すること。 【解決手段】 原稿読取部において光学的に読取られた
原稿画像信号を、原稿画像書込部において被複写物に対
して副走査方向に多面連写して書込みを行うように指示
する連写設定手段と、前記多面連写における副走査方向
の一面の長さを連写幅として設定する連写幅設定手段
と、前記連写幅と前記被複写物のサイズをもとに連写す
る面数を算出し、前記原稿読取部からの原稿画像信号
を、被複写物の領域に前記連写幅に基づいて前記面数
分、割付けるように、前記原稿画像書込部による被複写
物への書込みを制御する制御手段と、を有することによ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用紙等に画像
を形成する画像形成技術に係り、特に、不定形サイズの
原稿でも簡単に多面連写することができる画像形成装置
及び該画像形成装置を使用した孔版式製版印刷装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CCDラインセンサ等により
読み取られた原稿画像信号に基づいて、読み取った画像
と同じ画像を、印刷用紙等に出力する画像形成装置、例
えばサーマルプリンタ等の印刷装置や複写装置或いは孔
版印刷装置等が知られている。
【0003】上記孔版印刷装置では、先ず製版読取部に
おいて読み取られた原稿画像信号に基づいて、サーマル
ヘッド並びにプラテンローラから成る製版書込部におい
て孔版原紙に穿孔して製版を行い、製版済の孔版原紙を
版胴に巻装し、この版胴に圧接されて回転するプレスロ
ーラとの間に印刷用紙を挿入して、版胴内のインクを孔
版原紙の孔部より印刷用紙に押し出させてインク転写を
行うことにより印刷がなされている。
【0004】この孔版印刷装置では、例えばB5サイズ
の1つの原稿画像をB4サイズの原稿書込み領域を有す
る印刷用紙上に複数回(例えば副走査方向に2回)複写
する、いわゆる多面連写機能を使用する場合がある。
【0005】孔版印刷装置にてこのような多面連写を行
う場合には、まず、連写機能を選択後、連写する面数、
原稿や印刷用紙のサイズなどを指定して、連写したい第
1の原稿を製版読取部において読取らせると同時に、サ
ーマルヘッドとプラテンローラからなる製版書込部にお
いてこの原稿画像を孔版原紙に書込み、且つ上記製版読
取部で第1の原稿の読取り終了を検出した場合には、上
記プラテンローラの回転を停止させて上記サーマルヘッ
ドによる書込みを一旦停止させる。
【0006】次いで、第2の原稿の読取りが開始される
と、上記同様サーマルヘッドにより書込みを開始して複
数原稿の複数面製版を行わせ、その後この孔版原紙をド
ラムに巻き付けて印刷を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の画像
形成装置における多面連写の機能は、上記のように定形
サイズの印刷領域に定形サイズの原稿画像を指定した面
数だけ並べるといった機能であった。
【0008】しかし、このような多面連写の機能を使っ
て、例えば、チケットやラベルといった不定形サイズの
原稿画像を多面連写しようとすると綺麗に印刷できない
といった問題が生じる場合がある。例えば、不定形サイ
ズの原稿画像を、そのサイズに最も近い定形のサイズに
仮定して多面連写を行う方法があるが、この方法による
と仮定したサイズに足りない部分は空白等のブランクと
なって印刷されてしまったり、逆に、仮定したサイズを
オーバーする部分は印刷されないなど、できあがりの印
刷物の品質に問題が生じることがある。
【0009】このような不定形サイズの原稿を綺麗に多
面連写するために、その原稿独自のサイズに対応した専
用のソフトウェア等を用意するという方法もあるが、あ
らゆる不定形のサイズにソフトウェアを対応させるとい
うことは現実的ではない。
【0010】また、原稿画像の用紙が定形のサイズであ
ったとしても、そこに描かれている原稿画像のサイズが
その用紙のサイズに足りないような場合にも、上記と同
様の問題が生じる。
【0011】本発明は、以上に述べた状況を鑑みて成さ
れたものであり、多面連写を行う際に印刷物の横幅を設
定するようにして、不定形サイズの原稿でも簡単に多面
連写することができる画像形成装置及び該画像形成装置
を使用した孔版式製版印刷装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る画像形成装置は、原稿読取部において
光学的に読取られた原稿画像信号を、原稿画像書込部に
おいて被複写物に対して副走査方向に多面連写して書込
みを行うように指示する連写設定手段と、前記多面連写
における副走査方向の一面の長さを連写幅として設定す
る連写幅設定手段と、前記連写幅と前記被複写物のサイ
ズをもとに連写する面数を算出し、前記原稿読取部から
の原稿画像信号を、被複写物の領域に前記連写幅に基づ
いて前記面数分、割付けるように、前記原稿画像書込部
による被複写物への書込みを制御する制御手段と、を有
することを特徴とする。
【0013】また、本発明に係る画像形成装置は、更
に、前記原稿画像を縮小・拡大する変倍率を設定する変
倍設定手段を有し、前記制御手段は、前記連写幅に前記
変倍率の逆数を乗じた長さの原稿を読取るように前記原
稿読取部を制御することを特徴としても良い。
【0014】また、本発明に係る孔版式製版印刷装置
は、製版原稿読取部において読取られた原稿画像信号
を、製版画像書込部にて孔版原紙に製版し、製版済みの
前記孔版原紙をドラムに巻き付けて印刷用紙に印刷を行
う孔版式製版印刷装置において、前記孔版原紙の製版領
域搬送方向に多面連写による製版を行うように指示する
連写製版設定手段と、前記多面連写における製版領域搬
送方向の一面の長さを連写幅として設定する連写製版幅
設定手段と、前記連写幅と前記印刷用紙のサイズをもと
に連写する面数を算出し、前記製版読取部からの製版画
像信号を、前記印刷用紙の印刷領域に前記連写幅に基づ
いて前記面数分、割付けるように、前記製版画像書込部
による孔版原紙への製版を制御する制御手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0015】また、本発明に係る孔版式製版印刷装置
は、更に、前記原稿画像を縮小・拡大する変倍率を設定
する変倍設定手段を有し、前記制御手段は、前記連写幅
に前記変倍率の逆数を乗じた長さの原稿を読取るように
前記製版原稿読取部を制御することを特徴としても良
い。
【0016】本発明によれば、多面連写における副走査
方向の一面の長さを連写幅として設定するようにして、
連写幅と被複写物のサイズをもとに連写する面数を算出
し、前記原稿読取部からの原稿画像信号を、被複写物の
領域に連写幅に基づいてその面数分だけ割付けるように
しているため、不定形サイズの原稿でも簡単に多面連写
することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
図面に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明の実施の形態による画像形成
装置を孔版式製版印刷装置に適用した場合の側断面図を
示す。図1に示すように、この孔版式製版印刷装置は、
原稿読取部1と、製版部2と、印刷部3と、給紙部4
と、排紙部5と、排版部6とを有している。
【0019】原稿読取部1は、孔版式製版印刷装置の上
部に配置され、本状の綴じた原稿(以下、ブック原稿と
呼ぶ)及びシート状の一枚の原稿(以下、シート原稿と
呼ぶ)が読み取れるように構成されている。
【0020】ブック原稿及び一枚毎のシート原稿を読取
る構成は、ローラ対8に無端状のベルト9が巻装された
移動機構により、図1に向かって左右方向に移動するラ
インイメージセンサ10と、各原稿が載置される原稿載
置ガラス台11と、原稿載置ガラス台11に開閉可能に
設けられた圧板12とからなる。
【0021】各原稿を読取る際には、ブック原稿あるい
はシート原稿の読取るべき面を原稿載置ガラス台11に
下向きに載置し、圧板12で上から押さえる。そして、
ラインイメージセンサ10を移動させる。ラインイメー
ジセンサ10は、図1に示すホームポジションAからス
キャンエンド位置Bの間を所定の速度で走査移動する。
これにより、原稿載置ガラス台11上の原稿の画像が読
み取られる。
【0022】また、本孔版式製版印刷装置は、複数枚の
シート原稿を順次読取るため、自動原稿供給装置13を
備えている。自動原稿供給装置13は、複数枚のシート
原稿を積層載置する原稿セットトレイ14を有してい
る。原稿セットトレイ14上のシート原稿は、各搬送ロ
ーラ15によって一枚ずつ自動原稿供給装置13内に送
り込まれる。また、ラインイメージセンサ10は、上記
移動機構により自動原稿供給装置13の直下位置Cに移
動して固定配置される。これにより、走査送りされたシ
ート原稿の画像が読取られる。読取り完了後のシート原
稿は、自動原稿供給装置13外である圧板12側に送り
出される。
【0023】製版部2は、連続シートからなる感熱性の
孔版原紙Mを、ロール状にして貯容した原紙ロール部1
7と、横一列に配置された複数個の点状発熱体により構
成されたサーマルヘッド18と、サーマルヘッド18に
対向配置されたプラテンロール19と、原紙送りローラ
20と、原紙案内ローラ21と、原紙カッタ22とを有
している。
【0024】製版部2は、原紙ロール部17から引き出
された孔版原紙Mを、プラテンロール19の回転にてサ
ーマルヘッド18とプラテンロール19との間に挟んで
送る。また、上記ラインイメージセンサ10にて読取っ
た原稿の画像に係る画像情報は、サーマルヘッド18に
入力される。サーマルヘッド18は、この画像情報に応
じて各点状発熱体を各々個別に選択的に発熱作動し、孔
版原紙Mにドットマトリックス状の感熱穿孔製版を行
う。原紙案内ローラ21は、サーマルヘッド18とプラ
テンローラ19の間で送られる孔版原紙Mに適宜テンシ
ョンを付与する。原紙送りローラ20は、製版された孔
版原紙Mを先の印刷部3に送る。また、製版された孔版
原紙Mは、原紙カッタ22で一版分に切断される。
【0025】印刷部3は、版胴24を有している。版胴
24は、多孔構造のインク通過性の周壁25を円筒形に
し、自身の軸線の周りに図1に向かって反時計廻り方向
に回転駆動される。周壁25の内部には、周壁25の内
周面にインクを供給するインク供給装置が設けられてい
る。このインク供給装置は、主にスキージローラ26と
ドクタロッド27からなる。版胴24の外周面の一部に
は、上記製版部2より送られた孔版原紙Mの端部をクラ
ンプする原紙クランプ28が設けられている。原紙クラ
ンプ28にクランプされた孔版原紙Mは、版胴24の回
転によって周壁25の外周面に巻装される。
【0026】また、印刷部3は、版胴24の軸線と平行
するプレスローラ29を有している。プレスローラ29
は、不図示の駆動装置によって版胴24の外周面より引
き離された退避位置と、版胴24の外周面に対して押し
付けられる圧接位置との間を略上下方向に移動可能とさ
れている。このプレスローラ29は、上記圧接位置にあ
る時、印刷用紙Pを版胴24の外周面にある孔版原紙M
に押し付ける。これにより、インク供給装置にて周壁2
5の内周面に供給されたインクが、周壁25のインク通
過性部分を介して孔版原紙Mの穿孔部を通過し、印刷用
紙Pに所望の画像を形成する。
【0027】給紙部4は、印刷前の印刷用紙Pが積み重
ね積載される給紙台31を有している。給紙台31に積
載された印刷用紙Pは、給紙ローラ32によって一枚ず
つ取出される。さらに、取出された印刷用紙Pは、版胴
24の回転に同期したタイミングローラ33により、所
定のタイミングで版胴24とプレスローラ29との間に
送り出される。この給紙台31には、印刷用紙Pの移動
量を検出して印刷用紙Pのサイズを検出する公知の被複
写物サイズ検出手段(図示せず)が設けられており、さ
らに積載される印刷用紙Pが縦置きか横置きかを検出す
る用紙センサ(図示せず)が設けられている。
【0028】排紙部5は、印刷部3にて印刷された印刷
用紙Pを、版胴24から剥ぎ取る剥ぎ取り爪35を有し
ている。版胴24から剥ぎ取られた印刷用紙Pは、ベル
トコンベア式の排紙搬送装置36によって排紙台37に
送られる。排紙台37上には、順次印刷済みの印刷用紙
Pが印刷画像を上面として積載される。
【0029】排版部6は、版胴24の外周面に巻装され
た使用済みの孔版原紙Mを、版胴24から引き剥がす排
版分離爪39を有している。孔版原紙Mを版胴24から
引き剥がす際には、上記原紙クランプ部28による孔版
原紙Mのクランプを解除し、版胴24の回転とともに開
放された孔版原紙Mの端部を、排版分離爪39で引っか
けるようにする。排版分離爪39に引っかかる孔版原紙
Mは、版胴24のさらなる回転によって版胴24の外周
面から引き剥がされる。排版分離爪39によって引き剥
がされた孔版原紙Mは、排版ローラ40によって搬送さ
れ、排版ボックス41内に収容される。
【0030】この孔版式製版印刷装置には、図2に示す
ような操作パネル50が備えられており、この操作パネ
ル50には、製版または印刷をスタートさせるスタート
キー61,原稿読取部1において光学的に読み取られた
原稿画像信号(2値画像データ)を製版部2において印
刷用紙Pに対し所定の複数面の書込みを行うようにその
複写面数を入力したり印刷枚数を入力するためのテンキ
ー64,テンキー64から入力された印刷枚数等を表示
するためのLCD等の表示手段が配設されている。ま
た、操作パネル50には、感圧式、ないしは静電式のタ
ッチパネル70が載せられていて、操作者は指などで直
接触れることで各種パラメータの入力などができ、設定
した幅で連写を繰り返す多面連写(以下、チケット連写
と呼ぶ)を設定するチケット連写ボタン91(図示せ
ず)もこのタッチパネル70上に設置される。
【0031】図3は上記のように構成された孔版式製版
印刷装置における制御ブロック図を示しており、同図に
おいて制御手段94は装置全体を制御するCPUであ
る。また、記憶手段であるRAM(Random Access Memo
ry)92には、図3に示した操作パネル50から入力さ
れる各種パラメータデータが記憶される。もうひとつの
記憶手段であるROM(Read Only Memory)93には、
図5〜図6に示すフローチャートに示す処理手続きが記
載されたプログラムが記憶されている(詳細は後述す
る)。また、原稿読取部1を駆動する原稿読取部駆動回
路95、製版部2を駆動する製版部駆動回路96、印刷
部3を駆動する印刷部駆動回路97を備えている。
【0032】操作パネル50上のタッチパネル70に表
示されるチケット連写ボタン91を押すと(触れる
と)、タッチパネル70上に図4に示すようなチケット
連写設定画面が表示される。
【0033】このチケット連写設定画面は、設定方法の
案内情報を文字で表示するガイダンス文字表示部76
と、設定方法の案内情報をグラフィックで表示するガイ
ダンスグラフィック表示部71と、チケット連写時の1
面の横幅を設定する連写幅UPボタン72a及び連写幅
DOWNボタン72bと、設定中の横幅の値をデジタル
表示する連写幅表示欄73と、設定できる連写幅の上下
限値をプレ表示する上下限値表示欄74などからなる。
【0034】チケット連写時の1面の横幅は、上記連写
幅UPボタン72a及び連写幅DOWNボタン72bに
よる方法以外にも、操作パネル50のテンキー64を使
って直接数値を入力することもできる。
【0035】チケット連写設定画面による設定が完了し
た後、確定ボタン77にタッチし、更に操作パネル50
のスタートキー61を押すと、製版処理が動作する。
尚、チケット連写設定画面による設定途中で取消ボタン
78にタッチすれば、設定中の状態を取り消してひとつ
前の画面に戻る。
【0036】以下、上記構成の孔版印刷機の動作を図5
〜図6に示すフローチャートに基づいて説明する。尚、
動作を説明するために、図7(a)に示すような原稿8
1をモデルとして製版/印刷を行う例を説明する。この
原稿81は画像A〜画像Cが描かれた不定形サイズの原
稿であり、その画像A部分の副走査方向の幅は長さmで
ある。このような形式の原稿81の画像A部分を、印刷
用紙82の副走査方向に連写する。連写される印刷用紙
82における画像Aの副走査方向の幅は長さnであり、
長さnは上記長さmに略一致する。
【0037】はじめに、図5に従ってチケット連写の設
定処理について説明する。
【0038】先ず、原稿82を原稿セットトレイ14に
セットし、チケット連写ボタン91にタッチすると(St
ep01)、チケット連写設定画面が表示される。チケット
連写設定画面において、製版する画像の一面分の長さを
設定する。この長さの設定方法は、テンキー64を使っ
て直接数値を入力する方法と、連写幅UPボタン72a
あるいは連写幅DOWNボタン72bにタッチして設定
する方法とある。ここでは、製版する画像の一面分の長
さnを「50mm」として設定する(Step02)。
【0039】製版する画像の一面分の長さを設定して、
取消ボタン78にタッチすれば、設定中の状態を取り消
してひとつ前の画面に戻る(Step03)。確定ボタン77
にタッチすれば、設定内容をRAM92に保存した後、
チケット連写設定画面が閉じられて、チケット連写の設
定処理が完了する(Step04〜Step06)。
【0040】次に、図6に従ってチケット連写の製版/
印刷処理について説明する。
【0041】チケット連写設定画面によるチケット連写
の設定処理が終了した後、スタートキー61を押下する
と、被複写物サイズ検出手段によって印刷用紙Pのサイ
ズを検出して表示装置上にその情報が表示され、原稿搬
送ローラ対8が回転されて原稿送り開始が行われる(St
ep11)。ここでは、印刷用紙Pの副走査方向(製版領域
搬送方向)の長さx1が「297mm」であったとする。
【0042】続いて、連写回数(連写する面数)の算出
処理を行う。具体的には、被複写物サイズ検出手段によ
って検出された印刷用紙Pの副走査方向(製版領域搬送
方向)の長さを、チケット連写設定画面で設定した製版
する画像の一面分の長さで割って得た値が連写回数(連
写する面数)となる(Step12)。つまり、
【0043】
【式1】印刷用紙Pの副走査方向の長さ(x1)÷ 製
版する画像の一面分の長さ(n)であり、ここでは、29
7÷50=5、余り47mm であるので、5面分の連写による
製版を行うのである。
【0044】続いて、原稿セットトレイ14上のシート
原稿81は、各搬送ローラ15によって自動原稿供給装
置13から原稿読取部1内に送り込まれ、孔版原紙Mが
プラテンローラ19の駆動によって搬送され孔版原紙送
り開始が行われる(Step13)。
【0045】続いて、ラインイメージセンサ10によっ
ての原稿81の画像が光学的に読み取られるとともに電
気信号に変換され製版部2に送られ、副走査方向1面分
すなわち図7(b)に示す印刷用紙82の副走査方向の
一面分82a(長さnに相当する部分)に亘って行われ
る(Step14)。この時、製版部2はこの原稿81の読み
取りが終了するかしないかに拘わらず、図7(a)に示
す副走査方向の長さmに対応する領域81aまでを読み
取った画像に基づいて製版動作を行う。
【0046】つまり、副走査方向nに相当する量、ここ
では幅50mmに相当する画像信号データが製版部2に送ら
れたかが判断されて(Step15)、YESの場合には、一
面分の製版が完了となる(Step16)。
【0047】続いて、先に算出しておいた連写回数(連
写する面数)分の製版がされたかどうか判断し、まだ連
写回数に達していない時には、Step14に戻って、次の面
に対する製版を行う。逆に、連写回数に達した場合に
は、製版処理を終えて、Step18以降の処理に移る(Step
17)。
【0048】その後に孔版原紙Mは原紙送りローラ20
によって一定量搬送され、その一端部がクランプ部28
において固定された後、孔版原紙Mは版胴24が回転さ
れることによって版胴24外周面に巻装され所定量巻装
された後カッタ22で切断される(Step18,Step19)。
【0049】これにより版胴24の外周面には孔版原紙M
が完全に巻装された状態となり、印刷動作待機状態とな
る(Step20)。
【0050】その後、印刷動作が行われると、印刷用紙
には図7(b)に示すように、領域82a〜領域82e
までの5面からなる画像が印刷される。尚、第5面以降
の余りの部分83には、何も印刷されない。
【0051】図8は、チケット連写を行う際に変倍を設
定された場合の例を示している。変倍が設定された場合
には、製版する画像の一面分の長さnになるように原稿
画像を変倍する。つまり、製版する画像の一面分の長さ
nに変倍率の逆数を乗じて得た長さmの原稿を読取る。
【0052】例えば、製版する画像の一面分の長さnを
「50mm」、印刷用紙Pの副走査方向(製版領域搬送方
向)の長さx1を「297mm」、変倍率を「50%」とする
と、原稿の読取長さは、50×(1/0.5)=100mmとなる。従
って、幅100mmの原稿(81aの部分)を50%に変倍
し、幅50mmの領域(82a〜82b)を5面分作成する
ことになる。
【0053】以上、本発明の実施形態について詳細に説
明したが、本発明は本実施例に限定されず、本発明の主
旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更を成し
得るであろう。
【0054】従って、本発明はこの開示から妥当な特許
請求の範囲に係わる発明特定事項によってのみ限定され
るものでなければならない。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、多面連写における副走
査方向の一面の長さを連写幅として設定するようにし
て、連写幅と被複写物のサイズをもとに連写する面数を
算出し、前記原稿読取部からの原稿画像信号を、被複写
物の領域に連写幅に基づいてその面数分だけ割付けるよ
うにしているため、どのような不定形サイズの原稿でも
簡単に且つ綺麗に多面連写することができる。従って、
例えば、切符やチケット等の不定形のサイズの印刷物を
作成する場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置を孔版式製版印刷装
置に適用した場合を示す側断面図である。
【図2】図1に示した孔版式製版印刷装置の操作パネル
を示したイメージ図である。
【図3】図1に示した条孔版式製版印刷装置の制御ブロ
ックを示したブロック図である。
【図4】図2に示した孔版式製版印刷装置の操作パネル
のタッチパネル部に表示されるチケット連写設定画面を
示したイメージ図である。
【図5】図1に示した孔版式製版印刷装置におけるチケ
ット連写の設定動作に係るフローチャートである。
【図6】図1に示した孔版式製版印刷装置におけるチケ
ット連写の製版動作に係るフローチャートである。
【図7】図1に示した孔版式製版印刷装置におけるチケ
ット連写機能を説明するためのイメージ図である。
【図8】図1に示した孔版式製版印刷装置におけるチケ
ット連写の変倍機能を説明するためのイメージ図であ
る。
【符号の説明】
1....原稿読取部 2....製版部 3....印刷部 4....給紙部 5....排紙部 6....排版部 8....原稿搬送ローラ対 9....ベルト 10....ラインイメージセンサ 11....ガラス台 12....圧板 13....原稿給紙装置 14....原稿セットトレイ 15....搬送ローラ 17....原紙ロール部 18....サーマルヘッド 19....プラテンローラ 20....原紙送りローラ 22....原紙カッタ 24....版胴 25....周壁 26....スキージローラ 27....ドクタローラ 28....クランプ部 29....プレスローラ 31....給紙台 37....排紙台 40....排版ローラ 43....リセットキー 50....操作パネル 61....スタートキー 70....タッチパネル 72a〜72b....連写幅設定ボタン 73....連写幅表示欄 74....上下限値表示欄 92....ROM 93....RAM 94....CPU 95....原稿読取部駆動手段 96....製版部駆動手段 97....印刷部駆動手段 M....孔版原紙 P....印刷用紙
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月23日(2001.3.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】上記孔版印刷装置では、先ず原稿読取部
おいて読み取られた原稿画像信号に基づいて、サーマル
ヘッド並びにプラテンローラから成る製版書込部におい
て孔版原紙に穿孔して製版を行い、製版済の孔版原紙を
版胴に巻装し、この版胴に圧接されて回転するプレスロ
ーラとの間に印刷用紙を挿入して、版胴内のインクを孔
版原紙の孔部より印刷用紙に押し出させてインク転写を
行うことにより印刷がなされている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】孔版印刷装置にてこのような多面連写を行
う場合には、まず、連写機能を選択後、連写する面数、
原稿や印刷用紙のサイズなどを指定して、連写したい第
1の原稿を原稿読取部において読取らせると同時に、サ
ーマルヘッドとプラテンローラからなる製版書込部にお
いてこの原稿画像を孔版原紙に書込み、且つ上記原稿読
取部で第1の原稿の読取り終了を検出した場合には、上
記プラテンローラの回転を停止させて上記サーマルヘッ
ドによる書込みを一旦停止させる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、本発明に係る孔版式製版印刷装置
は、原稿読取部において読取られた原稿画像信号を、製
版画像書込部にて孔版原紙に製版し、製版済みの前記孔
版原紙をドラムに巻き付けて印刷用紙に印刷を行う孔版
式製版印刷装置において、前記孔版原紙の製版領域搬送
方向に多面連写による製版を行うように指示する連写製
版設定手段と、前記多面連写における製版領域搬送方向
の一面の長さを連写幅として設定する連写製版幅設定手
段と、前記連写幅と前記印刷用紙のサイズをもとに連写
する面数を算出し、前記原稿読取部からの原稿画像信号
を、前記印刷用紙の印刷領域に前記連写幅に基づいて前
記面数分、割付けるように、前記製版画像書込部による
孔版原紙への製版を制御する制御手段と、を有すること
を特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、本発明に係る孔版式製版印刷装置
は、更に、前記原稿画像を縮小・拡大する変倍率を設定
する変倍設定手段を有し、前記制御手段は、前記連写幅
に前記変倍率の逆数を乗じた長さの原稿を読取るように
前記原稿読取部を制御することを特徴としても良い。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】先ず、原稿81を原稿セットトレイ14に
セットし、チケット連写ボタン91にタッチすると(St
ep01)、チケット連写設定画面が表示される。チケット
連写設定画面において、製版する画像の一面分の長さを
設定する。この長さの設定方法は、テンキー64を使っ
て直接数値を入力する方法と、連写幅UPボタン72a
あるいは連写幅DOWNボタン72bにタッチして設定
する方法とある。ここでは、製版する画像の一面分の長
さnを「50mm」として設定する(Step02)。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】例えば、製版する画像の一面分の長さnを
「50mm」、印刷用紙Pの副走査方向(製版領域搬送方
向)の長さx1を「297mm」、変倍率を「50%」とする
と、原稿の読取長さは、50×(1/0.5)=100mmとなる。従
って、幅100mmの原稿(81aの部分)を50%に変倍
し、幅50mmの領域(82a〜82e)を5面分作成する
ことになる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】図1に示した孔版式製版印刷装置の制御ブロッ
クを示したブロック図である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1....原稿読取部 2....製版部 3....印刷部 4....給紙部 5....排紙部 6....排版部 8....原稿搬送ローラ対 9....ベルト 10....ラインイメージセンサ 11....ガラス台 12....圧板 13....原稿給紙装置 14....原稿セットトレイ 15....搬送ローラ 17....原紙ロール部 18....サーマルヘッド 19....プラテンローラ 20....原紙送りローラ 22....原紙カッタ 24....版胴 25....周壁 26....スキージローラ 27....ドクタローラ 28....クランプ部 29....プレスローラ 31....給紙台 37....排紙台 40....排版ローラ 50....操作パネル 61....スタートキー 70....タッチパネル 72a〜72b....連写幅設定ボタン 73....連写幅表示欄 74....上下限値表示欄 92....ROM 93....RAM 94....CPU 95....原稿読取部駆動手段 96....製版部駆動手段 97....印刷部駆動手段 M....孔版原紙 P....印刷用紙
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿読取部において光学的に読取られた
    原稿画像信号を、原稿画像書込部において被複写物に対
    して副走査方向に多面連写して書込みを行うように指示
    する連写設定手段と、 前記多面連写における副走査方向の一面の長さを連写幅
    として設定する連写幅設定手段と、 前記連写幅と前記被複写物のサイズをもとに連写する面
    数を算出し、前記原稿読取部からの原稿画像信号を、被
    複写物の領域に前記連写幅に基づいて前記面数分、割付
    けるように、前記原稿画像書込部による被複写物への書
    込みを制御する制御手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置は、更に、 前記原稿画像を縮小・拡大する変倍率を設定する変倍設
    定手段を有し、 前記制御手段は、前記連写幅に前記変倍率の逆数を乗じ
    た長さの原稿を読取るように前記原稿読取部を制御する
    ことを特徴とする。
  3. 【請求項3】 製版原稿読取部において読取られた原稿
    画像信号を、製版画像書込部にて孔版原紙に製版し、製
    版済みの前記孔版原紙をドラムに巻き付けて印刷用紙に
    印刷を行う孔版式製版印刷装置において、 前記孔版原紙の製版領域搬送方向に多面連写による製版
    を行うように指示する連写製版設定手段と、 前記多面連写における製版領域搬送方向の一面の長さを
    連写幅として設定する連写製版幅設定手段と、 前記連写幅と前記印刷用紙のサイズをもとに連写する面
    数を算出し、前記製版読取部からの製版画像信号を、前
    記印刷用紙の印刷領域に前記連写幅に基づいて前記面数
    分、割付けるように、前記製版画像書込部による孔版原
    紙への製版を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする孔版式製版印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の孔版式製版印刷装置は、
    更に、 前記原稿画像を縮小・拡大する変倍率を設定する変倍設
    定手段を有し、 前記制御手段は、前記連写幅に前記変倍率の逆数を乗じ
    た長さの原稿を読取るように前記製版原稿読取部を制御
    することを特徴とする。
JP2000175060A 2000-06-12 2000-06-12 画像形成装置及び該画像形成装置を使用した孔版式製版印刷装置 Pending JP2001347739A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000175060A JP2001347739A (ja) 2000-06-12 2000-06-12 画像形成装置及び該画像形成装置を使用した孔版式製版印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000175060A JP2001347739A (ja) 2000-06-12 2000-06-12 画像形成装置及び該画像形成装置を使用した孔版式製版印刷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001347739A true JP2001347739A (ja) 2001-12-18

Family

ID=18676991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000175060A Pending JP2001347739A (ja) 2000-06-12 2000-06-12 画像形成装置及び該画像形成装置を使用した孔版式製版印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001347739A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005280183A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Tohoku Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005280183A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Tohoku Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060283343A1 (en) Perfecting press device
US5224419A (en) Stencil master plate making printing device
JP2001345965A (ja) 条件設定入力装置及び該条件設定入力装置を用いた画像形成装置
JPH05254237A (ja) 重ね刷りが可能な孔版印刷装置
JP2001347739A (ja) 画像形成装置及び該画像形成装置を使用した孔版式製版印刷装置
JP2002127580A (ja) 孔版印刷装置
JP3791583B2 (ja) 孔版印刷における製版方法および孔版印刷装置
JP3672801B2 (ja) 印刷装置
JP3390276B2 (ja) 画像形成装置
JP2002029656A (ja) 印刷装置
JP3056540B2 (ja) 孔版式製版印刷装置
JP2002354226A (ja) 印刷装置
JP2000313158A (ja) 孔版印刷装置
JP3066407B2 (ja) 孔版式製版印刷装置
JP2009152890A (ja) 画像編集装置、画像編集方法、画像形成装置及び画像形成方法
JP4299072B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP2902073B2 (ja) 製版印刷装置
JP4907968B2 (ja) 印刷装置
JP2005193515A (ja) 印刷システム及びその制御方法
JP2004058346A (ja) 孔版印刷装置
JP2746709B2 (ja) 画像形成装置
JP2002019979A (ja) 孔版印刷装置
JP2011083929A (ja) 両面孔版印刷装置及び両面孔版印刷方法
JP3529066B2 (ja) 画像形成装置
JP2002144690A (ja) 孔版印刷装置および孔版印刷方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040123

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040224

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20040319