JP2001347414A - 切削体及び切削工具 - Google Patents
切削体及び切削工具Info
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- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
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- B23C5/1009—Ball nose end mills
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- Y10T407/00—Cutters, for shaping
- Y10T407/19—Rotary cutting tool
- Y10T407/1906—Rotary cutting tool including holder [i.e., head] having seat for inserted tool
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- Y10T407/1906—Rotary cutting tool including holder [i.e., head] having seat for inserted tool
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
- Drilling Tools (AREA)
- Knives (AREA)
- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 端面領域に4枚の超硬材料製の切削縁を備え
た工具ホルダへ良好な力伝達を可能にする切削体及びこ
の切削体を保持する切削工具を提供すること。 【解決手段】 回転軸Dに対して横断面が十字形で軸断
面が実質的に半円形の4個のブレード41,42,4
3,44を超硬材料で一体に又は2枚の超硬材料の円盤
状の切削プレート1,1’を組付けて超硬材料製を形成
し、それらの外周面に半径方向最大直径部から回転軸D
の近傍まで切削縁16,17,18,19を形成して切
削体27,27Aを構成する。切削工具2は、切削体受
け31及び締付け部材34を有し、これらにより切削体
27,27Aを組合わせ保持及び摩擦係合保持して緊締
する。
た工具ホルダへ良好な力伝達を可能にする切削体及びこ
の切削体を保持する切削工具を提供すること。 【解決手段】 回転軸Dに対して横断面が十字形で軸断
面が実質的に半円形の4個のブレード41,42,4
3,44を超硬材料で一体に又は2枚の超硬材料の円盤
状の切削プレート1,1’を組付けて超硬材料製を形成
し、それらの外周面に半径方向最大直径部から回転軸D
の近傍まで切削縁16,17,18,19を形成して切
削体27,27Aを構成する。切削工具2は、切削体受
け31及び締付け部材34を有し、これらにより切削体
27,27Aを組合わせ保持及び摩擦係合保持して緊締
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数枚のブレードか
ら成る一体物の切削体、切削プレート、特にスロアウェ
イプレートタイプの切削プレート2個から成る切削体及
びこのような切削体を備えた切削工具、特にフライス工
具に関する。
ら成る一体物の切削体、切削プレート、特にスロアウェ
イプレートタイプの切削プレート2個から成る切削体及
びこのような切削体を備えた切削工具、特にフライス工
具に関する。
【0002】
【従来の技術】切削縁が工具外周領域から回転軸まで延
びる複数個の切削チップ又は切削プレート(以下、切削
プレート)を備えた回転切削工具が知られている。例え
ば、欧州特許第0683002号明細書はこのようなフ
ライス工具を開示する。このフライス工具は球形の末端
区域を備えた工具ホルダを有する。この球形の末端区域
に切削縁が形成され、切削縁の間に溝が設けられる。切
削縁は工具ホルダに直接形成されている。切削縁が摩耗
すると、工具全体を交換するか、又は再研削が可能な場
合には再研削をしなければならない。
びる複数個の切削チップ又は切削プレート(以下、切削
プレート)を備えた回転切削工具が知られている。例え
ば、欧州特許第0683002号明細書はこのようなフ
ライス工具を開示する。このフライス工具は球形の末端
区域を備えた工具ホルダを有する。この球形の末端区域
に切削縁が形成され、切削縁の間に溝が設けられる。切
削縁は工具ホルダに直接形成されている。切削縁が摩耗
すると、工具全体を交換するか、又は再研削が可能な場
合には再研削をしなければならない。
【0003】このことが得策でない場合があり、しかも
切削縁に高い材料応力が生じるので、これに対処するた
めに、切削工具にしばしば超硬合金又はその他の超硬材
料から成る切削プレートが使用される。そして、この切
削プレートは工具ホルダに固定されるようになってい
る。
切削縁に高い材料応力が生じるので、これに対処するた
めに、切削工具にしばしば超硬合金又はその他の超硬材
料から成る切削プレートが使用される。そして、この切
削プレートは工具ホルダに固定されるようになってい
る。
【0004】このような切削工具として、工具ホルダに
2個の切削プレートを保持した球形エンドミルが欧州特
許第0502543号明細書に開示されている。工具ホ
ルダは半球形の端部区域を有し、ここに2個の切削体受
けが形成されている。それぞれ円弧状の切削縁を有する
2個の切削プレートこれらの切削体受けに固定するよう
になっている。切削縁は球形エンドミルの外周区域から
ほぼ回転軸まで延びている。
2個の切削プレートを保持した球形エンドミルが欧州特
許第0502543号明細書に開示されている。工具ホ
ルダは半球形の端部区域を有し、ここに2個の切削体受
けが形成されている。それぞれ円弧状の切削縁を有する
2個の切削プレートこれらの切削体受けに固定するよう
になっている。切削縁は球形エンドミルの外周区域から
ほぼ回転軸まで延びている。
【0005】この切削工具は球形フライスの頭部に多数
の切削縁を形成した上記の先行技術に比較して、2個の
切削縁しかない。ところが、切削能力を向上させるため
に、刃数をより多くすることが望ましい。そのために、
球形エンドミルの工具ホルダの当該の端部区域に4個の
切削体受けを設けたことがドイツ国特許第392246
3号明細書により開示されている。これでは、各切削体
受けに1個の切削プレートが保持され、そして各切削プ
レートは個別に緊締される。
の切削縁を形成した上記の先行技術に比較して、2個の
切削縁しかない。ところが、切削能力を向上させるため
に、刃数をより多くすることが望ましい。そのために、
球形エンドミルの工具ホルダの当該の端部区域に4個の
切削体受けを設けたことがドイツ国特許第392246
3号明細書により開示されている。これでは、各切削体
受けに1個の切削プレートが保持され、そして各切削プ
レートは個別に緊締される。
【0006】しかし、この球形エンドミルでは切削プレ
ートの切削縁を回転軸まで延ばすことができない。ま
た、直径が小さくなると、切削体受けが比較的弱くな
る。そのため、大きな力が現われるまさにその領域−即
ち切削体受けの領域−で切削体受けの部分で工具ホルダ
が総じて著しく弱くなる。
ートの切削縁を回転軸まで延ばすことができない。ま
た、直径が小さくなると、切削体受けが比較的弱くな
る。そのため、大きな力が現われるまさにその領域−即
ち切削体受けの領域−で切削体受けの部分で工具ホルダ
が総じて著しく弱くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、端面
区域にも大きな刃数の超硬材料切削縁を備えた切削体及
びこの切削体を備えたフライス工具等の切削工具を提供
することである。
区域にも大きな刃数の超硬材料切削縁を備えた切削体及
びこの切削体を備えたフライス工具等の切削工具を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は、回転切削工
具、特にフライス工具、特に球形エンドミル用の切削体
を、回転軸から離間して延びる4個の板状のブレード
と、これらのブレードそれぞれに逃げ面とすくい面との
間に、回転軸と同心の一つの回転面上にあるように形成
された切削縁とで構成し、かつ、切削体を超硬合金で形
成することによって達成される。
具、特にフライス工具、特に球形エンドミル用の切削体
を、回転軸から離間して延びる4個の板状のブレード
と、これらのブレードそれぞれに逃げ面とすくい面との
間に、回転軸と同心の一つの回転面上にあるように形成
された切削縁とで構成し、かつ、切削体を超硬合金で形
成することによって達成される。
【0009】本発明に係る切削体は、4個の切削縁を形
成する4枚のブレードから成り、回転軸の方から見て十
字形を成す。このことは、4個の切削縁がフライス工具
の先端面領域で集まる切削縁幾何学形状が基礎になって
いる。尤も、工具ホルダが工具端面まで延びる必要はな
い。それぞれ独自の切削体受けを有する複数個の切削プ
レートを使用する場合は、現われる力を各切削プレート
がそれぞれ別個に工具ホルダへ伝達しなければならない
が、4枚のブレードを有する切削体では1枚のブレード
に現われる力がすべてのブレードによって共同して工具
ホルダへ伝達される。こうすると、−別々の切削縁によ
る解決策と比較して−切削体が遙かに大きな剛性をもっ
て工具ホルダに支承されることになる。
成する4枚のブレードから成り、回転軸の方から見て十
字形を成す。このことは、4個の切削縁がフライス工具
の先端面領域で集まる切削縁幾何学形状が基礎になって
いる。尤も、工具ホルダが工具端面まで延びる必要はな
い。それぞれ独自の切削体受けを有する複数個の切削プ
レートを使用する場合は、現われる力を各切削プレート
がそれぞれ別個に工具ホルダへ伝達しなければならない
が、4枚のブレードを有する切削体では1枚のブレード
に現われる力がすべてのブレードによって共同して工具
ホルダへ伝達される。こうすると、−別々の切削縁によ
る解決策と比較して−切削体が遙かに大きな剛性をもっ
て工具ホルダに支承されることになる。
【0010】また保守が非常に容易である。切削体を工
具ホルダの正しい位置に取付けることによって、すべて
の切削縁が切削体固有の精度で互いに調整される。複数
個の切削プレートと複数個の切削体受けによる解決策に
比して、4個のブレードを1個の一体の超硬材料製切削
体として形成し、ただ1個の切削体受けで受けることに
よる本発明の解決策では、より高い精度が得られる。
具ホルダの正しい位置に取付けることによって、すべて
の切削縁が切削体固有の精度で互いに調整される。複数
個の切削プレートと複数個の切削体受けによる解決策に
比して、4個のブレードを1個の一体の超硬材料製切削
体として形成し、ただ1個の切削体受けで受けることに
よる本発明の解決策では、より高い精度が得られる。
【0011】切削体を2個の部分で形成することもでき
る。その場合は、切削体が例えば2個の実質的に同様に
形成され互いにはめ合わせることができる板状乃至は円
盤状の切削プレートから成る。そのために、切削プレー
トはそれぞれ他方の切削プレートを受けるのに適したス
ロットを有する。2個の切削プレートを、互いに立体的
に交差して、相互に係合するように配設することができ
る。このことによって、一方では、切削縁が切削体の回
転軸又はその近傍で交わり、ここに複数(この場合は4
個)の刃が得られるようにし、他方では、切削プレート
を工具ホルダに簡単かつ確実に支承することができるよ
うにする。例えば、一方の切削プレートを固定手段によ
って工具ホルダに直接締め付け、他方に切削プレートを
上記の一方の切削プレートによって所定の場所に保持固
定することができる。こうして、単一の締付け又は固定
手段により2個の切削プレートを切削体受けに固定する
ことができる。
る。その場合は、切削体が例えば2個の実質的に同様に
形成され互いにはめ合わせることができる板状乃至は円
盤状の切削プレートから成る。そのために、切削プレー
トはそれぞれ他方の切削プレートを受けるのに適したス
ロットを有する。2個の切削プレートを、互いに立体的
に交差して、相互に係合するように配設することができ
る。このことによって、一方では、切削縁が切削体の回
転軸又はその近傍で交わり、ここに複数(この場合は4
個)の刃が得られるようにし、他方では、切削プレート
を工具ホルダに簡単かつ確実に支承することができるよ
うにする。例えば、一方の切削プレートを固定手段によ
って工具ホルダに直接締め付け、他方に切削プレートを
上記の一方の切削プレートによって所定の場所に保持固
定することができる。こうして、単一の締付け又は固定
手段により2個の切削プレートを切削体受けに固定する
ことができる。
【0012】切削プレートは、その形状が簡単でアンダ
ーカットがない場合は、超硬合金(焼結超硬合金)又は
必要ならば他の超硬材料で形成することができる。製造
は、例えば、超硬合金粉末をプレス加工して焼結するこ
とによって行なわれる。その場合、切削プレートは実質
的に同形の別の切削プレートを受けるためのスロットを
設けた構造にすることが望ましい。そのために、切削プ
レートのスロットは、差込み方向に沿って延び、切削プ
レートを互いに差し込むときに差込みの案内面を成す2
個の相対する位置決め面を有する。この場合、位置決め
面、即ち、案内面は、差し込まれる他方の実質的に同形
の切削プレートの対応する両側面と相補的な形状になっ
ている。例えば、これらの側面は平坦に形成されてい
る。これらの側面にリブ又はその他の突起を形成するこ
ともできる。この突起はみぞの側面に対応して形成され
た凹陥部に嵌合する。位置決め面(案内面)が他方の切
削プレートの当該の側面に接することによって、これら
の実質的に同形の切削プレートは互いに組み合わされて
整列される。
ーカットがない場合は、超硬合金(焼結超硬合金)又は
必要ならば他の超硬材料で形成することができる。製造
は、例えば、超硬合金粉末をプレス加工して焼結するこ
とによって行なわれる。その場合、切削プレートは実質
的に同形の別の切削プレートを受けるためのスロットを
設けた構造にすることが望ましい。そのために、切削プ
レートのスロットは、差込み方向に沿って延び、切削プ
レートを互いに差し込むときに差込みの案内面を成す2
個の相対する位置決め面を有する。この場合、位置決め
面、即ち、案内面は、差し込まれる他方の実質的に同形
の切削プレートの対応する両側面と相補的な形状になっ
ている。例えば、これらの側面は平坦に形成されてい
る。これらの側面にリブ又はその他の突起を形成するこ
ともできる。この突起はみぞの側面に対応して形成され
た凹陥部に嵌合する。位置決め面(案内面)が他方の切
削プレートの当該の側面に接することによって、これら
の実質的に同形の切削プレートは互いに組み合わされて
整列される。
【0013】差込み方向の切削プレートの相互の整列、
即ち、相対位置の確定のために、各切削プレートに差込
み方向を横切るように向いた別の位置決め面を使用する
ことが望ましい。この別の位置決め面は切削プレートを
それぞれ他方の切削プレートの当該のスロットに挿入す
ると、いわばストッパの働きをする。
即ち、相対位置の確定のために、各切削プレートに差込
み方向を横切るように向いた別の位置決め面を使用する
ことが望ましい。この別の位置決め面は切削プレートを
それぞれ他方の切削プレートの当該のスロットに挿入す
ると、いわばストッパの働きをする。
【0014】その場合、互いに差し込まれた切削プレー
トに軸方向のずれがないように、ストッパ面の役割をす
る上記の別の位置決め面をそれぞれ切削プレートの中心
に配置することが好ましい。好適な応用例の場合は差込
み方向が回転工具の回転軸と一致し、切削工具が回転軸
の周りに回転するときに、切削プレートの外形輪郭又は
切削縁が共通の面の上にあるようにする。
トに軸方向のずれがないように、ストッパ面の役割をす
る上記の別の位置決め面をそれぞれ切削プレートの中心
に配置することが好ましい。好適な応用例の場合は差込
み方向が回転工具の回転軸と一致し、切削工具が回転軸
の周りに回転するときに、切削プレートの外形輪郭又は
切削縁が共通の面の上にあるようにする。
【0015】切削プレートは挿入方向を横切って、従っ
て、スロットを横切る第1の対称線に関して対称に形成
されている。これによって、2個の実質的に同形の切削
プレートが互いに差し込まれて1個の切削体を形成し、
切削体が工具ホルダへの2つの取付け位置で使用できる
ようになる。第1の取付け位置は第1の切削プレートの
スロットに隣接する切削縁と、第2の切削プレートのス
ロットと反対側の切削縁を利用する。第2の取付け位置
ではこれが逆になる。即ち、差し込んで連結した2個の
切削プレートからなる切削体の向きを180°変える
(即ち、逆さまにする)ことができる。
て、スロットを横切る第1の対称線に関して対称に形成
されている。これによって、2個の実質的に同形の切削
プレートが互いに差し込まれて1個の切削体を形成し、
切削体が工具ホルダへの2つの取付け位置で使用できる
ようになる。第1の取付け位置は第1の切削プレートの
スロットに隣接する切削縁と、第2の切削プレートのス
ロットと反対側の切削縁を利用する。第2の取付け位置
ではこれが逆になる。即ち、差し込んで連結した2個の
切削プレートからなる切削体の向きを180°変える
(即ち、逆さまにする)ことができる。
【0016】さらに第1の対称線のように切削プレート
の中心を通り、かつ挿入方向と一致する第2の対称線に
対して、切削プレートを線対称に形成することが好まし
い。それによって各切削プレートに2個の有効切削縁を
設け、それによって切削工具の外周区域から回転軸又は
少なくともその近傍まで延びる合計4個の切削縁を得る
ことが可能になる。即ち、刃数z=4になる。刃(即
ち、切削縁)は外周の最大径の部分から回転軸又はその
近傍まで切れ目なく延びて形成されているのが望まし
い。
の中心を通り、かつ挿入方向と一致する第2の対称線に
対して、切削プレートを線対称に形成することが好まし
い。それによって各切削プレートに2個の有効切削縁を
設け、それによって切削工具の外周区域から回転軸又は
少なくともその近傍まで延びる合計4個の切削縁を得る
ことが可能になる。即ち、刃数z=4になる。刃(即
ち、切削縁)は外周の最大径の部分から回転軸又はその
近傍まで切れ目なく延びて形成されているのが望まし
い。
【0017】切削体(一体であれ2個組のものであれ)
の製造は、例えば金属射出成形法で行なうことができ
る。この場合、少量のプラスチック添加物により可塑化
された超硬合金粉末を射出成形法で予備成形し、こうし
て得た圧粉体を焼成又は焼結する。
の製造は、例えば金属射出成形法で行なうことができ
る。この場合、少量のプラスチック添加物により可塑化
された超硬合金粉末を射出成形法で予備成形し、こうし
て得た圧粉体を焼成又は焼結する。
【0018】このような一体の切削体では1枚のブレー
ド又は1個の切削縁に作用する切削力がすべてのブレー
ドに配分され、従って工具ホルダに均一に掛かる。この
ことは、特に1個の締付け部材によって切削体を固定す
ることを可能にする。なお、締付け部材は切削体のすべ
てのブレードを緊締する訳でない。各ブレードの両側面
(前面及び背面)が平坦面になっていることが好まし
い。これは粉末冶金的製造と工具ホルダへの緊締を容易
にする。
ド又は1個の切削縁に作用する切削力がすべてのブレー
ドに配分され、従って工具ホルダに均一に掛かる。この
ことは、特に1個の締付け部材によって切削体を固定す
ることを可能にする。なお、締付け部材は切削体のすべ
てのブレードを緊締する訳でない。各ブレードの両側面
(前面及び背面)が平坦面になっていることが好まし
い。これは粉末冶金的製造と工具ホルダへの緊締を容易
にする。
【0019】当該の切削工具はこれらの切削プレートに
1個の簡単な構造の切削体受けしか必要でない。切削体
受けは、切削プレートを互いに差し込んだ場合に切削プ
レートの少なくとも一方が、又は2枚のブレードが、切
削体受けに緊締されるように形成されている。
1個の簡単な構造の切削体受けしか必要でない。切削体
受けは、切削プレートを互いに差し込んだ場合に切削プ
レートの少なくとも一方が、又は2枚のブレードが、切
削体受けに緊締されるように形成されている。
【0020】2つの切削プレートから成る切削体の場合
は、スロットが切削工具の先端部と反対側に向いている
方の一方の切削プレートをただ一個の締付け部材で工具
ホルダに締付けるだけで切削体を十分に保持固定するこ
とができる。この切削プレートを緊締することによっ
て、他方の切削プレートを固定することができる。この
他方の切削プレートのストッパ面は、緊締された前記一
方の切削プレートのストッパ作用をする位置決め面に軸
方向に保持される。こうして前記他方の切削プレートは
組付け保持されるが、前記一方の切削プレートは工具ホ
ルダの軸方向の内の工具ホルダと反対方向には摩擦係合
保持が、そして工具ホルダ側の方向には摩擦係合保持が
行われるようになっている。しかし、切削プレートを摩
擦係合保持による緊締の代わりに他の固定方法を用いる
こともできる。2個の切削プレートを相互に差込んで合
わせて接続した切削体を単一の締付け部材で緊締するこ
とによる重要な利点は、切削体受けが構造的に簡単にな
り、かつ取扱いが簡単なことである。緊締には単一の止
めねじで十分であり、また、切削体受けを極めて剛性が
高く形成することができる。
は、スロットが切削工具の先端部と反対側に向いている
方の一方の切削プレートをただ一個の締付け部材で工具
ホルダに締付けるだけで切削体を十分に保持固定するこ
とができる。この切削プレートを緊締することによっ
て、他方の切削プレートを固定することができる。この
他方の切削プレートのストッパ面は、緊締された前記一
方の切削プレートのストッパ作用をする位置決め面に軸
方向に保持される。こうして前記他方の切削プレートは
組付け保持されるが、前記一方の切削プレートは工具ホ
ルダの軸方向の内の工具ホルダと反対方向には摩擦係合
保持が、そして工具ホルダ側の方向には摩擦係合保持が
行われるようになっている。しかし、切削プレートを摩
擦係合保持による緊締の代わりに他の固定方法を用いる
こともできる。2個の切削プレートを相互に差込んで合
わせて接続した切削体を単一の締付け部材で緊締するこ
とによる重要な利点は、切削体受けが構造的に簡単にな
り、かつ取扱いが簡単なことである。緊締には単一の止
めねじで十分であり、また、切削体受けを極めて剛性が
高く形成することができる。
【0021】同じことが一体物の切削体にも当てはま
る。締付け部材は工具ホルダと別個にも一体にも形成す
ることができる。一体に形成することには、締付け部材
がトルク伝達によく寄与することができるという利点が
ある。
る。締付け部材は工具ホルダと別個にも一体にも形成す
ることができる。一体に形成することには、締付け部材
がトルク伝達によく寄与することができるという利点が
ある。
【0022】本発明に係る切削工具は特に仕上げ工具に
適している。この場合は、切削体の個々の切削プレート
又はブレードに万一異なる応力が掛かっても害にならな
い。しかも、切削縁は切れ目のない構造になっているか
ら有利な影響を及ぼす。また、ブレードを、例えば、1
20°又は90°の等しい角間隔で配設すれば好都合で
ある。このことによって、工具を均一に使用することが
できる。一体の工具ホルダは半径方向に向いたブレード
を有することが望ましい。ここで、切削縁をブレードに
斜めに形成することによって、切削縁に軸方向すくい角
が形成される。必要ならば、一体の工具ホルダのブレー
ドに軸方向すくい角(必要ならば半径方向すくい角)を
形成することも可能である。
適している。この場合は、切削体の個々の切削プレート
又はブレードに万一異なる応力が掛かっても害にならな
い。しかも、切削縁は切れ目のない構造になっているか
ら有利な影響を及ぼす。また、ブレードを、例えば、1
20°又は90°の等しい角間隔で配設すれば好都合で
ある。このことによって、工具を均一に使用することが
できる。一体の工具ホルダは半径方向に向いたブレード
を有することが望ましい。ここで、切削縁をブレードに
斜めに形成することによって、切削縁に軸方向すくい角
が形成される。必要ならば、一体の工具ホルダのブレー
ドに軸方向すくい角(必要ならば半径方向すくい角)を
形成することも可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明に基づ
く切削体及び切削工具を実施形態について説明する。
く切削体及び切削工具を実施形態について説明する。
【0024】図1乃至5に、切削工具、例えば、球形エ
ンドミル(Kugelstirnfraeser)に用いられる発明の切
削体の第1の実施形態を示し、図6にこの切削体(図4
乃至7では27で示されている)を取付けるための工具
ホルダ28を示す。図7は、この工具ホルダ28を有す
る球形エンドミル(Kugelstirnfraeser)2を示す。切
削体27は、後述のように、2個の切削プレート1,
1’を組み合わせて形成される。そして、両切削プレー
ト1,1’は後に述べる部分を除いて同一形状及び同一
寸法を有するから、双方の同一の構成要素及び同一の構
成部分に同一の参照番号を付けて示し、一方の切削プレ
ートで説明した構成要素及び部分については他方の切削
プレートでは繰り返えさない。
ンドミル(Kugelstirnfraeser)に用いられる発明の切
削体の第1の実施形態を示し、図6にこの切削体(図4
乃至7では27で示されている)を取付けるための工具
ホルダ28を示す。図7は、この工具ホルダ28を有す
る球形エンドミル(Kugelstirnfraeser)2を示す。切
削体27は、後述のように、2個の切削プレート1,
1’を組み合わせて形成される。そして、両切削プレー
ト1,1’は後に述べる部分を除いて同一形状及び同一
寸法を有するから、双方の同一の構成要素及び同一の構
成部分に同一の参照番号を付けて示し、一方の切削プレ
ートで説明した構成要素及び部分については他方の切削
プレートでは繰り返えさない。
【0025】図1及び2において、切削プレート1
(1’)は、実質的に円盤状に形成された基体部3を有
する。この基体部3は、例えば、図3の上方の切削プレ
ート1’に示すように、2つの相対する平坦面(端面)
4,5を有する。平坦面4,5は互いに平行になってお
り、以下に述べる部分を除けば、実質的に円形に形成さ
れている。しかし、別の幾何学的形状が必要な場合に
は、これに適応した別の形状にすることも可能である。
(1’)は、実質的に円盤状に形成された基体部3を有
する。この基体部3は、例えば、図3の上方の切削プレ
ート1’に示すように、2つの相対する平坦面(端面)
4,5を有する。平坦面4,5は互いに平行になってお
り、以下に述べる部分を除けば、実質的に円形に形成さ
れている。しかし、別の幾何学的形状が必要な場合に
は、これに適応した別の形状にすることも可能である。
【0026】以下、便宜上、切削プレート1を主体にし
て説明するが、この説明は、切削プレート1’を主体と
して述べる場合にも当てはまる。図1及び2に示すよう
に、切削プレート1の基体部3に、他の切削プレート
1’を受けるためのスロット6が設けられている。スロ
ット6は前後及び半径方向外側の三方に開放し、特に、
図2に示すように、切削プレート1の外周縁端から切削
プレート1の中心7まで半径方向内側へ延びている。ス
ロット6は、中心7を通る切削プレート1の半径方向の
直線14を中心線として左右に振り分けられ互い間隔を
置いて形成された一対の第1の位置決め面8,9と、こ
れら第1の位置決め面8,9に直角で実質的に中心7を
通るように形成されたもう一つの第2の位置決め面10
とによって形成される。スロット6の幅、即ち、第1の
位置決め面8,9間の間隔は、他方の切削プレート1’
の基体部3の厚さ、即ち、平坦面4,5間の間隔に等し
く形成されている。切削プレート1及び1’は、図3に
示すように、それらのスロット6を互いに向き合わせた
状態で互いに90°交差させて配置し、例えば、切削プ
レート1’を矢印15(切削プレートの差込み方向)で
示すように直線14に平行に下降させて、両切削プレー
ト1,1’を組み合わせる。切削プレート1の第1の位
置決め面8,9に相当する切削プレート1’の位置決め
面は、切削プレート1の第2の位置決め面10に続いて
その下方に平行に延びる支持面部11(平坦面4,5と
の部位である)に隙間なく嵌合し、切削プレート1の第
1の位置決め面8,9は切削プレート1’の支持面部1
1に隙間なく嵌合する。ここで、両平坦面4,5上の支
持面部11の間隔は第1の位置決め面8,9間の間隔に
等しい。両切削プレート1,1’の第2の位置決め面1
0は互いに当接する。第2の位置決め面10は両切削プ
レート1,1’がそれらの当接を越えて移動するのを阻
止するストッパの役目をする。このようにすることによ
って、両切削プレート1,1’は相手方のスロット6に
引っかかることなく円滑に相互に組み合わせられ、しか
も、寸法も確定したものになる。
て説明するが、この説明は、切削プレート1’を主体と
して述べる場合にも当てはまる。図1及び2に示すよう
に、切削プレート1の基体部3に、他の切削プレート
1’を受けるためのスロット6が設けられている。スロ
ット6は前後及び半径方向外側の三方に開放し、特に、
図2に示すように、切削プレート1の外周縁端から切削
プレート1の中心7まで半径方向内側へ延びている。ス
ロット6は、中心7を通る切削プレート1の半径方向の
直線14を中心線として左右に振り分けられ互い間隔を
置いて形成された一対の第1の位置決め面8,9と、こ
れら第1の位置決め面8,9に直角で実質的に中心7を
通るように形成されたもう一つの第2の位置決め面10
とによって形成される。スロット6の幅、即ち、第1の
位置決め面8,9間の間隔は、他方の切削プレート1’
の基体部3の厚さ、即ち、平坦面4,5間の間隔に等し
く形成されている。切削プレート1及び1’は、図3に
示すように、それらのスロット6を互いに向き合わせた
状態で互いに90°交差させて配置し、例えば、切削プ
レート1’を矢印15(切削プレートの差込み方向)で
示すように直線14に平行に下降させて、両切削プレー
ト1,1’を組み合わせる。切削プレート1の第1の位
置決め面8,9に相当する切削プレート1’の位置決め
面は、切削プレート1の第2の位置決め面10に続いて
その下方に平行に延びる支持面部11(平坦面4,5と
の部位である)に隙間なく嵌合し、切削プレート1の第
1の位置決め面8,9は切削プレート1’の支持面部1
1に隙間なく嵌合する。ここで、両平坦面4,5上の支
持面部11の間隔は第1の位置決め面8,9間の間隔に
等しい。両切削プレート1,1’の第2の位置決め面1
0は互いに当接する。第2の位置決め面10は両切削プ
レート1,1’がそれらの当接を越えて移動するのを阻
止するストッパの役目をする。このようにすることによ
って、両切削プレート1,1’は相手方のスロット6に
引っかかることなく円滑に相互に組み合わせられ、しか
も、寸法も確定したものになる。
【0027】切削プレート1は、以下に述べるように、
二重に線対称に形成されている。まず、中心7を通り、
第1の位置決め面8,9に直角で第2の位置決め面10
に平行でこの上にある第1の対称線12に関して対称で
ある。また、中心7を通り、第1の位置決め面8,9に
平行で差込み方向の矢印15に平行な上述の直線14で
ある第2の対称線(以下、第2の対称線14という)に
関して対称である。
二重に線対称に形成されている。まず、中心7を通り、
第1の位置決め面8,9に直角で第2の位置決め面10
に平行でこの上にある第1の対称線12に関して対称で
ある。また、中心7を通り、第1の位置決め面8,9に
平行で差込み方向の矢印15に平行な上述の直線14で
ある第2の対称線(以下、第2の対称線14という)に
関して対称である。
【0028】切削プレート1の外周部に合計4つの切削
縁16,17,18,19が順次形成されている。即
ち、切れ刃の数はz=4である。切削縁16,17は平
坦面4から出てその側にあり、切削縁18,19は他の
平坦面5から出てその側にある。図1及び図2から分か
るとおり、切削縁16及び18はスロット6の外端部に
連なる。しかし、切削縁17及び19は、切削プレート
1の、スロット6とは反対側にあるから、スロット6に
よって中断されることがない。各切削縁はすくい面21
と逃げ面22の間に形成される。例えば、切削プレート
1それ自体は軸方向すくい角も半径方向すくい角もない
状態で工具ホルダに保持した時に、切削縁が正のすくい
角と正の逃げ角とを持つようにすくい面21及び逃げ面
22を切削プレート1に形成する。必要ならば、すくい
角(軸方向すくい角も)を負にすることができる。切削
縁16乃至19は、それぞれ、基体部3の外周に沿って
その少なくとも4分の1延びている。図3から明らかな
ように、平坦面4の切削縁16,17は互いに対角線上
に、そして、平坦面5の切削縁18,19も互いに対角
線上に対応するように配設されている。第1の対称線1
2に関して、切削縁16は切削縁19と線対称に、切削
縁17は切削縁18に対して線対称になっている。そし
て、第2の対称線14に関しては切削縁16と18とが
線対称に、切削縁17と19とが線対称になっている。
他方の切削プレート1’は、一方の切削プレート1と形
状及び寸法が次の点を除いて同じである。即ち、切削プ
レート1’は図1及び2に示すような、基体部3のスロ
ット6の開放端両側の切欠とスロット6と反対側の基体
部3の縁部の切欠を有さず、かつ、切削縁17が図2中
中心7を通る縦に引かれた線(図3で線14)まで延び
ている。なお、図3乃至図7では切削プレート1,1’
は図示の複雑さを避けるために主要線のみで簡潔に示さ
れている。
縁16,17,18,19が順次形成されている。即
ち、切れ刃の数はz=4である。切削縁16,17は平
坦面4から出てその側にあり、切削縁18,19は他の
平坦面5から出てその側にある。図1及び図2から分か
るとおり、切削縁16及び18はスロット6の外端部に
連なる。しかし、切削縁17及び19は、切削プレート
1の、スロット6とは反対側にあるから、スロット6に
よって中断されることがない。各切削縁はすくい面21
と逃げ面22の間に形成される。例えば、切削プレート
1それ自体は軸方向すくい角も半径方向すくい角もない
状態で工具ホルダに保持した時に、切削縁が正のすくい
角と正の逃げ角とを持つようにすくい面21及び逃げ面
22を切削プレート1に形成する。必要ならば、すくい
角(軸方向すくい角も)を負にすることができる。切削
縁16乃至19は、それぞれ、基体部3の外周に沿って
その少なくとも4分の1延びている。図3から明らかな
ように、平坦面4の切削縁16,17は互いに対角線上
に、そして、平坦面5の切削縁18,19も互いに対角
線上に対応するように配設されている。第1の対称線1
2に関して、切削縁16は切削縁19と線対称に、切削
縁17は切削縁18に対して線対称になっている。そし
て、第2の対称線14に関しては切削縁16と18とが
線対称に、切削縁17と19とが線対称になっている。
他方の切削プレート1’は、一方の切削プレート1と形
状及び寸法が次の点を除いて同じである。即ち、切削プ
レート1’は図1及び2に示すような、基体部3のスロ
ット6の開放端両側の切欠とスロット6と反対側の基体
部3の縁部の切欠を有さず、かつ、切削縁17が図2中
中心7を通る縦に引かれた線(図3で線14)まで延び
ている。なお、図3乃至図7では切削プレート1,1’
は図示の複雑さを避けるために主要線のみで簡潔に示さ
れている。
【0029】特に図4から明らかなように、切削プレー
ト1,1’を相手方のスロット6に嵌め合わせることに
よって、組付け保存して緊締し合うコンパクトな切削体
27が形成される。その場合、組立状態で、2つの切削
プレート1,1’の第2の位置決め面10が相接する。
これらの2つの切削プレート1,1’の切削縁16乃至
19は同一の仮想の回転体、例えば、球体上にある。切
削縁16,17,18,19は回転軸即ち第2の対称軸
14を中心にして順次に90°の角度をなして配設され
ている。しかし、第1の位置決め面8,9を適宜に傾斜
させることと適宜な構造にすることによって別な分割を
行うことができる。
ト1,1’を相手方のスロット6に嵌め合わせることに
よって、組付け保存して緊締し合うコンパクトな切削体
27が形成される。その場合、組立状態で、2つの切削
プレート1,1’の第2の位置決め面10が相接する。
これらの2つの切削プレート1,1’の切削縁16乃至
19は同一の仮想の回転体、例えば、球体上にある。切
削縁16,17,18,19は回転軸即ち第2の対称軸
14を中心にして順次に90°の角度をなして配設され
ている。しかし、第1の位置決め面8,9を適宜に傾斜
させることと適宜な構造にすることによって別な分割を
行うことができる。
【0030】図5に示すように、切削縁17,19は段
差や切れ目なしに相互に移行し、共通の平面上にある。
共通の平面は、第2の対称線14を含み、実質的に第1
の対称線12の高さで基体部3の縁と交差する。切削縁
17及び19のすくい面側は凹部23,24になってお
り、これら凹部23,24は縁25,26で終わってい
る。そして、これら縁25,26は鈍角を成して交わっ
ている。切削工具(例えば、切削工具がドリルであれば
ドリル、フライスであれはフライス−今の場合は、球形
エンドミル2)の回転軸と同一である対称線14は、両
縁25,26の交点で切削縁17,19に交わってい
る。切削プレート1’,1の、互いに鈍角をなす縁2
5,26は、それぞれ回転軸、即ち、第2の対称線14
から出て平坦面4,5に達し、そこでそれぞれ他方の切
削プレート1,1’の切削縁16,18に接続する。ま
た、図5に示すように、切削プレート1,1’は平面図
で十字形を成し、切削プレート1の切削縁16,18の
ある側の部分及び切削プレート1’の切削縁17,19
のある側がそれぞれ板状のブレード41,43,42,
44になっている。そして、これらブレード41,4
2,43,44は円周方向に実質的に等しい角度間隔
(本実施形態では90°の間隔)になっている。
差や切れ目なしに相互に移行し、共通の平面上にある。
共通の平面は、第2の対称線14を含み、実質的に第1
の対称線12の高さで基体部3の縁と交差する。切削縁
17及び19のすくい面側は凹部23,24になってお
り、これら凹部23,24は縁25,26で終わってい
る。そして、これら縁25,26は鈍角を成して交わっ
ている。切削工具(例えば、切削工具がドリルであれば
ドリル、フライスであれはフライス−今の場合は、球形
エンドミル2)の回転軸と同一である対称線14は、両
縁25,26の交点で切削縁17,19に交わってい
る。切削プレート1’,1の、互いに鈍角をなす縁2
5,26は、それぞれ回転軸、即ち、第2の対称線14
から出て平坦面4,5に達し、そこでそれぞれ他方の切
削プレート1,1’の切削縁16,18に接続する。ま
た、図5に示すように、切削プレート1,1’は平面図
で十字形を成し、切削プレート1の切削縁16,18の
ある側の部分及び切削プレート1’の切削縁17,19
のある側がそれぞれ板状のブレード41,43,42,
44になっている。そして、これらブレード41,4
2,43,44は円周方向に実質的に等しい角度間隔
(本実施形態では90°の間隔)になっている。
【0031】このようにして形成された切削体27は図
6に示す工具ホルダ28に取付けられる。工具ホルダ2
8は概ね円筒形のシャンク29を有する。シャンク29
の末端部(図7中上端部)に、切削体27用の受け31
(以下、「切削体受け31」という)が形成されてい
る。切削体受け31は、シャンク29側の胴部と、切削
体27の仮想球の半径より小さな半径を有するほぼ四半
球の外周面と、シャンク29の軸に平行な内側の平坦な
締付け面32との間に胴部に一体に形成された頭部と、
締付け面32のシャンク29側に連続して形成され、例
えば、切削プレートの切削縁16,18と実質的に等し
い半径を有し断面がシャンク29の方へ円弧状に湾曲し
た軸方向受け面33とを有する。この軸方向受け面33
の幅は切削プレートの基体部3の厚さに実質的に等しく
される。締付け面32は後述のように、例えば、切削プ
レート1’の平坦面5を受ける半径方向受け面であり、
軸方向受け面33は、例えば、切削プレート1’の切削
縁16,18を受ける受け面である。切削体受け31
に、軸方向受け面33の外側縁に続いて、シャンク29
の方へ向けて締付け面32に平行に延びる平坦面53が
形成されている。また、締付け面32のシャンク29側
の端縁からシャンク29の外周面に向けて後述の締付け
部材34を軸方向に受ける受け面部38が形成されてい
る。
6に示す工具ホルダ28に取付けられる。工具ホルダ2
8は概ね円筒形のシャンク29を有する。シャンク29
の末端部(図7中上端部)に、切削体27用の受け31
(以下、「切削体受け31」という)が形成されてい
る。切削体受け31は、シャンク29側の胴部と、切削
体27の仮想球の半径より小さな半径を有するほぼ四半
球の外周面と、シャンク29の軸に平行な内側の平坦な
締付け面32との間に胴部に一体に形成された頭部と、
締付け面32のシャンク29側に連続して形成され、例
えば、切削プレートの切削縁16,18と実質的に等し
い半径を有し断面がシャンク29の方へ円弧状に湾曲し
た軸方向受け面33とを有する。この軸方向受け面33
の幅は切削プレートの基体部3の厚さに実質的に等しく
される。締付け面32は後述のように、例えば、切削プ
レート1’の平坦面5を受ける半径方向受け面であり、
軸方向受け面33は、例えば、切削プレート1’の切削
縁16,18を受ける受け面である。切削体受け31
に、軸方向受け面33の外側縁に続いて、シャンク29
の方へ向けて締付け面32に平行に延びる平坦面53が
形成されている。また、締付け面32のシャンク29側
の端縁からシャンク29の外周面に向けて後述の締付け
部材34を軸方向に受ける受け面部38が形成されてい
る。
【0032】34は切削体27と共同する締付け部材で
あり、半円柱状の胴部と、その一端(図6で上端)に一
体に形成された頭部とを有する。締付け部材34に、切
削体受け31の締付け面32に対向して後述のように切
削プレート1’を締付け面32に平行に押圧する平坦な
締付け面35が形成されている。締付け部材34を、そ
の締付け面35を工具ホルダ28の締付け面32に対面
させかつ締付け部材34の他端(図6で下端)を工具ホ
ルダ28の受け面部38に載せて切削体受け31に組み
合わせる。また、締付け部材34の胴部に半径方向に例
えばざぐり部を有する固定孔36を貫設し、切削体受け
31の胴部にその平坦面53に直角にねじ孔37を設け
る。締付け部材34を上記のように工具ホルダ28に組
み合わせた場合、両方の孔36,37が整合するように
形成される。さらに、このような組み合わせ状態では互
いに整合して切削プレート1の基体部3の幅に実質的に
等しい幅を有する受入れスロット39,40を、後述の
締付け間隔55(図7)を横切って切削体受け31の頭
部及び締付け部材34の頭部に締付け面32,35に直
角に形成しており、切削プレート1を組付け保持するよ
うになっている。
あり、半円柱状の胴部と、その一端(図6で上端)に一
体に形成された頭部とを有する。締付け部材34に、切
削体受け31の締付け面32に対向して後述のように切
削プレート1’を締付け面32に平行に押圧する平坦な
締付け面35が形成されている。締付け部材34を、そ
の締付け面35を工具ホルダ28の締付け面32に対面
させかつ締付け部材34の他端(図6で下端)を工具ホ
ルダ28の受け面部38に載せて切削体受け31に組み
合わせる。また、締付け部材34の胴部に半径方向に例
えばざぐり部を有する固定孔36を貫設し、切削体受け
31の胴部にその平坦面53に直角にねじ孔37を設け
る。締付け部材34を上記のように工具ホルダ28に組
み合わせた場合、両方の孔36,37が整合するように
形成される。さらに、このような組み合わせ状態では互
いに整合して切削プレート1の基体部3の幅に実質的に
等しい幅を有する受入れスロット39,40を、後述の
締付け間隔55(図7)を横切って切削体受け31の頭
部及び締付け部材34の頭部に締付け面32,35に直
角に形成しており、切削プレート1を組付け保持するよ
うになっている。
【0033】次に、切削体27の、工具ホルダ28への
組立に付いて説明すると、まず、切削プレート1を切削
体受け31の受入れスロット39に挿入し、切削プレー
ト1’の平坦面5を締付け面32に当てて切削体27を
切削体受け31に設置する。次いで、この切削体受け3
1に締付け部材34をその受入れスロット40に切削プ
レート1が挿入されるように設置して、止めねじ乃至ボ
ルト54(図7)を、固定孔36及びねじ孔37にねじ
込む。そうすると、締付け部材34により、切削プレー
ト1’の平坦面5が切削体受け31の締付け面32に押
圧されて、切削体27は切削プレート1’で工具ホルダ
28の切削体受け31に摩擦係合保持される。この場
合、切削体27の切削プレート1の切削縁16,18及
び切削プレート1’の切削縁17及び19は確実に切削
体受け31の頭部及び締付け部材34の頭部から工具ホ
ルダ28の軸方向外側へ所定距離突出するように、受入
れスロット39,40が形成されている。以上から判る
ように、受入れスロット39,40は切削プレート1を
組み付け保持するのに使用される。この場合、締付け面
32及び35の間隔(締付け間隔)55は、切削プレー
ト(例えば1’)の基体部3の厚さ及び軸方向受け面3
3の幅に実質的に等しくなる。また、受入れスロット3
9,40及び軸方向受け面33は切削プレート1,1’
の第2の対称線14を工具ホルダ28、即ち、球形エン
ドミル2の回転軸Dに一致させるように形成される。こ
れとは別に、切削体受けと締付け部材とを、上記の受け
面部38に当たる部分を弾性的に連結する形式にするこ
ともできる。
組立に付いて説明すると、まず、切削プレート1を切削
体受け31の受入れスロット39に挿入し、切削プレー
ト1’の平坦面5を締付け面32に当てて切削体27を
切削体受け31に設置する。次いで、この切削体受け3
1に締付け部材34をその受入れスロット40に切削プ
レート1が挿入されるように設置して、止めねじ乃至ボ
ルト54(図7)を、固定孔36及びねじ孔37にねじ
込む。そうすると、締付け部材34により、切削プレー
ト1’の平坦面5が切削体受け31の締付け面32に押
圧されて、切削体27は切削プレート1’で工具ホルダ
28の切削体受け31に摩擦係合保持される。この場
合、切削体27の切削プレート1の切削縁16,18及
び切削プレート1’の切削縁17及び19は確実に切削
体受け31の頭部及び締付け部材34の頭部から工具ホ
ルダ28の軸方向外側へ所定距離突出するように、受入
れスロット39,40が形成されている。以上から判る
ように、受入れスロット39,40は切削プレート1を
組み付け保持するのに使用される。この場合、締付け面
32及び35の間隔(締付け間隔)55は、切削プレー
ト(例えば1’)の基体部3の厚さ及び軸方向受け面3
3の幅に実質的に等しくなる。また、受入れスロット3
9,40及び軸方向受け面33は切削プレート1,1’
の第2の対称線14を工具ホルダ28、即ち、球形エン
ドミル2の回転軸Dに一致させるように形成される。こ
れとは別に、切削体受けと締付け部材とを、上記の受け
面部38に当たる部分を弾性的に連結する形式にするこ
ともできる。
【0034】組立を完了した球形エンドミル2を図7に
示す。明らかに、切削プレート1’は締付け部材34に
よって切削体受け31に、又はその中に緊締されてい
る。切削プレート1’は切削プレート1に組付け保持さ
れる。切削プレート1,1’はそれらのスロット6によ
って互いに係合し、4枚のブレード41,42,43,
44から成る切削体27を形成する。切削プレート1’
の軸方向の調整は、それが受け面33に接することによ
って行なわれる。切削プレート1’は、締付け面32に
締付けられることによって、さらに締付け面32に垂直
な第1の半径方向にも調整される。他方、切削プレート
1’の、第1の半径方向と直角で平坦面32と平行な第
2の半径方向の調整は、受入れスロット39に挿入され
て装着された切削プレート1が受け持つ。
示す。明らかに、切削プレート1’は締付け部材34に
よって切削体受け31に、又はその中に緊締されてい
る。切削プレート1’は切削プレート1に組付け保持さ
れる。切削プレート1,1’はそれらのスロット6によ
って互いに係合し、4枚のブレード41,42,43,
44から成る切削体27を形成する。切削プレート1’
の軸方向の調整は、それが受け面33に接することによ
って行なわれる。切削プレート1’は、締付け面32に
締付けられることによって、さらに締付け面32に垂直
な第1の半径方向にも調整される。他方、切削プレート
1’の、第1の半径方向と直角で平坦面32と平行な第
2の半径方向の調整は、受入れスロット39に挿入され
て装着された切削プレート1が受け持つ。
【0035】これに対して、切削プレート1は第1の半
径方向に、即ち締付け面32と直角に、切削プレート
1’によって保持される。切削プレート1’は締付け部
材34と止めねじ54によって摩擦係合保持されて軸方
向に緊締されるが、切削プレート1は軸方向には切削プ
レート1’により組付け保持される。かくして、切削体
27乃至は切削プレート1,1’は組付け保持による支
承と摩擦係合保持による支承の混合支承が行われる。こ
のことによって、互いに組付け保持される2個の切削プ
レート1,1’から成る切削体27を正確かつ確実に支
承することが可能になる。切削体受け31は簡単で扱い
やすい構造になっているから、この場合、工具ホルダ2
8はあまり弱化されず、従って高い剛性を持つことがで
きる。切削プレート1,1’の交換は特に簡単である。
即ち、交換には、締付け部材34を外して使用済みの切
削体27を外し、新しい切削体27を付けるだけでよ
い。また、切削体27の向きを変えて(即ち、逆さにし
て)切削体受け31内に隠れていた切削縁を先の切削縁
に続いて使用することができる。
径方向に、即ち締付け面32と直角に、切削プレート
1’によって保持される。切削プレート1’は締付け部
材34と止めねじ54によって摩擦係合保持されて軸方
向に緊締されるが、切削プレート1は軸方向には切削プ
レート1’により組付け保持される。かくして、切削体
27乃至は切削プレート1,1’は組付け保持による支
承と摩擦係合保持による支承の混合支承が行われる。こ
のことによって、互いに組付け保持される2個の切削プ
レート1,1’から成る切削体27を正確かつ確実に支
承することが可能になる。切削体受け31は簡単で扱い
やすい構造になっているから、この場合、工具ホルダ2
8はあまり弱化されず、従って高い剛性を持つことがで
きる。切削プレート1,1’の交換は特に簡単である。
即ち、交換には、締付け部材34を外して使用済みの切
削体27を外し、新しい切削体27を付けるだけでよ
い。また、切削体27の向きを変えて(即ち、逆さにし
て)切削体受け31内に隠れていた切削縁を先の切削縁
に続いて使用することができる。
【0036】摩擦係合保持による支承の代わりに、切削
プレート1’を組付け保持することもできる。そのため
に、例えば切削プレート1’にくぼみを設け、切削体受
け31及び締付け部材34の双方又は片方に、該くぼみ
に対応する突起を設け、両者を係合させるようにする。
このことは後述の図8の実施形態にも当てはまる。
プレート1’を組付け保持することもできる。そのため
に、例えば切削プレート1’にくぼみを設け、切削体受
け31及び締付け部材34の双方又は片方に、該くぼみ
に対応する突起を設け、両者を係合させるようにする。
このことは後述の図8の実施形態にも当てはまる。
【0037】上述の通り、4枚ブレードの切削体は2個
の簡単な板状乃至円盤状の切削プレート1,1’で構成
されている。これらの切削プレート1,1’は組み合わ
せのために適したスロット6を有し、スロット6を嵌め
合わせることによって互いに差し込まれる。必要ならば
例えば個々の切削プレートの交換のために、切削プレー
ト1,1’を互いから引き離すことによって、切削体2
7を解体することができる。このように、実質的に同じ
構造の2個の切削プレート1,1’を用いるだけで、こ
れを単一の止めねじ54で工具ホルダ28に保持するこ
とによって、4枚刃の切削工具が得られる。
の簡単な板状乃至円盤状の切削プレート1,1’で構成
されている。これらの切削プレート1,1’は組み合わ
せのために適したスロット6を有し、スロット6を嵌め
合わせることによって互いに差し込まれる。必要ならば
例えば個々の切削プレートの交換のために、切削プレー
ト1,1’を互いから引き離すことによって、切削体2
7を解体することができる。このように、実質的に同じ
構造の2個の切削プレート1,1’を用いるだけで、こ
れを単一の止めねじ54で工具ホルダ28に保持するこ
とによって、4枚刃の切削工具が得られる。
【0038】図8に他の実施形態の切削体27Aを示
す。この切削体27Aは外見上は実質的に図6に示さ
れ、切削プレート1,1’から成る切削体27と同様で
あるが、一体に形成されているものである。この切削体
27Aは回転軸Dから半径方向外側へ延びる4個のブレ
ード41,42,43,44を有する。回転軸Dは切削
体27Aの対称線である。ほぼ板状のブレード41,4
2,43,44は、41と43とが、また42と44と
がそれぞれ互いに対をなして一線に並び、円周方向に等
角度間隔(本実施形態では90°の角度間隔)になって
いる。ブレード41及び43は互いに平行な平坦面(端
面)45,46及びブレード42と44も互いに平行な
平坦面(端面)47,48を有し、これらの平坦面(端
面)は切削体27Aを工具ホルダ28に支承するための
締付け面として使用することができる。切削体27Aは
本例では4個の切削縁16,17,18,19を有す
る。これらの切削縁16−19は、切削体27Aが最大
直径になる外周部位から回転軸Dまで延びている。切削
体27Aは必要ならば向きを変えられる(即ち、逆さに
できる)ように形成することができる。その場合、切削
体27Aは、側面図が、図4に示した2個の互いに差し
込まれた切削プレート1,1’から成る切削体27Aの
側面図で示したものに相当している。ここで、切削体2
7Aはスロアウェイタイプのものである。これは2倍に
使用できる点で有利であるが、必ず必要であるという訳
ではない。
す。この切削体27Aは外見上は実質的に図6に示さ
れ、切削プレート1,1’から成る切削体27と同様で
あるが、一体に形成されているものである。この切削体
27Aは回転軸Dから半径方向外側へ延びる4個のブレ
ード41,42,43,44を有する。回転軸Dは切削
体27Aの対称線である。ほぼ板状のブレード41,4
2,43,44は、41と43とが、また42と44と
がそれぞれ互いに対をなして一線に並び、円周方向に等
角度間隔(本実施形態では90°の角度間隔)になって
いる。ブレード41及び43は互いに平行な平坦面(端
面)45,46及びブレード42と44も互いに平行な
平坦面(端面)47,48を有し、これらの平坦面(端
面)は切削体27Aを工具ホルダ28に支承するための
締付け面として使用することができる。切削体27Aは
本例では4個の切削縁16,17,18,19を有す
る。これらの切削縁16−19は、切削体27Aが最大
直径になる外周部位から回転軸Dまで延びている。切削
体27Aは必要ならば向きを変えられる(即ち、逆さに
できる)ように形成することができる。その場合、切削
体27Aは、側面図が、図4に示した2個の互いに差し
込まれた切削プレート1,1’から成る切削体27Aの
側面図で示したものに相当している。ここで、切削体2
7Aはスロアウェイタイプのものである。これは2倍に
使用できる点で有利であるが、必ず必要であるという訳
ではない。
【0039】切削体27Aは、まず超硬金属の圧粉体を
プレスし、次にこれを焼結することにより、超硬合金粉
末から焼結冶金法で製造することができる。しかし、切
削体27Aを金属射出成形法で製造することの方が遙か
に有利である。そのために、例えば少量のプラスチック
添加物を加えた超硬合金粉末を射出成形法で型に圧入
し、それによって、こうして生じた圧粉体を焼結する。
互いに結合された4枚以上のブレードを持つ剛性の高い
切削体27Aが得られる。それらのブレードの内少なく
とも幾枚かは緊締される。その一例を図9に示す。ここ
で、切削体27Aを図6の工具ホルダ28に設置して、
締付け部材34で切削体受け31に締付ける。締付け部
材34が、その締付け面35で切削体27Aのブレード
42,44の平坦な側面48を締付け力Fk で押圧す
ると、この締付け力Fk に対応する反力Fw が切削
体受け31の取付け面32から切削体27Aのブレード
42,44の他方の平坦面47に作用する。こうして切
削体27Aのブレード42,44は平坦面47,48に
よって固定的に挟み込まれて締付け固定される。これに
対して、切削ブレード41,43はほとんど力を受けず
に受入れスロット39,40によって支承される。この
場合は締付け力が存在しない。回転軸Dの心合わせは、
切削体受け31の締付け面32と、切削体受けを貫通す
る受入れスロット39によって行なわれる。ブレード4
1,42,43,44の間のすみ肉(丸み)を受けるた
めに、受入れスロット39,40と締付け面32,35
の間の経過部にチャンファー(Abschraefung)、丸み又
は凹部(Ausnehmung)を設けることができる。切削体2
7Aのブレードの間の隅角区域に形成されたこのような
すみ肉(丸み)は切削体27Aの安定性を向上させる。
4枚のすべてのブレードを相互に固定すれば、力の伝達
を一層改善することができる。
プレスし、次にこれを焼結することにより、超硬合金粉
末から焼結冶金法で製造することができる。しかし、切
削体27Aを金属射出成形法で製造することの方が遙か
に有利である。そのために、例えば少量のプラスチック
添加物を加えた超硬合金粉末を射出成形法で型に圧入
し、それによって、こうして生じた圧粉体を焼結する。
互いに結合された4枚以上のブレードを持つ剛性の高い
切削体27Aが得られる。それらのブレードの内少なく
とも幾枚かは緊締される。その一例を図9に示す。ここ
で、切削体27Aを図6の工具ホルダ28に設置して、
締付け部材34で切削体受け31に締付ける。締付け部
材34が、その締付け面35で切削体27Aのブレード
42,44の平坦な側面48を締付け力Fk で押圧す
ると、この締付け力Fk に対応する反力Fw が切削
体受け31の取付け面32から切削体27Aのブレード
42,44の他方の平坦面47に作用する。こうして切
削体27Aのブレード42,44は平坦面47,48に
よって固定的に挟み込まれて締付け固定される。これに
対して、切削ブレード41,43はほとんど力を受けず
に受入れスロット39,40によって支承される。この
場合は締付け力が存在しない。回転軸Dの心合わせは、
切削体受け31の締付け面32と、切削体受けを貫通す
る受入れスロット39によって行なわれる。ブレード4
1,42,43,44の間のすみ肉(丸み)を受けるた
めに、受入れスロット39,40と締付け面32,35
の間の経過部にチャンファー(Abschraefung)、丸み又
は凹部(Ausnehmung)を設けることができる。切削体2
7Aのブレードの間の隅角区域に形成されたこのような
すみ肉(丸み)は切削体27Aの安定性を向上させる。
4枚のすべてのブレードを相互に固定すれば、力の伝達
を一層改善することができる。
【0040】使用時には、球形エンドミル2は、図9に
矢印51で示すように回転軸Dを中心にして回転する。
それによって被加工物60から切粉52が離れる際に切
削中の切削縁(図9の場合は切削縁18)に切削力Fs
が発生し、切削体27Aから工具ホルダ28へ伝達され
る。この場合、駆動トルクの伝達は、切削体27Aのす
べてのブレード41,42,43,44に行なわれる。
こうして、切削力Fsは4枚のブレード41乃至44に部
分切削力FS1、FS2、FS3、FS4として実質的に均
等に配分される。その際、力の伝達は、ブレードの曲げ
応力によって回転軸Dの近傍で行なわれる。切削体27
Aがこの領域で最大の軸方向長さと最大の断面積を有す
るから、切削体27Aが比較的もろい材料で作られてい
ても、この場合は十分な強さを有する。1つの切削縁に
発生する力を4枚のすべてのブレードに配分し、それで
工具ホルダ28へ力を大きな面積で伝達することによ
り、特に間欠的な切削の場合(フライス削りの場合)
に、刃先を高い精度で位置決めし、切削体27Aを高い
剛性で支承することができる。
矢印51で示すように回転軸Dを中心にして回転する。
それによって被加工物60から切粉52が離れる際に切
削中の切削縁(図9の場合は切削縁18)に切削力Fs
が発生し、切削体27Aから工具ホルダ28へ伝達され
る。この場合、駆動トルクの伝達は、切削体27Aのす
べてのブレード41,42,43,44に行なわれる。
こうして、切削力Fsは4枚のブレード41乃至44に部
分切削力FS1、FS2、FS3、FS4として実質的に均
等に配分される。その際、力の伝達は、ブレードの曲げ
応力によって回転軸Dの近傍で行なわれる。切削体27
Aがこの領域で最大の軸方向長さと最大の断面積を有す
るから、切削体27Aが比較的もろい材料で作られてい
ても、この場合は十分な強さを有する。1つの切削縁に
発生する力を4枚のすべてのブレードに配分し、それで
工具ホルダ28へ力を大きな面積で伝達することによ
り、特に間欠的な切削の場合(フライス削りの場合)
に、刃先を高い精度で位置決めし、切削体27Aを高い
剛性で支承することができる。
【0041】以上の通り、本発明においては、切削工具
(特に、球形エンドミル)に、超硬合金で形成され、切
削縁をもつ4枚のブレードを有する切削体が設けられて
いる。正面図で十字形をなす切削体は、工具ホルダの外
周区域から中心軸又は少なくともその近傍まで延びて工
具ホルダに外に露出する切削縁を有する。切削体を工具
ホルダに固定するには、簡単な締付け装置、例えば、締
付け部材で十分である。特に、切削体のすべての切削縁
が同時に工作物と接触しない間欠的切削の場合は、切削
体が単数個又は複数個のブレードに発生する力をすべて
のブレードに配分するから、工具ホルダへの良好な力伝
達が可能になる。
(特に、球形エンドミル)に、超硬合金で形成され、切
削縁をもつ4枚のブレードを有する切削体が設けられて
いる。正面図で十字形をなす切削体は、工具ホルダの外
周区域から中心軸又は少なくともその近傍まで延びて工
具ホルダに外に露出する切削縁を有する。切削体を工具
ホルダに固定するには、簡単な締付け装置、例えば、締
付け部材で十分である。特に、切削体のすべての切削縁
が同時に工作物と接触しない間欠的切削の場合は、切削
体が単数個又は複数個のブレードに発生する力をすべて
のブレードに配分するから、工具ホルダへの良好な力伝
達が可能になる。
【0042】また、上述の通り、切削体、互いに差込ま
れた別々の2個の切削プレートで構成することができ
る。
れた別々の2個の切削プレートで構成することができ
る。
【図1】本発明に係る切削プレートの第1の実施形態の
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図2】図1の切削プレートの側面図である。
【図3】図1及び2に示す切削プレートを2個を互いに
90°交差させて組み合わせつつある側面図である。
90°交差させて組み合わせつつある側面図である。
【図4】図1及び2に示す切削プレートの一方を他方に
差込んで接続し組み立てて形成された切削体の側面図で
ある。
差込んで接続し組み立てて形成された切削体の側面図で
ある。
【図5】図4の切削体の正面図である。
【図6】図5の切削体を取付け用工具ホルダを分解し、
当該切削体と共に示す斜視図である。
当該切削体と共に示す斜視図である。
【図7】図5の切削体を取付けて組み立てられた図6の
工具ホルダを有する球形エンドミルの斜視図である。
工具ホルダを有する球形エンドミルの斜視図である。
【図8】切削体の第2の実施形態の正面図である。
【図9】図8の切削体を備えた工具ホルダの操作を示す
平面図である。
平面図である。
1,1’ 切削プレート 2 球形エンドミル 3 基体部 4,5 平坦面(端面) 6 スロット 7 中心 8,9 第1の位置決め面 10 第2の位置決め面 11 支持面部 12 第1の対称線 14 第2の対称線 15 矢印(切削プレートの差
込み方向) 16,17,18,19 切削縁 21 すくい面 22 逃げ面 23,24 凹部 25,26 縁 27,27A 切削体 28 工具ホルダ 29 シャンク 31 切削体受け 32 締付け面 33 軸方向受け面 34 締付け部材 35 締付け面 36 固定孔 37 ねじ孔 38 受け面部 39,40 受入れスロット 41,42,43,44 ブレード 45,46,47,48 平坦面(端面) 51 矢印 52 切粉 53 平坦面 54 止めねじ(ボルト) 55 締付け間隔 D 回転軸
込み方向) 16,17,18,19 切削縁 21 すくい面 22 逃げ面 23,24 凹部 25,26 縁 27,27A 切削体 28 工具ホルダ 29 シャンク 31 切削体受け 32 締付け面 33 軸方向受け面 34 締付け部材 35 締付け面 36 固定孔 37 ねじ孔 38 受け面部 39,40 受入れスロット 41,42,43,44 ブレード 45,46,47,48 平坦面(端面) 51 矢印 52 切粉 53 平坦面 54 止めねじ(ボルト) 55 締付け間隔 D 回転軸
Claims (23)
- 【請求項1】 回転切削工具用の切削体において、回転
軸(D)から離間して延びる4個の板状のブレード(4
1,42,43,44)を備え、これらのブレードそれ
ぞれが逃げ面(22)とすくい面(21)との間に、該
回転軸(D)と同心の共通の回転面上にあるように形成
された切削縁(16,17,18,19)を有し、か
つ、該切削体(27,27A)を超硬合金で形成したこ
とを特徴とする切削体。 - 【請求項2】 前記ブレード(41,42,43,4
4)は、円周方向へ実質的に等しい角間隔で配設されて
いることを特徴とする請求項1に記載の切削体。 - 【請求項3】 前記ブレード(41,42,43,4
4)の端面(4,5;45,46,47,48)が平坦
に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の切
削体。 - 【請求項4】 前記切削体(27,27A)が回転軸
(D)に関して線対称に形成されていることを特徴とす
る請求項1に記載の切削体。 - 【請求項5】 前記切削体(27)は、前記ブレード
(41,42,43,44)を構成する2個の切削プレ
ート(1,1’)から成り、各切削プレート(1,
1’)はそれぞれ他方の切削プレート(1’,1)を受
けるためのスロット(6)を有することを特徴とする請
求項1に記載の切削体。 - 【請求項6】 前記の2個の切削プレート(1,1’)
は実質的に同形であり、該切削プレート(1,1’)の
前記スロット(6)は、三側が解放して他方の切削プレ
ート(1’,1)の差込み方向(15)を確定し、相手
方の切削プレート(1’,1)を支承することを特徴と
する請求項5に記載の切削体。 - 【請求項7】 前記切削プレート(1,1’)の前記ス
ロット(6)は、それぞれが相手方の切削プレートを支
承して互いに組み合わされる、相手方と同様の少なくと
も1つの位置決め面(10)を有することを特徴とする
請求項5に記載の切削体。 - 【請求項8】 前記スロット(6)は前記位置決め面
(10)と他の位置決め面(8,9)とによって規定さ
れていることを特徴とする請求項7に記載の切削体。 - 【請求項9】 前記の先の位置決め面(10)及び前記
他の位置決め面(8,9)は平坦面であることを特徴と
する請求項8に記載の切削体。 - 【請求項10】 前記スロット(6)は、前記切削プレ
ート(1,1’)の縁端部からその反対側の方向へ延び
る長細のスロットであることを特徴とする請求項5乃至
8のいずれかの1に記載の切削体。 - 【請求項11】 前記スロット(6)は、前記切削プレ
ート(1,1’)の中心(7)まで延びることを特徴と
する請求項10に記載の切削体。 - 【請求項12】 前記の先の位置決め面(10)は前記
切削プレート(1,1’)の該中心(7)で前記スロッ
ト(6)を閉じる端面であることを特徴とする請求項1
1に記載の切削体。 - 【請求項13】 前記切削プレート(1,1’)で前記
の両方の位置決め面(8,9;10)の内の2つの位置
決め面(8,9)が互いに平行に形成されていることを
特徴とする請求項8に記載の切削体。 - 【請求項14】 前記切削プレート(1,1’)は、前
記スロット(6)を除き、他方の切削プレート(1’,
1)の挿入方向(15)を横切る第1の対称線(12)
に関して線対称に形成された基体部(3)を有すること
を特徴とする請求項5乃至13のいずれかの1に記載の
切削体。 - 【請求項15】 前記切削プレート(1,1’)が、そ
の中心(7)を通り、挿入方向(15)と一致する第2
の対称線(14)に関して線対称に形成された基体部
(3)を有することを特徴とする請求項5乃至14のい
ずれかの1に記載の切削体。 - 【請求項16】 前記切削プレート(1,1’)が、そ
の中心(7)を通り、挿入方向と一致する第2の対称線
(14)に関して線対称に形成された基体部(3)を有
することを特徴とする請求項15に記載の切削体。 - 【請求項17】 前記基体部(3)は円盤状で、2つの
互いに平行で平坦な端面(4,5)を有し、前記2個の
切削プレート(1,1’)は実質的に同形に形成され、
該2個の切削プレート(1,1’)は、それらのスロッ
ト(6)で前記第1の対称線(12)の周りに180°
の角度差で、前記第2の対称線(14)の周りに他の角
度差で受けられて組み合わされるように該スロット
(6)を形成したことを特徴とする請求項16に記載の
切削体。 - 【請求項18】 互いに差込んで連結した状態の前記切
削プレート(1,1’)が前記第2の対称線(14)の
周りに回転するときに、該切削プレート(1,1’)の
外形輪郭が共通の軌跡円上にあることを特徴とする請求
項15乃至17のいずれかの1に記載の切削体。 - 【請求項19】 互いに差込んで連結した状態で前記切
削プレート(1,1’)が互いに組み付け保持され、差
込み方向(15)に組み付け保持されることを特徴とす
る請求項17又は18に記載の切削体。 - 【請求項20】 前記切削プレート(1,1’)のそれ
ぞれが4個の切削縁(16,17,18,19)を有す
ることを特徴とする請求項5乃至19のいずれかの1に
記載の切削体。 - 【請求項21】 切削体受け(31)を有する工具ホル
ダ(28)と、該工具ホルダ(28)と別体又は同体に
形成され、該切削体受け(31)と共に請求項1乃至1
9のいずれかの1に記載の切削体(27,27A)を挟
持して締付け固定をする締付け部材(34)とから成る
ことを特徴とする切削工具。 - 【請求項22】 前記切削体受け(31)は前記締付け
部材(34)と共に前記切削体(27,27A)の前記
ブレード(41,42,43,44)の内の少なくとも
1個を受ける締付け間隔(55)を形成し、他のブレー
ドを支承する受入れスロット(39,40)を該締付け
間隔(55)を横切って該切削体受け(31)及び該締
付け部材(34)と交差させて設けたことを特徴とする
請求項21に記載の切削工具。 - 【請求項23】 前記切削プレート(1,1’)の一方
の切削プレート(1’)が前記締付け間隔(55)に摩
擦係合保持され、該切削プレート(1,1’)の他方の
切削プレート(1)は、該一方の切削プレート(1’)
と前記切削体受け(31)とによって該切削工具の軸方
向に組み付け保持されることを特徴とする請求項22に
記載の切削工具。
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