JP2001346433A - コンバインの排出装置 - Google Patents

コンバインの排出装置

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JP2001346433A
JP2001346433A JP2000173054A JP2000173054A JP2001346433A JP 2001346433 A JP2001346433 A JP 2001346433A JP 2000173054 A JP2000173054 A JP 2000173054A JP 2000173054 A JP2000173054 A JP 2000173054A JP 2001346433 A JP2001346433 A JP 2001346433A
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正美 大崎
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 穀粒排出の円滑化・確実化、メンテナンスの
容易化、作業の容易化、作業効率の向上。 【構成】 走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2
を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、
該グレンタンク3の穀粒を排出する排出部12の前側に
は、該排出部12より後側に設けた送風機15に接続し
た排出用筒部材14の基部側筒部17を、前記排出部1
2より一旦前方に伸ばして所定位置にて後側に向けて折
り返して接続し、前記排出部12の後側には、前記排出
用筒部材14の穀物排出口16を有する横排出筒部28
の始端に接続した縦排出筒部27の始端に接続する中間
筒部21の始端部を接続し、該中間筒部21の始端部は
前記グレンタンク3の前後中間位置よりも前側に位置さ
せたコンバインの排出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大豆、小豆、米、麦、
蕎麦等の穀粒を一時貯留するグレンタンクの穀粒排出装
置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、実開平2−116935号公
報には、機体フレームの下方に設けた走行装置と、機体
フレームの前側に設けた刈取部と、機体フレームの上方
位置に設けたグレンタンクと、該グレンタンク内の穀粒
を排出する穀粒排出装置とを有し、該穀粒排出装置は、
先端に穀物排出口を有しエンジンからの送風により穀粒
を搬送する排出用筒部材の中間部をグレンタンクに接続
した構成について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、グレン
タンク前側に搭載したエンジンに排出用筒部材の一端を
接続し、排出用筒部材の中間部をグレンタンクの排出部
に接続している。この構成だと、グレンタンクを側方に
オープンさせる構成の採用は非常に困難であり、メンテ
ナンスが容易でないという課題がある。本発明は、この
点について工夫しつつ、特に、排出用筒部材の配置を工
夫したものである。
【0004】
【発明の目的】穀粒排出の円滑化・確実化、メンテナン
スの容易化、作業の容易化、作業効率の向上。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、走行装置7の
左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他側上方位置に
グレンタンク3とを夫々設け、該グレンタンク3の穀粒
を排出する排出部12の前側には、該排出部12より後
側に設けた送風機15に接続した排出用筒部材14の基
部側筒部17を、前記排出部12より一旦前方に伸ばし
て所定位置にて後側に向けて折り返して接続し、前記排
出部12の後側には、前記排出用筒部材14の穀物排出
口16を有する横排出筒部28の始端に接続した縦排出
筒部27の始端に接続する中間筒部21の始端部を接続
し、該中間筒部21の始端部は前記グレンタンク3の前
後中間位置よりも前側に位置させたコンバインの排出装
置としたものである。本発明は、前記排出部12は、ド
ラム33に横回転軸34により回転する回転翼35を設
けた排出繰出機構32により構成し、前記ドラム33
は、前記横回転軸34がグレンタンク3の漏斗部11の
下部開口部40に対して前側にずらせて設けたコンバイ
ンの排出装置としたものである。本発明は、前記基部側
筒部17は、前記縦排出筒部27の反脱穀装置2側に配
置したコンバインの排出装置としたものである。本発明
は、走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左
右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレ
ンタンク3の穀粒を排出する排出部12の前側には、該
排出部12より後側に設けた送風機15に接続した排出
用筒部材14の基部側筒部17を、前記排出部12より
一旦前方に伸ばして所定位置にて後側に向けて折り返し
て接続し、前記排出部12の後側には、前記排出用筒部
材14の穀物排出口16を有する横排出筒部28の始端
に接続した縦排出筒部27の始端に接続する中間筒部2
1の始端部を接続し、前記グレンタンク3の下部のカバ
ー後板18とカバー前板50は夫々前後方向の連結部材
51により連結し、該連結部材51には、前記排出部1
2の外側に着脱自在に設けた側部カバー52の移動側係
合部材53が係合する固定側係合部材54を設けたコン
バインの排出装置としたものである。本発明は、走行装
置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他側上方
位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタンク3
の穀粒を排出する排出部12の前側には、該排出部12
より後側に設けた送風機15に接続した排出用筒部材1
4の基部側筒部17を、前記排出部12より一旦前方に
伸ばして所定位置にて後側に向けて折り返して接続し、
前記排出部12の後側には、前記排出用筒部材14の穀
物排出口16を有する横排出筒部28の始端に接続した
縦排出筒部27の始端に接続する中間筒部21の始端部
を接続し、前記送風機15の側部には縦板状の後側部カ
バー55を、送風機15の後側には後部カバー63を夫
々設け、後側部カバー55と後部カバー63は互いに独
立して開閉操作可能に構成したコンバインの排出装置と
したものである。本発明は、前記後側部カバー55は、
その前側部分を縦軸心の取付軸56によりグレンタンク
3の後面側に回動自在に、かつ、平面視前記グレンタン
ク3の回動中心である下部縦軸23の略側方の外側に配
置してグレンタンク3の回動中心に対して略直線状に後
動するように構成し、前記後部カバー63はその右端を
後側部カバー55の後端より左側に位置させて後側部カ
バー55の後方移動に干渉しないようにすると共に、後
部カバー63の右端側を後側部カバー55と干渉せずに
独立回動可能に取付けたコンバインの排出装置としたも
のである。本発明は、前記縦排出筒部27の後部内側に
エアコンのコンデンサー67を設け、該コンデンサー6
7の近傍に送風機15を配置し、該送風機15の吸い込
み口68はコンデンサー67の内部に接続したコンバイ
ンの排出装置としたものである。本発明は、前記排出部
12により穀粒を排出する旨を検知し、エンジンが所定
回転以下のとき、自動的に所定回転数までエンジン回転
を上昇させるコンバインの排出装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明すると、1
は大豆、小豆、米、麦、蕎麦等の穀物を刈取り脱穀する
コンバインの機体フレームであり、2は前記機体フレー
ム1の上方位置に設けた脱穀装置、3は前記脱穀装置2
の側部に設けたグレンタンク、4は前記グレンタンク3
の前側に設けた操縦席を有するキャビン、7は前記機体
フレーム1の下方に設けた走行装置、8は前記脱穀装置
2および前記キャビン4の前側に位置する刈取部であ
る。前記グレンタンク3には、前記脱穀装置2内に設け
た一番コンベアの終端部に接続した穀物供給用揚穀装置
10の上部を接続し、前記一番コンベアにより取出され
た穀物を貯留する。グレンタンク3の下部は、下方に至
るに従い細く(狭く)なる漏斗部11に形成し、漏斗部
11の下部にはグレンタンク3内の穀粒を排出する排出
部12を設ける。排出部12には穀粒排出装置13の一
部を構成する排出用筒部材14の中間部を接続する。即
ち、穀粒排出装置13は、排出用筒部材14の一端に圧
縮空気(高圧空気、圧搾空気)を送風する送風機15を
接続し、他端に穀物排出口16を形成し、中間部をグレ
ンタンク3の排出部12に接続し、前記穀物排出口16
が縦軸旋回および上下するように構成する。
【0007】本実施例では、排出用筒部材14の基部側
筒部17の基部を前記送風機15に接続し、基部側筒部
17は前記排出部12より高位置にあるグレンタンク3
の下部のカバー後板18の挿入孔19よりグレンタンク
3の下方に挿入し、排出部12を過ぎた所定位置にて後
側に向けて折り返す折り返し部20より折り返して前記
排出部12の前側に接続し、該排出部12の後側に前記
中間筒部21の始端を接続し、中間筒部21の終端は後
側に向かって伸ばす。中間筒部21の先端側はグレンタ
ンク3に設けた接続筒22よりグレンタンク3外に突出
させて、接続筒22に下部縦軸23を介して取付けたL
型状の下部メタル24に挿通する。下部メタル24は前
記機体フレーム1側に固定し、下部メタル24の上部に
は穀粒排出装置13の一部を構成する縦回転筒25を下
部メタル24に対してモータ、シリンダ等の旋回用駆動
源26により回転自在に取付け、縦回転筒25に前記中
間筒部21に続いて設けた上方に起立する縦排出筒部2
7を挿通し、該縦排出筒部27に続く横排出筒部28は
縦回転筒25の上部より突出させて支持横フレーム29
に取付ける。支持横フレーム29は取付部材30を介し
て縦回転筒25の上部に回動自在に取付け、取付部材3
0はモータ、シリンダ等の上下用駆動源31により上下
回動自在に取付ける。
【0008】この場合、前記基部側筒部17は、縦排出
筒部27よりも外側を通して配置して、前記折り返し部
20に至るまで平面視直線状にして、圧力損失を軽減し
ている。しかして、前記排出用筒部材14は、その材質
は任意であるが、一部または全部を変形可能な可撓性部
材により形成し、少なくとも、縦回転筒25の上端開口
部から突出する縦排出筒部27と横排出筒部28のうち
支持横フレーム29の基部に係止した係止部分との間は
変形可能な可撓性部材により形成すると、排出用筒部材
14の縦排出筒部27に対して横排出筒部28の旋回を
円滑にする。また、それ以外の部分は、合成樹脂あるい
は金属等の剛体によって構成してもよい。また、排出用
筒部材14の一部または全部は内部を目視可能な透明部
材(半透明等を含み目視可能であればよい)により形成
すると、メンテナンスを容易にして、好適である。
【0009】しかして、前記グレンタンク3は前記下部
縦軸23および該下部縦軸23と同心の機体側の任意の
固定部に設けた上部縦軸を中心に機体側に対して側方に
回動するように取付け、メンテナンスを容易にしてい
る。しかして、前記排出部12は、漏斗部11の下部に
略一定量ずつ排出する排出繰出機構32を有して構成す
る。排出繰出機構32は、内周面が円形のドラム33の
中心に横回転軸34により放射方向に突き出てドラム3
3の内周に摺接または近接する回転翼35を横回転軸3
4の回転方向に所定間隔を置いて複数設け、各回転翼3
5の間に穀粒を下方まで案内する流入室36を形成して
構成する。前記ドラム33はその上部を前記漏斗部11
の下部に臨ませ、その下部を後述するフィーダ37の上
部に開口させて構成する。前記ドラム33より突出する
横回転軸34には歯車(図示省略)を設け、該歯車には
排出用モータ38の歯車(図示省略)との間にチエン3
9を掛け回す。
【0010】前記フィーダ37は、図示は省略するが、
搬送風に穀粒を合流させるものであり、フィーダ37の
上手側に前記基部側筒部17の終端を接続し、フィーダ
37の下手側に中間筒部21の始端部を接続する。した
がって、前記排出繰出機構32は略一定量ずつ排出させ
るのに必要であって、これが無くても排出部12を構成
するが、搬送風に穀粒を合流させるフィーダ37は排出
用筒部材14の中間部を接続する排出部12の構成要件
となる。しかして、前記排出繰出機構32は、前記ドラ
ム33をグレンタンク3の漏斗部11の下部にボルト等
により着脱自在に取付け、ドラム33の下部に前記フィ
ーダ37の上部をボルト等により着脱自在に取付け、排
出部12を分解可能に構成する。したがって、前記のよ
うにグレンタンク3を外側回動させると、排出部12の
メンテナンスを容易にできる。即ち、排出繰出機構32
はグレンタンク3の漏斗部11に取付けているので、グ
レンタンク3と共にオープンし、メンテナンスを容易に
する。
【0011】この場合、前記排出用モータ38は、前記
グレンタンク3の漏斗部11の下方に設けると、空間を
有効利用できて、好適であり、また、排出部12を基準
にグレンタンク3の回動中心から離れた回動端側に設け
ると、グレンタンク3をオープンさせたとき、ドラム3
3が邪魔にならずに排出用モータ38を露出させ、一
層、メンテナンスを容易にでき、好適である。そして、
ドラム33は、横回転軸34が漏斗部11の下部開口部
40に対して前側にずらせて(オフセット)設け、排出
用筒部材14の中間筒部21と縦排出筒部27との間の
円弧状の下部屈曲部41の半径を大きくすることがで
き、穀粒の搬送を円滑にする。即ち、漏斗部11の下部
開口部40は、安息角を考慮すると、通常前後中間位置
に設けるので、下部開口部40に対して前側にずらせる
と、縦排出筒部27に対して距離が長く(遠く)なっ
て、下部屈曲部41の半径を大きくする。
【0012】しかして、折り返し部20は側面視におい
ても排出部12を一旦過ぎて折り返しているので、基部
側筒部17の高さ位置を排出部12に対して低くする
と、折り返し部20の側面視の半径(アール)が小さく
なって、搬送風の圧力損失が起きるが、前記のように、
前記排出部12より高位置にあるグレンタンク3の下部
のカバー後板18の挿入孔19より挿入しているので、
基部側筒部17の高さ位置を排出部12に対して高くさ
せて折り返し部20の側面視の半径(アール)を大にで
き、合理的な構成となる。しかして、前記排出用モータ
38はインバーターモータ等の可変速モータにより回転
変更可能に構成し、回転変更することによりフィーダ3
7への落下量を変更可能に構成する。また、前記ドラム
33の上部開口部43には、上部開口部43の開口面積
を大小に調節しうる落下量調節体44を設けると、穀粒
の種類や性状によって最適な状態で、効率よく排出させ
る。即ち、排出繰出機構32はフィーダ37に継続的に
定量の穀粒を落下させると、詰まりが防止できて好まし
く、このとき、単に回転翼35の回転数を上げても所定
回転数を越えると、各回転翼35によって形成される流
入室36の開口部が上部開口部43に対して開口してい
る時間が短くなって、充分な量の穀粒が落下する以前に
回転移動してしまうので、流入室36への流入量は却っ
て減少し、排出繰出機構32による落下量は穀粒の流入
室36への流入速度と回転翼35の回転数の相対関係に
よって、効率を向上させることになる。
【0013】しかして、刈取脱穀作業中エンジンは、定
格回転させているが、穀粒を排出させるための移動走行
中は定格回転以下で軽トラックまで走行するので、排出
作業開始時、エンジンの回転が低くて送風機15からの
送風圧力が充分でないことも考えられるので、前記排出
用モータ38のスイッチ45を入りにすると、自動的に
送風機15の送風圧力を確保しうるだけの回転数までエ
ンジン回転を上昇させるスロットル制御するように構成
する。46は制御部、47はエンジン回転センサ、48
はスロットル制御用アクチュエータである。また、排出
用モータ38と送風機15は、略同じか送風機15を早
いタイミングで駆動させ、送風機15からの送風が遅れ
て、穀粒が排出部12で詰まるのを防止する。また、穀
粒排出の停止は、まず、排出用モータ38を停止させ、
所定時間経過後に送風機15を停止させ、排出用筒部材
14内の穀粒が無くなった後も送風すると、内部の塵埃
を吹き飛ばし、穀粒が塵埃で汚染されるのを防止でき
て、好適である。
【0014】しかして、グレンタンク3の下部のカバー
後板18とカバー前板50は、夫々前後方向の連結部材
51により連結する。連結部材51は軸または筒部材に
より形成し、連結部材51は前記排出部12の外側下方
位置に設け、連結部材51には該連結部材51の外側に
着脱自在に設けた側部カバー52に設けた移動側係合部
材53が係合する固定側係合部材54を設ける。しかし
て、前記送風機15および縦回転筒25の側部には、後
側部カバー55を設ける。後側部カバー55は前後方向
の縦板状に形成し、後側部カバー55の前側部分の上下
副数箇所を取付軸56により前記グレンタンク3の後板
57(カバー後板18)に回動自在に取付ける。前記取
付軸56は平面視前記グレンタンク3の回動中心である
前記下部縦軸23の略側方の外側に位置させ、グレンタ
ンク3を回動させたとき、後側に向かって直線状に移動
するように構成する。後側部カバー55の後部には縦軸
回動する係合体58を設け、固定部に設けた縦軸状の係
合軸59に継脱自在に係合させる。この場合、係合体5
8は、常時はバネ(図示省略)により係合軸59に係合
し、回動させる一操作でアンロックするが、係合体58
の回動方向を平面視後方回動させると離脱するように設
け、グレンタンク3を回動させたとき離脱方向に移動す
るように構成する。
【0015】前記係合軸59は前記送風機15を載置し
た取付フレーム60に固定の左右方向の後部枠61に固
定する。後部枠61の機体進行方向右側には支持部材6
2を設け、支持部材62には後部カバー63の右端を取
付軸64により回動自在に取付け、後部カバー63の左
側に縦軸回動する係合体65を設け、後部枠61の左側
に設けた係合軸66に継脱自在に係合させる。この後側
部カバー55と後部カバー63の関係は、後側部カバー
55の後部を平面視逆L型形状に左側に屈曲させ、後部
カバー63の右端を後側部カバー55より左側に位置さ
せて、送風機15を隠すと共に、後側部カバー55の後
方移動に後部カバー63が干渉しないように構成してい
る。また、後部カバー63の右端側を取付軸64により
回動自在に取付けて、後部カバー63は後側部カバー5
5とは無関係に開閉操作可能となるように構成してい
る。したがって、後側部カバー55と後部カバー63は
互いに無関係に独立して開閉操作可能である。
【0016】しかして、前記縦回転筒25の後部内側に
エアコンのコンデンサー67を設ける。該コンデンサー
67の近傍には送風機15を配置し、送風機15の吸い
込み口68をコンデンサー67の内部から取る。しかし
て、前記排出用筒部材14の任意の中間部には、送風切
替え装置70を設け、送風切替え装置70にはエアーホ
ース71の基部を接続する。72はエアーホース71を
巻き取るホースリールである。
【0017】(作用)次に前記構成に基づく作用を述べ
る。機体を前進させ、分草体により穀稈を分草し、分草
した穀稈をリールで掻込み刈刃により刈取り、刈取った
穀稈を脱穀装置2へ供給して脱穀して風選し、一番物は
一番コンベアにより取出され、穀物供給用揚穀装置10
により脱穀装置2の側部に設けたグレンタンク3に貯留
する。グレンタンク3の排出部12には、圧縮空気を送
風する送風機15を接続した排出用筒部材14の中間部
を接続し、排出部12の搬送下手側の排出用筒部材14
に設けた穀物排出口16が縦軸旋回および上下するよう
に構成した穀粒排出装置13を設けているから、グレン
タンク3内に穀物が一杯になると、機体を圃場近傍に待
機させたトラックの近傍にまで走行させ、穀物排出口1
6を前記トラックのタンク上方に位置させる。この場
合、穀物排出口16は上下および旋回自在であるから、
トラックのタンクとの位置合わせを容易にする。また、
穀物排出口16は上下および旋回自在であるから、トラ
ックのタンクに一々係止する必要がなく、排出作業を容
易にする。
【0018】この状態で送風機15を作動させると、グ
レンタンク3内の穀粒は漏斗部11から排出部12を通
って排出用筒部材14の中間部に入り、送風機15から
の圧搾空気により搬送された穀物が穀物排出口16より
トラックに設けたタンクに排出される。この場合、グレ
ンタンク3内の穀粒は排出部12より排出用筒部材14
の中間部に流入するが、排出部12は漏斗部11の下部
に略定量ずつ排出する排出繰出機構32を有して構成し
ているから、ドラム33の上部開口部43から穀粒は各
回転翼35の間の流入室36に入り、回転する回転翼3
5によりドラム33の下方まで送られて落下する。即
ち、穀粒は、送風機15からの送風と合流して搬送され
るが、合流は略定量ずつ落下して行われるから、各穀粒
に当たる風圧が略一定となって、合流および空気搬送が
円滑になる。落下量がばらばらだと、量が多いときは穀
粒が詰まりやすく、量が少ないときは排出部12内の渦
流にはまって滞留することもあるが、これを防止する。
【0019】しかして、排出部12はフィーダ37を有
しているから、落下した穀粒はフィーダ37に入る搬送
風と合流して中間筒部21内に入り、そのまま高圧空気
により穀物排出口16まで搬送されて排出される。即
ち、フィーダ37は落下流路の上手側を高く下手側を低
く形成しているから、穀粒は上手側から下手側に向かっ
て斜めに落下しつつ搬送風と合流することになり、合流
および空気搬送が円滑になる。しかして、前記排出用モ
ータ38はインバーターモータ等の可変速モータにより
回転変更可能に構成しているから、回転変更することに
よりフィーダ37への落下量を変更でき、穀粒の種類や
性状によって最適な状態で、効率よく排出させる。即
ち、単に回転翼35の回転数を上げても所定回転数を越
えると、流入室36の実質開口時間が短くなって、充分
な量の穀粒が落下する以前に回転移動してしまうので、
流入量は却って減少するから、穀粒の種類や性状によっ
て、回転翼35の回転数を変更することにより、詰まり
を防止しつつ落下効率を向上させる。
【0020】また、排出繰出機構32の上部開口部43
には、上部開口部43の開口面積を大小に調節しうる落
下量調節体44を設けているから、回転翼35の回転数
のみならず、上部開口部43の開口面積を調節すること
により、一層、穀粒の種類や性状によって最適な状態
で、効率よく排出させる。前記の場合、前記排出用モー
タ38の回転は制御部46により横排出筒部28の傾斜
角度に応じて自動的に変更する構成でも良く、横排出筒
部28の傾斜が急のときは遅く回転させて繰出量を減少
させて詰まるのを防止し、傾斜が緩いときは早く回転さ
せると効率良く排出させられ、好適である。また、同様
に、落下量調節体44は、アクチュエータ45を制御部
46により自動開閉調節自在に構成し、横排出筒部28
の傾斜角度により自動的に広狭に調節するから、前記横
排出筒部28の傾斜が急のときは狭く開口させて穀粒の
落下量を少なくして詰まるのを防止し、傾斜が緩いとき
は広く開口させて効率良く排出させる。なお、排出用モ
ータ38の回転および落下量調節体44の開口面積は、
夫々関連させて自動調節しても良い。
【0021】しかして、前記送風機15と前記排出繰出
機構32(排出用モータ38)とは、略同じタイミング
あるいは少し早く送風機15の駆動を入りにするから、
送風機15からの送風が遅れている状態で穀粒が落下
(合流)するのを防止できて、詰まるのを防止する。ま
た、送風機15が停止状態では、前記排出繰出機構32
(排出用モータ38)を作動させない(排出用モータ3
8に通電しない)から、初期操作における誤操作によっ
て、穀粒が詰まるのを防止する。即ち、送風機15が作
動して排出部12のフィーダ37内に充分穀粒を搬送し
うるように空気が流れている状態で、穀粒を落下させる
から、詰まりを防止する。この場合、送風機15を作動
させるタイミング以外に、エンジンが定格回転していな
いときでは、送風圧力が充分でないことも考えられる
が、排出用モータ38のスイッチ45を入りにすると、
自動的に所定回転数までエンジン回転を上昇させるか
ら、送風機15の送風圧力を確保し、詰まりを防止す
る。
【0022】即ち、刈取り作業終了後排出位置までの移
動走行では、エンジンを定格回転以下で走行すると、騒
音を軽減できるが、このまま、排出作業を開始すると、
送風圧力が不足する場合があるが、排出作業する旨を何
れかの手段により検知して自動的に所定回転数までエン
ジン回転を上昇させて、送風機15の送風圧力を確保す
る。したがって、詰まりを防止するだけでなく、誤操作
を防止し、操作性を向上させる。また、排出用モータ3
8の停止は、任意であるが、送風機15は排出用モータ
38の停止後も送風を所定時間続行させると、排出用筒
部材14内の穀粒が詰まるのを防止でき、また、排出用
筒部材14内の塵埃等の異物も排出させるので、次ぎの
作業時の穀粒が汚染されるのを防止する。しかして、排
出用筒部材14は、その材質は任意であるが、少なくと
も、縦回転筒25の上端開口部から突出する縦排出筒部
27と横排出筒部28のうち支持横フレーム29の基部
に係止した係止部分との間は変形可能な可撓性部材によ
り形成しているから、縦排出筒部27に対して横排出筒
部28を旋回させるとき変形して、穀粒が詰まることな
く旋回でき、位置合わせを容易にする。
【0023】本実施例では、機体をトラックの近傍に走
行させると、旋回用駆動源26により下部メタル24に
対して縦回転筒25を回転させて横排出筒部28を縦回
転筒25中心に旋回させ、横排出筒部28の穀物排出口
16を前記トラックのタンク上方に位置させ、この状態
で送風機15を作動させ、グレンタンク3内の穀粒は漏
斗部11から排出部12を通って排出用筒部材14の中
間筒部21に入り、送風機15からの圧搾空気により中
間筒部21を通って前記縦回転筒25内の縦排出筒部2
7を上昇して横排出筒部28内に入り、横排出筒部28
を通って穀物排出口16よりトラックに設けたタンクに
排出する。しかして、前記排出用筒部材14は、送風機
15に接続した基部側筒部17を前記縦回転筒25の外
側(反脱穀装置2側、既刈地側)を排出部12に向けて
伸ばし、排出部12を過ぎた所定位置にて縦回転筒25
に向けて折り返す折り返し部20より排出部12の前側
に接続し、該排出部12の縦回転筒25側に前記中間筒
部21の始端を接続し、中間筒部21の終端は前記縦回
転筒25に向かって伸ばしているから、縦回転筒25側
にある送風機15からの送風を折り返し部20により縦
回転筒25に向けて排出部12に送風して穀粒を搬送で
きる。
【0024】即ち、基部側筒部17は、縦排出筒部27
よりも外側を通して配置しているから、前記折り返し部
20に至るまで平面視直線状にして、圧力損失を軽減し
ている。また、排出部12(排出繰出機構32)は、グ
レンタンク3の前後中間あるいは前後中間より前側に位
置させているから、側面視中間筒部21から縦回転筒2
5への屈曲部の所謂アール(円弧状の屈曲部の半径)を
大きくし、排出用筒部材14内を穀粒は円滑に移動し、
搬送が円滑、確実になる。また、グレンタンク3の下部
のカバー後板18には挿入孔19を設けているから、基
部側筒部17は挿入孔19よりグレンタンク3の下方に
挿入することができ、取付が容易となる。しかして、前
記グレンタンク3は前記下部縦軸23および上部縦軸を
中心に機体側に対して側方に回動するように構成してい
るから、グレンタンク3をオープンして、伝動機構等を
開放し、メンテナンス作業を容易にしている。
【0025】この場合、前記下部縦軸23および上部縦
軸は、送風機15を設けた側に設け、グレンタンク3の
回動端側に前記折り返し部20が位置する配置となるか
ら、グレンタンク3をオープンさせるとき、排出用筒部
材14を着脱する必要がなく、オープン作業を容易にす
る。そして、後側にある送風機15に接続した基部側筒
部17は縦回転筒25の外側(反脱穀装置2側、既刈地
側)を排出部12に向けて伸ばして折り返し部20より
折り返すから、グレンタンク3のオープン機構を採用を
前提として、合理的な配置となって、送風機15からグ
レンタンク3の排出部12までの基部側筒部17の長さ
を短くし、空気の圧力損失を減少させる。この場合、排
出用筒部材14の基部側筒部17および中間筒部21
は、伸縮自在で変形自在に構成しているから、グレンタ
ンク3のオープンに際して、着脱することがなく、オー
プン作業を容易にして、好適である。
【0026】しかして、排出部12の排出繰出機構32
は、ドラム33をグレンタンク3の漏斗部11の下部に
着脱自在に取付け、ドラム33の下部にフィーダ37の
上部を着脱自在に取付けて構成しているから、ドラム3
3およびフィーダ37の分解を容易にし、排出部12の
メンテナンスを容易にできる。この場合、グレンタンク
3は下部縦軸23および上部縦軸を中心に機体側に対し
て側方に回動するように構成しているから、グレンタン
ク3をオープンさせると、排出部12のメンテナンスを
一層容易にする。即ち、排出繰出機構32はグレンタン
ク3の漏斗部11に取付けているので、グレンタンク3
と共にオープンし、メンテナンスを容易にする。また、
回転翼35を作動させる排出用モータ38は、排出部1
2を基準にグレンタンク3の回動中心から離れた回動端
側に設けているから、グレンタンク3をオープンさせた
とき、ドラム33が邪魔にならずに排出用モータ38を
露出させ、一層、メンテナンスを容易にでき、好適であ
る。
【0027】また、排出繰出機構32のドラム33は、
回転翼35の軸心方向の側板(フランジ)を着脱自在に
構成すると、側板を外せてドラム33内のメンテナンス
を容易にする。また、回転翼35も外せるので、一層、
メンテナンスを容易にする。しかして、グレンタンク3
の下部のカバー後板18とカバー前板50は、夫々前後
方向の連結部材51により連結しているから、グレンタ
ンク3の剛性を向上させ、振動を減少させる。連結部材
51は軸または筒部材により形成し、連結部材51は排
出部12の外側下方位置に設けているから、連結部材5
1に固定側係合部材54を設け、固定側係合部材54に
着脱自在に設けた側部カバー52の移動側係合部材53
を係合させる。したがって、連結部材51は側部カバー
52の固定装置の支持部材として兼用する。
【0028】しかして、送風機15の側部には縦板状の
後側部カバー55を、その前側部分縦軸心の取付軸56
によりグレンタンク3の後板57に回動自在に取付け、
後側部カバー55の後部の縦軸回動する係合体58の回
動方向は平面視後方回動させると離脱するように設けて
いるから、グレンタンク3を回動させるとき、係合体5
8の解除操作を忘れても、グレンタンク3を回動させる
と離脱する。したがって、後側部カバー55の破損を防
止する。この場合、前記取付軸56は平面視前記グレン
タンク3の回動中心である前記下部縦軸23の略側方の
外側に位置させると、グレンタンク3の回動中心に対し
て略直線状に移動し、その結果、後側部カバー55も後
側に向かって直線状に移動することになって、係合軸5
9からの係合体58の離脱を一層容易にする。しかし
て、送風機15の取付フレーム取付フレーム60の後側
には左右方向の後部枠61を設け、後部枠61の機体進
行方向右側には支持部材62を設け、支持部材62には
後部カバー63の右端側を取付軸64により回動自在に
取付け、後部カバー63は後側部カバー55とは互いに
無関係に独立して開閉操作可能であるから、メンテナン
スを容易にする。
【0029】即ち、後側部カバー55の後部は平面視逆
L型形状に左側に屈曲させ、後部カバー63の右端を後
側部カバー55より左側に位置させているから、送風機
15を隠すと共に、後側部カバー55の後方移動に後部
カバー63が干渉しないので、後側部カバー55を独立
して開閉可能となる。また、後部カバー63の右端側を
取付軸64により回動自在に取付けているから、後部カ
バー63が回動するとき、取付軸64より後側部カバー
55側に突き出る長さを最小限にして、後側部カバー5
5との干渉を避けて後部カバー63の独立開閉操作を可
能にする。しかして、前記縦回転筒25の後部内側にエ
アコンのコンデンサー67を設け、該コンデンサー67
の近傍には送風機15を配置し、送風機15の吸い込み
口68をコンデンサー67の内部から取っているから、
送風機15はコンデンサー67により清浄された空気を
吸引するので、詰まるのを防止し、また、穀粒が汚染さ
れるのを防止する。しかして、前記排出用筒部材14の
任意の中間部には、送風切替え装置70を設け、送風切
替え装置70にはエアーホース71の基部を接続してい
るから、別途ブロワーを設けることなく、清掃作業等を
容易に行える。
【0030】
【効果】本発明は、走行装置7の左右一側上方位置に脱
穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫
々設け、該グレンタンク3の穀粒を排出する排出部12
の前側には、該排出部12より後側に設けた送風機15
に接続した排出用筒部材14の基部側筒部17を、前記
排出部12より一旦前方に伸ばして所定位置にて後側に
向けて折り返して接続し、前記排出部12の後側には、
前記排出用筒部材14の穀物排出口16を有する横排出
筒部28の始端に接続した縦排出筒部27の始端に接続
する中間筒部21の始端部を接続し、該中間筒部21の
始端部は前記グレンタンク3の前後中間位置よりも前側
に位置させたコンバインの排出装置としたものであるか
ら、中間筒部21から縦排出筒部27への円弧状の屈曲
部の半径を大きくし、排出用筒部材14内を穀粒は円滑
に移動し、搬送が円滑、確実にする。本発明は、前記排
出部12は、ドラム33に横回転軸34により回転する
回転翼35を設けた排出繰出機構32により構成し、前
記ドラム33は、前記横回転軸34がグレンタンク3の
漏斗部11の下部開口部40に対して前側にずらせて設
けたコンバインの排出装置としたものであるから、中間
筒部21から縦排出筒部27への円弧状の屈曲部の半径
を大きくし、排出用筒部材14内を穀粒は円滑に移動
し、搬送が円滑、確実にする。本発明は、前記基部側筒
部17は、前記縦排出筒部27の反脱穀装置2側に配置
したコンバインの排出装置としたものであるから、基部
側筒部17の送風の圧力損失を減小させる。本発明は、
走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装置2を、左右他
側上方位置にグレンタンク3とを夫々設け、該グレンタ
ンク3の穀粒を排出する排出部12の前側には、該排出
部12より後側に設けた送風機15に接続した排出用筒
部材14の基部側筒部17を、前記排出部12より一旦
前方に伸ばして所定位置にて後側に向けて折り返して接
続し、前記排出部12の後側には、前記排出用筒部材1
4の穀物排出口16を有する横排出筒部28の始端に接
続した縦排出筒部27の始端に接続する中間筒部21の
始端部を接続し、前記グレンタンク3の下部のカバー後
板18とカバー前板50は夫々前後方向の連結部材51
により連結し、該連結部材51には、前記排出部12の
外側に着脱自在に設けた側部カバー52の移動側係合部
材53が係合する固定側係合部材54を設けたコンバイ
ンの排出装置としたものであるから、連結部材51によ
りグレンタンク3の剛性を向上させ、振動を減少させ、
連結部材51は側部カバー52の固定装置の支持部材と
して兼用する。本発明は、走行装置7の左右一側上方位
置に脱穀装置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3
とを夫々設け、該グレンタンク3の穀粒を排出する排出
部12の前側には、該排出部12より後側に設けた送風
機15に接続した排出用筒部材14の基部側筒部17
を、前記排出部12より一旦前方に伸ばして所定位置に
て後側に向けて折り返して接続し、前記排出部12の後
側には、前記排出用筒部材14の穀物排出口16を有す
る横排出筒部28の始端に接続した縦排出筒部27の始
端に接続する中間筒部21の始端部を接続し、前記送風
機15の側部には縦板状の後側部カバー55を、送風機
15の後側には後部カバー63を夫々設け、後側部カバ
ー55と後部カバー63は互いに独立して開閉操作可能
に構成したコンバインの排出装置としたものであるか
ら、メンテナンスを容易にする。本発明は、前記後側部
カバー55は、その前側部分を縦軸心の取付軸56によ
りグレンタンク3の後面側に回動自在に、かつ、平面視
前記グレンタンク3の回動中心である下部縦軸23の略
側方の外側に配置してグレンタンク3の回動中心に対し
て略直線状に後動するように構成し、前記後部カバー6
3はその右端を後側部カバー55の後端より左側に位置
させて後側部カバー55の後方移動に干渉しないように
すると共に、後部カバー63の右端側を後側部カバー5
5と干渉せずに独立回動可能に取付けたコンバインの排
出装置としたものであるから、独立回動可能構成を簡単
に構成できる。本発明は、前記縦排出筒部27の後部内
側にエアコンのコンデンサー67を設け、該コンデンサ
ー67の近傍に送風機15を配置し、該送風機15の吸
い込み口68はコンデンサー67の内部に接続したコン
バインの排出装置としたものであるから、詰まるのを防
止し、また、穀粒が汚染されるのを防止する。本発明
は、前記排出部12により穀粒を排出する旨を検知し、
エンジンが所定回転以下のとき、自動的に所定回転数ま
でエンジン回転を上昇させるコンバインの排出装置とし
たものであるから、送風機15の送風圧力を確保し、詰
まりを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの側面図。
【図2】 同一部平面図。
【図3】 グレンタンク部分の側面図。
【図4】 グレンタンク部分の背面図。
【図5】 グレンタンクの排出部の側面図。
【図6】 ブロック図。
【図7】 送風機周辺の平面図。
【図8】 送風機とコンデンサーとの接続状態の斜視
図。
【図9】 送風機とコンデンサーの平面図。
【符号の説明】 1…機体フレーム、2…脱穀装置、3…グレンタンク、
7…走行装置、8…刈取部、10…穀物供給用揚穀装
置、11…漏斗部、12…排出部、13…穀粒排出装
置、14…排出用筒部材、15…送風機、16…穀物排
出口、18…カバー後板、19…挿入孔、20…折り返
し部、21…中間筒部、22…接続筒、23…下部縦
軸、24…下部メタル、25…縦回転筒、26…旋回用
駆動源、27…縦排出筒部、28…横排出筒部、29…
支持横フレーム、30…取付部材、31…上下用駆動
源、32…排出繰出機構、33…ドラム、34…横回転
軸、35…回転翼、36…流入室、37…フィーダ、3
8…排出用モータ、39…チエン、40…下部開口部、
41…下部屈曲部、43…上部開口部、44…落下量調
節体、45…スイッチ、46…制御部、47…回転セン
サ、50…カバー前板、51…連結部材、52…側部カ
バー、53…移動側係合部材、54…固定側係合部材、
55…後側部カバー、56…取付軸、57…後板、58
…係合体、59…係合軸、60…取付フレーム、61…
後部枠、62…支持部材、63…後部カバー、64…取
付軸、65…係合体、66…係合軸、67…コンデンサ
ー、68…吸い込み口。
フロントページの続き Fターム(参考) 2B396 JA04 JC06 KE03 KE04 KE06 LA13 LC15 LE16 LR02 LR07 LR13 MA07 MC02 MC07 MC13 ME04 MG05 MG09 MG34 MJ20 ML06 QA02 QE25 RA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装
    置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設
    け、該グレンタンク3の穀粒を排出する排出部12の前
    側には、該排出部12より後側に設けた送風機15に接
    続した排出用筒部材14の基部側筒部17を、前記排出
    部12より一旦前方に伸ばして所定位置にて後側に向け
    て折り返して接続し、前記排出部12の後側には、前記
    排出用筒部材14の穀物排出口16を有する横排出筒部
    28の始端に接続した縦排出筒部27の始端に接続する
    中間筒部21の始端部を接続し、該中間筒部21の始端
    部は前記グレンタンク3の前後中間位置よりも前側に位
    置させたコンバインの排出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記排出部12は、
    ドラム33に横回転軸34により回転する回転翼35を
    設けた排出繰出機構32により構成し、前記ドラム33
    は、前記横回転軸34がグレンタンク3の漏斗部11の
    下部開口部40に対して前側にずらせて設けたコンバイ
    ンの排出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    基部側筒部17は、前記縦排出筒部27の反脱穀装置2
    側に配置したコンバインの排出装置。
  4. 【請求項4】 走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装
    置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設
    け、該グレンタンク3の穀粒を排出する排出部12の前
    側には、該排出部12より後側に設けた送風機15に接
    続した排出用筒部材14の基部側筒部17を、前記排出
    部12より一旦前方に伸ばして所定位置にて後側に向け
    て折り返して接続し、前記排出部12の後側には、前記
    排出用筒部材14の穀物排出口16を有する横排出筒部
    28の始端に接続した縦排出筒部27の始端に接続する
    中間筒部21の始端部を接続し、前記グレンタンク3の
    下部のカバー後板18とカバー前板50は夫々前後方向
    の連結部材51により連結し、該連結部材51には、前
    記排出部12の外側に着脱自在に設けた側部カバー52
    の移動側係合部材53が係合する固定側係合部材54を
    設けたコンバインの排出装置。
  5. 【請求項5】 走行装置7の左右一側上方位置に脱穀装
    置2を、左右他側上方位置にグレンタンク3とを夫々設
    け、該グレンタンク3の穀粒を排出する排出部12の前
    側には、該排出部12より後側に設けた送風機15に接
    続した排出用筒部材14の基部側筒部17を、前記排出
    部12より一旦前方に伸ばして所定位置にて後側に向け
    て折り返して接続し、前記排出部12の後側には、前記
    排出用筒部材14の穀物排出口16を有する横排出筒部
    28の始端に接続した縦排出筒部27の始端に接続する
    中間筒部21の始端部を接続し、前記送風機15の側部
    には縦板状の後側部カバー55を、送風機15の後側に
    は後部カバー63を夫々設け、後側部カバー55と後部
    カバー63は互いに独立して開閉操作可能に構成したコ
    ンバインの排出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記後側部カバー5
    5は、その前側部分を縦軸心の取付軸56によりグレン
    タンク3の後面側に回動自在に、かつ、平面視前記グレ
    ンタンク3の回動中心である下部縦軸23の略側方の外
    側に配置してグレンタンク3の回動中心に対して略直線
    状に後動するように構成し、前記後部カバー63はその
    右端を後側部カバー55の後端より左側に位置させて後
    側部カバー55の後方移動に干渉しないようにすると共
    に、後部カバー63の右端側を後側部カバー55と干渉
    せずに独立回動可能に取付けたコンバインの排出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2または請求項3
    または請求項4または請求項5または請求項6におい
    て、前記縦排出筒部27の後部内側にエアコンのコンデ
    ンサー67を設け、該コンデンサー67の近傍に送風機
    15を配置し、該送風機15の吸い込み口68はコンデ
    ンサー67の内部に接続したコンバインの排出装置。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項2または請求項3
    または請求項4または請求項5または請求項6または請
    求項7において、前記排出部12により穀粒を排出する
    旨を検知し、エンジンが所定回転以下のとき、自動的に
    所定回転数までエンジン回転を上昇させるコンバインの
    排出装置。
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