JP2001346081A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JP2001346081A
JP2001346081A JP2000162777A JP2000162777A JP2001346081A JP 2001346081 A JP2001346081 A JP 2001346081A JP 2000162777 A JP2000162777 A JP 2000162777A JP 2000162777 A JP2000162777 A JP 2000162777A JP 2001346081 A JP2001346081 A JP 2001346081A
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Akira Hirai
晃 平井
Chisato Yoshida
千里 吉田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラの撮影光学系の光軸が鉛直方
向とほぼ平行となった場合に画像情報の天地方向を適切
に補正して記録メディアに記録したり、表示装置で表示
させたりすることが可能なデジタルカメラを提供する。 【解決手段】 図4(A)には、デジタルカメラ100
の光軸Lが鉛直方向と直交した状態が示されている。図
4(B)には、デジタルカメラ100の光軸Lが鉛直方
向と平行で撮像光学系が鉛直方向上向きにある状態が示
されている。図4(C)には、デジタルカメラ100の
光軸Lが鉛直方向と平行で撮像光学系が鉛直方向下向き
にある状態が示されている。デジタルカメラ100の垂
直方向重力センサは、それぞれデジタルカメラ100の
撮影光学系の光軸Lの向きが鉛直方向と直交する方向、
鉛直方向上向き、鉛直方向下向きであることを検出し
て、その検出結果をデジタルカメラ100のCPUに入
力するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの普及に
より、画像記録装置として、画像をデジタル化し、記録
するデジタルカメラの需要が高まっている。一般的なデ
ジタルカメラは、被写体の映像をCCD(Charge
Coupled Device)といわれる撮像素子
で取り込み、撮像素子で電気信号(画像信号)に変換
し、次いでアナログ/デジタル変換と所定のデジタル信
号処理を施して、処理後の信号を記録メディアに記録し
ておき、すぐその場でLCD等の画像表示装置に画像を
表示することで、撮影した画像を確認することができる
ようになっている。
【0003】ところで、デジタルカメラで記録する画像
は長手方向と短手方向を有する矩形状を呈している。そ
して、撮影時におけるデジタルカメラの姿勢は、次の2
種類をとることが多い。すなわち、第1の姿勢はデジタ
ルカメラの撮影光学系が鉛直方向とほぼ直交した状態で
上記画像の長手方向が水平方向と平行に、かつ、短手方
向が天地方向(鉛直方向)と平行になる姿勢である。第
2の姿勢は、第1の姿勢を基準として、デジタルカメラ
を撮影光学系の光軸回りにほぼ90度時計方向および反
時計方向の何れかに回転させた姿勢であり、画像の長手
方向が天地方向と平行に、短手方向が水平方向と平行に
なる姿勢である。
【0004】この場合、記録メディアに記録される画
像、すなわち画像情報は、第1の姿勢で撮影した画像情
報を基準とすると、第2の姿勢で撮影した画像は、その
天地方向が90度時計方向か反時計方向に回転した状態
で記録されることになる。このため、記録メディアに記
録されている画像情報を矩形状の表示画面を有する表示
装置で再生した場合、第1の姿勢で撮影した画像は正し
い状態で表示されるが、第2の姿勢で撮影した画像は9
0度時計方向か反時計方向に回転した画像となってしま
う。このような問題を解消するために、撮影光学系を構
成する撮影レンズの光軸が鉛直方向に対して直交した状
態でデジタルカメラが上記光軸回りに時計方向および反
時計方向のいずれかに90度回転したことを検出する検
出手段を設け、その検出結果に基づいて記録メディアに
記録する画像情報の天地方向を補正するように構成され
たデジタルカメラが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように撮影光学
系の光軸回りの回転角度に応じて記録メディアに記録す
る画像情報の天地方向を補正するように構成されたデジ
タルカメラにおいては、は次のような問題が想定され
る。すなわち、撮影光学系の光軸が鉛直方向と直交せ
ず、鉛直方向と平行な姿勢をとった場合、記録メディア
に記録する画像情報の天地方向の補正をどのように行な
うかが考慮されていない。また、上記検出手段は、撮影
光学系の光軸が鉛直方向と直交した状態でのデジタルカ
メラの回転角度の検出はできるものの、撮影光学系の光
軸が鉛直方向と平行な状態になったことを検出する機能
は有していない。そのため、画像情報の天地方向を適切
に補正して記録したり、表示させたりすることが難し
い。本発明は、このような従来技術の課題を解決しよう
とするものであり、その目的とするところは、デジタル
カメラの撮影光学系の光軸が鉛直方向とほぼ平行となっ
た場合においても画像情報の天地方向を適切に補正して
記録メディアに記録したり、表示装置で表示させたりす
ることが可能なデジタルカメラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、筐体と、前記筐体に設けられた撮影光学系
と、前記筐体に設けられ前記撮影光学系から導かれた光
に応じて画像信号を出力する撮像素子と、記憶手段と、
前記撮像素子から出力された画像信号を画像情報として
前記記憶手段に記録する画像処理手段と、前記撮影光学
系の光軸が鉛直方向とほぼ直交した状態における前記筐
体の前記光軸回りの角度位置を検出する第1検出手段と
を備え、前記画像処理手段は、前記第1検出手段によっ
て角度位置が検出されたときに、前記角度位置に基づい
て決定した天地方向で前記画像情報を前記記憶手段へ記
録する第1画像記録処理を実行するデジタルカメラにお
いて、前記撮影光学系の光軸が鉛直方向とほぼ平行をな
す状態で前記撮影光学系の向きが鉛直方向上向きか鉛直
方向下向きかを検出する第2検出手段を設け、前記画像
処理手段は、前記第2検出手段によって前記撮影光学系
の向きが前記鉛直方向上向きまたは鉛直方向下向きであ
ると検出されたときには、前記第1画像記録処理を実行
することなく、前記画像情報の天地方向を所定方向に決
定して前記記憶手段に記録する第2画像記録処理を実行
することを特徴とする。そのため、本発明によれば、撮
影光学系の向きが鉛直方向上向きまたは鉛直方向下向き
である場合には、第1検出手段の検出結果によらず、所
定方向に決定された天地方向で画像情報を記録手段に記
録する。このため、画像情報を適切な天地方向で記録手
段に記録し、また、記録手段から読み出した画像情報の
天地方向を適切に設定して表示することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は第1の実施の形態にお
けるデジタルカメラの外観図であり、図1(A)はデジ
タルカメラの正面図、図1(B)はデジタルカメラの側
面図、図3(C)はデジタルカメラの背面図である。図
2は第1の実施の形態におけるデジタルカメラの構成を
示すブロック図、図3は第1の実施の形態におけるデジ
タルカメラを撮影光学系の光軸回りに回転させて撮影す
る状態を示す説明図であり、図3(A)はデジタルカメ
ラの液晶表示器の長手方向が水平方向と平行をなし、短
手方向が天地方向と平行をなすように位置決めされた状
態を示す説明図、図3(B)はデジタルカメラが光軸を
中心にして時計方向に90度回転された状態を示す説明
図、図3(C)はデジタルカメラが光軸を中心にして反
時計方向に90度回転された状態を示す説明図である。
図4は第1の実施の形態におけるデジタルカメラを撮影
光学系の光軸と鉛直方向とが形成する角度を変えた状態
を説明する説明図であり、図4(A)は撮影光学系の光
軸が鉛直方向と直交した状態を示す説明図、図4(B)
は撮影光学系の光軸が鉛直方向と平行であり、撮影光学
系が鉛直方向上向きである状態を示す説明図、図4
(C)は撮影光学系の光軸が鉛直方向と平行であり、撮
影光学系が鉛直方向下向きにである状態を示す説明図で
ある。図5は第1の実施の形態におけるデジタルカメラ
の液晶表示器の表示画面を示す説明図、図6は第1の実
施の形態におけるデジタルカメラの動作フローチャート
である。
【0008】まず、図1を参照してデジタルカメラ10
0の構成を説明する。デジタルカメラ100は、筐体1
10、鏡筒120、液晶表示器(LCD)10(特許請
求の範囲の表示手段に相当)、操作スイッチ11、ファ
インダー部130、シャッタスイッチ140などを備え
ている。筐体110は、矩形状の底壁110A、底壁1
10Aの四辺から立ち上げられた前壁110B、後壁1
10C、左壁110D、右壁110E、これらの上部を
接続する上壁110Fから構成されている。鏡筒120
は、筐体110の前壁110Bに設けられている。液晶
表示器10は、筐体110の後壁110Cに設けられて
いる。操作スイッチ11とファインダー部130は、筐
体110の上壁110Fに設けられている。液晶表示器
10は、矩形状を呈し、上辺10A、下辺10B、左辺
10C、右辺10Dで囲まれた表示面10Eを有してい
る。鏡筒120には撮影光学系122の一部を構成する
撮影レンズ設けられており、符号Lは撮影光学系122
の光軸である。ファインダー部130は、撮影光学系1
22から導かれた被写体像を視認できるように構成され
ている。
【0009】次に、図2を参照してデジタルカメラ10
0の内部構成を説明する。デジタルカメラ100は、C
CD1(特許請求範囲の撮像素子に相当)、A/D変換
器2、信号処理回路3、メモリ4、CPU5、水平方向
重力センサ6(特許請求の範囲の第1検出手段に相
当)、鉛直方向重力センサ7(特許請求の範囲の第2検
出手段に相当)、記録再生部8、記録メディア9(特許
請求の範囲の記憶手段に相当)、LCD10、操作ボタ
ン11などを備えて構成されている。CCD1は、撮像
光学系122から導かれた光に応じて画像信号を出力す
るように構成されている。A/D変換器2は、CCD1
から入力された画像信号をアナログからデジタルに変換
するように構成されている。信号処理回路3は、A/D
変換器2から入力された画像信号をCPU5からの制御
に基づいて画像信号を画像情報としてメモリ4にいった
ん格納する。この際、メモリ4は画像情報に対する処理
を行なうための作業エリアとして使用される。A/D変
換器2、信号処理回路3、メモリ4、CPU5、記録再
生部8によって特許請求の範囲の画像処理手段が構成さ
れている。
【0010】水平方向重力センサ6は、撮影光学系12
2の光軸Lが鉛直方向と直交した状態における筐体11
0の光軸L回りの角度位置を検出するように構成されて
いる。図3を参照して説明する。図中符号Xは被写体を
示している。図3(A)では、デジタルカメラ100の
筐体110は基準位置にある。すなわち、液晶表示器1
0の長手方向が水平方向と平行をなし、短手方向が天地
方向と平行をなすように位置決めされている。図3
(B)では、デジタルカメラ100の筐体110が光軸
Lを中心にして時計方向に90度回転されている。図3
(C)では、デジタルカメラ100の筐体110が光軸
Lを中心にして反時計方向に90度回転されている。水
平方向重力センサ6は、デジタルカメラ100の光軸L
が鉛直方向と直交した状態で検出動作を行なうように構
成され、、そうでない場合には検出動作を行なわないも
のである。水平方向重力センサ6は、デジタルカメラ1
00の光軸Lが鉛直方向と直交した状態、すなわち、図
3(A)乃至図3(C)の各状態でそれぞれデジタルカ
メラ100の筐体110の光軸L回りの角度位置を検出
して、その検出結果をCPU5に入力するようになって
いる。
【0011】鉛直方向重力センサ7は、撮影光学系12
2の光軸Lが鉛直方向と平行な状態において撮影光学系
122が鉛直方向上向きか、鉛直方向下向きかを検出す
るように構成されている。図4を参照して説明する。デ
ジタルカメラ100は、地面Gの上に設置された三脚2
00の雲台210に取着され、撮影光学系122の向き
を任意の方向に向けた状態で保持されるようになってい
る。図4(A)には、デジタルカメラ100の光軸Lが
鉛直方向と直交した状態が示されている。図4(B)に
は、デジタルカメラ100の光軸Lが鉛直方向と平行で
撮像光学系が鉛直方向上向きにある状態が示されてい
る。図4(C)には、デジタルカメラ100の光軸Lが
鉛直方向と平行で撮像光学系が鉛直方向下向きにある状
態が示されている。鉛直方向重力センサ7は、図4
(A)乃至図4(C)の状態でそれぞれデジタルカメラ
100の撮影光学系122の光軸Lの向きが鉛直方向と
直交する方向、鉛直方向上向き、鉛直方向下向きである
ことを検出して、その検出結果をCPU5に入力するよ
うに構成されている。
【0012】図2に戻って説明を続ける。記録再生部8
は、メモリ4にいったん記録された画像情報をCPU5
を介して入力し、その画像情報を液晶表示器10に表示
させるととともに、記録メディア9に記録する機能と、
画像情報を外部の表示装置に入力するためのテレビ出力
信号として出力する機能とを有するものである。記録再
生部8は、CPU5から入力される天地方向に基づいて
画像情報の液晶表示器10による表示と、記録メディア
9への記録と、テレビ出力信号の出力とを行なう。
【0013】記録メディア9は画像情報を記録するもの
である。液晶表示器10は、記録再生部8から入力され
る画像情報を再生するとともに、CPU5から記録再生
部8を介して入力される情報に基づいて後述する矢印や
メッセージを表示するように構成されている。操作ボタ
ン11は、それが操作されることによって操作信号をC
PU5に入力するものであり、例えば上下左右4つの方
向を選択して指定する操作を行なうことによって各方向
に対応する操作信号をCPU5に入力するように構成さ
れている。シャッタスイッチ140は、それが操作され
ることでCPU5にシャッタ信号を入力するものであ
る。このシャッタ信号を入力したCPU5は、メモリ4
から出力された画像情報を信号処理回路3とCPU5を
介して記録再生部8により記録メディア9に書き込むよ
うになっている。
【0014】ここで、天地方向について説明しておく。
通常、画像情報を再生する表示装置は矩形状を呈してお
り、表示画面の上辺が上側(天側)、下辺が下側(地
側)となる。前述したように、デジタルカメラ100で
撮影して生成された画像情報を上記表示装置で再生する
際には、矩形状の画像情報の4つの辺のうちのどの辺を
上側にしてどの辺を下側にするかを特定する必要があ
る。この矩形状の画像情報の上下方向の位置関係を決定
するのが天地方向である。撮影光学系の光軸が鉛直方向
と直交した状態で撮影された画像情報の場合には、当
然、鉛直方向下向きが下側(地側)、鉛直方向上向きが
上側(天側)となる。また、撮影光学系の光軸が鉛直方
向と平行な状態で撮影された画像情報の場合には、被写
体像とデジタルカメラ100の位置関係に応じて天地方
向を矩形状の画像情報の4つの辺の何れを上側にして何
れを下側にするかを4種類のうちから1つ選択して設定
する必要がある。本実施の形態のデジタルカメラ100
では、上記天地方向を水平方向重力センサ6と鉛直方向
重力センサ7の検出結果に応じて適切に選択できるよう
に構成されている。
【0015】図6のフローチャートを参照してデジタル
カメラ100の動作について説明する。デジタルカメラ
100のシャッタスイッチ140が押下されると制御が
開始される。CPU5は、水平方向重力センサ6の検出
結果に応じて、撮影光学系122の光軸Lが鉛直方向と
直交しているか、すなわち光軸Lが地面Gに対して水平
か否かを判定する(ステップS10)。前述したよう
に、水平方向重力センサ6はデジタルカメラ100の光
軸Lが鉛直方向と直交した状態で検出動作を実行するた
め、水平方向重力センサ6が検出動作を実行するという
ことは、デジタルカメラ100の光軸Lが鉛直方向と直
交しているということになる。
【0016】ステップS10で肯定(“Y”)ならば、
CPU5は、水平方向重力センサ6の検出結果に基づい
て、デジタルカメラ100の筐体110が光軸L回りに
時計方向または反時計方向に90度回転してるか否かを
判定する(ステップS12)。すなわち、図3(A)の
基準状態にあるか、時計方向に90度回転した図3
(B)または反時計方向に90度回転した図3(C)の
状態にあるかを判定する(ステップS12)。ステップ
S12の判定結果が否定(“N”)ならば、画像情報の
天地方向を図3(A)に対応して設定し、その天地方向
を記録再生部8に指示し、記録再生部8は、指示された
天地方向にしたがって記録メディア9に記録する画像記
録動作を実行する(ステップS14)。この場合、デジ
タルカメラ100は、基準位置にあるため、画像情報の
天地を補正して記録する必要はない。一方、ステップS
12の判定結果が肯定(“Y”)ならば、つまり、図3
(B)または図3(C)の状態であれば、画像情報の天
地方向を時計方向または反時計方向の90度回転させる
処理、すなわち回転補正の処理を信号処理回路3がメモ
リ4を作業エリアとして使用して実行し(回転補正処
理)(ステップS16)、回転補正された画像を記録メ
ディア9に記録する(ステップS14)。そして、動作
を終了する。すなわち、ステップS10、S12、S1
4、S16は特許請求の範囲の第1画像記録処理に相当
している。
【0017】また、ステップS10の判定結果が否定
(“N”)ならば、デジタルカメラ100は、図4
(B)または図4(C)の位置となっている。この際、
CPU5は、水平方向重力センサ6の検出結果によら
ず、ステップS12以降の処理を禁止する。すなわち、
水平方向重力センサ6から誤った検出結果がCPU5に
入力されたとしても、ステップS18以降の処理を開始
するに先立ってステップS12以降の処理を実行しない
ようにする。次いで、CPU5は、記録再生部8を介し
て液晶表示器10に矢印やメッセージを表示させる(ス
テップS18)。すなわち、図5に示されているよう
に、液晶表示器10の4つの辺のどの辺を頂点(上側)
とするかを指示するための矢印(指標)DA乃至DD
と、「どこを頂点にしますか?」というメッセージMと
から構成されている。これらを視認した使用者は、操作
スイッチ11を操作して、上記矢印DA乃至DDの何れ
か1つの矢印を選択する操作を行なう。
【0018】CPU5は、操作スイッチ11から入力さ
れた操作信号によって特定された天地方向を認識する
と、画像情報を特定された上記天地方向に基づいて回転
させる処理を信号処理回路3によって実行させる(回転
補正処理)(ステップS20)。この動作は、先のステ
ップS16と同様である。次いで、回転補正された画像
を記録メディア9に記録する(ステップS14)。そし
て動作を終了する。すなわち、ステップS10、S1
8、S20、S14は特許請求の範囲の第2画像記録処
理に相当している。また、液晶表示器10が特許請求の
範囲の表示手段に、液晶表示器10に表示される各矢印
DA乃至DDが特許請求の範囲の指標手段および指標
に、操作スイッチ11が特許請求の範囲の入力手段にそ
れぞれ相当している。そして、これら表示手段、指標手
段、入力手段を構成する液晶表示器10、各矢印DA乃
至DD、操作スイッチ11によって特許請求の範囲の天
地設定手段が構成されている。また、各矢印から構成さ
れる指標とメッセージが表示される液晶表示器10と、
この液晶表示器10にこれら指標とメッセージを表示さ
せるCPU5とは、前記天地設定手段による天地方向の
設定を促す手段、すなわち特許請求の範囲の設定要求手
段に相当している。
【0019】上述した第1の実施の形態によれば、記録
メディア9に記録された画像情報は、その天地方向が適
切な方向に設定されているため、記録メディア9から読
み出された画像情報を例えばパーソナルコンピュータな
どの情報処理装置で再生した場合、表示装置において適
切な天地方向で表示することができる。すなわち、デジ
タルカメラ100の光軸Lが鉛直方向と直交した状態
で、デジタルカメラ100が光軸L回りに90度時計方
向や反時計方向に回転させて撮影を行なった場合には、
正しい天地方向で画像情報を上記表示装置に表示させる
ことができる。そして、デジタルカメラ100の光軸L
が鉛直方向と平行な状態で、つまり、撮影光学系が上向
きか下向きかいずれかの状態で、デジタルカメラ100
による撮影を行なった場合には、撮影時に使用者が設定
した天地方向に基づいて画像情報を上記表示装置に表示
させることができる。なお、従来は、デジタルカメラ1
00の光軸Lが鉛直方向と平行な状態では、適切な天地
方向で画像情報を表示させることができなかったのに対
して、本発明では、撮影時に使用者が意図して設定した
適切な天地方向で画像情報を表示させることができると
いう作用効果を奏することができる。
【0020】次に、第2の実施の形態について説明す
る。第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる点
は、図6のフローチャートにおけるステップS18、S
20の代わりに、CPU5がメッセージ表示情報を生成
するメッセージ表示情報生成処理を実行し、ステップS
14の画像記録処理で画像情報に上記メッセージ表示情
報を付加して記録メディア9に記録することである。こ
のステップS14の画像記録処理(特許請求の範囲の第
2画像記録処理に相当)で画像情報を記録メディア9に
記録する際の天地方向は、所定方向に固定的に設定され
ている。そして、パーソナルコンピュータなどの情報処
理装置が記録メディア9から画像情報を読み取って表示
装置などで再生する際に、情報処理装置は、表示装置に
画像情報を表示させると共に、メッセージ表示情報が指
定するメッセージ、例えば、「この画像情報を表示させ
る際には天地方向を適宜補正してください。」といっ
た、画像情報の天地方向の補正を促す旨のメッセージを
表示させる。
【0021】このように構成することで、情報処理装置
の利用者は、画像情報の再生時に適切な天地方向となる
ように表示装置における画像情報の天地方向を補正する
ことができる。
【0022】なお、上述した第1および第2の実施の形
態では、天地方向を指定する指標手段を液晶表示器10
に表示された矢印としたが、指標手段は矢印に限定され
るものではなく記号や文字であってもよい。また、指標
手段は、液晶表示器10などの表示器に表示させず、筐
体110の後壁110Cに印刷などによって表示するよ
うにしてもかまわない。また、天地方向を設定する操作
スイッチ11も上記実施の形態の例に限定されるもので
はなく、周知の入力手段、例えば液晶表示器10の表示
面10Eに設けたタッチパネルなどによって構成するこ
ともできる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、筐体と、
前記筐体に設けられた撮影光学系と、前記筐体に設けら
れ前記撮影光学系から導かれた光に応じて画像信号を出
力する撮像素子と、記憶手段と、前記撮像素子から出力
された画像信号を画像情報として前記記憶手段に記録す
る画像処理手段と、前記撮影光学系の光軸が鉛直方向と
ほぼ直交した状態における前記筐体の前記光軸回りの角
度位置を検出する第1検出手段とを備え、前記画像処理
手段は、前記第1検出手段によって角度位置が検出され
たときに、前記角度位置に基づいて決定した天地方向で
前記画像情報を前記記憶手段へ記録する第1画像記録処
理を実行するデジタルカメラにおいて、前記撮影光学系
の光軸が鉛直方向とほぼ平行をなす状態で前記撮影光学
系の向きが鉛直方向上向きか鉛直方向下向きかを検出す
る第2検出手段を設け、前記画像処理手段は、前記第2
検出手段によって前記撮影光学系の向きが前記鉛直方向
上向きまたは鉛直方向下向きの何れかであると検出され
たときには、前記第1画像記録処理を実行することな
く、前記画像情報の天地方向を所定方向に決定して前記
記憶手段に記録する第2画像記録処理を実行する構成と
した。そのため、撮影光学系の向きが鉛直方向上向きま
たは鉛直方向下向きである場合には、第1検出手段の検
出結果によらず、所定方向に決定された天地方向で画像
情報を記録手段に記録する。このため、画像情報を適切
な天地方向で記録手段に記録し、また、記録手段から読
み出した画像情報の天地方向を適切に設定して表示する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるデジタルカメラの外
観図であり、図1(A)はデジタルカメラの正面図、図
1(B)はデジタルカメラの側面図、図3(C)はデジ
タルカメラの背面図である。
【図2】第1の実施の形態におけるデジタルカメラの構
成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態におけるデジタルカメラを撮
影光学系の光軸回りに回転させて撮影する状態を示す説
明図であり、図3(A)はデジタルカメラの液晶表示器
の長手方向が水平方向と平行をなし、短手方向が天地方
向と平行をなすように位置決めされた状態を示す説明
図、図3(B)はデジタルカメラが光軸を中心にして時
計方向に90度回転された状態を示す説明図、図3
(C)はデジタルカメラが光軸を中心にして反時計方向
に90度回転された状態を示す説明図である。
【図4】第1の実施の形態におけるデジタルカメラを撮
影光学系の光軸と鉛直方向とが形成する角度を変えた状
態を説明する説明図であり、図4(A)は撮影光学系の
光軸が鉛直方向と直交した状態を示す説明図、図4
(B)は撮影光学系の光軸が鉛直方向と平行であり、撮
影光学系が鉛直方向上向きにある状態を示す説明図、図
4(C)は撮影光学系の光軸が鉛直方向と平行であり、
撮影光学系が鉛直方向下向きにある状態を示す説明図で
ある。
【図5】第1の実施の形態におけるデジタルカメラの液
晶表示器の表示画面を示す説明図である。
【図6】第1の実施の形態におけるデジタルカメラの動
作フローチャートである。
【符号の説明】
1……CCD、5……CPU、6……水平方向重力セン
サ、7……鉛直方向重力センサ、9……記録メディア、
10……液晶表示器、100……デジタルカメラ、11
0……筐体、122……撮影光学系、L……光軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H018 AA32 BE02 2H054 AA01 BB11 5C022 AA13 AB62 AC03 AC13 AC42 AC69 AC78 5C053 FA09 FA27 GA20 GB21 JA21 KA01 KA24 KA25 KA30 LA01 LA06 LA11

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、 前記筐体に設けられた撮影光学系と、 前記筐体に設けられ前記撮影光学系から導かれた光に応
    じて画像信号を出力する撮像素子と、 記憶手段と、 前記撮像素子から出力された画像信号を画像情報として
    前記記憶手段に記録する画像処理手段と、 前記撮影光学系の光軸が鉛直方向とほぼ直交した状態に
    おける前記筐体の前記光軸回りの角度位置を検出する第
    1検出手段とを備え、 前記画像処理手段は、前記第1検出手段によって角度位
    置が検出されたときに、前記角度位置に基づいて決定し
    た天地方向で前記画像情報を前記記憶手段へ記録する第
    1画像記録処理を実行するデジタルカメラにおいて、 前記撮影光学系の光軸が鉛直方向とほぼ平行をなす状態
    で前記撮影光学系の向きが鉛直方向上向きか鉛直方向下
    向きかを検出する第2検出手段を設け、 前記画像処理手段は、前記第2検出手段によって前記撮
    影光学系の向きが前記鉛直方向上向きまたは鉛直方向下
    向きであると検出されたときには、前記第1画像記録処
    理を実行することなく、前記画像情報の天地方向を所定
    方向に決定して前記記憶手段に記録する第2画像記録処
    理を実行する、 ことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記天地方向を設定するための天地設定
    手段を有し、前記第2画像記録処理で決定される前記所
    定方向は、前記天地設定手段によって設定される天地方
    向であることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記第2検出手段によって前記撮影光学
    系の向きが鉛直方向上向きまたは鉛直方向下向きである
    と検出されたときに、前記天地設定手段による天地方向
    の設定を促す設定要求手段を有することを特徴とする請
    求項2記載のデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記天地設定手段は、表示手段と、指標
    手段と、入力手段とを有し、前記表示手段は前記記憶手
    段に記録された前記画像情報に基づいて画像を表示する
    ように構成され、前記指標手段は前記表示手段に表示さ
    れている画像に対してどの方向を天地方向として設定す
    るかを指定するための複数の方向を表示するように構成
    され、前記入力手段は前記指標手段で表示されている複
    数の方向の何れかを選択するように構成され、前記天地
    設定手段による前記天地方向の設定は前記入力手段で選
    択入力された方向に基づいて行なわれることを特徴とす
    る請求項2記載のデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 前記指標手段は前記表示手段に表示され
    る記号および文字の何れか一方を含むことを特徴とする
    請求項4記載のデジタルカメラ。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は4つの辺を有する矩形状
    の表示器であり、前記指標手段は前記表示器によって前
    記各辺の近傍に表示される指標であることを特徴とする
    請求項4記載のデジタルカメラ。
  7. 【請求項7】 前記入力手段は前記各指標の何れか1つ
    を選択することが可能となるように構成された操作スイ
    ッチから構成されていることを特徴とする請求項6記載
    のデジタルカメラ。
  8. 【請求項8】 前記各指標は前記4つの辺を指す矢印で
    あることを特徴とする請求項6記載のデジタルカメラ。
  9. 【請求項9】 前記表示器は液晶表示器であることを特
    徴とする請求項6記載のデジタルカメラ。
  10. 【請求項10】 前記第2画像記録処理で決定される所
    定方向は固定的に設定されており、前記画像処理手段
    は、前記第2画像記録処理の際にメッセージ表示情報を
    前記画像情報に付加して前記記録手段に記録することを
    特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  11. 【請求項11】 前記記憶手段に記録されている前記画
    像情報は、情報処理装置によって読み取られて前記情報
    処理装置の表示装置に表示可能に構成されており、前記
    情報処理装置は前記画像情報を前記表示装置に表示する
    際に前記メッセージ表示情報に基づいて前記画像情報の
    天地方向の補正を促す旨を示すメッセージを前記表示装
    置に表示することを特徴とする請求項10記載のデジタ
    ルカメラ。
  12. 【請求項12】 前記撮像素子はCCDから構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
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