JP2001344772A - 光ディスク装置及びトラッキングエラー検出方法 - Google Patents

光ディスク装置及びトラッキングエラー検出方法

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JP2001344772A
JP2001344772A JP2000168193A JP2000168193A JP2001344772A JP 2001344772 A JP2001344772 A JP 2001344772A JP 2000168193 A JP2000168193 A JP 2000168193A JP 2000168193 A JP2000168193 A JP 2000168193A JP 2001344772 A JP2001344772 A JP 2001344772A
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light
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optical disk
recording track
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Takeshi Mizuno
剛 水野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分離光学系において光ファイバを介してトラ
ッキングエラーを検出する。 【解決手段】 レーザダイオード1及びフォトダイオー
ド4を有する処理部と、光ディスク101に対向し、光
ディスク101に光を照射すると共に光ディスク101
から光を集める対物レンズ8を有するヘッドと、処理部
のレーザダイオード1から発した光をヘッドの対物レン
ズ8に導き、ヘッドの対物レンズ8で集められた光を処
理部のフォトダイオードに導く光ファイバアレイ7とを
有し、フォトダイオード4における検出結果を用い、光
ディスク101の記録トラックの両側にこの記録トラッ
クから所定距離離間して形成されたサーボパターンに基
づいてトラッキングエラー信号を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクに対し
て情報信号の記録及び/又は再生を行う光ディスク装
置、並びに光ディスクに対して情報信号を記録及び/又
は再生する際にトラッキングエラー信号を検出するトラ
ッキングエラー検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク装置において、回転駆
動される光ディスクの記録トラックに沿って集光スポッ
トを追随させるために、この集光スポットの記録トラッ
クからの変位(detrack)を示すトラッキングエラー信
号が用いられている。
【0003】このトラッキングエラー検出方法として
は、記録トラックに照射された光の回折光を利用して集
光スポットの変位を検出するプシュプル(push‐pu11)
法や位相差検出(differential phase detection; DP
D)法などが一般的である。
【0004】ここで、プシュプル法を例にとって従来の
トラッキングエラー検出方法を説明する。
【0005】図4に示すように、光ディスク装置におい
て情報信号の記録及び/又は再生が行われる光ディスク
101には、ピット又はグルーブによる記録トラック1
01aが形成されている。光ディスク101に対して情
報信号の記録や再生を行う場合には、この記録トラック
101aに沿って光が照射される。
【0006】記録トラック101aに照射された光の戻
り光には、0次回折光21、−1次回折光22及び+1
次回折光23が含まれている。これらの回折光は、図示
しない対物レンズを介して、フォトダイオード30に導
かれる。
【0007】このフォトダイオード30は、互いに隣接
する第1の領域(PD1)30a及び第2の領域(PD
2)30bから構成されている。そして、フォトダイオ
ード30は、0次回折光21、−1次回折光22及び+
1次回折光23より形成された回折パターン31につい
て、第1の領域30a及び第2の領域30bでそれぞれ
検出した光量に応じた電流を発生する。
【0008】例えば、図5のA(detrack<0)、図5の
B(detrack=0)及び図5のC(detrack>0)に示すよう
に記録トラック101aからの集光スポット41の変位
(detrack)に応じて、図6のA(detrack<0)、図6の
B(detrack=0)及び図6のC(detrack>0)に示すよう
にフォトダイオード30における回折パターン31が異
なる。したがって、この回折パターン31に応じてフォ
トダイオード30で検出した光量を用いて、記録トラッ
ク101aからの集光スポット41の変位(detrack)
を示すトラッキングエラー信号を生成することができ
る。
【0009】ところで、大容量のハードディスクドライ
ブとして、複数の磁気ディスクを一つの回転軸に取り付
けた、いわゆるマルチプラッター方式のディスクアレイ
が提供されている。
【0010】このようなマルチプラッター方式のディス
クアレイでは、一つのアームによって支持され、回転駆
動される複数のディスクに対向し、それぞれのディスク
に対して情報信号の記録及び再生を行う複数のヘッドが
備えられている。
【0011】したがって、マルチプラッター方式のディ
スクアレイにおいては、複数のディスクのそれぞれに対
して情報信号の記録及び再生を行うので、記録容量の大
容量化が図られている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】マルチプラッター方式
のディスクアレイにおいては、複数の光ディスクに対向
して設けられるそれぞれのヘッドは、対向する光ディス
クの隙間を小さくすると共に光ディスクの所望の領域へ
のアクセスを高速化するために、小型軽量であることが
要求される。
【0013】このため、光ディスクに照射する光を発す
る光源部及び光ディスクからの戻り光を検出する受光部
はヘッドとは別の場所に配設し、複数の光ディスクに対
応する各ヘッドと伝送路により接続する構成が考えられ
る。
【0014】この場合、光源部及び受光部と各ヘッドと
を接続する伝送路として光ファイバを用いると、光源部
及び受光部と各ヘッドとが分離された汎用性の高い分離
光学系が構成される。
【0015】しかし、光ファイバとして、単一モードの
みを伝送するシングルモード光ファイバや偏波面を保存
して伝送する偏波面保存ファイバは、ただ一つのモード
の光だけを伝送する。すなわち、これらの光ファイバ
は、特定の入射開口数(NA)の光のみを伝送するた
め、回折パターンのような2次元の情報の伝送には不向
きである。
【0016】ここで、図4において、記録トラック10
1aからの0次回折光21、−1次回折光22及び+1
次回折光23により形成された回折パターン31を、シ
ングルモードファイバ又は偏波面保存ファイバにより伝
送した実験結果について、図7及び図8を参照して説明
する。
【0017】なお、図7及び図8においては、図9に示
すように、左半分の領域が図4に示したフォトダイオー
ド30の第1の領域(PD1)30aに、右半分の領域
が第2の領域(PD2)30bに、それぞれ対応するも
のとする。
【0018】図7のA(detrack〜-λ/4)、図7のB
(detrack〜±0)及び図7のC(detrack〜+λ/4)に
は、光ファイバにより伝送する前の回折光により形成さ
れた回折パターンが示されている。ここで、λ/4は、集
光スポットをトラックピッチの1/4だけ変位(detrac
k)させたことを意味する。なお、トラックピッチと
は、記録トラックの中心から隣接する記録トラックの中
心までの間隔である。
【0019】図8のA(detrack〜-λ/4)、図8のB
(detrack〜±0)及び図8のC(detrack〜+λ/4)に
は、シングルモードファイバ又は偏波面保存ファイバに
より伝送した後の回折パターンが示されている。
【0020】図8のA、B及びCに示した伝送後のスポ
ット31の形状は、図7のA、B及びCに示した伝送前
の回折パターンの形状とは異なり、2次元情報が失わ
れ、強度のみが現れている。
【0021】したがって、シングルモードファイバ又は
偏波面保存ファイバ伝送により伝送された回折光を用い
ると、2次元情報を利用してトラッキングエラーを検出
するプシュプル法は適用することができない。同様に、
位相差検出法などの普通のトラッキングエラー検出方法
も、回折パターンのような2次元情報を利用しているの
で適用することができない。
【0022】一方、2次元情報の伝送に不向きなシング
ルモードファイバや偏波面保存ファイバに代わって、2
次元情報をある程度伝送することができるマルチモード
ファイバの利用も考えられる。しかし、このマルチモー
ドファイバは、分散による信号品質の劣化が大きく、ま
た、偏光を考慮する必要がある場合には利用することが
できない。
【0023】本発明は、上述の実情に鑑みて提案される
ものであって、マルチプラッター方式のディスクアレイ
において光ファイバによる分離光学系を用いてトラッキ
ングエラー信号を検出する光ディスク装置及びかかる光
ディスク装置におけるトラッキングエラー検出方法を提
供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明にかかる光ディスク装置は、光ディスクに
対して情報信号の記録及び/又は再生を行い、上記光デ
ィスクの記録トラックに沿って形成されたサーボパター
ンを用いてサーボ制御を行う光ディスク装置において、
光源及び受光部を有する第1の光学手段と、上記光ディ
スクに光を照射すると共に上記光ディスクから戻り光を
集める対物レンズを有する第2の光学手段と、上記第1
の光学手段の光源から出射した光を上記第2の光学手段
の対物レンズに伝送すると共に、上記第2の光学手段の
対物レンズで集められた戻り光を上記第1の光学手段の
受光部に伝送する光ファイバとを有し、上記第1の光学
手段は、上記受光部で上記戻り光を検出し、上記光ファ
イバを介して伝送された上記サーボパターンからの戻り
光に基づいてトラッキングエラー信号を生成するもので
ある。
【0025】また、本発明にかかるトラッキングエラー
検出方法は、光ディスクに対して情報信号を記録及び/
又は再生する際に、トラッキングエラー信号を検出する
トラッキングエラー信号の検出方法において、光源から
出射した光を光ファイバにて伝送し、対物レンズを介し
て上記光ディスクの記録トラックに沿って照射し、上記
光ディスクからの戻り光を上記対物レンズで集光し、上
記光ファイバにて受光部に伝送し、上記光ディスクの記
録トラックに沿って形成されたサーボパターンからの戻
り光を上記受光部で検出し、この戻り光に基づいてトラ
ッキングエラー信号を生成するものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0027】本発明を適用した光ディスク装置は、一の
回転軸に複数の光ディスクを取り付けたマルチプラッタ
ー方式のディスクアレイを採用している。そして、この
光ディスク装置は、光源部及び受光部と、複数の光ディ
スクに対向してそれぞれ設けられたヘッドとを分離して
構成し、これらの間を光ファイバによる伝送路で接続し
た分離光学系を有している。
【0028】この光学系は、図1に示すように、レーザ
光源となるレーザダイオード(laser diode; LD)1と
レーザダイオード1を出射した光を平行光線にする第1
のレンズ2と、第1のレンズ2から入射した光を透過さ
せるが光ディスク1011,1012,…101nからの
戻り光を反射してほぼ直角に角度を転じるビームスプリ
ッタ(beams splitter)3と、光を受光するフォトダイ
オード(photo diode;PD)4と、光路を開閉する光スイ
ッチ(optical switch)5とを有している。
【0029】また、この光学系は、光スイッチ5から入
射した光を収束させると共に光ファイバアレイ7から入
射した光を平行光線にする第2のレンズ6と、光を伝送
する光路を構成する光ファイバアレイ(optical fiber
array)71,72,…7nと、この光ファイバアレイ
1,72,…7nの他端に光ディスク1011,10
2,…101nに対向して配設された対物レンズ81
2,…8nとを有している。
【0030】レーザダイオード1を出射した光は、第1
のレンズ2にて平行光線とされ、ビームスプリッタ3に
入射する。第1のレンズ2からビームスプリッタ3に入
射した光は、このビームスプリッタ3を透過し、光スイ
ッチ5によって複数の光ディスク1011,1012,…
101nに対応する各部分をオン/オフされる。
【0031】光スイッチ5は、この内で使用する光ディ
スク1011,1012,…101nに対応する光路のみ
をオンとし、使用しない光ディスク1011,1012
…101nに対応する光路はオフとする。
【0032】光スイッチ5を透過した光は、第2のレン
ズ6によって収束され、光ファイバアレイ71,72,…
nに入射し、各対物レンズ81,82,…8nを介して光
ディスク1011,1012,…101nに集光スポット
として照射される。
【0033】ここで、光ファイバアレイ71,72,…7
nは、単一モードの光を伝送するシングルモードファイ
バや、偏波面を保存して光を伝送する偏波面保存ファイ
バである。なお、多モードの光を伝送するマルチモード
ファイバは、分散による信号品質の劣化が大きく、ま
た、偏光を考慮する必要がある場合には利用することが
できない。本実施の形態では、マルチモードファイバに
ついてはこれ以上言及しないものとする。
【0034】なお、以下では簡単のために、光ファイバ
アレイ71,72,…7n、対物レンズ81,82,…8n
び光ディスク1011,1012,…101nを必要な箇
所を除いて単に光ファイバアレイ7、対物レンズ8及び
光ディスク101と記述することにする。
【0035】一方、光ディスク101からの戻り光は、
対物レンズ8を介して光ファイバアレイ7に入射され
る。光ファイバアレイ7を出射した光は、第2のレンズ
6により平行光線とされ、光スイッチ5を介して、ビー
ムスプリッタ3によってほぼ直角に角度を転じられ、フ
ォトダイオード4に入射される。
【0036】次に、上述のような光学系を有する光ディ
スク装置の全体の構成について説明する。
【0037】光ディスク装置は、図2に示すように、筐
体10の内部に、回動できるようにクランパ11によっ
て支持された光ディスク101と、光ディスク101に
対向して設けられたヘッド12と、ヘッド12を保持す
るサスペンション13と、サスペンション13を支持す
るアーム14とを有している。
【0038】光ディスク装置は、光ディスク101とし
て、第1の光ディスク1011及び第2の光ディスク1
012を有し、ヘッド12及びサスペンション13も、
これら第1の光ディスク1011及び第2の光ディスク
1012に対応して一組が設けられている。
【0039】ヘッド12は、光ディスク101に近接し
て配設されるスライダ構造を有し、光ディスク101に
対向する対物レンズ8を備えている。ヘッド12は、サ
スペンション13及びアーム14によって、光ディスク
101の径方向に移動できるように支持されている。
【0040】光ディスク101は、図示しないスピンド
ルモータによって、所定の角速度で回転駆動される。
【0041】また、光ディスク装置は、アーム14を回
動するボイスコイルモータ(voicecoile motor; VCM)
15と、種々の処理を行う処理部16と、処理部16及
びアーム14を接続するフレキシブル基板17と、エア
フィルタ18とを有している。
【0042】ボイスコイルモータ15は、アーム14及
びサスペンション13を介してヘッド12を光ディスク
101の径方向に移動する。
【0043】そして、光ディスク装置は、ヘッド12と
処理部16の間で光を伝送する光路を構成する光ファイ
バ19を有している。光ファイバ19は、サスペンショ
ン13及びフレキシブル基板17に沿って設けられ、ヘ
ッド12と処理部16を光学的に接続している。第1の
光ディスク1011や第2の光ディスク1012により構
成されるようなマルチスタックの光ディスク101が設
けられる場合には、ヘッド12からサスペンションに沿
って配される光ファイバ19は、フレキシブル基板17
付近で束ねられ、適切にアレイ状にまとめられる。この
光ファイバ19には、シングルモードファイバや偏波面
保存ファイバが用いられる。なお、この光ファイバ19
は、図1における光ファイバ7に相当している。
【0044】処理部16は、図1に示したレーザダイオ
ード1、第1のレンズ2、ビームスプリッタ3、フォト
ダイオード4、光スイッチ5及び第2のレンズ6を備え
る光受発光部を備えている。この光受発光部においてレ
ーザダイオード1及びフォトダイオード4は、フレキシ
ブル基板17、アーム14及びサスペンション13を介
して、ヘッド12の対物レンズ8と光ファイバアレイ7
によって接続されている。処理部16は、上記受発光部
の他に、光ディスク101に対して記録及び/又は再生
を行う信号に対する符号化/復号などを行う信号処理部
も有している。
【0045】次に、この上記光ディスク装置におけるト
ラッキングエラー検出の方法について説明する。
【0046】本実施の形態では、トラッキングエラー検
出のために、信号用ピット列の他にサーボ制御のための
ピットを別に設けるサンプルサーボ(sampled servo)
方式を採用している。このサンプルサーボ方式は、信号
用ピット列に対してそれぞれ反対方向にあらかじめ所定
の量だけずらした2種類のピットからの回折光をそれぞ
れ検出し、その差分を取ることでトラッキングエラー信
号を検出するものである。
【0047】すなわち、本実施の形態では、サンプルサ
ーボとして、図3に示すように光ディスク101の記録
トラック101aに沿って形成されたピット52,53
を用いている。
【0048】ここで、記録トラック101aは、ピット
列51によりデータを記録したデータ領域61と、サー
ボを掛けるために用いられるサーボ領域62から構成さ
れている。データ領域61にピット列51によって記録
されたデータは、光をスポット41に集光して照射する
ことにより読み取られる。
【0049】サーボ領域62においては、記録トラック
101aを基準として、一方に距離Dが1/4ピッチだ
け離れて第1のピット52が、他方に距離Dが1/4ピ
ッチだけ離れて第2のピット53が、それぞれ形成され
ている。
【0050】これら第1のピット52及び第2のピット
53は、記録トラック101a方向に一定間隔で形成さ
れている。
【0051】第1のピット52からの戻り光は、0次回
折光及び+1次回折光の干渉によって得られる強度分布
となる。また、第2のピット53からの戻り光は、0次
回折光及び−1次回折光の干渉によって得られる強度分
布となる。それぞれの強度分布は、記録トラック101
aを基準としたスポット41の変位(detrack)量に応
じて相関を持ちながら変化する。
【0052】この強度分布は、光ファイバアレイ7を介
して伝送されてもそれぞれの光量の関係は維持されるた
め、適切なトラッキングエラー信号として機能する。な
お、スポット41が記録トラック101a上にあるとき
には、第1のピット52及び第2のピット53から得ら
れる回折光の強度は等しく、トラッキングエラー信号は
0となる。
【0053】図1に示した光学系において、このように
生成された光の強度によるトラッキングエラー信号は、
光ファイバアレイ7を介してフォトダイオード4に送ら
れる。
【0054】上述したように、光ファイバアレイ7とし
て用いられるシングルモードファイバ又は偏波面保存フ
ァイバは、光強度の強弱を伝送することはできるが、光
の回折等の2次元情報の伝送には適さない。しかし、こ
の方式によるトラッキング信号は光強度の強弱によるの
で、光ファイバによって伝送することができる。
【0055】したがって、この方式によってトラッキン
グエラー信号を検出することにより、光受発光部を構成
する処理部16と、ヘッド12とを分離して構成し、こ
れらの間を光ファイバアレイ7で接続する分離光学系を
有する光ディスク装置を実現することができる。
【0056】以上説明したように、本実施の形態は、ト
ラッキングエラー検出方式にサンプルサーボ方式を採用
することにより、シングルモードファイバや偏波面保存
ファイバを用いた光ファイバアレイ7によるトラッキン
グエラー信号の伝送を可能としたものである。
【0057】この光ディスク装置は、伝送路に光ファイ
バアレイ7を採用することにより、光ファイバアレイ7
を介してトラッキングサーボ信号を検出するものであ
る。
【0058】そして、この光ディスク装置は、マルチプ
ラッター方式において、各光ディスク101に対応した
複数のヘッド12を備えるが、発光部、光検出部及び光
スイッチ部を有する光受発光部を処理部16のみに設置
することにより、マルチプラッター方式を安価に実現す
るものである。
【0059】さらに、この光ディスク装置は、各ヘッド
12を浮上スライダ構造とすることにより、フォーカス
サーボを不要とするものである。
【0060】
【発明の効果】上述のように、本発明は、光源部及び受
光部とヘッドが分離して構成され、これらの間を光ファ
イバによる伝送路で接続した分離光学系を用いてトラッ
キングエラー信号を検出する光ディスク装置及び上記分
離光学系を用いてトラッキングエラー信号を検出するト
ラッキングエラー信号の検出方法を提供する。
【0061】したがって、本発明によると、光の伝送路
に光ファイバを用いることで、一の回転軸に複数の光デ
ィスクを備えるマルチプラッター方式の光ディスク装置
において、正確なトラッキングサーボを実現することが
できる。
【0062】また、本発明によると、複数の光ディスク
を備えるマルチプラッター方式を採用することにより、
大容量の光ディスク装置を実現することができる。
【0063】さらに、本発明によると、各光ディスクに
対応する複数のヘッドに対して、一つの光源部及び受光
部を分離することにより、マルチプラッター方式の光デ
ィスクを安価に実現することができる。
【0064】そして、本発明によると、上記ヘッドを浮
上スライダ構造とすることにより、従来ヘッダの制御に
必要であったフォーカスサーボが不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスク装置の光学系の構成を示すブロック
図である。
【図2】光ディスク装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】光ディスク装置におけるトラッキングエラー検
出方法を示す図である。
【図4】プシュプル法によるトラキングエラー検出方法
を示す図である。
【図5】記録トラックに対するスポットの変位を示す図
である。
【図6】フォトダイオード上に形成されたスポットを示
す図である。
【図7】フォトダイオード上に形成されたスポットの実
験結果を示す図である。
【図8】フォトダイオード上に形成されたスポットを光
ファイバで伝送した実験結果を示す図である。
【図9】図7及び図8における領域を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 レーザダイオード、2 第1のレンズ、3 ビーム
スプリッタ、4 フォトダイオード、5 光スイッチ、
6 第2のレンズ、7 光ファイバアレイ、8対物レン
ズ、101 光ディスク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに対して情報信号の記録及び
    /又は再生を行い、上記光ディスクの記録トラックに沿
    って形成されたサーボパターンを用いてサーボ制御を行
    う光ディスク装置において、 光源及び受光部を有する第1の光学手段と、 上記光ディスクに光を照射すると共に上記光ディスクか
    ら戻り光を集める対物レンズを有する第2の光学手段
    と、 上記第1の光学手段の光源から出射した光を上記第2の
    光学手段の対物レンズに伝送すると共に、上記第2の光
    学手段の対物レンズで集められた戻り光を上記第1の光
    学手段の受光部に伝送する光ファイバとを有し、 上記第1の光学手段は、上記受光部で上記戻り光を検出
    し、上記光ファイバを介して伝送された上記サーボパタ
    ーンからの戻り光に基づいてトラッキングエラー信号を
    生成することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 上記サーボパターンは、上記記録トラッ
    クの両側に、この記録トラックから所定距離離間して形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の光ディス
    ク装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の光学手段は一の部材として構
    成され、上記第2の光学手段は複数の光ディスクにそれ
    ぞれ対応して設けられることを特徴とする請求項1記載
    の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 複数の光ディスクへ光を伝送する光ファ
    イバの経路をそれぞれ開閉する光スイッチを有すること
    を特徴とする請求項3記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 光ディスクに対して情報信号を記録及び
    /又は再生する際に、トラッキングエラー信号を検出す
    るトラッキングエラー検出方法において、 光源から出射した光を光ファイバにて伝送し、対物レン
    ズを介して上記光ディスクの記録トラックに沿って照射
    し、 上記光ディスクからの戻り光を上記対物レンズで集光
    し、上記光ファイバにて受光部に伝送し、 上記光ディスクの記録トラックに沿って形成されたサー
    ボパターンからの戻り光を上記受光部で検出し、 この戻り光に基づいてトラッキングエラー信号を生成す
    ることを特徴とするトラッキングエラー検出方法。
  6. 【請求項6】 上記サーボパターンは、上記記録トラッ
    クの両側にこの記録トラックから所定距離離間して形成
    されていることを特徴とする請求項5記載のトラッキン
    グエラー検出方法。
JP2000168193A 2000-06-05 2000-06-05 光ディスク装置及びトラッキングエラー検出方法 Withdrawn JP2001344772A (ja)

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