JP2001342922A - 燃料遮断弁 - Google Patents

燃料遮断弁

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JP2001342922A JP2000396453A JP2000396453A JP2001342922A JP 2001342922 A JP2001342922 A JP 2001342922A JP 2000396453 A JP2000396453 A JP 2000396453A JP 2000396453 A JP2000396453 A JP 2000396453A JP 2001342922 A JP2001342922 A JP 2001342922A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料遮断弁20は、燃料タンクFT内の燃料
蒸気を大気へ放出する量を低減すること。 【解決手段】 燃料遮断弁20は、ポリエチレンから形
成されたタンク上壁FTaの取付穴FTcに、その一部
を挿入した状態で溶着されることにより取り付けられ
る。燃料遮断弁20は、蓋体50と、ケーシング本体3
0と、フロート40と、スプリング46とを備えてい
る。蓋体50において、母材となる耐燃料透過性に優れ
たポリアセタールが大気への燃料蒸気の放出を低減する
ように作用し、一方、母材中に分散材として添加された
ポリエチレンが燃料タンクに溶着されるように作用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の燃料タンク
の上部に配置されて、給油時の燃料タンク内の燃料蒸気
を流出させると共に燃料が所定液位になったときに燃料
の流出を規制する燃料遮断弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の燃料遮断弁として、図1
0に示す構成が知られている。図10において、燃料遮
断弁100は、燃料タンクFTのタンク上壁FTaに装
着されるものであり、ケーシング102と、蓋体110
と、フロート120と、スプリング130とを備えてい
る。ケーシング102は、上壁103と、この上壁10
3の外周部に一体に形成された側壁104と、側壁10
4の下端に取り付けられた底板105とを備え、その内
側スペースを弁室102Sとしている。
【0003】上記弁室102Sには、その上部に弁部1
20aを有するフロート120が収納されている。この
弁部120aは、燃料タンクFTの外部に接続される接
続通路103dを開閉するものである。フロート120
は、底板105に載置されているスプリング130で支
持されている。
【0004】一方、蓋体110は、ケーシング102に
組み付けられる蓋本体112と、蓋通路形成部114
と、フランジ部115とを備え、これらを一体に形成し
ている。上記蓋本体112には、取付凹所114aが形
成され、この取付凹所114aにケーシング102の上
壁103の上部突出部103bを嵌合している。また、
ケーシング102の上部に係合突起103aが形成さ
れ、蓋体110側の支持部材の係合穴112aと係合す
ることで、ケーシング102と蓋体110とが組み付け
られている。さらに、フランジ部115は、その接合端
面115aで燃料タンクFTのタンク上壁FTaに熱溶
着されている。
【0005】上記燃料遮断弁100を燃料タンクFTの
タンク上壁FTaに取り付けるには、まず、ケーシング
本体102内にフロート120、スプリング130を組
み付けて底板105で閉じる。そして、ケーシング本体
102を蓋体110に組み付ける。つまり、ケーシング
本体102の上部突出部103bの環状凹所103cに
Oリング140を装着した後に、上部突出部103bを
蓋体110の取付凹所114a内に嵌合する。さらに、
フランジ部115の接合端面115aを熱融着板(図示
省略)で加熱するとともに、燃料タンクFTのタンク取
付穴FTcの周縁部も熱融着板(図示省略)で加熱す
る。そして、両溶融した部分を合わせることにより、両
者を熱溶着する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
おいて、蓋体110は、タンク上壁FTaに溶着するた
めにタンク上壁FTaと同じポリエチレンで形成されて
いる。このため、燃料タンクFT内の燃料蒸気が蓋体1
10を通じてわずかではあるが透過して大気に放出され
る。このように透過する燃料蒸気は、環境保全の観点か
ら、放出量をできる限り低減することが要請されてい
る。
【0007】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、燃料タンク内の燃料蒸気を大気へ放出す
る量を低減した燃料遮断弁を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するためになされた第1の発明は、第1樹
脂材料から形成されたタンク上壁の取付穴に、その一部
を挿入した状態で取り付けられるとともに、燃料タンク
内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料タ
ンクと外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、上記
タンク上壁の上面に溶着される環状溶着端と、燃料タン
ク内と外部とを連通する接続通路とを有し、上記取付穴
を覆う蓋体と、この蓋体に装着されるとともに、第1樹
脂材料より耐燃料透過性に優れた第2樹脂材料から形成
され、燃料タンク内と接続通路とを接続する弁室を備え
たケーシング本体と、弁室内に収納され、燃料タンク内
の燃料の液位に応じて上記接続通路を開閉するフロート
と、を備え、上記蓋体は、第2樹脂材料を母材とし、上
記第1樹脂材料を分散材として添加した樹脂材料から形
成されていることを特徴とする。
【0009】本発明にかかる燃料遮断弁は、燃料タンク
のタンク上壁に装着されており、燃料タンクへの給油に
より燃料液位が上昇すると、燃料タンク内の燃料蒸気が
弁室から接続通路を通じて外部(キャニスタ側)へ流出
する。そして、燃料タンク内に燃料が所定の液位に達す
ると、フロートが浮力を増すことで上昇して接続通路を
閉じ、これにより、燃料タンクから燃料が流出するのを
防止する。
【0010】この燃料遮断弁を構成する蓋体は、耐燃料
透過性に優れた第2樹脂材料を母材とし、燃料タンクと
同じ第1樹脂材料を分散材として添加している。蓋体
は、第2樹脂材料を母材としているので、燃料タンク内
の燃料蒸気が該蓋体を透過して大気へ放出されるのを防
止する。また、蓋体は、第1樹脂材料を分散材として含
んでいるので、この分散材が同じ樹脂材料であるタンク
上壁と溶着することができる。
【0011】このように、燃料遮断弁をタンク上壁に組
み付ける際に、蓋体の環状溶着部をタンク上壁に溶着す
れば、取付穴が塞がれて、燃料タンク内と外部とがシー
ルされ、蓋体の高い耐燃料透過性から大気への燃料蒸気
の放出を防止することができる。
【0012】第1の発明の好適な態様として、蓋体とケ
ーシング本体とをシール部材を介して支持する構成をと
ることができ、これにより、蓋体とケーシングとの間の
高いシール性を確保することができる。
【0013】また、第1の発明の他の好適な態様とし
て、ケーシング本体を、溶着により蓋体に一体化する構
成をとることができる。これにより、シール部材を廃止
することができ、部品点数を削減することができる。
【0014】第2の発明は、第1樹脂材料から形成され
たタンク上壁の取付穴に、その一部を挿入した状態で取
り付けられるとともに、燃料タンク内と外部とを接続す
る接続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通
遮断する燃料遮断弁において、上記取付穴に挿入される
筒状の側壁部と、この側壁部と一体形成された天井壁部
と、上記天井壁部の外周部に形成されかつ取付穴の外周
側を覆うように形成されたフランジ部とを備え、上記側
壁部と上壁部とによりカップ状に囲まれた弁室を形成す
るケーシングと、上記弁室に収納され、燃料タンクの燃
料液位に応じて浮力を増減することで昇降して上記接続
通路を開閉するフロートと、を備え、上記ケーシング
は、第2樹脂材料を母材とし、第1樹脂材料を分散材と
して添加した樹脂材料から形成されていることを特徴と
する。
【0015】第2の発明は、蓋体とケーシング本体とを
一体に形成したケーシングを備え、上記ケーシングは、
第2樹脂材料を母材とし、第1樹脂材料を分散材として
添加した樹脂材料から形成した構成をとることにより、
部品点数を削減することができる。
【0016】さらに、燃料遮断弁の好適な態様として、
蓋体に一体化されるとともに、第1樹脂材料から形成さ
れ、上記環状溶着端と一体にタンク上壁に溶着された溶
着固定端を有する溶着固定部材を備える構成をとること
ができる。この態様によれば、蓋体に第1樹脂材料を少
なめに配合して耐燃料透過性を重視して、タンク上壁と
の接着強度を低下させても、溶着固定部材は、タンク上
壁と同じ材料であるのでタンク上壁に対して高い接着強
度を得ることができ、よって蓋体を一体的にタンク上壁
に取り付けることができる。また、蓋体は、タンク上壁
に対して燃料透過性を抑制できる程度の密着性が得られ
ればよく、取付強度までを考慮した樹脂材料の配合とし
なくてもよい。よって、第1樹脂材料と第2樹脂材料と
の配合割合の検討を簡略化できるとともにその配合割合
の範囲を広げることができる。
【0017】また、第3の発明は、第1樹脂材料から形
成されたタンク上壁の取付穴に、その一部を挿入した状
態で取り付けられるとともに、燃料タンク内と外部とを
接続する接続通路を開閉することで燃料タンクと外部と
を連通遮断する燃料遮断弁において、第1樹脂材料から
形成され、上記取付穴を覆うとともに、タンク上壁の上
面に溶着される環状溶着部と、燃料タンク内と外部とを
連通する接続通路とを有する蓋体と、第1樹脂材料より
耐燃料透過性に優れた第2樹脂材料から形成され、燃料
タンク内と接続通路とを接続する弁室を備えたケーシン
グ本体と、弁室内に収納され、燃料タンク内の燃料の液
位に応じて上記接続通路を開閉するフロートと、を備
え、上記蓋体の表面に、上記蓋体の表面に、耐燃料透過
性に優れたバリア層を形成したことを特徴とする。
【0018】第3の発明は、第1樹脂材料から蓋体を形
成することによりタンク上壁に対する溶着性を確保する
とともに、蓋体の表面に、耐燃料透過性に優れたバリア
層を形成することにより、燃料タンク内の燃料蒸気が大
気に放出されるのを防止している。
【0019】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施の形態にかかる
自動車の燃料タンクFTの上部に取り付けられる燃料遮
断弁20を示す断面図である。図1において、燃料タン
クFTは、その表面がポリエチレンを含む複合樹脂材料
から形成されており、ブロー成形から3層に形成されて
いる。すなわち、燃料タンクは、タンク内層FT1と、
タンク外層FT2と、タンク内層FT1とタンク外層F
T2との間に介在しているバリア層FT3とを積層する
ことにより形成されている。タンク内層FT1とタンク
外層FT2は、ポリエチレンから形成され、主として燃
料タンクの機械的強度を確保する構造材としての機能を
有している。一方、バリア層FT3は、耐燃料透過性に
優れたエチレンビニルアルコール(EVOH)またはポ
リアミド(PA)から形成され、燃料蒸気の透過を防止
する遮蔽材としての機能を有している。
【0021】上記燃料タンクFTのタンク上壁FTaに
は、取付穴FTcが形成されている。タンク上壁FTa
には、燃料遮断弁20が取付穴FTcに突入した状態に
て取り付けられている。燃料遮断弁20は、給油時に燃
料タンクFT内の燃料が所定の液位FL1まで上昇した
ときに、外部(キャニスタ)への燃料の流出を規制する
ものである。
【0022】図2は燃料遮断弁20を分解した断面図で
ある。燃料遮断弁20は、ケーシング本体30と、底板
35と、フロート40と、スプリング46と、蓋体50
とを主要な構成として備えている。ケーシング本体3
0、底板35及びフロート40は、耐燃料透過性および
耐燃料油性に優れた合成樹脂ポリアセタールから形成さ
れている。一方、蓋体50は、耐燃料透過性に優れたポ
リアセタール(第2樹脂材料)を母材とし、ポリエチレ
ン(第1樹脂材料)を分散材として混合することにより
形成されている。すなわち、分散材は、燃料タンクFT
と同じポリエチレンから形成され、溶着するための材料
となっている。
【0023】上記ケーシング本体30は、天井壁部32
と、この天井壁部32から下方へ円筒状に延設された側
壁部33とを備え、天井壁部32と側壁部33とに囲ま
れたカップ状の弁室30Sを形成し、その下部を下開口
30aとしている。ケーシング本体30の天井壁部32
の中央部には、上部突出部32aが形成されている。こ
の上部突出部32a内には、接続通路32bが貫通して
おり、その接続通路32bの弁室30S側が円錐状のシ
ート部32dになっている。また、上部突出部32aの
外周側壁には、Oリング36を支持するための環状段部
32fが形成されている。上記側壁部33の下部には、
係合穴33aが形成されている。この係合穴33aは、
後述するように底板35を取り付けるためのものであ
る。
【0024】上記底板35は、ケーシング本体30の下
開口30aを閉じる部材であり、その外周部に形成され
た係合部35aが上記係合穴33aに係合することによ
り、ケーシング本体30の下開口30aを閉じるように
装着される。底板35の中央部には、弁室30Sと燃料
タンクFT内とを連通する連通孔35bが形成されてい
る。したがって、連通孔35bを通じて、燃料タンクF
T内が弁室30Sに連通している。また、底板35の中
央上部には、環状のスプリング支持部35cが形成され
ている。このスプリング支持部35cは、フロート40
の内側下面との間でスプリング46を支持している。
【0025】また、上記弁室30Sに収納されるフロー
ト40は、上壁部41と、その上壁部41の外周から下
方に形成された筒状の側壁部42とを備えた容器形状に
構成されており、その内側スペースが浮力を生じるため
の浮力室40Sになっている。また、フロート40の外
周部にガイド突条40aが形成されており、上記ケーシ
ング本体30側の内壁にガイドされる。
【0026】一方、蓋体50は、蓋本体51と、蓋本体
51の中央から上部へL字形に突出した管体部52と、
蓋本体51の外周に形成されたフランジ部53と、蓋本
体51の下部に突設された嵌合部54とを備え、これら
を一体に形成している。上記蓋本体51の下部中央に
は、ケーシング本体30の上部突出部32aを嵌合する
ための蓋嵌合部51aが形成されている。また、管体部
52には、蓋側通路52aが形成されており、この蓋側
通路52aの一端は、ケーシング本体30の接続通路3
2bに接続され、他端はキャニスタ側に接続されてい
る。さらに、フランジ部53の下端部には、燃料タンク
FTのタンク上壁FTaに溶着される環状溶着部53a
が形成されている。また、上記嵌合部54は、ケーシン
グ本体30の上部を嵌合するように筒状に突設されると
ともに、その一部に下端側を開放したスリット54a及
び係合穴54bが形成されている。
【0027】次に、燃料遮断弁20を燃料タンクFTの
タンク上壁FTaに装着する作業について説明する。図
2において、ケーシング本体30の弁室30S内に、フ
ロート40及びスプリング46を収納し、さらに、スプ
リング46の下端を底板35のスプリング支持部35c
に位置合わせするとともに、底板35の係合部35aを
側壁部33の係合穴33aに係合させて、底板35をケ
ーシング本体30に取り付ける。さらに、Oリング36
を上部突出部32aに挿入して環状段部32f上に保持
し、この状態にて、嵌合部54をケーシング本体30の
上部に嵌合するとともに、上部突出部32aを蓋嵌合部
51aに嵌合する。このとき、係合突起39が係合穴5
4bに係合し、蓋体50とケーシング本体30とが一体
化する。
【0028】続いて、蓋体50の環状溶着部53aの下
端部を熱板(図示省略)により溶融するとともに、燃料
タンクFTの取付穴FTcの周囲に沿って熱板(図示省
略)により溶融して溶着部FTd(図1参照)とする。
取付穴FTcに、ケーシング本体30を下部から挿入し
て、環状溶着部53aを溶着部FTdに押しつける。こ
れにより、蓋体50は、燃料タンクのタンク外層FT2
と同じ樹脂材料であるポリエチレンが分散材として添加
されているので、冷却固化すると両者が互いに溶着す
る。このように、蓋体50がタンク上壁FTaに溶着さ
れると、燃料タンクFT内は外部に対して高いシール性
が得られる。
【0029】次に、燃料遮断弁20の動作について説明
する。給油により燃料タンクFT内に燃料が供給される
と、燃料タンクFT内の燃料液位の上昇につれて燃料タ
ンクFT内の上部に溜まっていた燃料蒸気は、接続通路
32bを通じてキャニスタ側へ逃がされる。そして、燃
料タンクFT内の燃料液位が所定の液位FL1に達する
と、燃料は、底板35の連通孔35bを通じて弁室30
Sに流入する。これにより、フロート40に浮力が生じ
て上昇し、弁部41aで接続通路32bを閉塞して燃料
がキャニスタ側へ流出しない。したがって、燃料タンク
FTへの給油の際等に、燃料遮断弁20は、燃料タンク
FTから燃料蒸気を逃がすとともに燃料が燃料タンクF
T外へ流出するのを防止することができる。
【0030】図3は蓋体50により燃料蒸気が大気へ放
出されるのを防止する様子を説明する説明図である。図
3のように、蓋体50の材料構成を模式的に示すと、粒
状の島となった分散材が母材中に分散されている。この
ように、蓋体50は、耐燃料透過性に優れたポリアセタ
ールを母材としているので、燃料タンクFT内の燃料蒸
気が該蓋体50を透過して大気へ放出されるのを防止す
る。また、蓋体50は、分散材として燃料タンクFTと
同じ樹脂材料であるポリエチレンを添加しているのでタ
ンク上壁FTaと熱溶着することができる。
【0031】したがって、燃料遮断弁20をタンク上壁
FTaに取り付ける際に、蓋体50の環状溶着部53a
をタンク上壁FTaに溶着すれば、取付穴FTcが塞が
れて、燃料タンクFT内と外部とがシールされ、燃料蒸
気が大気へ放出されるのを防止することができる。
【0032】図4は第2の実施の形態にかかる燃料遮断
弁60を示す断面図である。本実施の形態にかかる燃料
遮断弁60は、ケーシング本体62と蓋体64とを同じ
材料で形成し、これらを互いに溶着した構成に特徴を有
する。すなわち、ケーシング本体62と蓋体64とは、
ポリアセタールを母材とし、ポリエチレンを分散材とし
て添加した樹脂材料で形成されている。蓋体64は、燃
料タンクFTに対し第1の実施の形態と同様に熱溶着
し、一方、ケーシング本体62に対しポリアセタールを
母材とした同じ樹脂材料であるから熱溶着する。このよ
うに、ケーシング本体62と蓋体64とを熱溶着により
一体化しているので、第1の実施の形態と比べて、Oリ
ングを廃止することができ、部品点数を削減することが
できる。
【0033】図5は第3の実施の形態にかかる燃料遮断
弁70を示す断面図である。本実施の形態にかかる燃料
遮断弁70は、蓋体とケーシング本体とを一体形成した
ケーシング72に特徴を有する。すなわち、燃料遮断弁
70は、ケーシング72と、底板78と、フロート80
と、スプリング82とを主要な構成として備えている。
上記ケーシング72は、天井壁部72aと、この天井壁
部72aから下方へ円筒状に延設された側壁部72bと
を備え、天井壁部72aと側壁部72bとに囲まれたカ
ップ状のフロート室72Sを形成し、その下部を下開口
72cとしている。上記天井壁部72aの外周部は、側
壁部72bの外径より大きい円板状のフランジ部72d
になって、この部分が蓋体を構成している。フランジ部
72dの外周下部は、環状溶着部72eとなっている。
【0034】上記ケーシング72は、耐燃料油性を有し
たポリアセタールを母材としてポリエチレンを分散材と
して添加した樹脂材料から形成されている。したがっ
て、環状溶着部72eを燃料タンクFTのタンク上壁F
Taに溶着すれば、燃料遮断弁70は、燃料タンクFT
に取り付けられるとともに、燃料タンクFT内と外部と
のシールも同時に行なうことができる。さらに、ケーシ
ング72は、蓋体とケーシング本体とを一体化している
ので、部品点数を削減することができる。
【0035】図6は第4の実施の形態にかかる燃料遮断
弁90を示す断面図である。本実施の形態にかかる燃料
遮断弁90は、蓋体92の表面の内壁側に耐燃料透過性
に優れたバリア層としての塗膜94を形成した構成に特
徴を有する。すなわち、蓋体92は、ポリエチレンから
形成され、タンク上壁FTaに対する溶着性を確保する
とともに、蓋体92の表面に、耐燃料透過性に優れた塗
膜94を形成することにより、燃料タンクFT内の燃料
蒸気が大気に放出されるのを防止している。
【0036】蓋体92の表面に塗膜94を形成する方法
としては、水またはアルコールの混合液でプライマ処理
を施した後に、EVOH、ポリビニルアセテート(PV
A)、またはポリアミドの水溶液(またはアルコール溶
液)を塗布する工程をとることができる。本実施の形態
によれば、既存の蓋体92の形状を変更することなく、
耐燃料透過性の向上を実現することができる。なお、バ
リア層としては、EVOH、PVA、ポリアミド樹脂を
蓋体92に被覆形成する方法も採用できる。この方法に
よれば、バリア層の形成のための塗膜工程を別途設ける
必要がなく、しかも、バリア層の均一性も向上させるこ
とができる。
【0037】図7は第5の実施の形態にかかる燃料遮断
弁20Bを示す断面図である。本実施の形態にかかる燃
料遮断弁20Bは、蓋体50Bの外面に溶着固定部材5
6Bを備える構成に特徴を有する。すなわち、耐油性を
有するポリアミドを母材としてポリエチレンを分散材と
して添加した樹脂材料からなる蓋体50Bの外面には、
ポリエチレン樹脂からなる溶着固定部材56Bが一体化
されている。溶着固定部材56Bは、蓋本体51Bの上
部から管体部52Bを覆う上部固定体56Baと、フラ
ンジ部53Bの外側から覆うとともにタンク上壁FTa
に溶着される溶着固定端56Bbとを一体的に形成して
いる。溶着固定部材56Bは、タンク上壁FTaと同じ
ポリエチレン(第1樹脂材料)から形成されている。溶
着固定部材56Bを蓋体50Bと一体に形成するには、
2色射出成形法により一体成形する手段、蓋体50Bと
別体に形成しこれらを嵌合する手段などを用いることが
できる。
【0038】燃料遮断弁20Bをタンク上壁FTaに取
り付けるには、蓋体50Bの環状溶着部53Baと同時
に、溶着固定部材56Bの溶着固定端56Bbも熱板に
より溶融して、環状溶着部53Baと同時にタンク上壁
FTaに溶着することにより行なう。
【0039】上記溶着固定部材56Bを用いることによ
り次の効果がある。
【0040】(1) 蓋体50Bの材料の配合割合、つ
まり第1樹脂材料と第2樹脂材料の配合によっては、燃
料透過量が増大したり、接着強度が十分に得られない場
合を生じる。しかし、蓋体50Bに第1樹脂材料を少な
めに配合して耐燃料透過性を重視して、タンク上壁FT
aとの接着強度を低下させても、溶着固定部材56B
は、タンク上壁FTaと同じ材料であるのでタンク上壁
FTaに対して高い接着強度を得ることができ、よって
蓋体50Bを一体的にタンク上壁FTaに取り付けるこ
とができる。
【0041】(2) 蓋体50Bは、タンク上壁FTa
に対して燃料透過性を抑制できる程度の密着性が得られ
ればよく、取付強度までを考慮した樹脂材料の配合とし
なくてもよい。よって、第1樹脂材料と第2樹脂材料と
の配合割合の検討を簡略化できるとともにその配合割合
の範囲を広げることができる。
【0042】(3) 溶着固定部材56Bは、蓋体50
Bに2色成形などにより一体化され、蓋体50Bと同時
にタンク上壁FTaに溶着固定できるので取付作業も容
易である。
【0043】(4) 蓋体50Bは、配合材料であるか
ら、機械的強度が低くなり易いが、これを溶着固定部材
56Bにより補強しているので、樹脂の配合により高価
となりやすい蓋体50Bの材料量を減らすことができ
る。
【0044】図8は第6の実施の形態にかかる燃料遮断
弁70Cを示す断面図である。本実施の形態にかかる燃
料遮断弁70Cは、図5の燃料遮断弁70の変形例であ
り、蓋体とケーシング本体とを一体に形成しかつ耐油性
を有するポリアミドを母材としてポリエチレンを分散材
として添加した樹脂材料から形成したケーシング72C
を備え、さらにフランジ部72Cdに溶着固定部材74
Cを一体化した構成に特徴を有している。すなわち、フ
ランジ部72Cdの上部に段部72Cfを形成し、この
段部72Cfに嵌合するように溶着固定部材74Cが一
体化されている。この溶着固定部材74Cは、ポリエチ
レン(第1樹脂材料)から形成され、その下端の溶着固
定端74Caがタンク上壁FTaに溶着されている。こ
のように、溶着固定部材74Cは、ケーシング72Cと
一体的に構成され、タンク上壁FTaに溶着される構成
であればよい。
【0045】図9は第7の実施の形態にかかる燃料遮断
弁20Dの上部を示す断面図である。蓋体50Dのフラ
ンジ部53Dの内側には、溶着固定部材56Dが一体化
されている。この溶着固定部材56Dは、ポリエチレン
から形成され、溶着固定端56Dbでタンク上壁FTa
に溶着されている。このように、溶着固定部材56D
は、蓋体50Dとタンク上壁FTaとを連結できる箇所
であれば、特に限定されない。また、溶着固定部材56
Dは、耐油性を有するポリアミドを母材としてポリエチ
レンを分散材として添加した樹脂材料からなる蓋体50
Dより燃料膨潤量が大きいから、燃料膨潤により蓋体5
0Dとの接合力が一層強くなり、蓋体50Dをタンク上
壁FTaに堅固に取り付けることができる。
【0046】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0047】(1) 上記実施の形態では、蓋体に分散
材として添加する樹脂材料は、ポリエチレンの場合につ
いて説明したが、これに限らず、燃料タンクの樹脂材料
に適合して種々の材料を選択することができる。この場
合において、その添加量は、耐燃料透過性と、蓋体と燃
料タンクの溶着の機械的強度とを勘案して定めることが
好ましい。
【0048】(2) 上記実施の形態では、蓋体と燃料
タンクとは、熱溶着する手段について説明したが、これ
に限らず、超音波溶着で接合する手段であってもよい。
【0049】(3) 蓋体やケーシングに母材として適
用する樹脂材料は、機械的物性と燃料バリア性のバラン
スが優れるポリアセタールやポリアミドが好ましいが、
燃料バリア性を有し、ポリエチレンなどの第1樹脂材料
を分散可能な樹脂材料であれば適用可能である。例え
ば、EVOHやポリビニルアセテートなどが例示でき
る。
【0050】(4) 溶着固定部材の材料として、ポリ
エチレンの場合について説明したが、マレイン酸等で変
性した接着改良性ポリエチレンを用いることで、樹脂タ
ンクとの接着性を維持したまま蓋体との接着性を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる自動車の燃
料タンクFTの上部に取り付けられる燃料遮断弁20を
示す断面図である。
【図2】燃料遮断弁20を分解した断面図である。
【図3】蓋体50により燃料蒸気が大気へ放出されるの
を防止する作用を説明する説明図である。
【図4】第2の実施の形態にかかる燃料遮断弁60を示
す断面図である。
【図5】第3の実施の形態にかかる燃料遮断弁70を示
す断面図である。
【図6】第4の実施の形態にかかる燃料遮断弁90を示
す断面図である。
【図7】第5の実施の形態にかかる燃料遮断弁20Bを
示す断面図である。
【図8】第6の実施の形態にかかる燃料遮断弁70Cを
示す断面図である。
【図9】第7の実施の形態にかかる燃料遮断弁20Dの
上部を示す断面図である。
【図10】従来の燃料遮断弁を示す断面図である。
【符号の説明】
20…燃料遮断弁 20B…燃料遮断弁 30…ケーシング本体 30S…弁室 30a…下開口 32…天井壁部 32a…上部突出部 32b…接続通路 32d…シート部 32f…環状段部 33…側壁部 33a…係合穴 35…底板 35a…係合部 35b…連通孔 35c…スプリング支持部 39…係合突起 40…フロート 40S…浮力室 40a…ガイド突条 41…上壁部 41a…弁部 42…側壁部 46…スプリング 50…蓋体 50B…蓋体 51…蓋本体 51B…蓋本体 51a…蓋嵌合部 52…管体部 52B…管体部 52a…蓋側通路 53…フランジ部 53B…フランジ部 53a…環状溶着部 53Ba…環状溶着部 54…嵌合部 54a…スリット 54b…係合穴 56B…溶着固定部材 56Ba…上部固定体 56Bb…溶着固定端 60…燃料遮断弁 62…ケーシング本体 64…蓋体 70…燃料遮断弁 70C…燃料遮断弁 72…ケーシング 72C…ケーシング 72S…フロート室 72a…天井壁部 72b…側壁部 72c…下開口 72d…フランジ部 72e…環状溶着部 72Cd…フランジ部 72Cf…段部 74C…溶着固定部材 74Ca…溶着固定端 78…底板 80…フロート 82…スプリング 90…燃料遮断弁 92…蓋体 94…塗膜 FT…燃料タンク FT1…タンク内層 FT2…タンク外層 FT3…バリア層 FTa…タンク上壁 FTc…取付穴 FTd…溶着部
フロントページの続き (72)発明者 後藤 久嗣 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 中川 正幸 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3H055 AA02 BC09 CC04 CC17 CC20 CC21 GG22 GG25 GG27 JJ03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1樹脂材料から形成されたタンク上壁
    の取付穴に、その一部を挿入した状態で取り付けられる
    とともに、燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を
    開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃料
    遮断弁において、 上記タンク上壁の上面に溶着される環状溶着端と、燃料
    タンク内と外部とを連通する接続通路とを有し、上記取
    付穴を覆う蓋体と、 この蓋体に装着されるとともに、第1樹脂材料より耐燃
    料透過性に優れた第2樹脂材料から形成され、燃料タン
    ク内と接続通路とを接続する弁室を備えたケーシング本
    体と、 上記弁室内に収納され、燃料タンク内の燃料の液位に応
    じて上記接続通路を開閉するフロートと、 を備え、 上記蓋体は、第2樹脂材料を母材とし、上記第1樹脂材
    料を分散材として添加した樹脂材料から形成されている
    燃料遮断弁。
  2. 【請求項2】 請求項1の燃料遮断弁において、 上記ケーシング本体は、シール部材を介して上記蓋体に
    支持されている燃料遮断弁。
  3. 【請求項3】 請求項1の燃料遮断弁において、 上記ケーシング本体は、溶着により蓋体に一体化されて
    いる燃料遮断弁。
  4. 【請求項4】 第1樹脂材料から形成されたタンク上壁
    の取付穴に、その一部を挿入した状態で取り付けられる
    とともに、燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を
    開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃料
    遮断弁において、 上記取付穴に挿入される筒状の側壁部と、この側壁部と
    一体形成された天井壁部と、上記天井壁部の外周部に形
    成されかつ取付穴の外周側を覆うように形成されたフラ
    ンジ部とを備え、上記側壁部と上壁部とによりカップ状
    に囲まれた弁室を形成するケーシングと、 上記弁室に収納され、燃料タンクの燃料液位に応じて浮
    力を増減することで昇降して上記接続通路を開閉するフ
    ロートと、 を備え、 上記ケーシングは、第2樹脂材料を母材とし、第1樹脂
    材料を分散材として添加した樹脂材料から形成されてい
    る燃料遮断弁。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかの燃
    料遮断弁において、 上記第1樹脂材料は、ポリエチレンであり、第2樹脂材
    料は、ポリアセタールまたはポリアミドである燃料遮断
    弁。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかの燃
    料遮断弁において、 さらに、上記蓋体に一体化されるとともに、第1樹脂材
    料から形成され、上記環状溶着端と一体にタンク上壁に
    溶着された溶着固定端を有する溶着固定部材を備えた燃
    料遮断弁。
  7. 【請求項7】 第1樹脂材料から形成されたタンク上壁
    の取付穴に、その一部を挿入した状態で取り付けられる
    とともに、燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を
    開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃料
    遮断弁において、 第1樹脂材料から形成され、上記取付穴を覆うととも
    に、タンク上壁の上面に溶着される環状溶着部と、燃料
    タンク内と外部とを連通する接続通路とを有する蓋体
    と、 第1樹脂材料より耐燃料透過性に優れた第2樹脂材料か
    ら形成され、燃料タンク内と接続通路とを接続する弁室
    を備えたケーシング本体と、 上記弁室内に収納され、燃料タンク内の燃料の液位に応
    じて上記接続通路を開閉するフロートと、 を備え、 上記蓋体の表面に、耐燃料透過性に優れたバリア層を形
    成した燃料遮断弁。
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