JP2001342834A - 作業機のパワーユニットの冷却装置 - Google Patents

作業機のパワーユニットの冷却装置

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JP2001342834A
JP2001342834A JP2000162492A JP2000162492A JP2001342834A JP 2001342834 A JP2001342834 A JP 2001342834A JP 2000162492 A JP2000162492 A JP 2000162492A JP 2000162492 A JP2000162492 A JP 2000162492A JP 2001342834 A JP2001342834 A JP 2001342834A
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JP
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radiator
oil cooler
power unit
working machine
opening
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JP2000162492A
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English (en)
Inventor
Akio Iwasaki
章夫 岩崎
Motohiro Ishii
基寛 石井
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ラジエータ12に対してオイルクーラ13が開
閉式に設置される作業機のパワーユニットにおいて、ラ
ジエータ13の洗浄が容易となるものを提供する。 【解決手段】車体3上に、エンジン10と、該エンジン
10により回転されるファン11とを搭載すると共に、
該ファン11の前方にラジエータ12とオイルクーラ1
3とをこの順に搭載する。オイルクーラ13をラジエー
タの一側部側を中心として横開き式に開閉自在に取付け
る。ラジエータ12の下方に位置する車体の底板17部
分に開口部18または開口部18とその蓋19を設け
る。洗浄におよる塵埃が開口部18を通して地面に落下
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走式作業機のパ
ワーユニットにおけるラジエータやオイルクーラ等の冷
却装置に係わり、特に廃棄物処理作業、解体作業、スク
ラップ処理作業等のように塵埃が発生しやすい作業に用
いる作業機に好適なパワーユニットの冷却装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自走式作業機には車体上にエンジンとこ
れにより駆動される油圧ポンプを含む油圧式パワーユニ
ットが搭載される。エンジンにはその冷却水を冷却する
ためのラジエータが付設され、また、ラジエータに並べ
て油圧ポンプにより吐出される作動油の温度上昇を防ぐ
ためのオイルクーラが設置され、該オイルクーラおよび
ラジエータはエンジンの出力軸に設けられたファンによ
り吸い込まれる空気により、熱交換用配管中に流れる冷
却水や作動油を冷却する。
【0003】前記ラジエータの熱交換用配管は格子状に
配設されるが、前記塵埃の発生しやすい作業を行う場
合、ガラス繊維等の塵埃がこの格子の隙間に詰まり、冷
却空気の流動を阻害するため、冷却効果が低下し、エン
ジン停止を起こすことがある。このため、このようなラ
ジエータの配管における目詰まりを防ぐために圧搾空気
の噴出やスチームジェットによりラジエータを洗浄する
必要がある。
【0004】ラジエータの外側にはオイルクーラが併設
されるので、ラジエータを洗浄する際には、その洗浄が
容易に行われるように、オイルクーラをラジエータに対
して開閉自在に取付けることが行われる。このようにオ
イルクーラを開閉自在にした例として、実開平5−82
47号、実開平5−27237号、実開平8−289
号、特開平10−220232号公報に開示されたもの
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記ラジ
エータの洗浄の際には、洗浄によりラジエータから塵埃
が車体の底板上に落下し、塵埃の排出が困難であるとい
う問題点がある。
【0006】また、車体フレームの周囲には外周フレー
ムが設けられると共に、キャブからの後方の視界を良好
とするために、パワーユニットは極力低い姿勢で車体上
に搭載することが求められる。一方、前記ラジエータ洗
浄における底板上に溜まる塵埃の除去を容易化するた
め、オイルクーラの開き角を大きくして底板上の塵埃の
車体外側への移動を容易化しようとすると、前記車体の
外周フレームを越えてオイルクーラを外側に開く必要が
あるため、オイルクーラを浮かせて設置する必要があ
る。しかし前記キャブからの後方視界の関係から、オイ
ルクーラの最上部の高さは制限をうけるから、前記開き
角を大きくとろうとすると、オイルクーラの高さ寸法を
小型化することが避けられず、熱交換機能が損なわれる
という問題点がある。
【0007】また、近年においては、オペレータの作業
環境を良好にするため、キャブに空調装置を設置するこ
とが行われるが、その空調装置用のコンデンサはパワー
ユニットとは別に設置されており、そのコンデンサ用の
ファンもコンデンサに付帯して設置する必要があるた
め、コンデンサおよびパワーユニット以外のファンを設
置するための多くのスペースが車体上に必要になるとい
う問題点がある。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑み、ラジエータ
に対してオイルクーラが開閉式に設置される作業機のパ
ワーユニットにおいて、ラジエータの洗浄が容易となる
ものを提供することを目的とする。
【0009】また本発明は、オイルクーラの開き角を大
きくすることなく、すなわちオイルクーラの機能を低下
させた構成とすることなくラジエータの洗浄が容易とな
る構成の作業機のパワーユニットの冷却装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】また、本発明は、キャブの空調装置のコン
デンサを含めた設置スペースを小さくすることができる
構成の作業機のパワーユニットの冷却装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の作業機のパワ
ーユニットの冷却装置は、車体上に、エンジンと、該エ
ンジンにより回転されるファンとを搭載すると共に、該
ファンの前方にラジエータとオイルクーラとをこの順に
搭載してなる作業機のパワーユニットの冷却装置におい
て、前記オイルクーラをラジエータの一側部を中心とし
て横開き式に開閉自在に取付け、前記ラジエータの下方
に位置する車体部分に開口部または開口部とその蓋を設
けたことを特徴とする。
【0012】このように、車体の底板に開口部を設けれ
ば、オイルクーラを開いてスチームジェットや空気ジェ
ット等によりラジエータの洗浄を行う場合、洗浄により
落下する塵埃が底板に溜まることがなくなるため、洗浄
が容易となる。
【0013】請求項2の作業機のパワーユニットの冷却
装置は、請求項1において、前記オイルクーラの開き角
が、該オイルクーラが車体の外周フレームに当接するま
での範囲以内となるように設定したことを特徴とする。
【0014】このように、オイルクーラの開き角をオイ
ルクーラが車体の外周フレームに当接するまでの範囲以
内に制限しても、前記のように底板にラジエータ洗浄に
よる塵埃が溜まることがないため、塵埃をオイルクーラ
の下面の底板上を通して外に排出する必要がなくなり、
ラジエータの洗浄が容易となる。
【0015】請求項3の作業機のパワーユニットの冷却
装置は、請求項1または2において、前記オイルクーラ
の外面に空調装置のコンデンサを搭載したことを特徴と
する。
【0016】このように、オイルクーラにコンデンサを
搭載すれば、コンデンサ用の別設のファンが不要になる
上、設置スペースも狭くてすむ。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明による作業機の一実
施の形態を示す側面図である。1は作業機の履帯式走行
体、2は該走行体1上に設置された旋回装置、3は該旋
回装置2上に設置された旋回体である。旋回体3上に
は、キャブ4、パワーユニット5、カウンタウエイト6
が設置され、かつ作業用フロント7が取付けられる。8
はパワーユニット5の側面のドアである。作業用フロン
ト7に取付ける作業具9としては、図示のような掘削用
バケット以外に、電磁石を有するリフティングマグネッ
ト、ホーク、クラムシェルバケット、グラブ等が用いら
れる。キャブ4は昇降式に構成される場合もある。ま
た、作業用フロント7に伸縮式アームを用いる場合もあ
る。
【0018】図2は前記パワーユニット5の上カバーを
開いて内部の一部の機器配置を示す平面図、図3は図2
のE-E断面図である。図2、図3において、10はエ
ンジン、11はエンジン10により駆動されるファン、
12はエンジン10の冷却水を冷却するラジエータ、1
3はオイルクーラである。ラジエータ12は旋回体フレ
ーム3a上に固定された前後のフレーム3b、3cにボ
ルト、ナットにより固定される。前記オイルクーラ13
はラジエータ12の一側面部または図示のようにラジエ
ータ12を固定するフレーム3bに設けた枢着部14を
中心として横開き式に開閉自在に取付けられる。オイル
クーラ13の自由端は、蝶ボルト15等のより前記フレ
ーム3c(またはラジエータ12)に固定される。
【0019】16はオイルクーラ13の外面に搭載した
コンデンサであり、キャブ4に設置する空調装置(図示
せず)の冷媒を冷却空気により液化するものである。前
記ラジエータ12、オイルクーラ13、コンデンサ16
はいずれもそれぞれ冷却水、作動油、冷媒を通す熱交換
用配管を有し、これらの配管を前記流体が通る間に前記
ファン11により外部から吸い込まれる空気によって各
流体が熱を奪われて冷却されるものである。
【0020】旋回体3の底板17のラジエータ12の下
方に相当する部分には、ラジエータ12を洗浄する際に
塵埃を地面に落とすための開口部18が設けられてい
る。19は該開口部18を塞ぐ蓋であり、その一方を枢
着部20により底板17に結合し、他端を蝶ボルト21
等の固定具により固定する。
【0021】本実施の形態において、ラジエータ12を
エアジェットまたはスチームジェットにより洗浄する場
合は、図2に示すようにパワーユニット5の側面のドア
8を開き、かつ図3に示すようにパワーユニット5の上
面の蓋22を開く。また、図2に示すように蝶ボルト1
5を外してオイルクーラ13を二点鎖線のように開く。
さらに、図3に示すように蝶ボルト21を外して底板1
7の開口部18を塞いでいる蓋19を二点鎖線に示すよ
うに開く。このように、底板17の開口部18を開いて
洗浄を行えば、洗浄により落下する塵埃を地面に落下さ
せることができ、洗浄が容易となる。
【0022】また、図2に示すように、オイルクーラ1
3の開き角θを、旋回体の外周フレーム3dにオイルク
ーラ13の先端が位置する範囲内に制限しても、前記の
ように底板17にラジエータ12の洗浄による塵埃が溜
まることがないため、塵埃をオイルクーラ13の下面の
底板17上を通して外に排出する必要がなくなり、ラジ
エータ12の洗浄が容易となる。また、開口部18はオ
イルクーラ13やコンデンサ16の洗浄の際の塵埃や洗
浄水の落下口ともなり、これらの洗浄も容易となる。
【0023】また、オイルクーラ13の外面にキャブ4
内に設置する空調装置のコンデンサ16を搭載し、ファ
ン11により冷媒の凝縮が行われるように構成している
ので、コンデンサ16用の別設のファンが不要になる
上、設置スペースも狭くてすむ。
【0024】本発明を実施する場合、前記開口部18を
塞ぐ蓋19は必ずしも必要ではない。また、本発明は、
車体(旋回体に相当)が旋回しない作業機にも適用する
ことができる。
【0025】
【発明の効果】請求項1によれば、車体の底板にラジエ
ータ洗浄用の開口部を設けたので、オイルクーラを開い
てスチームジェットや空気ジェット等によりラジエータ
の洗浄を行う場合、洗浄により落下する塵埃が底板に溜
まることがなくなるため、洗浄が容易となる。
【0026】請求項2によれば、オイルクーラの開き角
が、該オイルクーラが車体フレーム外周の立上縁に当接
するまでの範囲以内となるように設定したものであり、
このように構成しても、前記のように底板にラジエータ
洗浄による塵埃が溜まることがないため、塵埃をオイル
クーラの下面の底板上を通して外に排出する必要がなく
なり、ラジエータの洗浄が容易となる。従って、オイル
クーラの開き角を大きくするためにオイルクーラの上下
幅を小さくしたり、周囲のフレームに搭載部品を除去す
る必要がなく、機器配置が容易となる。
【0027】請求項3によれば、オイルクーラにコンデ
ンサを搭載したので、コンデンサ用の別設のファンが不
要になる上、設置スペースも狭くてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する作業機の一実施の形態を示す
側面図である。
【図2】本発明によるパワーユニットの冷却装置の一実
施の形態を示す平面図である。
【図3】図2のE-E断面図である。
【符号の説明】
1:走行体、2:旋回装置、3:旋回体、4:キャブ、
5:パワーユニット、6:カウンタウエイト、7:作業
用フロント、8:ドア、9:作業具、10:エンジン、
11:ファン、12:ラジエータ、13:オイルクー
ラ、14:枢着部、15:蝶ボルト、16:コンデン
サ、17:底板、18:開口部、19:蓋、20:枢着
部、21:蝶ボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体上に、エンジンと、該エンジンにより
    回転されるファンとを搭載すると共に、該ファンの前方
    にラジエータとオイルクーラとをこの順に搭載してなる
    作業機のパワーユニットの冷却装置において、 前記オイルクーラをラジエータの一側部側を中心として
    横開き式に開閉自在に取付け、 前記ラジエータの下方に位置する車体の底板部分に開口
    部または開口部とその蓋を設けたことを特徴とする作業
    機のパワーユニットの冷却装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記オイルクーラの開き角を、該オイルクーラが車体の
    外周フレームに当接するまでの範囲以内となるように設
    定したことを特徴とする作業機のパワーユニットの冷却
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 前記オイルクーラの外面にキャブの空調装置のコンデン
    サを搭載したことを特徴とする作業機のパワーユニット
    の冷却装置。
JP2000162492A 2000-05-31 2000-05-31 作業機のパワーユニットの冷却装置 Pending JP2001342834A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005319838A (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の冷却装置配設構造
JP2007071091A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 冷却装置および作業機械
JP2011140839A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2007071091A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 冷却装置および作業機械
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

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