JP2001341972A - リフティングマグネット吊具とその水平制御方法 - Google Patents

リフティングマグネット吊具とその水平制御方法

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JP2001341972A JP2000162785A JP2000162785A JP2001341972A JP 2001341972 A JP2001341972 A JP 2001341972A JP 2000162785 A JP2000162785 A JP 2000162785A JP 2000162785 A JP2000162785 A JP 2000162785A JP 2001341972 A JP2001341972 A JP 2001341972A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】経済的で、吊上能力も高いリフティングマグネ
ット吊具の水平制御方法を提供する。 【解決手段】クレーンCに吊り下げられたメインビーム
10と、吊材を吊り下げる複数のマグネット12と、マ
グネット12をメインビーム10上で移動させる移動機
構13とからなるリフティングマグネット吊具1を用
い、メインビーム10の一端側に、マグネット12のう
ち数個のマグネット12によって、吊材Sを吊り下げ、
他のマグネット12を、メインビーム10が水平になる
ように、メインビーム10の他端側に配置する。リフテ
ィングマグネット吊具に特別な機構を取り付けることな
く、吊具を水平に保つことができるので、製造コストが
余分にかからず経済的であり、リフティングマグネット
吊具1の総重量も増加しないので、吊上能力を高く維持
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リフティングマグ
ネット吊具とその水平制御方法に関する。さらに詳しく
は、複数のマグネットを備えたリフティングマグネット
吊具において、吊材を端吊りしたときに吊具の傾きを水
平に保つ水平制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼材製品には、鋼板、形鋼、パイプ等が
あり、それら鋼材製品(以下吊材Sで示す)をハンドリ
ングする様々な分野にリフティングマグネット吊具100
が使用されている。リフティングマグネット吊具100 の
基本構成は、図9に示すように、吊ビーム101 に複数の
マグネット102 を取り付け、各マグネット102 間の吊り
間隔は移動機構103 で変更できるようになっている。吊
り間隔の変更は、吊材Sの長さの長短に合わすためであ
り、吊り間隔の調整は吊具のバランスのため左右等間隔
になるように制御される。
【0003】ところで、吊材Sを船に積み込む船積作
業、あるいは船から陸揚げする水切り作業では、船倉の
奥の吊材Sを扱うのにどうしてもリフティングマグネッ
ト吊具100 の端のマグネット102 で吊材Sを吊る端吊り
作業が不可避である。また、船積作業、水切り作業以外
にも、ヤード作業あるいは鋼材加工ライン等でも端吊り
作業の必要性は多い。しかるに、吊材Sを端吊りする
と、図9に示すようにリフティングマグネット吊具100
が傾き、そのため作業性を著しく損なうと共に、安全面
でも問題がある。
【0004】クレーンとの取合では、特にシングルフッ
ククレーンでの端吊り作業によるリフティングマグネッ
ト吊具100 の傾きの問題は顕著で、リフティングマグネ
ット作業が非常に難しい。そのためワイヤー掛け作業あ
るいはハッカー作業によらざるを得ず、多くの玉掛者を
必要とし、リフティングマグネット化による省力合理化
の妨げとなっている。
【0005】一般的な吊具の傾きを防止する(吊具を水
平に保つ)技術として次のような従来技術がある。 ・特開平7−309580号公報には、天秤ビームと吊
具の間にジャッキ等からなる水平保持機構を設ける技術
が開示されている。 ・実開平6−27867号公報(登録番号第25529
29号)には、吊ビーム上に可動重鎮を設ける技術が開
示されている。 ・実開平7−38066号公報の9図には、片荷で吊具
が傾くと、未使用のバキュームリフトとバランスウエイ
トで傾きを直す技術が開示されている。 ところが、これら従来技術は吊具の傾き防止のために特
別な機構を要する内容のもので、経済的でなく、吊具の
総重量が増加し、吊上能力が劣るという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑み、経済的で、吊上能力も高い、リフティングマグネ
ット吊具とその水平制御方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のリフティング
マグネット吊具の水平制御方法は、クレーンに吊り下げ
られたメインビームと、吊材を吊り下げる複数のマグネ
ットと、該マグネットを前記メインビーム上で移動させ
る移動機構とからなるリフティングマグネット吊具を用
い、前記メインビームの一端側に、前記マグネットのう
ち数個のマグネットによって、吊材を吊り下げ、他のマ
グネットを、前記メインビームが水平になるように、該
メインビームの他端側に配置することを特徴とする。請
求項2のリフティングマグネット吊具の水平制御方法
は、クレーンに吊り下げられたメインビームと、吊材を
吊り下げる複数のマグネットと、該マグネットを前記メ
インビーム上で移動させる移動機構と、前記移動機構に
取り付けられ、各マグネットの前記メインビームの基準
点に対する位置を検知する位置センサと、該位置センサ
からの信号と吊材仕様が入力され、前記メインビームの
傾きを演算し、前記移動機構を作動させる演算機とを備
えたリフティングマグネット吊具を用い、前記メインビ
ームの一端側に、前記マグネットのうち、数個のマグネ
ットによって吊材を吊り下げ、前記演算機に吊材仕様を
入力し、前記演算機によって、前記移動機構を作動し、
他のマグネットを、前記メインビームが水平になるよう
に、該メインビームの他端側に配置することを特徴とす
る。請求項3のリフティングマグネット吊具は、クレー
ンに吊り下げられたメインビームと、吊材を吊り下げる
複数のマグネットと、該マグネットを前記メインビーム
上で移動させる移動機構と、前記メインビームを水平に
保つ水平制御装置を備えたリフティングマグネット吊具
であって、該水平制御装置が、前記移動機構に取り付け
られ、各マグネットの前記メインビームの基準点に対す
る位置を検知する位置センサと、該位置センサからの信
号と吊材仕様とが入力され、前記メインビームの傾きを
演算し、前記メインビームが、水平になるように、前記
移動機構を作動させる演算機とからなることを特徴とす
る。請求項4のリフティングマグネット吊具の水平制御
方法は、クレーンに吊り下げられたメインビームと、該
メインビームに、その両端から出没可能に取り付けられ
た一対の可動ビームと、該一対の可動ビームを、前記メ
インビームから出没させる伸縮機構と、前記一対の可動
ビームの下部に取り付けられたマグネットとからなるリ
フティングマグネット吊具を用い、一方の前記可動ビー
ムに取り付けられた前記マグネットに吊材を吊下げ、他
方の前記可動ビームを、前記メインビームが水平になる
ように、該メインビームの他端から突出させることを特
徴とする。請求項5のリフティングマグネット吊具の水
平制御方法は、クレーンに吊り下げられたメインビーム
と、該メインビームに、その両端から出没可能に取り付
けられた一対の可動ビームと、該一対の可動ビームを、
前記メインビームから出没させる伸縮機構と、前記一対
の可動ビームの両端下部に取り付けられたマグネット
と、前記一対の可動ビームにそれぞれ取り付けられ、該
一対の可動ビームの外端の前記メインビーム両端からの
突出量を検知する位置センサと、該位置センサからの信
号と吊材仕様が入力され、前記メインビームの傾きを演
算し、前記伸縮機構を作動させる演算機とを備えたリフ
ティングマグネット吊具を用い、一方の前記可動ビーム
に取り付けられた前記マグネットに吊材を吊下げ、前記
演算機に吊材仕様を入力し、前記演算機によって、前記
伸縮機構を作動させ、他方の前記可動ビームを、前記メ
インビームが水平になるように、該メインビームの他端
から出没させることを特徴とする。請求項6のリフティ
ングマグネット吊具は、クレーンに吊り下げられたメイ
ンビームと、該メインビームに、その両端から出没可能
に取り付けられた一対の可動ビームと、該一対の可動ビ
ームを、前記メインビームから出没させる伸縮機構と、
前記一対の可動ビームの両端下部に取り付けられたマグ
ネットと、前記メインビームを水平に保つ水平制御装置
を備えたリフティングマグネット吊具において、該水平
制御装置が、前記一対の可動ビームにそれぞれ取り付け
られ、該一対の可動ビームの外端の前記メインビーム両
端からの突出量を検知する位置センサと、該位置センサ
からの信号と吊材仕様とが入力され、前記メインビーム
の傾きを演算し、前記伸縮機構を作動させる演算機とか
らなることを特徴とする。
【0008】請求項1の発明によれば、メインビームの
一端に、数個のマグネットによって吊材を端吊りして
も、吊材が取り付けられていない他のマグネットを、移
動機構によって、メインビームの他端の適所に移動し、
配置すれば、他のマグネットがバランスウェイトとして
働き、メインビームの中央に対して、その両端のバラン
スをとることができるので、メインビームを水平に保つ
ことができる。しかも、吊材の吊上に使用していないマ
グネットを、バランスウェイトとして利用するので、吊
具に特別な機構を取り付ける必要がない。したがって、
吊具の製造コストが余分にかからず経済的であり、吊具
の総重量も増加しないので、吊上能力を高く維持でき
る。請求項2の発明によれば、メインビームの一端に、
数個のマグネットによって吊材を端吊りし、吊材の仕様
を、演算機に入力すれば、位置センサからの各マグネッ
トの位置信号と吊材仕様とを用いて演算機がメインビー
ムの傾きを演算する。ついで、演算機が、吊材が吊り下
げられていない他のマグネットを、移動機構によってメ
インビームの他端側の適所に移動し、配置すれば、他の
マグネットがバランスウェイトとして働き、メインビー
ムの中央に対して、その両端のバランスをとることがで
きるので、メインビームを水平に保つことができる。し
かも、吊材の吊上に使用していないマグネットを、バラ
ンスウェイトとして利用するので、吊具に特別な機構を
取り付ける必要がない。さらに、演算機が、他のマグネ
ットを配置する位置を瞬時に演算するので、他のマグネ
ットのメインビームの他端への配置が正確かつ素早くな
り、メインビームを正確かつ素早く水平に保つことがで
きる。したがって、作業の効率が良くなり、吊具の製造
コストが余分にかからず経済的であり、吊具の総重量も
増加しないので、吊上能力を高く維持できる。請求項3
の発明によれば、数個のマグネットによって、吊材をメ
インビームの一端側に端吊りし、吊材の仕様を、入力装
置から演算機に入力すれば、位置センサからの各マグネ
ットの位置信号と吊材仕様を用いて演算機がメインビー
ムの傾きを演算する。ついで、演算機が吊材が吊り下げ
られていない他のマグネットを移動機構によって他端側
に移動させ適所に配置する。したがって、メインビーム
を正確かつ素早く水平に保つことができるので、作業の
効率が良くなる。請求項4の発明によれば、一方の可動
ビームのマグネットに吊材を吊り下げ、他方の可動ビー
ムを伸縮機構によって、メインビームの他端から突出さ
せると、他方の可動ビームがバランスウェイトとして働
き、メインビームの中央に対してその両端のバランスを
とることができるので、メインビームを水平に保つこと
ができる。しかも、吊材の吊上に使用していない可動ビ
ームを、バランスウェイトとして利用するので、吊具に
特別な機構を取り付ける必要がない。したがって、吊具
の製造コストが余分にかからず経済的であり、吊具の総
重量も増加しないので、吊上能力を高く維持できる。請
求項5の発明によれば、一方の可動ビームのマグネット
に吊材を吊り下げ、吊材仕様を演算機に入力すれば、位
置センサからの両方の可動ビームの位置信号と吊材仕様
とを用いて、演算機がメインビームの傾きを演算する。
ついで、演算機が他方の可動ビームをメインビームの他
端から伸縮機構によって突出させると、他方の可動ビー
ムがバランスウェイトとして働き、メインビームの中央
に対して、その両端のバランスをとることができるの
で、メインビームを水平に保つことができる。しかも、
吊材の吊上に使用していない可動ビームを、バランスウ
ェイトとして利用するので、吊具に特別な機構を取り付
ける必要がない。さらに演算機が、他方の可動ビームの
メインビームの他端から突出させる量を瞬時に演算する
ので、他方の可動ビームを正確かつ素早く突出させるこ
とができ、メインビームを正確かつ素早く水平に保つこ
とができる。したがって、作業の効率が良くなり、吊具
の製造コストが余分にかからず経済的であり、吊具の総
重量も増加しないので、吊上能力を高く維持できる。請
求項6の発明によれば、一方の可動ビームのマグネット
に吊材を取り付け、吊材仕様を入力装置から演算機に入
力すれば、位置センサからの両方の可動ビームの位置信
号を吊材仕様を用いて、演算機が吊具の傾きを演算す
る。ついで、演算機が他方の可動ビームをメインビーム
の他端から伸縮機構によって突出させる。したがって、
メインビームを正確かつ素早く水平に保つことができる
ので、作業の効率が良くなる。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。まず、第1実施形態のリフティング
マグネット吊具1Aを説明する。図1は第1実施形態の
リフティングマグネット吊具1Aによって短い吊材Sを
吊り上げたときの概略説明図である。図2は水平制御装
置20を備えた第1実施形態リフティングマグネット吊
具1Aの概略説明図である。図1および図2において、
符号Cは、クレーンフックを示している。このクレーン
フックCには、2本の吊ワイヤーW,Wの一端が掛合し
ており、その他端には、リフティングマグネット吊具1
Aが取り付けられている。
【0010】さて、第1実施形態のリフティングマグネ
ット吊具1Aを説明する。第1実施形態のリフティング
マグネット吊具1Aは、メインビーム10と可動マグネ
ット11A ,11B ,11C ,11D ,11E ,11F と水平制御装
置20とから基本構成されたものである。
【0011】前記2本の吊ワイヤーW,Wの他端には、
メインビーム10の両端上部がそれぞれ取り付けられて
いる。
【0012】つぎに、可動マグネット11を説明する。
各可動マグネット11は、マグネット12、移動機構1
3およびチェーン14から構成されている。マグネット
12は、鋼材S等の吊材を吊り下げるものである。この
マグネット12は、チェーン14によってメインビーム
10に取り付けられた移動機構13に吊り下げられてい
る。移動機構13は、例えばモータで台車を走行させる
電動トロリーであり、メインビーム10の長手方向に沿
って、マグネット12を移動させるものである。なお、
移動機構13は、マグネット12をメインビーム10上
で個別に移動させるものであれば、どのような機構を用
いてもよい。
【0013】つぎに、水平制御装置20を説明する。図
3は水平制御装置20がメインビーム10A を水平に保つ
フローチャートである。図2および図3に示すように、
水平制御装置20は、位置センサー21A 〜21F 、演算機
22、入力装置23および切替スイッチ24から構成さ
れたものである。
【0014】前記可動マグネット11の移動機構13A 〜
13F には、それぞれ位置センサー21A 〜21F が取り付け
られている。各位置センサー21は、例えばパルスジェ
ネレータであり、メインビーム10の長手方向における
中央等の基準位置に対する、各可動マグネット11の位
置を検出するものである。各位置センサー21は、図示
しない電気配線によって、演算機22に接続されてい
る。なお、位置センサー21はパルスジェネレータに限
られず、光センサ、超音波センサ等、メインビーム10
の基準位置に対する移動機構13の位置を検出できるも
のであればよい。
【0015】演算機22は、受信部22a 、演算部22b お
よび発信部22c を備えている。受信部22a は、位置セン
サー21A 〜21F からの信号を受信し、演算部22b にその
信号を出力するものである。演算部22b は、受信部22a
から送られた信号と、後述する入力装置23から入力さ
れた吊材仕様とを演算し、メインビーム10の傾きを算
出するものである。また、演算部22b は、メインビーム
10を水平に保つために、吊材が吊り下げられていない
可動マグネット11を配置する最適な位置を算出し、そ
の信号を発信部22c に出力する。発信部22c は、演算部
22b からの信号を、各可動マグネット11の移動機構1
3に送信するものである。
【0016】図3に示すように、演算機22には、入力
装置23が接続されている。この入力装置23は、吊材
の仕様を入力するためのものであり、例えばキーボード
や誘導無線による遠隔入力装置等である。
【0017】また、演算機22には、切替スイッチ24
も接続されている。この切替スイッチ24は、複数の移
動機構13を、連動して移動させる連動スイッチと、個
別に移動可能とする分離スイッチとで切り替えることが
できるものである。
【0018】つぎに、第1実施形態のリフティングマグ
ネット吊具1Aの作用と効果を説明する。図5に示すよ
うに、長尺の鋼材等の吊材Sを吊り上げるときには、切
替スイッチ24を連動スイッチに切り替え、全ての可動
マグネット11A 〜11F を連動して移動させ、各可動マグ
ネット11間の間隔(以下吊り間隔で示す)を等しく、
かつ、メインビーム10の中央に対して対称に配置す
る。そして、全ての可動マグネット11A 〜11F を用い
て、吊材Sを吊り下げれば、メインビーム10を水平に
保ったまま吊材Sを吊り上げることができる。
【0019】つぎに、第1実施形態のリフティングマグ
ネット吊具1Aを用いて、貨物船Fから吊材Sを降ろす
水切作業を説明する。図6は第1実施形態のリフティン
グマグネット吊具1Aによって吊材Sを貨物船Fから陸
上げする水切り作業の概略説明図である。同図に示すよ
うに、貨物船Fの船倉に積み込まれている鋼材等の吊材
Sを降ろすときに、リフティングマグネット吊具1のメ
インビーム10の一端しか船倉に入らない場合には、メ
インビーム10の一端に吊材Sを端吊りする。
【0020】まず、切替スイッチ24を分離スイッチに
切り替え、可動マグネット11A 〜11C をメインビーム1
0の一端に移動させ、等間隔に配置する。ついで、可動
マグネット11A 〜11C に吊材Sを吊り下げる。
【0021】このとき位置センサー21A 〜21F が、吊材
Sが吊り下げられた可動マグネット11A 〜11C 、および
吊材Sが吊り下げられていない可動マグネット11D 〜11
F の基準位置に対する距離をそれぞれ検出し、各位置セ
ンサー21が演算機22に位置信号を送信する。
【0022】ついで、吊材Sの長さや重量等の吊材仕
様、および吊材Sを取り付けた可動マグネット11の番
号等を、入力装置23から演算機22に入力する。する
と、吊材仕様と各可動マグネット11の位置信号とから
演算機22がメインビーム10の傾きを演算する。さら
に、演算機22は、吊材Sが端吊りされたメインビーム
10の一端と、吊材Sが吊り下げされていないメインビ
ーム10の他端とがバランスするように、可動マグネッ
ト11D 〜11F の配置位置を演算し、発信部22c が可動マ
グネット11D 〜11F の移動機構13D 〜13F に信号を送信
する。
【0023】すると、発信部22c からの信号を受けて、
可動マグネット11D 〜11F の移動機構13D 〜13F が作動
し、可動マグネット11D 〜11F をメインビーム10の他
端側に移動させ、メインビーム10の他端の適所に配置
するので、メインビーム10を水平に保つことができ
る。
【0024】なお、水平制御装置20は設けなくてもよ
い。この場合、人が目視によってメインビーム10の傾
きを確認し、メインビーム10が水平になるように吊材
が吊り下げられていない可動マグネット11を移動させ
ればよい。さらになお、図4に示すように、水平制御装
置20を設けるかわりに、傾き検知センサ15をメイン
ビーム10に取り付けてもよい。この場合、傾き検知セ
ンサ15からの信号をモニタ等で確認しながら可動マグ
ネット11を移動させれば、メインビーム10を正確に
水平に保つことができる。
【0025】したがって、第1実施形態のリフティング
マグネット吊具1によれば、メインビーム10の一端
に、数個の可動マグネット11によって鋼材等の吊材S
を端吊りし、吊材Sの仕様を、演算機22に入力すれ
ば、位置センサ21からの各可動マグネット11の位置
信号と吊材仕様とを用いて演算機22がメインビーム1
0の傾きを演算する。ついで、演算機22が鋼材が吊り
下げられていない他の可動マグネット11を、移動機構
13によってメインビーム10の他端側の適所に移動
し、配置すれば、他の可動マグネット11がバランスウ
ェイトとして働き、メインビーム10の中央に対して、
その両端のバランスをとることができるので、メインビ
ーム10を水平に保つことができる。しかも、吊材Sの
吊上に使用していない可動マグネット11を、バランス
ウェイトとして利用するので、リフティングマグネット
吊具1に特別な機構を取り付ける必要がない。さらに、
演算機22が、他の可動マグネット11を配置する位置
を瞬時に演算するので、他の可動マグネット11のメイ
ンビーム10の他端への配置が、正確かつ素早くなるの
で、メインビーム10を正確かつ素早く水平に保つこと
ができる。したがって、作業の効率が良くなり、リフテ
ィングマグネット吊具1の製造コストが余分にかからず
経済的であり、リフティングマグネット吊具1の総重量
も増加しないので、吊上能力を高く維持できる。
【0026】つぎに、第2実施形態のリフティングマグ
ネット吊具1Bを説明する。図7は第2実施形態のリフ
ティングマグネット吊具1Bによって短い吊材Sを吊り
上げたときの概略説明図である。同図において、符号C
は、クレーンフックを示している。このクレーンフック
Cには、2本の吊ワイヤーW,Wの一端が掛合してお
り、その他端には、リフティングマグネット吊具1Aが
取り付けられている。
【0027】さて、第2実施形態のリフティングマグネ
ット吊具1Bを説明する。第2実施形態のリフティング
マグネット吊具1Bは、メインビーム30、伸縮機構3
1、可動ビーム35、マグネット36および水平制御装
置40から基本構成されたものである。
【0028】まず、メインビーム30を説明する。前記
2本の吊ワイヤーW,Wの他端には、メインビーム30
の両端上部がそれぞれ取り付けられている。このメイン
ビーム30は、長尺な中空の角柱である。このメインビ
ーム30の下面には、メインビーム30の長手方向に沿
って溝が形成されている。
【0029】前記メインビーム30の両端には、左右一
対の可動ビーム35a ,35b が、メインビーム30の両端
から出没可能に挿入されている。
【0030】各可動ビーム35の下端には、マグネット
36がチェーン37によって吊り下げられている。この
マグネット36は、吊材Sを吊り下げるためのものであ
る。
【0031】つぎに伸縮機構31を説明する。メインビ
ーム30の両端には、可動ビーム35a ,35b をメインビ
ーム30に対して出没させる伸縮機構31A ,31B が、そ
れぞれ設けられている。各伸縮機構31は、駆動モータ
32と、チェーン機構33と、支持ローラ34とから基
本構成されている。
【0032】メインビーム30の両端には、例えば公知
のモータである駆動モータ32,32がそれぞれ取り付
けられている。この各駆動モータ32の主軸は、チェー
ン機構33の駆動ローラに接続されている。前記メイン
ビーム30の内面と、各可動ビーム35の上面との間に
は、チェーン機構33が、メインビーム30の長手方向
に沿ってそれぞれ設けられている。このチェーン機構3
3は、駆動ローラと、駆動ローラと平行に設けられた従
動ローラと、両ローラ間に巻き掛けられたチェーンとか
ら構成されている。このチェーンには、前記可動ビーム
35のメインビーム30内の一端が取り付けられてい
る。また、各可動ビーム35の下面と、メインビーム3
0の両端下部内面の間には、可動ビーム35を支え、そ
の出没を案内する支持ローラ34,34それぞれが取り
付けられている。
【0033】したがって、駆動モータ32を駆動する
と、チェーン機構33のチェーンが移動し、そのチェー
ンに取り付けられた可動ビーム35が、支持ローラ34
に支えられて、メインビーム30の長手方向に沿って移
動し、メインビーム30の一端から出没するのである。
【0034】なお、伸縮機構31は上記の構成に限ら
ず、可動ビーム35をメインビーム30の両端に対して
出没できるものであればよい。
【0035】つぎに、水平制御装置40を説明する。図
8は水平制御装置40がメインビーム30を水平に保つ
フローチャートである。図7および図8に示すように、
水平制御装置40は、一対の位置センサ41A,41B 、演
算機42、入力装置43および切替スイッチ44から構
成されたものである。
【0036】前記可動ビーム35a ,35b の外端には、位
置センサ41A ,41B がそれぞれ取り付けられている。各
位置センサー41は、例えばパルスジェネレータであ
り、可動ビーム35a ,35b のメインビーム30の両端か
らの突出量を検出するものである。各位置センサー41
は、図示しない電気配線によって、演算機42に接続さ
れている。なお、位置センサー41はパルスジェネレー
タに限られず、他に、光センサ、超音波センサ等、可動
ビーム35のメインビーム30から突出量を検出できる
ものであればよい。
【0037】演算機42は、受信部42a 、演算部42b お
よび発信部42c を備えている。受信部42a は、位置セン
サー41A ,41B からの信号を受信し、演算部42b にその
信号を出力するものである。演算部42b は、受信部42a
から送られた信号と、後述する入力装置43から入力さ
れた吊材使用を演算し、メインビーム30の傾きを算出
するものである。また演算部42b は、メインビーム30
を水平に保つために、吊材が吊り下げられていない可動
ビーム35のメインビーム30からの突出させる最適な
長さを算出し、その信号を発信部42c に出力する。発信
部42c は、演算部42b からの信号を、メインビーム30
の伸縮機構31に送信するものである。
【0038】図5に示すように、演算機42には、入力
装置43が接続されている。この入力装置43は、吊材
の仕様を入力するためのものであり、例えばキーボード
や誘導無線による遠隔入力装置等である。
【0039】また、演算機42には、切替スイッチ44
も接続されている。この切替スイッチ44は、一対の可
動ビーム35a ,35b を、連動して移動させる連動スイッ
チと、個別に移動可能とする分離スイッチとで切り替え
ることができるものである。
【0040】つぎに、第2実施形態のリフティングマグ
ネット吊具1Bの作用と効果を説明する。図示しない
が、長尺の鋼材等の吊材Sを吊り上げるときには、切替
スイッチ44を連動スイッチに切り替え、一対の可動ビ
ーム35a ,35b を連動して出没させ、両端からの各可動
ビーム35の突出量を同じにする。そして、可動ビーム
35a,35b の両方のマグネット36を用いて、吊材Sを
吊り下げれば、メインビーム30を水平に保ったまま吊
材Sを吊り上げることができる。
【0041】図7に示すように、短い鋼材等の吊材S
を、メインビーム30に端吊りする場合には、まず、切
替スイッチ44を分離スイッチに切り替え、一方の可動
ビーム35a のマグネット36に吊材Sを吊り下げる。
【0042】このとき位置センサー41A ,41B が吊材S
が吊り下げられた可動ビーム35a および鋼材が吊り下げ
られていない可動ビーム35b におけるメインビーム30
の両端からの突出量をそれぞれ検出し、各位置センサー
41が演算機42に位置信号を送信する。
【0043】ついで、吊材Sの長さや重量等の吊材仕様
を、入力装置43から演算機42に入力する。すると、
吊材仕様と位置センサー41A ,41B の位置信号とから演
算機42がメインビーム30の傾きを演算する。さら
に、演算機42は、メインビーム30がバランスするよ
うに、吊材Sが吊り下げられていない可動ビーム35b を
メインビーム30から突出させる最適な長さを演算し、
伸縮機構31B に信号を出力する。
【0044】すると、演算機42から信号を受けて、吊
材Sが吊り下げられていない可動ビーム35b が最適な長
さだけメインビーム30の他端から突出するので、メイ
ンビーム30を水平に保つことができる。
【0045】なお、水平制御装置40は設けなくてもよ
い。この場合、人が目視によってメインビーム30の傾
きを確認し、メインビーム30が水平になるように吊材
が吊り下げられていない可動ビーム35を出没させれば
よい。さらになお、水平制御装置40を設けるかわり
に、傾き検知センサをメインビーム30に取り付けても
よい。この場合傾き検知センサからの信号をモニタ等で
確認しながら可動ビーム35を出没させれば、メインビ
ーム30を正確に水平に保つことができる。
【0046】したがって、第2実施形態のリフティング
マグネット吊具1Bによれば、一方の可動ビーム35a の
マグネット36に吊材Sを吊り下げ、吊材仕様を演算機
42に入力すれば、位置センサ41からの両方の可動ビ
ーム35,35の位置信号と吊材仕様とを用いて、演算
機42がメインビーム30の傾きを演算する。ついで、
演算機42が他方の可動ビーム35b をメインビーム30
の他端から伸縮機構31B によって突出させさせると、他
方の可動ビーム35b がバランスウェイトとして働き、メ
インビーム30の中央に対してその両端のバランスをと
ることができるので、メインビーム30を水平に保つこ
とができる。しかも、吊材Sの吊上に使用していない可
動ビーム35b を、バランスウェイトとして利用するの
で、吊具に特別な機構を取り付ける必要がない。さらに
演算機42が、他方の可動ビーム35b のメインビーム3
0の他端から突出させる量を瞬時に演算するので、他方
の可動ビーム35b を正確かつ素早く突出させることがで
きるので、メインビーム30を正確かつ素早く水平に保
つことができる。したがって、作業の効率が良くなり、
吊具の製造コストが余分にかからず経済的であり、吊具
の総重量も増加しないので、吊上能力を高く維持でき
る。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、吊具に特別な
機構を取り付けることなく、吊具を水平に保つことがで
きるので、吊具の製造コストが余分にかからず経済的で
あり、吊具の総重量も増加しないので、吊上能力を高く
維持できる。請求項2の発明によれば、吊具を正確かつ
素早く水平に保つことができるので、作業の効率が良く
なり、吊具の製造コストが余分にかからず経済的であ
り、吊具の総重量も増加しないので、吊上能力を高く維
持できる。請求項3の発明によれば、吊具を正確かつ素
早く水平に保つことができるので、作業の効率が良くな
る。請求項4の発明によれば、吊具に特別な機構を取り
付けることなく、吊具を水平に保つことができるので、
吊具の製造コストが余分にかからず経済的であり、吊具
の総重量も増加しないので、吊上能力を高く維持でき
る。請求項5の発明によれば、吊具を正確かつ素早く水
平に保つことができるので、作業の効率が良くなり、吊
具の製造コストが余分にかからず経済的であり、吊具の
総重量も増加しないので、吊上能力を高く維持できる。
請求項6の発明によれば、吊具を正確かつ素早く水平に
保つことができるので、作業の効率が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のリフティングマグネット吊具1
Aによって短い吊材Sを吊り上げたときの概略説明図で
ある。
【図2】水平制御装置20を備えた第1実施形態リフテ
ィングマグネット吊具1Aの概略説明図である。
【図3】水平制御装置20がメインビーム10を水平に
保つフローチャートである。
【図4】メインビーム10上に傾き検知センサ15を取
り付けた第1実施形態のリフティングマグネット吊具1
Aの概略説明図である。
【図5】第1実施形態のリフティングマグネット吊具1
Aによって長い吊材Sを吊り上げたときの概略説明図で
ある。
【図6】第1実施形態のリフティングマグネット吊具1
Aによって吊材Sを貨物船Fから陸上げする水切り作業
の概略説明図である。
【図7】第2実施形態のリフティングマグネット吊具1
Bによって短い吊材Sを吊り上げたときの概略説明図で
ある。
【図8】水平制御装置40がメインビーム30を水平に
保つフローチャートである。
【図9】従来のリフティングマグネット吊具によって短
い鋼材Sを吊り上げたときの概略説明図である。
【符号の説明】
1 リフティングマグネット吊具 10 メインビーム 12 マグネット 13 移動機構 20 水平制御装置 21 位置センサー 22 演算機 30 メインビーム 31 伸縮機構 32 駆動モータ 33 チェーン機構 35 可動ビーム 36 マグネット 40 水平制御装置 41 位置センサー 42 演算機 C クレーンフック S 吊材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレーンに吊り下げられたメインビーム
    と、吊材を吊り下げる複数のマグネットと、該マグネッ
    トを前記メインビーム上で移動させる移動機構とからな
    るリフティングマグネット吊具を用い、前記メインビー
    ムの一端側に、前記マグネットのうち数個のマグネット
    によって、吊材を吊り下げ、他のマグネットを、前記メ
    インビームが水平になるように、該メインビームの他端
    側に配置することを特徴とするリフティングマグネット
    吊具の水平制御方法。
  2. 【請求項2】クレーンに吊り下げられたメインビーム
    と、吊材を吊り下げる複数のマグネットと、該マグネッ
    トを前記メインビーム上で移動させる移動機構と、前記
    移動機構に取り付けられ、各マグネットの前記メインビ
    ームの基準点に対する位置を検知する位置センサと、該
    位置センサからの信号と吊材仕様が入力され、前記メイ
    ンビームの傾きを演算し、前記移動機構を作動させる演
    算機とを備えたリフティングマグネット吊具を用い、前
    記メインビームの一端側に、前記マグネットのうち、数
    個のマグネットによって吊材を吊り下げ、前記演算機に
    吊材仕様を入力し、前記演算機によって、前記移動機構
    を作動し、他のマグネットを、前記メインビームが水平
    になるように、該メインビームの他端側に配置すること
    を特徴とするリフティングマグネット吊具の水平制御方
    法。
  3. 【請求項3】クレーンに吊り下げられたメインビーム
    と、吊材を吊り下げる複数のマグネットと、該マグネッ
    トを前記メインビーム上で移動させる移動機構と、前記
    メインビームを水平に保つ水平制御装置を備えたリフテ
    ィングマグネット吊具であって、該水平制御装置が、前
    記移動機構に取り付けられ、各マグネットの前記メイン
    ビームの基準点に対する位置を検知する位置センサと、
    該位置センサからの信号と吊材仕様とが入力され、前記
    メインビームの傾きを演算し、前記メインビームが、水
    平になるように、前記移動機構を作動させる演算機とか
    らなることを特徴とするリフティングマグネット吊具。
  4. 【請求項4】クレーンに吊り下げられたメインビーム
    と、該メインビームに、その両端から出没可能に取り付
    けられた一対の可動ビームと、該一対の可動ビームを、
    前記メインビームから出没させる伸縮機構と、前記一対
    の可動ビームの下部に取り付けられたマグネットとから
    なるリフティングマグネット吊具を用い、一方の前記可
    動ビームに取り付けられた前記マグネットに吊材を吊下
    げ、他方の前記可動ビームを、前記メインビームが水平
    になるように、該メインビームの他端から突出させるこ
    とを特徴とするリフティングマグネット吊具の水平制御
    方法。
  5. 【請求項5】クレーンに吊り下げられたメインビーム
    と、該メインビームに、その両端から出没可能に取り付
    けられた一対の可動ビームと、該一対の可動ビームを、
    前記メインビームから出没させる伸縮機構と、前記一対
    の可動ビームの両端下部に取り付けられたマグネット
    と、前記一対の可動ビームにそれぞれ取り付けられ、該
    一対の可動ビームの外端の前記メインビーム両端からの
    突出量を検知する位置センサと、該位置センサからの信
    号と吊材仕様が入力され、前記メインビームの傾きを演
    算し、前記伸縮機構を作動させる演算機とを備えたリフ
    ティングマグネット吊具を用い、一方の前記可動ビーム
    に取り付けられた前記マグネットに吊材を吊下げ、前記
    演算機に吊材仕様を入力し、前記演算機によって、前記
    伸縮機構を作動させ、他方の前記可動ビームを、前記メ
    インビームが水平になるように、該メインビームの他端
    から出没させることを特徴とするリフティングマグネッ
    ト吊具の水平制御方法。
  6. 【請求項6】クレーンに吊り下げられたメインビーム
    と、該メインビームに、その両端から出没可能に取り付
    けられた一対の可動ビームと、該一対の可動ビームを、
    前記メインビームから出没させる伸縮機構と、前記一対
    の可動ビームの両端下部に取り付けられたマグネット
    と、前記メインビームを水平に保つ水平制御装置を備え
    たリフティングマグネット吊具において、該水平制御装
    置が、前記一対の可動ビームにそれぞれ取り付けられ、
    該一対の可動ビームの外端の前記メインビーム両端から
    の突出量を検知する位置センサと、該位置センサからの
    信号と吊材仕様とが入力され、前記メインビームの傾き
    を演算し、前記伸縮機構を作動させる演算機とからなる
    ことを特徴とするリフティングマグネット吊具。
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