JP2001341903A - ロール紙装填機構およびロール紙プリンタ - Google Patents

ロール紙装填機構およびロール紙プリンタ

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JP2001341903A
JP2001341903A JP2000169241A JP2000169241A JP2001341903A JP 2001341903 A JP2001341903 A JP 2001341903A JP 2000169241 A JP2000169241 A JP 2000169241A JP 2000169241 A JP2000169241 A JP 2000169241A JP 2001341903 A JP2001341903 A JP 2001341903A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前面操作型のロール紙プリンタにおいて、ロ
ール紙装填部の開閉操作を指などを挟むことなく安全に
行い得るようにする。 【解決手段】 ロール紙プリンタ1の前面3にはロール
紙装填用の前側開口5が形成されており、ここが前面カ
バー6で封鎖されている。操作レバー7を前方に引くこ
とにより前面カバー6を開けることができる。前面カバ
ー6は、その開閉機構を構成している揺動リンク23に
対して、ねじりばね63によって、常にその上端部分が
押付けられている。前面カバー6を開閉しても、前面カ
バー上端面6bと揺動リンク23の隙間G1は増加しな
い。この隙間G1を、指などが入らないように狭く設定
しておけば、操作レバー7の操作時に指などが操作レバ
ーと前面カバー上端面6cの間に挟み込まれるという危
険性を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール紙装填部に
装填した記録紙ロール体から繰り出されたロール紙に対
してインクジェットプリンタ等により印字を行うロール
紙プリンタに関し、特に、そのロール紙装填部の開閉操
作を指などを挟むことなく安全に行うことのできるロー
ル紙装填機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロール紙プリンタのロール紙装填機構と
しては、ロール紙プリンタの前面(手前側の面)に、ロ
ール紙装填部の前面開口が形成され、ここを封鎖してい
る前面カバーを前方(手前側)に倒して、ここから記録
紙ロール体の補充あるいは交換を行う形式のものが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この形式のロール紙装
填機構を備えたロール紙プリンタでは、ロール紙装填部
の上方位置に下向きにインクジェットヘッド等の印字ヘ
ッドを配置し、これに対向させてロール紙印字位置を規
定するためのプラテン部を配置した構成を採用すること
ができる。この場合には、ロール紙の装填あるいは交換
時に、ロール紙装填部の開口を十分に広くできるよう
に、前面カバーと共に、印字位置を規定しているプラテ
ン部も移動させて、プラテン部と印字ヘッドの間等への
ロール紙の装着作業を簡単に行えるようにすることが望
ましい。
【0004】ここで、プラテン部を移動させるために
は、当該プラテン部を4節の平行リンク機構で支持し、
水平状態を保持したまま前方および下方に引き出す構成
を採用することができる。また、この場合には、平行リ
ンク機構の構成要素である揺動リンクに前面カバーを連
結し、プラテン部からは前面カバーの上端を超えて前方
にカバー開閉用の操作レバーを引き出す構成とすること
ができる。操作レバーを手前に引き出せば、4節の平行
リンク機構の作用により、プラテン部が手前に引き出さ
れると共に前面カバーもそれに連動して開く。
【0005】しかしながら、このような機構を備えたロ
ール紙装填機構では、操作レバーを手前に引いて前面カ
バーを開けた場合に、手前に引かれた操作レバーと、前
面カバーの上端が、回転に伴って相互に離れて、指など
が入ってしまうような広い隙間ができる可能性がある。
【0006】広い隙間ができると、記録紙ロール体を装
填した後に、前面カバーを閉じるために操作レバーを操
作する際に、指などが当該隙間に挟まって、けがをする
などの危険性がある。すなわち、隙間に指が差し込まれ
たままで前面カバーを閉じると、隙間が徐々に狭くな
り、指が操作レバーの下面と前面カバー上端の間に挟ま
れてしまう可能性がある。
【0007】本発明の課題は、ロール紙装填部の前面カ
バーの開閉操作を、指などを挟むことなく安全に行うこ
とのできるロール紙装填機構およびロール紙プリンタを
提案することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のロール紙装填機構は、ロール紙装填部
と、このロール紙装填部の前面開口と、下端部を中心と
して前後に回動可能な状態で前記前面開口を封鎖してい
る前面カバーと、この前面カバーの上端を超えて前方に
突き出ている操作レバーと、この操作レバーの操作に連
動して、前記前面カバーを、起立した閉じ位置から前方
に倒れた開き位置まで回動させるカバー開閉機構と、前
記前面カバーを常に閉じ位置側に付勢している付勢部材
とを有することを特徴としている。
【0009】本発明では、前面カバーが常にカバー開閉
機構に付勢されている。従って、前面カバーの上端とカ
バー開閉機構の隙間が、前面カバーの開閉動作に応じて
増減することがない。よって、当該隙間を予め指などが
入らないように狭くしておけば、前面カバーの開閉操作
時に指が当該隙間に挟まれることがない。
【0010】ここで、前記カバー開閉機構として、下端
を中心として前後に揺動する一対の揺動リンクを備えた
ものを採用でき、この場合には、前記操作レバーはこれ
ら揺動リンクの上端に取付け、前記前面カバーを前側の
前記揺動リンクに対して常に付勢しておけばよい。
【0011】次に、本発明は、上記構成のロール紙装填
機構を備えたことを特徴とするロール紙プリンタに関す
るものであり、当該プリンタによれば、記録紙ロール体
の装填作業を、指などを挟むことなく、安全に行うこと
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用したインクジェット式のロール紙プリンタの一実
施例を説明する。
【0013】図1は本例のロール紙プリンタの概略正面
図であり、図2ないし4は当該ロール紙プリンタにおけ
るロール紙装填機構における前面カバーの開閉動作を説
明するための説明図である。なお、本例のロール紙プリ
ンタ1は前面操作型のものであり、操作部、印字後に切
断されたロール紙の排出口、およびロール紙の装填ある
いは交換用の開口が前面に配置されている。
【0014】まず、図1を参照して説明すると、この前
面操作型のロール紙プリンタ1は、全体として直方体形
状の本体ケース2に各部分が内蔵されており、その前面
3の右側部分には操作部4が配置されている。前面3の
左側部分の下半部分がロール紙装填用の前面開口5を開
閉可能な状態で覆っている前面カバー6であり、その直
上には、印字後のロール紙が排出される排紙口5Aが形
成され、ここからは、前面カバー6を開閉するための操
作レバー7がほぼ水平に前方に向けて突出している。操
作レバー7の上面が排紙口5Aから排出された印字後の
ロール紙を案内する排紙テーブル7aとして機能する。
【0015】図2はロール紙プリンタ1の外装ケースを
取り去った状態でその内部構成の主要部分を示す説明図
である。前面カバー6は、その下端部6aを中心として
プリンタ前方に回転可能であり、図示の位置が記録紙ロ
ール体装填用の前面開口5を封鎖している閉じ位置6A
であり、後述するように前方に倒した位置が開き位置
(6B)である(図4参照)。
【0016】この前面カバー6の奥にはロール紙装填部
8が区画形成されており、ここに装着された記録紙ロー
ル体9から繰り出されるロール紙10は、ガイドローラ
11を経由して、ロール紙装填部8の直上位置に形成さ
れている印字位置12を水平に通過して、ロール紙カッ
タ13の配置位置を通過し、しかる後に、排紙テーブル
7aの上に排出される。
【0017】印字位置12は、プラテンローラ対14
a、14bおよび搬送ローラ対15a、15bの間に配
置されているプラテン部材16によって規定されてい
る。このプラテン部材16の平坦な表面に対峙して、一
定のギャップをおいてインクジェットヘッド17のノズ
ル面が下向き状態で対峙している。
【0018】次に、本例のロール紙プリンタ1に搭載さ
れているロール紙装填機構について説明する。まず、図
2を参照して説明すると、プラテン部材16には同一の
高さ位置の所で、プリンタ幅方向に水平に延びる一対の
平行な支軸21、22が架け渡されている。この支軸2
1、22の両端には上下方向に延びる一対の揺動リンク
23、24の上端部分が前後方向に回転自在の状態で連
結されている(図においては片側の揺動リンク23のみ
を示してある。)。
【0019】一対の揺動リンク23、24の下端は、そ
れぞれ、本体ケース2の底部側の部分において同一高さ
位置の所でプリンタ幅方向に水平に取り付けた前後一対
の平行な支軸25、26に対して、前後方向に回転自在
に連結されている。
【0020】したがって、プラテン部材16と、支軸2
1、22、25、26と、一対の揺動リンク23、24
によって4節の平行リンク機構が構成されており、プラ
テン部材16を手前に引くと、当該プラテン部材16は
その姿勢を保持したまま前方および下方に移動可能とな
っている。このプラテン部材16は、そのプリンタ前端
側の部位にカッタ13の固定刃13bが取り付けられて
いる。また、支軸21、22には、それぞれ、搬送ロー
ラ対の一方のローラ15bおよびプラテンローラ対の一
方のローラ14bが回転自在に取付けられている。さら
に、プラテン部材16のプリンタ後端部分にはガイドロ
ーラ11が回転自在に取り付けられている。これらの各
部材はプラテン部材16と共に移動する。
【0021】ここで、図2(b)に示すように、操作レ
バー7は、上面が排紙テーブル7aとして機能するレバ
ー本体71と、このレバー本体71が取り付けられてい
るレバー支持部材72と、このレバー支持部材72にお
けるプリンタ後端側の両端に形成されている前面カバー
ロック用のフック73を備えている。レバー支持部材7
2は、水平に延びるレバー本体支持板部分72aと、こ
こからプリンタ後方側に向けて下方に折れ曲がってカッ
タ固定刃13bの前方から直下まで延びている固定刃カ
バー板部分72bと、これに連続してプリンタ後方に向
けて僅かに上方に傾斜した状態で延びている連結板部分
72cとを備えている。
【0022】連結板部分72cのプリンタ幅方向の両端
部分は上側に直角に折り曲げられたブラケット72dと
なっており、これらのブラケット72dをプリンタ後方
側に延長させた部分にフック73が形成されている。両
側のブラケット72dによってプラテン部材16が支持
されていると共に、当該ブラケット72dの前後方向の
中ほどの位置には、支軸22が回転自在の状態で貫通し
ている。
【0023】この構成の操作レバー7は、その回転中心
である支軸22よりもプリンタ前方側の位置において、
一端を本体ケース2に取り付けたコイルばね74によっ
て常に下方に引っ張られている。操作レバー7の後端に
位置しているフック73の係合爪73aは、このコイル
ばね74のばね力によって、本体ケース2に形成したフ
ック係合板2aにおけるプリンタ後方側の面に対して下
側から掛止されている。ばね力に逆らって操作レバー7
のレバー本体71を矢印Aで示すように上方に押し上げ
ると、フック73のフック係合爪73aをフック係合板
2aから外すことができる。
【0024】次に、前面カバー6の下端部6aにおける
プリンタ幅方向の両端からはプリンタ後方に向けてブラ
ケット61が延びており、これらブラケット61を貫通
して、回転自在の状態で支軸62がプリンタ幅方向に向
けて水平に架け渡されている。従って、前面カバー6は
支軸62を中心として閉じ位置6Aから開き位置6Bま
で回動自在となっている。
【0025】ここで、前面カバー6は、常に付勢手段に
よってその閉じ位置6Aの側に向けて付勢されている。
本例では、前面カバー6の上端部裏面に後方に突出した
当接面6bが形成され、この当接面6bが揺動リンク2
3の上端部における前側に突出した当接面23bに対し
て、支軸62に取り付けたねじりばね63によって、常
に押し付けられている。なお、前面カバー6を揺動リン
ク23の側に付勢するための手段は、ねじりばね以外で
もよく、例えば、コイルばねによって前面カバー6を揺
動リンク23の側に常に引張るようにしてもよい。
【0026】このように、本例では、プラテン部材16
が取付けられた操作レバー7によって上端部が連結され
ている一対の揺動リンク23、24により、4節の平行
リンク機構が構成されており、前側の揺動リンク23に
対してねじりばね63によって常に前面カバー6が押し
付けられている。よって、前面カバー6は揺動リンク2
3と共に前後に回動するので、本例では、かかる4節の
平行リンク機構によって前面カバー開閉機構が構成され
ている。
【0027】また、本例の操作レバー7では、そのブラ
ケット72dには係合突起72eが形成されており、前
側の揺動リンク23には被係合部としての当接面23b
が形成されている。揺動リンク23をプリンタ前方に所
定の量だけ倒すと、操作レバー7の係合突起72eが揺
動リンク23の当接面23bに当たり、この後は、揺動
リンク23を更に押し倒すと、当接面23bによって係
合突起16が相対的に上方に押し上げられるように、こ
れらの突起の位置が規定されている。係合突起72eが
押し上げられると、当該突起72eが形成されている操
作レバー7は、支軸22を中心として前側部分が上方に
回転する。
【0028】次に、本例のロール紙装填部8の構造を説
明する。ロール紙装填部8は、上側から記録紙ロール体
9を落とし込み可能な形状をしており、前側部分81
と、後ろ側部分82に二分割されている。前側部分81
は、台形状の左右の側壁部分83と前壁部分84と底壁
部分85を備え、前壁部分84は、その上端部分が開口
カバー6の裏面に当接している。
【0029】ここで、前側部分81は開口カバー6の裏
面にもたれかかった状態とされており、開口カバー6と
共に前方の回転自在となっている。従って、開口カバー
6を開けると、ロール紙装填部8の前側部分81も前方
に回動して、ロール紙装填部8の開口が広がり、ロール
紙の交換作業がやり易くなっている。(前面カバー6の
開閉動作)まず、前面カバー6がその閉じ位置にある場
合は、図2(a)、(b)に示すように、コイルばね7
4のばね力によって、操作レバー7のフック73が本体
ケース2に形成されているフック係合板2aに掛止され
ている。換言すると、前面カバー6はロック状態にあ
り、本例では、これらコイルばね74、フック73およ
びフック係合板2aによって前面カバー6のロック機構
が構成されている。
【0030】このロック状態を解除して前面カバー6を
開けるためには、図2(b)に示すように、操作レバー
7を指等で上方に押し上げればよい。コイルばね74の
ばね力に逆らって操作レバー7の前端部分を押し上げる
と、当該操作レバー7は、支軸22を中心として回転し
て、フック73が下方に下がり、係合板2aから外れ、
ロックが解除される。このように、本例では、ロック解
除のための機構を簡素化してあるので、ロール紙交換機
構、ひいてはロール紙プリンタの小型、コンパクト化に
有利である。
【0031】ロックを解除した後は、操作レバー7の前
端部分を持ってプリンタ前方に引っ張れば、4節の平行
リンク機構の作用により、プラテン部材16が水平姿勢
のまま前方にせり出す。前面カバー6はプリンタ前方に
倒れる前側の揺動リンク23に対してねじりばね63に
よって常に押し付けられているので、当該揺動リンク2
3に連動して、その下端部6aの支軸62を中心として
前方に倒れる。このように、操作レバー7をプリンタ前
方に引くことにより、前面カバー6を開けることができ
る。また、前面カバー6が前方に倒れると、その裏面に
もたれかかっているロール紙装填部8の前側部分81も
前方に倒れ、前面カバー6と一緒に回転する。
【0032】前面カバー6を或る程度開くと、操作テー
ブル7に形成されている係合突起72eが、前側の揺動
リンク23に形成されている当接面23aに当たる。図
3にはこの状態を示してある。この状態が形成された後
に、更に前面カバー6を開けると、操作レバー7は、当
接面23aによって上方に押されながら前方にせり出
す。この結果、操作レバー7はその前端側が上方に向く
ように、支軸22を中心として徐々に回転する。
【0033】図4には前面カバー6を完全に開けた状態
を示してある。この状態では、前面開口5が全開状態に
なると共に、操作レバー7のテーブル本体71が、上方
に傾斜した状態になる。また、ロール紙装填部8の前側
部分81が前方に倒れた状態になる。この状態で、記録
紙ロール体9の装填あるいは交換を簡単に行なうことが
できる。
【0034】ここで、前面カバー6が全開状態になる
と、前側の揺動リンク23の上端部分および、ここに押
し付けられている前面カバー6の上端部分が前方に向い
た状態になる。これら揺動リンク23と前面カバー6は
異なる回転中心を有しているので、これら双方の部材が
リンク部材などによって連結される場合には、前方に倒
れると、これらの上端部分の隙間が徐々に広くなる。し
かしながら、本例では、前面カバー6は揺動リンク23
に連結されておらず、常に揺動リンク23の側にばね力
によって押し付けているのみなので、これらの部材は回
転に伴って相対移動しても、これらの部材の上端部分の
隙間が広がることはない。
【0035】本例では、この隙間G1を、図2に示すよ
うな閉じ状態における操作レバー裏面71bと前面カバ
ー上端面6cの間隔Gと同様に、指などが入り込まない
ように狭くしてある。この結果、前面カバー6の開閉操
作時に、操作者の指が、操作レバー裏面71bと前面カ
バー上端面6cの間に挟み込まれてしまうという弊害が
発生しない。
【0036】なお、本例では、プラテン部材16に、ガ
イドローラ11、プラテンローラ14b、搬送ローラ1
5b、カッタ固定刃13bが取付けられており、これら
が、本体ケース2の側に取り付けられている対応部材か
ら離れるので、これらの部材の間に、ロール紙を引き回
す作業を極めて簡単に行うことができる。
【0037】また、ロール紙装填部8の前側部分81も
開くので、記録紙ロール体9をロール紙装填部8に装填
する場合、従来のように、ロール紙装填部8の前壁部分
84を乗り越えさせて記録紙ロール体9を上側からロー
ル紙装填部8に落とし込む必要がなく、プリンタ前方か
らほぼ水平に記録紙ロール体9を装填することができ
る。このように、本例では、記録紙ロール体装填時にお
いて、ロール紙装填部8の実質的な開口を広くすること
ができるので、その装填作業を操作性良く簡単に行うこ
とができる。換言すると、前面開口5を広くしなくて
も、前面カバー6を開けた状態でのロール紙装填部8の
実質的な開口を広くできるので、記録紙ロール体の装填
作業の操作性を損なうことなく、前面開口5を小さくす
ることが可能であり、これは、プリンタの小型、コンパ
クト化に極めて有利である。
【0038】更に、本例では、前面カバー6を開けた状
態では、排紙テーブル7のカッタ固定刃カバー板部分7
2bが上方に移動しており、ロール紙装填部9に対して
前側から指等を入れてもカッタ固定刃13bに触れない
ように、カッタ固定刃13bが当該カッタ固定刃カバー
板部分72bによって覆われている。従って、ロール紙
交換作業等を安全に行うことができる。
【0039】さらにまた、記録紙ロール体9の装填後に
前面カバー6を閉じる操作においては、その前端側の排
紙テーブル7が斜め上方を向いているので、その先端部
分の下側には十分な広さの隙間ができている。よって、
指等を当該隙間に入れて、排紙テーブル7を持ち上げる
作業、すなわち、前面カバー6を閉める作業を操作性良
く行うことができる。前面カバー6を完全に閉じると、
フック73が本体ケース側のフック係合板2aに引っ掛
かり、前面カバー6が閉じ位置にロックされる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロール紙
プリンタおよびそこに搭載されているロール紙装填機構
においては、前面カバーをその下端部を中心として開閉
可能とすると共に、当該前面カバーを開閉するための開
閉機構に対して常に、前面カバーをその閉じ位置の側に
付勢している。
【0041】従って、本発明によれば、前面カバーを開
いたときに、前面カバー上端面と開閉機構の隙間が増加
して、前面カバーを閉じる際にその隙間に指等が挟み込
まれてしまうという危険性を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したロール紙プリンタの前面を示
す正面図である。
【図2】図1のロール紙プリンタの内部構造の主要部分
を示す概略側面構成図である。
【図3】図1のロール紙プリンタにおける前面カバーを
途中まで開けた状態を示す説明図である。
【図4】図1のロール紙プリンタにおける前面カバーを
完全に開けた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ロール紙プリンタ 2 本体ケース 3 プリンタ前面 4 操作部 5 ロール紙装填部の前面開口 6 前面カバー 6A 閉じ位置 6B 開き位置 6b 当接面 6c 前面カバーの上端面 61 ブラケット 62 支軸 63 ねじりばね(付勢手段) 7 操作レバー 71 レバー本体 71a レバー本体の裏面 G テーブル本体と前面カバー上端面の隙間 G1 揺動リンク上端部と前面カバー上端面の隙間 8 ロール紙装填部 21、22 4節平行リンク機構の揺動節を規定する支
軸 23、24 4節平行リンク機構の揺動リンク 23b 当接面 25、26 4節平行リンク機構の固定節を規定する支

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙装填部と、このロール紙装填部
    の前面開口と、下端部を中心として前後に回動可能な状
    態で前記前面開口を封鎖している前面カバーと、この前
    面カバーの上端を超えて前方に突き出ている操作レバー
    と、この操作レバーの操作に連動して、前記前面カバー
    を、起立した閉じ位置から前方に倒れた開き位置まで回
    動させるカバー開閉機構と、前記前面カバーを常に閉じ
    位置側に付勢している付勢部材とを有することを特徴と
    するロール紙装填機構。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記カバー開閉機構は、下端を中心として前後に揺動す
    る一対の揺動リンクを有し、前記操作レバーはこれら揺
    動リンクの上端に支持され、前記前面カバーは前側の前
    記揺動リンクに対して常に付勢されていることを特徴と
    するロール紙装填機構。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のロール紙装填
    機構を備えていることを特徴とするロール紙プリンタ。
JP2000169241A 1999-09-22 2000-06-06 ロール紙装填機構およびロール紙プリンタ Expired - Fee Related JP3855604B2 (ja)

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