JP2001341902A - ロール紙装填機構およびロール紙プリンタ - Google Patents

ロール紙装填機構およびロール紙プリンタ

Info

Publication number
JP2001341902A
JP2001341902A JP2000169242A JP2000169242A JP2001341902A JP 2001341902 A JP2001341902 A JP 2001341902A JP 2000169242 A JP2000169242 A JP 2000169242A JP 2000169242 A JP2000169242 A JP 2000169242A JP 2001341902 A JP2001341902 A JP 2001341902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front cover
roll paper
opening
lever
operation lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000169242A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3855605B2 (ja
JP2001341902A5 (ja
Inventor
Hideki Kawakami
秀樹 川上
Satoshi Iwatani
聡 岩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000169242A priority Critical patent/JP3855605B2/ja
Priority to US09/664,951 priority patent/US6474883B1/en
Priority to KR1020000054903A priority patent/KR100566221B1/ko
Priority to AT00120149T priority patent/ATE334003T1/de
Priority to EP00120149A priority patent/EP1086821B1/en
Priority to CNB001318586A priority patent/CN1170690C/zh
Priority to ES00120149T priority patent/ES2267440T3/es
Priority to DE60029526T priority patent/DE60029526T2/de
Publication of JP2001341902A publication Critical patent/JP2001341902A/ja
Publication of JP2001341902A5 publication Critical patent/JP2001341902A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3855605B2 publication Critical patent/JP3855605B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Unwinding Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール紙プリンタのロール紙装填部を開閉す
る前面カバーを閉じ位置にロックする操作を小さな操作
力で行なえるようにする。 【解決手段】 ロール紙プリンタ1のロール紙装填用前
側開口5の前面カバー6を開閉する操作レバー7には、
その後端部分に前面カバー6を閉じ位置にロックするフ
ック73が形成されている。前面カバー6を閉じ位置に
向けて回転すると、当該前面カバー6を回転させるため
の揺動リンク23に形成されている操作補助部23Aが
閉じ位置手前で操作レバー7の角部分7Aを下から押し
上げてフック73をばね力に逆らって押し下げる。前面
カバー6が閉じると、操作補助部23Aが操作レバー7
から外れて、フック73がロック状態に移行する。前面
カバー6をロックするために必要な操作力が、操作補助
部23Aによる押し上げ力により軽減されるので、小さ
な操作力で前面カバー6を開閉操作できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール紙装填部に
装填した記録紙ロール体から繰り出されたロール紙に対
してインクジェットプリンタ等により印字を行うロール
紙プリンタに関し、特に、そのロール紙装填部の開口に
取り付けたカバーを閉めるときの操作力を低減可能なロ
ール紙装填機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロール紙プリンタのロール紙装填機構と
しては、ロール紙プリンタの前面(手前側の面)に、ロ
ール紙装填部の前面開口が形成され、ここを封鎖してい
る前面カバーを前方(手前側)に倒して、ここから記録
紙ロール体の補充あるいは交換を行う形式のものが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この形式のロール紙装
填機構を備えたロール紙プリンタでは、ロール紙装填部
の上方位置に下向きにインクジェットヘッド等の印字ヘ
ッドを配置し、これに対向させてロール紙印字位置を規
定するためのプラテン部を配置した構成を採用すること
ができる。この場合には、ロール紙の装填あるいは交換
時に、ロール紙装填部の開口を十分に広くできるよう
に、前面カバーと共に、印字位置を規定しているプラテ
ン部も移動させて、プラテン部と印字ヘッドの間等への
ロール紙の装着作業を簡単に行えるようにすることが望
ましい。
【0004】ここで、プラテン部を移動させるために
は、当該プラテン部を4節の平行リンク機構で支持し、
水平状態を保持したまま前方および下方に引き出す構成
を採用することができる。また、この場合には、平行リ
ンク機構の構成要素である揺動リンクに前面カバーを連
結し、プラテン部からは前面カバーの上端を超えて前方
にカバー開閉用の操作レバーを引き出す構成とすること
ができる。操作レバーを手前に引き出せば、4節の平行
リンク機構の作用により、プラテン部が手前に引き出さ
れると共に前面カバーもそれに連動して開く。
【0005】この場合、操作レバーに前面カバーを閉じ
位置にロックするためのロック部材を取付けておき、操
作レバーによる前面カバーの開閉操作に連動させてロッ
ク部材によるロックおよびその解除を行なえるように構
成すれば、操作性が向上するので好ましい。例えば、操
作レバーをばね力によってロック部材をロックする方向
に常に付勢しておき、前面カバーを開ける際には操作レ
バーをばね力に逆らって移動させることによりロックを
解除し、前面カバーを閉じる際には、ばね力に逆らって
ロック部材を一旦その係合側の部材を乗り越えさせてロ
ック状態に移行させる構成が考えられる。
【0006】しかしながら、このようなロック機構を備
えたロール紙装填機構では、操作レバーにより前面カバ
ーを閉じる操作においては、操作レバーに取り付けられ
ているロック部材をばね力に逆らってロック状態に移行
させる必要があるので、大きな操作力を必要とする。
【0007】ロック状態に移行させるための操作力を低
減するためにはばね力を弱くすればよいが、このように
するためには、ロック部材が簡単に係合側から外れない
ように、双方の機械的な係合量を多くする必要がある。
このためには、ロック部材の移動量、ロック部材とその
係合側の間の係合部分の寸法を大きくする等の対策が必
要となる。この結果、ロック機構が大型化してしまうの
で、ロール紙装填機構の小型、コンパクト化に反してし
まう。
【0008】また、操作レバーによる前面カバーの閉じ
動作とは別に、ロック部材を移動させて前面カバーを閉
じ位置にロックする方法も考えられるが、この場合に
は、前面カバーを閉める操作と、それをロックする操作
を別個に行なう必要があるので、操作性が低下するとい
う問題が発生する。
【0009】本発明の課題は、このような点に鑑みて、
操作レバーによる前面カバーの閉じ操作に連動して前面
カバーを閉じ位置にロックするロック機構を備えたロー
ル紙装填機構において、寸法の増加および操作性の低下
を招くことなく、ロック時の操作力を低減することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のロール紙装填機構は、ロール紙装填部に
ロール紙を装填するための前面開口と、この前面開口を
開閉する前面カバーと、この前面カバーを開閉操作する
ための操作レバーと、この操作レバーによる前記前面カ
バーを閉じる方向への操作力によって、ばね力に逆らっ
て係合部を乗り越えて当該係合部に係合した状態に移行
して、前記開閉カバーを閉じ位置にロックするロック部
材と、前記操作レバーによる前記前面カバーを閉じる方
向への操作に連動して前記ロック部材を前記係合部を乗
り越える方向に移動させる操作補助部材とを有すること
を特徴としている。
【0011】ここで、前記前面カバーを、下端部を中心
として前記前面開口を封鎖した閉じ位置から前方に倒れ
た開き位置まで回動させるために、下端部を中心として
前後方向に回動自在とされた揺動リンクを備えた機構を
採用することができる。この場合、揺動リンクは、その
上端部が回転自在の状態で前記操作レバーに連結されて
いると共に、前記操作補助部材として機能する操作レバ
ー係合部を備えている構成のものとすればよい。
【0012】また、この場合には、前記操作レバーは、
前記揺動リンクに連結されている支点よりも後方側の部
位に取り付けられた前記ロック部材を備え、このロック
部材はばね力によって下側から前記係合部に係合可能と
なっており、前記揺動リンクの前記操作レバー係合部
は、前記操作レバーにおける前記支点よりも前側の部位
に係合して下側から押し上げ可能となっている構成を採
用することができる。
【0013】本発明のロール紙装填機構では、操作レバ
ーによって前面カバーを閉じる際に、その操作に連動し
て操作補助部材が操作レバーをばね力に逆らって移動さ
せる。よって、その分、ロック部材をロック状態に移行
させるために必要な操作力を低減できる。
【0014】次に、本発明は上記構成のロール紙装填機
構を備えたロール紙プリンタに関するものであり、この
ロール紙プリンタによれば、小さな操作力でロール紙装
填機構のロール紙装填部を開閉できるので、ロール紙交
換、補充時の操作性を改善できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用したインクジェット式のロール紙プリンタの一実
施例を説明する。
【0016】図1は本例のロール紙プリンタの概略正面
図であり、図2ないし5は当該ロール紙プリンタにおけ
るロール紙装填機構における前面カバーの開閉動作を説
明するための説明図である。なお、本例のロール紙プリ
ンタ1は前面操作型のものであり、操作部、印字後に切
断されたロール紙の排出口、およびロール紙の装填ある
いは交換用の開口が前面に配置されている。
【0017】まず、図1を参照して説明すると、この前
面操作型のロール紙プリンタ1は、全体として直方体形
状の本体ケース2に各部分が内蔵されており、その前面
3の右側部分には操作部4が配置されている。前面3の
左側部分の下半部分がロール紙装填用の前面開口5を開
閉可能な状態で覆っている前面カバー6であり、その直
上には、印字後のロール紙が排出される排紙口5Aが形
成され、ここからは、前面カバー6を開閉するための操
作レバー7がほぼ水平に前方に向けて突出している。操
作レバー7の上面が排紙口5Aから排出された印字後の
ロール紙を案内する排紙テーブル7aとして機能する。
【0018】図2はロール紙プリンタ1の外装ケースを
取り去った状態でその内部構成の主要部分を示す説明図
である。前面カバー6は、その下端部6aを中心として
プリンタ前方に回転可能であり、図示の位置が記録紙ロ
ール体装填用の前面開口5を封鎖している閉じ位置6A
であり、後述するように前方に倒した位置が開き位置
(6B)である(図5参照)。
【0019】この前面カバー6の奥にはロール紙装填部
8が区画形成されており、ここに装着された記録紙ロー
ル体9から繰り出されるロール紙10は、ガイドローラ
11を経由して、ロール紙装填部8の直上位置に形成さ
れている印字位置12を水平に通過して、ロール紙カッ
タ13の配置位置を通過し、しかる後に、排紙テーブル
7aの上に排出される。
【0020】印字位置12は、プラテンローラ対14
a、14bおよび搬送ローラ対15a、15bの間に配
置されているプラテン部材16によって規定されてい
る。このプラテン部材16の平坦な表面に対峙して、一
定のギャップをおいてインクジェットヘッド17のノズ
ル面が下向き状態で対峙している。
【0021】次に、本例のロール紙プリンタ1に搭載さ
れているロール紙装填機構について説明する。まず、図
2を参照して説明すると、プラテン部材16には同一の
高さ位置の所で、プリンタ幅方向に水平に延びる一対の
平行な支軸21、22が架け渡されている。この支軸2
1、22の両端には上下方向に延びる一対の揺動リンク
23、24の上端部分が前後方向に回転自在の状態で連
結されている(図においては片側の揺動リンク23のみ
を示してある。)。
【0022】一対の揺動リンク23、24の下端は、そ
れぞれ、本体ケース2の底部側の部分において同一高さ
位置の所でプリンタ幅方向に水平に取り付けた前後一対
の平行な支軸25、26に対して、前後方向に回転自在
に連結されている。
【0023】したがって、プラテン部材16と、支軸2
1、22、25、26と、一対の揺動リンク23、24
によって4節の平行リンク機構が構成されており、プラ
テン部材16を手前に引くと、当該プラテン部材16は
その姿勢を保持したまま前方および下方に移動可能とな
っている。このプラテン部材16は、そのプリンタ前端
側の部位にカッタ13の固定刃13bが取り付けられて
いる。また、支軸21、22には、それぞれ、搬送ロー
ラ対の一方のローラ15bおよびプラテンローラ対の一
方のローラ14bが回転自在に取付けられている。さら
に、プラテン部材16のプリンタ後端部分にはガイドロ
ーラ11が回転自在に取り付けられている。これらの各
部材はプラテン部材16と共に移動する。
【0024】ここで、図2(b)に示すように、操作レ
バー7は、上面が排紙テーブル7aとして機能するレバ
ー本体71と、このレバー本体71が取り付けられてい
るレバー支持部材72と、このレバー支持部材72にお
けるプリンタ後端側の両端に形成されている前面カバー
ロック用のフック73を備えている。レバー支持部材7
2は、水平に延びるレバー本体支持板部分72aと、こ
こからプリンタ後方側に向けて下方に折れ曲がってカッ
タ固定刃13bの前方から直下まで延びている固定刃カ
バー板部分72bと、これに連続してプリンタ後方に向
けて僅かに上方に傾斜した状態で延びている連結板部分
72cとを備えている。
【0025】連結板部分72cのプリンタ幅方向の両端
部分は上側に直角に折り曲げられたブラケット72dと
なっており、これらのブラケット72dをプリンタ後方
側に延長させた部分にフック73が形成されている。両
側のブラケット72dによってプラテン部材16が支持
されていると共に、当該ブラケット72dの前後方向の
中ほどの位置には、支軸22が回転自在の状態で貫通し
ている。
【0026】この構成の操作レバー7は、その回転中心
である支軸22よりもプリンタ前方側の位置において、
一端を本体ケース2に取り付けたコイルばね74によっ
て常に下方に引っ張られている。操作レバー7の後端に
位置しているフック73の係合爪73aは、このコイル
ばね74のばね力によって、本体ケース2に形成したフ
ック係合板2aにおけるプリンタ後方側の面に対して下
側から掛止されている。ばね力に逆らって操作レバー7
のレバー本体71を矢印Aで示すように上方に押し上げ
ると、フック73のフック係合爪73aをフック係合板
2aから外すことができる。逆に、操作レバー7により
前面カバー6をその閉じ位置6Aに向けて押し込むと、
その操作に連動して、フック73のフック係合爪73a
がばね力に逆らって支軸22を中心として下方に移動し
てフック係合板2aの下面を乗り越えてフック係合板2
aに嵌まり込み、ロック状態に移行する。
【0027】ここで、本例では、前側の揺動リンク23
における上端部分の前側には、回転位置に応じて操作レ
バー7を下側から押し上げ可能な操作補助部23Aが形
成されている。すなわち、図3に示すように、この操作
補助部23Aは、支軸25を中心として一点鎖線Bで示
す軌跡を描く。これに対して、操作レバー7の固定刃カ
バー板部分7bの下端の角部分7Aは4節の平行リンク
機構に支持されて移動するので、一点鎖線Cで示す軌跡
を描く。
【0028】これらの軌跡から分かるように、本例で
は、前面カバー6がその閉じ位置6A(図2に示す状
態)の手前まで立ち上がった図3に示す回転位置におい
てこれらの軌跡B、Cが交差するように設計されてい
る。よって、図3に示す回転位置において、操作補助部
23Aが下側から操作レバー7の角部分7Aを下側から
押し上げる。この結果、これ以後は、操作レバー7は支
軸22の前側が押し上げられるので、その後側に形成さ
れているフック73が下方に移動しながら、図2に示す
閉じ位置に向けて移動する。閉じ位置に到る直前で、操
作補助部23Aが操作レバー7の角部分7Aから外れる
ので、操作レバー7はばね力によって前側が下方に移動
する。
【0029】このように、操作レバー7のフック73
は、図3において実線で示す位置73Aから想像線で示
す位置73Bを経て、想像線で示すロック位置73Cに
到る。ばね力に逆らってフック73を位置73Bに移動
させるための操作力は、揺動リンク23の操作補助部2
3Aが操作レバー角部分7Aを押し上げる力によって軽
減される。従って、本例によれば、前面カバー6を閉じ
位置にロックさせるための操作力が小さくてよいので、
前面カバー6の開閉の操作性を改善できる。
【0030】次に、前面カバー6の下端部6aにおける
プリンタ幅方向の両端からはプリンタ後方に向けてブラ
ケット61が延びており、これらブラケット61を貫通
して、回転自在の状態で支軸62がプリンタ幅方向に向
けて水平に架け渡されている。従って、前面カバー6は
支軸62を中心として閉じ位置6Aから開き位置6Bま
で回動自在となっている。
【0031】また前面カバー6は、常に付勢手段によっ
てその閉じ位置6Aの側に向けて付勢されている。本例
では、前面カバー6の上端部裏面に後方に突出した当接
面6bが形成され、この当接面6bが揺動リンク23の
上端部における前側に突出した当接面23bに対して、
支軸62に取り付けたねじりばね63によって、常に押
し付けられている。なお、前面カバー6を揺動リンク2
3の側に付勢するための手段は、ねじりばね以外でもよ
く、例えば、コイルばねによって前面カバー6を揺動リ
ンク23の側に常に引張るようにしてもよい。
【0032】このように、本例では、プラテン部材16
が取付けられた操作レバー7によって上端部が連結され
ている一対の揺動リンク23、24により、4節の平行
リンク機構が構成されており、前側の揺動リンク23に
対してねじりばね63によって常に前面カバー6が押し
付けられている。よって、前面カバー6は揺動リンク2
3と共に前後に回動するので、本例では、かかる4節の
平行リンク機構によって前面カバー開閉機構が構成され
ている。
【0033】また、本例の操作レバー7では、そのブラ
ケット72dには係合突起72eが形成されており、前
側の揺動リンク23には被係合部としての当接面23b
が形成されている。揺動リンク23をプリンタ前方に所
定の量だけ倒すと、操作レバー7の係合突起72eが揺
動リンク23の当接面23bに当たり、この後は、揺動
リンク23を更に押し倒すと、当接面23bによって係
合突起16が相対的に上方に押し上げられるように、こ
れらの突起の位置が規定されている。係合突起72eが
押し上げられると、当該突起72eが形成されている操
作レバー7は、支軸22を中心として前側部分が上方に
回転する。
【0034】次に、本例のロール紙装填部8の構造を説
明する。ロール紙装填部8は、上側から記録紙ロール体
9を落とし込み可能な形状をしており、前側部分81
と、後ろ側部分82に二分割されている。前側部分81
は、台形状の左右の側壁部分83と前壁部分84と底壁
部分85を備え、前壁部分84は、その上端部分が開口
カバー6の裏面に当接している。
【0035】ここで、前側部分81は開口カバー6の裏
面にもたれかかった状態とされており、開口カバー6と
共に前方の回転自在となっている。従って、開口カバー
6を開けると、ロール紙装填部8の前側部分81も前方
に回動して、ロール紙装填部8の開口が広がり、ロール
紙の交換作業がやり易くなっている。
【0036】(前面カバー6の開閉動作)まず、前面カ
バー6がその閉じ位置にある場合は、図2(a)、
(b)に示すように、コイルばね74のばね力によっ
て、操作レバー7のフック73が本体ケース2に形成さ
れているフック係合板2aに掛止されている。換言する
と、前面カバー6はロック状態にあり、本例では、これ
らコイルばね74、フック73およびフック係合板2a
によって前面カバー6のロック機構が構成されている。
【0037】このロック状態を解除して前面カバー6を
開けるためには、図2(b)に示すように、操作レバー
7を指等で上方に押し上げればよい。コイルばね74の
ばね力に逆らって操作レバー7の前端部分を押し上げる
と、当該操作レバー7は、支軸22を中心として回転し
て、フック73が下方に下がり、係合板2aから外れ、
ロックが解除される。このように、本例では、ロック解
除のための機構を簡素化してあるので、ロール紙交換機
構、ひいてはロール紙プリンタの小型、コンパクト化に
有利である。
【0038】ロックを解除した後は、操作レバー7の前
端部分を持ってプリンタ前方に引っ張れば、4節の平行
リンク機構の作用により、プラテン部材16が水平姿勢
のまま前方にせり出す。前面カバー6はプリンタ前方に
倒れる前側の揺動リンク23に対してねじりばね63に
よって常に押し付けられているので、当該揺動リンク2
3に連動して、その下端部6aの支軸62を中心として
前方に倒れる。このように、操作レバー7をプリンタ前
方に引くことにより、前面カバー6を開けることができ
る。また、前面カバー6が前方に倒れると、その裏面に
もたれかかっているロール紙装填部8の前側部分81も
前方に倒れ、前面カバー6と一緒に回転する。
【0039】前面カバー6を或る程度開くと、操作テー
ブル7に形成されている係合突起72eが、前側の揺動
リンク23に形成されている当接面23aに当たる。図
4にはこの状態を示してある。この状態が形成された後
に、更に前面カバー6を開けると、操作レバー7は、当
接面23aによって上方に押されながら前方にせり出
す。この結果、操作レバー7はその前端側が上方に向く
ように、支軸22を中心として徐々に回転する。
【0040】図5には前面カバー6を完全に開けた状態
を示してある。この状態では、前面開口5が全開状態に
なると共に、操作レバー7のテーブル本体71が、上方
に傾斜した状態になる。また、ロール紙装填部8の前側
部分81が前方に倒れた状態になる。この状態で、記録
紙ロール体9の装填あるいは交換を簡単に行なうことが
できる。
【0041】ここで、前面カバー6が全開状態になる
と、前側の揺動リンク23の上端部分および、ここに押
し付けられている前面カバー6の上端部分が前方に向い
た状態になる。これら揺動リンク23と前面カバー6は
異なる回転中心を有しているので、これら双方の部材が
リンク部材などによって連結される場合には、前方に倒
れると、これらの上端部分の隙間が徐々に広くなる。し
かしながら、本例では、前面カバー6は揺動リンク23
に連結されておらず、常に揺動リンク23の側にばね力
によって押し付けているのみなので、これらの部材は回
転に伴って相対移動しても、これらの部材の上端部分の
隙間が広がることはない。
【0042】本例では、この隙間G1を、図2に示すよ
うな閉じ状態における操作レバー裏面71bと前面カバ
ー上端面6cの間隔Gと同様に、指などが入り込まない
ように狭くしてある。この結果、前面カバー6の開閉操
作時に、操作者の指が、操作レバー裏面71bと前面カ
バー上端面6cの間に挟み込まれてしまうという弊害が
発生しない。
【0043】なお、本例では、プラテン部材16に、ガ
イドローラ11、プラテンローラ14b、搬送ローラ1
5b、カッタ固定刃13bが取付けられており、これら
が、本体ケース2の側に取り付けられている対応部材か
ら離れるので、これらの部材の間に、ロール紙を引き回
す作業を極めて簡単に行うことができる。
【0044】また、ロール紙装填部8の前側部分81も
開くので、記録紙ロール体9をロール紙装填部8に装填
する場合、従来のように、ロール紙装填部8の前壁部分
84を乗り越えさせて記録紙ロール体9を上側からロー
ル紙装填部8に落とし込む必要がなく、プリンタ前方か
らほぼ水平に記録紙ロール体9を装填することができ
る。このように、本例では、記録紙ロール体装填時にお
いて、ロール紙装填部8の実質的な開口を広くすること
ができるので、その装填作業を操作性良く簡単に行うこ
とができる。換言すると、前面開口5を広くしなくて
も、前面カバー6を開けた状態でのロール紙装填部8の
実質的な開口を広くできるので、記録紙ロール体の装填
作業の操作性を損なうことなく、前面開口5を小さくす
ることが可能であり、これは、プリンタの小型、コンパ
クト化に極めて有利である。
【0045】更に、本例では、前面カバー6を開けた状
態では、排紙テーブル7のカッタ固定刃カバー板部分7
2bが上方に移動しており、ロール紙装填部9に対して
前側から指等を入れてもカッタ固定刃13bに触れない
ように、カッタ固定刃13bが当該カッタ固定刃カバー
板部分72bによって覆われている。従って、ロール紙
交換作業等を安全に行うことができる。
【0046】次に、記録紙ロール体9の装填後に前面カ
バー6を閉じる操作においては、その操作レバー7が斜
め上方を向いているので、その先端部分の下側には十分
な広さの隙間ができている。よって、指等を当該隙間に
入れて、排紙テーブル7を持ち上げる作業、すなわち、
前面カバー6を閉める作業を操作性良く行うことができ
る。
【0047】前面カバー6を完全に閉じる手間の状態
(図3の状態)まで操作すると、前述したように、揺動
リンク23に形成されている操作補助部23Aが操作レ
バー7の角部分7Aに当り下側から押し上げる。この結
果、操作レバー7のフック73は下方に押し下げられな
がら後方に移動することになる。よって、フック73
を、本体ケース側の係合部2aの下面を乗り超えさせる
ために必要な操作力が小さくて済む。前面カバー6を図
2に示すように閉じ位置まで移動すると、操作補助部2
3Aが操作レバー7の角部分7Aから外れるので、操作
レバー7はばね力によってフック73の側が上方に移動
してロック状態が形成される。この結果、前面カバー6
が閉じ位置にロックされる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロール紙
プリンタおよびそこに搭載されているロール紙装填機構
は、ロール紙装填部にロール紙を装填するための前面開
口と、この開口の開閉カバーと、この開閉カバーを開閉
する操作レバーと、この操作レバーによる開閉カバーを
閉じる方向への操作力によって、ばね力に逆らって係合
部を乗り越えて当該係合部に係合した状態に移行して、
開閉カバーを閉じ位置にロックするロック部材と、操作
レバーによる開閉カバーを閉じる方向への操作に連動し
てロック部材を係合部を乗り越える方向に移動させる操
作補助部材とを有する構成を採用している。
【0049】従って、本発明によれば、前面カバーをそ
の閉じ位置にロックするための操作力を低減できるの
で、前面カバーの操作性を改善できる。また、ロック部
材の寸法増加、その移動量の増加を伴うことなく、操作
力を低減できるので、ロール紙装填機構、ひいてはロー
ル紙プリンタの寸法増加を招くこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したロール紙プリンタの前面を示
す正面図である。
【図2】図1のロール紙プリンタの内部構造の主要部分
を示す概略側面構成図である。
【図3】図1のロール紙プリンタにおける前面カバーを
僅かに開けた状態を示す説明図である。
【図4】図1のロール紙プリンタにおける前面カバーを
途中まで開けた状態を示す説明図である。
【図5】図1のロール紙プリンタにおける前面カバーを
完全に開けた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ロール紙プリンタ 2 本体ケース 3 プリンタ前面 4 操作部 5 ロール紙装填部の前面開口 6 前面カバー 6A 閉じ位置 6B 開き位置 6b 当接面 6c 前面カバーの上端面 61 ブラケット 62 支軸 63 ねじりばね(付勢手段) 7 操作レバー 7A 操作レバーの角部分 C 操作レバーの角部分の移動軌跡 71 レバー本体 71a レバー本体の裏面 73 フック 73B、73C フックの移動位置 8 ロール紙装填部 21、22 4節平行リンク機構の揺動節を規定する支
軸 23、24 4節平行リンク機構の揺動リンク 23A 操作補助部 B 操作補助部の移動軌跡 23b 当接面 25、26 4節平行リンク機構の固定節を規定する支

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙装填部にロール紙を装填するた
    めの前面開口と、 この前面開口を開閉する前面カバーと、 この前面カバーを開閉操作するための操作レバーと、 この操作レバーによる前記前面カバーを閉じる方向への
    操作力によって、ばね力に逆らって係合部を乗り越えて
    当該係合部に係合した状態に移行して、前記開閉カバー
    を閉じ位置にロックするロック部材と、 前記操作レバーによる前記前面カバーを閉じる方向への
    操作に連動して前記ロック部材を前記係合部を乗り越え
    る方向に移動させる操作補助部材と、を有することを特
    徴とするロール紙装填機構。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記前面カバーを、下端部を中心として前記前面開口を
    封鎖した閉じ位置から前方に倒れた開き位置まで回動さ
    せるために、下端部を中心として前後方向に回動自在と
    された揺動リンクを有し、 この揺動リンクは、その上端部が回転自在の状態で前記
    操作レバーに連結されていると共に、前記操作補助部材
    として機能する操作レバー係合部を備えていることを特
    徴とするロール紙装填機構。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記操作レバーは、前記揺動リンクに連結されている支
    点よりも後方側の部位に取り付けられた前記ロック部材
    を備え、このロック部材はばね力によって下側から前記
    係合部に係合可能となっており、 前記揺動リンクの前記操作レバー係合部は、当該揺動リ
    ンクが前記閉じ位置の手前まで回動すると前記操作レバ
    ーにおける前記支点よりも前側の部位に係合して下側か
    ら押し上げ可能となり、前記閉じ位置に到ると当該操作
    レバーから外れることを特徴とするロール紙装填機構。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかの項に記載
    のロール紙装填機構を備えていることを特徴とするロー
    ル紙プリンタ。
JP2000169242A 1999-09-22 2000-06-06 ロール紙装填機構およびロール紙プリンタ Expired - Fee Related JP3855605B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000169242A JP3855605B2 (ja) 2000-06-06 2000-06-06 ロール紙装填機構およびロール紙プリンタ
KR1020000054903A KR100566221B1 (ko) 1999-09-22 2000-09-19 롤지 수용부를 구비한 프린터
US09/664,951 US6474883B1 (en) 1999-09-22 2000-09-19 Printer having roll paper housing
EP00120149A EP1086821B1 (en) 1999-09-22 2000-09-21 Printer
AT00120149T ATE334003T1 (de) 1999-09-22 2000-09-21 Drucker
CNB001318586A CN1170690C (zh) 1999-09-22 2000-09-21 具有卷纸收纳部的打印机
ES00120149T ES2267440T3 (es) 1999-09-22 2000-09-21 Impresora.
DE60029526T DE60029526T2 (de) 1999-09-22 2000-09-21 Drucker

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000169242A JP3855605B2 (ja) 2000-06-06 2000-06-06 ロール紙装填機構およびロール紙プリンタ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001341902A true JP2001341902A (ja) 2001-12-11
JP2001341902A5 JP2001341902A5 (ja) 2005-05-19
JP3855605B2 JP3855605B2 (ja) 2006-12-13

Family

ID=18672128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000169242A Expired - Fee Related JP3855605B2 (ja) 1999-09-22 2000-06-06 ロール紙装填機構およびロール紙プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3855605B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009531252A (ja) * 2006-03-27 2009-09-03 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー テープディスペンサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009531252A (ja) * 2006-03-27 2009-09-03 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー テープディスペンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3855605B2 (ja) 2006-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007083478A (ja) ロール紙プリンタ
JP4815931B2 (ja) 紙切断装置およびプリンタ
KR100566221B1 (ko) 롤지 수용부를 구비한 프린터
JP3800891B2 (ja) プリンタ
US7547153B2 (en) Cutter apparatus and printer provided with cutter apparatus
JP4221866B2 (ja) ロール紙装填機構およびロール紙プリンタ
JP3832219B2 (ja) ロール紙収容部を備えたプリンタ
JP2009029092A (ja) 情報機器装置
JP2007045556A (ja) ロール紙プリンタ
JP3855604B2 (ja) ロール紙装填機構およびロール紙プリンタ
JP5861393B2 (ja) プリンターカバーの開閉機構およびプリンター
JP2001341902A (ja) ロール紙装填機構およびロール紙プリンタ
JP3855591B2 (ja) ロール紙装填機構およびロール紙プリンタ
JP2001213551A (ja) ロール紙装填機構およびロール紙プリンタ
JP2001213552A (ja) ロール紙装填機構およびロール紙プリンタ
JP2004345247A (ja) インクジェット式記録装置
JP4513164B2 (ja) プリンタ
JP4857648B2 (ja) ロール紙プリンタ
JP5267620B2 (ja) ロール紙プリンタ
JP4876576B2 (ja) プリンタ
JP3654008B2 (ja) ロール紙用プリンタ
JP3565043B2 (ja) プリンタのロール紙装填機構
JP3617244B2 (ja) プリンタのロール紙装填機構
JP3743157B2 (ja) プリンタ
JP3617243B2 (ja) プリンタのロール紙装填機構

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040714

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060613

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060904

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130922

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees