JP2001341712A - バラン供給装置 - Google Patents

バラン供給装置

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JP2001341712A
JP2001341712A JP2000164574A JP2000164574A JP2001341712A JP 2001341712 A JP2001341712 A JP 2001341712A JP 2000164574 A JP2000164574 A JP 2000164574A JP 2000164574 A JP2000164574 A JP 2000164574A JP 2001341712 A JP2001341712 A JP 2001341712A
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Japan
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balun
rollers
baluns
sheet
roller
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JP2000164574A
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English (en)
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Mikio Tada
幹男 多田
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CHIZU ENGINEERING KK
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CHIZU ENGINEERING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁当箱等でおかずを仕切るバランを効率よく
供給するバラン供給装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 バラン60・60・・・の連接体である
バランシート6の送出部と、該バランシート6を1枚ず
つ分離する分離部10と、分離されたバラン60・60
・・・を搬送する搬送部20とにより構成する。また、
前記分離部20において、前記バランシート6を上流側
の一対のローラ12・13と下流側の一対のローラ14
・15とでそれぞれニップしながら搬送し、該下流側の
一対のローラ14・15を該上流側の一対のローラ12
・13よりも速く回転させる。さらに、前記搬送部20
に、分離されたバラン60・60・・・を一定方向に揃
える反転部40を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁当箱等でおかず
を仕切るバランを、連続したバランシートから連続的に
バランを一つずつ供給するバラン供給装置の技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年持ち帰り弁当の販売量が多くなり、
それに対応するために、大量供給できる給食工場では、
弁当箱内でおかずを仕切るバランの需要も多くなってき
ているが、このバランは従来では、ミシン目を入れたバ
ランを連ねたバランシートをロール状に巻く等して作業
者の手元におき、作業者は該バランシートを繰り出しな
がらバランを1枚ずつ分離したり、或いは、バランを何
十枚も積み重ねたバランの束から一枚ずつ取り出したり
して、コンベア等で搬送されてくる弁当箱、または多数
並べられた弁当箱に添えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術においては、バランシートを繰り出しながらバラ
ンを1枚ずつ分離するためには、片手での分離は難し
く、何百もの弁当箱にバランを添えるとなると、それな
りに弁当箱の搬送速度を落とすなどして、作業時間が長
くなり、作業者の負担も増加していた。つまり、1つの
弁当箱に複数枚のバランを添えるとなると、その作業は
かなり煩雑で、また、バランを分離する作業とバランを
添える作業と、2つの作業を同時に行っているうちに、
疲労等のため、該弁当箱に所定枚数のバランを入れ損な
うこともあった。また、何十枚も積み重ねたバランの束
から一枚ずつバランを取り出す方法では、作業者は衛生
上手袋をはめて作業をするため、一枚ずつの分離が難し
く、また、バラン同士は静電気によって数枚重なって取
り出され、分離のために手間がかかっていた。
【0004】本発明は、前記の点を鑑み、作業者の作業
面を考慮し、効率よく、且つ、連続的にバランの供給を
行なうことができるバラン供給装置を提供することを課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上が本発明の解決する
課題であり、次に課題を解決するための手段を説明す
る。すなわち、請求項1記載の如く、弁当箱等でおかず
を仕切るバランの連接体であるバランシートの送出部
と、該バランシートを1枚ずつ分離する分離部と、分離
されたバランを搬送する搬送部とにより構成する。
【0006】また、請求項2記載の如く、前記分離部に
おいて、前記バランシートを上流側の一対のローラと下
流側の一対のローラとでそれぞれニップしながら搬送
し、該下流側の一対のローラを該上流側の一対のローラ
よりも速く回転させる。
【0007】さらに、請求項3記載の如く、前記搬送部
に、分離されたバランを一定方向に揃える反転部を配設
する。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明に係るバラン供給装置
1の実施の形態を添付の図面を参照しながら2例説明す
る。図1は本発明の第1実施例に係るバラン供給装置の
全体構成を示す斜視図、図2は同じく平面図、図3は同
じく側面図、図4はバランシートの分離の様子を示す平
面図、図5は搬送部での詰まり防止に施した制御を示す
ブロック図、図6は本発明の第2実施例に係るバラン供
給装置の全体構成を示す斜視図、図7は同じく平面図、
図8は同じく側面図、図9は同じく正面図、図10は本
発明の第2実施例に係る分離部の駆動構成を示す側面
図、図11は反転部によるバランの反転、及び搬送部で
の詰まり防止に施した制御を示すブロック図、図12は
反転部によるバランの反転の制御を示すフロー図であ
る。
【0009】まず、本発明に係るバラン供給装置1の第
1実施例についてその全体構成を概略説明する。図1乃
至図3に示すように、バラン供給装置1は、弁当箱等の
おかずを仕切るバラン60・60・・・を1枚ずつ仕分
けて供給する作業部2と、該作業部2を駆動する動力部
3とにより構成され、該動力部3を基盤7の右半部に立
設してケーシング5で被装し、該作業部2を該ケーシン
グ5の左側面より突出させて釣支する。
【0010】また、バラン60は図4に示すように、合
成樹脂製の帯状でフィルム状のシート(以下バランシー
ト6)に、長手方向に対して垂直方向のミシン目(切れ
目)と、ジグザグ状のミシン目が所定間隔をあけて交互
に設けられ、このバランシート6がリール9に巻かれて
送出部としている。前記作業部2は、前記送出部と、バ
ランシート6を1枚ずつ分離する分離部10と、分離さ
れた各バラン60・60・・・を搬送する搬送部20と
により構成され、後方より順に送出部、分離部10、搬
送部20を配置している。
【0011】こうして、作業者はリール9に巻かれたバ
ランシート6を繰り出して分離部10へ挿入し、ケーシ
ング5上面に配設した電源スイッチ30を入れて動力部
3を駆動させ、該分離部10でバランシート6を次々と
一枚ずつ分離して搬送部20へ受け渡し、分離したバラ
ン60・60・・・を所定間隔を空けて搬送した後、該
バラン60・60・・・を手作業で弁当箱等に添えてい
く。
【0012】次に前記分離部10について説明する。図
2及び図3に示すように、分離部10では、バランシー
ト6の挿入口10aから分離されたバラン60・60・
・・を排出する受継口10bまで前方下方に向けて搬送
経路が形成されており、該搬送経路に沿って挿入口10
aの近傍にはガイドローラ11を配設し、挿入口10a
と受継口10bとの中間位置、つまり、搬送上流側に一
対のフィードローラ12・13のニップ部(挟持搬送
部)、受継口10b、つまり、搬送下流側には、一対の
セパレートローラ14・15のニップ部を配設する。ま
た、ローラ11・12・13・14・15の左側面には
安全のため、ローラカバー4で被装する。そして、前記
動力部3にはケーシング5の幅を短くし装置全体のコン
パクト化を図るべくその駆動軸心31aを前後方向に向
けて電動モータ31を配設し、該駆動軸心31aに直交
する下方のセパレートローラ14の回転軸14aに対
し、べベルギア38・39を介して動力を伝達する。
【0013】そうして、前記ケーシング5内において、
下方のフィードローラ12の回転軸12aと下方のセパ
レートローラ14の回転軸14aにはそれぞれプーリー
32・34を周設し、該プーリー32・34間にベルト
33を巻回する。尚、フィードローラ12側のプーリー
32をセパレートローラ14側のプーリー34よりも大
径として、フィードローラ12の回転速度をセパレート
ローラ14の回転速度よりも遅くしている。このように
該ローラ12・14を駆動ローラとし、それぞれに接触
するローラ13・15を各駆動ローラに連れ回る従動ロ
ーラとしている。また、ガイドローラ11は、リール9
から繰り出されるバランシート6の搬送方向を斜下方に
向け、分離部10へ給送する案内用のローラである。
【0014】こうして、前記バランシート6をフィード
ローラ12・13とセパレートローラ14・15の間を
ニップしながら通過させ搬送部20へ給送し、このと
き、セパレートローラ14の回転速度の方が速いため
に、フィードローラ12・13のニップ部とセパレート
ローラ14・15のニップ部との間では、バランシート
6は外方向に引っ張られ、その結果、該バランシート6
はセパレートローラ14・15により繰り出されつつミ
シン目に沿って分離される。このように、バランシート
6を次々と分離して搬送部20へ受け渡し、分離したバ
ラン60・60・・・は所定間隔を空けて搬送される。
【0015】次に前記搬送部20について説明する。図
1乃至図3に示すように、搬送部20は、平ベルト2
1、ベルトローラ23、補助ローラ28、ベルト台24
等により構成され、該ベルト台24をケーシング5左側
面の前記受継口10bより前方に向けて延設し、また、
該ベルト台24の前端にベルトローラ23を配設し、該
ベルトローラ23の直斜下方に補助ローラ28を配設す
る。そして、該ベルトローラ23と前記下方のセパレー
トローラ14との間に平ベルト21を巻回し、このと
き、該平ベルト21を補助ローラ28によりやや押し上
げてテンションをかけてやる。このような構成で、下方
のセパレートローラ14が駆動ローラとなり、ベルトロ
ーラ23と補助ローラ28とをセパレートローラ14及
び平ベルト21により連れ回る従動ローラとしている。
尚、該平ベルト21を円滑に回転させるために、ローラ
14・22間に新たな補助ローラーを配設してもよい。
【0016】また、ケーシング5左側面における前記ベ
ルト台24の取付位置のやや上方より前方に向けてセン
サ台25を延設し、該センサ台25と前記ベルト台24
とを上下平行に配設し、該センサ台25の前端部に位置
検出センサ26を配設する。該位置検出センサ26は光
源、集光レンズ、受光素子等から構成され、また、ベル
ト台24側に反射鏡を配設して、光源から発した光を反
射鏡で反射し受光素子で検出する。こうして、バラン6
0が通過すると、該光を遮断して位置検出センサ26が
働く。
【0017】また、図5に示すように、前記電動モータ
31と前記位置検出センサ26とをそれぞれ制御線を介
してコントローラに接続する。こうして、位置検出セン
サ26では、所定間隔を空けて次々と搬送されるバラン
60の前端が通過し始めるとONとなり、その検出信号
をコントローラ8に送信し、該コントローラ8より前記
電動モータ31に制御信号(停止命令信号)を出力して
電動モータ31を停止させ、分離部10、及び、搬送部
20の駆動を停止する。また、作業者が該バラン60を
抜き取ると、位置検出センサ26がOFFとなり、その
検出信号をコントローラ8に送信し、該コントローラ8
より該電動モータ31に制御信号(駆動命令信号)を出
力して再び電動モータ31を駆動させ、分離部10、及
び、搬送部20を駆動する。このように制御することに
より、作業者の作業に合わせてバラン60・60・・・
を搬送することができる。
【0018】こうして、搬送部20の前端までバラン6
0・60・・・を搬送した後、手作業で弁当箱等に添え
ていき、このとき、手作業でのバラン60・60・・・
の移し変えが、該バラン60・60・・・の搬送速度に
追い付かなくならないように、先頭のバラン60が搬送
部20の前端まで来ると、バラン60・60・・・の搬
送を一旦停止させ、また、該先頭のバラン60を抜き取
ると、再び、バラン60・60・・・は搬送し始め、こ
うして、作業者の作業に合わせてバラン60・60・・
・を搬送している。
【0019】尚、搬送部20で搬送されるバラン60・
60・・・は分離部10等各部との接触や摩擦で帯電し
ており、静電力により該バラン60・60・・・は該平
ベルト21に付着して落脱しないのである。
【0020】次に、本発明に係るバラン供給装置1の第
2実施例についてその全体構成を概略説明する。図6乃
至図9に示すように、バラン供給装置1は、弁当箱等の
おかずを仕切るバラン60・60・・・を1枚ずつ仕分
けて供給する作業部2と、該作業部2を駆動する動力部
3とにより構成され、該動力部3を基盤7の右半部に立
設してケーシング5で被装し、該作業部2を該ケーシン
グ5の左側面より突出させて釣支する。
【0021】また、バラン60は図4に示すように、バ
ランシート6に、長手方向に対して垂直方向のミシン目
(切れ目)と、ジグザグ状のミシン目が所定間隔をあけ
て交互に設けられ、このバランシート6がリール9に巻
かれて送出部としている。前記作業部2は、前記送出部
と、バランシート6を1枚ずつ分離する分離部10と、
分離された各バラン60・60・・・を搬送する搬送部
20と、搬送されるバラン60・60・・・の搬送姿勢
を反転する反転部40とにより構成され、後方より順に
送出部、分離部10、搬送部20を配置し、該搬送部2
0の前後中間位置に反転部40を配設する。
【0022】こうして、作業者はリール9に巻かれたバ
ランシート6を繰り出して分離部10へ挿入し、ケーシ
ング5上面に配設した電源スイッチ30を入れて動力部
3を駆動させ、該分離部10でバランシート6を次々と
分離して搬送部20へ受け渡し、分離したバラン60・
60・・・を所定間隔を空けて搬送する際、反転部40
により互いに切り口を対向させた一対のバラン50・5
0のうちの一方を反転させて各バラン60・60・・・
の向きを揃え、搬送部20の前端まで搬送した後、該バ
ラン60・60・・・を手作業で弁当箱等に添えてい
く。
【0023】次に前記分離部10について説明する。図
7、図8及び図10に示すように、分離部10では、バ
ランシート6の挿入口10aから分離されたバラン60
・60・・・を排出する受継口10bまで前方下方に向
けて搬送経路が形成されており、該搬送経路に沿って挿
入口10aの近傍にはガイドローラ11を配設し、挿入
口10aと受継口10bとの中間位置には上流側よりそ
れぞれ第1フィードローラ12・13のニップ部、セパ
レートローラ14・15のニップ部を配設し、受継口1
0bには第2フィードローラ16・17のニップ部を配
設する。また、ローラ11・12・13・14・15・
16・17の左側面には安全のため、ローラカバー4で
被装する。そして、前記動力部3にはケーシング5の幅
を短くし装置全体のコンパクト化を図るべくその駆動軸
心31aを前後方向に向けて第1電動モータ31を配設
し、該駆動軸心31aに直交する下方のセパレートロー
ラ14の回転軸14aに対し、べベルギア38・39を
介して動力を伝達する。
【0024】そうして、前記ケーシング5内において、
下方の第1フィードローラ12の回転軸12aと、下方
のセパレートローラ14の回転軸14aと、下方の第2
フィードローラ16の回転軸16aにはそれぞれプーリ
ー32・34・36を周設し、該プーリー32・34・
36間にベルト37を巻回する。また、下方のセパレー
トローラ14と下方の第2フィードローラ16との間に
はテンションローラ19を配設し、該テンションローラ
19を押し上げて該ベルト37にテンションを加えるこ
とにより、ローラ12・14・16を回転させている。
尚、第1フィードローラ12側のプーリー32をセパレ
ートローラ14側のプーリー34よりも大径として、フ
ィードローラ12の回転速度をセパレートローラ14の
回転速度よりも遅くしている。一方、第2フィードロー
ラ16側のプーリー36とセパレートローラ14側のプ
ーリー34とは略同径とする。さらに、下方のセパレー
トローラ14と下方の第2フィードローラ16との間に
は2本の紐ベルト35・35を巻回する。
【0025】このように該ローラ12・14・16を駆
動ローラとし、該ローラ12・14に接触するローラ1
3・15を各駆動ローラに連れ回る従動ローラとし、但
し、第2のフィードローラ16・17の回転軸16a・
17aにはそれぞれギア16b・17bを周設し、該ギ
ア16b・17bを噛合させて上方のフィードローラ1
7を従動させている。また、ガイドローラ11は、リー
ル9から繰り出されるバランシート6の搬送方向を斜下
方に向け、分離部10へ給送する案内用のローラであ
る。
【0026】こうして、前記バランシート6を第1フィ
ードローラ12・13とセパレートローラ14・15と
でニップしながら搬送し、このとき、セパレートローラ
14の回転速度の方が速いために、フィードローラ12
・13のニップ部とセパレートローラ14・15のニッ
プ部との間では、バランシート6は外方向に引っ張ら
れ、その結果、該バランシート6はセパレートローラ1
4・15により繰り出されつつミシン目に沿って分離さ
れる。こうして、次々と分離されたバラン60・60・
・・は所定間隔を空けて2本の紐ベルト21・21で搬
送され、第2のフィードローラ16・17により搬送部
20へ受け渡す。
【0027】次に前記搬送部20について説明する。図
6乃至図8に示すように、搬送部20は、平ベルト22
・22、ベルトローラ23、補助ローラ28・29、ベ
ルト台24等により構成され、該ベルト台24をケーシ
ング5左側面の前記受継口10bより前方に向けて延設
し、また、該ベルト台24の前端にベルトローラ23を
配設し、該ベルトローラ23の直斜下方(後方側)に補
助ローラ28を配設し、前記下方の第2フィードローラ
16の直斜下方(前方側)に補助ローラ29を配設す
る。そして、該ベルトローラ23と該下方の第2フィー
ドローラ16との間に左右2本の平ベルト22・22を
巻回し、このとき、該平ベルト22・22を補助ローラ
28・29によりやや押し上げてテンションをかけてや
る。このような構成で、下方の第2フィードローラ16
が駆動ローラとなり、ベルトローラ23と補助ローラ2
8・29とを下方の第2フィードローラ16及び平ベル
ト22・22により連れ回る従動ローラとしている。
尚、該平ベルト22・22を円滑に回転させるために、
ローラ16・22間に新たな補助ローラーを配設しても
よい。
【0028】また、ケーシング5左側面における前記ベ
ルト台24のやや上方より前方に向けてセンサ台25を
延設し、該センサ台25と前記ベルト台24とを上下平
行に配設し、該センサ台25前端部に第1位置検出セン
サ26を配設する。該第1位置検出センサ26は光源、
集光レンズ、受光素子等から構成され、また、ベルト台
24側に反射鏡を配設して、光源から発した光を反射鏡
で反射し受光素子で検出する。こうして、バラン60が
通過すると、該光を遮断して第1位置検出センサ26が
働く。
【0029】また、図11に示すように、前記第1電動
モータ31と前記第1位置検出センサ26とをそれぞれ
制御線を介してコントローラ8に接続する。こうして、
第1位置検出センサ26では、所定間隔を空けて次々と
搬送されるバラン60の前端が通過し始めるとONとな
り、その検出信号をコントローラ8に送信し、該コント
ローラ8より前記第1電動モータ31に制御信号(停止
命令信号)を出力して第1電動モータ31を停止させ、
分離部10、及び、搬送部20の駆動を停止する。ま
た、作業者が該バラン60を抜き取ると、第1位置検出
センサ26がOFFとなり、その検出信号をコントロー
ラ8に送信し、該コントローラ8より該第1電動モータ
31に制御信号(駆動命令信号)を出力して再び第1電
動モータ31を駆動させ、分離部10、及び、搬送部2
0を駆動する。このように制御することにより、作業者
の作業に合わせてバラン60・60・・・を搬送するこ
とができる。
【0030】次に前記反転部40について説明する。反
転部40は昇降機構41と反転機構50とにより構成さ
れ、前記搬送部20を挟んで反転機構50の押さえ側と
反転側とを上下に対向させて配置し、そして、該反転機
構50を該昇降機構41により上下に昇降する。
【0031】前記昇降機構41は、第2電動モータ4
2、カム43、カムフォロワー44、昇降本体45等に
より構成されている。前記ケーシング5内において、基
盤7上にその駆動軸心42aを左右方向に向けて第2電
動モータを載置固定し、また、該駆動軸心42aをケー
シング5左側面より突出させ、該駆動軸心42aに半円
盤状のカム43を周設する。また、昇降本体45をケー
シング5左側面に沿って上下摺動自在にして配設し、該
昇降本体45の下端部にその回転軸心44aを左右方向
に向けて円盤状のカムフォロワー44を枢結し、該カム
フォロワー44と前記カム43とを係合させる。また、
昇降本体45より左方に向けて支持プレート46を延設
し、該支持プレート46の左端部で反転側本体51の上
下中央部を釣支する。
【0032】前記反転機構50は、バラン60・60・
・・を軽く押し上げて反転(180度平面で回転)させ
る反転側本体51と該バラン60・60・・・の反転の
際に落脱しないようにバラン60を押さえる押さえ側本
体58とより構成されている。反転側本体51の上下中
間位置にはその駆動軸心52aを上方に向けてマイクロ
モータ52を埋設し、その上部位置には該駆動軸心52
aに周設した回転駆動体53を配設し、その下部位置に
は該マイクロモータ52の回転を制御する制御部54を
埋設する。また、反転側本体51の上部位置にはブラケ
ット55を周設し、該ブラケット55を下方に付勢する
ようにしてバネ56・56を配設する。こうして、上昇
した反転側本体51を確実に元位置に下げ戻すようにし
ている。
【0033】一方、押さえ側本体58の下端部にはその
回転軸心59aを上下方向に向けて回転従動体59を配
設し、該回転従動体59を前記平ベルト22・22の直
上方に配置して押さえ側本体58をブラケット49を介
してケーシング5左側面に固設する。また、このとき、
前記反転側本体51の回転駆動体53と該押さえ側本体
58の回転従動体59とは上下に対向して配置されてい
る。
【0034】また、前記反転部40と前記分離部10の
第2フィードローラ16・17との中間位置には、搬送
部20を挟むようにして上方側に光源と集光レンズを置
き、下方側に受光素子を置いたリニアスケール等による
一対の第2位置検出センサ57を配設する。
【0035】また、図11に示すように、前記第2電動
モータ42と前記マイクロモータ52の制御部54と前
記第2検出センサ57とをそれぞれ制御線を介してコン
トローラ8に接続する。
【0036】こうして、第2位置検出センサ57では、
所定間隔を空けて次々と搬送されるバラン60・60・
・・の前端が通過し始めるとONとなり、該バラン60
・60・・・の後端が通過し終えるとOFFとなってバ
ラン60・60・・・の通過を検出し、その検出信号を
コントローラ8に逐一送信する。こうして、図12に示
すように、コントローラ8では、各バラン60・60・
・・の通過開始時と通過終了時とを常時観測する(ステ
ップS1)。このとき、図4に示すように、山切の切断
面を前方に向けたバラン60と一直線の切断面を前方に
向けたバラン60とが交互に送られており、そこで、以
下のように計測して、その計測結果を基に、前記反転部
40によりバラン60を反転し、各バラン60・60・
・・の方向を揃える。
【0037】すなわち、前記コントローラ8では、各バ
ラン60・60・・・の通過開始時と通過終了時との平
均値を計算してやることにより、各バラン60・60・
・・の前後中央位置が第2位置検出センサ57位置を通
過した時刻を求める(ステップS2)。
【0038】ここで、先のバラン60の通過開始時と通
過終了時とをそれぞれ、fi 、biとし、次のバラン6
0の通過開始時と通過終了時とをそれぞれ、fi+1 、b
i+1とすると、先のバラン60の前後中央位置の通過時
刻mi 及び次のバラン60の前後中央位置の通過時刻m
i+1 はそれぞれ、 mi =(fi +bi )/2 mi+1 =(fi+1 +bi+1 )/2 となる。次に、先のバラン60の前後中央位置の通過時
刻mi と次のバラン60の前後中央位置の通過時刻m
i+1 との差Δi を、 Δi =|mi −mi+1 | として求め、該差Δi が所定値α(α>0)以上のとき
には(ステップS3)、該次のバラン60を反転するよ
うコントローラ8に制御信号(反転検知信号)を出力す
る。図4に示すように、山切面同士を対向させた一対の
バラン60・60の前後中央位置の通過時刻との差Δi
の方が、一直線面同士を対向させた一対のバラン60・
60の前後中央位置の通過時刻との差Δi+1 よりも当然
小さくなり、このことを利用して、バラン60を反転さ
せるか否かを判断している。よって、言うまでもなく、
該差Δi が所定値α未満のときには、反転部40を駆動
させない(ステップS4)。こうして、ステップS3に
よる判定で図7に示すように、一直線面同士を対向させ
た一対のバラン60・60のうち後方側のバラン60が
反転される。勿論、ステップS3での判定を、該差Δi
が所定値β(α>β>0)以下のときに、該次のバラン
60を反転するようコントローラ8に制御信号(反転検
知信号)を出力してもよい。この場合、図4及び図6に
示すように、山切面同士を対向させた一対のバラン60
・60のうち後方側のバラン60が反転される。
【0039】こうして、制御信号(反転検知信号)を受
信したコントローラ8は、即座に、第2電動モータ42
及びマイクロモータ52の制御部54に制御信号(反転
命令信号)を出力し、第2電動モータ42を駆動させて
(ステップS5)、カム43を回転させることにより、
カムフォロワー44を押し上げ、その結果、昇降本体4
5を上昇させ、また、反転側本体51も上昇させる。こ
のとき、第2位置検出センサ57により反転の指定が成
されたバラン60が反転部40位置を差し掛かっている
ようにタイミングが計られている。また、反転側本体5
1の上昇と略同時にマイクロモータ52も駆動し始めて
おり(ステップS6)、こうして、平ベルト22・22
の間から反転側本体51の回転駆動板53を繰出させ、
該回転駆動板53の上面で該バラン60を軽く持ち上げ
る。そして、該バラン60を回転駆動板53の上面と回
転従動板59との下面とで挟持し、制御部54により制
御して該回転駆動板53を180度だけ回転させる。こ
うして、該バラン60を反転させ、尚、この間も前記カ
ム43は回転を続けており、該カム43が360度回転
するにつれ、昇降本体45は下降し、また、反転側本体
51も下降する。こうして、回転駆動板53は平ベルト
22・22の上面より下方に没し、再び該バラン60を
平ベルト22・22上に載置する(ステップS7)。こ
のようにして、バラン60を反転させ、各バラン60・
60・・・の向きを揃えている。
【0040】こうして、搬送部20の前端までバラン6
0・60・・・を搬送した後、手作業で弁当箱等に添え
ていき、このとき、手作業でのバラン60・60・・・
の移し変えが、該バラン60・60・・・の搬送速度に
追い付かなくならないように、先頭のバラン60が搬送
部20の前端まで来ると、バラン60・60・・・の搬
送を一旦停止させ、また、該先頭のバラン60を抜き取
ると、再び、バラン60・60・・・は搬送し始め、こ
うして、作業者の作業に合わせてバラン60・60・・
・を搬送している。
【0041】尚、搬送部20で搬送されるバラン60・
60・・・は分離部10等各部との接触や摩擦で帯電し
ており、静電力により該バラン60・60・・・は該平
ベルト22・22に付着して落脱しないのである。
【0042】以上、2つの実施例を例にとり説明した
が、本発明に係るバラン供給装置は上記2つの実施例に
限定することなく、請求項1乃至請求項3に示すもので
あれば、他の構成でもよい。
【0043】このようにバラン供給装置を発明したこと
により、自動でバランを1枚ずつ分離して作業者へ供給
することができ、作業者の負担を軽減するとともに、作
業能率の向上を図ることができる。さらに、第2実施例
では、反転部40を設けることにより、作業者へ供給さ
れるバランを同方向に揃え、そのため弁当箱等への詰め
替えの作業がしやすく、さらに作業能率の向上を図るこ
とができる。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、以下
のような効果を奏ずるものである。すなわち、請求項1
のように、弁当箱等でおかずを仕切るバランの連接体で
あるバランシートの送出部と、該バランシートを1枚ず
つ分離する分離部と、分離されたバランを搬送する搬送
部とにより構成したバラン供給装置により、自動でバラ
ンを1枚ずつ分離して作業者へ供給することができ、作
業者の負担を軽減するとともに、作業能率の向上を図る
ことができる。
【0045】また、請求項2記載の如く、前記分離部に
おいて、前記バランシートを上流側の一対のローラと下
流側の一対のローラとでそれぞれニップしながら搬送
し、該下流側の一対のローラを該上流側の一対のローラ
よりも速く回転させることにより、上下流の一対のロー
ラ間で該バランシートは外方向に引っ張られて1枚ずつ
分離し、こうして、自動でバランを1枚ずつ分離して作
業者へ供給することができ、作業者の負担を軽減すると
ともに、作業能率の向上を図ることができる。
【0046】さらに、請求項3記載の如く、前記搬送部
に、分離されたバランを一定方向に揃える反転部を配設
することにより、作業者へ供給されるバランは同方向を
向いているため、弁当箱等への詰め替えの作業がしやす
く、さらに作業能率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るバラン供給装置の全
体構成を示す斜視図。
【図2】同じく平面図。
【図3】同じく側面図。
【図4】バランシートの分離の様子を示す平面図。
【図5】搬送部での詰まり防止に施した制御を示すブロ
ック図。
【図6】本発明の第2実施例に係るバラン供給装置の全
体構成を示す斜視図。
【図7】同じく平面図。
【図8】同じく側面図。
【図9】同じく正面図。
【図10】本発明の第2実施例に係る分離部の駆動構成
を示す側面図。
【図11】反転部によるバランの反転、及び搬送部での
詰まり防止に施した制御を示すブロック図。
【図12】反転部によるバランの反転の制御を示すフロ
ー図。
【符号の説明】
1 バラン供給装置 6 バランシート 9 リール 10 分離部 12 (第1)フィードローラ 13 (第1)フィードローラ 14 セパレートローラ 15 セパレートローラ 20 搬送部 40 反転部 41 昇降機構 50 反転機構 60 バラン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の連続シート状としたバラン
    シートの送出部と、該バランシートを単体のバランに分
    離する分離部と、分離されたバランを搬送する搬送部と
    により構成したことを特徴とするバラン供給装置。
  2. 【請求項2】 前記分離部において、搬送上流側と下流
    側にそれぞれ搬送面に対して対向して一対のローラを配
    置し、前記バランシートを前記一対のローラ間を挟んで
    搬送し、該下流側の一対のローラを該上流側の一対のロ
    ーラよりも速く回転させたことを特徴とする請求項1記
    載のバラン供給装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送部に、分離されたバランを一定
    方向に揃える反転部を配設したことを特徴とする請求項
    1記載のバラン供給装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015212017A (ja) * 2014-05-01 2015-11-26 三蓉エンジニアリング株式会社 木材切削装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015212017A (ja) * 2014-05-01 2015-11-26 三蓉エンジニアリング株式会社 木材切削装置

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