JP2001340743A - 混合装置 - Google Patents

混合装置

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JP2001340743A
JP2001340743A JP2000163656A JP2000163656A JP2001340743A JP 2001340743 A JP2001340743 A JP 2001340743A JP 2000163656 A JP2000163656 A JP 2000163656A JP 2000163656 A JP2000163656 A JP 2000163656A JP 2001340743 A JP2001340743 A JP 2001340743A
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liquid
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pure water
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liquid level
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JP2000163656A
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English (en)
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Yasuhiro Tsunokake
泰洋 角掛
Tatsuya Funahashi
達也 舟橋
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は薬液補充処理停止時に供給タンクに残
留する所定混合比の薬液を廃棄することなく、有効に利
用することを課題とする。 【解決手段】混合装置10は、制御部19を用いてHF
タンク11に貯留された50%フッ化水素酸と、純水製
造装置21により生成された純水とを供給タンク13に
供給して所定の割合で混合し、供給タンク13において
混合された混合液を供給タンク13の下流側に設置され
た半導体製造装置45に供給する。この供給タンク13
は、混合液の液面を監視する第1液面センサ36、第2
液面センサ37、第3液面センサ38、オーバーフロー
検知センサ32が設けられている。また、制御部19
は、接続されたメモリ41に混合装置10の動作状態を
判別するデータを格納し、これらのセンサ、制御部19
により、供給タンク13の液位を監視し、供給タンク1
3内の液体の混合比を調整する。これにより、再起動時
における供給タンク内の液体を有効に利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成分の異なる複数
の薬液を混合することで半導体や液晶などフラットパネ
ルディスプレイ製造プロセスに使用される混合液を供給
する混合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、成分の異なる薬液を混合する混合
装置では、薬液の原液及び純水を超音波過流量計とエア
駆動バルブとが組み込まれた構成であり、超音波過流量
計から出力されるパルスに応じて薬液の補充量を計量し
て薬液貯留槽(供給タンク)へ送液し、薬液貯留槽にお
いて、薬液の原液及び純水を混合している。その後、薬
液貯留槽の混合液は、半導体製造装置へ送られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成とされた従来の混合装置では、次のような問
題点があった。
【0004】まず、従来の混合装置では、混合装置自体
あるいはこれと連動している装置に何らかのトラブルが
生じると、自動または手動操作により混合装置を非常停
止させる。そして、トラブルの原因を調べて修理、点検
を行った後に装置を再起動させて混合液の生成を再開す
る。このように、停止後に装置を再起動させる場合、供
給タンクとしての薬液貯留槽に貯められている薬液(混
合液)は、濃度の正誤に関わらず無条件で全量廃棄され
た後、薬液貯留槽において、薬液の混合動作が最初から
やり直しされる。
【0005】そのため、従来の混合装置では、薬液貯留
槽において所定濃度に混合された濃度の薬液(混合液)
を廃棄してしまうため、無駄が多いといった問題があ
る。
【0006】さらに、従来の混合装置では、薬液貯留槽
の薬液(混合液)を廃棄するたびに原液の消費量や廃液
の量が増加してしまい、その分ランニングコストがかさ
むといった問題もある。
【0007】そこで、本発明は、上記課題を解決した混
合装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。
【0009】本発明は、成分の異なる液体毎に設けられ
た計量手段及び弁手段を有して前記液体を供給タンクに
補充する複数の補充ラインと、前記各液体を所定の比率
で前記供給タンクにて混合させるために前記各補充ライ
ンから所定量の液体を補充させるべく、前記計量手段か
らの信号に基づき前記各弁手段を制御する制御手段と、
を有する混合装置において、前記計量手段から出力され
る信号を一定時間毎に読み込み、該信号の有無に応じた
前記計量手段の動作状態を判別するための状況判別デー
タとして記憶する記憶手段と、装置再起動時、装置停止
直前に前記記憶手段に記憶された状況判別データを読み
込み、当該状況判別データに応じて前記供給タンク内に
残留された液体の混合状態を判別する判別手段と、該判
別手段により前記供給タンク内の液体が所定の混合比で
あると判断されたときは、前記供給タンクの液体を使用
し、前記供給タンクの液体が所定の混合比でないと判断
されたときは、前記供給タンクの液体を排出した後、前
記供給タンクへの液補充を再開して液体の濃度を調整す
る濃度調整手段を備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0010】従って、本発明によれば、記憶手段に各計
量手段から出力される信号を一定時間毎に記憶し、記憶
された状況判別データを基に、供給タンク内の液体が所
定の混合比であると判断されたときは、供給タンクの液
体を使用し、供給タンクの液体が所定の混合比でないと
判断されたときは、供給タンクの液体を排出した後、供
給タンクへの液補充を再開して液体の濃度を調整するた
め、記憶された状況判別データにより停止時の直前の装
置動作状況を確認でき、再起動時に停止時の装置動作状
況に応じて供給タンク内の液体の廃棄処理あるいは、補
充処理を選択的に行うことができる。これにより、再起
動時における供給タンク内の液体をできるだけ有効に利
用できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。
【0012】図1は本発明になる混合装置の一実施例の
概略構成を示すブロック図である。図1に示されるよう
に、混合装置10は、HFタンク11に貯留された50
%フッ化水素酸と、純水製造装置21により生成された
純水とを供給タンク13に供給して所定の割合で混合
し、供給タンク13において混合された混合液を供給タ
ンク13の下流側に設置された半導体製造装置45に供
給するように構成されている。尚、フッ化水素酸は、フ
ッ化水素(hydrogen fluoride)の水
溶液であり、以下「HF液」と記す。
【0013】HFタンク11に貯留されたHF液は、H
F補充路12を介して供給タンク13に補充される。こ
のHF補充路12の接液部の材質は、耐薬品性に優れ、
極めて不純物の溶出の少ないフッ素樹脂、例えばPFA
(バーフロロアルコキシ共重合体)などにより構成され
る。
【0014】14は、HF計量用超音波過流量計であ
り、HF補充路12を送液されるHF液の流量を計測す
る。また、HF計量用超音波過流量計14の接液部は、
上記PFAにより形成されている。
【0015】HF計量用超音波過流量計14の下流側に
は、流量調整機構付のHF補充用エア駆動弁15が設け
られている。このHF補充用エア駆動弁15を駆動する
圧縮空気は、エア供給路25から分岐したエア供給路1
6より約0.5〜0.7MPa範囲内の圧力で流入し、
減圧弁17により0.3〜0.5MPaまで減圧され
る。
【0016】また、エア供給路16から供給される圧縮
空気は、三方電磁弁18の切替え動作によりHF補充用
エア駆動弁15へ供給される。
【0017】制御部19は、ブザー40、メモリ(記憶
手段)41、HF計量用超音波過流量計14、三方電磁
弁18と接続され、HF計量用超音波過流量計14から
出力される流量パルスを計数し、そのパルス数に応じて
三方電磁弁18の吐出側流路を排気路20側または管路
16c側に切替え制御を行っている。
【0018】また、ブザー40は、混合装置10の異常
時に制御部19からの信号により鳴動される。メモリ4
1は、制御部19から一定時間毎に送られる状況判別デ
ータを格納する。この状況判別データは、計量手段の動
作状態を判別するためのデータであり、メモリ41に設
けられた記憶領域に格納され、且つ一定時間毎に最新の
データに更新される。本実施例では、状況判別データ
は、HF計量用超音波過流量計14及び純水計量用超音
波過流量計23から出力される流量パルスの有無を示し
ている。
【0019】また、三方電磁弁18の吐出側流路が管路
16c側に切替えられると、HF補充用エア駆動弁15
は開弁し、三方電磁弁18の吐出側流路が排気路20側
に切替えられると、HF補充用エア駆動弁15は閉弁す
る。そして、HF補充用エア駆動弁15は、液垂れ検出
センサ29及びHF補充用管路12bを介して供給タン
ク13と連通されている。
【0020】純水製造装置21により生成された純水
は、純水補充路22を介して供給タンク13に補充され
る。また、純水補充路22には、純水計量用超音波過流
量計23と流量調整機能付の純水補充用エア駆動弁24
が配設されている。この純水補充用エア駆動弁24を駆
動する圧縮空気は、エア供給路25より約0.5〜0.
7MPa範囲内の圧力で流入し、減圧弁17により0.
3〜0.5MPaまで減圧される。
【0021】また、エア供給路25から供給される圧縮
空気は、三方電磁弁27の切替え動作により純水補充用
エア駆動弁24へ供給される。
【0022】制御部19は、純水計量用超音波過流量計
23及び三方電磁弁27と接続されており、純水計量用
超音波過流量計24から出力される流量パルスを計数
し、そのパルス数に応じて三方電磁弁27の吐出側流路
を排気路28側または管路25c側に切替え制御を行っ
ている。
【0023】また、三方電磁弁27の吐出側流路が管路
25c側に切替えられると、純水補充用エア駆動弁24
は開弁し、三方電磁弁27の吐出側流路が排気路28側
に切替えられると、純水補充用エア駆動弁24は閉弁す
る。そして、純水補充用エア駆動弁24は、液垂れ検出
センサ30及び純水補充用管路22bを介して供給タン
ク13と連通されている。
【0024】供給タンク13では、上記HF補充用エア
駆動弁15の開弁によりHF液が補充されると共に、上
記純水補充用エア駆動弁24の開弁びより純水が補充さ
れ、HF液と純水が所定の割合で混合された混合液が生
成され、貯留される。
【0025】この供給タンク13は、混合液の液面を検
出する第1液面センサ36、第2液面センサ37、第3
液面センサ38が夫々異なる高さ位置に設けられてい
る。第1液面センサ36は、供給タンク13の上部に設
置され、補充される薬液(混合液)の上限位置を検知す
るレベルゲージである。
【0026】第2液面センサ37は、第1液面センサ3
6と第3液面センサ38との間に設置され、液補充の要
求位置を検知するレベルゲージである。また、第3液面
センサ38は、供給タンク13の下部に設置され、混合
液の液面の下限位置を検知するレベルゲージである。
【0027】さらに、供給タンク13は、第1液面セン
サ36よりもわずかに高い位置にオーバーフロー流路4
2が接続されており、このオーバーフロー流路42には
供給タンク13からのオーバーフローを検知するオーバ
ーフロー検知センサ32が設けられている。そのため、
HF液や純水の供給が、所定量を超えても停止しなかっ
た等の誤作動があった場合、混合液がオーバーフロー流
路42により外部に排出されるとともに、オーバーフロ
ー検知センサ32がオーバーフロー検知信号を制御部1
9に出力する。
【0028】供給タンク13内で混合された混合液(薬
液)は、薬液供給ポンプ33により圧送されて供給管路
34を介して半導体製造装置45へ送液される。また、
薬液供給ポンプ33の下流側には、流量調整機能付の薬
液供給用エア駆動弁35が設けられている。また、半導
体製造装置45へ過剰に供給された薬液は、回収管路5
9を介して供給タンク13に送られる。
【0029】また、制御部19は、LED表示付き又は
液晶画面からなる計数設定器(図示せず)が付随してお
り、薬液の混合比等の諸条件の設定や装置の運転状態等
の表示を行うようになっている。
【0030】また、制御部19は、装置再起動時、装置
停止直前にメモリ41に記憶された状況判別データを読
み込み、当該状況判別データに応じて供給タンク13内
に残留された液体の混合状態を判別する第1の制御プロ
グラム(判別手段)と、供給タンク13内の液体が所定
の混合比であると判断されたときは、供給タンク13の
液体を使用し、供給タンク13の液体が所定の混合比で
ないと判断されたときは、供給タンク13の液体を排出
した後、供給タンク13への液補充を再開して液体の濃
度を調整する第2の制御プログラム(濃度調整手段)を
有する。
【0031】次に上述のように構成された混合装置10
の薬液補充処理について説明する。尚、本実施例の形態
では、供給タンク13の容量が20L(リットル)の場
合で、HF:HO=1:99の比率で混合する場合に
ついて説明する。このとき、HF計量超音波過流量計1
4及び純水計量用超音波過流量計23からは0.28m
Lあたり1パルス出力されるものとする。その場合、H
F液と純水の混合比が1:99であるから、供給タンク
13内にはHF液を200mL(714パルスに相当す
る)補充し、純水を19800mL(70714パルス
に相当する)補充しなければならない。
【0032】図2から図6は制御部19で実行される薬
液補充処理の手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【0033】図2に示されるように、制御部19は、ス
テップS11(以下「ステップ」を省略する)でHF補
充用エア駆動弁15及び純水補充用エア駆動弁24を開
弁させるように三方電磁弁18、27の吐出側流路を管
路16c、25c側に切替える。これにより、HFタン
ク11に貯留された50%フッ化水素酸及び純水製造装
置21により生成された純水が供給タンク13に補充さ
れる。
【0034】次のS12では、HF計量用超音波過流量
計14から出力された流量パルスのカウント値が714
かどうかをチェックする。このS12において、HF計
量用超音波過流量計14から出力された流量パルスのカ
ウント値が714に達したときは、S13に進み、三方
電磁弁18の吐出側流路を排気管路20側へ切替えてH
F補充用エア駆動弁15を閉弁させる。これにより、供
給タンク13へのHF液の補充が停止する。
【0035】また、S12において、HF計量用超音波
過流量計14から出力された流量パルスのカウント値が
714に達していない時は、S14に進み、純水計量用
超音波過流量計23から出力された流量パルスのカウン
ト値が70714かどうかをチェックする。このS14
において、純水計量用超音波過流量計23から出力され
た流量パルスのカウント値が70714に達していない
ときは、上記S12に戻り、HF計量用超音波過流量計
14から出力された流量パルス数を監視する。このよう
に、S12でHF計量用超音波過流量計14から出力さ
れた流量パルスのカウント値を監視すると共に、S14
で純水計量用超音波過流量計23から出力された流量パ
ルスのカウント値を監視している。
【0036】本実施例の形態では、HF:HO=1:
99の比率で混合するため、供給タンク13へのHF液
の補充時間が純水の補充時間よりも短い。そのため、上
記S13でHF液の補充が停止された後も純水の補充が
継続される。
【0037】そして、S14において、純水計量用超音
波流量計23から出力された流量パルスのカウント値が
70714に達したときは、S15に進み、三方電磁弁
27の吐出側流路を排気管路28側へ切り替えて純水補
充用エア駆動弁24を閉弁させる。これにより、供給タ
ンク13への純水の補充が停止する。そして、供給タン
ク13には、HF:HO=1:99の比率で混合され
た混合液が貯留される。
【0038】続いて、S16に進み、例えばHF補充用
エア駆動弁15あるいは純水補充用エア駆動弁24の故
障などにより、供給タンク13の混合液の液面が上昇し
て混合液がオーバーフロー流路42を介して排出され、
オーバーフロー検知センサ32により検出されたとき
は、S19に進み、制御部19に警告信号を出力する。
制御部19は、警告信号の供給により接続されたブザー
40を鳴動させると共に、警告を表示装置に表示する。
その後、ステップS20に進み、制御部19によって、
混合装置の動作を停止させる。このように、薬液の過補
充等の異常が発生した場合、混合装置は停止される。
【0039】また、S16において、供給タンク13の
混合液がオーバーフローせず、オーバーフロー検知セン
サ32がオフのときは、S17に進み、薬液供給用エア
駆動弁35が開弁され、薬液供給ポンプ33により吐出
された混合液が半導体製造装置45に供給される。これ
により、供給タンク13内の液位が次第に低下する。次
のS18では、混合液の補充を要求する位置を検知する
第2液面センサ37からの液面検出信号の出力があるこ
とを確認する。
【0040】S18で第2液面センサ37からの液面検
出信号があると、供給タンク13に貯留された混合液の
液面が補充を要求する位置にまで低下したものと判断
し、図3に示すS21に進み、薬液補充処理が行われ
る。
【0041】図3に示すS21では、HF補充用エア駆
動弁15及び純水補充用エア駆動弁24を開弁させるよ
うに三方電磁弁18、27の吐出側流路を管路16c、
25c側に切替える。これにより、HFタンクに貯留さ
れた50%フッ化水素酸及び純水製造装置21により生
成された純水が再度供給タンク13に補充される。
【0042】次のS22では、HF計量用超音波過流量
計14から出力された流量パルスのカウント値が178
かどうかをチェックする。このS22において、HF計
量用超音波過流量計14から出力された流量パルスのカ
ウント値が178に達したときは、S23に進み、三方
電磁弁18の吐出側流路を排気管路20側へ切り替えて
HF補充用エア駆動弁15を閉弁させる。これにより、
供給タンク13へのHF液の補充が停止する。
【0043】また、S22において、HF計量用超音波
過流量計14から出力された流量パルスのカウント値が
178に達していないときは、S24に進み、純水計量
用超音波過流量計23から出力された流量パルスのカウ
ント値が17678かどうかをチェックする。このS2
4において、純水計量用超音波過流量計23から出力さ
れた流量パルスのカウント値が17978に達していな
いときは、上記S22に戻り、HF計量用超音波過流量
計14から出力された流量パルス数を監視する。このよ
うに、S22でHF計量用超音波過流量計14から出力
された流量パルスのカウント値を監視すると共に、S2
4で純水計量用超音波過流量計23から出力された流量
パルスのカウント値を監視している。
【0044】そして、S24において、純水計量用超音
波過流量計23から出力された流量パルスのカウント値
が17678に達したときは、S25に進み、三方電磁
弁27の吐出側流路を排気管路28側へ切り替えて純水
補充用エア駆動弁24を閉弁させる。これにより、供給
タンク13への純水の補充が停止する。そして、供給タ
ンク13には、HF:HO=1:99の比率で混合さ
れた混合液が貯留される。
【0045】続いて、S26に進み、補充される混合液
の上限位置を検知する第1液面センサ36からの液面検
出出力があることを確認する。S26で第1液面センサ
36からの液面検出信号があると、供給タンク13に貯
留された混合液の液面が上限位置にまで達すると、図2
に示すS16に進み、供給タンク13の混合液の液面が
オーバーフローかどうかをチェックする。
【0046】また、S26で第1液面センサ36からの
液面検出信号がなく、供給タンク13に貯留された混合
液の液面が上限位置にまで達しないとき、図2に示すS
17に戻り、薬液供給用エア駆動弁35が開弁され、薬
液供給ポンプ33により吐出された混合液が半導体製造
装置45に供給される。これにより、供給タンク13内
の液位が次第に低下する。
【0047】このように、第2液面センサ37により供
給タンク13の液位を監視し、液位が下がると薬液補充
処理が繰り返される。
【0048】また、S20等で何らかの異常発生(トラ
ブル)により混合装置が停止された場合、一定時間毎
(例えば、50msec毎)に図4に示すS35以降の
処理が行われ、再起動割り込み処理が行われる。
【0049】S35では、混合装置が液を混合、補充し
ている途中で停止し、その後に再び混合装置10が起動
したかをチェックする。S35で混合装置が再起動され
ると、S36に進み、制御部19がメモリ41に格納さ
れたデータを読み込む。メモリ41には、混合装置10
が停止する直前にHF計量用超音波流量計14及び純水
計量用超音波流量計23から出力される流量パルスの有
無が格納されている。その後、S37に進み、メモリ4
1のデータから停止時に供給タンク13に薬液及び純水
が供給されていたかをチェックする。S37で、供給タ
ンク13にHF液及び純水が供給されていたとき、薬液
が補充されていた途中で混合装置10が停止し、設定し
た混合比率と異なる混合液となるため、S38に進み、
排液用エア駆動弁31を開弁し、供給タンク13内の薬
液を排出する。また、S37で、供給タンク13にHF
液及び純水が供給されていないとき、HF補充用エア駆
動弁15及び純水補充用エア駆動弁23からの漏れ等な
どにより図2に示すS17に進み、薬液供給用エア駆動
弁35が開弁され、薬液供給ポンプ33により吐出され
た混合液が半導体製造装置45に供給される。
【0050】S38で、排液用エア駆動弁31を開弁
し、供給タンク13内の薬液が排出されると、S39に
進み、第3液面センサ38から液面検出信号があるかを
判断する。S39で第3液面センサ38から液面検出信
号があると、供給タンク13に貯留された混合液の液面
が下限位置にあると判断し、S38に戻り、供給タンク
13内に残っている混合液の排出を行う。
【0051】S39で第3液面センサ38からの液面検
出信号がないとき、供給タンク13内に混合液が残って
いないと判断し、S40に進み、混合液を排出するため
の薬液供給用エア駆動弁35を閉弁させる。そして、図
2に示すS11へ進み、再び供給タンク13にHF液及
び純水が供給される。
【0052】また、図5、6において、上記図2、3、
4の薬液補充処理過程で実行される割込み処理の手順を
説明するための図である。
【0053】図5に示されるように、制御部19は、S
45でHF計量用超音波過流量計14及び純水計量用超
音波流量計23から出力される流量パルスを読み込む。
この流量パルスが出力されている間は、HF補充用エア
駆動弁15及び純水補充用エア駆動弁24が開弁され、
供給タンク13にHF液及び純水が供給されている。次
にS46では、流量パルスが出力されているかを判断
し、流量パルスが出力されているとき、即ち、供給タン
ク13にHF液及び純水が供給されているとき、S47
に進み、給液中を示す給液中フラグ(状況判別データ)
をメモリ41に格納する。これにより、供給タンク13
にHF液及び純水を供給している状態の給液中フラグ
(状況判別データ)をメモリ41に格納することができ
る。
【0054】S46で流量パルスが出力されていないと
き、即ち、供給タンク13にHF液及び純水が供給され
ていないとき、S47に進み、給液待機中を示す給液待
機中フラグ(状況判別データ)をメモリ41に格納す
る。これにより、供給タンク13にHF液及び純水を供
給していない状態の給液待機中フラグ(状況判別デー
タ)をメモリ41に格納することができる。
【0055】また、上記のメモリ41に上記各フラグを
格納する割込み処理は、一定時間経過後に繰り返し実行
される。このように、メモリ41に流量パルスの有無に
応じたフラグが格納され、メモリ格納割込み処理が行わ
れる。
【0056】図6に示されるように、制御部19は、液
垂れセンサ29、30と接続され、これらの液垂れセン
サ29、30からの検出信号により警告信号を出力し、
混合装置10を停止する等の制御を行う。S30では、
HF補充用エア駆動弁15、純水補充用エア駆動弁24
が閉弁しているかをチェックする。これにより、HF
液、純水を供給タンク13に供給中でないかを確認す
る。S30でHF補充用エア駆動弁15、純水補充用エ
ア駆動弁24が閉弁しているとき、S31に進み、液垂
れセンサ29、30から信号が出力されるかを判断す
る。
【0057】S31で液垂れセンサ29、30から信号
が出力されるとき、HF補充用エア駆動弁15、純水補
充用エア駆動弁24が閉弁しているにも関わらず各弁の
シール部分から液が垂れていると判断し、S32に進
み、警告信号を制御部19に出力する。この時、制御部
19では警告信号が供給されると、ブザー40を鳴動さ
せ、ディスプレイ等に表示を行う。その後、S33で
は、制御部19によって、混合装置10の動作を停止さ
せる。このように、薬液の液垂れ等の異常が発生した場
合、混合装置は停止される。
【0058】また、S30でHF補充用エア駆動弁1
5、純水補充用エア駆動弁24が閉弁していないとき、
S34に進み、HF計量用超音波過流量計14及び純水
計量用超音波過流量計23からの流量パルスが正常であ
るかが判断される。S34で例えば、HF補充用エア駆
動弁15、純水補充用エア駆動弁24が閉弁していない
のに流量パルスが出力されないときは、HF計量用超音
波過流量計14及び純水計量用超音波過流量計23で何
らかの異常が発生したものと判断する。このような異常
が発生したとき、S32以降に進み、薬液補充処理の異
常を知らせるため、警告信号を制御部19に出力する。
【0059】よって、制御部19が供給タンク13への
HF液及び純水の供給時に発生される流量パルスの有無
(状況判別データ)をメモリ41に格納し、混合装置1
0が停止した後の再起動で、格納された各種フラグ(状
況判別データ)により必要なときだけ供給タンク13内
の薬液を廃棄することができる。
【0060】尚、本実施の形態では、上記混合液の比
率、各薬液の流量パルスのカウント値は一例であり、任
意に設定可能であることは勿論である。
【0061】また、本実施の形態では、液種もHF液と
記述したが、これにとらわれれず他の薬液も設定可能で
あることは勿論である。
【0062】また、本実施の形態では、トラブル発生時
を想定した内容となっているが、通常のルーチンでの停
止でも本内容が適用できることは勿論である。
【0063】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、記憶手段
に各計量手段から出力される信号を一定時間毎に記憶
し、記憶された状況判別データを基に、供給タンク内の
液体が所定の混合比であると判断されたときは、供給タ
ンクの液体を使用し、供給タンクの液体が所定の混合比
でないと判断されたときは、供給タンクの液体を排出し
た後、供給タンクへの液補充を再開して液体の濃度を調
整するため、記憶された状況判別データにより停止時の
直前の装置動作状況を確認でき、再起動時に停止時の装
置動作状況に応じて供給タンク内の液体の廃棄処理ある
いは、補充処理を選択的に行うことができる。従って、
装置で何らかのトラブルが発生して装置が停止した場合
でも、修理・点検後に再起動する際、供給タンクに残留
している液を廃棄せずに使用することが可能になる。こ
れにより、再起動時における供給タンク内の液体をでき
るだけ有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる混合装置の一実施例の概略構成を
示すブロック図である。
【図2】制御部19で実行される薬液補充処理の手順を
説明するためのフローチャートである。
【図3】図2に示す処理に続いて実行される薬液補充処
理の手順を説明するための図である。
【図4】図2、図3に示す処理に関する再起動処理の手
順を説明するための図である。
【図5】図2、3、4の薬液補充処理過程で実行される
メモリ格納割込処理の手順を説明するための図である。
【図6】図2、3、4の薬液補充処理過程で実行される
割込み処理の手順を説明するための図である。
【符号の説明】
10 混合装置 11 HFタンク 12 HF補充路 14 HF計量用超音波過流量計 15 HF補充用エア駆動弁 16 エア供給路 17 減圧弁 18、27 三方電磁弁 19 制御部 20 排気路 21 純水製造装置 22 純水補充路 23 純水計量用超音波流量計 24 純水補充用エア駆動弁 31 排液用エア駆動弁 32 オーバーフロー検知センサ 33 薬液供給ポンプ 34 供給管路 35 薬液供給用エア駆動弁 36 第1液面センサ 37 第2液面センサ 38 第3液面センサ 40 ブザー 41 メモリ 42 オーバーフロー流路 45 半導体製造装置
フロントページの続き Fターム(参考) 4G035 AB36 AE03 AE13 4G037 BA01 BB01 BC02 BD04 BE02 5F043 AA01 BB30 DD30 EE05 EE23 EE24 EE29 EE31 EE33

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成分の異なる液体毎に設けられた計量手
    段及び弁手段を有して前記液体を供給タンクに補充する
    複数の補充ラインと、前記各液体を所定の比率で前記供
    給タンクにて混合させるために前記各補充ラインから所
    定量の液体を補充させるべく、前記計量手段からの信号
    に基づき前記各弁手段を制御する制御手段と、を有する
    混合装置において、 前記計量手段から出力される信号を一定時間毎に読み込
    み、該信号の有無に応じた前記計量手段の動作状態を判
    別するための状況判別データとして記憶する記憶手段
    と、 装置再起動時、装置停止直前に前記記憶手段に記憶され
    た状況判別データを読み込み、当該状況判別データに応
    じて前記供給タンク内に残留された液体の混合状態を判
    別する判別手段と、 該判別手段により前記供給タンク内の液体が所定の混合
    比であると判断されたときは、前記供給タンクの液体を
    使用し、前記供給タンクの液体が所定の混合比でないと
    判断されたときは、前記供給タンクの液体を排出した
    後、前記供給タンクへの液補充を再開して液体の濃度を
    調整する濃度調整手段を備えてなることを特徴とする混
    合装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006346628A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Saraya Kk 希釈装置
JP2006346539A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Saraya Kk 希釈装置及び希釈方法
JP2010046597A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Asahi Sunac Corp 塗装装置の異常検出装置

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