JP2001340482A - 消火設備 - Google Patents

消火設備

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JP2001340482A
JP2001340482A JP2000172011A JP2000172011A JP2001340482A JP 2001340482 A JP2001340482 A JP 2001340482A JP 2000172011 A JP2000172011 A JP 2000172011A JP 2000172011 A JP2000172011 A JP 2000172011A JP 2001340482 A JP2001340482 A JP 2001340482A
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Japan
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fire
nitrogen gas
fire extinguishing
pipe
room
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JP2000172011A
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English (en)
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Hirokichi Ishibashi
紘吉 石橋
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消火用に多数のガスボンベや減圧器を用意す
る必要のない安価な消火設備を提供する。 【解決手段】 窒素ガス供給源と、窒素ガス供給源に接
続され所定の窒素ガス供給先に窒素ガスを送る窒素ガス
供給配管9とを備えた施設の消火設備1において、上記
窒素ガス供給配管9から分岐され、消火すべき室内に窒
素ガスを送るための消火用ガス配管12と、消火用ガス
配管12に設けられ火災発生時に管路を開放する弁13
とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内で発生した火
災を消火する消火設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気室やコントロール室など一般に放水
による消火が適さない場所には、ハロンや二酸化炭素ガ
スを用いて消火する消火設備が設けられることがある。
【0003】この消火設備は、火災が発生した室内に二
酸化炭素ガス等を充満させ、酸素濃度を下げて消火する
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この消火設
備は、二酸化炭素ガスを大量に用いるものであるため、
多数のガスボンベを必要とし、施設内に常時設置して置
かなければならず、また、ガスボンベ内の二酸化炭素ガ
スは高圧であるため、消火設備用に減圧器を用意しなく
てはならず、多大な費用がかかるという課題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、消火用に多数のガスボンベや減圧器を用意する必要
のない安価な消火設備を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、窒素ガス供給源と、窒素ガス供給源に接続
され所定の窒素ガス供給先に窒素ガスを送る窒素ガス供
給配管とを備えた施設の消火設備において、上記窒素ガ
ス供給配管から分岐され、消火すべき室内に窒素ガスを
送るための消火用ガス配管と、この消火用ガス配管に設
けられ火災発生時に管路を開放する弁とを備えたもので
ある。
【0007】また、上記室内に設けられた火災感知セン
サと、この火災感知センサに接続され、火災感知センサ
で火災を感知したときに上記弁を開くための制御盤と、
この制御盤に接続され、上記室内から避難するよう音声
を発するスピーカとを備えたものとするとよい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の好適実施の形態を添付図
面に基づいて詳述する。
【0009】図1に示すように、消火設備1は、放水に
よる消火が適さない電気室2とコントロール室3とを備
えたLNG(液化天然ガス)コンビナート4に設けられ
ている。
【0010】一般的にLNGコンビナート4には窒素ガ
ス供給設備5が備えられており、パージ等のために用い
られている。
【0011】窒素ガス供給設備5は、液体窒素を収容す
る貯槽6と、貯槽6に液体窒素供給配管7を介して接続
され、貯槽6から供給される液体窒素を気化する気化器
8と、窒素ガス供給源たる気化器8に接続され所定の窒
素ガス供給先に窒素ガスを送る窒素ガス供給配管9とか
らなる。
【0012】液体窒素供給配管7には、中間に戻り管1
0が接続されている。戻り管10には、加圧器11が設
けられており、液体窒素供給配管7内で気化した窒素ガ
スを貯槽6内に戻すようになっている。
【0013】消火設備1は、窒素ガス供給配管9から分
岐されて延長され、消火すべき電気室2内やコントロー
ル室3内に窒素ガスを送るための消火用ガス配管12
と、消火用ガス配管12に設けられた弁13とからな
る。
【0014】消火用ガス配管12は、気化器8から延長
される既存の窒素ガス供給配管9から分岐されており、
窒素ガス供給配管9に接続されて電気室2及びコントロ
ール室3の近傍まで延びる本管14と、本管14から分
岐されて電気室2又はコントロール室3内まで延びる複
数の支管15とからなる。
【0015】支管15は、室内各所に同時に窒素ガスを
噴射できるように更に分岐されており、支管15から分
岐された多数の端末管16のそれぞれの先端には、窒素
ガスを拡散させながら噴射するための噴射ヘッド17が
それぞれ設けられている。噴射ヘッド17は、それぞれ
天井(図示せず)に設置されている。
【0016】弁13は、平時に各支管15の管路を全閉
すると共に火災発生時に管路を開放するためのものであ
り、それぞれの支管15に1つづつ設けられている。
【0017】具体的には、弁13は一斉開放弁からな
り、弁13には、モータ等の駆動装置18が設けられて
いる。駆動装置18は、後述する制御盤19から遠隔操
作できるようになっており、制御盤19から弁13を開
閉できるようになっている。
【0018】また、消火すべき各室内には、火災を感知
するための火災感知センサ20がそれぞれ設けられてい
る。
【0019】火災感知センサ20は、それぞれ制御盤1
9に接続されており、火災を感知したときに制御盤19
に火災発生信号を送信するようになっている。
【0020】また、火災発生信号には、信号発信元の火
災感知センサ20を識別するための識別情報が含まれて
おり、火災発生信号からどの部屋で火災が発生したのか
を判別できるようになっている。
【0021】制御盤19は、火災感知センサ20から受
信した火災発生信号から、火災が発生した部屋を判別
し、その部屋へ延びる支管15に設けられた弁13を開
放するようになっている。
【0022】また、制御盤19には、火災を感知した室
内から避難するよう音声を発するスピーカ21が接続さ
れると共に、弁13を閉じる指令信号を制御盤19に送
るガス注入解除スイッチ22が接続されている。
【0023】スピーカ21とガス注入解除スイッチ22
は、噴射ヘッド17のある部屋のそれぞれに設けられて
いる。
【0024】次に作用を述べる。
【0025】火災が発生していない平時にあっては、L
NGコンビナート4は通常通り稼動され、貯槽6内の液
体窒素は必要に応じて気化され、所定の供給先に供給さ
れている。
【0026】火災が発生すると、火災感知センサ20は
これを感知し、火災発生信号を制御盤19に送信する。
【0027】制御盤19は、火災発生信号を受信し、そ
の火災発生信号中の情報から発信元の火災感知センサ2
0を識別する。そして、制御盤19は、火災発生信号を
発信した火災感知センサ20が設置された部屋へ延びる
支管15に設けられた弁13を開放させ、かつ、火災が
発生した室内に設けられたスピーカ21から、避難を促
す音声を発生させる。
【0028】例えば、電気室2で火災が発生した場合、
電気室2の火災感知センサ20が制御盤19に火災発生
信号を送信し、制御盤19は、電気室2の弁13を開く
と共に、スピーカ21から音声を発して電気室2内の人
間に避難を促す。
【0029】弁13が開放されることにより、支管15
内の窒素ガスは端末管16を介して噴射ヘッド17から
火災が発生した電気室2内へ勢いよく噴射される。
【0030】電気室2内には窒素ガスが充満され、酸素
濃度が下がることにより速やかに消火される。一般に火
は酸素濃度12%以下になると完全に消える。
【0031】消火後は、制御盤19を操作するか、或い
は電気室2内に設けられたガス注入解除スイッチ22を
操作することにより、開放された弁13を再び閉じる。
【0032】また、火災感知センサ20が誤作動した場
合や、人が閉じこめられた場合など、窒素ガスの噴射が
好ましくない場合、室内に設けられたガス注入解除スイ
ッチ22を操作することにより、弁13を強制的に閉じ
ることができる。
【0033】このように、既設の窒素ガス供給配管9か
ら分岐され、窒素ガスを室内へ送るための消火用ガス配
管12と、消火用ガス配管12に設けられ平時に管路を
閉じると共に火災発生時に管路を開放する弁13とを備
えて消火設備1を構成したため、多数の消火用のガスボ
ンベを必要とせず、消火設備を安価に構築することがで
きる。
【0034】また、消火設備1を、室内に設けられた火
災感知センサ20と、火災感知センサ20に接続され、
火災感知センサ20で火災を感知したときに弁13を開
くための制御盤19と、制御盤19に接続され、室内か
ら避難するよう音声を発するスピーカ21とを備えたも
のとしたため、火災発生現場に迅速に窒素ガスを供給す
ることができ、災害を小さく抑えることができる。
【0035】また、窒素ガスを用いるため、比較的人体
への影響を小さく抑えることができる。
【0036】なお、上述の実施の形態ではLNGコンビ
ナート4に消火設備1を設けるものとしたが、これに限
るものではない。既設の窒素ガス供給設備5を有する施
設であれば、他のコンビナートや工場等に設けてもよ
い。
【0037】また、窒素ガス供給源は、液体窒素の貯槽
6に接続された気化器8に限るものではなく、例えばP
SA(Pressure Swing Absorption )であってもよい。
【0038】この場合、図2に示すように、PSAは一
般によく用いられる既設のものでよい。PSAについて
簡単に説明する。ただし、上述の消火設備1と同じもの
については説明を省き、同一符号を付す。
【0039】PSA30は、コンプレッサ31と、コン
プレッサ31に並列に接続され加圧されることにより酸
素を吸着する一対の酸素吸着器32a,32bと、コン
プレッサ30から供給される圧気をいずれかの酸素吸着
器32a,32bに振り分けるための三方向弁33と、
酸素吸着器32a,32bから吐出される酸素又は窒素
(空気から酸素を除去した窒素を主成分とする混合ガ
ス)を所定の供給先に振り分ける四方向弁34とからな
る。
【0040】窒素ガス供給源たる酸素吸着器32a,3
2b内にはそれぞれヒータ(図示せず)が設けられてお
り、ヒータで酸素吸着器32a,32b内を加熱するこ
とにより、吸着した酸素を放出するようになっている。
【0041】そして、コンプレッサ31で一方の酸素吸
着器32aに圧気を供給して酸素を吸着させつつ、他方
の酸素吸着器32bから窒素、酸素の順にそれぞれ所定
の供給先に放出させるようになっている。
【0042】また、酸素吸着器32bからの酸素の放出
が終了すると、三方向弁33及び四方向弁34を切り換
え、2つの酸素吸着器32a,32bから交互に窒素及
び酸素を放出させるようになっている。
【0043】消火用ガス配管12は、四方向弁34から
所定の窒素供給先へ延びる窒素ガス供給配管35から分
岐させて接続するとよい。
【0044】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を奏する。
【0045】(1)消火設備に要する費用を安価に抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示す消火設備の回路
図である。
【図2】他の実施の形態を示す消火設備の回路図であ
る。
【符号の説明】 1 消火設備 8 気化器(窒素ガス供給源) 9 窒素ガス供給配管 12 消火用ガス配管 13 弁 19 制御盤 20 火災感知センサ 21 スピーカ 32a 酸素吸着器(窒素ガス供給源) 32b 酸素吸着器(窒素ガス供給源)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒素ガス供給源と、該窒素ガス供給源に
    接続され所定の窒素ガス供給先に窒素ガスを送る窒素ガ
    ス供給配管とを備えた施設の消火設備において、上記窒
    素ガス供給配管から分岐され、消火すべき室内に窒素ガ
    スを送るための消火用ガス配管と、該消火用ガス配管に
    設けられ火災発生時に管路を開放する弁とを備えたこと
    を特徴とする消火設備。
  2. 【請求項2】 上記室内に設けられた火災感知センサ
    と、該火災感知センサに接続され、火災感知センサで火
    災を感知したときに上記弁を開くための制御盤と、該制
    御盤に接続され、上記室内から避難するよう音声を発す
    るスピーカとを備えた請求項1記載の消火設備。
JP2000172011A 2000-06-05 2000-06-05 消火設備 Pending JP2001340482A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007185518A (ja) * 2002-08-09 2007-07-26 Daido:Kk 消火ガス供給システム
JP2010533015A (ja) * 2007-07-13 2010-10-21 アムロナ・アーゲー 閉鎖空間における防火及び/又は消火方法並びに閉鎖空間における防火及び/又は消火装置
JP2018075239A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 株式会社モリタホールディングス 消火設備及び消火方法

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