JP3048938U - スプリンクラー装置 - Google Patents

スプリンクラー装置

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JP3048938U
JP3048938U JP1997009202U JP920297U JP3048938U JP 3048938 U JP3048938 U JP 3048938U JP 1997009202 U JP1997009202 U JP 1997009202U JP 920297 U JP920297 U JP 920297U JP 3048938 U JP3048938 U JP 3048938U
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重雄 川▲崎▼
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重雄 川▲崎▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 火災を発見した場合に直ちに消火作業に取り
かかることのできるスプリンクラー装置を提供する。 【解決手段】 本考案に係わるスプリンクラー装置は、
消火剤11が充填された圧力タンク9から導出された導
出管13と室内に設置されたスプリンクラーヘッド15
とを連通する管路14の途中から分岐された分岐管18
に消火ホース19を設け、消火ホース19による消火が
可能とされている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、室内不在時に火災が発生した時に自動的に消火剤を噴出させて消火 を行うスプリンクラー装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、実公昭55−30517号公報に開示されているように、消火剤が 充填された圧力タンクから導出管を引出し、室内に設置されたスプリンクラーヘ ッドに連通する管路をその導出管に接続し、この導出管の上部に消火剤の流出に 基づき警報を発生する警報装置を設け、大事に至る前に火災の発生を報知するよ うにしたスプリンクラー装置が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、この従来のスプリンクラー装置は、室内の温度が所定以上に高まる と、スプリンクラーヘッドが作動してそのスプリンクラーヘッドから消火剤が噴 出されて自動的に消火が行われる構成であり、スプリンクラーヘッドが作動する 温度にまで室内温度が上昇しないと消火剤が噴出されないので、火災の発生から スプリンクラーヘッドの作動までに時間がかかり、この間に火災を発見したとし てもそのスプリンクラー装置を用いて消火作業を行うことができず、室内に不在 時に火災が発生した時に有効なスプリンクラー装置には、室内に在室時に火災が 発生した場合には余り役に立たないという弱点がある。
【0004】 各室内毎に、スプリンクラーヘッドとハンディタイプの消火ボンベとを設置す れば、スプリンクラー装置の弱点を解消することはできるが、消火ボンベを各室 内毎に準備するのはコストがかかり、特に、スプリンクラー装置を家庭に設けた 場合について考えると、このスプリンクラー装置とハンディタイプの消火ボンベ とを二重に設けるのは負担がかかり過ぎる。
【0005】 本考案は、上記の事情に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、火 災を発見した場合に直ちに消火作業に取りかかることのできるスプリンクラー装 置を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のスプリンクラー装置は、消火剤が充填された圧力タンクから 導出された導出管と室内に設置されたスプリンクラーヘッドとを連通する管路の 途中から分岐された分岐管に消火ホースを設け、この消火ホースによる消火が可 能とされている。
【0007】 この構成によれば、火災が発生した場合、消火ホースを用いて火元に消火剤を 噴出させて消火作業を行うことができ、火災が大きくならないうちに消火できる 。
【0008】 請求項2に記載のスプリンクラー装置は、前記管路の途中に流圧変化によりオ ンオフするフロースイッチが設けられ、該フロースイッチがオンすることにより 火災警報装置が作動されることを特徴とする。
【0009】 この構成によれば、スプリンクラーヘッドによる消火、消火ホースによる消火 の際に、火災の発生を確実に周囲に報知でき、完全消火作業に貢献可能である。
【0010】 請求項3に記載のスプリンクラー装置は、前記スプリンクラーヘッドの設置室 に前記消火ホースが設けられていることを特徴とする。
【0011】 この構成によれば、スプリンクラー設置室内に火災が発生した場合、スプリン クラーヘッドの作動を待つことなく消火ホースを用いて消火作業を行うことがで きる。
【0012】 請求項4に記載のスプリンクラー装置は、前記消火ホースが他の室内に較べて 火災発生確率が高いと予想される室内、例えば台所に設けられている。
【0013】 この構成によれば、消火ホースを各室内に設けなくとも良いので、いたずらに コストが上昇するのを避けることができる。
【0014】
【考案の実施の形態】
図1は本考案に係わるスプリンクラー装置の配管系統を示し、ここでは、スプ リンクラー装置は家庭用の家屋に用いられるものとして説明する。
【0015】 その図1において、1は家屋であり、この家屋2はここでは2階建てであり、 1階には部屋3、4、5があり、2階には部屋6、7、8があるものとし、部屋 5は居間兼用の台所として説明する。
【0016】 家屋1の屋外の安全と思われる箇所に、スプリンクラー装置の一部を構成する 圧力ボンベ9が設けられている。この圧力ボンベ9内には、図2に示すように、 圧力ガス注入コック10から消火剤11が注入されて充填されている。12は圧 力計である。消火剤11の成分は、例えば炭酸カリウムが重量比で50%、染料 が重量比で若干%であり、残りは水である。
【0017】 この圧力ボンベ9から導出管13が引き出されている。導出管13は切り替え コック13Bを介して配管14に接続され、配管14は図1に示すように各部屋 の天井に引き回されて、配管14の途中又は末端にスプリンクラーヘッド15が 設けられている。ここでは、このスプリンクラーヘッド15は部屋4、5、6、 8の天井に設けられている。
【0018】 導出管13の上部13Aには流圧変化によりオンオフするフロースイッチ16 が設けられている。このフロースイッチ16は圧力ボンベ9からの消火剤11の 流出と同時に屋外に設けられた火災警報装置17をオンし、これにより火災が報 知されるようになっている。この火災警報装置17には蓄電式のものが用いられ 、手動操作によってオフされない限り、警報を発し続けるものとされている。
【0019】 スプリンクラーヘッド15はそれが設置されている室内の温度が所定以上とな ったときにこれを感知することにより作動して、消火剤11をその室内に噴出す るようにされている。
【0020】 配管14の途中には分岐管18が設けられ、分岐管18は部屋5に引き込まれ ており、分岐管18には消火ホース19が接続されている。この消火ホース19 はホース収納箱20に整然と収納されている。ここでは、この消火ホース19は 部屋5、すなわち、他の室内に較べて火災発生確率が高いと予想される台所兼用 の居間にのみ設けられている。
【0021】 分岐管18と消火ホース19との接続部には切り替えコック21が設けられ、 この切り替えコック21をひねることによりスプリンクラーヘッド15による消 火から消火ホース19を用いての消火に切り替えることができる。消火ホース1 9の先端にはノズル22が設けられ、切り替えコック21をスプリンクラーヘッ ド15による消火から消火ホース19を用いての消火に切り替えると、ノズル2 2から消火剤11が噴出される。
【0022】 この構成による場合、例えば、人がそのスプリンクラーヘッド15を設置の部 屋5にいないときに、火災が発生してその室内の温度が上昇すると、スプリンク ラーヘッド15がこれを感知して作動し、圧力ボンベ9からそのスプリンクラー ヘッド15に消火剤11が圧送され、消火剤11がこのスプリンクラーヘッド1 5からその部屋5に噴出され、自動的に消火が行われる。また、その際、火災警 報装置17が火災を報知するので、別の部屋に人がいるときには、この火災を警 報により知ることができるので、直ちに消火作業に従事でき、火災が広がらない うちに消火が可能である。火災警報装置17は蓄電式であるので、停電時でも作 動し、火災を確実に報知可能である。
【0023】 部屋5に人がいる場合には、火災発生と同時にホース収納箱20から消火ホー ス19を引出し、切り替えコック21をひねることにより、消火剤11をノズル 22から火元に向けて噴出させることができ、従って、スプリンクラーヘッド1 5の作動を待つことなくスプリンクラー装置を用いて消火作業を行うことができ る。また、この場合にも、火災警報装置17が警報を発生する。
【0024】 以上、ここでは、スプリンクラー装置を家庭用の家屋1に配設したものとして 説明したが、本考案はこれに限るものではなく、例えば、ビル等の建造物のオフ ィスにも適用できるものである。また、スプリンクラーヘッド15の取り付け箇 所も天井に限るものではない。
【0025】
【考案の効果】
請求項1に記載のスプリンクラー装置によれば、火災が発生した場合、消火ホ ースを用いて火元に直接消火剤を噴出させて消火作業を行うことができ、火災が 大きくならないうちに消火できる。また、火災を発見した場合に、スプリンクラ ー装置を用いて消火作業を直ちに行うことができることになって便利である。
【0026】 請求項2に記載のスプリンクラー装置によれば、スプリンクラーヘッドによる 消火、消火ホースによる消火の際に、火災の発生を確実に周囲に報知できる。
【0027】 請求項3に記載のスプリンクラー装置によれば、スプリンクラー設置室に火災 が発生した場合、スプリンクラーヘッドの作動を待つことなく消火ホースを用い て消火作業を行うことができる。
【0028】 請求項4に記載のスプリンクラー装置によれば、消火ホースを各室内に設けな くとも良いので、いたずらにコストが上昇するのを避けることができる。
【0029】
【符号の説明】
9…圧力タンク 11…消火剤 13…導出管 14…配管(管路) 15…スプリンクラーヘッド 18…分岐管 19…消火ホース
【提出日】平成10年1月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】削除
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係わるスプリンクラー装置を家屋に
適用した例を示す図である。
【図2】 本考案に係わるスプリンクラー装置の要部を
拡大して示した模式図である。
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月23日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わるスプリンクラー装置を家屋に適
用した例を示す図である。
【図2】本考案に係わるスプリンクラー装置の要部を拡
大して示した模式図である。
【符号の説明】 9…圧力タンク 11…消火剤 13…導出管 14…配管(管路) 15…スプリンクラーヘッド 18…分岐管 19…消火ホース

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消火剤が充填された圧力タンクから導出
    された導出管と室内に設置されたスプリンクラーヘッド
    とを連通する管路の途中から分岐された分岐管に消火ホ
    ースを設け、該消火ホースによる消火が可能とされてい
    るスプリンクラー装置。
  2. 【請求項2】 前記管路の途中に流圧変化によりオンオ
    フするフロースイッチが設けられ、該フロースイッチが
    オンすることにより火災警報装置が作動されることを特
    徴とする請求項1に記載のスプリンクラー装置。
  3. 【請求項3】 前記スプリンクラーヘッドの設置室に前
    記消火ホースが設けられている請求項1に記載のスプリ
    ンクラー装置。
  4. 【請求項4】 前記消火ホースが他の室内に較べて火災
    発生確率が高いと予想される室内に設けられている請求
    項3に記載のスプリンクラー装置。
JP1997009202U 1997-10-16 1997-10-16 スプリンクラー装置 Expired - Lifetime JP3048938U (ja)

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