JP2880447B2 - 消火システム - Google Patents

消火システム

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JP2880447B2
JP2880447B2 JP5629896A JP5629896A JP2880447B2 JP 2880447 B2 JP2880447 B2 JP 2880447B2 JP 5629896 A JP5629896 A JP 5629896A JP 5629896 A JP5629896 A JP 5629896A JP 2880447 B2 JP2880447 B2 JP 2880447B2
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fire
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田 明 彦 吉
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消火システムに係
わり、特に、複数種類の消火剤を使用する消火システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、火災が発生する条件として、
(1)着火物が存在すること、(2)温度が着火点に達
すること、(3)酸素が存在すること、(4)火炎の伝
搬を引き起こす触媒作用があることの4つの条件がある
とされている。そして、これらの4つの条件のすべてが
満たされないと火災は発生しない。したがって、消火と
は、前記4つの条件のうちの少なくとも1つを取り除く
ことをいう。
【0003】従来の消火システムは、前記4つの条件の
うちの少なくとも1つを取り除くことを目的としてお
り、水・泡系消火システムや粉末・ガス系消火システム
等が知られている。
【0004】水系消火システムの代表的なものとして、
スプリンクラ消火装置が挙げられる。このスプリンクラ
消火装置は、消火剤として水を使用するものであり、天
井などに付設された配管上に複数のスプリンクラーヘッ
ドが設置されている。このスプリンクラーヘッドは熱に
よって溶解する可溶部(デフレクター)を有し、火災が
発生して温度が上昇すると、この可溶部が溶解し又は破
壊される。可溶部が溶解すると、配管中に常時加圧され
ている水がスプリンクラーヘッドから放出される。配管
内の加圧水がスプリンクラーヘッドから放出されると、
配管内の圧力が低下し、この圧力低下を、消火用ポンプ
に付設された起動用圧力空気槽に設置された圧力スイッ
チによって検知する。圧力低下を検知した圧力スイッチ
は、ポンプ制御盤に対して圧力低下信号を発信し、圧力
低下信号を受信したポンプ制御盤は、消火用ポンプに対
してポンプ起動信号を発信する。ポンプ起動信号の受信
によって消火用ポンプが作動し、貯水槽内の水が加圧さ
れて配管内に供給され、スプリンクラーヘッドから水が
放出されて消火が行われる。
【0005】スプリンクラ消火装置に代表される水系消
火システムは、消火剤として水を使用するものであり、
水を放射することによって温度を下げることを目的とし
たものである。すなわち、上述した4つの火災の発生条
件のうちの(2)温度が着火点に達することを防止する
ことを目的としている。このように水系消火システムは
消火剤として水を使用するものであるため、再燃の恐れ
が少ない消火システムと言われている。
【0006】また、泡系消火システムの代表的な構成
は、天井などに減圧開型の一斉開放弁を設け、この一斉
開放弁から分岐した感知配管にスプリンクラーヘッド
(感知ヘッド)が接続されている。また、スプリンクラ
ーヘッドに替えて、感知配管に手動起動弁を設ける場合
もある。そして、火災が発生すると、スプリンクラーヘ
ッド又は手動起動弁が作動し、この作動によって感知配
管内の圧力が低下する。感知配管内の圧力の低下によっ
て一斉開放弁が作動し、二次側配管に泡消火薬剤が流れ
込む。二次側配管に泡消火薬剤が流れ込むと、フォーム
ヘッドから泡消火薬剤が放出されて配管内の圧力が低下
し、この圧力低下を、消火用ポンプに付設された起動用
圧力空気槽に設置されている圧力スイッチによって検知
する。圧力低下を検知した圧力スイッチは、ポンプ制御
盤に対して圧力低下信号を発信し、圧力低下信号を受信
したポンプ制御盤は、消火用ポンプに対してポンプ起動
信号を発信する。ポンプ起動信号の受信によって消火用
ポンプが作動して配管内が加圧され、泡消火薬剤と空気
が混合されてフォームヘッドから泡が放出されて消火が
行われる。
【0007】このように泡系消火システムは消火剤とし
て泡を使用するものであり、主として泡の膜による窒息
作用を利用して消火を行うものである。すなわち、上述
した4つの火災の発生条件のうちの(3)酸素が存在す
ることを除去することを主目的としている。泡系消火シ
ステムは、駐車場などにおけるガソリン火災に効果があ
ると言われている。
【0008】また、ガス系消火システムは、消火剤とし
てガス(ハロン、CO2 など)を使用するものであり、
通常は、ある程度密閉された空間内において使用され
る。そして、このガス系消火システムは、空間内にガス
等を放出して充満させ、空間内の酸素濃度を下げること
によって消火を行うものである。すなわち、上述した4
つの火災の発生条件のうちの(3)酸素が存在すること
を除去することを目的としている。このガス系消火シス
テムはコンピュータルーム、地下駐車場、電気室等にお
ける火災に適していると言われている。
【0009】また、粉末系消火システムは、消火剤とし
て粉末を使用するものであり、前記ガス系消火システム
と同様に、ある程度密閉された空間内において使用され
る。そして、この粉末系消火システムは、主として粉末
による窒息作用によって消火を行うものである。すなわ
ち、上述した4つの火災の発生条件のうちの(3)酸素
が存在することを除去することを主目的としている。こ
の粉末系消火システムは、前記ガス系消火システムと同
様に、コンピュータルーム、地下駐車場、電気室等にお
ける火災に適していると言われている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の消火システムは、火災の種類によってその効果が著
しく異なったり、人体に対して悪い影響を与える恐れが
あるという問題を有している。つまり、従来の水・泡系
消火システムは、石油製品などの火災のように炎の勢い
(火勢)が急激に拡大する場合、消火システムが正常に
作動したとしても、水や泡では温度を着火点以下に下げ
ることができず、結局において消火に成功しないという
可能性がある。また、従来の粉末・ガス系消火システム
は、酸素濃度を下げることによって消火を行うものであ
るため、酸素濃度を下げる対象となる空間の容積が大き
い場合には、大量の粉末又はガスが必要となる。このよ
うに大量の粉末又はガスを空間内に放出した場合、その
空間内にいる人間を危険にさらすことになる。また、従
来の粉末・ガス系消火システムは、一旦消火に成功した
場合でも再燃する可能性がある。
【0011】そこで、本発明の目的は、上述した問題点
を解消し、各種の火災を確実に消火することができ、再
燃の恐れもなく、しかも、人的危険もない消火システム
を提供することにある。
【0012】本発明による消火システムは、粉末・ガス
系消火剤を放出する第1消火手段と、水・泡系消火剤を
放出する第2消火手段と、火災を検知した場合に火災検
知信号を発信する火災感知手段と、この火災感知手段か
らの火災検知信号に応じて前記第1消火手段を起動させ
る第1起動手段と、前記第1消火手段から水・泡系消火
剤を放出した後に前記第2消火手段を起動させる第2起
動手段と、を備え、前記第1消火手段は、粉末・ガス系
消火剤を輸送する第1輸送ライン(28、53)と、こ
の第1輸送ライン(28、53)に設けられた逆止弁
(29)とを有し、前記第2消火手段は、前記第1輸送
ライン(28、53)に合流し、水・泡系消火剤を輸送
する第2輸送ライン(4、54)と、この第2輸送ライ
ン(4、54)に設けられた一対の逆止弁(6、20)
とを有し、前記消火システムは、さらに、前記第1輸送
ライン(28、53)と前記第2輸送ライン(4、5
4)との合流部に入口端が接続された共用輸送ライン
(55)を有し、前記第2輸送ライン(4、54)の前
記一対の逆止弁(6、20)の間に一斉開放弁(16)
を設けると共に前記第2輸送ライン(4、54)の入口
端を消火用ポンプ(3)に接続し、前記一対の逆止弁
(6、20)の内の一方の前記消火用ポンプ(3)側の
逆止弁(6)から前記一斉開放弁(16)までの間の前
記第2輸送ライン(4、54)の内部に加圧された水を
充填し、火災発生後、前記第1輸送ライン(28、5
3)内に粉末・ガス系消火剤が供給された後に前記一斉
開放弁(16)が開放され、これによって前記第2輸送
ライン(4、54)内の加圧水が前記一対の逆止弁
(6、20)の内の他方の逆止弁(20)まで供給さ
れ、前記第1輸送ライン(28、53)内の粉末・ガス
系消火剤の圧力の低下と共に前記他方の逆止弁(20)
が開放され、前記他方の逆止弁(20)の開放によって
前記第2輸送ライン(4、54)内の加圧水の圧力が低
下し、この水圧低下によってポンプ起動用圧カスイッチ
(12)が作動して前記消火用ポンプ(3)が起動され
るようにしたことを特徴とする。
【0013】また、好ましくは、前記第1起動手段は、
火災検知信号を受信した後、所定時間経過後に前記第1
消火手段を起動するようにする。
【0014】また、好ましくは、消火対象区域を形成す
る複数の放射区域のそれぞれに前記火災感知手段を配設
し、前記共用輸送ラインの下流側に複数の分岐ラインを
形成し、前記複数の分岐ラインを前記複数の放射区域に
分配し、前記複数の分岐ラインのそれぞれに選択弁を配
設し、火災検知信号を受信した場合に、火災検知信号を
発信した前記火災感知手段が配設された放射区域を特定
し、特定された放射区域に分配された前記分岐ラインの
前記選択弁を開放する弁起動手段を設ける。
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による消火システム
の実施形態について、図面を参照して説明する。図1
は、本実施形態による消火システムの概略系統図であ
り、図1において符号1は、内部に消火剤を貯えた消火
剤貯蔵タンクである。ここで、消火剤貯蔵タンク1内の
消火剤には水を使用する。
【0017】また、消火剤貯蔵タンク1内の消火剤の中
に吸い込み配管2の入口端が没しており、この吸い込み
配管2の出口端は消火用ポンプ3に接続されている。こ
の消火用ポンプ3には、消火剤貯蔵タンク1から吸い上
げた水を輸送する水供給配管4の入口端が接続されてい
る。この水供給配管4の途中には仕切弁5が設けられて
おり、この仕切弁5は常時開放されている。仕切弁5よ
りも上流側(消火用ポンプ3側)には逆止弁6が設けら
れており、この逆止弁6は下流側から上流側への消火剤
の逆流を防止している。逆止弁6と消火用ポンプ3との
間の水供給配管4には、分岐配管7を介して呼水槽8が
接続されている。また、仕切弁5よりも下流側の水供給
配管4には、分岐配管9を介して、起動用圧力空気槽1
0が接続されており、分岐配管9の途中には、常時開放
されている仕切弁11が設けられている。また、起動用
圧力空気槽10には、槽内の圧力を検知するポンプ起動
用圧力スイッチ12が設けられている。
【0018】水供給配管4の出口端には弁装置13が設
けられており、この弁装置13は、図2に示したよう
に、常時開放されている仕切弁14を有し、この仕切弁
14の下流側には流水を検知するアラーム弁15が設け
られている。また、アラーム弁15には、流水信号を発
信するためのアラーム用圧力スイッチ19が設置されて
いる。さらに、アラーム弁15の下流側には、加圧開放
型の一斉開放弁16が設けられており、この一斉開放弁
16には水供給配管4から分岐した一斉開放弁起動用配
管17が接続されている。この一斉開放弁起動用配管1
7の途中には、通電開型の一斉開放弁起動用電磁弁18
が設けられている。
【0019】一斉開放弁16の出口側には水輸送配管5
4の入口端が接続されており、この水輸送配管54の途
中には逆止弁20と常時開放されている仕切弁21とが
直列に設けられている。逆止弁20と一斉開放弁16と
の間の水輸送配管54にはテスト管22が分岐して接続
されており、このテスト管22の途中にはテスト弁23
が設けられている。
【0020】水輸送配管54の出口端にはガス輸送配管
53の出口端が接続されており、このガス輸送配管53
の入口端は逆止弁29の出口側に接続されている。逆止
弁29の入口側には、ガス供給配管28の出口端が接続
されており、このガス供給配管28の入口端は集合管2
7の出口端に接続されている。ガス供給配管28の途中
にはガス流検知用圧力スイッチ30が設けられている。
集合管27には複数の連結配管26、26…26の一端
が分岐して接続されており、これらの連結配管26、2
6…26の他端は複数のガス式起動弁25、25…25
のそれぞれに接続されている。そして、これらのガス式
起動弁25、25…25は、ガス系消火剤が充填された
複数のガス系消火剤ボンベ24、24…24のそれぞれ
の吐出口に取り付けられると共に、連結管47によって
相互に接続されている。
【0021】また、ガス輸送配管53と水輸送配管54
との合流部には、水及びガスの両方の輸送に共通に使用
される共用輸送配管55の入口端が接続されている。こ
の共用輸送配管55には複数の吐出配管56a、56
b、56cが分岐して接続されており、これらの吐出配
管56a、56b、56cの途中には、常時閉鎖されて
いる選択弁52a、52b、52cと、常時開放されて
いる仕切弁60a、60b、60cとがそれぞれ直列に
設けられている。
【0022】選択弁52a、52b、52cと仕切弁6
0a、60b、60cとの間の吐出配管56a、56
b、56cの途中には、分岐配管58a、58b、58
cがそれぞれ分枝して接続されており、これらの分岐配
管58a、58b、58cには、テスト弁59a、59
b、59c及び地区表示用圧力スイッチ41a、41
b、41cが設けられている。
【0023】仕切弁60a、60b、60cよりも下流
側の吐出配管56a、56b、56cには、分岐配管6
1a、61b、61cがそれぞれ分岐して接続されてお
り、これらの分岐配管61a、61b、61cの各出口
端部には、開放型ヘッド62a、62b、62cがそれ
ぞれ設けられている。
【0024】また、ガス系消火剤ボンベ24、24…2
4の吐出口に取り付けられたガス式起動弁25、25…
25は、消火剤ボンベ起動配管46を介して、起動ボン
ベ45の吐出口に取り付けられた起動弁44に接続され
ている。
【0025】また、選択弁52a、52b、52cは、
選択弁起動用配管51a、51b、51cを介して、選
択弁起動用ボンベ50a、50b、50cの吐出口に取
り付けられた起動弁49a、49b、49cに接続され
ている。
【0026】さらに、本実施形態による消火システム
は、消火対象区域に設けられた複数の火災感知器31
a、31b、31cを備えており、これらの火災感知器
31は信号ライン32を介して制御盤33に接続されて
いる。ここで、火災感知器31としては、例えば天井付
近に付設された熱感知器が使用される。また、制御盤3
3はタイマー(図示せず)を内蔵している。信号ライン
32には、警報用スピーカー34、及び複数の地区放出
表示灯35a、35b、35cが接続されている。ま
た、図3は、本実施形態による消火システムの概略系統
を示した平面図であり、この図から分かるように、各火
災感知器31a、31b、31c、31dは、消火対象
区域D内の各放射区域d1 、d2 、d3 、d4 のそれぞ
れに配設されている。
【0027】制御盤33には、信号ライン36を介して
一斉開放弁起動用電磁弁18及びアラーム圧力スイッチ
19が接続され、また、信号ライン43を介して起動弁
44が接続され、さらに、各信号ライン48a、48
b、48cを介して各起動弁49a、49b、49cが
接続され、また、信号ライン64を介してガス流検知用
圧力スイッチ30が接続されている。
【0028】さらに、制御盤33には、信号ライン38
を介してポンプ制御盤37が接続されており、このポン
プ制御盤37は、信号ライン63を介してポンプ起動用
圧力スイッチ12に接続されている。
【0029】また、制御盤33には、信号ライン40を
介して手動起動盤39が接続されており、この手動起動
盤39は、各信号ライン42a、42b、42cを介し
て各地区表示用圧力スイッチ41a、41b、41cに
接続されている。
【0030】次に、本実施形態による消火システムの作
用について説明する。通常時においては、図1に示し
た、逆止弁6から一斉開放弁16までの水供給配管4の
内部には加圧された水が充填されている。また、吐出配
管4から分岐した分岐配管9とその一端に接続された起
動用圧力空気槽10にも、加圧された水の圧力がかかっ
ている。さらに、通電開型の一斉開放弁起動用電磁弁1
8よりも上流側の一斉開放弁起動用配管17の内部に
も、加圧された水の圧力がかかっている。一方、水輸送
配管54、ガス供給配管28、ガス輸送配管53、共用
輸送配管55、吐出配管56a、56b、56c及び分
岐配管61a、61b、61cは、通常時においては空
配管である。また、消火用ポンプ3は、通常時は停止し
ている。
【0031】次に、火災が発生した場合について説明す
る。ここで、火災の発生地点は、図3に示した放射区域
d1 内であると仮定する。放射区域d1 において火災が
発生すると、この火災によって発生した熱気が天井まで
上昇する。天井に達した熱気は放射区域d1 に設けられ
た火災感知器31aによって感知され、熱気を感知した
火災感知器31aは火災検知信号を発信する。火災感知
器31aから発信された火災検知信号は、信号ライン3
2を経由して制御盤33に伝送される。この火災検知信
号を受信した制御盤33は第1警報信号を発信し、この
第1警報信号は信号ライン32を介して警報用スピーカ
ー34に送られる。第1警報信号を受信した警報用スピ
ーカー34は、例えば音声によって「火事です。速やか
に室外に避難して下さい。」等の警報を発し、室内の人
間を避難させる。
【0032】また、火災検知信号を受信した制御盤33
は、タイマーによって火災発生後の経過時間を計測し、
避難のための所定時間が経過したら起動信号を発信す
る。この起動信号は、信号ライン48aを経由して起動
弁49aに送られ、起動信号の受信によって起動弁49
aが開放する。起動弁49aが開放すると、選択弁起動
用ボンベ50a内のガスが選択弁起動用配管51aを介
して選択弁52aに送られ、そのガス圧によって選択弁
52aが開放する。なお、選択弁52b、52cは閉鎖
されたままである。
【0033】また、火災検知信号を受信した制御盤33
は、信号ライン43を介して起動弁44に起動信号を送
り、この起動信号の受信によって起動弁44が開放す
る。起動弁44が開放すると、起動ボンベ45内のガス
が消火剤ボンベ起動配管46及び連結管47を介して各
ガス式起動弁25、25…25に送られ、そのガス圧に
よって各ガス式起動弁25、25…25が開放する。各
ガス式起動弁25、25…25が開放すると、各ガス系
消火剤ボンベ24、24…24内に加圧・充填されてい
るガス系消火剤が、各連結配管26、26…26を介し
て集合管27に送られる。集合管27に送られたガス系
消火剤は、ガス供給配管28、ガス輸送配管53、共用
輸送配管55及び各吐出配管56a、56b、56cを
介して、各選択弁52a、52b、52cに達する。
【0034】一方、ガス供給配管28に取り付けられた
ガス流検知用圧力スイッチ30は、ガス供給配管28内
のガス圧を検知してガス系消火剤放出信号を発信する。
このガス系消火剤放出信号は信号ライン64を介して制
御盤33に送られ、ガス系消火剤放出信号を受信した制
御盤33は第2警報信号を発信する。この第2警報信号
は信号ライン32を介して警報用スピーカー34に送ら
れ、第2警報信号を受信した警報用スピーカー34はガ
ス系消火剤が放出されたことを報じる。
【0035】各選択弁52a、52b、52cまでガス
系消火剤が供給されると、選択弁52aは開放されてい
るので、吐出配管56a及び分岐配管61aを介して開
放型ヘッド62aにガス系消火剤が供給され、この開放
型ヘッド62aから放射区域d1 に対してガス系消火剤
が放出される。一方、選択弁52b、52cは閉鎖され
ているので、放射区域d1 以外の放射区域にはガス系消
火剤は放出されない。
【0036】また、吐出配管56aに分岐して接続され
た分岐配管58a内にも加圧されたガス系消火剤が供給
され、地区表示用圧力スイッチ41aは分岐配管58a
内のガス圧を検知して地区放出信号を発信する。この地
区放出信号は信号ライン42及び信号ライン40aを介
して手動起動盤39及び制御盤33に送られ、地区放出
信号を受信した制御盤33は点灯信号を発信する。この
点灯信号は信号ライン32を介して地区放出表示灯35
aに送られ、点灯信号の受信によって地区放出表示灯3
5aが点灯する。
【0037】このように、火災が発生すると最初にガス
系消火剤が放出されるが、このガス系消火剤は、火災の
鎮火を主目的としたものではなく、あくまでも火災にお
ける火勢を弱めることを目的とするものである。したが
って、このガス系消火剤の放出量は、窒息等の人的被害
が生じない範囲の量とすることができ、また、ガス系消
火剤の放出範囲を、消火対象区域Dの全体ではなく、火
災が発生した放射区域d1 に限定することができる。
【0038】さらに、制御盤33は、信号ライン36を
介して、一斉開放弁起動用電磁弁18に対して起動信号
を発信する。ここで、この起動信号の発信のタイミング
は、起動弁49aに対して起動信号を発信するのと同時
に発信しても良いし、或いは、制御盤33に内蔵された
タイマーを用いて、ガス系消火剤の放出後から放出終了
までのいずれかのときに発信するようにすることもでき
る。そして、起動信号の受信によって一斉開放弁起動用
電磁弁18が開放し、加圧水が一斉開放弁起動用配管1
7を介して一斉開放弁16に供給される。すると、加圧
水の圧力によって一斉開放弁16が開放し、水供給配管
4内の加圧水が逆止弁20まで供給される。ここで、逆
止弁20の下流側にはガス系消火剤の圧力がかかってい
るので、このガス系消火剤の圧力が逆止弁20の上流側
の水の圧力よりも高い場合には逆止弁20において水の
流れが遮断される。
【0039】そして、ガス系消火剤の放出が引き続き行
われると、ガス系消火剤ボンベ24、24…24内のガ
ス圧が次第に低下し、このため、逆止弁20の下流側の
水輸送配管54内のガス圧が次第に低下し、ガス圧の低
下と共に逆止弁20が次第に開放する。逆止弁20が開
放されると、共用輸送配管55に水が供給される。する
と、水供給配管4内の水圧が低下し、水供給配管4に接
続された分岐配管9内の水圧も同時に低下する。分岐配
管9内の水圧の低下によって起動用圧力空気槽10内の
圧力も低下し、その圧力が所定値以下に達すると、ポン
プ起動用圧力スイッチ12は圧力低下信号を発信する。
この圧力低下信号は信号ライン63を介してポンプ制御
盤37に送られ、圧力低下信号を受信したポンプ制御盤
37はポンプ起動信号を発信して消火用ポンプ3を起動
させる。
【0040】消火用ポンプ3が起動されると、吸い込み
配管2を介して消火剤貯蔵タンク1から吸い上げられた
水が、水供給配管4を経由して開放状態の一斉開放弁1
6に送られ、さらに、水輸送配管54、共用輸送配管5
5、吐出配管56a及び分岐配管61aを介して開放型
ヘッド62aに水が供給される。そして、この開放型ヘ
ッド62aから放射区域d1 に対して水が放出される。
なお、ガス輸送配管53とガス供給配管28との間には
逆止弁29が設けられているので、ガス供給配管28側
に水が流れ込むことはない。
【0041】一方、アラーム弁15のアラーム用圧力ス
イッチ19は流水を検知して流水信号を発信し、この流
水信号は信号ライン36を介して制御盤33に送られ
る。流水信号を受信した制御盤33は第3警報信号を発
信し、この第3警報信号は信号ライン32を介して警報
用スピーカー34に送られる。第3警報信号を受信した
警報用スピーカー34は水が放出されたことを報じる。
【0042】以上述べたように本実施形態によれば、火
災が発生した場合にはまず最初にガス系消火剤を放出し
て火勢を弱め、その後に水系消火剤を放出するようにし
たので、性質の異なるそれぞれの消火剤の特徴を生かし
て確実に消火を成功させることができるばかりでなく、
ガス系消火剤の放出量を制限することによって人的被害
を回避することができ、さらに、水系消火剤によって確
実に再燃を防止することができる。
【0043】また、本実施形態によれば、ガス系消火剤
及び水系消火剤の両方に対して共通の配管、すなわち共
用輸送配管55、吐出配管56a、56b、56c、分
岐配管61a、61b、61cを使用し、さらに、開放
型ヘッド62a、62b、62cも共用としたので、2
種類の消火剤を使用するにも係わらず、システム全体の
構成を簡略化することができる。
【0044】なお、上記実施形態においては、ガス系消
火剤と水系消火剤とを用いているが、ガス系消火剤に代
えて粉末系消火剤を使用したり、水系消火剤に代えて泡
系消火剤を用いることは自由であり、消火対象物の種類
に応じて適宜選択することができる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、火災
が発生した場合に、まず粉末・ガス系消火剤を放出し、
その後に水・泡系消火剤を放出して消火することが可能
であり、各種の火災を確実に消火することができ、再燃
の恐れもない消火システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による消火システムの実施形態の概略を
示した系統図。
【図2】同実施形態の弁装置を示した系統図。
【図3】同実施形態の一部を示した平面図。
【符号の説明】
1 消火剤貯蔵タンク 2 吸い込み配管 3 消火用ポンプ 4 水供給配管 5、11、14、21、60a、60b、60c、60
d 仕切弁 6、20、29 逆止弁 7、9、61a、61b、61c、61d 分岐配管 10 起動用圧力空気槽 12 ポンプ起動用圧力スイッチ 13 弁装置 15 アラーム弁 16 一斉開放弁 17 一斉開放弁起動用配管 18 一斉開放弁起動用電磁弁 24 ガス系消火剤ボンベ 25 ガス式起動弁 26 連結配管 27 集合管 28 ガス供給配管 33 制御盤 37 ポンプ制御盤 44 起動弁 45 起動ボンベ 46 消火剤ボンベ起動配管 47 連結管 52a、52b、52c、52d 選択弁 53 ガス輸送配管 54 水輸送配管 55 共用輸送配管 56a、56b、56c、56d 吐出配管 62a、62b、62c、62d 開放型ヘッド D 消火対象区域 d1 、d2 、d3 、d4 放射区域
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A62C 35/00 - 37/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉末・ガス系消火剤を放出する第1消火手
    段と、水・泡系消火剤を放出する第2消火手段と、火災
    を検知した場合に火災検知信号を発信する火災感知手段
    と、この火災感知手段からの火災検知信号に応じて前記
    第1消火手段を起動させる第1起動手段と、前記第1消
    火手段から水・泡系消火剤を放出した後に前記第2消火
    手段を起動させる第2起動手段と、を備えた消火システ
    ムであって、 前記第1消火手段は、粉末・ガス系消火剤を輸送する第
    1輸送ライン(28、53)と、この第1輸送ライン
    (28、53)に設けられた逆止弁(29)とを有し、 前記第2消火手段は、前記第1輸送ライン(28、5
    3)に合流し、水・泡系消火剤を輸送する第2輸送ライ
    ン(4、54)と、この第2輸送ライン(4、54)に
    設けられた一対の逆止弁(6、20)とを有し、 前記消火システムは、さらに、前記第1輸送ライン(2
    8、53)と前記第2輸送ライン(4、54)との合流
    部に入口端が接続された共用輸送ライン(55)を有
    し、 前記第2輸送ライン(4、54)の前記一対の逆止弁
    (6、20)の間に一斉開放弁(16)を設けると共に
    前記第2輸送ライン(4、54)の入口端を消火用ポン
    プ(3)に接続し、前記一対の逆止弁(6、20)の内
    の一方の前記消火用ポンプ(3)側の逆止弁(6)から
    前記一斉開放弁(16)までの間の前記第2輸送ライン
    (4、54)の内部に加圧された水を充填し、火災発生
    後、前記第1輸送ライン(28、53)内に粉末・ガス
    系消火剤が供給された後に前記一斉開放弁(16)が開
    放され、これによって前記第2輸送ライン(4、54)
    内の加圧水が前記一対の逆止弁(6、20)の内の他方
    の逆止弁(20)まで供給され、前記第1輸送ライン
    (28、53)内の粉末・ガス系消火剤の圧力の低下と
    共に前記他方の逆止弁(20)が開放され、前記他方の
    逆止弁(20)の開放によって前記第2輸送ライン
    (4、54)内の加圧水の圧力が低下し、この水圧低下
    によってポンプ起動用圧カスイッチ(12)が作動して
    前記消火用ポンプ(3)が起動されるようにしたことを
    特徴とする消火システム。
  2. 【請求項2】前記第1起動手段は、火災検知信号を受信
    した後、所定時間経過後に前記第1消火手段を起動する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の消火システ
    ム。
  3. 【請求項3】消火対象区域を形成する複数の放射区域の
    それぞれに前記火災感知手段を配設し、 前記共用輸送ラインの下流側に複数の分岐ラインを形成
    し、前記複数の分岐ラインを前記複数の放射区域に分配
    し、前記複数の分岐ラインのそれぞれに選択弁を配設
    し、 火災検知信号を受信した場合に、火災検知信号を発信し
    た前記火災感知手段が配設された放射区域を特定し、特
    定された放射区域に分配された前記分岐ラインの前記選
    択弁を開放する弁起動手段を設けたことを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の消火システム。
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