JP2001340067A - 新規チリソースの製造法 - Google Patents
新規チリソースの製造法Info
- Publication number
- JP2001340067A JP2001340067A JP2000163648A JP2000163648A JP2001340067A JP 2001340067 A JP2001340067 A JP 2001340067A JP 2000163648 A JP2000163648 A JP 2000163648A JP 2000163648 A JP2000163648 A JP 2000163648A JP 2001340067 A JP2001340067 A JP 2001340067A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sucrose
- acetic acid
- chili sauce
- pepper
- alcohol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
Abstract
を、口当りのよい温和な辛味とし、一般向けする新らし
いチリソースを製造することを課題とした。 【解決手段】 酢液の製造に砂糖きびの搾汁液のみを使
用し、蔗糖約10%、酢酸約5%の酢酸にとうがらしを
漬け込むことによってマイルドなチリソースを製造する
ことができた。
Description
造法に関するものである。一般にタカノツメといわれる
辛味の強いとうがらしは、食酢液に漬け込んで、ソース
とし、これを古くからチリソースと称して、洋風調理品
の辛味付けに用いられて来た。
い味付ソースとして珍重されてきた。チリソースは、イ
タリアンレストランなどには、普通に置いてあって、ス
パゲッティ料理にふりかけるなどして、辛味付けに用い
られている。しかし、従来のチリソースの辛さは強烈
で、趣向性が強く、一般向ではなかった。本発明におい
ては、チリソースにおいて、刺激的で強烈な辛味を、口
当りのよい温和な辛味とし、一般向けする新らしいチリ
ソースを製造することを課題とした。
がらしの辛味を生かすために、酢液を砂糖きびの搾汁液
から製造し、雑味の少ないすっきりした酢液を製造し、
また、強烈な辛味をやわらげるために、砂糖きびの搾汁
液の糖分を高くして、最終酢液においても糖含量が高く
なるようにしたのである。
0%蔗糖含有糖液を使用する。一般的に、砂糖きびの搾
汁は蔗糖11〜17%程度であるが、本発明では、これ
に石灰乳を加えるなどしてpH=7.0〜7.5とし、
加熱濃縮し、濾過して得た約20%蔗糖含有糖液を使用
する。
アルコール発酵酵母(アルコール発酵酵母であれば、ど
の酵母でもよいが、協会9号などの清酒酵母がよい。)
を添加し、常温で、4日間程度発酵させると、アルコー
ル約5%、蔗糖約10%の発酵液が得られる。
か、もしくは殺菌することなく、これに種酢(本発明の
砂糖きび搾汁液から作った酢酸菌含有酢液を循環使用す
るのがよい。初発の酢酸菌としてはアセトバクター・ア
セチIFO3281などがよい。)を加え、常温で約4
0日間酢酸発酵させる。
蔗糖約10%の酢酸発酵液で、これを殺菌し、これに生
とうがらし及び/又はその処理物を添加し、熟成させ
る。生とうがらし及び/又はその処理物は、酢酸発酵液
1000g当り、生とうがらし及び/又はその処理物3
00g程度の割合で添加される。
度になるように添加されるが、食塩の添加は、アルコー
ル発酵、酢酸発酵などのどの工程で添加してもよいが、
とうがらしの添加と同時に添加するのが好ましい。
チリソースを製造するのが、本発明の特色とするところ
であるが、とうがらしについては、生とうがらし、生と
うがらしに切れ目をつけたもの、及び乾燥とうがらしを
荒引きしたものの混合物であるのが好ましい。
又はその処理物300gのうちわけが、生とうがらし1
30g、たてに切れ目をつけた生とうがらし120g及
び荒引き乾燥とうがらし50g程度が好ましい。
汁酢液は、常温で約半年間放置熟成させる。
うがらしの辛味は十分感じられるが、砂糖きびの搾汁液
のみの使用により、雑味がほとんどなく、また、残った
約10%もの蔗糖分によって、きわめてマイルドに仕上
っており、今までにないチリソースであり、調味料とし
てすぐれたものである。次に本発明の実施例を示す。
灰乳を添加し、pH=7.0とし、加熱して煮つめ、こ
れを濾過して、約20%蔗糖含有糖液を得、これに清酒
酵母(協会9号)培養物を添加し、4日間室温発酵し、
アルコール約5%、蔗糖約10%のアルコール発酵液を
得る。
本発明の酢酸発酵液(種酢として)を約10%加え、4
0日間室温で酢酸発酵させ、約5%酢酸、蔗糖約10%
の酢酸発酵液を得る。得られた酢酸発酵液1000g当
り、生とうがらし125g、たてに切り込みを入れた生
とうがらし125g、荒引き乾燥とうがらし50g及び
食塩50gを加え、攪拌して、約半年間、室温に放置し
て、寝かせる。得られた新規チリソース製品は、小分け
ビン詰めして、殺菌し、出荷する。
砂糖きびの搾汁液のみを使用し、蔗糖約10%、酢酸約
5%の酢酸を使用することによって、雑味が少く、とう
がらしの辛味をマイルドにした新らしいチリソースを製
造することができたものである。
Claims (6)
- 【請求項1】 砂糖きびの搾汁液から得た約20%蔗糖
含有糖液をアルコール発酵させ、得られたアルコール約
5%、蔗糖約10%の発酵液を酢酸発酵させ、得られた
酢酸約3〜5%、蔗糖約10%の酢酸発酵液を殺菌し、
これに生とうがらし及び/又はその処理物を添加し、熟
成せしめることを特徴とする新規チリソースの製造法。 - 【請求項2】 砂糖きびの搾汁液から得た約20%蔗糖
含有糖液を殺菌し、これにアルコール発酵酵母を添加
し、アルコール発酵させ、アルコール約5%、蔗糖約1
0%の発酵液を得、これに種酢液を添加し、酢酸発酵さ
せ、酢酸約3〜5%、蔗糖約10%の酢酸発酵液を得、
殺菌した後、これに生とうがらし及び/又はその処理物
を添加し、熟成せしめることを特徴とする新規チリソー
スの製造法。 - 【請求項3】 砂糖きびの搾汁液から得た約20%蔗糖
含有糖液を殺菌し、これにアルコール発酵酵母を添加
し、アルコール発酵させ、アルコール約5%、蔗糖約1
0%の発酵液を得、これに種酢液約10%を添加し、酢
酸発酵させ、酢酸約3〜5%、蔗糖約10%の酢酸発酵
液を得、殺菌した後、酢酸発酵液1000g当り、生と
うがらし及び/又はその処理物300g及び食塩10〜
50gを添加し、熟成せしめることを特徴とする新規チ
リソースの製造法。 - 【請求項4】 製造工程の適宜時期に食塩を、新規チリ
ソース製品中食塩1〜5%の範囲において、処理液に添
加することを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載
の新規チリソースの製造法。 - 【請求項5】 生とうがらし及び/又はその処理物が、
生とうがらし、生とうがらしに切れ目をつけたもの、及
び乾燥とうがらしを荒引きしたものの混合物であること
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の新規チリ
ソースの製造法。 - 【請求項6】 生とうがらし及び/又はその処理物30
0gが、生とうがらし130g、たてに切れ目をつけた
生とうがらし120g及び荒引き乾燥とうがらし50g
であることを特徴とする請求項3に記載の新規チリソー
スの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000163648A JP3441423B2 (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 新規チリソースの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000163648A JP3441423B2 (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 新規チリソースの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001340067A true JP2001340067A (ja) | 2001-12-11 |
JP3441423B2 JP3441423B2 (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=18667377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000163648A Expired - Fee Related JP3441423B2 (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | 新規チリソースの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3441423B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100972923B1 (ko) | 2010-02-04 | 2010-07-28 | 빈희신 | 바베큐 소스 제조방법 및 그 바베큐 소스 |
KR101414322B1 (ko) | 2012-12-12 | 2014-07-01 | 오정근 | 칠리 소스 및 그 제조방법 |
CN104522616A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-04-22 | 神农架聚能药业有限公司 | 一种辣椒酱及其制作方法 |
CN106722826A (zh) * | 2016-12-28 | 2017-05-31 | 张英 | 一种富含活性酶的鲜香辣椒酱及其生产工艺 |
CN107252070A (zh) * | 2017-07-06 | 2017-10-17 | 凤冈县飞哥食品有限公司 | 一种锌硒糟辣椒的制作方法 |
JP2018057295A (ja) * | 2016-10-03 | 2018-04-12 | ヱスビー食品株式会社 | 唐辛子からなる乾燥食品の製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102972744A (zh) * | 2012-12-29 | 2013-03-20 | 黄山市牯牛降酿造食品有限责任公司 | 一种辣椒酱的制作方法 |
-
2000
- 2000-05-31 JP JP2000163648A patent/JP3441423B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100972923B1 (ko) | 2010-02-04 | 2010-07-28 | 빈희신 | 바베큐 소스 제조방법 및 그 바베큐 소스 |
KR101414322B1 (ko) | 2012-12-12 | 2014-07-01 | 오정근 | 칠리 소스 및 그 제조방법 |
CN104522616A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-04-22 | 神农架聚能药业有限公司 | 一种辣椒酱及其制作方法 |
JP2018057295A (ja) * | 2016-10-03 | 2018-04-12 | ヱスビー食品株式会社 | 唐辛子からなる乾燥食品の製造方法 |
CN106722826A (zh) * | 2016-12-28 | 2017-05-31 | 张英 | 一种富含活性酶的鲜香辣椒酱及其生产工艺 |
CN107252070A (zh) * | 2017-07-06 | 2017-10-17 | 凤冈县飞哥食品有限公司 | 一种锌硒糟辣椒的制作方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3441423B2 (ja) | 2003-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001340067A (ja) | 新規チリソースの製造法 | |
JP3859881B2 (ja) | 香酸柑橘果汁を原料とした果実酢及びその製法 | |
KR100198094B1 (ko) | 사과성분이 함유된 사과고추장의 제조방법 | |
JPS61289875A (ja) | 低アルコ−ル濃度清酒の製造法 | |
JPS6054033B2 (ja) | 食酢の製造方法 | |
JP3587804B2 (ja) | 食酢、その製造方法、及び該食酢を含有する飲食品 | |
CN113430089A (zh) | 一种优质醋配方及其醋曲制备工艺 | |
JP2007105020A (ja) | 豆の煮汁を原料とした醤油醸造法 | |
JP2001231536A (ja) | 新規みりん類及びその製造方法 | |
KR100482843B1 (ko) | 조리용 술 및 그 제조방법 | |
JPH06133756A (ja) | 玉葱食酢の製造方法 | |
KR100363616B1 (ko) | 발효 향미액 | |
JP3560196B2 (ja) | 新規みりん | |
JPS6053593B2 (ja) | 黒糖酢の製造法 | |
JPS6257298B2 (ja) | ||
KR920009476B1 (ko) | 복합 발효조미료 및 이의 제조방법 | |
JPH0425787B2 (ja) | ||
JPH0144296B2 (ja) | ||
JPH04173071A (ja) | ウスターソース類の製造方法 | |
JPS6023819B2 (ja) | 穀類を原料とするしようちゆう蒸留廃液を原料としたアルコ−ル醗酵調味液の製造法 | |
JPS60149376A (ja) | 調味酢の製造方法 | |
JPS6174569A (ja) | 米胚芽焼酎の製造方法 | |
JPS5951737A (ja) | 塩なし赤紫蘇梅漬の製造法 | |
JPS61187772A (ja) | 海藻食品の製造法 | |
CN109423389A (zh) | 调料酒 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3441423 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |