JP2001340067A - 新規チリソースの製造法 - Google Patents

新規チリソースの製造法

Info

Publication number
JP2001340067A
JP2001340067A JP2000163648A JP2000163648A JP2001340067A JP 2001340067 A JP2001340067 A JP 2001340067A JP 2000163648 A JP2000163648 A JP 2000163648A JP 2000163648 A JP2000163648 A JP 2000163648A JP 2001340067 A JP2001340067 A JP 2001340067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sucrose
acetic acid
chili sauce
pepper
alcohol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000163648A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3441423B2 (ja
Inventor
Munehiro Hoshino
宗広 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruboshi Vinegar Co Ltd
Original Assignee
Maruboshi Vinegar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruboshi Vinegar Co Ltd filed Critical Maruboshi Vinegar Co Ltd
Priority to JP2000163648A priority Critical patent/JP3441423B2/ja
Publication of JP2001340067A publication Critical patent/JP2001340067A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3441423B2 publication Critical patent/JP3441423B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チリソースにおいて、刺激的で強烈な辛味
を、口当りのよい温和な辛味とし、一般向けする新らし
いチリソースを製造することを課題とした。 【解決手段】 酢液の製造に砂糖きびの搾汁液のみを使
用し、蔗糖約10%、酢酸約5%の酢酸にとうがらしを
漬け込むことによってマイルドなチリソースを製造する
ことができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規チリソースの製
造法に関するものである。一般にタカノツメといわれる
辛味の強いとうがらしは、食酢液に漬け込んで、ソース
とし、これを古くからチリソースと称して、洋風調理品
の辛味付けに用いられて来た。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】チリソースは、最も辛
い味付ソースとして珍重されてきた。チリソースは、イ
タリアンレストランなどには、普通に置いてあって、ス
パゲッティ料理にふりかけるなどして、辛味付けに用い
られている。しかし、従来のチリソースの辛さは強烈
で、趣向性が強く、一般向ではなかった。本発明におい
ては、チリソースにおいて、刺激的で強烈な辛味を、口
当りのよい温和な辛味とし、一般向けする新らしいチリ
ソースを製造することを課題とした。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明においては、とう
がらしの辛味を生かすために、酢液を砂糖きびの搾汁液
から製造し、雑味の少ないすっきりした酢液を製造し、
また、強烈な辛味をやわらげるために、砂糖きびの搾汁
液の糖分を高くして、最終酢液においても糖含量が高く
なるようにしたのである。
【0004】本発明は、砂糖きびの搾汁液から得た約2
0%蔗糖含有糖液を使用する。一般的に、砂糖きびの搾
汁は蔗糖11〜17%程度であるが、本発明では、これ
に石灰乳を加えるなどしてpH=7.0〜7.5とし、
加熱濃縮し、濾過して得た約20%蔗糖含有糖液を使用
する。
【0005】約20%蔗糖含有糖液は殺菌して、これに
アルコール発酵酵母(アルコール発酵酵母であれば、ど
の酵母でもよいが、協会9号などの清酒酵母がよい。)
を添加し、常温で、4日間程度発酵させると、アルコー
ル約5%、蔗糖約10%の発酵液が得られる。
【0006】得られたアルコール発酵液は、殺菌する
か、もしくは殺菌することなく、これに種酢(本発明の
砂糖きび搾汁液から作った酢酸菌含有酢液を循環使用す
るのがよい。初発の酢酸菌としてはアセトバクター・ア
セチIFO3281などがよい。)を加え、常温で約4
0日間酢酸発酵させる。
【0007】ここに得られた酢液は、酢酸約3〜5%、
蔗糖約10%の酢酸発酵液で、これを殺菌し、これに生
とうがらし及び/又はその処理物を添加し、熟成させ
る。生とうがらし及び/又はその処理物は、酢酸発酵液
1000g当り、生とうがらし及び/又はその処理物3
00g程度の割合で添加される。
【0008】また、食塩がチリソース製品中1〜5%程
度になるように添加されるが、食塩の添加は、アルコー
ル発酵、酢酸発酵などのどの工程で添加してもよいが、
とうがらしの添加と同時に添加するのが好ましい。
【0009】砂糖きびの搾汁液ととうがらしを使用して
チリソースを製造するのが、本発明の特色とするところ
であるが、とうがらしについては、生とうがらし、生と
うがらしに切れ目をつけたもの、及び乾燥とうがらしを
荒引きしたものの混合物であるのが好ましい。
【0010】とうがらしの添加は、生とうがらし及び/
又はその処理物300gのうちわけが、生とうがらし1
30g、たてに切れ目をつけた生とうがらし120g及
び荒引き乾燥とうがらし50g程度が好ましい。
【0011】とうがらし、食塩が加えられた砂糖きび搾
汁酢液は、常温で約半年間放置熟成させる。
【0012】熟成された本発明の新規チリソースは、と
うがらしの辛味は十分感じられるが、砂糖きびの搾汁液
のみの使用により、雑味がほとんどなく、また、残った
約10%もの蔗糖分によって、きわめてマイルドに仕上
っており、今までにないチリソースであり、調味料とし
てすぐれたものである。次に本発明の実施例を示す。
【0013】
【実施例】砂糖きびの搾汁液(蔗糖約10%含有)に生
灰乳を添加し、pH=7.0とし、加熱して煮つめ、こ
れを濾過して、約20%蔗糖含有糖液を得、これに清酒
酵母(協会9号)培養物を添加し、4日間室温発酵し、
アルコール約5%、蔗糖約10%のアルコール発酵液を
得る。
【0014】得られたアルコール発酵液に循環使用する
本発明の酢酸発酵液(種酢として)を約10%加え、4
0日間室温で酢酸発酵させ、約5%酢酸、蔗糖約10%
の酢酸発酵液を得る。得られた酢酸発酵液1000g当
り、生とうがらし125g、たてに切り込みを入れた生
とうがらし125g、荒引き乾燥とうがらし50g及び
食塩50gを加え、攪拌して、約半年間、室温に放置し
て、寝かせる。得られた新規チリソース製品は、小分け
ビン詰めして、殺菌し、出荷する。
【0015】
【発明の効果】本発明では、とうがらしの漬け込みに、
砂糖きびの搾汁液のみを使用し、蔗糖約10%、酢酸約
5%の酢酸を使用することによって、雑味が少く、とう
がらしの辛味をマイルドにした新らしいチリソースを製
造することができたものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砂糖きびの搾汁液から得た約20%蔗糖
    含有糖液をアルコール発酵させ、得られたアルコール約
    5%、蔗糖約10%の発酵液を酢酸発酵させ、得られた
    酢酸約3〜5%、蔗糖約10%の酢酸発酵液を殺菌し、
    これに生とうがらし及び/又はその処理物を添加し、熟
    成せしめることを特徴とする新規チリソースの製造法。
  2. 【請求項2】 砂糖きびの搾汁液から得た約20%蔗糖
    含有糖液を殺菌し、これにアルコール発酵酵母を添加
    し、アルコール発酵させ、アルコール約5%、蔗糖約1
    0%の発酵液を得、これに種酢液を添加し、酢酸発酵さ
    せ、酢酸約3〜5%、蔗糖約10%の酢酸発酵液を得、
    殺菌した後、これに生とうがらし及び/又はその処理物
    を添加し、熟成せしめることを特徴とする新規チリソー
    スの製造法。
  3. 【請求項3】 砂糖きびの搾汁液から得た約20%蔗糖
    含有糖液を殺菌し、これにアルコール発酵酵母を添加
    し、アルコール発酵させ、アルコール約5%、蔗糖約1
    0%の発酵液を得、これに種酢液約10%を添加し、酢
    酸発酵させ、酢酸約3〜5%、蔗糖約10%の酢酸発酵
    液を得、殺菌した後、酢酸発酵液1000g当り、生と
    うがらし及び/又はその処理物300g及び食塩10〜
    50gを添加し、熟成せしめることを特徴とする新規チ
    リソースの製造法。
  4. 【請求項4】 製造工程の適宜時期に食塩を、新規チリ
    ソース製品中食塩1〜5%の範囲において、処理液に添
    加することを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載
    の新規チリソースの製造法。
  5. 【請求項5】 生とうがらし及び/又はその処理物が、
    生とうがらし、生とうがらしに切れ目をつけたもの、及
    び乾燥とうがらしを荒引きしたものの混合物であること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の新規チリ
    ソースの製造法。
  6. 【請求項6】 生とうがらし及び/又はその処理物30
    0gが、生とうがらし130g、たてに切れ目をつけた
    生とうがらし120g及び荒引き乾燥とうがらし50g
    であることを特徴とする請求項3に記載の新規チリソー
    スの製造法。
JP2000163648A 2000-05-31 2000-05-31 新規チリソースの製造法 Expired - Fee Related JP3441423B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000163648A JP3441423B2 (ja) 2000-05-31 2000-05-31 新規チリソースの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000163648A JP3441423B2 (ja) 2000-05-31 2000-05-31 新規チリソースの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001340067A true JP2001340067A (ja) 2001-12-11
JP3441423B2 JP3441423B2 (ja) 2003-09-02

Family

ID=18667377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000163648A Expired - Fee Related JP3441423B2 (ja) 2000-05-31 2000-05-31 新規チリソースの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3441423B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100972923B1 (ko) 2010-02-04 2010-07-28 빈희신 바베큐 소스 제조방법 및 그 바베큐 소스
KR101414322B1 (ko) 2012-12-12 2014-07-01 오정근 칠리 소스 및 그 제조방법
CN104522616A (zh) * 2014-12-26 2015-04-22 神农架聚能药业有限公司 一种辣椒酱及其制作方法
CN106722826A (zh) * 2016-12-28 2017-05-31 张英 一种富含活性酶的鲜香辣椒酱及其生产工艺
CN107252070A (zh) * 2017-07-06 2017-10-17 凤冈县飞哥食品有限公司 一种锌硒糟辣椒的制作方法
JP2018057295A (ja) * 2016-10-03 2018-04-12 ヱスビー食品株式会社 唐辛子からなる乾燥食品の製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102972744A (zh) * 2012-12-29 2013-03-20 黄山市牯牛降酿造食品有限责任公司 一种辣椒酱的制作方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100972923B1 (ko) 2010-02-04 2010-07-28 빈희신 바베큐 소스 제조방법 및 그 바베큐 소스
KR101414322B1 (ko) 2012-12-12 2014-07-01 오정근 칠리 소스 및 그 제조방법
CN104522616A (zh) * 2014-12-26 2015-04-22 神农架聚能药业有限公司 一种辣椒酱及其制作方法
JP2018057295A (ja) * 2016-10-03 2018-04-12 ヱスビー食品株式会社 唐辛子からなる乾燥食品の製造方法
CN106722826A (zh) * 2016-12-28 2017-05-31 张英 一种富含活性酶的鲜香辣椒酱及其生产工艺
CN107252070A (zh) * 2017-07-06 2017-10-17 凤冈县飞哥食品有限公司 一种锌硒糟辣椒的制作方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3441423B2 (ja) 2003-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001340067A (ja) 新規チリソースの製造法
JP3859881B2 (ja) 香酸柑橘果汁を原料とした果実酢及びその製法
KR100198094B1 (ko) 사과성분이 함유된 사과고추장의 제조방법
JPS61289875A (ja) 低アルコ−ル濃度清酒の製造法
JPS6054033B2 (ja) 食酢の製造方法
JP3587804B2 (ja) 食酢、その製造方法、及び該食酢を含有する飲食品
CN113430089A (zh) 一种优质醋配方及其醋曲制备工艺
JP2007105020A (ja) 豆の煮汁を原料とした醤油醸造法
JP2001231536A (ja) 新規みりん類及びその製造方法
KR100482843B1 (ko) 조리용 술 및 그 제조방법
JPH06133756A (ja) 玉葱食酢の製造方法
KR100363616B1 (ko) 발효 향미액
JP3560196B2 (ja) 新規みりん
JPS6053593B2 (ja) 黒糖酢の製造法
JPS6257298B2 (ja)
KR920009476B1 (ko) 복합 발효조미료 및 이의 제조방법
JPH0425787B2 (ja)
JPH0144296B2 (ja)
JPH04173071A (ja) ウスターソース類の製造方法
JPS6023819B2 (ja) 穀類を原料とするしようちゆう蒸留廃液を原料としたアルコ−ル醗酵調味液の製造法
JPS60149376A (ja) 調味酢の製造方法
JPS6174569A (ja) 米胚芽焼酎の製造方法
JPS5951737A (ja) 塩なし赤紫蘇梅漬の製造法
JPS61187772A (ja) 海藻食品の製造法
CN109423389A (zh) 调料酒

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3441423

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees