JP2001340025A - 植物成分調整剤およびこれを用いた植物用葉面散布剤 - Google Patents
植物成分調整剤およびこれを用いた植物用葉面散布剤Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 葉緑素の形成促進にかかせない微量成分が含
まれ、生産性が高い植物成分調整剤および植物用葉面散
布剤を提供する。 【解決手段】 植物成分調整剤および植物用葉面散布剤
は、キトサンと、葉緑素生成促進剤とを含む。葉緑素合
成促進剤としては、たとえば銅、亜鉛、マンガンなどか
ら選択される少なくとも一種を含む。葉緑素の生成に
は、これらの成分が還元酵素として機能する。本発明の
植物成分調整剤および植物用葉面散布剤は、キトサンお
よび葉緑素生成促進剤を含むことにより、植物の生成が
促進されて生産性が高まる。葉緑素生成促進剤は、好ま
しくは０．００５〜１．５重量％、より好ましくは０．
０１〜０．０５重量％の割合で含まれる。キトサンは、
好ましくは分子量１０万〜５００万のものを、より好ま
しくは分子量２０万〜２００万のものを主成分とする。
まれ、生産性が高い植物成分調整剤および植物用葉面散
布剤を提供する。 【解決手段】 植物成分調整剤および植物用葉面散布剤
は、キトサンと、葉緑素生成促進剤とを含む。葉緑素合
成促進剤としては、たとえば銅、亜鉛、マンガンなどか
ら選択される少なくとも一種を含む。葉緑素の生成に
は、これらの成分が還元酵素として機能する。本発明の
植物成分調整剤および植物用葉面散布剤は、キトサンお
よび葉緑素生成促進剤を含むことにより、植物の生成が
促進されて生産性が高まる。葉緑素生成促進剤は、好ま
しくは０．００５〜１．５重量％、より好ましくは０．
０１〜０．０５重量％の割合で含まれる。キトサンは、
好ましくは分子量１０万〜５００万のものを、より好ま
しくは分子量２０万〜２００万のものを主成分とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業用の植物およ
び野菜類などに適用される植物成分調整剤およびこれを
含む植物用葉面散布剤に関する。
び野菜類などに適用される植物成分調整剤およびこれを
含む植物用葉面散布剤に関する。
【０００２】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】現在、
人類の主食のひとつである農作物の増産を図るととも
に、人の健康に安全で、かつ有効成分の高い農作物の生
産が求められている。
人類の主食のひとつである農作物の増産を図るととも
に、人の健康に安全で、かつ有効成分の高い農作物の生
産が求められている。
【０００３】本発明の目的は、葉緑素の形成促進にかか
せない微量成分が含まれ、生産性が高い植物成分調整剤
を提供することにある。
せない微量成分が含まれ、生産性が高い植物成分調整剤
を提供することにある。
【０００４】さらに、本発明の他の目的は、各種の微量
成分が葉面より吸収されやすい、植物用葉面散布剤を提
供することにある。
成分が葉面より吸収されやすい、植物用葉面散布剤を提
供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る植物成分調
整剤および植物用葉面散布剤は、キトサンと、葉緑素生
成促進剤とを含むことを特徴とする。
整剤および植物用葉面散布剤は、キトサンと、葉緑素生
成促進剤とを含むことを特徴とする。
【０００６】前記葉緑素合成促進剤としては、たとえば
銅、亜鉛、マンガンなどから選択される少なくとも一種
を含む。葉緑素の生成には、これらの成分が還元酵素と
して機能する。銅としては、硫酸銅（II）、酢酸銅（I
I）、シュウ酸銅（II）を例示できる。亜鉛としては、
硫酸亜鉛、酢酸亜鉛、乳酸亜鉛を例示できる。マンガン
としては、硫酸マンガン（II）、酢酸マンガン（II）を
例示できる。それぞれの化合物において、塩化物、硝酸
塩は、植物に対して好ましくない影響を与えるため使用
を避けることが望ましい。
銅、亜鉛、マンガンなどから選択される少なくとも一種
を含む。葉緑素の生成には、これらの成分が還元酵素と
して機能する。銅としては、硫酸銅（II）、酢酸銅（I
I）、シュウ酸銅（II）を例示できる。亜鉛としては、
硫酸亜鉛、酢酸亜鉛、乳酸亜鉛を例示できる。マンガン
としては、硫酸マンガン（II）、酢酸マンガン（II）を
例示できる。それぞれの化合物において、塩化物、硝酸
塩は、植物に対して好ましくない影響を与えるため使用
を避けることが望ましい。
【０００７】このように、本発明の植物成分調整剤およ
び植物用葉面散布剤は、キトサンおよび葉緑素生成促進
剤を含むことにより、植物の生成が促進され、生産性が
高まる。
び植物用葉面散布剤は、キトサンおよび葉緑素生成促進
剤を含むことにより、植物の生成が促進され、生産性が
高まる。
【０００８】前記葉緑素生成促進剤は、好ましくは０．
００５〜１．５重量％、より好ましくは０．０１〜０．
０５重量％の割合で含まれる。葉緑素生成促進剤がこの
範囲で含まれることにより、本発明の植物成分調整剤お
よび植物用葉面散布剤は、十分な葉緑素生成促進効果が
得られ、かつ成分が十分に溶解した状態で得られる。
００５〜１．５重量％、より好ましくは０．０１〜０．
０５重量％の割合で含まれる。葉緑素生成促進剤がこの
範囲で含まれることにより、本発明の植物成分調整剤お
よび植物用葉面散布剤は、十分な葉緑素生成促進効果が
得られ、かつ成分が十分に溶解した状態で得られる。
【０００９】前記キトサンは、好ましくは分子量１０万
〜５００万のものを、より好ましくは分子量２０万〜２
００万のものを主成分とする。キトサンの分子量がこの
範囲であると、キトサンの作用効果、すなわち植物の必
要成分元素の溶解性を高める効果、ならびにキトサンと
葉緑素生成促進剤との相乗効果、すなわち、キトサンが
他の成分元素の植物体への吸収性を増大せしめる効果、
が十分に達成される。
〜５００万のものを、より好ましくは分子量２０万〜２
００万のものを主成分とする。キトサンの分子量がこの
範囲であると、キトサンの作用効果、すなわち植物の必
要成分元素の溶解性を高める効果、ならびにキトサンと
葉緑素生成促進剤との相乗効果、すなわち、キトサンが
他の成分元素の植物体への吸収性を増大せしめる効果、
が十分に達成される。
【００１０】前記キトサンは、好ましくは０．５〜５重
量％、より好ましくは１〜３重量％の割合で含まれる。
キトサンの濃度がこの範囲にあると、成分元素の溶解性
を高めることができる。
量％、より好ましくは１〜３重量％の割合で含まれる。
キトサンの濃度がこの範囲にあると、成分元素の溶解性
を高めることができる。
【００１１】このような葉緑素生成促進剤および後述す
る成分元素は、難溶性水酸化物として存在し、通常は、
溶液状態に調整することが難しい。そして、溶液状態で
ないと、たとえば植物用葉面散布剤は、植物の葉面から
吸収されることは困難である。本発明に係る植物成分調
整剤および植物用葉面散布剤においては、葉緑素生成促
進剤をはじめとして必要に応じて添加される成分元素
は、キトサンの酸性液で溶解した状態で存在している。
そのため、葉面より容易に吸収され、葉緑素生成促進剤
として有効に機能することができる。
る成分元素は、難溶性水酸化物として存在し、通常は、
溶液状態に調整することが難しい。そして、溶液状態で
ないと、たとえば植物用葉面散布剤は、植物の葉面から
吸収されることは困難である。本発明に係る植物成分調
整剤および植物用葉面散布剤においては、葉緑素生成促
進剤をはじめとして必要に応じて添加される成分元素
は、キトサンの酸性液で溶解した状態で存在している。
そのため、葉面より容易に吸収され、葉緑素生成促進剤
として有効に機能することができる。
【００１２】本発明の植物用葉面散布剤および植物用葉
面散布剤は、上述したキトサンおよび葉緑素生成促進剤
の他に、各種の機能を有する他の成分元素を含むことが
できる。これらの成分元素としては、たとえばカルシウ
ム、モリブデンなどの成分、その他の作物育成に必要と
されるリン，カリウム，マグネシウム，硫黄，鉄，ホウ
素などの肥料成分を含むことができる。
面散布剤は、上述したキトサンおよび葉緑素生成促進剤
の他に、各種の機能を有する他の成分元素を含むことが
できる。これらの成分元素としては、たとえばカルシウ
ム、モリブデンなどの成分、その他の作物育成に必要と
されるリン，カリウム，マグネシウム，硫黄，鉄，ホウ
素などの肥料成分を含むことができる。
【００１３】例えば、カルシウム成分を例にとって説明
すると、カルシウムは植物成分調整剤および植物用葉面
散布剤に対して、好ましくは０．１〜２重量％の割合で
含むことができる。カルシウム成分を含むことにより、
カルシウムを高い割合で含む植物を作ることができる。
植物成分調整剤の調整に用いることができるカルシウム
化合物としては、塩化カルシウム、硝酸カルシウムのよ
うな水溶性のものを始めとし、炭酸カルシウム、水酸化
カルシウムのような水に難溶性のものも使用することが
できる。
すると、カルシウムは植物成分調整剤および植物用葉面
散布剤に対して、好ましくは０．１〜２重量％の割合で
含むことができる。カルシウム成分を含むことにより、
カルシウムを高い割合で含む植物を作ることができる。
植物成分調整剤の調整に用いることができるカルシウム
化合物としては、塩化カルシウム、硝酸カルシウムのよ
うな水溶性のものを始めとし、炭酸カルシウム、水酸化
カルシウムのような水に難溶性のものも使用することが
できる。
【００１４】また、モリブデン成分は、植物成分調整剤
および植物用葉面散布剤に対して、好ましくは０．５〜
３重量％の割合で含むことができる。モリブデンは葉菜
類中の硝酸塩の含有を低減するために有効な成分であ
る。硝酸塩は、発ガン性を有する可能性が指摘されてい
る。硝酸塩の含有を低減させるためには、モリブデンと
ともにアンモニア態窒素を同時に含むことが好ましい。
モリブデン化合物としては、たとえばモリブデン酸アン
モニウム４水和物を用いることができる。植物中に吸収
された硝酸塩は、モリブデンにより亜硝酸を経てアンモ
ニアからアミノ酸さらにはタンパク質へと反応が進めら
れ、無害化されることが知られている。
および植物用葉面散布剤に対して、好ましくは０．５〜
３重量％の割合で含むことができる。モリブデンは葉菜
類中の硝酸塩の含有を低減するために有効な成分であ
る。硝酸塩は、発ガン性を有する可能性が指摘されてい
る。硝酸塩の含有を低減させるためには、モリブデンと
ともにアンモニア態窒素を同時に含むことが好ましい。
モリブデン化合物としては、たとえばモリブデン酸アン
モニウム４水和物を用いることができる。植物中に吸収
された硝酸塩は、モリブデンにより亜硝酸を経てアンモ
ニアからアミノ酸さらにはタンパク質へと反応が進めら
れ、無害化されることが知られている。
【００１５】本発明の植物成分調整剤は、植物用葉面散
布剤として使用することができる。植物用葉面散布剤と
して使用する際には、たとえば植物成分調整剤（原液）
を２００〜５００倍に希釈して調整できる。また、本発
明の植物用葉面散布剤は、これに含まれる元素の種類あ
るいはその濃度によって調整の順序が考慮される。たと
えば、元素としてカルシウム、モリブデン、銅、亜鉛お
よびマンガンが含まれる場合には、カルシウム化合物を
溶解した後、モリブデン化合物を溶解して溶液を調整
し、さらにこの溶液に、銅、亜鉛またはマンガンなどの
化合物の水溶液を混合することが望ましい。
布剤として使用することができる。植物用葉面散布剤と
して使用する際には、たとえば植物成分調整剤（原液）
を２００〜５００倍に希釈して調整できる。また、本発
明の植物用葉面散布剤は、これに含まれる元素の種類あ
るいはその濃度によって調整の順序が考慮される。たと
えば、元素としてカルシウム、モリブデン、銅、亜鉛お
よびマンガンが含まれる場合には、カルシウム化合物を
溶解した後、モリブデン化合物を溶解して溶液を調整
し、さらにこの溶液に、銅、亜鉛またはマンガンなどの
化合物の水溶液を混合することが望ましい。
【００１６】成分元素の大部分は難水溶性酸化物として
存在するので、これらの成分を一度に加えたり、また添
加順序によっては沈殿を生じやすく、一度生じた沈殿は
希釈しても溶解しにくい。
存在するので、これらの成分を一度に加えたり、また添
加順序によっては沈殿を生じやすく、一度生じた沈殿は
希釈しても溶解しにくい。
【００１７】本発明の植物成分調整剤は、葉面散布剤と
しての使用に限定されず、植物が植えられた土中に所定
の濃度で所定の回数、施すこともできる。また、植物用
葉面散布剤は、１回もしくは複数回にわたって用いるこ
とができる。
しての使用に限定されず、植物が植えられた土中に所定
の濃度で所定の回数、施すこともできる。また、植物用
葉面散布剤は、１回もしくは複数回にわたって用いるこ
とができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】次に、本発明の植物成分調整剤の
具体的な組成および製造方法について説明する。
具体的な組成および製造方法について説明する。
【００１９】（植物成分調整剤の製造方法）植物成分調
整剤を２０ｋｇ製造する方法を以下に述べる。 液； 水4,640gに、キトサン100g、および塩酸60gを
加えて溶液を作る。 液； 水4,461gに、塩化カルシウム２水和物（CaCl2・
2H2O）539gを加えて溶液を作る。 液； 水4,580gに、キトサン100g、および乳酸120gを
加えて溶液を作る。 液； 水3,530gに、モリブデン酸アンモニウム４水和
物（（NH4）6Mo7O24・4H2O）370g、乳酸1 ,100gを加えて
溶液を作る。 液； 水349.08g中に硫酸銅５水和物（CuSO4・5H2O）1
5.72g、硫酸亜鉛７水和物（ZnSO4・７H2O）17.6g、およ
び硫酸マンガン５水和物（MnSO4・５H2O）17.6gを加えて
溶液を作る。 液； 液と液とを混合する。 液； 液と液とを混合する。 液とと混合し、これに液を加えて混合し、本発明
の植物成分調整剤を作成する。
整剤を２０ｋｇ製造する方法を以下に述べる。 液； 水4,640gに、キトサン100g、および塩酸60gを
加えて溶液を作る。 液； 水4,461gに、塩化カルシウム２水和物（CaCl2・
2H2O）539gを加えて溶液を作る。 液； 水4,580gに、キトサン100g、および乳酸120gを
加えて溶液を作る。 液； 水3,530gに、モリブデン酸アンモニウム４水和
物（（NH4）6Mo7O24・4H2O）370g、乳酸1 ,100gを加えて
溶液を作る。 液； 水349.08g中に硫酸銅５水和物（CuSO4・5H2O）1
5.72g、硫酸亜鉛７水和物（ZnSO4・７H2O）17.6g、およ
び硫酸マンガン５水和物（MnSO4・５H2O）17.6gを加えて
溶液を作る。 液； 液と液とを混合する。 液； 液と液とを混合する。 液とと混合し、これに液を加えて混合し、本発明
の植物成分調整剤を作成する。
【００２０】以上の方法で得られた植物成分調整剤は、
以下の成分を有する。（ ）内の数値は、各成分の好ま
しい割合の範囲を示す。
以下の成分を有する。（ ）内の数値は、各成分の好ま
しい割合の範囲を示す。
【００２１】 成分含有量（割合の範囲） モリブデン １重量％（０．５〜３重量％） カルシウム ０．５重量％（０．１〜２重量％） 銅 ０．０２重量％（０．０１〜０．０５重量％） 亜鉛 ０．０２重量％（０．０１〜０．０５重量％） マンガン ０．０２重量％（０．０１〜０．０５重量％） アンモニウムイオン ０．１６重量％（０．１〜０．５重量％） キトサン（分子量１万〜２万） １重量％（０．５〜５重量％） 次に、本発明に係る植物用葉面散布剤をほうれん草に用
いてその育成状態を調べた。また比較のために、本発明
の植物用葉面散布剤を用いないものについても育成状態
を調べた。
いてその育成状態を調べた。また比較のために、本発明
の植物用葉面散布剤を用いないものについても育成状態
を調べた。
【００２２】試験法；上述の方法で得られた本発明の植
物成分調整剤を２００倍に希釈して、本発明の植物用葉
面散布剤を調整した。この植物用葉面散布剤を、収穫２
週間前と一週間前の２回において、１ｍ2当たり２００
ｍｌの量で葉面散布して、ほうれん草を育成した。ま
た、比較のために、本発明の植物用葉面散布剤を使用し
ない以外は同様にして、対照区においてほうれん草およ
びキャベツを育成した。その結果、得られた作物につい
て、（１）葉緑素含有量、（２）硝酸基含有量、（３）
カルシウム含有量、（４）糖度、および（５）生産量に
ついて、それぞれ調べた。その結果を以下に示す。
物成分調整剤を２００倍に希釈して、本発明の植物用葉
面散布剤を調整した。この植物用葉面散布剤を、収穫２
週間前と一週間前の２回において、１ｍ2当たり２００
ｍｌの量で葉面散布して、ほうれん草を育成した。ま
た、比較のために、本発明の植物用葉面散布剤を使用し
ない以外は同様にして、対照区においてほうれん草およ
びキャベツを育成した。その結果、得られた作物につい
て、（１）葉緑素含有量、（２）硝酸基含有量、（３）
カルシウム含有量、（４）糖度、および（５）生産量に
ついて、それぞれ調べた。その結果を以下に示す。
【００２３】（１）ほうれん草の葉緑素含有量を、以下
の２つの部分でそれぞれ公知の方法で測定した。
の２つの部分でそれぞれ公知の方法で測定した。
【００２４】
【表１】
【００２５】
【表２】
【００２６】（２）ほうれん草の硝酸基含有量（３個平
均値）を公知の方法で測定した。
均値）を公知の方法で測定した。
【００２７】
【表３】
【００２８】（３）キャベツのしぼり汁中のカルシウム
含有量（３個平均値）を公知の方法で測定した。
含有量（３個平均値）を公知の方法で測定した。
【００２９】
【表４】
【００３０】
【表５】
【００３１】以上の表４および表５の結果より、カルシ
ウムは古い葉に集まるといわれるが、本発明の植物用葉
面散布剤の使用により、新芽にもカルシウムが多く含有
されることが判明した。
ウムは古い葉に集まるといわれるが、本発明の植物用葉
面散布剤の使用により、新芽にもカルシウムが多く含有
されることが判明した。
【００３２】（４）キャベツの糖度（ブリックス）を公
知の方法で測定した。
知の方法で測定した。
【００３３】
【表６】
【００３４】（５）キャベツの生産量を測定した（２０
個の生産量平均値）。
個の生産量平均値）。
【００３５】
【表７】
【００３６】以上の表１〜表７の結果より、（１）葉緑
素含有量、（２）硝酸基含有量、（３）カルシウム含有
量、（４）糖度、および（５）生産量のいずれにおいて
も、本発明の植物用葉面散布剤を用いることにより、こ
れを用いない場合に比べて格段に良好な結果が得られ
た。
素含有量、（２）硝酸基含有量、（３）カルシウム含有
量、（４）糖度、および（５）生産量のいずれにおいて
も、本発明の植物用葉面散布剤を用いることにより、こ
れを用いない場合に比べて格段に良好な結果が得られ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ａ０１Ｎ 63/00 Ａ０１Ｎ 63/00 Ａ (71)出願人 398054269 武藤 雅之 奈良県奈良市南京終町一丁目108番地の１ 奈良ガーデンハイツ404号 (72)発明者 渋谷 政夫 千葉県松戸市常盤平四丁目７番７号 (72)発明者 伊東 美知男 茨城県取手市白山八丁目12番35号 (72)発明者 武藤 雅之 奈良県奈良市南京終町一丁目108番地の１ 奈良ガーデンハイツ404号 Ｆターム(参考） 2B022 BA01 BA11 DA19 4H011 AB03 BA01 BA06 BB06 BB18 BB19 BC18 DA13 DD03 DF04 DH10
Claims (12)
- 【請求項１】 キトサンと葉緑素生成促進剤とを、溶液
状態で含む、植物成分調整剤。 - 【請求項２】 請求項１において、 前記葉緑素生成促進剤は、銅、亜鉛およびマンガンから
選択される少なくとも一種である、植物成分調整剤。 - 【請求項３】 請求項１または２において、 前記葉緑素生成促進剤は、０．００５〜１．５重量％の
割合で含まれる、植物成分調整剤。 - 【請求項４】 請求項１〜３のいずれかにおいて、 前記キトサンは、分子量１０万〜５００万のものを主成
分とする、植物成分調整剤。 - 【請求項５】 請求項４において、 前記キトサンは、分子量２０万〜２００万のものを主成
分とする、植物成分調整剤。 - 【請求項６】 請求項１〜５のいずれかにおいて、 前記キトサンは、０．５〜５重量％の割合で含まれる、
植物成分調整剤。 - 【請求項７】 請求項１〜６のいずれかにおいて、 さらに、カルシウム成分を含む、植物成分調整剤。
- 【請求項８】 請求項７において、 前記カルシウム成分は、０．１〜２重量％の割合で含ま
れる、植物成分調整剤。 - 【請求項９】 請求項１〜８のいずれかにおいて、 さらに、モリブデン成分を含む、植物成分調整剤。
- 【請求項１０】 請求項９おいて、 前記モリブデン成分は、０．５〜３重量％の割合で含ま
れる、植物成分調整剤。 - 【請求項１１】 請求項１〜１０のいずれかに記載の植
物成分調整剤を含む、植物用葉面散布剤。 - 【請求項１２】 請求項１１おいて、 前記植物成分調整剤は、２００〜５００倍に希釈され
た、植物用葉面散布剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000122245A JP2001340025A (ja) | 2000-03-29 | 2000-04-24 | 植物成分調整剤およびこれを用いた植物用葉面散布剤 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000091897 | 2000-03-29 | ||
| JP2000-91897 | 2000-03-29 | ||
| JP2000122245A JP2001340025A (ja) | 2000-03-29 | 2000-04-24 | 植物成分調整剤およびこれを用いた植物用葉面散布剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001340025A true JP2001340025A (ja) | 2001-12-11 |
Family
ID=26588755
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000122245A Withdrawn JP2001340025A (ja) | 2000-03-29 | 2000-04-24 | 植物成分調整剤およびこれを用いた植物用葉面散布剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001340025A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005032258A1 (ja) * | 2003-10-06 | 2005-04-14 | Showa Denko K.K. | 栽培植物中の硝酸塩含有量低減用組成物 |
| JP2006304777A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-11-09 | Eisai Seikaken Kk | 高機能性植物の栽培法 |
| JP2008263892A (ja) * | 2007-04-23 | 2008-11-06 | Yukijirushi Shubyo Kk | 亜鉛高含有イネ |
| JP2008263894A (ja) * | 2007-04-23 | 2008-11-06 | Yamamoto Tadanobu Shoten:Kk | 亜鉛高含有ソバ |
| CN108935413A (zh) * | 2018-08-24 | 2018-12-07 | 浙江大学 | 一种基于植物空间处方图的叶面药喷施的装置及方法 |
| KR20210025780A (ko) * | 2019-08-28 | 2021-03-10 | 주식회사 창해산업 | 김양식용 활성처리제 |
-
2000
- 2000-04-24 JP JP2000122245A patent/JP2001340025A/ja not_active Withdrawn
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