JP2001339193A - 電磁波吸収体 - Google Patents

電磁波吸収体

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JP2001339193A
JP2001339193A JP2000160936A JP2000160936A JP2001339193A JP 2001339193 A JP2001339193 A JP 2001339193A JP 2000160936 A JP2000160936 A JP 2000160936A JP 2000160936 A JP2000160936 A JP 2000160936A JP 2001339193 A JP2001339193 A JP 2001339193A
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Michiharu Ogawa
道治 小川
Kazuhisa Tsutsui
和久 筒井
Hiroshi Endo
博司 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】樹脂基材に軟磁性金属粉末を混練する際の混練
性及び成形性が良好であって、生産性の高い射出成形法
によって容易に三次元の複雑な形状に成形することがで
き、低コストで尚且つ電磁波吸収特性にも優れた電磁波
吸収体を提供する。 【解決手段】アスペクト比が5未満の球状の軟磁性金属
粉末14を、耐熱性が100℃以上の熱可塑性樹脂12
中に分散させて電磁波吸収体10を構成する。ここで軟
磁性金属粉末としては純鉄,Fe−Si合金,Fe−C
o合金,Fe−Ni合金,Fe−Al合金,Fe−Cr
合金,Fe−Si−Al合金,Fe−Cr−Si合金,
Fe−Cr−Al合金から選ばれた粉末を、またD50
で表される平均粒径が100μm以下のものを用いるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子機器等に好適
に使用される電磁波吸収体、特に樹脂中に軟磁性金属粉
末を分散させて成る電磁波吸収体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エレクトロニクスの急激な進歩に
より電子機器の小型化,高周波化が進んでいる。これに
伴いEMC(Electromagnetic compatibility:電磁環
境適合性)の問題が深刻になって来ている。そこで電磁
波を遮断するために樹脂にメッキ処理を施したり、或い
はFe−Ni合金等の金属板を用いたりすることが行わ
れている。しかしながらメッキ処理された製品は樹脂と
メッキとが分離できないため再利用が難しく、またメッ
キ処理品やFe−Ni合金等の金属板は電磁波を反射し
てしまい、他の機器への電磁波の影響の問題を惹起して
しまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この問題に対する対策
の1つとして電磁波吸収体の利用が考えられる。ここで
電磁波吸収体は、従来主としてゴムを基材としてその内
部に軟磁性金属粉末を分散させ、柔軟性を有するシート
形状に成形して、これを電磁波発生源に貼り付けるなど
して電磁波によるノイズを減少するようにしていた。
【0004】しかしながらこのようなシート状の電磁波
吸収体の場合、使用できる箇所が平面等に限定されてし
まい、複雑な形状を有する部分への使用が困難である問
題がある。そこで電磁波吸収体を、生産性が高く且つ三
次元の複雑な形状であっても容易に成形できる射出成形
等による成形が可能なものとすることが望ましいが、従
来の電磁波吸収体の場合そういったことが困難であっ
た。
【0005】その理由は次のようなものである。従来の
電磁波吸収体の場合、アトマイズ法等によって軟磁性金
属粉末を製造し、これをボールミル等の粉砕装置によっ
て所定時間かけて押し潰し、扁平化(通常アスペクト比
が10以上の扁平粉)した上で、これをゴムや樹脂基材
中に練り込むようにしている。このように軟磁性金属粉
末を一旦扁平化した上でゴムや樹脂基材中に練り込むよ
うにしているのは、軟磁性金属粉末としてこのような扁
平粉を用いた方が、電磁波吸収特性を高めることができ
るからである。
【0006】しかしながら一方においてこのような扁平
粉はゴム,樹脂基材中に練り込む際に混練性が悪く、従
って軟磁性金属粉末を高含量で基材中に均一に分散状態
に含有させることが難しく(樹脂の場合従来最大でも粉
末含有量は約45容量%が限度である)、また特に熱可
塑性樹脂基材中に軟磁性金属粉末を含有させる場合にお
いて、その流動性が大きく低下するため、上記のような
射出成形等によって三次元の複雑な形状にこれを成形す
ることが困難となるのである。
【0007】また従来にあってはアトマイズ法等によっ
て製造した軟磁性金属粉末を、その後において粉砕装置
により所定時間かけて押し潰し扁平化する工程が必要で
あることから、上記のように混練性が悪く、加えて流動
性が低く、成形もまた困難であること等と相俟って電磁
波吸収体の製造コストが高いといった問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁波吸収体は
このような課題を解決するために案出されたものであ
る。而して請求項1のものは、アスペクト比が5未満の
球状の軟磁性金属粉末を、耐熱性が100℃以上の熱可
塑性樹脂中に分散させたことを特徴とする。
【0009】請求項2のものは、請求項1において、前
記軟磁性金属粉末が、純鉄,Fe−Si合金,Fe−C
o合金,Fe−Ni合金,Fe−Al合金,Fe−Cr
合金,Fe−Si−Al合金,Fe−Cr−Si合金,
Fe−Cr−Al合金から選ばれた粉末であることを特
徴とする。
【0010】請求項3のものは、請求項1,2の何れか
において、前記軟磁性金属粉末が、D50で表される平
均粒径が100μm以下のものであることを特徴とす
る。
【0011】請求項4のものは、請求項1〜3の何れか
において、前記電磁波吸収体が電子部品を包み込む状態
に成形した成形品であることを特徴とする。
【0012】請求項5のものは、請求項4において、前
記電子部品が電子回路であって複数の層に積層されてお
り、該積層された電子回路全体を前記成形品が包み込ん
でいることを特徴とする。
【0013】
【作用及び発明の効果】上記のように本発明は、アスペ
クト比が5未満の球状の軟磁性金属粉末を樹脂中に分散
状態に含有させて電磁波吸収体を構成するもので、本発
明に従えば、軟磁性金属粉末を樹脂基材に混練する際の
混練性が良好となり、また混練中の発熱・分解が低減さ
れ、良好な樹脂組成物、即ち電磁波吸収体を得ることが
できる。またその混練物を所定形状に成形するに際して
成形性(流動性)が良好であり、従ってこれを射出成形
等によって生産性高く且つ三次元の複雑な形状にも容易
に成形することができるようになる。
【0014】また本発明では軟磁性金属粉末として球状
のものを用いることから、従来の電磁波吸収体における
ような扁平化処理の工程が不要となり、電磁波吸収体製
造のための工数を削減でき、上記混練性,成形性が良好
であることと相俟って電磁波吸収体の製造コストを低コ
スト化することができる。尚ここで球状粉とは完全球状
(アスペクト比1)に近いものほど望ましいが、必ずし
も完全球状である必要はなく、これに近い形状の粉末で
あれば良い。要するにアスペクト比が5未満のものであ
れば良い。
【0015】本発明では、軟磁性金属粉末を含有させる
べき基材として耐熱性が100℃以上の熱可塑性樹脂を
用いる。電子機器等の電磁波吸収体として用いる場合、
発熱部では100℃付近まで温度が上昇する。ここにお
いて本発明では熱可塑性樹脂として耐熱性が100℃以
上のものを用いているため、その発熱によって電磁波吸
収体が歪んだり変形したりしてしまうのを良好に防止す
ることができる。更にまたエポキシ樹脂等の熱硬化性樹
脂の場合、一度成形すると再利用することが難しいが、
本発明では熱可塑性樹脂を用いているためその再利用が
可能である特長がある。
【0016】ここで上記軟磁性金属粉末は、電磁波吸収
体全体を100としたとき5〜80容量%の量で含有さ
せておくのが良い。5容量%未満であると電磁波吸収特
性が悪化し、また80容量%を超えると混練性及び成形
性が低下してしまう。望ましくは10〜70容量%であ
り、特に望ましいのは30〜60容量%である。
【0017】本発明で使用する熱可塑性樹脂としては、
例えばポリアミド,ポリアセタール,ポリカーボネー
ト,ポリブチレンテレフタレート,ポリエチレンテレフ
タレート,シンジオタクチック・ポリスチレン,ポリエ
ーテルサルホン,ポリフェニレンサルファイド,ポリエ
ーテルエーテルケトン,ポリエーテルニトリル,ポリサ
ルホン,ポリアリレート,ポリアミドイミド,ポリエー
テルイミド又は液晶ポリマー等の耐熱性が100℃以上
を有するものを用いることができる。
【0018】本発明においては、上記軟磁性金属粉末と
して純鉄,Fe−Si合金,Fe−Co合金,Fe−N
i合金,Fe−Al合金,Fe−Cr合金,Fe−Si
−Al合金,Fe−Cr−Si合金,Fe−Cr−Al
合金の何れか1種若しくは2種以上を好適に用いること
ができる(請求項2)。
【0019】またその粒径としてはD50で表される平
均粒径が100μm以下のものが良い(請求項3)。こ
こでD50とあるのは、レーザ回折法を基本原理とした
粒度分布測定器で粒径の小さい方から順次累積し、その
累積量が50%であるときの粒径をD50で表してい
る。尚ここで言う粒径は、軟磁性金属粉末粒子のそれぞ
れを球形に換算した場合の粒径を意味している。
【0020】本発明においてD50で表される平均粒径
を100μm以下とするのは、これよりも粒径が大きい
と混練し辛く、従って製造性が悪化すること、また電磁
波吸収体としては軟磁性金属粉末の分散性が良くないと
電磁波吸収効果が小さく、而して平均粒径を100μm
以下とすることで電磁波吸収体としての吸収特性を良好
となし得るからである。尚望ましい下限値は1.0μm
である。
【0021】本発明では、軟磁性金属粉末をカップリン
グ剤でカップリング処理することにより、軟磁性金属粉
末と熱可塑性樹脂との相溶性,密着性及び分散性を改善
でき、望ましい。ここでカップリング剤としては、例え
ばアミノ系,ウレイド系,エポキシ系,イソシアネート
系,ビニル系,メタクリル系,メルカプト系等のシラン
カップリング剤を好適に使用することができる。
【0022】そのカップリング剤の量としては、軟磁性
金属粉末100重量部に対して0.1〜10重量部とす
るのが良い。0.1重量部未満であると結合効果が低下
し易く、また10重量部を超えると相対的に熱可塑性樹
脂が少なくなって樹脂特性の低下を招く。但しカップリ
ング剤の添加量は軟磁性金属粉末の粒径や比表面積によ
って最適な量が異なるため、適宜調整することができ
る。尚望ましいのは軟磁性金属粉末100重量部に対し
0.3〜5重量部であり、更に望ましいのは0.5〜3
重量部である。
【0023】次に請求項4のものは、請求項1〜3の何
れかの電磁波吸収体を電子部品を包み込む状態に成形し
て成る成形品となしたもので、この場合、電子機器の構
成部品(例えばケース,コネクタ,ソケット,基板)等
を電磁波吸収体自体で作製できるため、別途電磁波吸収
体シートを作製してこれを電子部品を包み込むように貼
り付けたり、巻き付けたりする必要がなく、そのコスト
ダウンを実現できる。
【0024】この場合において上記電子部品としての電
子回路を複数の層に積層し、その積層した電子回路全体
を包むように成形品を構成することができる(請求項
5)。本発明ではまた、伝送線を包み込む状態に電磁波
吸収体を成形することができ、このようにした場合、伝
送線における伝送ノイズを良好に抑制できる。
【0025】
【実施の形態】次に本発明の実施の形態を以下に説明す
る。図1において、10は電磁波吸収体の成形品であっ
て、熱可塑性樹脂12中に軟磁性金属粉末14を均一に
分散させてある。ここで電磁波吸収体の成形品10は、
CPU等の電子部品16の全体及びこれに接続された伝
送線18の一部を包み込む状態に成形してある。
【0026】図2は電磁波吸収体の他の成形品の例を示
したもので、同図中20はその成形品であり、上記実施
例と同様熱可塑性樹脂12中に軟磁性金属粉末14を均
一に分散させてある。同図において22は電子回路であ
って、それぞれ同図に示しているように積層状態とされ
ており、それら全体を包み込む形態で成形品20が成形
されている。
【0027】図3は電磁波吸収体の更に他の成形品の例
を示したもので、同図中24はその成形品を表してい
る。この成形品24は熱可塑性樹脂12中に軟磁性金属
粉末14を均一に分散させてあり、伝送線18を包み込
む状態に成形されている。
【0028】
【実施例】実施例1として、アトマイズ法で製造した球
状粉(金属種:Fe−7Cr−9Al、アスペクト比:
1.5、平均粒径D50:17.8μm)と、熱可塑性
樹脂であるポリアミドとを種々の割合で混合し、以下の
条件、即ち東洋精機製ラボプラストミルを用いて230
℃で溶融混練し、その際の混練トルクを測定した。また
比較例1として、扁平化処理した扁平粉(金属種:Fe
−7Cr−9Al、アスペクト比:8.0、平均粒径D
50:33.8μm)についても同様の条件で混練試験
し、混練トルクを測定した。その結果が図4に示してあ
る。
【0029】同図に示しているように実施例1の場合低
い混練トルクを示し、混練性が良好であるのに対し、比
較例1の扁平粉の場合、タップ密度が2g/cm以下
と低いため飛散し易く、また空気を巻き込み易く、実施
例1と比較して混練性が非常に悪いものであった。
【0030】次に、表1に示す軟磁性金属粉末にアミノ
系シランカップリング剤を1重量%添加し、万能混合撹
拌機にて撹拌・混合した。その後乾燥器に入れて130
℃で3時間の乾燥処理を施した。このカップリング処理
した軟磁性金属粉末とポリアミドとを配合した。その
後、押出機にて混練温度200〜230℃で溶融混練
し、ペレット状組成物を得た。そしてその際の混練性の
良否を調べたところ、表1のような結果が得られた。
【0031】
【表1】
【0032】同表に示しているように実施例2,実施例
3のものは粉末形状が球状であり混練性に優れたもので
あって、良好なペレット状組成物が得られた。これに対
し比較例2のものは、粉末形状が扁平形状であることか
ら混練性が悪く、良好なペレット状組成物が得られなか
った。
【0033】上記実施例2,実施例3及び比較例2のも
のについて流動性を調査するため、島津製作所製フロー
テスターを用いて温度250℃、ダイL(長さ)5mm
×D(直径)2mm、シリンダ圧力1.96MPaの条
件でペレット状組成物の粘度を測定した。その結果が表
2に示してある。
【0034】
【表2】
【0035】同表に示しているように、実施例2,実施
例3のものは粉末形状が球状であり流動性が良好であっ
たが、比較例2のものについては粉末形状が扁平形状で
あることから流動性の悪いものであった。即ち本実施例
のものは成形性が良好であり、従って上記図1〜3に示
す成形品10,20,24を良好に射出成形することが
できる。
【0036】表3に示す実施例4,実施例5,実施例6
及び比較例3,比較例4について、上記と同様の条件で
ペレット状組成物を製造し、射出成形機を用いてシリン
ダ温度230〜270℃、金型温度80℃で引張試験片
(4mm厚)を得た。ここで実施例4は球状粉を55容
量%含有しており、実施例5は球状粉を更に62容量%
含有している。また比較例3は扁平粉をその限界の含有
量である45容量%含有している。
【0037】
【表3】
【0038】これら実施例4,実施例5及び比較例3に
ついてヒューレットパッカード製ネットワーク・アナラ
イザを用いて透磁率を測定した。その結果が図5及び図
6に示してある。
【0039】電磁波吸収体における電磁波吸収特性を表
す指標として以下の式(1)で表される複素透磁率の実
数部μ′及び損失部μ″が用いられており、ここではそ
のμ′,μ″を測定して図5及び図6に示した。
【0040】
【数1】
【0041】これら図5,図6に示しているように、球
状粉を用いた実施例4のものは扁平粉を用いた比較例3
のものとほぼ同等の透磁率を示し、また粉末含有量の高
い実施例5については1GHz以下で優れた透磁率を示
した。
【0042】次に表3に示す実施例6及び比較例4につ
いて上記と同様にしてペレット状組成物を製造し、射出
成形機を用いてシリンダ温度230〜270℃、金型温
度80℃で外径12mm,内径8.5mm,長さ16m
mの円筒形成形品を得た。ここで実施例6は球状粉を4
5容量%含有している。
【0043】これらについてヒューレット・パッカード
製インピーダンス・アナライザを用いてφ0.5mm,
長さ50mmのCu線を使用し、ターン数1でインピー
ダンスを測定した。その結果が図7に示してある。同図
に示しているように、実施例6の成形品は500MHz
以上で高いインピーダンスを示し、高周波領域で伝送ノ
イズ抑制に効果があることが分る。
【0044】以上本発明の実施例を詳述したがこれらは
あくまで一例示であり、本発明は例えば軟磁性金属粉末
の種類,その含有比率,形態及びサイズについて様々な
ものを用いることが可能であり、更に熱可塑性樹脂につ
いても耐熱性が100℃以上を有する各種の熱可塑性樹
脂を用いることが可能である。また本発明は上記例示し
た成形品以外の他の様々な用途,形態の成形品に適用す
ることが可能であるなど、本発明はその主旨を逸脱しな
い範囲において種々変更を加えた形態で構成可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電磁波吸収体の成形品
を示す図である。
【図2】本発明の他の実施例の電磁波吸収体の成形品を
示す図である。
【図3】本発明の更に他の実施例の電磁波吸収体の成形
品を示す図である。
【図4】本発明の一実施例の粉末含有量と混練トルクと
の関係を比較例とともに示す図である。
【図5】本発明の一実施例の周波数と透磁率μ′との関
係を比較例とともに示す図である。
【図6】本発明の一実施例の周波数と透磁率μ″との関
係を比較例とともに示す図である。
【図7】本発明の一実施例の周波数とインピーダンスと
の関係を比較例とともに示す図である。
【符号の説明】
10,20,24 電磁波吸収体の成形品 12 熱可塑性樹脂 14 軟磁性金属粉末 16 電子部品 18 伝送線 22 電子回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 1/33 H01F 1/00 C H01Q 17/00 1/14 A Fターム(参考) 4J002 AA001 DC006 FD206 GQ00 5E040 AA11 BB04 CA13 NN01 NN04 5E041 AA01 AA02 AA03 AA04 AA05 BB04 CA06 NN01 NN04 5E321 AA22 BB21 BB33 BB53 GG05 GG07 GG11 5J020 EA02 EA04 EA08 EA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスペクト比が5未満の球状の軟磁性金
    属粉末を、耐熱性が100℃以上の熱可塑性樹脂中に分
    散させたことを特徴とする電磁波吸収体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記軟磁性金属粉末
    が、純鉄,Fe−Si合金,Fe−Co合金,Fe−N
    i合金,Fe−Al合金,Fe−Cr合金,Fe−Si
    −Al合金,Fe−Cr−Si合金,Fe−Cr−Al
    合金から選ばれた粉末であることを特徴とする電磁波吸
    収体。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記軟
    磁性金属粉末が、D 50で表される平均粒径が100μ
    m以下のものであることを特徴とする電磁波吸収体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記電
    磁波吸収体が電子部品を包み込む状態に成形した成形品
    であることを特徴とする電磁波吸収体。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記電子部品が電子
    回路であって複数の層に積層されており、該積層された
    電子回路全体を前記成形品が包み込んでいることを特徴
    とする電磁波吸収体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005150149A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd 表示装置
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