JP2001338427A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2001338427A
JP2001338427A JP2000159542A JP2000159542A JP2001338427A JP 2001338427 A JP2001338427 A JP 2001338427A JP 2000159542 A JP2000159542 A JP 2000159542A JP 2000159542 A JP2000159542 A JP 2000159542A JP 2001338427 A JP2001338427 A JP 2001338427A
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objective lens
weight
optical
optical disk
unit
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Hiromitsu Mori
弘充 森
Takeshi Nakao
武司 仲尾
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスク装置、特に外部音声を録音するマイ
クを内蔵した光ディスク装置において、光ピックアップ
の薄型化と搭載される対物レンズ駆動ユニットの加速性
能の維持を図りながら動作時の発生音を低減し、動作発
生音を低減した光ディスク装置を提供する。 【解決手段】光ディスク装置において、対物レンズ駆動
ユニットのベースプレート102はマグネット103を
取り付けるヨーク104部と一体で構成され、接着部1
06によりキャリッジケース105と固定されている。
ウェイト107は穴301に2本のネジ108を通して
ベースプレート102にネジ止めされる。キャリッジケ
ース105はその底面部105aに肉厚がない構造とし
て、光ピックアップを薄型化するとともに、マグネット
103の高さを最大限にとって対物レンズ駆動ユニット
の加速性能を維持し、さらにヨーク104底面にウェイ
ト107の取付けを可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク媒体にレー
ザ光を照射して情報の記録または再生を行う光ディスク
装置に係わり、特に録音機能を内蔵した光ディスク装置
に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】現在、パソコン等の外部情報記憶装置と
して大容量のリムーバブル媒体である光ディスク装置
(MO、DVD-ROM、DVD-RAM 、CD-ROM、CD-R等)が製品化
されており、例えばMO、DVD-RAM装置の場合を例にとる
と、筐体の内部に配置されたドライブ部は概略以下に示
すような構成になっている。 開口部分がシャッタで覆
われたカートリッジをドライブ内部に挿入すると、内部
に設けられたローディング機構によりシャッタが開いて
ディスク媒体が現れるようになっており、このディスク
媒体に対向して情報記録面に光スポットを照射するため
の光ピックアップが備えられ、スピンドルモータに固定
されて回転するディスク媒体に光スポットを照射して信
号の記録または再生を行うようになっている。
【0003】上記光ピックアップはレーザ光源部、レー
ザ光源部から出射したレーザ光をディスク媒体に照射す
るプリズム、対物レンズ等の光学素子部、光ディスクか
らの反射光を検出して電気信号に変換する光検出部等か
らなる光学系と、対物レンズを含み、光スポットの焦点
をディスク記録媒体面の目標位置に保持するための対物
レンズ駆動ユニット等で構成されている。この対物レン
ズ駆動ユニットは回転するディスク媒体の面振れ量に応
じて対物レンズを光軸方向に微小移動させるとともに、
トラック位置ずれ量に応じて対物レンズをディスク媒体
のトラック方向に微小移動させるようになっている。こ
のような対物レンズ駆動ユニットの構成例は特開平6−
139599号公報に開示されている。
【0004】以上説明した光ディスク装置は現在のとこ
ろ、パソコン等の情報機器とケーブルを介して接続され
る、あるいはノートパソコン等の情報機器に内蔵される
等の形態で使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在、光ディスク装置
は上記従来技術で説明した形態で使用される装置であ
り、外部音声を録音するためのマイクを内蔵した光ディ
スク装置は実現されていない。この新しいタイプの光デ
ィスク装置として、例えば、デジタル動画・静止画映像
が撮影な可搬型の光ディスクカメラ装置( DVD-RAMを使
用 )が提案されている。この装置は(a)静止画および動
画が記録でき、ランダムアクセスが可能、(b)ディスク
媒体はカートリッジに収納され、さらにこのディスク媒
体はカートリッジから取り出しが可能、といった特徴を
備えている。
【0006】さて、上記の録音用マイクを内蔵した光デ
ィスクカメラ装置において、筆者らは従来の光ディスク
装置ではほとんど問題にならなかった新たな課題が生じ
ることを見い出した。その課題に関する背景を以下に説
明する。上記光ディスクカメラ装置では、筐体内部に撮
影光学系、録音用マイク、光ディスクドライブ、信号処
理回路等のコンポーネントが実装され、装置全体をコン
パクトにするために光ディスクドライブに近接して録音
用マイクが配置されており、さらにユーザに近接して使
用されることになる。この光ディスクドライブを動作さ
せたところ、以下に示すような課題が生じることがわか
った。
【0007】(1)録音用マイクに数KHz〜10KHzの周波
数帯域でピークをもつ動作音が飛び込むことによってマ
イクの周波数特性が劣化し、再生音質が劣化する。 (2)装置の筐体から数KHz〜10KHzの周波数帯域でピー
クをもつ動作音が漏れ、聴覚上耳障りとなる。
【0008】上記動作音の発生原因を様々な角度から検
討したところ、数KHz〜10KHz帯域の動作音が発生する主
要因の1つとして、ディスク面に対向して配置された光
ピックアップに搭載された対物レンズ駆動ユニットがフ
ォーカス、トラッキング動作することによって発生する
ことがわかった。従来の光ディスク装置では上記対物レ
ンズ駆動ユニットが動作することによって発生する数KH
z〜10KHz帯域の動作音が問題となることはほとんどな
く、ディスクを回転させるスピンドルモータの起動ある
いは偏重心をもったディスクの回転に伴う振動によって
引き起こされる発生音が主な問題となっており、この発
生音はディスクの基本回転数に同期した周波数で1KHz以
下である場合が多い。
【0009】ここで、上記のマイクを内蔵した光ディス
クカメラ装置に当初搭載した対物レンズ駆動ユニットの
構成を図22を用いて説明する。本図の上段は上面図
を、下段はB−B断面図を示している。
【0010】2001はPPS樹脂、LCP樹脂等のエ
ンジニアリングプラスチックで形成されたレンズホルダ
であり、このレンズホルダ2001の先端部には対物レ
ンズ2002が取り付けられている。レンズホルダ20
01の内部にはフォーカス駆動コイル2003とトラッ
キング駆動コイル2004が接着され、これらの駆動コ
イル2003、2004に対向してヨーク2005とと
もにマグネット2006が配置されている。レンズホル
ダ2001の左右側面には例えばりん青銅、べリリウム
銅等の細い金属線からなる断面が円形あるいは矩形形状
等の4本のサスペンション2007の一端が取り付けら
れ、この4本のサスペンション2007の他端はサスペ
ンションホルダ2008に取り付けられた基板2009
に半田付け等の手段により取り付けられ、サスペンショ
ンホルダ2008はユニットベース2010に接着固定
される。この状態で対物レンズ2002を含むレンズホ
ルダ2001は光ディスクの面振れ方向(Z方向)と半
径方向(Y方向)に平行移動可能に支持される。
【0011】また、上記ヨーク2005はプレス成形に
よりユニットベース2010と一体で構成されており、
このユニットベース2010は図示していない光学系を
搭載したキャリッジケース2011に接着部2012に
より固定される。前記フォーカス駆動コイル2003、
トラッキング駆動コイル2004に通電制御することに
よって対物レンズ2002を保持するレンズホルダ20
01がフォーカス方向(Z方向)あるいはトラッキング
方向(Y方向)に駆動する。なお、上記対物レンズ駆動
ユニットではこれを搭載する光ピックアップを薄型化
し、かつ加速性能を高くとるためヨーク2005、マグ
ネット2006の高さを可能な限りとる必要があり、こ
のためキャリッジケース2011は底面の肉を無くした
構造としている。
【0012】以上述べたように、この対物レンズ駆動ユ
ニットが動作することによって発生する数KHz〜10KHz帯
域の動作音は、録音用マイクを内蔵した光ディスクカメ
ラ装置を実現する上で従来の光ディスク装置ではほとん
ど考えられていなかった新たな課題であり、この数KHz
〜10KHz帯域の動作音を低減するためには上記対物レン
ズ駆動ユニットの動作発生音を低減することが重要な課
題となる。
【0013】そこで、図22で示した当初搭載の対物レ
ンズ駆動ユニットに着目し、構造体の振動特性と動作発
生音の関係を検討したところ、以下に説明するメカニズ
ムによって数KHz〜10KHz帯域の動作音が発生することが
わかった。ディスク媒体の面振れおよびトラック振れに
対物レンズ2002を追従させるためのフォーカス、ト
ラッキング動作を行うと、レンズホルダ2001を含む
可動部はフォーカス、トラッキング方向に駆動すると同
時にマグネット2006、ヨーク2005部はこの駆動
による反力を受け、この部材の重量と支持剛性で決まる
固有振動数で振動する。この部材の材料(鉄系)自身に
は減衰がほとんどなく、上述したように薄型化を図るた
めに構造上この部材の大部分を占める底面部がキャリッ
ジケースで支持されていないことから、受けた振動エネ
ルギーはほとんど損失せず上記固有振動数でピークを持
つ音となって現れる。さらに、このヨーク2005部を
含むユニットベース2010は薄型化のため必然的に薄
肉構造となり剛性を大幅に向上させることは困難という
制約があり、上記固有振動数は10KHz以下の周波数帯域
に複数存在することになる。この発生音はサーボ制御時
にも生じるが、特にサーボ制御が行われる前の引き込み
時あるいはサーボ制御が外れた場合、可動部は大きな振
幅で振られると同時にマグネット2006、ヨーク20
05部も大きな振幅で振られるため、上記固有振動数で
ピークを持つ発生音が顕著に現れることになる。
【0014】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的は光ディスク装置、特に外部音声を録音するた
めのマイクを内蔵した光ディスク装置において、光ピッ
クアップに搭載される対物レンズ駆動ユニットの薄型化
と加速性能の維持を図りながら動作時の発生音を低減
し、動作発生音を低減した光ディスク装置を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、ディスク媒体と、これを回転させるスピンドルモー
タと、前記ディスク媒体の半径方向に移動して前記ディ
スク媒体に対物レンズを介しレーザ光を集光することに
よって記録または再生を行う光ピックアップと、これら
を制御するための制御回路を備えた光ディスク装置にお
いて、前記光ピックアップにウエイトが取付けられたこ
とを特徴とする光ディスク装置とした。
【0016】さらには、上記光ディスク装置において、
前記光ピックアップは前記ディスク媒体に前記対物レン
ズを介してレーザ光を集光する光学系と、前記ディスク
媒体の動きに前記対物レンズを追従させるための対物レ
ンズ駆動ユニットを備えており、前記ウエイトが前記対
物レンズ駆動ユニットに取付けられていることを特徴と
する光ディスク装置とした。
【0017】さらには、上記光ディスク装置において、
前記対物レンズ駆動ユニットは前記対物レンズと、これ
を保持するレンズホルダと、前記レンズホルダを支持す
る支持手段と、前記レンズホルダに配置された駆動コイ
ルおよび前記駆動コイルに対向して配置されたマグネッ
トとこれを保持するヨークからなる駆動手段と、前記レ
ンズホルダの支持手段と駆動手段を固定する固定手段を
備え、前記固定手段は前記ヨークと一体に形成されたユ
ニットベースから構成されており、前記ウエイトは前記
ユニットベースのうち前記対物レンズを挟んで前記ディ
スク媒体面と反対側かつ平行な面に取り付けられたこと
を特徴とする光ディスク装置とした。
【0018】また、より具体的には上記光ディスク装置
において、前記ウェイトは粘弾性材を介して前記ユニッ
トベースに取り付けられていることを特徴とする光ディ
スク装置とした。
【0019】また、前記ウェイトは弾性部材を介して前
記ユニットベースに取り付けられていることを特徴とす
る光ディスク装置とした。
【0020】また、前記ウェイトは少なくとも前記ディ
スク媒体の面振れ方向と半径方向に振動自由度を有する
ように取り付けられていることを特徴とする光ディスク
装置とした。
【0021】また、前記ユニットベースの質量をA、前
記ウエイトの質量をBとしたとき、前記ウエイトの質量
Bはユニットベースの質量Aの0.4倍以上に設定され
たことを特徴とする光ディスク装置とした。また、前記
対物レンズと前記レンズホルダと前記レンズホルダに配
置された駆動コイルを含み前記支持手段によって支持さ
れた可動部の質量をCとしたとき、前記ユニットベース
の質量Aと前記ウエイトの質量Bの和が前記可動部の質
量Cの5倍以上となるように前記ウエイトの質量Bが設
定されたことを特徴とする光ディスク装置とした。
【0022】そしてさらには、ディスク媒体と、これを
回転させるスピンドルモータと、前記ディスク媒体に対
物レンズを介してレーザ光を集光することによって記録
または再生を行う光学系および前記ディスク媒体の動き
に追従して前記対物レンズを駆動させる対物レンズ駆動
ユニットをキャリッジケースに搭載した光ピックアップ
と、これらを制御するための制御回路を備えた光ディス
ク装置において、前記対物レンズ駆動ユニットは前記デ
ィスク媒体にレーザ光を集光するための対物レンズと、
これを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダを支
持する支持手段と、前記レンズホルダに配置された駆動
コイルおよび前記駆動コイルに対向して配置されたマグ
ネットとこれを保持するヨークからなる駆動手段と、前
記レンズホルダの支持手段と駆動手段を固定する固定手
段を備え、前記固定手段は前記ヨークと一体に形成され
たユニットベースから構成されており、前記ベースプレ
ートが前記キャリッジケースの側面で支持されたことを
特徴とする光ディスク装置とした。
【0023】そして、前記ユニットベースにウエイトが
取付けられたことを特徴とする光ディスク装置とした。
【0024】さらに、前記キャリッジケースと前記ユニ
ットベースで挟まれかつ前記対物レンズの光軸と平行な
空間に樹脂材が配置されたことを特徴とする光ディスク
装置とした。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について以下、
図面を用いて説明する。図1から図4は本発明の光ディ
スク装置における対物レンズ駆動ユニットの第1の実施
形態を示し、図1は上面図とA−A断面図およびB−B
断面図を、図2は裏面図を示している。なお、これらの
図1、図2では実施形態をわかりやすくするために本発
明の主要部分を抜き出して図示し、この対物レンズ駆動
ユニット全体を固定するキャリッジケース105を同時
に示した。101は対物レンズであり、ベースプレート
102はマグネット103を取り付けるヨーク104部
とプレス成形等によって一体で構成されており、(図示
していない)光ピックアップの薄型化を図るため、ベー
スプレート102はキャリッジケース105の側面で支
持され、キャリッジケース105とは接着部106によ
って固定されている。
【0026】なお、このキャリッジケース105はベー
スプレート102の下方に位置する底面部105a全体
に肉厚を無くした構造としている。ウェイト107(上
面図で点線部内)は2本のネジ108によりベースプレ
ート102に取り付けられている。図3は本実施形態に
おけるウェイト107の例を示し、左右にそれぞれ上記
ネジ108を通すための穴301が設けられた板状をし
ており、材質としては比重が大きくかつ安価な真鍮、鉄
等を用いることができる。本図ではウェイト107の形
状として最も単純な板状の例を示したが、これに限らず
実装スペース内で適時変形することが可能である。図4
は本実施形態におけるベースプレート102の形状を示
しており、底面には2箇所のネジ穴部109を設けてあ
る。同図に示すように、ベースプレート102を(図示
していない)治具で固定しておき、ベースプレート10
2の底面104aにウェイト107をおき、ネジ108
をこのウェイト107の穴301を通して、ネジ穴部1
09に挿入しネジ止めすることによりウェイト107は
ベースプレートの底面104aに取り付けられる。な
お、ウェイト107の取付けは、ベースプレート102
を含む対物レンズ駆動ユニット全体をキャリッジケース
105に固定しておき、この底面部105aにあけられ
た穴からウェイト107を入れてベースプレートの底面
104aにネジ止めする方法をとってもよい。
【0027】図5から図8は本発明の光ディスク装置に
おける対物レンズ駆動ユニットの第2の実施形態を示
し、図5は上面図とA−A断面図およびB−B断面図
を、図6は裏面図を示している。なお、この図5、図6
では第1の実施形態と同様に実施形態をわかりやすくす
るため、本発明に関わる主要部分を抜き出して図示して
おり、また、この対物レンズ駆動ユニット全体を固定す
るキャリッジケース105を同時に示した。101は対
物レンズであり、ベースプレート102はマグネット1
03を取り付けるヨーク104部とプレス成形等によっ
て一体で構成されており、キャリッジケース105の側
面とは接着部106により固定されている。ウェイト5
01(上面図で点線部内)はアクリル系両面粘着テープ
502を介してベースプレート102のヨーク部底面1
04aに取り付けられ、第1の実施形態と同様に、光ピ
ックアップの薄型化を図るためキャリッジケース105
はベースプレート102の下方に位置する底面部105
a全体に肉厚を無くした構造としている。
【0028】図7は本実施形態におけるウェイト501
の例を示し、左右にそれぞれ突起部701が設けられた
板状の形状をしており、材質としては第1の実施形態と
同様に比重が大きくかつ安価な真鍮、鉄等を用いること
ができる。本図ではウェイト501の形状として最も単
純な板状の例を示したが、これに限らず実装スペース内
で適時変形することが可能である。図8は本実施形態に
おけるベースプレート102の形状を示しており、マグ
ネット103が取り付けられたヨーク部104の外側の
左右底面に2箇所の穴部503を設けてある。同図に示
すように、ベースプレート102を(図示していない)
治具で固定しておき、ウェイト501に設けた2つの突
起部701に挟まれた面にアクリル系両面粘着テープ5
02を貼りつけ、この2つの突起部701をベースプレ
ート102の底面の穴部503に挿入し、ヨーク部10
4の底面104aにウェイト501を押し付ける(白矢
印方向)ことによりウェイト501はヨーク部104の
底面104aに取り付けられる。さらに、このウェイト
501がフォーカス方向(図でZ方向)とトラッキング
方向(図でX方向)に自由に振動可能なようにベースプ
レート102底面の穴503の大きさはウェイト501
の突起部701よりも大きく設定されている。また、上
記アクリル系の両面粘着テープ502の他に例えば両面
粘着性制振シートを使用することも可能である。
【0029】本発明の光ディスク装置における対物レン
ズ駆動ユニットの第3の実施形態を図9から図11を用
いて説明する。図9は本実施形態におけるウェイトの例
を示しており、ウェイト901は左右にそれぞれに突起
部902が設けられ、中央部に穴903が設けられた板
状をしている。ベースプレート102の形状は図8で示
した第2の実施形態の場合と同一であり、図10に示す
ようにウェイト901の突起部902をベースプレート
102の底面の穴503に挿入してヨーク部104の底
面104aに押しつけておき(矢印の方向)、ウェイト
901の中央部に設けた穴903から粘弾性接着材10
01を注入して接着することによりこのウェイト901
はヨーク部104の底面104aに取り付けられる。本
実施形態における光ディスク装置の対物レンズ駆動ユニ
ットを上面から見た図は図5と同じであり、裏面から見
た図は図11のようになる。
【0030】図12は本発明の光ディスク装置における
対物レンズ駆動ユニットの第4の実施形態を示してお
り、裏面図とA−A断面図を示している。なお、上面か
ら見た図は図5と同じになる。本実施形態ではウエイト
1201は弾性部材1202を介してベースプレート1
02の底面に取り付けられ、ヨーク104の底面104
aと弾性部材1202の間に粘弾性材1203が配置さ
れている。ウエイト1201は第1の実施形態と同様に
比重が大きくかつ安価な真鍮、鉄等で、弾性部材120
2はプラスチック等で構成され、これらはインサート成
形によって一体で製作される。さらに、弾性部材120
1には左右に突起部1204が設けられ、ウエイト12
02と弾性部材1201の中央部には貫通穴1205が
あけられている。なお、これらのウエイト1202と弾
性部材1201を別個に製作し接着しても良い。この突
起部1204をベースプレート102に設けられた穴5
03に挿入してベースプレート102の底面に押し付け
ておき、穴1205から粘弾性接着材1001を注入し
て接着することによってウエイト1202が取り付けら
れる。ここで、ベースプレートの形状は図8と同じであ
る。なお、上記粘弾性接着材1001はその他にアクリ
ル系の両面粘着テープ、両面粘着性制振シート等を用い
ても良い。
【0031】図13は本発明の光ディスク装置における
対物レンズ駆動ユニットの第5の実施形態を示してい
る。ユニットベース102とキャリッジケース105は
上記第1から第4の実施形態の場合と同様に側面で接着
部106により結合されており、本実施形態ではさら
に、ユニットベース102とキャリッジケース105で
挟まれた空間のうち、上記接着部106以外の空間に樹
脂材1301が配置されている。この樹脂材1301と
しては例えばゴム状、ゲル状の粘弾性接着材を用いるこ
とができ、その他、ゴム状の制振シートを用いても良
い。
【0032】これまでは本発明の光ディスク装置におい
て、これに搭載される対物レンズ駆動ユニットに着目し
て実施形態を示してきたが、装置の実施形態を示すと図
14のようになる。本図は図13で示した対物レンズ駆
動ユニットを搭載した場合の例を示しているが、その他
の実施形態で示した対物レンズ駆動ユニットを搭載する
ことは当然可能である。 スピンドルモータ2101に
チャッキングされて回転する光ディスク2102の下面
に本発明の対物レンズ駆動ユニット2103、光学系2
104を搭載するキャリッジケース2105が配置され
ている。このキャリッジケース2105は一端に主軸ガ
イドバー2106が挿入され、与圧部2107を介して
送りネジ2108と連結され、他端に副軸ガイドバー2
109が挿入された状態で保持され、これらのガイドバ
ー2106、2109はネジ止め等によりシャーシ21
10に固定されている。パルスモータ等の送りモータ2
111により送りネジ2108が駆動することによりキ
ャリッジケース2105は光ディスク2102の半径方
向(図のR方向)にわたって移動する。なお、対物レン
ズ駆動ユニット2103、光ディスク2102等上記記
載の構成部品に近接して本図では図示していないが、外
部からの音声を録音するためのマイクが配置されてお
り、これらの上記記載の構成部品およびその制御回路、
前記マイクは図示していない筐体内に実装されている。
【0033】以上、本発明の実施形態において構造に関
して述べたが、以下、図15から図22を用いて上記実
施形態をとることによる効果について説明する。
【0034】図15は本発明の光ディスク装置におい
て、対物レンズ駆動ユニットのユニットベース102に
付加するウエイトの質量を変え、対物レンズ駆動ユニッ
トを動作させた時に発生する音圧を測定した例であり、
上段はフォーカス方向に動作させた場合を、下段はトラ
ッキング方向に動作させた場合を示している。なお、こ
れらの図において実線部は平均値を示しており、本測定
において発生したばらつきを考慮すると、斜線部で示す
範囲に音圧の測定値が存在することになる。本対物レン
ズ駆動ユニットの構造におけるユニットベースは質量が
約1.3gであり、同図からわかるように、上記ばらつ
きを考慮すると付加するウエイトの質量を0.52g以
上にすれば、音圧の低減効果があらわれ、最終的に平均
で見るとフォーカス方向で約3.5dBA、トラッキン
グ方向で約3dBAの音圧が低減可能となることがわか
った。
【0035】この結果について別の見方をすると以下の
ように言い換えることができる。上記付加ウエイトとユ
ニットベースの質量比を求めると、0.52/1.3=
0.4となり、上記ユニットベースの質量をA、上記付
加ウエイトの質量をBとしたときに( B/A)の値を
0.4以上に設定すれば、動作時に発生する音圧を低減
できかつ最小とすることが可能になると言える。この関
係を用いることにより、上記ユニットベースの質量Aの
変わった場合でも付加すべきウエイトの質量Bを適切に
決めることが可能となる。また、本発明の対物レンズ駆
動ユニットの構造では、、対物レンズ101を含みフォ
ーカス方向およびトラッキング方向に支持されて駆動可
能な可動部の質量は約0.355gであり、上記ユニッ
トベースの質量、付加ウエイトの質量和と、上記可動部
の質量との比を求めると、(1.3+0.52)/0.
355=5.12となり、上記可動部の質量をCとした
ときに( A+B )/Cの値を5以上となるように付加
ウエイトの質量Bを設定すれば動作時に発生する音圧を
低減できかつ最小とすることができると言える。この関
係を用いることにより、可動部質量Cが変わった場合で
も付加すべきウエイトの質量Bを適切に決めることが可
能となる。さらに、ユニットベースの質量A、可動部質
量Cの両方が変わった場合でも付加すべきウエイトの質
量Bを適切に決めることが可能となる。
【0036】図16は本発明の光ディスク装置における
対物レンズ駆動ユニットにおいて、対物レンズ101を
含む可動部が動作した場合に発生する動作音の周波数特
性を測定した結果を示している。横軸に周波数(Hz)
を、縦軸に音圧レベル(dBA)をとり、同図の点線部
は本発明の実施形態の実施前の状態を、実線部は本発明
の実施形態を実施後の状態を示している。同図からわか
るように、本発明の実施形態をとることにより、特に4
KHz〜12KHzの帯域において音圧レベルの低減効
果が顕著に現れ、録音用マイクの周波数特性に重要かつ
聴感上敏感な周波数帯域での音圧レベルを低減できるこ
とが確認された。
【0037】ここで、本実施形態をとることによって動
作時の音圧レベルが低減するメカニズムを説明する。図
17は本実施形態をとらない場合を示しており、フォー
カス駆動コイル2003を含む可動部がフォーカス方向
(Z方向)に動作する(矢印1401)と、マグネット
2006からの磁気力を介してヨーク2005が反力を
受け(矢印1402)、このヨーク2005は20KHZ帯
域までに複数存在する固有振動数で振動する。ヨーク2
005自体は鉄で構成されており、その内部損失がほと
んどないため、この反力による振動エネルギーは熱に変
換されて失われることはほとんどなく、可動部が連続し
て動作することによって増幅される。この状態が続く
と、いわば可動部がスピーカの振動体、ヨーク2005
が共鳴板として作用し、20KHZ帯域までピークを有する
動作音が顕著に発生することになる。
【0038】そこで、図18に示すようにベースプレー
ト102のヨーク104底面にウエイト107を取り付
けた場合、フォーカス駆動コイル2003を含む可動部
がフォーカス方向(Z方向)に動作する(矢印140
1)と、図14の場合と同様に、ヨーク104は反力を
受け(矢印1402)て振動する。しかし、この際、ヨ
ーク104には付加質量が取り付けられているため、図
14の場合と同じ振動エネルギーが加わったとしても質
量効果が働き、さらにヨーク104とこの付加質量の取
付け境界部における摩擦が働きヨーク104の振動エネ
ルギーは減少する。これらの作用によって振動体として
の可動部の作用があっても、共鳴板としてのヨーク10
4の振動振幅は低減され、音の発生が低減されることに
なる。図19はベースプレート102のヨーク104底
面に粘弾性体502を介してウエイト501を取り付け
た場合を示しており、フォーカス駆動コイル2003を
含む可動部がフォーカス方向(Z方向)に動作する(矢
印140)と、図17の場合と同様に、ヨーク104は
反力を受け(矢印1402)て振動する。この際、ヨー
ク104の振動(矢印1402)はウエイト501にも
伝わる(矢印1601)ことになるが、間に介在する粘
弾性材502が粘性抵抗の役目を果たしこの粘性抵抗の
内部損失によって振動エネルギーが失われるため、図1
7の場合と同じ振動エネルギーが加わってもヨーク10
4の振動振幅は減少する。この作用によって振動体とし
ての可動部の作用があっても、共鳴板としてのヨークの
振動振幅は低減され、音の発生が低減されることにな
る。
【0039】図20はベースプレート102のヨーク1
04底面に弾性部材1202を介してウエイト1201
が取り付けられ、さらにヨーク104の底面104aと
弾性部材1202の間に粘弾性材1203が配置された
場合を示している。フォーカス駆動コイル2003を含
む可動部がフォーカス方向(Z方向)に動作する(矢印
140)と、図17の場合と同様に、ヨーク104は反
力を受け(矢印1402)て振動する。この際、ヨーク
104に取り付けられた弾性部材1202とウエイト1
201が粘性抵抗をもつダイナミックダンパとして作用
し、図17の場合と同じ振動エネルギーが加わってもヨ
ーク104の振動振幅は減少する。この作用によって振
動体としての可動部の作用があっても、共鳴板としての
ヨークの振動振幅は低減され、音の発生が低減されるこ
とになる。
【0040】上記図18、図19、図20では、振動す
るヨーク104とつながっているユニットベース102
はキャリッジケース105と側面で支持され、接着部1
06によって結合されている状態となっているが、図2
1はさらに、ユニットベース102とキャリッジケース
105で挟まれた空間のうち、上記接着部106以外の
空間に樹脂材1301を配置した場合を示している。こ
の場合、間に介在する樹脂材1301が粘性抵抗の役目
を果たし、この粘性抵抗の内部損失によって振動エネル
ギーが失われるため、ヨーク104の振動振幅がさらに
低減され、結果として動作音がさらに低減されることに
なる。これまではフォーカス方向(Z方向)に動作した
場合を例にとり述べてきたが、トラッキング方向(X方
向)に動作した場合も同様の作用が働き、動作音の発生
は低減されることになる。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、 光
ディスク装置の対物レンズ駆動ユニットにウエイトを取
り付けるという比較的簡単な構成によってフォーカス、
トラッキング動作時の発生音を低減することが可能とな
る。その結果、動作発生音を低減した光ディスク装置を
提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置における対物レンズ駆
動ユニットの第1の実施形態を示す上面図とA−A断面
図。
【図2】第1の実施形態を示す裏面図。
【図3】第1の実施形態におけるウェイトの例を示す
図。
【図4】第1の実施形態におけるベースプレートの形状
を示す図。
【図5】第2の実施形態を示す上面図とA−A断面図。
【図6】第2の実施形態を示す裏面図。
【図7】第2の実施形態におけるウェイトの例を示す
図。
【図8】第2の実施形態におけるベースプレートの形状
を示す図。
【図9】第3の実施形態におけるウェイトの例を示す
図。
【図10】第3の実施形態におけるウェイトの取付け方
法を示す図。
【図11】第3の実施形態を示す裏面図。
【図12】第4の実施形態を示す図。
【図13】第5の実施形態を示す図。
【図14】本発明の光ディスク装置の全体の実施形態を
示す図。
【図15】対物レンズ駆動ユニットのユニットベースに
付加するウエイトの質量を変えて動作時に発生する音圧
を測定した例を示す図。
【図16】対物レンズを含む可動部を加振させたときに
発生する動作音の周波数特性を示す図。
【図17】本発明の実施形態をとらない状態を示す図。
【図18】ベースプレート底面にウエイトを取り付けた
場合を示す図。
【図19】ヨークに粘弾性体を介してウエイトを取り付
けた場合を示す図。
【図20】ヨーク底面に弾性部材を介してウエイトが取
り付けられ、ヨークの底面と弾性部材の間に粘弾性材が
配置された場合を示す図。
【図21】ユニットベースとキャリッジケースの間に粘
弾性体を配置する場合を示す図。
【図22】マイクを内蔵した光ディスク装置に当初搭載
した対物レンズ駆動ユニットの構成例を示す図。
【符号の説明】 101… 対物レンズ、 102… ベースプレート、
103… マグネット、 104… ヨーク、 10
4a… ベースプレート102の底面、 105… キ
ャリッジケース、 105a… キャリッジケース10
5の底面部、 106… 接着部、 107… ウェイ
ト、 108… ネジ、 109… ベースプレート1
02底面のネジ穴部、301… ネジ108を通すため
の穴、 501… 第2の実施形態におけるウェイト、
502… アクリル系両面粘着テープ、 503…
ベースプレート102底面に設けた穴部、 701…
ウェイト501に設けられた突起部、 901… 第3
の実施形態におけるウェイト、902… ウェイト90
1に設けた突起部、 903… ウェイト901中央部
に設けた穴、 1001… 粘弾性接着材、 1201
… 第4の実施形態におけるウエイト、 1202…
弾性部材、 1203… 粘弾性材、 1204…
弾性部材1202に設けた突起部、 1205… ウエ
イト1202と弾性部材1201の中央部に設けた貫通
穴、 1301… ユニットベース102とキャリッジ
ケース105との間に配置した樹脂材、 1401…
フォーカス方向の動作を示す矢印、 1402… ヨー
ク2005が反力を受ける方向を示す矢印、 1601
… ヨーク104の振動がウエイト501に伝わる方向
を示す矢印、 2001… レンズホルダ、 2002
… 対物レンズ、 2003… フォーカス駆動コイ
ル、 2004… トラッキング駆動コイル、 200
5… ヨーク、 2006… マグネット、 2007
… サスペンション、2008… サスペンションホル
ダ、 2009… 基板、 2010… ユニットベー
ス、 2011… キャリッジケース、 2012…
接着部、 2101… スピンドルモータ、 2102
… 光ディスク、 2103… 本発明の対物レンズ駆
動ユニット、 2104… 光学系、 2105… キ
ャリッジケース、 2106… 主軸ガイドバー、 2
107… 与圧部、 2108… 送りネジ、 210
9… 副軸ガイドバー、 2110… シャーシ、 2
111… 送りモータ。
フロントページの続き Fターム(参考) 5D118 AA23 BA04 BB07 BC08 BC09 BC12 BF03 EA02 ED07 ED08 FB09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク媒体と、これを回転させるスピン
    ドルモータと、前記ディスク媒体の半径方向に移動して
    前記ディスク媒体に対物レンズを介しレーザ光を集光す
    ることによって記録または再生を行う光ピックアップ
    と、これらを制御するための制御回路を備えた光ディス
    ク装置において、前記光ピックアップにウエイトが取付
    けられたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光ディスク装置において、
    前記光ピックアップは前記ディスク媒体に前記対物レン
    ズを介してレーザ光を集光する光学系と、前記ディスク
    媒体の動きに前記対物レンズを追従させるための対物レ
    ンズ駆動ユニットを備えており、前記ウエイトが前記対
    物レンズ駆動ユニットに取付けられていることを特徴と
    する光ディスク装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の光ディスク装置において、
    前記対物レンズ駆動ユニットは前記対物レンズと、これ
    を保持するレンズホルダと、前記レンズホルダを支持す
    る支持手段と、前記レンズホルダに配置された駆動コイ
    ルおよび前記駆動コイルに対向して配置されたマグネッ
    トとこれを保持するヨークからなる駆動手段と、前記レ
    ンズホルダの支持手段と駆動手段を固定する固定手段を
    備え、前記固定手段は前記ヨークと一体に形成されたユ
    ニットベースから構成されており、前記ウエイトは前記
    ユニットベースのうち前記対物レンズを挟んで前記ディ
    スク媒体面と反対側かつ平行な面に取り付けられたこと
    を特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の光ディスク装置において、
    前記ウェイトは粘弾性材を介して前記ユニットベースに
    取り付けられていることを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の光ディスク装置において、
    前記ウェイトは弾性部材を介して前記ユニットベースに
    取り付けられていることを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4、5に記載の光ディ
    スク装置において、前記ウェイトは少なくとも前記ディ
    スク媒体の面振れ方向と半径方向に振動自由度を有する
    ように取り付けられていることを特徴とする光ディスク
    装置。
  7. 【請求項7】請求項3、4、5、6に記載の光ディスク
    装置において、前記ユニットベースの質量をA、前記ウ
    エイトの質量をBとしたとき、前記ウエイトの質量Bは
    ユニットベースの質量Aの0.4倍以上に設定されたこ
    とを特徴とする光ディスク装置。
  8. 【請求項8】請求項3、4、5、6に記載の光ディスク
    装置において、前記対物レンズと前記レンズホルダと前
    記レンズホルダに配置された駆動コイルを含み前記支持
    手段によって支持された可動部の質量をCとしたとき、
    前記ユニットベースの質量Aと前記ウエイトの質量Bの
    和が前記可動部の質量Cの5倍以上となるように前記ウ
    エイトの質量Bが設定されたことを特徴とする光ディス
    ク装置。
  9. 【請求項9】ディスク媒体と、これを回転させるスピン
    ドルモータと、前記ディスク媒体に対物レンズを介して
    レーザ光を集光することによって記録または再生を行う
    光学系および前記ディスク媒体の動きに追従して前記対
    物レンズを駆動させる対物レンズ駆動ユニットをキャリ
    ッジケースに搭載した光ピックアップと、これらを制御
    するための制御回路を備えた光ディスク装置において、
    前記対物レンズ駆動ユニットは前記ディスク媒体にレー
    ザ光を集光するための対物レンズと、これを保持するレ
    ンズホルダと、前記レンズホルダを支持する支持手段
    と、前記レンズホルダに配置された駆動コイルおよび前
    記駆動コイルに対向して配置されたマグネットとこれを
    保持するヨークからなる駆動手段と、前記レンズホルダ
    の支持手段と駆動手段を固定する固定手段を備え、前記
    固定手段は前記ヨークと一体に形成されたユニットベー
    スから構成されており、前記ベースプレートが前記キャ
    リッジケースの側面で支持されたことを特徴とする光デ
    ィスク装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の光ディスク装置におい
    て、前記ユニットベースにウエイトが取付けられたこと
    を特徴とする光ディスク装置。
  11. 【請求項11】請求項9、10記載の光ディスク装置に
    おいて、前記キャリッジケースと前記ユニットベースで
    挟まれかつ前記対物レンズの光軸と平行な空間に樹脂材
    が配置されたことを特徴とする光ディスク装置。
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