JP2001337668A - 電子楽器の鍵盤装置におけるクッション - Google Patents

電子楽器の鍵盤装置におけるクッション

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JP2001337668A
JP2001337668A JP2000157691A JP2000157691A JP2001337668A JP 2001337668 A JP2001337668 A JP 2001337668A JP 2000157691 A JP2000157691 A JP 2000157691A JP 2000157691 A JP2000157691 A JP 2000157691A JP 2001337668 A JP2001337668 A JP 2001337668A
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cushion
key
musical instrument
electronic musical
keyboard
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Hiroyoshi Yanase
博由 柳瀬
Yujiro Uejima
裕次郎 上島
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Roland Corp
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Roland Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】緩衝能力の低下を防止するようにして耐久性を
向上させるとともに、製造コストの低減を図り、かつ、
厚みの精度を向上することができるようにする。 【解決手段】鍵盤シャーシに対して揺動可能に配設され
た複数の鍵を有する電子楽器の鍵盤装置において、上記
鍵が当接する電子楽器の鍵盤装置におけるクッションで
あって、単一材料からなり、所定の面に凹凸形状の加工
が施された緩衝部材と、上記緩衝部材の上記鍵が当接す
る側の面に配設される保護シートとを有し、上記緩衝部
材の上記凹凸形状の加工が施された所定の面は、上記緩
衝部材の上記保護シートが配設される面の背面側に位置
し、上記鍵盤シャーシに配設されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子楽器の鍵盤装
置におけるクッションに関し、さらに詳細には、鍵盤シ
ャーシに揺動自在な状態で配設された鍵やハンマーが、
当該鍵盤シャーシに当接する際の衝撃を緩衝するために
用いる電子楽器の鍵盤装置におけるクッションに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子楽器の鍵盤装置は、鍵盤シ
ャーシと、この鍵盤シャーシに揺動自在に配設されると
ともに演奏者によって押鍵操作/離鍵操作される複数の
鍵と、鍵盤シャーシに各鍵毎に揺動自在に配設されると
ともに当該鍵の揺動に応じて自重により揺動するハンマ
ーとを有して構成されている。
【0003】従って、演奏者が鍵の押鍵操作/離鍵操作
を行って当該鍵が揺動されると、当該鍵に対応するハン
マーも揺動されることになり、演奏者はアコースティッ
ク・ピアノと同等の鍵タッチ(鍵操作感)を得ることが
できるものである。
【0004】ところで、従来の鍵盤装置においては、演
奏者の押鍵操作/離鍵操作に応じて揺動する鍵やハンマ
ーが鍵盤シャーシと当接する位置には、当該鍵やハンマ
ーが鍵盤シャーシと当接する際の衝撃を緩衝するための
クッションを配設するようになされている。
【0005】なお、このクッションは、上記したように
鍵やハンマーが鍵盤シャーシと当接する位置に配設され
るものであるので、演奏者の鍵操作感に影響を与えるこ
とにもなる。
【0006】こうした電子楽器の鍵盤装置におけるクッ
ションとしては、例えば、図1(a)に示すようなクッ
ションが知られており、このクッション100は、単一
の材料からなり、所定の面100aには波形の表面加工
が施されている。
【0007】このクッション100は、電子楽器の鍵盤
装置において、当該クッション100の波形の表面加工
が施された面100aに鍵やハンマーが当接するように
して鍵盤シャーシに配設され、当該波形の表面加工が施
された面100aに鍵やハンマーが揺動して当接する
と、その当接の際の衝撃力(即ち、面100aにかかる
押圧力)に応じて波形の表面加工が施された面100a
側が歪んで衝撃を緩衝するものである。
【0008】また、上記したような従来のクッション1
00(図1(a)参照)の他に、当該クッション100
とは異なる構成のクッション200が知られており、ク
ッション200は、互いに異なる種類の材料からなる第
1の層202と第2の層204と保護シート206とが
積層されて構成されているものである(図1(b)参
照)。
【0009】より詳細には、所定の種類の材料からなる
第1の層202の硬度は柔らかく、当該第1の層202
とは異なる種類の材料からなる第2の層204の硬度は
中程度の柔らかさを有するものである(図1(b−1)
参照)。即ち、第1の層202は、第2の層204より
柔らかい材質により形成されているものである。
【0010】そして、このクッション200は、電子楽
器の鍵盤装置において、保護シート206に鍵やハンマ
ーが当接するようにして鍵盤シャーシに配設され、当該
保護シート206に鍵やハンマーが揺動して当接する
と、その当接の際の衝撃力(即ち、保護シート206に
かかる押圧力)が弱い場合には、第1の層202のみが
歪んで衝撃を緩衝し(図1(b−2)参照)、その当接
の際の衝撃力(即ち、保護シート206にかかる押圧
力)が強い場合には、第1の層202と第2の層204
とのいずれもが歪んで衝撃を緩衝するものである(図1
(b−3)参照)。
【0011】しかしながら、上記した従来のクッション
100(図1(a)参照)においては、当該クッション
100の波形の表面加工が施された面100aに鍵やハ
ンマーが直接に当接するので、クッション100への鍵
やハンマーの度重なる当接により、クッション100の
波形の表面加工が施された面100aが摩耗したり、波
形の表面加工が折れるなどして、クッション100の衝
撃の緩衝能力が低下してしまうという問題点があった。
【0012】また、従来のクッション200(図1
(b)参照)においては、第1の層202と第2の層2
04とが2種類の異なる材料から形成されているので、
製造コストの増大を招来するという問題点があった。
【0013】さらに、従来のクッション200において
は、互いに異なる種類の材料からなる第1の層202と
第2の層204とを積層する工程が必要となり、クッシ
ョン200の厚みの精度を得ることが困難になり、厚み
が増加してしまい薄いものが作れないという問題点があ
った。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、広範囲の衝撃吸
収能力を持つことによって耐久性を向上させるととも
に、製造コストの低減を図り、かつ、薄型で寸法精度の
高い電子楽器の鍵盤装置におけるクッションを提供しよ
うとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、鍵盤シャー
シに対して揺動可能に配設された複数の鍵を有する電子
楽器の鍵盤装置において、上記鍵が当接する電子楽器の
鍵盤装置におけるクッションであって、単一材料からな
り、所定の面に凹凸形状の加工が施された緩衝部材と、
上記緩衝部材の上記鍵が当接する側の面に配設される保
護シートとを有し、上記緩衝部材の上記凹凸形状の加工
が施された所定の面は、上記緩衝部材の上記保護シート
が配設される面の背面側に位置し、上記鍵盤シャーシに
配設されるようにしたものである。
【0016】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、鍵盤シャーシに対して揺動可能に配設された複数の
鍵とハンマーとを有する電子楽器の鍵盤装置において、
上記ハンマーが当接する電子楽器の鍵盤装置におけるク
ッションであって、単一材料からなり、所定の面に凹凸
形状の加工が施された緩衝部材と、上記緩衝部材の上記
ハンマーが当接する側の面に配設される保護シートとを
有し、上記緩衝部材の上記凹凸形状の加工が施された所
定の面は、上記緩衝部材の上記保護シートが配設される
面の背面側に位置し、上記鍵盤シャーシに配設されるよ
うにしたものである。
【0017】従って、上記した本発明のうち請求項1ま
たは請求項2に記載の発明によれば、緩衝部材は凹凸形
状の加工に応じた複数の領域、例えば、第1の領域と第
2の領域とを有するとともに、鍵あるいはハンマーは保
護シートに当接することになる。
【0018】そして、クッションに鍵あるいはハンマー
が当接した際には、当接の際の衝撃力(即ち、保護シー
トにかかる押圧力)に応じて、緩衝部材の第1の領域の
み、あるいは、第1の領域と第2の領域とのいずれもが
歪み、当接の衝撃力を緩衝することができる。
【0019】しかも、クッションの緩衝部材の凹凸形状
の加工が施された所定の面に鍵やハンマーが直接に当接
することが回避されるので、クッションへの鍵やハンマ
ーの度重なる当接によっても、クッションの緩衝部材の
凹凸形状の加工が施された所定の面が摩耗することが抑
止されるとともに、凹凸形状の加工が損傷を受けるよう
なことは抑止され、クッションの衝撃力の緩衝能力が低
下することなく耐久性を向上することができる。
【0020】また、上記したクッションは、単一材料か
らなる緩衝部材の所定の面に凹凸形状の加工を施すこと
により、当該凹凸形状の加工に応じた複数の領域が衝撃
力の大きさに応じて歪むので、広範囲にわたる衝撃力を
緩衝することができる。
【0021】この際、クッションの緩衝部材に施された
凹凸形状の加工による凹部の深さをn段階(ただし、
「n」は正の整数である。)の異なる大きさで形成する
ようにすると、当該n段階の凹部の深さに応じて緩衝部
材がn+1個の領域から形成されることになり、より広
範囲にわたる衝撃力を緩衝することが可能になる。さら
に、上記したクッションの緩衝部材は単一材料からなる
ものであるので、異なる種類の複数の材料を用いる場合
に比べて、製造コストの大幅な低減を図ることができ、
クッションの緩衝部材を形成する際に積層の工程の必要
もないので、クッションの厚みの精度を向上することが
できるとともに、従来のクッションに比べてクッション
の厚みを薄くすることもできる。
【0022】なお、鍵盤シャーシに対して揺動可能に配
設された複数の鍵を有する電子楽器の鍵盤装置におい
て、上記鍵が当接する電子楽器の鍵盤装置におけるクッ
ションであって、単一材料からなり、所定の面に凹凸形
状の加工が施された緩衝部材と、上記緩衝部材の上記鍵
が当接する側の面に配設される保護シートとを有し、上
記緩衝部材の上記凹凸形状の加工が施された所定の面に
上記保護シートが配設され、上記緩衝部材の上記保護シ
ートが配設される面の背面側が上記鍵盤シャーシに配設
されるようにしてもよい。
【0023】また、鍵盤シャーシに対して揺動可能に配
設された複数の鍵とハンマーとを有する電子楽器の鍵盤
装置において、上記ハンマーが当接する電子楽器の鍵盤
装置におけるクッションであって、単一材料からなり、
所定の面に凹凸形状の加工が施された緩衝部材と、上記
緩衝部材の上記ハンマーが当接する側の面に配設される
保護シートとを有し、上記緩衝部材の上記凹凸形状の加
工が施された所定の面に上記保護シートが配設され、上
記緩衝部材の上記保護シートが配設される面の背面側が
上記鍵盤シャーシに配設されるようにしてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明による電子楽器の鍵盤装置におけるクッショ
ンの実施の形態を詳細に説明する。
【0025】図2には、本発明による電子楽器の鍵盤装
置におけるクッションが配設された電子楽器の鍵盤装置
の一部を破断して示した側面図が示されており、図3に
は、本発明による電子楽器の鍵盤装置におけるクッショ
ンの第1の実施の形態を示す概略構成断面図が示されて
いる。
【0026】なお、図2においては、本発明の理解を容
易にするために、電子楽器の鍵盤装置を構成する1つの
鍵に関する構成が示されているが、実際の電子楽器の鍵
盤装置においては、こうした1つの鍵に関する構成が鍵
数分(例えば、鍵盤装置の鍵数が88鍵であるならば、
88鍵分である。)だけそれぞれ設けられているもので
ある。
【0027】まず、図3を参照しながら本発明による電
子楽器の鍵盤装置におけるクッションの第1の実施の形
態について詳細に説明すると、クッション10は所定の
長さを備えた細長い直線状の略角柱形状を備え、単一の
材料からなる本体部12と、本体部12に配設された保
護シート14とを有して構成されている。
【0028】なお、このクッション10の全長は、当該
クッション10が配設される電子楽器の鍵盤装置の構造
に応じて寸法設定すればよく、例えば、後述する鍵盤シ
ャーシ82の全長(鍵80の配列方向の長さ)と対応す
るようにしてもよい。
【0029】保護シート14は、例えば、フェルトなど
により形成され、本体部12の面12aに両面テープや
接着剤などによって接合されるものである。
【0030】一方、本体部12は、単一の材料、例え
ば、高分子緩衝材であるウレタン、エラストマー、ゴム
などのいずれか1つの種類の材料から形成されるもので
ある。
【0031】そして、本体部12においては、保護シー
ト14が配設された面12aの背面側に位置する面12
bに波形の表面加工が施されており、この波形の表面加
工により保護シート14が配設された面12aの背面側
に位置する面12bは凹凸形状を有している。
【0032】なお、本体部12において、面12b側の
凹凸形状が形成されている領域を第1の領域12bbと
し、面12a側の凹凸形状が形成されていない領域を第
2の領域12aaとする。
【0033】この本体部12の面12bの凹凸形状は、
より詳細には、複数の凹部12cと複数の凸部12dと
からなり、凹部12cと凸部12dとは共に略台形形状
を備え、この細長い直線状の略角柱形状を備えたクッシ
ョン10の延長方向と平行して形成されている。
【0034】また、凹部12cの深さhと凸部12d
の高さhとは同一になるようにして寸法設定されてお
り、当該同一の凹部12cの深さhと凸部12dの高
さh とは、本体部12の第1の領域12bbの厚みと
一致するものである。
【0035】そして、略台形形状の凹部12cにおいて
は、当該凹部12cの開口部12eの幅Wよりも凹部
12cの底部12fの幅Wが小さいものである。
【0036】また、凸部12dの上面部12gの幅W
は、凹部12cの開口部12eの幅Wに対して「W
≦W」の関係を満たすように、即ち、凹部12cの開
口部12eの幅Wと等しいかあるいは大きくなるよう
にして寸法設定されているものである。
【0037】さらに、凹部12cの開口部12eの幅W
ならびに凸部12dの上面部12gの幅Wは、クッ
ション10の所望の全幅Wと「2(W+W)≦W
」の関係を満たすようにして寸法設定されているもの
である。
【0038】図4には、所望の全幅Wのクッション1
0を生成する過程を示す説明図が示されており、まず、
所定の1種類の高分子緩衝材などを用いて、注型で全幅
以上の大きさを有する本体部12’を成形する。
【0039】この際、本体部12’の面12b’におい
ては、上記した「W≦W」ならびに「2(W+W
)≦W」の条件を満たすようにして、凹部12cな
らびに凸部12dが形成されるものである。
【0040】そして、当該成形された全幅W以上の大
きさを有する本体部12’の面12a’の全面に保持シ
ート14’を接着剤により接合して配設した後に、当該
保持シート14’が配設された全幅W以上の大きさを
有する本体部12’を所望の全幅W毎に切断する(図
4(a)参照)。
【0041】この所望の全幅W毎に行われる切断に際
して、切断装置の切断精度によっては、図4(a)に示
すように、その切断が行われる位置が切断位置Aであっ
たり、あるいは切断位置Bであったりというようにズレ
てしまうことがある。
【0042】その結果、切断位置Aで切断が行われた場
合に生成されるクッション10(図4(b)参照)と切
断位置Bで切断が行われた場合に生成されるクッション
10(図4(c)参照)とは、共に全幅Wの大きさを
有するものではあるが、切断位置Aで切断が行われた場
合に生成されるクッション10(図4(b)参照)が4
つの凹部12cを有しているのに対して、切断位置Bで
切断が行われた場合に生成されるクッション10(図4
(c)参照)が3つの凹部12cを有している点におい
て、両者は互いに異なっている。
【0043】しかしながら、上記したように本体部1
2’の面12b’における凹凸形状は「2(W
)≦W」の関係が成り立つようにして形成されて
いるので、切断位置が切断位置Aや切断位置Bなどのい
ずれに変化しようとも、生成される全幅Wのクッショ
ン10の有する凹部12cのWは必ず2つ分以上とな
り、生成されるクッション10の緩衝能力をある程度安
定させて均一に維持することができるようになる。
【0044】次に、上記したクッション10が配設され
る電子楽器の鍵盤装置を、図2を参照を参照しながら詳
細に説明すると、符号80は鍵盤装置における樹脂製の
白鍵および黒鍵を含む鍵であり、符号82は鍵盤装置本
体の底板(図示せず)の取付面上にネジ止めなどにより
締結された樹脂製の鍵盤シャーシである。
【0045】ここで、鍵盤シャーシ82は、鍵盤シャー
シ82の後方側の上方端部に位置して回動支持軸84を
介して鍵80を揺動自在に支持する第1シャーシ部82
aと、鍵盤シャーシ82の下方部位に位置して底板に取
り付けられる第2シャーシ部82bと、第1シャーシ部
82aと第2シャーシ部82bとを連結するリブ部82
cとを有して構成されている。
【0046】第1シャーシ部82aならびに第2シャー
シ部82bは、鍵80の配列方向(図1における紙面と
直交する方向)に延長している。
【0047】また、符号86はハンマーであり、このハ
ンマー86は、クランク状に曲折された形状を備えてい
て、第1シャーシ部82aの中央部位に一体的に形成さ
れたU溝支持部(図示せず)に、前方端部側に形成され
た回動軸86aを回動自在に支持されている。
【0048】なお、ハンマー86は鉛や鉄などの質量の
大きい金属材料により形成されていて、後部86c側が
重くなるように構成されている。
【0049】ここで、鍵80の下方には、アクチュエー
タ80aが形成されており、アクチュエータ80aの下
方端部は、ハンマー86の前方部端部側の上面に形成さ
れたアクチュエータ受け部86bと当接している。
【0050】また、鍵80の中間部より前方には、下方
に向かって突出部材80bが垂下しており、この突出部
材80bが第2シャーシ部82bに形成された開口部を
貫通している。
【0051】さらに、鍵80の前端部には、鍵80と一
体的に形成された鍵ガイド80dが下方に向かって垂下
している。
【0052】そして、図2に示すように、この電子楽器
の鍵盤装置においては、クッション10は3箇所配設さ
れており、当該3箇所に配設されたクッション10は、
演奏者の押鍵操作/離鍵操作に応じて揺動する鍵80が
当接するクッション10−1と、ハンマー86が当接す
るクッション10−2、10−3とである。
【0053】より詳細には、クッション10−1、10
−2、10−3はいずれも鍵盤シャーシ82に配設され
ており、クッション10−1は第2シャーシ部82bの
前方側に、クッション10−2は第1シャーシ部82a
に、クッション10−3は第2シャーシ部82bの後方
側にそれぞれ配設されている。
【0054】なお、この電子楽器の鍵盤装置に配設され
たクッション10−1は鍵80のストップクッション
(ストッパ)として機能し、クッション10−2はハン
マー86のストップクッション(ストッパ)として機能
し、クッション10−3はハンマー86のレベルクッシ
ョン(ストッパ)として機能する。
【0055】これら、クッション10−1、10−2、
10−3は、当該クッション10−1、10−2、10
−3の本体部12の凹部12cならびに凸部12dが形
成された面12b、即ち、凸部12dの上面部12gが
両面テープや接着剤などにより鍵盤シャーシ82に接合
されて、鍵盤シャーシ82に固定されているものであ
る。
【0056】従って、クッション10−1、10−2、
10−3が鍵盤シャーシ82に配設された状態において
は、クッション10−1、10−2、10−3の面12
bの凹部12cと鍵盤シャーシ82の表面とからなる空
間が形成される。
【0057】そして、演奏者の押鍵操作により、鍵80
は離鍵状態から矢印A方向に押鍵されると、鍵80のア
クチュエータ80aによりハンマー86のアクチュエー
タ受け部86bが矢印B方向に押下されて、ハンマー8
6はU溝支持部(図示せず)に回動自在に支持された回
動軸86aを支点として矢印C方向に揺動し、ハンマー
86の腕部86dがクッション10−2の保護シート1
4に当接することになって、これによりハンマー86が
第1シャーシ部82aと当接する際の衝撃が吸収される
とともに、その揺動範囲が規制され、また、鍵80の裏
面はクッション10−1の保護シート14に当接するこ
ととなって、これにより鍵80が第2シャーシ部82b
と当接する際の衝撃が吸収されるとともに、その揺動範
囲が規制される。
【0058】そして、押鍵状態から鍵80を離鍵する
と、ハンマー86は自重により回動軸86aを支点とし
て矢印C’方向に揺動動作し、このハンマー86の揺動
動作に伴ってアクチュエータ受け部86bにより鍵80
のアクチュエータ80aが矢印B’方向に押し上げられ
て、鍵80は矢印A’方向に揺動される。
【0059】この際に、ハンマー86の後部86cがク
ッション10−3の保護シート14に衝突して両者が当
接することとなり、これによりハンマー86が第2シャ
ーシ部82bと当接する際の衝撃が吸収されるととも
に、その揺動範囲が規制されることとなる(図2に示す
状態)。
【0060】こうした鍵80の押鍵操作/離鍵操作によ
り、演奏者はアコースティック・ピアノと同等の鍵タッ
チ(鍵操作感)を得ることができるものである。
【0061】ここで、図5(a)乃至図5(c)を参照
しながら、演奏者の押鍵操作/離鍵操作により、鍵80
ならびにハンマー86が当接する際のクッション10−
1、10−2、10−3の作用についてより詳細に説明
することとする。
【0062】上記したようにして、鍵80の押鍵操作に
より、ハンマー86の腕部86dがクッション10−2
の保護シート14に当接するとともに鍵80の裏面がク
ッション10−1の保護シート14に当接し、鍵80の
離鍵操作により、ハンマー86の後部86cがクッショ
ン10−3の保護シート14に当接すると、鍵80ある
いはハンマー86が当接したクッション10−1、10
−2、10−3の保護シート14には衝撃力がかかるこ
ととなる。
【0063】この際、クッション10−1、10−2、
10−3の保護シート14にかかる当接の際の衝撃力
(即ち、保護シート14にかかる押圧力)が弱い場合に
は、本体部12の第1の領域12bbのみが歪んで衝撃
が緩衝される(図5(b)参照)。
【0064】一方、その当接の際の衝撃力(即ち、保護
シート14にかかる押圧力)が強い場合には、本体部1
2の第1の領域12bbと第2の領域12aaとのいず
れもが歪んで衝撃が緩衝される(図5(c)参照)。
【0065】即ち、本発明による電子楽器の鍵盤装置に
おけるクッションの第1の実施の形態においては、クッ
ション10の面12aに保護シート14を配設するとと
もに面12bに凹凸形状を形成するようにして、本体部
12を第1の領域12bbと第2の領域12aaとの2
つの領域に形成し(図3参照)、面12bを接着剤によ
り鍵盤シャーシ82aに固定的に配設するとともに、保
護シート14に鍵80あるいはハンマー86が当接する
ようにしてクッション10を鍵盤シャーシ82に配設す
るようにしているため(図2参照)、クッション10に
鍵80あるいはハンマー86が当接すると、当接の際の
衝撃力(即ち、保護シート14にかかる押圧力)に応じ
て、本体部12の第1の領域12bbのみ(図5(b)
参照)か、あるいは、第1の領域12bbと第2の領域
12aaとのいずれも(図5(c)参照)が歪んで衝撃
を緩衝することができる。
【0066】そして、上記した第1の実施の形態におい
ては、クッション10の波形の表面加工が施された本体
部12の面12bが鍵盤シャーシ82に固定的に配設さ
れているので、波形の表面加工が施された面12bに鍵
80やハンマー86が直接に当接することが回避され、
クッション10への鍵80やハンマー86の度重なる当
接によっても、クッション10の波形の表面加工が施さ
れた面12bが摩耗することが抑止されるとともに、波
形の表面加工が折れることが抑止され、クッション10
の衝撃の緩衝能力が低下することなく耐久性を向上する
ことができる。
【0067】また、上記した第1の実施の形態において
は、クッション10は、単一材料からなる本体部12の
面12bに凹凸形状を形成することにより、本体部12
に第1の領域12bbと第2の領域12aaとの2つの
領域を形成し、この2つの領域が衝撃力の大きさに応じ
て歪むので(図5(b)(c)参照)、広範囲にわたる
衝撃力を緩衝することができる。
【0068】特に、クッション10に鍵80やハンマー
86が当接する際の衝撃が弱い場合でも、本体部12の
第1の領域12bbのみが歪んで、当該弱い衝撃を確実
に緩衝することができるものである(図5(b)参
照)。
【0069】さらに、上記した第1の実施の形態におい
ては、クッション10の本体部12は単一材料からなる
ものであるので、異なる種類の複数の材料を用いる場合
に比べて、製造コストの大幅な低減を図ることができ
る。
【0070】さらにまた、上記した第1の実施の形態に
おいては、クッション10の本体部12を形成する際に
積層の工程の必要がないので、クッション10の厚みの
精度を向上することができるとともに、従来のクッショ
ン100、220(図1(a)(b)参照)に比べて厚
みを薄くすることもできる。
【0071】次に、図6(a)を参照しながら、本発明
による電子楽器の鍵盤装置におけるクッションの第2の
実施の形態について説明する。
【0072】この第2の実施の形態と上記した第1の実
施の形態とは、上記した第1の実施の形態における凹凸
形状の凹部12cと凸部12dとが共に略台形形状を備
えているのに対して(図3参照)、第2の実施の形態に
おける凹凸形状の凹部22cと凸部22dとが共に略矩
形形状を備えている点において、両者は互いに異なって
いる。
【0073】即ち、この第2の実施の形態のクッション
20は、略矩形形状の凹部22cにおいては、当該凹部
22cの開口部22eの幅Wと凹部22cの底部22
fの幅Wとは等しいものである。
【0074】ただし、この第2の実施の形態のクッショ
ン20においても、凸部22dの上面部22gの幅W
は、凹部22cの開口部22eの幅Wに対して「W
≦W 」の関係を満たすように寸法設定されている。
【0075】また、凹部22cの開口部22eの幅W
ならびに凸部22dの上面部22gの幅Wは、クッシ
ョン20の所望の全幅Wと「2(W+W)≦
」の関係を満たすようにして寸法設定されているも
のである。
【0076】次に、図6(b)を参照しながら、本発明
による電子楽器の鍵盤装置におけるクッションの第3の
実施の形態について説明する。
【0077】この第3の実施の形態と上記した第1の実
施の形態とは、上記した第1の実施の形態の凹凸形状の
凹部12cと凸部12dとが共に略台形形状を備えてい
るのに対して(図3参照)、第3の実施の形態における
凹凸形状の凹部32cの底部32fが曲率を備えるとと
もに凸部32dが略矩形形状を備えている点において、
両者は互いに異なっている。
【0078】即ち、この第3の実施の形態のクッション
30は、凹部32cにおいては、当該凹部32cの開口
部32eの幅Wと凹部32cの底部32fの幅W
は等しく、底部32fは曲率を有するものである。
【0079】ただし、この第3の実施の形態のクッショ
ン30においても、凸部32dの上面部32gの幅W
は、凹部32cの開口部32eの幅Wに対して「W
≦W 」の関係を満たすように寸法設定されている。
【0080】また、凹部32cの開口部32eの幅W
ならびに凸部32dの上面部32gの幅Wは、クッシ
ョン30の所望の全幅Wと「2(W+W)≦
」の関係を満たすようにして寸法設定されているも
のである。
【0081】この第3の実施の形態においては、クッシ
ョン30の本体部32の凹部32cの底部32fが曲率
を備えているので、図4に示すように、所望の全幅W
のクッション30を生成する過程において、所定の1種
類の高分子緩衝材などを用いて注型で所望の全幅W
上の大きさを有する本体部を成形した後に、当該成形さ
れた全幅W以上の大きさを有する本体部を注型から容
易に型抜きすることができる。
【0082】次に、図7を参照しながら、本発明による
電子楽器の鍵盤装置におけるクッションの第4の実施の
形態について説明する。
【0083】この第4の実施の形態と上記した第1の実
施の形態とは、上記した第1の実施の形態における凹凸
形状が、凹部12cの深さhと凸部12dの高さh
とが同一になるようにして寸法設定されているのに対し
て(図3参照)、第4の実施の形態における凹凸形状
が、凹部42cが深さhあるいは深さh(h>h
)を有するようにして寸法設定されている点におい
て、両者は互いに異なっている。
【0084】即ち、この第4の実施の形態のクッション
40は、クッション40の本体部42の面42bにおい
て、凹部42cの深さが2段階の異なる大きさで形成さ
れ、深さhの凹部42cと深さh(h>h)の
凹部42cとが交互に形成されているものである。
【0085】このため、クッション40の本体部42に
おいては、面42b側の凹凸形状が形成されている領域
は、凹部42cの深さhと凸部42dの高さhと一
致する厚みを有する第1の領域42bbと、深さh
凹部42cの底部42fから深さhの凹部42cの底
部42fまでの厚みと一致する厚みを有する第3の領域
42ccとの2つの領域からなるものである。
【0086】さらに、クッション40の本体部42に
は、面42a側の凹凸形状が形成されていない領域であ
る第2の領域42aaも存在するので、従って、本体部
42は、第1の領域42bb、第2の領域42aaなら
びに第3の領域42ccの3つの領域により形成されて
いることになる。
【0087】ただし、この第4の実施の形態のクッショ
ン40においても、凸部42dの上面部42gの幅W
は、凹部42cの開口部42eの幅Wに対して「W
≦W 」の関係を満たすように寸法設定されている。
【0088】また、凹部42cの開口部42eの幅W
ならびに凸部42dの上面部42gの幅Wは、クッシ
ョン40の所望の全幅Wと「2(W+W)≦
」の関係を満たすようにして寸法設定されているも
のである。
【0089】この第4の実施の形態のクッション40
は、 凹部42cの深さを2段階の異なる大きさ(深さ
と深さh)で形成するようにして、本体部42が
第1の領域42bb、第2の領域42aaならびに第3
の領域42ccの3つの領域からなるので(図7参
照)、本体部12が第1の領域12bbと第2の領域1
2aaとの2つの領域からなる第1の実施の形態のクッ
ション10(図3参照)と比較して、より広範囲にわた
る衝撃力を緩衝することができる。
【0090】即ち、クッション40の本体部42の凹部
42cの深さをn段階(ただし、「n」は正の整数であ
る。)の異なる大きさで形成するようにすると、当該n
段階の凹部42cの深さに応じて本体部42がn+1個
の領域から形成されることになり、より広範囲にわたる
衝撃力を緩衝することが可能になる。
【0091】次に、図8を参照しながら、本発明による
電子楽器の鍵盤装置におけるクッションの第5の実施の
形態について説明する。
【0092】この第5の実施の形態と上記した第1の実
施の形成とは、上記した第1の実施の形態では凹凸形状
が形成されていない面12aに保護シート14が配設さ
れているのに対して(図3参照)、第5の実施の形態で
は凹凸形状が形成された面52bに保護シート54が配
設されている点において、両者は互いに異なっている。
【0093】即ち、この第5の実施の形態のクッション
50は、本体部52の第2の領域52aa側の面52a
ではなく、第1の領域52bb側の凹凸形状が形成され
た面52b、即ち、凸部52dの上面部52gに両面テ
ープや接着剤などにより保護シート54が配設されてい
るものである。
【0094】このため、クッション50の本体部52に
保護シート54が配設された状態において、クッション
50の面52bの凹部52cと保護シート54の表面と
により区切られる空間が形成される。
【0095】ただし、この第5の実施の形態のクッショ
ン50においても、凸部52dの上面部52gの幅W
は、凹部52cの開口部52eの幅Wに対して「W
≦W 」の関係を満たすように寸法設定されている。
【0096】また、凹部52cの開口部52eの幅W
ならびに凸部52dの上面部52gの幅Wは、クッシ
ョン50の所望の全幅Wと「2(W+W)≦
」の関係を満たすようにして寸法設定されているも
のである。
【0097】そして、このクッション50は、上記した
第1の実施の形態と同様に、鍵盤シャーシ82にそれぞ
れ配設されるものである。
【0098】この際、クッション50の本体部52の凹
凸形状が形成されていない面52aを両面テープや接着
剤などにより鍵盤シャーシ82に接合して固定的に配設
する。
【0099】なお、上記した実施の形態においては、細
長い直線状の略角柱形状を備えたクッション10,2
0,30,40,50の延長方向と平行して、面12
b,22b,32b,42b,52bの凹凸形状を形成
するようにしたが、これに限られるものではないことは
勿論であり、細長い直線状の略角柱形状を備えたクッシ
ョンの延長方向に対して、凹凸形状を斜めに形成するよ
うにしてもよい。
【0100】即ち、図9(a)(b)に示すように、所
望の全幅Wのクッションを生成する過程において、所
定の1種類の高分子緩衝材などを用いて注型で全幅W
以上の大きさを有する本体部を成形するときに、凹凸形
状がクッションの延長方向に対して斜めに形成されるよ
うにしたものである。
【0101】そして、この全幅W以上の大きさを有す
る本体部を所望の全幅W毎に切断することによりクッ
ションが生成される。
【0102】このようして生成されたクッションにおい
ては、凹凸形状が延長方向に平行して形成されている場
合に比べて、凹凸形状を形成する凹部ならびに凸部の全
長が短くなる。
【0103】即ち、このクッションの凹凸形状はクッシ
ョンの延長方向に対して斜めに形成されているので、ク
ッション10,20,30,40,50に比べて凹凸形
状の全長は短くなり、凹凸形状を形成する凸部が互いに
くっついてしまうようなことが防止される。
【0104】さらに、クッションの凹凸形状の全長が短
いので捩れにくくなり、クッションを上記したようにし
て電子楽器の鍵盤装置(図2参照)に配設する際の作業
性を向上することができる。
【0105】さらにまた、所望の全幅Wのクッション
を生成する過程において、全幅W以上の大きさを有す
る本体部に凹凸形状が斜めに形成されるので(図9
(b)参照)、当該全幅W以上の大きさを有する本体
部を所望の全幅W毎に切断する際に、切断位置の位置
決めの精度を下げることができ、切断位置の違いによる
品質のばらつきが無くなる。
【0106】また、上記した実施の形態においては、ク
ッション10,20,30,40,50に波形の表面加
工を施して凹凸形状を形成するようにしたが、これに限
られるものではないことは勿論であり、クッション70
の所定の面に円柱72(図10(a)(b)参照)ある
いは角柱の突起を形成するようにして凹凸形状を形成す
るようにしてもよい。
【0107】また、クッション10,20,30,4
0,50に波形の表面加工を施して形成される凹凸形状
が所定角で交差するようにしてもよく、要は、所定の加
工が施されて凹凸形状などが形成された面(例えば、上
記した面12b,22b,32b,42b,52b)
と、当該所定の加工が施されて凹凸形状などが形成され
た面と当接する面(例えば、上記した鍵盤シャーシ82
や保護シート14の表面)との間に空間が形成されるよ
うにすればよい。
【0108】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、緩衝能力の低下が防止されるため耐久性を
向上することができるようになるとともに、製造コスト
の低減を図ることができ、しかも、薄型で寸法精度を高
めることができるようになるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、従来の電子楽器の鍵盤装置における
クッションの一例を示した概略構成断面図であり、
(b)は、従来の電子楽器の鍵盤装置におけるクッショ
ンの他の例を示した概略構成断面図であり、(b−1)
は、衝撃力が加わっていない状態のクッションを示した
概略構成断面図であり、(b−2)は、弱い衝撃が加わ
った状態のクッションを示した概略構成断面図であり、
(b−3)は、強い衝撃が加わった状態のクッションを
示した概略構成断面図である。
【図2】本発明による電子楽器の鍵盤装置におけるクッ
ションが配設された電子楽器の鍵盤装置の一部を破断し
て示した側面図である。
【図3】本発明による電子楽器の鍵盤装置におけるクッ
ションの第1の実施の形態を示す概略構成断面図であ
る。
【図4】所望の全幅のクッションを生成する過程を示す
説明図である。
【図5】本発明による電子楽器の鍵盤装置におけるクッ
ションの第1の実施の形態において、電子楽器の鍵盤装
置に配設されたクッションを示す概略構成断面図であ
り、(a)は、衝撃力が加わっていない状態のクッショ
ンを示した概略構成断面図であり、(b)は、弱い衝撃
が加わった状態のクッションを示した概略構成断面図で
あり、(c)は、強い衝撃が加わった状態のクッション
を示した概略構成断面図である。
【図6】(a)は、本発明による電子楽器の鍵盤装置に
おけるクッションの第2の実施の形態を示す概略構成断
面図であり、(b)は、本発明による電子楽器の鍵盤装
置におけるクッションの第3の実施の形態を示す概略構
成断面図である。
【図7】本発明による電子楽器の鍵盤装置におけるクッ
ションの第4の実施の形態を示す概略構成断面図であ
る。
【図8】本発明による電子楽器の鍵盤装置におけるクッ
ションの第5の実施の形態を示す概略構成断面図であ
る。
【図9】(a)は、本発明による電子楽器の鍵盤装置に
おけるクッションの他の実施の形態を示す概略構成断面
図であり、(b)は、(a)におけるD矢視図である。
【図10】(a)は、本発明による電子楽器の鍵盤装置
におけるクッションの他の実施の形態を示す概略構成断
面図であり、(b)は、(a)におけるE矢視図であ
る。
【符号の説明】
10,20,30,40,50,70 クッシ
ョン 12,22,32,42,52
本体部 12a,22a,32a,42a,52a
面 12b,22b,32b,42b,52b
面 12c,22c,32c,42c,52c
凹部 12d,22d,32d,42d,52d
凸部 12e,22e,32e,42e,52e
開口部 12f,22f,32f,42f,52f
底部 12g,22g,32g,42g,52g
上面部 14,24,34,44,54
保護シート 12bb,22bb,32bb,42bb,52bb
第1の領域 12aa,22aa,32aa,42aa,52aa
第2の領域 42cc 第3の領域 72 円柱 80 鍵 80a アクチュエータ 80b 突起部材 80c 爪部 82 鍵盤シャーシ 82a 第1シャーシ部 82b 第2シャーシ部 82c リブ部 84 回動支持軸 86 ハンマー 86a 回動軸 86b アクチュエータ受け部 86c 後部 86d 腕部 100、200 クッション 100a 面 202 第1の層 204 第2の層 206 保護シート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵盤シャーシに対して揺動可能に配設さ
    れた複数の鍵を有する電子楽器の鍵盤装置において、前
    記鍵が当接する電子楽器の鍵盤装置におけるクッション
    であって、 単一材料からなり、所定の面に凹凸形状の加工が施され
    た緩衝部材と、 前記緩衝部材の前記鍵が当接する側の面に配設される保
    護シートとを有し、 前記緩衝部材の前記凹凸形状の加工が施された所定の面
    は、前記緩衝部材の前記保護シートが配設される面の背
    面側に位置し、前記鍵盤シャーシに配設されるものであ
    る電子楽器の鍵盤装置におけるクッション。
  2. 【請求項2】 鍵盤シャーシに対して揺動可能に配設さ
    れた複数の鍵とハンマーとを有する電子楽器の鍵盤装置
    において、前記ハンマーが当接する電子楽器の鍵盤装置
    におけるクッションであって、 単一材料からなり、所定の面に凹凸形状の加工が施され
    た緩衝部材と、 前記緩衝部材の前記ハンマーが当接する側の面に配設さ
    れる保護シートとを有し、 前記緩衝部材の前記凹凸形状の加工が施された所定の面
    は、前記緩衝部材の前記保護シートが配設される面の背
    面側に位置し、前記鍵盤シャーシに配設されるものであ
    る電子楽器の鍵盤装置におけるクッション。
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