JP2001336881A - 金属の溶解装置 - Google Patents

金属の溶解装置

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JP2001336881A JP2000160935A JP2000160935A JP2001336881A JP 2001336881 A JP2001336881 A JP 2001336881A JP 2000160935 A JP2000160935 A JP 2000160935A JP 2000160935 A JP2000160935 A JP 2000160935A JP 2001336881 A JP2001336881 A JP 2001336881A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造がコンパクトで設備費も安価であり、且つ
生産性の高い真空溶解ないし精錬可能な溶解装置を提供
する。 【解決手段】耐火炉壁12の外周部に気密性且つ非導電
性のシール外皮16を設けて炉体10内部を気密にシー
ルするとともに、シール外皮16の内周に沿って縦向き
の水冷銅パイプ47を互いに所定の間隔をなす状態で密
に配設し、炉体10の外部には炉体10を取り巻くよう
にして誘導加熱コイル38を配設し、且つ炉体10をシ
ール外皮16において枠体42に固定して枠体42によ
り補強した構造とする。そして炉体10におけるシール
外皮16を上,下端部において上,下のフランジ44,
28を介して枠体に固定状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属、特に特殊鋼の
溶解ないし精錬に用いて好適な金属の溶解装置に関す
る。
【0002】
【発明の背景】近年、特殊鋼の品質の向上に対する要求
が高まって来ており、脱ガスを目的とした精錬が注目さ
れている。この脱ガス精錬の代表的なものとしてRH真
空脱ガス技術が知られているが、このRH真空脱ガスの
ための設備は大掛りなものであって設備コストが高いの
に加え、このRH真空脱ガス設備は特別な加熱手段を持
たないため、真空処理中に溶湯の温度が低下してしまう
といった問題がある。
【0003】真空処理可能なものとして他に真空誘導溶
解設備があるが、一般にこの種真空誘導溶解設備は溶解
装置全体を真空チャンバ内にすっぽりと収める構造であ
り、従って真空チャンバが大きく、付帯設備を含めて設
備が大掛りとなり、設備コストも高いといった問題があ
る。
【0004】またこの真空誘導溶解設備では、誘導加熱
コイルも真空チャンバ内に収まっていることから、即ち
誘導加熱コイルが真空中にあることからコイル部の放電
が起こり易く、コイル電圧を300V以下(コイル絶縁
を改善しても600V以下)に設定する必要がある。こ
のため大型炉では特に大電力を投入することが困難であ
り、生産性に問題がある。生産性を確保するためには大
電流型の特殊な電源が必要であり、高電圧型(小電流
型)大気誘導炉設備を、生産性を維持しつつ真空誘導炉
に転用することはほぼ不可能である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の金属の溶解装置
はこのような課題を解決するために案出されたものであ
る。而して請求項1のものは、耐火炉壁の外周部に気密
性且つ非導電性のシール外皮を設けて炉体内部を気密に
シールするとともに、該シール外皮の内周に沿って縦向
きの水冷パイプを互いに所定の間隔をなす状態で配設
し、該炉体の外部には該炉体を取り巻くようにして誘導
加熱コイルを配設し、且つ該炉体を前記シール外皮にお
いて枠体に固定して該枠体により補強して成ることを特
徴とする。
【0006】請求項2のものは、請求項1において、前
記炉体における前記シール外皮を上,下端部において
上,下のフランジを介して前記枠体に固定したことを特
徴とする。
【0007】請求項3のものは、請求項1,2の何れか
において、前記水冷パイプが銅パイプから成っていると
ともに、各水冷銅パイプの外径又は一辺の長さをDとし
てパイプ中心間距離が3D以内の短ピッチで周方向に密
に配置されていることを特徴とする。
【0008】請求項4のものは、請求項2,3の何れか
において、前記水冷パイプの上,下端部が前記上,下の
フランジに取り付けられ、保持されていることを特徴と
する。
【0009】請求項5のものは、請求項1〜4の何れか
において、前記溶解装置は架台を備えており、前記枠体
が前記炉体とともに該架台に対して傾動可能に取り付け
られていることを特徴とする。
【0010】
【作用及び発明の効果】以上のように本発明は、耐火炉
壁の外周部に気密性且つ非導電性のシール外皮を設けて
炉体内部を気密にシールしたもので、本発明によれば、
炉体に真空蓋を被せることによって、特別の真空チャン
バを用いることなく、炉体と炉蓋とで囲まれた内部空間
を真空空間となすことができ、特殊鋼等の精錬に際して
真空処理を行うことが可能となる。
【0011】而して加熱のための誘導加熱コイルはその
炉体の外部にあって大気空間に置かれているため、加熱
に際してその誘導加熱コイルにおける放電現象を実質的
に起さないようにすることができ、その誘導加熱コイル
に対して高電圧を印加し、生産性良く特殊鋼等の溶解な
いし精錬を行うことができる。
【0012】また誘導加熱コイルを大気空間に置くこと
ができるため、電源及びコイルデザインの自由度を高め
ることができるのに加えて、特別の真空チャンバを用い
る必要がないため、溶解装置自体を簡素な構造でコンパ
クトに且つ安価に構成することができる。
【0013】ここで上記シール外皮としてはガラス繊維
強化樹脂、例えばガラス繊維強化フェノール樹脂,ガラ
ス繊維強化ポリイミド樹脂等の樹脂を用いることがで
き、或いはそのようなガラス繊維を含有していないフェ
ノール樹脂,ポリイミド樹脂或いはテフロン(登録商
標)等を用いることもできる。またその他にセラミック
ス等の材料から成るものを用いることができ、その材質
については適宜選択可能である。
【0014】本発明はまた、上記シール外皮を枠体に固
定し、即ちシール外皮において炉体を枠体に固定して、
その枠体により炉体を補強した点を特徴としている。誘
導加熱コイルにて溶湯を効率的に加熱するには、炉壁を
可及的に薄く形成することが効果的である。しかしなが
ら炉壁を薄くすると機械的強度が低下してしまう。
【0015】ここにおいて本発明はその炉体を枠体にて
補強するようになしたもので、このようにすれば必要な
機械的強度を確保しつつ炉壁を可及的に薄くすることが
できる。従って本発明によれば、誘導加熱コイルが大気
中に位置し、従って高電圧を印加できるのに加えて炉壁
を薄くし得て溶湯を効率よく加熱できることから、高能
率で金属を溶解ないし精錬することができる。
【0016】尚、炉壁の厚みを薄くするとシール外皮に
対して溶湯からの熱が伝わり易くなるが、本発明ではそ
のシール外皮の内周に沿って縦向きの水冷パイプを所定
の間隔をなす状態で配設していることから、シール外皮
が溶湯からの熱によって温度上昇するのを抑制すること
ができる。
【0017】この水冷パイプはまた、耐火炉壁内面のラ
イニング損耗時の漏洩溶湯のストッパとしても働く。こ
のため初期のライニング厚さを安心して薄くして施工で
きる。そしてそのライニングを薄くすることによって、
トータルの電力効率を向上させ、耐火物コストも抑制で
きる。
【0018】尚上記水冷パイプは、好適には水冷銅パイ
プとなすことができるが(請求項3)、この場合漏洩溶
湯を介してパイプ同士の相互接触があったとしても、通
常の高周波多層巻コイルのターン間接触時のようなスパ
ークは起こらない。
【0019】本発明においては、上記炉体におけるシー
ル外皮を上,下端部において上,下のフランジを介して
枠体に固定することができる(請求項2)。このように
すれば簡単な構造で容易に炉体と枠体とを固定状態とな
すことができ、且つ枠体によって良好に炉体を補強状態
となすことができる。
【0020】本発明では上記水冷パイプとして銅パイプ
が好適であり(請求項3)、この場合において水冷銅パ
イプを周方向に短ピッチ、具体的には水冷銅パイプの外
径又は一辺の長さをDとして3D以内の短いピッチで密
に配置しておくことで冷却能力を高めることができ、ひ
いてはシール外皮の温度上昇を効果的に抑制することが
できる。本発明ではシール外皮の内面温度を300℃以
下に抑え得ることを確認している。
【0021】この水冷銅パイプは断面円形とすることも
できるし、或いは正方形状等の四角形状としておくこと
もできる。断面円形の場合にはその外径がDとなり、ま
た断面四角形状の場合には一辺の長さがDとなる。この
場合においてパイプとパイプとの間の隙間をLとしたと
き、そのLは2D以下(より好ましくは0.5D以下)
とすることが望ましい。
【0022】一方でこのような水冷銅パイプの場合、誘
導加熱コイルによる加熱の際に電力を消費し、且つその
消費の程度はパイプを密にすればするほど大きくなる。
この意味においてパイプとパイプとの間の隙間は1mm
以上としておくことが望ましい。
【0023】本発明ではまた、水冷パイプの上,下端部
を上,下のフランジに取り付けて、そのフランジにより
これを保持させるようになすことができる(請求項
4)。この場合において水冷パイプは、下端部が下のフ
ランジに対してこれを管軸方向に相対移動可能に貫通す
る状態に取付保持させておくことができる。このように
しておけば、熱によって炉壁が膨張した場合においても
水冷パイプに対して熱による応力が加わるのを抑制する
ことができる。
【0024】本発明では、溶解装置に架台を備えてお
き、枠体を炉体とともにその架台に対して傾動可能に取
り付けておくことができる(請求項5)。これによりそ
の炉体の傾動によって、内部の溶湯を容易に外部に排出
することができる。
【0025】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1は本例の溶解装置の全体構成を示したも
ので、図中10はその炉体である。炉体10は耐火炉壁
12の内面にライニング14を施し、また外周部にはガ
ラス繊維強化フェノール樹脂から成る気密性且つ非導電
性のシール外皮16が施してあり、このシール外皮16
と後述のステンレス製の鏡板18及びプレート20によ
り炉体10内部が気密にシールされている。ここでライ
ニング14の肉厚は本例では65mmと極めて薄くされ
ている。
【0026】炉体10の底部22にはポーラスプラグ2
4が設けてあり、このポーラスプラグ24を通じて炉体
10内の溶湯15に対してAr,N,CO等のガス
を吹き込めるようになっている。この底部22にはまた
湯漏れセンサ26が設けてあり、この湯漏れセンサ26
によって、ライニング14の損耗状態が連続的に監視さ
れる。ここで炉体10の底部22の外面はステンレス製
の鏡板18にて覆われている。この鏡板18にはフラン
ジ(下フランジ)28が一体に形成されている。
【0027】30は真空蓋であって、鋼中水素の除去等
の真空精錬時にはその真空蓋30を水冷式の天端シール
31を介して被せた状態とする。尚溶湯15の撹拌を強
くして精錬を強化する際には、上記のポーラスプラグ2
4からAr又はNガスを吹き込み、また脱炭精錬時に
はそれらのガスにCOを混合する。ここで真空蓋30
には真空吸引口32と、測温・合金添加用の開口34
と、炉内観察用の窓36とが設けられている。
【0028】上記炉体10の外部には、これを取り巻く
ようにして誘導加熱コイル38が配設されている。この
誘導加熱コイル38には水冷ケーブル40が接続されて
おり、この水冷ケーブル40を介して誘導加熱コイル3
8に電力供給される。
【0029】炉体10の外部にはまた枠体42が配設さ
れている。そしてこの枠体42の上端部に対して、炉体
10における上記のシール外皮16の上端部がフランジ
(上フランジ)44及び天板46を介して取付固定され
ている。
【0030】炉体10におけるシール外皮16はまた、
その下端部が鏡板18のフランジ28を介して、即ち鏡
板18を介して枠体42の下端部に取付固定されてい
る。そしてこの枠体42によって炉体10が良好に補強
されている。
【0031】シール外皮16の内側には、図2に詳しく
示しているように縦向きの水冷銅パイプ47が周方向に
所定ピッチLで配設されている。この例では外径Dが
20mmのものが全体で72本周方向に短ピッチL
密に配置してある。
【0032】ここで水冷銅パイプ47と47とのピッチ
は、水冷銅パイプ47の外径をDとしたとき3D以
内としておくことが望ましい。この配列としたときライ
ニング14が40mm摩耗したときでも、シール外皮1
6の内面温度は200℃以下であった。尚水冷銅パイプ
47と47との間の隙間Lは2D以下、好ましくは
0.5D以下としておくことが望ましい。一方下限値に
ついては、望ましい値は1mmである。
【0033】本例では、図3に示しているように隣接す
る2本の水冷銅パイプ47が1本のU字管48にて構成
されており、そしてその上端部がブラケット50により
フランジ44に固定してある。そしてその下端部が、鏡
板18におけるフランジ28を管軸方向に相対移動可能
に貫通させてある。その貫通部分はパッキン52にてフ
ランジ28に対し気密にシールしてある。
【0034】このように水冷銅パイプ47の下端部がフ
ランジ28に対し、貫通状態で且つ管軸方向に相対移動
可能となしてあることから、熱によって炉体10が膨張
した場合においても、これによって水冷銅パイプ47に
対し応力がかかるのが良好に防止される。
【0035】図1において54は内蓋であって、この内
蓋54により溶解中の熱放散を抑制することができる。
56は架台であって、上記炉体10及び枠体42全体が
この架台56に対し軸58回りに傾動(回転)可能に取
り付けてある。
【0036】而して炉体10の傾動出湯時には、図示を
省略する油圧シリンダによって炉体10及び枠体42を
所定角度(ここでは100°)傾動させることができ
る。またその傾動の際、水冷ケーブル40を介して誘導
加熱コイル38に電力供給することができる。
【0037】<実験例>表1に上記実施例の溶解装置
と、溶解装置全体を真空チャンバ内にすっぽりと収めた
形態の比較例の溶解装置とを用いて溶解を行ったときの
各条件が示してある。尚何れの溶解装置もそれぞれ溶解
量は3tである。
【0038】
【表1】
【0039】この表1から明かなように本実施例の溶解
装置の場合、コイル電圧の制約がないことから電源出力
を高くすることができ、また溶解装置全体を収容するた
めの特別の真空チャンバを必要としないことから、真空
空間容積を比較例のものに対して1/4程度とすること
ができる。
【0040】またハイパワーで溶解を行うことができる
ことから溶解時間及び精錬時間も短くて済み、更にその
結果として電力原単位も小さく操業コストが安価である
上、設備コストも比較例に比べて廉価とすることができ
る。
【0041】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である溶解装置の概略構成を
示す図である。
【図2】図1の溶解装置の要部の横断面図である。
【図3】同実施例の溶解装置における水冷銅パイプの構
成を示す図である。
【符号の説明】
10 炉体 12 耐火炉壁 16 シール外皮 28,44 フランジ 38 (高周波)誘導加熱コイル 42 枠体 47 水冷銅パイプ 56 架台

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火炉壁の外周部に気密性且つ非導電性
    のシール外皮を設けて炉体内部を気密にシールするとと
    もに、該シール外皮の内周に沿って縦向きの水冷パイプ
    を互いに所定の間隔をなす状態で配設し、該炉体の外部
    には該炉体を取り巻くようにして誘導加熱コイルを配設
    し、且つ該炉体を前記シール外皮において枠体に固定し
    て該枠体により補強して成ることを特徴とする金属の溶
    解装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記炉体における前
    記シール外皮を上,下端部において上,下のフランジを
    介して前記枠体に固定したことを特徴とする金属の溶解
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記水
    冷パイプが銅パイプから成っているとともに、各水冷銅
    パイプの外径又は一辺の長さをDとしてパイプ中心間距
    離が3D以内の短ピッチで周方向に密に配置されている
    ことを特徴とする金属の溶解装置。
  4. 【請求項4】 請求項2,3の何れかにおいて、前記水
    冷パイプの上,下端部が前記上,下のフランジに取り付
    けられ、保持されていることを特徴とする金属の溶解装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記溶
    解装置は架台を備えており、前記枠体が前記炉体ととも
    に該架台に対して傾動可能に取り付けられていることを
    特徴とする金属の溶解装置。
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