JP2692367B2 - 取鍋の浴湯加熱装置 - Google Patents

取鍋の浴湯加熱装置

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JP2692367B2
JP2692367B2 JP2280126A JP28012690A JP2692367B2 JP 2692367 B2 JP2692367 B2 JP 2692367B2 JP 2280126 A JP2280126 A JP 2280126A JP 28012690 A JP28012690 A JP 28012690A JP 2692367 B2 JP2692367 B2 JP 2692367B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C7/00Treating molten ferrous alloys, e.g. steel, not covered by groups C21C1/00 - C21C5/00
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    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は鋳型に注入する溶湯を取鍋内で加熱する装
置に関する。
〔従来の技術〕
溶湯を鋳型に入れるための取鍋内の溶湯の温度が下が
ってその流動性が低下した場合に、取鍋内の溶湯を溶解
炉に戻して再加熱するか、いったん冷却凝固したのち溶
解炉に戻して再溶解するのでは、作業性が非常に悪く、
特に後者の冷却凝固を行うものでは、再溶解のためにか
なりのエネルギ損失を招く。
そこで、従来、取鍋内の溶湯の流動性を常時保持させ
るために、載置台に対して移動可能に載置する取鍋に第
1コアを装着し、載置台側に第2コアとコイルを固定設
置するものが下記する従来例として知られている(特開
昭63−137521号公報)。
第17図は従来例の片側断面図であって、取鍋1は、ス
テンレスなどの非磁性材からなる鉄皮(鍋本体ともい
う)2と、この鉄皮2の内側に張られた耐火断熱材3と
により構成されている。鉄皮2の両側に突出したトラニ
オン軸部4,4には吊桿5,5が連結され、一方のトラニオン
軸部4には鍋傾動用の被駆動軸6が取りつけられてい
る。耐火断熱材3の外側の円周部3aと外側の底面部3bに
は、対をなす第1コア8a,8bが円周方向に定ピッチで複
数組装着されている。床面9に固定され、取鍋1を上方
から載置させる載置台10には、第1コア8a,8bの組数と
同じ数の第2コア11が固定されて、取鍋1を載置台10に
載置したとき、各組の第1コア8a,8bが所定の第2コア1
1の両端にある磁極部11a,11bと近接して対向するよう
に、取鍋1の底部を支持する支持片12および円周部を位
置決めするストッパ13が載置台10に設けられている。ま
た、各第2コア11にはコイル14が装着されている。
コイル14に通電して第2コア11を励磁すると、第1コ
ア8a,8bを通して取鍋1内の溶湯15に交番磁界16が発生
し、溶湯15の誘導加熱が行われ、溶湯15の流動性が任意
に保持される。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記の従来例では、加熱エネルギを投入する第2コア
11、コイル14及び図示しない電力ケーブルや水冷配管を
載置台10側に固定設置するので、それらの部材の設置構
造が簡単になり、しかも溶湯15を保持した取鍋1を自由
に吊桿5で移動させたり、トラニオン軸部4で傾動させ
たりできるという利点がある。
しかし第2コア11がL字形をしていて、製作が困難で
あり、第2コア11の磁性部11bとストッパ13との高さ寸
法を正確に設定して保持しないと磁極部11bと取鍋1の
底面部3bの第1コア8bとが衝突して破損したり、隙間が
大きくて磁気抵抗が増大してエネルギ損失が大きくな
り、周辺の異常加熱が生じる恐れがある。
この発明の目的は、第2コアの磁極部と取鍋の対をな
す第1コアの一方側との位置関係を改善するなどして、
エネルギ効率のよい取鍋の溶湯加熱装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
発明1の取鍋の溶湯加熱装置は、 取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて対をなす第1コ
アと、前記取鍋を載置可能な載置台に装着される第2コ
アと、この第2コアの両端に設けられ前記第1コアと対
向する磁極部と、前記第2コアを励磁するコイルとから
なるものにおいて、 前記磁極部と前記対をなす第1コアとを前記取鍋の外
周部において径方向に対向させるものである。
なお、第1コアは上下に対をなし、コイルは取鍋を巻
回するように配置されるものでもよく、第1コアは円周
方向に対をなし、コイルは第2コアを巻回するものでも
よい。
発明2の取鍋の溶湯加熱装置は、 取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて上下に対をなす
第1コアと、前記取鍋を載置可能な載置台に装着される
第2コアと、この第2コアの両端に設けられ前記第1コ
アと対向する磁極部と、前記第2コアを励磁するコイル
とからなるものにおいて、 前記取鍋と前記載置台側との径方向の間に対をなす位
置センサを備えるものである。
この発明2以下のものは従来のL字形等の第2コアの
ものに適用することを含む。
発明3の取鍋の溶湯加熱装置は、 取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて上下に対をなす
第1コアと、前記取鍋を載置可能な載置台に装着される
第2コアと、この第2コアの両端に設けられ前記第1コ
アと対向する磁極部と、前記第2コアを励磁するコイル
とからなるものにおいて、 前記取鍋と前記第2コアとの相対位置関係を調節する
位置調節手段を備えるものである。
発明4の取鍋の溶湯加熱装置は発明3において、 前記位置調節手段は、前記取鍋又は前記第2コアに設
けられ上下方向位置を調節する上下調節装置からなるも
のである。
発明5の取鍋の溶湯加熱装置は発明3において、 前記位置調節手段は、前記取鍋又は前記第2コアに設
けられる回動装置とするものである。
発明6の取鍋の溶湯加熱装置は発明3において、 前記位置調節手段は、前記取鍋と前記載置台側との間
に対をなすピボット装置からなるものである。
発明7の取鍋の溶湯加熱装置は発明3において、 前記位置調節手段は、前記取鍋の底面部に固定される
環状体と、この環状体の外周又は内周に径方向に接触す
る複数のローラとからなるものである。
発明8の取鍋の溶湯加熱装置は発明3において、 前記位置調節手段は、前記取鍋の底面部に固定される
円盤体と前記取鍋の上部とにそれぞれ径方向に接触可能
で径方向に微動可能な複数の押し棒からなるものであ
る。
発明9の取鍋の溶湯加熱装置は発明8において、 前記押し棒の先端にローラを設けるものである。
発明10の取鍋の溶湯加熱装置は、 取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて対をなす第1コ
アと、前記取鍋を載置可能な載置台に装着される第2コ
アと、この第2コアの両端に設けられ前記第1コアと対
向する磁極部と、前記第2コアを励磁するコイルとから
なるものにおいて、 前記コイルの内周に衝撃保護材を備えるものである。
発明11の取鍋の溶湯加熱装置は、 取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて対をなす第1コ
アと、前記取鍋を載置可能な載置台に装着される第2コ
アと、この第2コアの両端に設けられ前記第1コアと対
向する磁極部と、前記第2コアを励磁するコイルとから
なるものにおいて、 前記コイルの内周に耐熱材を備えるものである。
発明12の取鍋の溶湯加熱装置は、 取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて対をなす第1コ
アと、前記取鍋を載置可能な載置台に装着される第2コ
アと、この第2コアの両端に設けられ前記第1コアと対
向する磁極部と、前記第2コアを励磁するコイルとから
なるものにおいて、 前記取鍋からの熱放散を促進する冷却手段を設けるも
のである。
発明13の取鍋の溶湯加熱装置において、 前記冷却手段は、前記コイルの内周にもうけられる黒
色系の表面層からなるものである。
発明14の取鍋の溶湯加熱装置は発明12において、 前記冷却手段は、前記コイルの内周又は前記取鍋の外
周に設けられる凹凸表面層からなるものである。
発明15の取鍋の溶湯加熱装置は発明12において、 前記冷却手段は、前記取鍋と前記コイルとの間に導入
される冷却気体からなるものである。
発明16の取鍋の溶湯加熱装置は発明12において、 前記冷却手段は、前記取鍋の外周に設けられる水冷冷
却管からなるものである。
発明17の取鍋の溶湯加熱装置は、 取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて対をなす第1コ
アと、前記取鍋を載置可能な載置台に装着される第2コ
アと、この第2コアの両端に設けられ前記第1コアと対
向する磁極部と、前記第2コアを励磁するコイルとから
なるものにおいて、 前記磁極部を前記第2コアから軸方向と径方向とに移
動可能に設けるものである。
発明18の取鍋の溶湯加熱装置は、 取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて対をなす第1コ
アと、前記取鍋を載置可能な載置台に装着される第2コ
アと、この第2コアの両端に設けられ前記第1コアと対
向する磁極部と、前記第2コアを励磁するコイルとから
なるものにおいて、 前記第1コアの前記磁極部に対向する面をこの磁極部
の面より大きくするものである。
発明19の取鍋の溶湯加熱装置は、 取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて対をなす第1コ
アと、前記取鍋を載置可能な載置台に装着される第2コ
アと、この第2コアの両端に設けられ前記第1コアと対
向する磁極部と、前記第2コアを励磁するコイルとから
なるものにおいて、 前記磁極部と前記第1コアとの間の空隙を前記取鍋の
軸心を中心とする円弧に近似させるものである。
発明20の取鍋の溶湯加熱装置は、 取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて対をなす第1コ
アと、前記取鍋を載置可能な載置台に装着される第2コ
アと、この第2コアの両端に設けられ前記第1コアと対
向する磁極部と、前記第2コアを励磁するコイルとから
なるものにおいて、 前記取鍋を開閉可能な蓋付きの真空容器に収納するも
のである。
発明21の取鍋の溶湯加熱装置は発明20において、 前記コイルを設けた前記第2コアを前記真空容器の中
に配置するものである。
発明22の取鍋の溶湯加熱装置は発明20において、 前記コイルを設けた前記第2コアを前記真空容器の外
に配置するものである。
発明23の取鍋の溶湯加熱装置は発明20において、 前記取鍋の外郭をなす鉄皮を前記真空容器に兼ねさせ
るものである。
発明24の取鍋の溶湯加熱装置は発明1において、 前記コイルを半径方向に複数層を巻回するものであ
る。
〔作用〕
発明1において、上下に対をなす第1コアのそれぞれ
は、いずれも取鍋の外周に装着されて第2コアの両端の
磁極部とは径方向に空隙を介して対向することとなる。
取鍋を載置台に上下方向に近ずけて載置する時に上下方
向の相対位置関係の制約や、磁極部への衝突の恐れが少
くなり、空隙の過大がない。そして第2コアはI字状の
両端に径方向にわずかに突出する磁極部を持つ簡単な形
状となり、L字形のような無駄な磁路がなくて、形状も
簡潔になる。
発明2において、位置センサは径方向に対をなしてい
るので、取鍋と載置台側との上下方向、円周方向、径方
向の相対位置関係が正しいかどうかを検出できる。もっ
とも一対の位置センサでは上下方向の検出しかできない
し、上下に設ければ軸ぶれも検出できる。
発明3において、位置調節手段は取鍋と第2コアとの
相対位置関係を調節して、上下方向、円周方向、径方向
に関して磁極部と第1コアとの正確な位置を維持し、磁
束が鉄皮に漏れて過熱させるなどの不都合を防ぐ。
発明4から9までは発明3の位置調節手段の具体化で
ある。なお発明6のピボット装置は径方向のほか上下方
向の調節も行うし、発明8は径方向の調節のほか軸ぶれ
も調節する。
発明10において、取鍋を吊桿等で吊しながら載置する
時に取鍋がコイルに当って破損することを衝撃保護板が
防護する。
発明11において、溶湯を保持して高温になっている取
鍋からの熱がコイルに伝わって絶縁破壊することを耐熱
材が防護する。
発明12において、冷却手段は取鍋が溶湯や、誘導過熱
で過熱することを防ぐ。
発明13から16までは発明11の冷却手段の具体化であ
る。
発明17において、誘導加熱運転状態では磁極部を本来
の位置に配置し、取鍋の引き上げ、載置の操作時には磁
極部を第2コアから軸方向と径方向外側に離すことを磁
極移動手段が行うこととなる。その結果、操作時には磁
極部に衝突することがなく楽に操作できる。しかも、運
転状態では磁極部は第2コアとは当然に密着し、第1コ
アとは少い空隙が保つだけでなく必要により当接させて
磁気抵抗が少ない効率のよい誘導加熱ができる。
発明18において、第1コアの面が磁極部より大きいの
で磁束が鉄皮に漏れて加熱さすことがなく、上下方向や
円周方向に多少相対位置が偏位しても悪影響が少ない。
発明19において、空隙を軸心を中心とする空隙に近似
させるから、コイルを空隙に沿って内周を少さく、取鍋
側を空隙に沿って外周を大きくとることができて、被加
熱物とコイルとが最接近し、加熱電力効率が良く、外径
も小さくなる。
発明20において、誘導加熱される取鍋は真空容器中で
脱ガスや冶金処理も行えることになる。
発明21から23までは発明20の真空容器の具体側であっ
て、発明21から23になるほど、全体の外形は少さくな
り、特に発明23は取鍋の鉄皮そのものが真空容器を兼ね
て、構造が簡単でより小形化される。
発明24において、層数をnとしたとき、コイルの抵抗
はn倍となるが、コイルを流れる電流は1/n倍で済むの
で、コイルの抵抗損は、 (I/n)2・n・R=I2R/n となり層数に反比例して抵抗損が減じ、効率がよくな
る。
〔実施例〕
第1図は実施例1の要部断面図、第2図は第1図の取
鍋と第2コアとの断面図の相対位置関係図表、第3図は
実施例2の断面図、第4図は実施例3の断面図、第5図
は実施例4の断面図、第6図は第5図の要部斜視図、第
7図は第6図の要部拡大断面図、第8図は実施例5の断
面図、第9図は実施例6の断面図、第10図は実施例7の
断面図示の操作流れ図、第11図は実施例8の要部斜視
図、第12図は第1図のものを並記した実施例9の要部水
平断面図、第13図は実施例10の要部水平断面図、第14図
は実施例11の断面図、第15図は実施例12の断面図、第16
図は実施例13の断面図、第18図は実施例14の半断面図で
ある。
第17図の従来例及び各図と同一符号を付けるものはお
よそ同一機能を持ち、以下では説明を省くこともある。
第1図において、取鍋1は鉄皮2と耐熱断熱材3とか
ら、耐火断熱材は底面部3bと筒状部3aとからなり、図示
しないトラニオン軸部とこれを支持する吊桿によって、
移動し、傾動する。
そして取鍋1に装着される複数対の第1コアの対をな
す各極8a,8xはいずれも前記筒状部3aに径方向に向いて
いる。この各極8a,8xに径方向に対向する磁極部11a,11x
を持つ第2コア11yはほぼ1字をなし、コイル14を巻回
して加熱コイルとなり、図示しない載置台側に固定して
設置される。なお前記で図示しないトラニオン軸部、吊
桿及び載置台は従来例と同じである。
このような構造によれば、〔作用〕の項にも説明した
ように、 対をなす第1コアの各極8a,8xはいずれも取鍋1の筒
状部3aに装着されるので、前記第1コアの各極8a,8x及
び第2コア11yとは径方向の空隙を介して対向すること
となり、取鍋1を載置台に近づけて載置する時に上下方
向(軸方向)の相対位置関係の制約から自由になり、磁
極部11a,11xの衝突や空隙の過大がない。そして第2コ
ア11yは1字状の両端に径方向にわずかに突出する磁極
部11a,11bを持つ簡単な形状となり、L字形のような無
駄な磁路がなくて、形状も簡潔になる。鉄皮2は円周方
向に1個所以上絶縁板を介して接合して、円周方向の誘
導電流による加熱を防ぐようにするとよい。
なお、第1コアは上下に対をなし、コイルは取鍋を巻
回するように配置するが、第1コアを円周方向に対をな
して配置し、コイルを第2コアに巻回してもよい。
第2図に示す第1図のものの第1コアと第2コアとの
相対位置関係において、第2コア11yに対し第1コア8a,
8xは、図(a)では下方に図(b)では上方に偏位し、
磁束が鉄皮2の※印部に漏れ過熱させ、図(c)では円
周方向にθだけ偏位し、円周方向の※印部で同様の現象
を生じる。図(d)ではδだけ偏心し、空隙の大きい側
では磁気抵抗が大きくなって鉄皮2への漏れにより過熱
を生じ、空隙の小さい側では機械的に接触し、破損の恐
れがある。このような問題に対応するためにいくつかの
実施例がある。
第3図に示す実施例において、取鍋側の第1コア8xと
載置台側の磁極部11xに一対の位置センサ31a,31bが設け
られ、図示でわかる上下方向のほか、円周方向の偏位が
検出できる、円周上に複数対設ければ径方向偏位も検出
でき、上方にも設ければ軸ぶれも検出できる。取付個所
はコアや磁極でなくてもよい。
更に床面9の上で歯車32で回動可能な第2コア台33の
上にシリンダ34で上下可能に第2コア11が取付けられ
る。そして取鍋1の底面部3bは床面9側とピボット装置
35で中心合せと上下合せが行われる。
第4図においては吊ワイヤ41とフック42で吊られる取
鍋1側が位置調節され、取鍋1上方に取付けたアーム43
は第2コア11y側からアクチュエータ44で回動される。
底部3bに固定した環状体45の外周に、床面9側のローラ
47が接触して自動的に中心合せが行なわれ、シリンダ46
で上下する載置台10で上下方向位置が調節される。環状
体45は円盤体でもよいが環状として円周でローラに接触
してもよい。
第5図、第6図及び第7図に示す実施例4において、
取鍋1の底面部3bに固定した円盤体51の外周に径方向に
シリンタ52で微動する複数の押し棒53が設けられ、押し
棒53の先端にして更に円滑なころがりのためのローラ54
が取付けられる。同様なシリンダ52、押し棒53、ローラ
54が取鍋1の上方の鉄皮2の外周に設けられ、径方向の
位置を調節する。前記円盤体51は回動する載置台55で円
周方向調節がされる。
この実施例にはコイル14の内周に非磁性ステンレス鋼
等の衝撃保護材56や耐熱材57が設けられる。
更にこの実施例には取鍋1の冷却手段が設けられる。
まずコイル14の内周には鉄皮2からの熱輻射を受ける黒
色系の表面層58を施すとよい。それは凹凸を設けて表面
積を大きくとるとよい。一方取鍋側からの輻射を増大さ
せるため凹凸のある黒色系の表面層59を鉄皮2に施すと
よい。
第8図の実施例5のようにコイル14と鉄皮2の間に冷
却気体51を導入させたり、第9図の実施例6のようにコ
イル14内面に冷却水を通す水冷冷却管61を設けたりす
る。
第10図の操作流れ図に示す実施例7において、コイル
14を取付けた第2コア11yに対して磁極部11a,11xはアク
チュエータ等の図示しない磁極移動手段によって、軸方
向と系方向とに移動可能であり、図(a)の状態から取
鍋1を挿入しようとする時には、磁極部11a,11xは図
(b)の図示矢印Ma,Mxのように移動させる。もともと
コイル14より磁極部11a,11xの方が内周側に突き出てい
るので取鍋挿入の時には図(c)のようにコイル14の内
周と第1コアとの隙間δ1は充分大きくなり、挿入によ
る磁極等の損失がない。取鍋1を挿入したら図(d)の
ように磁極部11a,11xを前記Ma,Mxの反対の移動で本来の
位置に戻す。この時力Pを加えて第2コア11yと磁極部1
1a,11xとの接触圧を充分にとり磁気抵抗の増大や、電磁
振動の発生を防ぐ。磁極部11a,11xを第1コア8a,8xに直
接に接触させてδ1,δ2を零にすれば更に全体の磁気抵
抗は減少する。動きMa,Mxは上下方向と外側への移動の
組合せでなく、磁極部の外径側の支点で回動させてもよ
い。
第11図において、取鍋1の鉄皮2を貫通する第1コア
8aは対向する磁極部11aより軸方向には接線方向にも寸
法が大きくなっている。そうすると両者が正しい相対位
置にある時も鉄皮2への磁束の漏れは減小して、鉄皮の
過熱がおさえられ、相対位置が多小悪くても同様の効果
がある。aとAの比,bとBの比は1.3から2倍ぐらいが
よい。下の第1コア8xについても同様にするとよい。
第12図において、磁極部11aと第1コア8aとの間の空
隙を接線方向に設けるものに比べると、磁極部62aと第
1コア63aとの間の空隙を取鍋の軸心を中心とする円弧
に一致させたものはコイル14と鉄皮2との距離が接近で
き誘導加熱効率が向上し、全体がコンパクトになるだけ
でなく、円周方向の相対位置偏位にも接触事故がない。
第13図は第12図の変形で段付の近似円弧としたもので
前記効果は小し下るが、磁極部64aと第1コア65aの鉄心
抜型の種類が減小して生産性がよい。
第14図から第16図までは取鍋を真空容器中に収納して
真空脱ガス等の冶金処理を行うもので、第14図では取鍋
1とともにコイル14を持つ第2コア11yも蓋66付の真空
容器67の中に収められる。第15図ではコイル付の第2コ
ア11yは真空容器68の外に位置し、コイルが大気中にあ
って、真空中で生じるコロナ放電の恐れがなく、高い電
圧がとれて、大きなサイズの電路を必要としない。
第16図の真空容器69は特殊な形状で真空容器69は取鍋
の鉄皮を兼ね、真空容器69を貫通する第1コア8a,8xに
は非磁性材料で真空を保つカバー70a,70xが溶接等で覆
われる。
第18図の取鍋の溶湯加熱装置は、磁極部11a,11xを持
つ第2のコア11yにコイル84が3層に巻回されている。
一般に層数をnとしたとき、コイルの抵抗はn倍となる
がコイルを流れる電流はI/nで済むので、コイルの抵抗
損は、 (I/n)2・n・R=I2R/n となり層数nに反比例して抵抗損が減じ、効率が良くな
る。もっともnをあまり多くすると外層ほどコイルが長
くなり抵抗が増すほか、渦電流損が生じて前式のように
I/nにならないので、3〜6層ぐらいを実用する。
〔発明の効果〕
発明1の取鍋の溶湯加熱装置は、コイルを装着した固
定側の第2コアの形状が簡単な形状となり、この第2コ
アの磁極部と第1コアとが径方向に対向して空隙の設定
が容易になり、取鍋を近づけて載置するときに磁極の衝
突による破損や、過大な空隙によるエネルギ損失や、周
辺の過熱がなくなるという効果がある。
発明2の取鍋の溶湯加熱装置は、取鍋の載置に際して
位置センサによって磁極部と第1コアとの3方向の相対
位置関係が目視や勘によらず確実に検出できて、位置の
調節に役立てることができるという効果がある。
発明3の取鍋の溶湯加熱装置は、そのような3方向の
相対位置関係を位置調節手段が現実に調節して磁束が第
1コアを確実に均一に通過して鉄皮を過熱することがな
いという効果があり、発明4から9までは、そのような
位置調節手段を上下方向や、回動方向や径方向について
は具体化できるという効果がある。
発明10の取鍋の溶湯加熱装置は、クレーン等で吊り下
げられる取鍋がコイルに当たって破損させるようなこと
を衝撃保護材が防護するという効果がある。
発明11の取鍋の溶湯加熱装置は、耐熱材が取鍋からの
熱を遮断してコイルの過熱を防ぐという効果がある。
発明12の取鍋の溶湯加熱装置は、冷却手段が過熱しが
ちな取鍋を保護する効果があり、具体的には発明13から
16までのようにコイル内周の黒色系表面層や、コイル内
周又は取鍋外周の凹凸や、冷却気体や、水冷冷却管によ
って行なわれるという効果がある。
発明17の取鍋の溶湯加熱装置は、移動可能にされる磁
極部によって取鍋の着脱が衝突なしに行なえるという効
果がある。
発明18の取鍋の溶湯加熱装置は、第1コアの磁路断面
が大きくて鉄皮への磁束漏れによる過熱がなく、相対位
置が多少偏位してもよいという効果がある。
発明19の取鍋の溶湯加熱装置は、空隙が円弧状となっ
てコイルが鉄皮に近接して誘導過熱効率がよく、全体が
小形になるという効果がある。
発明20の取鍋の溶湯加熱装置は、取鍋内の溶湯を真空
容器内で脱ガス等の冶金処理を行いながら過熱できると
いう効果があり、発明21から23になるにつれて真空容器
が小形になるという効果がある。
発明24の取鍋の溶湯加熱装置は、コイルの抵抗損が減
少して効率が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の要部断面図、第2図は第1図の取鍋
と第2コアとの断面図示の相対位置関係図表、第3図は
実施例2の断面図、第4図は実施例3の断面図、第5図
は実施例4の断面図、第6図は第5図の要部斜視図、第
7図は第6図の要部拡大断面図、第8図は実施例5の断
面図、第9図は実施例6の断面図、第10図は実施例7の
断面図示の操作流れ図、第11図は実施例8の要部斜視
図、第12図は第1図のものを並記した実施例9の要部水
平断面図、第13図は実施例10の要部水平断面図、第14図
は実施例11の断面図、第15図は実施例12の断面図、第16
図は実施例13の断面図であり、第17図は従来例の片側断
面図であり、第18図は実施例14の半断面図である。 1…取鍋、2…鉄皮、3…耐火断熱材、3a…筒状部、3b
…底面図、8a,8b,8x,63a,65a…第1コア、10,55…載置
台、11,11y…第2コア、11a,11b.11x,62a,64a…磁極
部、12…支持片、13…ストッパ、14,84…コイル、31a,3
1b…位置センサ、32…歯車、34,46,52…シリンダ、35…
ピボット装置、44…アクチュエータ、47,54…ローラ、5
3…押し棒、56…衝撃保護材、57…耐熱材、58,59…表面
層、67,68,69…真空容器、70a,70x…カバー。

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて対を
    なす第1コアと、前記取鍋を載置可能な載置台に装着さ
    れる第2コアと、この第2コアの両端に設けられ前記第
    1コアと対向する磁極部と、前記第2コアを励磁するコ
    イルとからなる取鍋の溶湯加熱装置において、 前記磁極部と前記対をなす第1コアとを前記取鍋の外周
    部において径方向に対向させることを特徴とする取鍋の
    溶湯加熱装置。
  2. 【請求項2】取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて上下
    に対をなす第1コアと、前記取鍋を載置可能な載置台に
    装着される第2コアと、この第2コアの両端に設けられ
    前記第1コアと対向する磁極部と、前記第2コアを励磁
    するコイルとからなる取鍋の溶湯加熱装置において、 前記取鍋と前記載置台側との径方向の間に対をなす位置
    センサを備えることを特徴とする取鍋の溶湯加熱装置。
  3. 【請求項3】取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて上下
    に対をなす第1コアと、前記取鍋を載置可能な載置台に
    装着される第2コアと、この第2コアの両端に設けられ
    前記第1コアと対向する磁極部と、前記第2コアを励磁
    するコイルとからなる取鍋の溶湯加熱装置において、 前記取鍋と前記第2コアとの相対位置関係を調節する位
    置調節手段を備えることを特徴とする取鍋の溶湯加熱装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の取鍋の溶湯加熱装置におい
    て、 前記位置調節手段は、前記取鍋又は前記第2コアに設け
    られ上下方向位置を調節する上下調節装置からなること
    を特徴とする取鍋の溶湯加熱装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の取鍋の溶湯加熱装置におい
    て、 前記位置調節手段は、前記取鍋又は前記第2コアに設け
    られる回動装置とすることを特徴とする取鍋の溶湯加熱
    装置。
  6. 【請求項6】請求項3記載の取鍋の溶湯加熱装置におい
    て、 前記位置調節手段は、前記取鍋と前記載置台側との間に
    対をなすピボット装置からなることを特徴とする取鍋の
    溶湯加熱装置。
  7. 【請求項7】請求項3記載の取鍋の溶湯加熱装置におい
    て、 前記位置調節手段は、前記取鍋の底面部に固定される環
    状体と、この環状体の外周又は内周に径方向に接触する
    複数のローラとからなることを特徴とする取鍋の溶湯加
    熱装置。
  8. 【請求項8】請求項3記載の取鍋の溶湯加熱装置におい
    て、 前記位置調節手段は、前記取鍋の底面部に固定される円
    盤体と前記取鍋の上部とにそれぞれ径方向に接触可能で
    径方向に微動可能な複数の押し棒からなることを特徴と
    する取鍋の溶湯加熱装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の取鍋の溶湯加熱装置におい
    て、 前記押し棒の先端にローラを設けることを特徴とする取
    鍋の溶湯加熱装置。
  10. 【請求項10】取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて対
    をなす第1コアと、前記取鍋を載置可能な載置台に装着
    される第2コアと、この第2コアの両端に設けられ前記
    第1コアと対向する磁極部と、前記第2コアを励磁する
    コイルとからなる取鍋の溶湯加熱装置において、 前記コイルの内周に衝撃保護材を備えることを特徴とす
    る取鍋の溶湯加熱装置。
  11. 【請求項11】取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて対
    をなす第1コアと、前記取鍋を載置可能な載置台に装着
    される第2コアと、この第2コアの両端に設けられ前記
    第1コアと対向する磁極部と、前記第2コアを励磁する
    コイルとからなる取鍋の溶湯加熱装置において、 前記コイルの内周に耐熱材を備えることを特徴とする取
    鍋の溶湯加熱装置。
  12. 【請求項12】取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて対
    をなす第1コアと、前記取鍋を載置可能な載置台に装着
    される第2コアと、この第2コアの両端に設けられ前記
    第1コアと対向する磁極部と、前記第2コアを励磁する
    コイルとからなる取鍋の溶湯加熱装置において、 前記取鍋からの熱放散を促進する冷却手段を設けること
    を特徴とする取鍋の溶湯加熱装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載の取鍋の溶湯加熱装置にお
    いて、 前記冷却手段は、前記コイルの内周にもうけられる黒色
    系の表面層からなることを特徴とする取鍋の溶湯加熱装
    置。
  14. 【請求項14】請求項12記載の取鍋の溶湯加熱装置にお
    いて、 前記冷却手段は、前記コイルの内周又は前記取鍋の外周
    に設けられる凹凸表面層からなることを特徴とする取鍋
    の溶湯加熱装置。
  15. 【請求項15】請求項12記載の取鍋の溶湯加熱装置にお
    いて、 前記冷却手段は、前記取鍋と前記コイルとの間に導入さ
    れる冷却気体からなることを特徴とする取鍋の溶湯加熱
    装置。
  16. 【請求項16】請求項12記載の取鍋の溶湯加熱装置にお
    いて、 前記冷却手段は、前記取鍋の外周に設けられる水冷冷却
    管からなることを特徴とする取鍋の溶湯加熱装置。
  17. 【請求項17】取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて対
    をなす第1コアと、前記取鍋を載置可能な載置台に装着
    される第2コアと、この第2コアの両端に設けられ前記
    第1コアと対向する磁極部と、前記第2コアを励磁する
    コイルとからなる取鍋の溶湯加熱装置において、 前記磁極部を前記第2コアから軸方向と径方向とに移動
    可能に設けることを特徴とする取鍋の溶湯加熱装置。
  18. 【請求項18】取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて対
    をなす第1コアと、前記取鍋を載置可能な載置台に装着
    される第2コアと、この第2コアの両端に設けられ前記
    第1コアと対向する磁極部と、前記第2コアを励磁する
    コイルとからなる取鍋の溶湯加熱装置において、 前記第1コアの前記磁極部に対向する面をこの磁極部の
    面より大きくすることを特徴とする取鍋の溶湯加熱装
    置。
  19. 【請求項19】取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて対
    をなす第1コアと、前記取鍋を載置可能な載置台に装着
    される第2コアと、この第2コアの両端に設けられ前記
    第1コアと対向する磁極部と、前記第2コアを励磁する
    コイルとからなる取鍋の溶湯加熱装置において、 前記磁極部と前記第1コアとの間の空隙を前記取鍋の軸
    心を中心とする円弧に近似させることを特徴とする取鍋
    の溶湯加熱装置。
  20. 【請求項20】取鍋の耐火断熱材の外側に装着されて対
    をなす第1コアと、前記取鍋を載置可能な載置台に装着
    される第2コアと、この第2コアの両端に設けられ前記
    第1コアと対向する磁極部と、前記第2コアを励磁する
    コイルとからなる取鍋の溶湯加熱装置において、 前記取鍋を開閉可能な蓋付きの真空容器に収納すること
    を特徴とする取鍋の溶湯加熱装置。
  21. 【請求項21】請求項20記載の取鍋の溶湯加熱装置にお
    いて、 前記コイルを設けた前記第2コアを前記真空容器の中に
    配置することを特徴とする取鍋の溶湯加熱装置。
  22. 【請求項22】請求項20記載の取鍋の溶湯加熱装置にお
    いて、 前記コイルを設けた前記第2コアを前記真空容器の外に
    配置することを特徴とする取鍋の溶湯加熱装置。
  23. 【請求項23】請求項20記載の取鍋の溶湯加熱装置にお
    いて、 前記取鍋の外郭をなす鉄皮を前記真空容器に兼ねさせる
    ことを特徴とする取鍋の溶湯加熱装置。
  24. 【請求項24】請求項1記載の取鍋の溶湯加熱装置にお
    いて、 前記コイルを半径方向に複数層に巻回することを特徴と
    する取鍋の溶湯加熱装置。
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