JP5654339B2 - 誘導加熱式アルミニウム溶解・保持炉 - Google Patents

誘導加熱式アルミニウム溶解・保持炉 Download PDF

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この発明は、アルミダイキャストに使用されるアルミニウムおよびアルミニウム合金等を溶解し、溶解した溶湯を保持しておくための誘導加熱式アルミニウム溶解・保持炉に関する。
従来のアルミニウム溶解・保持炉は、黒鉛または鋼材製のるつぼにアルミニウム溶解原料を入れて、このるつぼをガスバーナまたは電気ヒータ等により加熱してアルミニウムの溶解および溶解されたアルミニウム溶湯の保持を行うのが一般的であった。
このようなるつぼをガスバーナまたは電気ヒータ等で加熱するようにした従来のアルミニウム溶解・保持炉では、保持した溶湯の温度調節を、加熱源を断続することによって行っているので、溶湯の温度が設定温度に対して±5℃以上変動し、温度を精度よく保持することができない問題があった。
このような、問題を解決するため、誘導加熱を利用した誘導加熱式アルミニウム溶解・保持炉が特許文献1に示されるように既に提案されている。
このような従来の誘導加熱式アルミニウム溶解・保持炉の構成を図6に示す。
図6において、50は、誘導加熱式アルミニウム溶解・保持炉であり、この炉50は、アルミニウム等の溶解原料を保持する黒鉛製のるつぼ51と、このるつぼ51の外周にこれを取り囲んで設置された誘導加熱コイル52を備え、炉枠53内に収納されている。炉50の全体は、床面に設置される支持基台54で支持され、るつぼ51は、この基台54の中央に設置したるつぼ支持台55により断熱材56を介して着脱可能に支持されている。
誘導加熱コイル52は、炉枠53に支持された複数のコイル保持枠57により支持される。るつぼ51とコイル52の間には、断熱材58を介装して、コイル52の過熱を防いでいる。さらに、炉枠53の上下端には、断熱材58と炉枠53の間に形成されたコイル52を冷却するための通気路60に連通した通気口61,62が設けられている。基台54上には、るつぼ51の開口を開閉する開閉蓋63が回動可能に取り付けられている。
このように構成された誘導加熱式アルミニウム溶解・保持炉50においては、誘導加熱コイル52に高周波交流電源から高周波の交流電力を供給することにより、電磁誘導作用により黒鉛製るつぼ51に誘導電流が流れて黒鉛製るつぼ51が加熱され、その熱により、黒鉛製るつぼ51に収容されたアルミニウム等の溶解原料が溶解される。運転中、誘導加熱コイル52は、通電によりそれ自身のジュール熱およびるつぼ51の発生熱により加熱される。加熱コイル52がこれらの熱により過熱されないようにするため、矢印で示すように、下部の通気口61から内部の通気路63に冷却空気を送り、上部の通気口62から排出することにより、加熱コイル52の冷却を行っている。
溶解されたアルミニウム溶湯の温度は、誘導加熱コイルに供給する電流を調整することにより微細に調節可能となる。このため、この誘導加熱式アルミニウム溶解・保持炉でアルミニウム溶湯の保持温度を、所定の設定温度に精度よく保つことができる。
特開平03−275262号公報
しかしながら、前記の従来の誘導加熱式アルミニウム溶解・保持炉は、るつぼを構成する黒鉛が酸化しやすいため、表面の酸化防止のためにるつぼの表面をガラス層で被覆するが、黒鉛とガラスの熱膨張差によりガラス層にクラックが生じやすく、るつぼの寿命が短くなる不都合がある。
また、るつぼの黒鉛は、非磁性であるので、誘導加熱コイルの発生する磁束が、るつぼ内のアルミニウム等の溶湯に作用するため、溶湯に大きな電磁撹拌力が発生し、溶湯に含まれる不純物が溶湯全体に拡散されようになり、湯の品質が低下する不都合もある。
さらに、この従来の誘導加熱式アルミニウム溶解・保持炉は、誘導加熱コイルが空冷されているため、コイル導体が通気路内に露出して配置されるので、るつぼが破損して溶湯が漏れ出した際に、溶湯が誘導加熱コイルに触れる易いため、コイルが溶湯により焼損される危険性が高く、安全性が低いという不都合もある。
前記のような不都合を解消するため、この発明は、寿命が長く、溶湯の品質を高く維持でき、しかも誘導加熱コイルが焼損する危険を低下させ、安全性の高い誘導加熱式アルミニウム溶解・保持炉を提供することを課題とするものである。
前記の課題を解決するため、この発明は、コイル導体を間隔をおいて複数回巻回して円筒状の誘導加熱コイルを形成し、このコイル成形体の全体を耐熱性のキャスタブルセメントにより包み込んで成形して、全体が耐火性無機質セメント被覆層で覆われた円筒状の誘導加熱コイル成形体を形成し、この誘導加熱コイル成形体を炉枠内に固定的に設置し、前記円筒状の誘導加熱コイル成形体の中央空所に、磁性を有する鉄材で形成した鍋状のるつぼを出し入れ可能に収納し、前記鉄材製るつぼの外周を前記誘導加熱コイルにより取り囲み、前記鍋状の鉄材製るつぼの周壁の厚さを前記誘導加熱コイルで発生する磁束の浸透深の2.3倍以上の厚さとし、かつ、前記誘導加熱コイルの巻回したコイル導体の間隔を中央部より上下端部を狭くして導体密度を高くしたことを特徴とするものである。鉄材製るつぼの周壁の磁束の浸透深さの2.3倍の厚みの部分では、誘導電流は表面の10%の大きさであり、鉄材製るつぼの周壁の厚さを磁束の浸透深さの2.3倍以上の厚みにすることで大方の電流を発熱に使うことができる。
さらに、この発明においては、誘導加熱コイル成形体の誘導加熱コイルを覆う耐火性無機質セメント被覆層に粒状の高熱伝導材を分散混合するようにしてもよい。
この発明においては、アルミニウム溶解原料を収容するるつぼを磁性を有する鉄材で形成しているため、黒鉛製のるつぼに比べると損耗が小さいため寿命を長くすることができるとともに、誘導加熱コイルで発生される磁束によりるつぼに誘導して流れる電流がるつぼの外表面付近に集中して流れるようになりるつぼの発熱効率が高くなる。また、誘導加熱コイルで発生される磁束が磁性材製のるつぼに周壁に集中して流れ、るつぼのアルミニウム溶解原料を収容した内部にはほとんど流れないので、アルミニウム溶解原料が溶解された溶湯を撹拌する電磁力が僅少となり、アルミニウム溶湯の撹拌が抑制されることによる、アルミニウム溶湯の品質を向上することができる。
この発明の実施例のアルミニウム溶解・保持炉の構成を示す平面図。 図1に示すアルミニウム溶解・保持炉のII−II線に沿う縦断面図。 この発明の実施例のアルミニウム溶解・保持炉の構成を示す側面図。 この発明の実施例のアルミニウム溶解・保持炉に使用する誘導加熱コイルの平面図。 この発明の実施例のアルミニウム溶解・保持炉に使用する誘導加熱コイルの正面図。 従来のアルミニウム溶解・保持炉の構成を示す一部破断面図。
<実施例>
以下に図1ないし図5に示すこの発明の実施例について説明する。
図1ないし図3において、1は、アルミニウム溶解・保持炉である。このアルミニウム溶解・保持炉1は、アルミニウム溶解原料を収容する鍋状のるつぼ10と、このるつぼを誘導加熱するための誘導加熱コイル成形体20およびるつぼ10およびコイル成形体20を支持する炉枠30とを備える。
るつぼ10は、有低の円筒部11とこの円筒の上部開口の外周に水平に延びたフランジ部12とで構成した鍋状容器からなり、SS材と呼ばれる圧延鋼等の磁性を有する鉄材で製作されている。フランジ部12には、るつぼ10を吊り下げて移動するときに使用する吊下げ用フック15が複数個設けられている。
コイル成形体20は、図4および図5に示すように、パイプや棒材で構成されたコイル導体を適宜の間隔をおいて複数回巻回して、ほぼ円筒台形状に形成された誘導加熱コイル21を備える。このコイル21の巻始めと巻終わりは適宜の長さ引き出されて電源接続リード22を形成する。このリード22の先端部には、外部の電源から給電ケーブルを接続するための接続端子板23が結合されている。コイル21の各ターン間には、耐熱性の無機材料で形成されたスペーサブロック24が円周上に等間隔で複数個挿入されている。上下方向に位置するスペーサブロックは、図5に示すように互いに重ならないように円周方向に少しずらして配置するのがよい。
このように、コイル導体を円筒台形状に巻回して構成された誘導加熱コイル21の全体を、注形型などを用いて耐熱性の無機材料のキャスタブルセメントにより一体モールドして、コイル21の全体が耐火性セメント被覆層25で被覆された、円筒状をなす誘導加熱コイル成形体20を形成する。このコイル成形体20は、円筒の内周面が、るつぼの外形に合わせて、上端から下端へ向かって内径が小さくなるように傾斜したテーパ面に形成されている。セメント被覆層25は、コイル21の絶縁材であるとともに形状保持材でもある。そして、セメント被覆層25に粒状の高熱伝導材を分散混合するようにすれば、セメント被覆層25の熱伝導が高くなり、コイル21の冷却を助けることができる。
次に炉枠30について説明する。炉枠30は、チャンネル材で構成された2本の支持脚31上に、アングル材を組み合わせて直方体状に組み上げた枠体32が載置されている。この枠体32の側面は側面板33で、天面は天面板34で、そして底面は底面板35で覆われている。底面板35上には、耐火煉瓦36を敷き詰め、その上に、高さ調節の可能な複数の支持脚37を介してコイル支持基板38が設置される。この基板38の中央部は、るつぼ10の底壁13を支持するためにセラミック材等で形成された耐熱基板38aで構成されている。コイル支持基板38の周囲には、コイル成形体20の中心位置を調整するために複数のアジャスタボルト付きの保持機構39が等間隔で設けられている。
コイル成形体20から電源接続リード22の引き出される側の炉枠30の側面板33には、その一部を切欠き、この切り欠き部に電気絶縁板で構成したリード支持板33aが貼り付けられ、このリード支持板33aにより、炉枠30から外へ引き出される電源接続リード22を支持するようにしている。
炉枠30内に設置されたコイル成形体20は、コイル支持基板38を支持する支持脚により水平レベルが調整され、保持機構39のアジャスタボルトにより水平方向の位置が調整される。コイル成形体20が水平に保たれ、中心位置が炉枠30の中心位置に一致されたところで、支持脚37および保持機構39のアジャスタボルトを固定することにより、コイル成形体20の位置決めを行う。
このように炉枠30内に位置決め固定されたコイル成形体20の中央空所部内に鍋状の鉄材製るつぼ10を出し入れ可能に挿入する。このコイル成形体20の中央空所部内に挿入された鉄材製るつぼ10は、上端縁のフランジ部12を炉枠30の上面板34上に、そして底壁を支持基板33上に載置することにより、炉枠30によって支持され、るつぼ10のコイル成形体20への挿入位置が所定の位置に固定される。るつぼ10の筒状部11の外周とコイル成形体20の内周との間の隙間およびるつぼ20の底壁とるつぼ支持基板38、38aとの間の隙間には、るつぼ10の放熱防止のために、ガラスウール等の繊維状の断熱材29が詰め込まれている。
このように構成されたアルミニウム溶解・保持炉1においては、るつぼ10内に収容されたアルミニウム溶解原料を溶解するために、接続端子23に図示しない高周波交流電源から給電ケーブルを接続して、誘導加熱コイル21に高周波の交流電力が供給される。
これによって誘導加熱コイル21で高周波磁界が発生され、その磁束がほとんど磁性を有する鉄材製のるつぼ10の周壁を通流することにより、るつぼ10の周壁が誘導加熱作用により発熱する。この熱より、るつぼ10内に収容されたアルミニウム溶解原料が急速に加熱され、溶解される。
るつぼ10内の溶解されたアルミニウム溶湯の保持温度は、誘導加熱コイル21へ供給する電力の調整により容易に制御することができる。このため、温度調節器を設け、この温度調節器により温度センサにより検出した溶湯温度と設定温度との偏差が零になるように誘導加熱コイル21へ供給する電力を調節することにより、溶湯の温度を、精度良く設定温度に保つことができる。
また、この発明においては、るつぼ10が磁性を有する鉄材で形成されているため、誘導加熱コイルで発生された磁束が、ほとんどるつぼ10の周壁に集中して通流し、るつぼ10のアルミニウム溶解原料収容部を通ることがなくなるため、溶解されたアルミニウム溶湯に電磁撹拌力が発生することがなくなり、溶湯には熱的な弱い対流だけでるつぼ10内を流動するだけとなる。このため、溶湯に含まれる不純物はるつぼ10の底部に沈降集積され、溶湯全体に拡散されることがないので、溶湯の品質を高い品質に維持することができる。
このようにして、溶解されたアルミニウムの溶湯を、ダイキャストするために、ダイキャストマシーンの設置されている場所まで運ぶために、るつぼ10から別の取鍋に移して運ぶことも可能であるが、るつぼ10が炉枠30に対して取り出し可能に構成されているので、このるつぼ10を炉枠30から取り出して、直接ダイキャストマシーンの設置されている場所まで運んでダイカストマシーンに溶湯を注ぐことができる。
この発明においては、アルミニウムを溶解し、保持するるつぼを、磁性を有するSS材等の鉄材で形成しているため、るつぼ10の発熱効率が高くなる利点がある。
すなわち、導電材を流れる誘導電流は、表皮効果により導電材の表面付近に集中して流れることはよく知られていることである。そして、そのときの電流の浸透深さδは、次の数1に示されるとおりとなる。
Figure 0005654339
ここで、ρ:被加熱体の固有抵抗(μΩ/cm)、μ:比透磁率、f:周波数(Hz)である。
比透磁率は非磁性材の場合は1で、SS材のような磁性を有する鉄材の場合は、20〜1000と大きな値を示す。
このため、この発明のように磁性材である鉄材で構成したるつぼ10は、前記した従来装置のように非磁性材の黒鉛で構成したるつぼに比べると比透磁率が著しく大きいので、るつぼに流れる誘導電流の浸透深さδが浅くなる。SS材製のるつぼの浸透深さδを実際に計算すると、電源周波数が10kHzで、浸透深さδが0.9mm程度となり、かなり浅いことがわかる。
このため、この発明における鉄材製るつぼ10においては、これに流れる誘導電流が小さい断面積に集中して流れることになり、電流密度が実効的に大きくなり、発熱効率を高くすることができる。
この場合、鍋状の鉄材製るつぼの周壁の厚さを前記るつぼに流れる誘導電流の浸透深さの2.3倍以上の厚さとすると前記の効果がより高く発揮される。
そして、誘導加熱コイル20で発生される磁束が、前記鉄材製るつぼにより均等に分布するようにするためには、コイル成形体を形成するコイル導体をコイル成形体の上下端において間隔を狭く、そして中央部において間隔を広く巻くようにするのがよい。
さらに、この発明においては、アルミニウム溶解原料を溶解し、保持するるつぼを鉄材でだけで構成しているので、るつぼは、使用中にアルミニウム溶湯により僅かに浸食を受けるが、熱応力に対する耐力が高いことにより、加熱、冷却によってるつぼ壁に亀裂が生じることがほとんどないため、るつぼの寿命を長くすることができる。
また、万が一にもるつぼ壁に亀裂が生じて、アルミニウム溶湯がるつぼから漏れ出すような事故が発生しても、誘導加熱コイル成形体20は、コイル導体を巻回して構成したコイルが、全体に耐熱性のセメント被覆層25で被覆されているので、漏れ出したアルミニウム溶湯がこのセメント被覆層25に接触して冷やされるだけで、コイル21に直接当たることはない。このため、漏れ出したアルミニウム溶湯によって誘導加熱コイル21が焼損することはないので、極めて安全に運転することができる。さらに、漏れ出したアルミニウム溶湯が炉底に達しても、炉低に敷き詰められた耐火煉瓦により保護され、アルミニウム溶湯が炉外に漏れ出すことを防止することができるので、さらに安全性を高めることができる。
1:誘導加熱式アルミニウム溶解・保持炉
10:鉄材製るつぼ
11:胴部
12:フランジ部
13:底部
20:誘導加熱コイル成形体
21:誘導加熱コイル
22:引き出しリード部
23:接続端子部
25:セメント被覆層
29:断熱材
30:炉枠
31:支持台
32:枠体
33:側面版
34:天面板
35:下面板
36:耐火煉瓦壁
37:支持脚
38:支持基板

Claims (2)

  1. コイル導体を間隔をおいて複数回巻回して円筒状の誘導加熱コイルを形成し、このコイル成形体の全体を耐熱性のキャスタブルセメントにより包み込んで成形して、全体が耐火性無機質セメント被覆層で覆われた円筒状の誘導加熱コイル成形体を形成し、この誘導加熱コイル成形体を炉枠内に固定的に設置し、前記円筒状の誘導加熱コイル成形体の中央空所に、磁性を有する鉄材で形成した鍋状のるつぼを出し入れ可能に収納し、前記鉄材製るつぼの外周を前記誘導加熱コイルにより取り囲み、前記鍋状の鉄材製るつぼの周壁の厚さを前記誘導加熱コイルで発生する磁束の浸透深さの2.3倍以上の厚さとし、かつ、前記誘導加熱コイルの巻回したコイル導体の間隔を中央部より上下端部を狭くして導体密度を高くしたことを特徴とする誘導加熱式アルミニウム溶解・保持炉。
  2. 前記誘導加熱コイル成形体の誘導加熱コイルを覆う耐火性無機質セメント被覆層に粒状の高熱伝導材を分散混合することを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱式アルミニウム溶解・保持炉。
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