JPS6133761A

JPS6133761A - 溶湯供給装置

Info

Publication number: JPS6133761A
Application number: JP15368484A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Tadokoro; 昌宏田所
Original assignee: Shinko Electric Co Ltd
Current assignee: Shinko Electric Co Ltd
Priority date: 1984-07-24
Filing date: 1984-07-24
Publication date: 1986-02-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、鋳型、とりぺ等へ溶湯を供給する溶湯供給
装置に関する。

〔従来技術〕

近年、溶湯の移送には、電磁ポンプが広く用いられてお
り、この電磁ポンプを利用した溶湯供給装置が注目され
ている。

第３図は、この種の溶湯供給装置の構成を示す断面図で
ある。保温炉１の底部には、保温装置２が取シ付けられ
てお９、この保温装置２によって、保温炉１内に貯留さ
れた溶湯３の温度が低下しな゛いようになっている。ｔ
た、保温炉１の側面下部には、溶湯取出口１ａが形成さ
れており、この溶湯取出口１ａに、接合具４によって導
湯管５が接合され、さらに導湯管５の先端に、出湯樋６
が取り付けられている。この場合、導湯管５は、斜め上
方に同って取り付けられており、保温炉１内の溶湯３が
出湯樋６から溢れ出ないようになっている。また、前記
導湯管５の側面には電磁ポンプ７゜８が取ル付けられて
いる。この電磁ポンプ７．８の誘導コイルには、管状の
電線が用いられており。

コイルの過熱を防止するために前記電線内には冷却水が
通水されている。

そして、電磁ポンプ７．８を作動させると、導湯管５内
に進行磁界が発生し、この磁気作用によつて溶湯３ｉＪ
−導湯管５内を汲み上げられ、出湯樋６から鋳凰９へ供
給される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、導湯管５は、電磁ポンプ７．８の磁気効率を
上げるために肉薄に形成されており、この結果、前記冷
却水の影響を受け、給湯の休止時間が長いと、導湯管５
内で溶湯３が冷えて固化する虞れがある。そこで、給湯
して匹ないときには、適宜の時間間隔でポンプを逆進さ
せ、導湯管５内の冷えた溶湯３を保温炉１へ戻している
。しかしながら、これによって、保温炉１内の溶湯３が
攪拌され空気に触れる機会が多くなり、酸化されて、気
孔等の鋳造欠陥を招弊していた。

ｆた、前述した方法によって、休止時における温度の低
下を防いだとしても、出湯時において、溶湯３が、導湯
管３内を上昇する際に、その温度が低下することは避け
られない。この結果、鋳造にムラが生じ、製品の品質を
均一化することができなかつ九。

この発明は上記事情に鑑み、導湯管内での溶湯の温度の
低下を防止することができる溶湯供給装置を提供するこ
とを目的とする。

ｃ問題を解決する九めの手段〕上記目的を達成するためにこの発明は、進行磁界発生装
置と、導湯管を加熱する加熱手段とを耐火製材によって
一体成型し、これを導湯管に嵌装′することを特徴とす
る。

〔作用〕

加熱手段によって導湯管を加熱することによシ。

その内部の溶湯の固化を防止すると共に、温度を低下さ
せることなく溶湯を汲み上げる。

〔実施例〕

以下図面を参照して、この発明の一実施例について説明
する。

第１図および第２図は、各々この発明の一実施例による
溶湯供給装置の要部の構成を示す断面図およびそのＡ−
Ａ線断面図であり、従来の溶湯供給装置と同一の部分に
は同一の符号を付し、その説明を省略する。

この図において、導湯管５は、導湯孔５ａを有する偏平
管であυ（第２図）、その外周には１着脱可能な箱形の
電磁ポンプユニット１０が嵌装されている。

電磁ポンプユニット１０は、これを、導湯管５の側面５
ｂに添う仮想面Ｘ−Ｘ’　　（第２図）によって上下に
分け７ＩＣ２つのブロック、すなわち電磁ポンプブロッ
ク１１と、保温ブロック１２とからな夛、これら２つの
ブロック１　ｉ　、　ｔ　ｚハｓ　各々の外周を覆う箱
状のケーシング１３．１４の開口部が合わされ、その開
口部の周囲に形成されたフランジ１３ａ・、１４ａがボ
ルト止めされて、一体化されている。

電磁ポンプブロック１１の幅方向中央部には、コイル１
５を有する鉄心１６が設けられている。

この鉄心１６は、長さがケーシング１３の長手方向の長
さよりやや短かい櫛状の継鉄であり、その一方の側面１
６ａには、その長手方向と直交する凹溝１６ｂ、１６ｂ
・・・が形成され、この凹溝１６ｂ。

１６ｂ・・・に、・管状の線材よシなるコイル１５゜１
５・・・が巻回されている。そして、鉄心１６は、前記
一方の側面１６ａを上方に向けて、ケーシング１３の底
部に固定され、耐火製材１７によって封止されている。

一方、前述したケーシング１４の底部には、その外形が
直方体状の耐火製材１８が固定されており、この耐火製
材１８の導湯管６に対向する面には、開口部が長方形を
なし、壁部１９ａ、１９１）の−面が傾斜した凹部２０
が形成されている。また壁部１９ａ、１９ｂには、各々
導湯管５を通過させる切欠きが形成されている。そして
、凹部２０の開口部が１１１２図に示すように電磁ポン
プブロック１１の耐火製材１７によって閉じられ、保温
室２１が形成されている。ここで、保温室２１内には、
長手方向と直交する棒状の発熱体２２゜２２・・・が設
けられてお９、これら発熱体２２゜２２・・・の両端部
は、凹部２０の側壁２０ａ、２０ａ（第２図］に埋め込
まれ、その両端が、耐火製材１８の側面１８ａ、１８ａ
から突出しておル、その両端部は、発熱に必要な電力を
供給すべき端子で、図示しない電力供給に必要な電源に
接続されている。

なお、この発熱体２２は、扱う溶融金属の種類によって
異かり、例えばアルミニウムを扱う場合には、５ｉＣ（
炭化珪素）が用いられる。

以上の構成において、通常、導湯管５の基端部からその
長さ方向中央に至る導湯孔５ａは、溶湯３で満九されて
いる。溶湯３が、導湯孔５ａに存在する間は、常に発熱
体２２．２２・・・に、電力が供給され、これによって
発熱体２２．２２・・・が発熱し、保温室２１内の温度
が高温となり、その内部に位置する導湯管５が、その略
全長に渡って加熱されている。この結果、導湯孔５ａの
溶湯３の温度は低下せず、長時間給湯を休止する場合に
おいて４％導湯孔５ａで溶湯３が固化することはない。

給湯時には、コイル１５．１５・・・を所定の位相差を
もって励磁し、導湯孔５ａＫ％保温炉１から出湯樋６に
向う進行磁界を発生させ、溶湯３を上昇させる。この場
合、導湯管５が加熱されていることにより、上昇する際
においても溶湯３の温度は低下せず一同造にムラがなく
なり、＃！品の品質を均一化することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明によれば一進行磁界発生装
置と、導湯管を加熱する加熱手段とを、耐火製材によっ
て一体成型し、これを導湯管に嵌装したので、導湯管内
での溶湯の温度の低下を防止することができ、内部の溶
湯の固化を防止することができる。また、温度を低下さ
せることなく溶湯を汲み上げることができ、鋳造にムラ
がなくなり、製品の品質を均一化することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、各々この発明の一実施例による
溶湯供給装置の要部の構成を示す断面図およびそのＡ、
−Ａ線断面図、第３図は、従来の溶湯供給装置のＷｔ放
を示す断面図である。１・・・・・・保温炉、３・・・・・・溶湯、５・・・
・・・導湯管、７゜訃・・・・・電磁ポンプ（進行磁界
発生装置）、９・・・・・・ｆｓＬｔｏ・・・・・・電
磁ポンプユニット、１５・旧・・コイル、１６・・・・
・・鉄心（以上１５．１６は進行磁界発生装置）、１７
．１８・・・・・・耐火製材（耐火性の断熱材）、２ｏ
・・・・・・保温室、２２・・・・・・発熱体（加熱手
段）。

Claims

【特許請求の範囲】

保温炉に接合された導湯管内に進行磁界を発生させるこ
とにより、前記保温炉内の溶湯を、前記導湯管を通して
汲み出し、鋳型等に供給する溶湯供給装置において、耐
火性の断熱材の内部に形成され、前記導湯管が挿通され
る保温室と、前記導湯管に沿つて設けられ、前記進行磁
界を発生させる進行磁界発生装置と、前記保温室内に設
けられた加熱手段とを具備することを特徴とする溶湯供
給装置。