JP5832588B2 - 取鍋加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、溶融金属(溶湯)を搬送もしくは供給するのに用いられる取鍋を予熱・保温するための取鍋加熱装置に関する。
鋳造工場において、取鍋は、一般に溶解炉又は前炉から溶融金属(溶湯)を受湯して鋳造現場まで搬送して鋳型などに直接流し込む(注湯する)か、他の注湯用の取鍋や溶湯保持炉に移し入れるのに使用されている。この溶湯を搬送する間に、例えば溶湯の温度が100℃低下すると、鋳造現場で必要な鋳造温度より100℃高い温度での溶解が必要となり、キュポラや誘導炉などの溶解炉では、より過酷な操業を強いられることになる。
よって、この種の取鍋では、溶解炉から溶湯を移し入れた際に、取鍋に内張りされている耐火物に熱が奪われて溶湯温度が急激に低下しないように、取鍋の予熱・保温が行われる。取鍋の予熱・保温は、内張りされている耐火物をガスバーナーを用いて加熱する方法が一般的であるが、ガスバーナーによる加熱では、高温の燃焼ガスが取鍋の内部に溜まる時間が短く、高温の燃焼ガスのまま外部に逃げていくため、加熱効率が悪いうえ、高温、大気汚染、騒音など、作業環境も劣悪な環境となる。そこで、特許文献1では、取鍋内部を蓋により密閉するとともに、双極の電極を蓋を貫通するように取鍋内部に挿入し、アーク放電にて取鍋内部を加熱する技術を提案している。
特開2012−55908号公報
しかし、アーク放電を用いて取鍋内を加熱する場合には、アークの安定性や電極表面の酸化を防止するために不活性ガスを取鍋内に供給するのが望ましく、よって、大気下で予熱を行うことが困難である。そのため、大気下において熱効率よくかつ作業環境の著しい悪化を伴わない取鍋の加熱装置が望まれている。
本発明は、上記した問題に着目してなされたもので、熱効率が良好でかつ作業環境の著しい悪化を防止できる取鍋加熱装置を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、上部に溶融金属の注入口を有する取鍋の前記注入口を塞ぐ蓋部と、前記蓋部に取り付けられ、取鍋の内部を加熱する電気抵抗加熱式ヒータと、前記蓋部に前記電気抵抗加熱式ヒータを取り囲むように取り付けられた保護カバーと、を備え、前記保護カバーは、前記電気抵抗加熱式ヒータを取り囲むように配置された、垂直方向に延びる複数本の縦枠材と、前記複数の縦枠材に水平に架け渡される複数段の横枠材と、で構成されている取鍋加熱装置によって達成される。
本発明の好ましい実施態様においては、前記複数の縦枠材の下端部に、前記横枠材が架け渡されていることを特徴としている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記蓋部を下方から支持して前記電気抵抗加熱式ヒータを吊り下げ状態で保持する支持スタンドをさらに備えることを特徴としている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記蓋部の取鍋と接する側の面には、断熱材が設けられていることを特徴としている。
本発明の取鍋加熱装置によると、蓋部で取鍋の開口を塞ぎながら、蓋部に取り付けられた電気抵抗加熱式ヒータにより取鍋内部を加熱するので、熱が外部に逃げることを抑制できる。よって、効率よく取鍋内部を加熱できるとともに、電気抵抗加熱式ヒータへの通電で加熱しているので、バーナーによる加熱の際に懸念された作業環境の著しい悪化も防止できる。また、大気下で加熱することができるので、アーク放電による加熱のように取鍋内部を不活性ガス雰囲気とする必要もない。また、電気抵抗加熱式ヒータが保護カバーに取り囲まれていることにより、取鍋加熱装置の搬送時や取鍋への取付時に、電気抵抗加熱式ヒータが何かにぶつかって破損することを防止できる。
本発明の一実施形態に係る取鍋加熱装置の斜視図である。 取鍋の概略断面図である。 図1の取鍋加熱装置の平面図である。 図3のA−A線に沿う概略断面図である。 図3のB−B線に沿う概略断面図である。 取鍋加熱装置を取鍋に取り付けた際の概略断面図である。 支持スタンドの斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係る取鍋加熱装置について添付図面を参照して説明する。取鍋加熱装置1は、溶解炉や溶湯保持炉(図示せず)から鋳造現場に溶融金属(溶湯)を搬送する取鍋10を加熱するためのものである。つまり、溶湯の製造現場である溶解炉から溶湯を取鍋10に移し入れた際に、取鍋10内で高温の溶湯の温度が急激に低下しないように、取鍋10の予熱・保温を行うためのものであり、取鍋加熱装置1は、図1に示すように、蓋部2と、少なくとも1つの電気抵抗加熱式ヒータ3と、保護カバー4とを備えている。
まず、取鍋10は、図2に示すように、溶湯を収容可能な内部空間を有し、上部に開口11を有する有底筒状の容器である。取鍋10は、鋼鉄などの金属製のケーシング10Aに、断熱煉瓦、セラミックファイバー、断熱ボード及びモルタルなどの断熱材10Cと、キャスタブル耐火物やプラスチック耐火物などの耐火材からなる耐火断熱材10Bとを内張して形成されている。取鍋10には、内部空間に収容されている溶湯を外部に注ぎ出すことが可能な注出部12が設けられている。取鍋10を傾けることにより、注出部12の先端部の開口(注出口)から取鍋10内の溶湯を外部に流出させることができる。取鍋10の上部開口11は、必要に応じて蓋(図示せず)により塞がれる。
蓋部2は、図1及び図3〜図6に示すように、取鍋10の上部開口11を覆うことが可能な大きさに形成されており、取鍋10の上部開口11を塞いで内部空間をできる限り密閉し、取鍋10の加熱時に、熱を取鍋10の外部に逃がさないようにするためのものである。なお、取鍋10の内部空間は完全に密閉される必要はない。この蓋部2は、鋼鉄などの金属により形成された外皮20に断熱材21を内張して形成されている。断熱材21は、蓋部2の取鍋10と接する側の面に配置される。断熱材21としては、例えば、セラミックファイバー、断熱キャスタブルなどを用いることができる。蓋部2を外皮20及び断熱材21の2層構造とすることで、取鍋10の加熱時に、熱を有効に取鍋10の内部空間に閉じ込めて取鍋10を効率よく加熱することができる。また、蓋部2には、電気抵抗加熱式ヒータ3の一部や保護カバー4の一部が貫通する各種の貫通孔23が適宜形成されている。また、蓋部2の上面には、フォークリフトのフォーク部を差し込むためのフォークポケットを有する一対の差込部22が設けられている。
電気抵抗加熱式ヒータ3は、図1及び図6に示すように、通電するとジュール熱により発熱する導電性材料からなる発熱体により形成された加熱手段であり、蓋部2に取り付けられている。本実施形態では、3つの電気抵抗加熱式ヒータ3が蓋部2に取り付けられており、円周方向に沿って等しい間隔をあけて配置されている。電気抵抗加熱式ヒータ3は、本実施形態では一対の端部30a,30bを有するU字状に形成されており、両端部30a,30bが蓋部2を貫通して蓋部2上に露出し、取付ベース32を介して蓋部2に固定されている。電気抵抗加熱式ヒータ3の両端部30a,30bには、金属製の端子(図示省略)が設けられ、端子には耐熱性のリード線31が接続されている。リード線31は、隣接する電気抵抗加熱式ヒータ3の一方の端部30aと他方の端部30b同士を接続している。また、リード線31は、それぞれ電源装置(図示せず)に接続されており、各電気抵抗加熱式ヒータ3に通電できる構成になっている。
電気抵抗加熱式ヒータ3を形成する発熱体は、鉄、銅、ステンレスなどの金属材料の他、炭化珪素、二珪化モリブデンなどのセラミック材料により形成することができる。発熱体をセラミック材料により形成すれば、単位面積当たりの発熱量を高くすることができるので、ヒータとしてより高温まで昇温して使用することができる。しかし、発熱体をセラミック材料で形成すると、金属材料により形成する場合と比べてヒータが破損しやすい。よって、本実施形態では、以下に説明する保護カバー4を用いることで、ヒータの破損を防止できるので、発熱体にセラミック材料を用いてヒータを安全にかつより高温まで昇温して使用することが可能になった。
保護カバー4は、図1及び図6に示すように、電気抵抗加熱式ヒータ3を取り囲むように、蓋部2に取り付けられている。電気抵抗加熱式ヒータ3が例えばセラミック製であると破損しやすいので、保護カバー4が電気抵抗加熱式ヒータ3を取り囲んで保護していることで、取鍋加熱装置1の搬送時や取鍋10への取付時に電気抵抗加熱式ヒータ3が何かにぶつかって破損することを防止している。保護カバー4は、本実施形態では枠状であり、電気抵抗加熱式ヒータ3を取り囲むように配置された、垂直方向に延びる複数本の縦枠材40と、複数の縦枠材40に水平に架け渡された複数段の横枠材41とで構成されている。複数の縦枠材40により囲まれる上下に延びる空間に電気抵抗加熱式ヒータ3が収容されている。縦枠材40は、例えば鋼製の棒状又はパイプ状であり、本実施形態では、円周方向に沿って等しい間隔をあけて3つ配置されている。縦枠材40の上端部40aが蓋部2を貫通して蓋部2上に露出し、取付ベース42を介して蓋部2に固定されている。縦枠材40の下端部40bは、電気抵抗加熱式ヒータ3の下端部よりも下方まで延びている。横枠材41も、例えば鋼製の棒状又はパイプ状であり、本実施形態では、平面視環状の横枠材41が上下方向に3段、複数の縦枠材40に溶接などにより固着されている。また、最下段の横枠材41は、複数の縦枠材40の下端部40bに固着されており、最下段の横枠材41により取鍋加熱装置1が自立可能となっている。
電気抵抗加熱式ヒータ3を取り囲む保護カバー4は、取鍋10の内張りされた耐火断熱材10Bと電気抵抗加熱式ヒータ3と間の適切な位置に配置されることが必要である。電気抵抗加熱式ヒータ3側に近すぎると、電気抵抗加熱式ヒータ3からの輻射熱により保護カバー4が高温となり強度が低下する一方、電気抵抗加熱式ヒータ3側から遠すぎると、様々な形状の取鍋10に用いることができないからである。また、電気抵抗加熱式ヒータ3を取り囲む保護カバー4は、電気抵抗加熱式ヒータ3から取鍋10の内面の耐火断熱材10Bへの輻射熱を遮らないように、開口の多い形状にするのが好ましい。
次に、上記構成の取鍋加熱装置1を用いて取鍋10内を加熱する方法について説明する。まず、電気抵抗加熱式ヒータ3が取り付けられた蓋部2を、ホイストやフォークリフトなどを用いて持ち上げて取鍋10の上方に配置した後、蓋部2を下降させて電気抵抗加熱式ヒータ3を取鍋10内にセットし、かつ、蓋部2で取鍋10の上部開口11を塞ぐ。このとき、蓋部2と取鍋10との間には、耐熱性(例えば、カーボン系)のシール材やセラミックファイバーのクッション材などを使用して、両者の間を実質的に密封するのが好ましい。そして、電源装置(図示せず)より電気抵抗加熱式ヒータ3に通電して電気抵抗加熱式ヒータ3を高温にすることにより、取鍋10が内部から加熱される。なお、取鍋10の加熱温度は、取鍋10の外周面に熱電対などを取り付けることで計測することができ、電気抵抗加熱式ヒータ3に通電する電圧を調節することで、取鍋10の加熱温度を制御できる。
上記構成の取鍋加熱装置1によると、蓋部2で取鍋10の上部開口11を塞ぎながら、蓋部2に取り付けられた電気抵抗加熱式ヒータ3により取鍋10を加熱するので、熱が取鍋10の外部に逃げることを抑制できる。よって、効率よく取鍋10を加熱できるとともに、電気抵抗加熱式ヒータ3への通電で加熱しているので、バーナーによる加熱の際に懸念された、高温、騒音、環境汚染などの作業環境の著しい悪化も防止できる。また、大気下で加熱することができるので、アーク放電による加熱のように取鍋10の内部空間を不活性ガス雰囲気とする必要もない。
表1は、本実施形態の取鍋加熱装置1で取鍋10を加熱した場合(実施例)と、ガスバーナーで取鍋10を加熱した場合(比較例)とについて、取鍋10の加熱温度が所定の温度(150℃、200℃、250℃)に上昇するまでの時間及び使用エネルギー量を比較したものである。なお、取鍋10は、上端部の径が750mm、上部開口11の径が610mm、下端部の径が650mm、内部空間の底部の径が510mm、高さが980mmであり、ケーシングの厚みが16mm、内張りされた断熱材及び耐火材の総厚みが70mmである。また、電気抵抗加熱式ヒータ3はセラミック製で高さが1200mm、太さが25mmであり、3つのU字型の電気抵抗加熱式ヒータ3を用いて取鍋10を加熱している。電力量は37kWhであり、エネルギー量は31835.5kcal/hである。また、ガスバーナーは都市ガスを使用し、熱量が46MJ/mであり、ガス使用量は4m/hであり、エネルギー量は43977.1kcal/hである。なお、取鍋10の加熱温度は、取鍋10の上端部からの高さが450mmであり、取鍋10の内面からの深さが36mmの位置における温度を測定した。
Figure 0005832588
表1によると、本実施形態の取鍋加熱装置1のように、電気抵抗加熱式ヒータ3を用いた加熱の方が、ガスバーナーを用いた加熱よりも、所定の加熱温度に到達するまでの時間が短く、取鍋10の内部温度を素早く上昇させることができることが確認される。また、エネルギー使用量を比較すると、電気抵抗加熱式ヒータ3を用いた加熱は、ガスバーナーを用いた加熱の半分以下のエネルギー使用量で済み、加熱温度が高くなるに連れて、ガスバーナーを用いた加熱に対するエネルギー使用量の比率が小さくなることが確認される。よって、本実施形態の取鍋加熱装置1は、良好な熱効率を実現することができるとともに、省エネルギーを実現することができる。
また、電気抵抗加熱式ヒータ3が保護カバー4に取り囲まれて保護されていることにより、取鍋加熱装置1の搬送時や取鍋10への取付時に、電気抵抗加熱式ヒータ3が何かにぶつかって破損することを防止できる。
また、蓋部2の取鍋10と接する側の面に断熱材21が配置されていることで、取鍋10の加熱時に、熱を有効に取鍋10の内部空間に閉じ込めて取鍋10を効率よく加熱することができる。
また、電気抵抗加熱式ヒータ3としてセラミックヒータを用いることで、単位面積当たりの発熱量を高くすることができる結果、取鍋10をさらに効率よく加熱することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の具体的な態様は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、電気抵抗加熱式ヒータ3はU字状であるが、種々の形状であっても構わない。また、上記実施形態では、蓋部2は断熱材21を備えているが、断熱材21を備えていなくても構わない。また、上記実施形態では、保護カバー4の最下段の横枠材41が複数の縦枠材40の下端部40Bに固着されて取鍋加熱装置1が自立可能となっているが、最下段の横枠材41は必ずしも複数の縦枠材40の下端部40Bに固着されている必要はなく、下端部40Bよりも上方位置で固着されていてもよい。また、保護カバー4の形状も、電気抵抗加熱式ヒータ3から取鍋10の内面の耐火材への輻射熱を遮らないように、開口を有する形状であれば、種々の形状にすることができる。また、蓋部2の上面に、電気抵抗加熱式ヒータ3などを取り囲んで外部からの接触を防止する安全柵を設けるようにしてもよい。
また、取鍋加熱装置1が、図7に示すような、蓋部2を下方から支持して電気抵抗加熱式ヒータ3を吊り下げ状態で保持する支持スタンド5をさらに備えていてもよい。この支持スタンド5は、取鍋加熱装置1を、取鍋10の加熱を行わない非使用時(待機時)に自立させるためのものであり、自立可能な枠体50と、枠体50に取り付けられ蓋部2を下方から支持する支持部材51とを備えている。枠体50は、上下一対の平面視環状の水平フレーム52と、上下一対の水平フレーム52を連結する複数本の垂直フレーム53とで構成されており、複数本の垂直フレーム53により囲まれる上下に延びる空間に保護カバー4が収容される。垂直フレーム53は、例えば鋼製の棒状又はパイプ状であり、本実施形態では、円周方向に沿って等しい間隔をあけて6つ配置されている。垂直フレーム53の長さは、保護カバー4の縦枠材40の長さよりも長くなるよう設定されている。水平フレーム52も例えば鋼製の棒状又はパイプ状であり、その外形は蓋部2の外形よりも一回り小さく形成されている。支持部材51は、上方の水平フレーム52に固定されており、本実施形態では、円周方向に沿って等しい間隔をあけて3つ配置されている。支持部材51は、縦断面視においてL字状に屈曲された形状のものであり、蓋部2の外周面に沿うように湾曲する形状の縦向きのガイド部54と、ガイド部54と垂直をなす横向きの台座部55とを備えている。支持スタンド5の台座部55に蓋部2を載置することで、取鍋加熱装置1を、取鍋10の加熱を行わない非使用時(待機時)に自立させることができる。
1 取鍋加熱装置
2 蓋部
3 電気抵抗加熱式ヒータ
4 保護カバー
5 支持スタンド
21 断熱材
40 縦枠材
41 横枠材

Claims (4)

  1. 上部に開口を有する取鍋の前記開口を塞ぐ蓋部と、
    前記蓋部に取り付けられ、取鍋の内部を加熱する電気抵抗加熱式ヒータと、
    前記蓋部に前記電気抵抗加熱式ヒータを取り囲むように取り付けられた保護カバーと、を備え
    前記保護カバーは、
    前記電気抵抗加熱式ヒータを取り囲むように配置された、垂直方向に延びる複数本の縦枠材と、
    前記複数の縦枠材に水平に架け渡される複数段の横枠材と、で構成されている取鍋加熱装置。
  2. 前記複数の縦枠材の下端部に、前記横枠材が架け渡されている請求項に記載の取鍋加熱装置。
  3. 前記蓋部を下方から支持して前記電気抵抗加熱式ヒータを吊り下げ状態で保持する支持スタンドをさらに備える請求項1又は2に記載の取鍋加熱装置。
  4. 前記蓋部の取鍋と接する側の面には、断熱材が設けられている請求項1〜のいずれかに記載の取鍋加熱装置。
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