JP2001336757A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2001336757A JP2000159418A JP2000159418A JP2001336757A JP 2001336757 A JP2001336757 A JP 2001336757A JP 2000159418 A JP2000159418 A JP 2000159418A JP 2000159418 A JP2000159418 A JP 2000159418A JP 2001336757 A JP2001336757 A JP 2001336757A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シンプルな構造の表示部において、使用者が
容易に視認できる目立つ表示態様で被加熱物の温度状態
を表示し得る加熱調理器を提供すること。 【解決手段】 本発明の加熱調理器では、上記表示部と
して二以上のランプから成る温度表示ランプ群51が設
けられている。そのランプ群L1〜L7によって、被加
熱物の温度が所定の設定温度域に到達した適温段階にあ
るときにはそのことを報知する表示が行われ、当該設定
温度域に到達する以前の昇温段階にあるときにはそのこ
とを報知する表示が行われる。ここで前記昇温段階であ
ることを表示する際に、前記ランプ群の内の前記設定温
度域に対応するランプL5を使用するランプ表示モード
と、前記設定温度域よりも低温域に対応するランプ群L
1〜L4の点灯消灯を経時的に切換えて表示するランプ
表示モードとが同時に実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は温度調節機能を有
する加熱調理器に関し、詳しくはシンプルな構成の表示
部を用いながら、それでも被加熱物の温度状態(加熱状
況)を分かり易く表示する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】 一般家庭等で使用される加熱調理器の
なかには、被加熱物(即ち鍋等の調理用具及び/又は当
該調理用具に収容された内容物をいう。以下同じ。)の
温度を予め設定した温度域に調節する温度制御手段を有
するものがある。例えば一般的な電磁誘導加熱式の加熱
調理器では、かかる温度制御手段としてマイコン制御部
が備えられている。このような加熱調理器では、温度セ
ンサで被加熱物の温度をモニタリングしつつ調理用熱源
たる誘導加熱コイルに通電する電力レベル等をマイコン
制御することによって、被加熱物(例えば天ぷら油を含
む天ぷら鍋)の温度を所定の設定温度域に調節・維持す
る自動加熱運転(温度調節加熱又は温調加熱ともい
う。)を行うことができる。
【0003】通常、このような温度制御手段によって自
動加熱運転を行う加熱調理器の場合、調理(加熱処理)
時に被加熱物の温度状態を表示する表示部が調理器本体
(筐体)の表面部に設けられている。例えば、特開平9
−219283号公報には、天ぷら等の揚げ物を調理す
る際に、所定の設定温度域に被加熱物が到達したことを
表示する表示部を備えた電磁誘導加熱式加熱調理器が記
載されている。図9に、上記温度制御手段を備えた加熱
調理器に一般的に備えられている表示部の典型例を示し
ている。図示されるように、被加熱物の温度状態を表示
する従来の表示部1は、一般的に、複数個の同形・同類
の小型ランプ(LED)2a,2b,2c,2dが一列
に配置されて構成されている。また、かかるランプ群2
に隣接して温度を示す目盛3が形成されている。このよ
うなシンプルな構成の表示部1は、設置面積を小さくす
ることができるとともに当該表示部1を調理器本体に組
み込むのに要するコストを低く抑えることができるた
め、主として一般家庭用に販売される加熱調理器に装備
するものとして都合がよく、多用されている。
【0004】ところで、かかるシンプルな構成の表示部
1において、従来、被加熱物の温度状態の報知は典型的
には次のように行われていた。すなわち、加熱処理時に
使用者が設定した設定温度域(ここでは180℃近傍と
する)に到達する以前の段階(以下「昇温段階」とい
う。)では、図9の(a)に示すように当該設定温度域
に対応するランプ2cを点滅させることによって、昇温
段階であることを報知していた。一方、当該設定温度域
に到達した段階(以下「適温段階」という。)になる
と、図9の(b)に示すようにランプ2cを常時点灯さ
せることによって所望する適温段階に至ったことを報知
していた。なお、本明細書とともに提出される各図面中
に示すランプ類の表示態様に関し、白抜きは消灯である
こと、黒塗りは継続点灯であること、そして斜線入りは
所定間隔での点滅であることを示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、図9
に示すような従来の表示態様によると、昇温中でも適温
段階でも同じランプ(この場合図9中の2c)が点灯す
る。したがって、適温に達したのか或いは温度上昇中な
のかは、当該ランプが常時点灯しているのか或いは点滅
しているのかで区分するにすぎないため、使用者は被加
熱物が既に適温段階になっているのか或いはまだ昇温の
途上にあるのかを一目で判別し難かった。そこで本発明
は、上記のようなシンプルな構造の表示部において、使
用者が容易に視認し得る表示態様で被加熱物の温度状態
(典型的には適温段階であるか否かの判別)を表示し得
る加熱調理器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】 上記目
的を達成するために提供される本発明の加熱調理器は、
被加熱物の温度を予め設定された温度域に調節する温度
制御手段と、その温度調節を伴う加熱処理時に上記被加
熱物の温度状態を表示する表示部とを備えている。その
表示部には、異なる温度域にそれぞれ対応する二以上の
ランプから成るランプ群が設けられている。そして、そ
のランプ群によって、上記被加熱物の温度が上記設定温
度域に到達した適温段階にあるときにはそのことを報知
する表示が行われ、上記被加熱物の温度が上記設定温度
域に到達する以前の昇温段階にあるときにはそのことを
報知する表示が行われる。そしてまた、上記昇温段階で
あることを表示する際に、上記ランプ群の内の上記設定
温度域に対応するランプを使用するランプ表示モード
と、上記設定温度域よりも低温域に対応するランプ群の
点灯消灯を経時的に切換えて表示するランプ表示モード
とが同時に実行される。なお、本明細書において「ラン
プ表示モード」とは、一又は二以上のランプを所定のパ
ターンで点滅および/またはそれらランプを所定のタイ
ミングで点灯若しくは消灯させることによって形成され
るランプ光による経時的表示形態(表示パターン)をい
う。
【0007】かかる構成の本発明の加熱調理器では、上
記温度調節を伴う加熱処理時(即ち自動加熱運転時)で
被加熱物が昇温段階にあるとき、設定温度域に対応する
ランプの他にそれよりも低温域に対応するランプの点灯
・消灯を経時的に切換えるため、当該被加熱物が昇温段
階にあることを、従来よりも目立ち得る状態で明瞭に使
用者に対して報知することができる。従って、本発明の
加熱調理器によると、対象とする被加熱物が昇温段階に
あること(即ち、まだ適温段階に至っていないこと)を
使用者は容易に視認することができる。
【0008】また、本発明の加熱調理器の好ましいもの
の一つでは、上記昇温段階であることを表示する際に、
上記設定温度域よりも低温域に対応するランプ群のなか
の点灯部分を経時的に低温域側から高温域側にシフトし
ていくことを特徴とする態様の表示が繰り返しなされ
る。この構成の加熱調理器によると、上記点灯部分の経
時的な一方向への流れ表示によって、使用者は被加熱物
が昇温段階にあることを容易に視認することができる。
【0009】また、本発明の加熱調理器の好ましいもの
の他の一つでは、上記昇温段階であることを表示する際
に、上記設定温度域よりも低温域に対応するランプ群を
使用してその時点における上記被加熱物の温度域を視認
し得る態様の表示がなされることを特徴とする。この構
成の加熱調理器によると、使用者は昇温段階にあること
のみならず、そのときの被加熱物の温度状態を把握する
ことができる。また、その経時的変化をみることで、温
度上昇具合や設定温度域と現在の温度域の差に基づいて
適温段階に至る時点を予測し得る。このため、使用者は
調理開始時間の目安をつけることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】 本発明は、加熱調理器に備えら
れる表示部のランプ群を使用して被加熱物の温度状態を
見易く表示する技術に関するものである。本発明の実施
にあたって、加熱調理器のタイプや搭載されている調理
用熱源の種類や数量に特に制限はない。
【0011】また、温度表示を行うランプ群の構成や配
置状態に特に制限はないが、二以上の実質的に同形のラ
ンプから成るランプ群(即ち、外見上の顕著な個性が何
れのランプにも認められない程度に同形・同類の複数の
ランプから構成されたランプ群)が、本発明に係る温度
表示ランプ群として好ましい。この場合、特に好適な温
度表示ランプ群は、相互に近接して配置された二以上の
実質的に同形のLED(典型的には5個以上)によって
構成されたものである(形態1)。かかる形態1の加熱
調理器では、当該二以上のLED(LED群)によって
迅速且つ低い消費電力で上記二種類のランプ表示モード
を同時実行することが可能となる。また、温度表示ラン
プ群を構成するランプが、複数種の色の発光を行い得る
もの(二色LED等)で構成されていることを特徴とす
る加熱調理器が特に好ましい(形態2)。かかる形態2
に係る加熱調理器によると、ランプの点滅パターンや点
灯/消灯のタイミングに加え、光の色の変化を加味させ
ることによって、実行されるランプ表示モードをより目
立つ多彩な内容のものにすることができる。
【0012】また、温度表示ランプ群の各ランプに相互
に異なる温度域をそれぞれ対応させる手段としては種々
の実施態様があり得るが、相互に近接して配置・配列し
た各ランプの近傍に所定の温度域を示す標識(典型的に
は温度目盛)を付設する手段が使用者への視認容易の観
点から好ましい(形態3)。かかる形態3の加熱調理器
によると、各ランプに対応する温度域を一目で確認し得
る結果、昇温段階時における被加熱物の温度状態および
/または設定温度域を具体的に報知する態様のランプ表
示モードの形成が行い易い。また、本発明に関して上記
温度域の標示の具体的態様は限定されない。例えば、温
度表示ランプ群を構成する各ランプに具体的な温度数値
を割り付けてもよい。例えば、所定の温度範囲(例えば
140℃〜200℃)をいくつかに区分した各温度域を
標示する温度数値(例えば140、150というような
10℃刻みの数値)を相互に近接して配置される各ラン
プに割り付ける態様のものでもよい(後述の図5参
照)。あるいは、所定の温度範囲をいくつかに区分した
各温度域を相対的に対比し得る用語(例えば低、中、高
のような相対評価に用いられる用語)を各ランプに割り
付ける態様のものでもよい。
【0013】なお、本発明の加熱調理器に装備される温
度表示ランプ群を構成する各ランプの点滅パターンや点
灯/消灯のスイッチング或いは色の変化(典型的には供
給電圧値の変化によって実現される)は、従来の加熱調
理器と同様に一般的なマイコン部(ランプ制御部)によ
って行われ得る。かかる制御系の物理的構築自体に制限
はなく、従来と同様でよい。
【0014】
【実施例】 以下、本発明の加熱調理器の好適な実施例
を図面を参照しつつ説明する。なお、図1は、本実施例
に係る加熱調理器10の外観を模式的に示した斜視図で
ある。本加熱調理器10は、システムキッチンのキャビ
ネットに一体的に組み込まれるいわゆるビルトイン型加
熱調理器であり、本加熱調理器10の外郭を構成する筐
体12は、設置箇所(ここではキッチンキャビネット)
に対応した形状に予め成形されている。この筐体12の
内部には、計4つの調理加熱部が設けられている。すな
わち、加熱源として図示しない誘導加熱コイルを各々備
えている二つの誘導加熱部(IH部)20A,20B、
所定形状の図示しない電熱輻射ヒータを加熱源として備
えている中央加熱部18およびグリル部(筐体内調理
室)25である。なお、本加熱調理器10では、消費電
力等の観点から中央加熱部18とグリル部25とは同時
に使用できない。即ち、これら二つの調理加熱部の電熱
輻射ヒータが同時に通電されることはない。
【0015】図1に示すように、筐体12の上部には、
セラミック製(典型的には結晶化ガラス製)のトッププ
レート14が取り付けられている。このトッププレート
14の後方には、筐体12内で発生した熱を外部に放散
させるための放熱口が形成された放熱板16が取り付け
られている。このトッププレート14の上面部であっ
て、上記誘導加熱部(IH部)20A,20Bおよび中
央加熱部18の直上に相当する部位には、それぞれ、被
加熱物(典型的には鍋等の調理用具)を載せる載置部2
1a,21b,19が形成されている。このうち、誘導
加熱部(IH部)20A,20Bに対応する載置部21
a,21bの内側(即ちトッププレート14の下面側)
には、それぞれ、図示しない温度センサ(ここではサー
ミスタ)がトッププレート14に密接した状態に配置さ
れている。このことによって、当該載置部21a,21
bに載せられた被加熱物の温度を温度センサで検知する
ことができる。また、これら温度センサは後述するメイ
ン制御部80(図3参照)と電気的に接続されており、
当該検知された温度(データ)は、当該メイン制御部8
0に送信される。一方、図1に示すように、筐体12の
前面部には、グリル部25に被加熱物を収容するための
引き出し式の調理トレイ26が配置されている。その調
理トレイ26に隣接して、本加熱調理器10の操作パネ
ル30が設けられている。以下、本実施例に係る操作パ
ネル30について詳述する。なお、図2は本操作パネル
30の詳細を示す正面図である。
【0016】図2に示すように、本操作パネル30は、
大まかにいって、使用者が種々の操作を行う操作部30
Bと、本加熱調理器10において設定された加熱処理条
件や加熱処理実行中における状態等を表示する表示部3
0Aとから構成されている。また、本操作パネル30の
裏面側(即ち筐体12の内側)には、本操作パネル30
に設置されている後述のスイッチ類やランプ類と接続さ
れる図示しない回路基板が装備されている。かかる回路
基板は、後述するメイン制御部80(図3)と電気的に
接続されている。
【0017】以下、本実施例に係る操作パネル30の構
成について詳細に説明する。図2に示すように、本操作
パネル30の最上部には、本加熱調理器10に電源を投
入するためのメインスイッチ32が設けられている。こ
のメインスイッチ32がオンされた状態、即ち本加熱調
理器10に外部商用電源から電力が供給されたとき(通
電時)には、隣接する電源ランプ(LED)31が点灯
する。図2に示すように、本操作パネル30の表示部3
0A及び操作部30Bは、それぞれ4つに区分されてい
る。すなわち、操作パネル30の正面側からみて最も左
側には、グリル部25および中央加熱部18に関する表
示部40と操作部45とが形成されている。この操作部
45には、グリル部25による加熱処理の開始/停止を
行うグリル部調理スイッチ47と、中央加熱部18によ
る加熱処理の開始/停止を行う中央加熱部調理スイッチ
48と、各電熱輻射ヒータの加熱能力(具体的にはヒー
タへの供給電力)を手動で調節・決定するための火力調
節スイッチ46とが設けられている。なお、グリル部2
5と中央加熱部18とが同時に使用されることのないよ
うに、いずれかの調理スイッチ47,48がオンされて
対応する調理加熱部で加熱処理が行われている最中は、
他方の調理スイッチ47,48の操作は無効となる。一
方、表示部40には、火力調節スイッチ46によって調
節された電熱輻射ヒータの加熱能力の程度(弱、中、強
の3段階)を表示するランプ表示部41が設けられてい
る。
【0018】図2に示すように、上記グリル/中央加熱
部に係る表示部40および操作部45に隣接して、本加
熱調理器10の正面側からみて左側にある誘導加熱部2
0A(以下「左IH部20A」という)に係る表示部5
0と操作部55とが形成されている。この操作部55に
は、左IH部20Aにおける誘導加熱処理の開始/停止
を行う調理スイッチ58と、誘導加熱コイルによる加熱
能力(即ちコイルへの供給電力)や後述する自動加熱運
転に係る加熱調理温度(温度域)を手動で調節・決定す
る火力調節スイッチ56とが設けられている。さらに、
この操作部55には、被加熱物の温度を予め設定された
温度域に調節しつつ加熱調理を行う自動加熱運転を行う
ための自動加熱運転スイッチ57が設けられている。こ
の自動加熱運転スイッチ57がオンされると自動加熱運
転が開始される。すなわち、この自動加熱運転スイッチ
57がオンされるとメイン制御部80は、上記温度セン
サによって実際の被加熱物の温度を検知しつつ当該検知
温度に基づいて適宜誘導加熱コイルへの供給電力を制御
することによって、上記火力調節スイッチ56の手動操
作によって予め設定された温度域(例えば180℃)に
被加熱物の温度を調節する。このことは後述する。一
方、表示部50には、火力調節スイッチ46によって調
節された誘導加熱コイルの加熱能力の程度(所定の弱、
中、強を含む7段階)を表示するとともに、上記自動加
熱運転時には、設定された温度域(以下単に「設定温
度」という。)と被加熱物の温度状態を表示するランプ
表示部51が設けられている。図示されるように、この
ランプ表示部51は、横一列に相互に近接して配置され
た計7個の同形・同類のランプ(LED)から構成され
ている。このランプ表示部(温度表示ランプ群)51の
上方には、上記火力調節スイッチ56の手動操作によっ
て調節された火力(即ち誘導加熱コイルへの供給電力の
強弱)の大凡のレベルを示す火力目盛(弱・・・中・
強)52がプリントされている。一方、このランプ表示
部51の下方には、自動加熱運転時において被加熱物の
温度状態を示す10℃刻みの温度目盛(140・160
・180・200)53が各ランプにそれぞれ対応して
プリントされている。
【0019】また、上記左IH部20Aに係る表示部5
0および操作部55に隣接して、本加熱調理器10の正
面側からみて右側にある誘導加熱部20B(以下「右I
H部20B」という)に係る表示部60と操作部65と
が形成されている。図示されるように、これら表示部6
0および操作部65には、上記左IH部20Aに係る表
示部50および操作部55と同じ形状・機能のランプ表
示部61、火力目盛62、温度目盛63、火力調節スイ
ッチ66、自動加熱運転スイッチ67および調理スイッ
チ68が設けられている。
【0020】また、操作パネル30の正面側からみて最
も右側には、グリル部25、左IH部20A、右IH部
20Bにおける加熱処理継続時間を設定するタイマー表
示部70とタイマー操作部75とが設けられている。タ
イマー操作部75には、上記3つの調理加熱部25,2
0A,20Bに係るタイマー設定を行うためのタイマー
設定・切替スイッチ76と、かかる加熱処理継続時間を
手動で設定するための時間設定スイッチ78と、当該設
定した時間を7セグメントLEDで表示する時間表示部
77とが設けられている。また、タイマー表示部70に
は、タイマー設定が行われている調理加熱部を特定・表
示するためのランプ表示部71が設けられている。
【0021】次に、本加熱調理器10の制御系について
説明する。図3は、かかる制御系の主要構成を示すブロ
ック図である。図3に示すように、本加熱調理器10の
制御系は、メイン制御部80を中心に当該メイン制御部
80と電気的に接続される操作パネル30(即ち上述の
スイッチ類やランプ類)、被加熱物の温度検知手段に相
当する上述の温度センサ(サーミスタ)15、誘導加熱
部20A,20Bの加熱源である誘導加熱コイル22等
から構成されている。メイン制御部80の中心となるマ
イコン部81は、CPU(プロセッサ)、ROMやRA
M等の記憶装置、入出力ポート、タイマー等から成り、
ROMに予め格納されている所定のプログラムに従って
或いは操作パネル30に配設された上記各スイッチから
送信される各種操作信号に基づいて本加熱調理器10の
動作を全体的に制御している。また、メイン制御部80
には、上記温度センサ15から出力された温度検知信号
ならびに操作パネル30の操作部30Bに設けられた各
種スイッチから出力された操作信号をそれぞれ検出・増
幅するとともにマイコン部81で処理可能なデジタル信
号に変換するように構成された温度検出回路82および
入力回路83等が入力用インタフェースとして備えられ
ている。他方、メイン制御部80には、上記誘導加熱コ
イル22および操作パネル30の表示部30Aに設けら
れたランプ類をそれぞれ所定の態様で動作させるための
駆動回路84および出力回路(ランプ駆動回路)85等
が出力用インタフェースとして備えられている。
【0022】本加熱調理器10の制御系には、これら図
示したものの他にもメイン制御部80等に所定の電源を
供給する電源回路やマイコン部81の処理周期を規定す
るクロック回路等が配設され、グリル部25や中央加熱
部18のヒータに所定の電力を供給するための駆動回路
等が備えられている。そのような入出力インタフェース
或いはマイコン内部の物理的構成自体は従来の加熱調理
器において採用されるものと同様であればよい。かかる
制御系が設けられている結果、使用者は、操作パネル3
0上のスイッチ類を操作することによって、所望する態
様で種々の被加熱物を加熱処理(調理)することができ
る。なお、加熱処理の実行自体は従来のこの種の加熱調
理器と同様であればよく、本発明を特徴付けるものでは
ないため詳細な説明はしない。
【0023】次に、左IH部20Aおよび右IH部20
Bにおいて上記自動加熱運転スイッチ57,67をオン
した場合、即ちトッププレート14の載置部21a,2
1bに載置した被加熱物(天ぷら鍋等)を所定の設定温
度(例えば180℃)に調節・保持する自動加熱運転が
行われた場合の上記ランプ表示部51,61における表
示形態について説明する。なお、以下の説明は、左IH
部20Aを使用して自動加熱運転を行う場合についての
ものであるが、右IH部20Bを使用して自動加熱運転
を行う場合も全く同様である。
【0024】所定の被加熱物(例えば天ぷら油を含有す
る天ぷら鍋)がトッププレート14の載置部21aに載
せられ且つ操作パネル30の自動加熱運転スイッチ57
がオンされて対応する操作信号が入力回路83(図3)
を介して入力されたことを条件に、本実施例に係る温度
制御手段に相当するメイン制御部80は自動加熱運転を
開始する。すなわち、マイコン部81から駆動回路84
(図3)を介して誘導加熱コイル駆動信号が図示しない
ドライブ回路に出力され、当該回路を介して所定の高周
波電流が誘導加熱コイル22に供給される。これによ
り、上記トッププレート14上に載置された被加熱物
(所定の天ぷら鍋)に誘導加熱を生じさせることができ
る。自動加熱運転中は、所定周期で上記温度センサ15
から被加熱物の検知温度データが温度検出回路82を介
してマイコン部81に逐次入力される。而して、マイコ
ン部81は、入力された検知温度データによって被加熱
物の温度状態をリアルタイムに把握しつつ、適宜、誘導
加熱コイル22への高周波電流供給レベルを調整しなが
ら加熱処理を行う。このことによって、被加熱物の温度
を設定温度に調節・保持することができる。この設定温
度は、上記火力調節スイッチ56を操作することによっ
て適宜変更することができる。特に限定するものではな
いが、本加熱調理器10では、140℃から200℃ま
での10℃刻みで設定することができる。なお、マイコ
ン部81による上記自動加熱運転時の被加熱物の温度制
御自体は、従来の加熱調理器で行われているものと同様
の方法であればよい。
【0025】而して、メイン制御部80は、上記自動加
熱運転中において、上記被加熱物の温度(加熱)状態に
応じて上記ランプ表示部51(図2)における温度表示
ランプ群を所定の態様で駆動(点灯/消灯)させるラン
プ表示処理を行っている。以下、その内容を詳述する。
なお、図4は、かかるランプ表示処理の概要を示すフロ
ーチャートである。また、図5および図6は、かかるラ
ンプ表示処理によって実行されるランプ表示モード(表
示形態)を模式的に示す説明図である。
【0026】図4に示すように、自動加熱運転が行われ
ている間、メイン制御部80のマイコン部81は予めR
OMに格納されているプログラムに従って所定のランプ
表示処理を行う。なお、本実施例の自動加熱運転に係る
設定温度の初期値は180℃に設定されている。先ず、
自動加熱運転スイッチ57がオンされるとマイコン部8
1は、ランプ表示処理に関連する種々のフラグやレジス
タ、メモリ等を初期化するとともに、今回の自動加熱運
転に係る設定温度を決定する(ステップS1)。すなわ
ち、自動加熱運転スイッチ57がオンされた際に火力調
節スイッチ56の操作が行われない場合には、所定の記
憶装置に記憶されている上記初期値180℃が設定温度
に決定される。一方、自動加熱運転スイッチ57がオン
された後に火力調節スイッチ56が操作された場合に
は、かかる操作によって変更・設定された温度を今回の
自動加熱運転に係る設定温度として決定する(ステップ
S1)。具体的には、図2に示す火力調節スイッチ56
の減温ボタン56aを一回押す毎に所定の記憶装置に設
定温度として記憶されている値(例えば上記初期値であ
る180℃)を10℃下げることができる(最低140
℃まで)。反対に図2に示す火力調節スイッチ56の昇
温ボタン56bを一回押す毎に当該記憶されている設定
温度の値を10℃上げることができる(最高200℃ま
で)。そうして、かかる操作によって変更され所定の記
憶装置に書き換え記憶された温度(データ)が今回の自
動加熱運転に係る設定温度として決定されるわけである
(ステップS1)。一方、温度センサ15によって検知
された被加熱物の温度(データ)が温度検出回路82を
介してマイコン部81に入力される(ステップS2)。
次いで、マイコン部81は入力した検知温度(データ)
を上記決定した設定温度(基準データ)と比較し、当該
入力した検知温度が設定温度以上であるか否かを判定す
る(ステップS3)。なお、本実施例においては揚げ物
を調理するのに適当な180℃(初期値)をかかる設定
温度として以下の説明をする。
【0027】この判定処理(ステップS3)において、
当該入力した検知温度が設定温度に至っていない即ち被
加熱物がいまだ昇温段階にあると判断した場合には、マ
イコン部81は予めROMに格納されているランプ制御
プログラムのなかから昇温段階であることを示すランプ
表示モード(以下「昇温表示モード」と略称する。)を
実行するプログラムを選択するとともに当該選択したプ
ログラムに従ってランプ群(L1〜L7:図5参照)を
駆動制御する(ステップS4)。すなわち、マイコン部
81に備えられる図示しない出力ポートから各ランプL
1〜L7(図5)にパラレルに接続されるランプ駆動回
路である出力回路85(図3)に上記プログラムに従っ
た所定のパターンでランプ駆動信号を出力する。これに
より、当該駆動信号の出力に応じて対応するランプが点
灯されることとなる。なお、マイコンによるランプ駆動
(点灯)制御自体は従来行われている周知の方法で行え
ばよく、特に本発明を特徴付けるものではない。
【0028】次に、本実施例に係る昇温表示モードの詳
細を説明する。図5(a)〜(d)に示すように、本加
熱調理器10では、昇温表示モードとして相互に異なる
ランプL1〜L4,L5を使用する二種類のランプ表示
モードが同時に行われている。すなわち、第一の昇温表
示モードは、設定温度に対応する温度域180℃を標示
するランプL5のみが所定の間隔(例えば0.5秒間
隔)で点滅表示することを特徴とする。かかる点滅制御
は、被加熱物が昇温段階にある間、継続される。このこ
とによって、使用者は、自動加熱運転時の設定温度(即
ち揚げ物等の調理を行うために調節・保持される温度)
を昇温段階にある間いつでも把握することができる。他
方、第二の昇温表示モードは、温度域140℃、150
℃、160℃、170℃を各々標示する計4個のランプ
L1〜L4を使用するとともに図5の(a)(b)
(c)(d)の順に示すように、温度域140℃に対応
するランプL1から温度域170℃に対応するランプL
4まで一個ずつ順々に所定の間隔(例えば0.2秒間
隔)で交互に繰り返し点灯することを特徴とする。換言
すれば、この第二の昇温表示モードは、設定温度よりも
低温域に対応するランプ群L1〜L4のなかでの点灯部
分が経時的に低温域側から高温域側にシフトしていく態
様の表示である。かかる点灯/消灯制御は、昇温段階に
ある間ずっと継続される。このようなダイナミックなラ
ンプ表示形態によると、使用者は当該表示形態を容易且
つ瞬時に視認することができる。なお、マイコン部81
は、かかる昇温表示モードに応じたランプ駆動処理(ス
テップS4)が実行されている間も、所定の処理周期で
設定温度の決定、検知温度の入力および上記判定処理を
繰り返し実行する(上記ステップS1〜ステップS
3)。
【0029】一方、上記ステップS3において、上記検
知温度が設定温度以上となったことが判定された場合に
は、被加熱物が昇温段階を脱して適温段階に達したと判
断する。而して、マイコン部81は、実行中の昇温表示
モードに応じたランプ駆動処理を中止するとともに、予
めROMに格納されているランプ制御プログラムのなか
から適温段階であることを示すランプ表示モード(以下
「適温表示モード」と略称する。)を実行するプログラ
ムを選択するとともに、当該プログラムに従ってランプ
群(L1〜L7)を駆動制御する(ステップS5)。図
6に示すように、本実施例に係る適温表示モードは、上
記第一および第二の昇温表示モードに使用していたラン
プL1〜L4,L5を全て継続点灯表示するモードであ
る。而して、かかる適温表示モードに応じたランプ制御
処理を実行後、今回周期のランプ表示処理を終了する。
なお、適温表示モードは図6に示すものに限定されるこ
となく、例えば図7に示すように上記第一の昇温表示モ
ードに使用していた設定温度に対応する温度域180℃
を標示するランプL5のみ点灯し、残りのランプL1〜
L4,L6,L7を全て消灯させることを特徴とするも
のであってもよい。このように、上述の昇温表示モード
とは態様の異なる適温表示モードでのランプ表示処理を
実行することによって、使用者は被加熱物が適温段階に
至ったこと即ち設定温度(ここでは180℃近傍)に達
したことを瞬時に認知することができる。
【0030】以上のように、本加熱調理器10では相互
に態様の異なる二種類の昇温表示モードを同時に実行す
ることができる。このため、同形のランプ(LED)L
1〜L7が配列して成るシンプルな構成のランプ表示部
51であっても、視覚的に目立つ態様で被加熱物が昇温
段階にあることを報知することができる。従って、本加
熱調理器10によると、使用者は被加熱物が既に適温段
階になっているのか或いはまだ昇温の途上(昇温段階)
にあるのかを一目で判別することができる。また、本実
施例に係る昇温表示モードによると、昇温段階時におい
て設定温度をいつでも確認することができる。なお、上
記第二の昇温表示モード(図5)は、設定温度よりも低
温域に対応するランプ群L1〜L4のなかでの点灯部分
が常にいずれか一のランプのみであるが、この態様に限
定されない。例えば、ランプ群L1〜L4のなかでの点
灯部分が経時的に低温域側から高温域側に徐々に増大し
ていく態様、即ち所定の間隔でランプL1からランプL
4まで一個ずつ順々に点灯させていき、計4個のランプ
L1〜L4を全て点灯させた後に一斉に消灯し、再度ラ
ンプL1から順々に一個ずつ点灯していくサイクルを繰
り返す態様であってもよい。
【0031】次に、昇温表示モードの異なる第二の実施
例について図面を参照しつつ説明する。図8は、第二の
実施例に係る昇温表示モードを模式的に説明する図であ
る。なお、本実施例に係る加熱調理器の以下に示す昇温
表示モード以外の動作態様や装置構成は、全て上記実施
例(以下「第一の実施例」という。)と同じであり、重
複した説明はしない。
【0032】図8(a)〜(e)に示すように、本実施
例では、昇温表示モードとして相互に異なるランプL1
〜L4,L5を使用する二つのランプ表示モードが同時
に行われている。すなわち、本実施例に係る第一の昇温
表示モードは上記第一の実施例に係る第一の昇温表示モ
ードと同様であり、設定温度に対応する温度域180℃
を標示するランプL5のみが所定の間隔で点滅表示する
モードである。かかる点滅制御は、昇温段階にある間、
継続される。
【0033】他方、本実施例に係る第二の昇温表示モー
ドは、設定温度よりも低温域に対応する温度域140℃
〜170℃をそれぞれ標示する計4個のランプL1〜L
4を使用するとともに図8の(a)(b)(c)(d)
(e)の順に示すように、昇温段階の進行とともにその
時点での被加熱物の温度をリアルタイムに表示する温度
表示モードに相当する。すなわち、マイコン部81は所
定の周期で入力した検知温度データを予めROMに格納
されている温度データと比較し、当該検知温度が140
℃未満の温度と判断された場合には、図8(a)に示す
ように温度域140℃を標示するランプL1を所定の間
隔で点滅させる。その後、昇温段階が進行して検知温度
が140℃以上150℃未満の温度と判断された場合に
は、図8(b)に示すように温度域140℃を標示する
ランプL1を継続点灯する。その後、さらに昇温段階が
進行して検知温度が150℃以上160℃未満の温度と
判断された場合には、図8(c)に示すように温度域1
50℃を標示するランプL2についても継続点灯する。
その後、さらに昇温段階が進行して検知温度が160℃
以上170℃未満の温度と判断された場合には、図8
(d)に示すように温度域160℃を標示するランプL
3についても継続点灯する。その後、さらに昇温段階が
進行して検知温度が170℃以上180℃未満の温度と
判断された場合には、図8(e)に示すように温度域1
70℃を標示するランプL4についても継続点灯する。
【0034】而して、さらに昇温段階が進行して検知温
度が180℃以上の温度と判断された場合すなわち被加
熱物が昇温段階を脱して適温段階に至ったときには、マ
イコン部81は上記実行中の昇温表示モードに応じたラ
ンプ駆動処理(即ちこのときは図8(e)に示す処理)
を中止するとともに上記適温表示モードに対応するプロ
グラムに従ってランプ群(L1〜L7)を駆動制御す
る。これにより、図6或いは図7に示すような上記第一
の実施例と同様の適温表示モードが実行される。
【0035】以上のように、第二の実施例に係る二つの
昇温表示モードを同時に実行することによっても、視覚
的に目立つ態様で被加熱物が昇温段階にあることを報知
することができる。従って、本実施例に係る加熱調理器
によっても、使用者は被加熱物が既に適温段階になって
いるのか或いはまだ昇温の途上(昇温段階)にあるのか
を一目で判別することができる。また、本実施例に係る
昇温表示モードによると、昇温段階時における被加熱物
の温度をリアルタイムに把握することができる。同時に
設定温度についても確認することができる。このことに
よって、本実施例に係る加熱調理器によると、使用者は
昇温段階時における被加熱物の温度の経時的変化(図8
の(a)〜(e)参照)をみることによって、当該被加
熱物の温度上昇具合や設定温度と現在の温度の差に基づ
いて適温段階に至る時点を予測することが可能となる。
このため、使用者は、揚げ物等の調理を始められる時間
の大凡の目安をつけることができる。
【0036】以上、本発明の加熱調理器の好適な二つの
実施例を図面を参照しつつ説明したが、これら実施例に
限定されることなく本発明を種々の実施形態で実施する
ことができる。例えば、上記ランプ表示部51のランプ
群を構成するランプを全て二色LEDにするとともに、
上記第二の実施例における第一の昇温表示モードに係る
ランプL5の点滅時の光の色(例えば緑色)と上記第二
の実施例における第二の昇温表示モードに係るランプL
1〜L4の点灯時の色(例えば橙色)とを異ならせても
よい。このようにランプ表示モードの種類に応じて使用
するランプの光の色を代えることによって、昇温段階の
報知に関してより目立つランプ表示を実現することがで
きる。
【0037】また、上述の各実施例は、上記設定温度を
使用者の所望する温度に随時変更し得る手段(即ち図2
に示す火力調節スイッチ56,66)を備えた加熱調理
器についてのものだが、この形態に限定されることはな
い。例えば、上記自動加熱運転に係る設定温度が出荷時
に180℃(即ち揚げ物に適する温度)に固定・設定さ
れており、かかる設定温度を使用者が変更し得ない型式
の加熱調理器であってもよい。
【0038】また、上記各実施例では、何れも二種類の
別個独立したランプ表示モードを昇温表示モードとして
同時実行しているが、三種類以上の別個独立したランプ
表示モードを同時に行うものであってもよい。例えば、
上述の第二の実施例においては何らランプ表示モードに
関連しない温度域190℃を標示するランプL6および
温度域200℃を標示するランプL7(図8参照)を活
用し、これら二つのランプL6,L7を所定の間隔で交
互に点滅又は同時に点滅させることを特徴とするランプ
表示モードを第三の昇温表示モードとして上記第一およ
び第二の昇温表示モードと同時に行うようなものであっ
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の加熱調理器の一例を模式的に示す斜
視図である。
【図2】 操作パネルの一例を模式的に示す正面図であ
る。
【図3】 一実施例に係る本発明の加熱調理器に装備さ
れる制御系の主要部を示すブロック図である。
【図4】 一実施例に係る本発明の加熱調理器で実行さ
れるランプ表示処理の概要を示すフローチャートであ
る。
【図5】 昇温表示モードの一例を模式的に示す説明図
であり、(a)(b)(c)(d)の順に当該昇温表示
モードの経時的変化を示す。
【図6】 適温表示モードの一例を模式的に示す説明図
である。
【図7】 適温表示モードの一例を模式的に示す説明図
である。
【図8】 昇温表示モードの一例を模式的に示す説明図
であり、(a)(b)(c)(d)(e)の順に当該昇
温表示モードの経時的変化を示す。
【図9】 自動加熱運転に係る従来のランプ表示モード
の一例を示す説明図であり、(a)は昇温段階を報知す
る場合のランプ表示モードであり、(b)は適温段階を
報知する場合のランプ表示モードである。
【符号の説明】
10 加熱調理器 12 筐体 15 温度センサ 20A,20B 誘導加熱部(IH部) 22 誘導加熱コイル 30 操作パネル 30A 表示部 30B 操作部 51,61 ランプ表示部(ランプ群) 53,63 温度目盛 80 メイン制御部 81 マイコン部 L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7 ランプ
(LED)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物の温度を予め設定された温度域
    に調節する温度制御手段と、その温度調節を伴う加熱処
    理時に前記被加熱物の温度状態を表示する表示部とを備
    えており、 その表示部には、異なる温度域にそれぞれ対応する二以
    上のランプから成るランプ群が設けられており、 そのランプ群によって、前記被加熱物の温度が前記設定
    温度域に到達した適温段階にあるときにはそのことを報
    知する表示が行われ、前記被加熱物の温度が前記設定温
    度域に到達する以前の昇温段階にあるときにはそのこと
    を報知する表示が行われ、 前記昇温段階であることを表示する際に、前記ランプ群
    の内の前記設定温度域に対応するランプを使用するラン
    プ表示モードと、前記設定温度域よりも低温域に対応す
    るランプ群の点灯消灯を経時的に切換えて表示するラン
    プ表示モードとが同時に実行される加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記昇温段階であることを表示する際
    に、前記設定温度域よりも低温域に対応するランプ群の
    なかの点灯部分を経時的に低温域側から高温域側にシフ
    トしていく態様の表示が繰り返しなされることを特徴と
    する、請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 前記昇温段階であることを表示する際
    に、前記設定温度域よりも低温域に対応するランプ群を
    使用してその時点における前記被加熱物の温度域を視認
    し得る態様の表示がなされることを特徴とする、請求項
    1に記載の加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007317630A (ja) * 2006-04-28 2007-12-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器
JP2012022905A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Hitachi Appliances Inc 誘導加熱調理器
WO2020016965A1 (ja) * 2018-07-18 2020-01-23 三菱電機株式会社 加熱調理器

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