JP2001336290A - ユニットパネル把持具 - Google Patents

ユニットパネル把持具

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JP2001336290A
JP2001336290A JP2000159730A JP2000159730A JP2001336290A JP 2001336290 A JP2001336290 A JP 2001336290A JP 2000159730 A JP2000159730 A JP 2000159730A JP 2000159730 A JP2000159730 A JP 2000159730A JP 2001336290 A JP2001336290 A JP 2001336290A
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Japan
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unit panel
gap
main body
gripper
closed position
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JP2000159730A
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English (en)
Inventor
Junichi Hirose
淳一 廣瀬
Kiyoji Otori
喜代次 大鳥
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着脱が簡単で安価な、ユニットパネル吊り下
げのためのユニットパネル把持具を提供すること。 【解決手段】 チャンネル鋼から成る本体部11の差入
プレート部11Aをユニットパネル本体21とアングル
22との間の隙間Gに差し入れてロック用プレート12
を閉位置にし、貫ぬき15Dを貫ぬき通し孔15Aa、
15Ba、15Caに挿通して固定機構15によりロッ
ク用プレート12をその閉位置にロックし、差入プレー
ト部11Aとロック用プレート12とによりアングル2
2にユニットパネル把持具1を連結する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量気泡コンクリ
ート(ALC)板又は押出成形板又はプレキャストコン
クリート(PC)板等のユニットパネルを吊り上げるの
に用いられる着脱の簡単なユニットパネル把持具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】鉄骨造やRC造の床、外壁、間仕切り等
にALC又は押出成形板又はPCユニットパネルが広く
用いられているが、従来、この種のユニットパネルの吊
り込みを行おうとする場合には、ユニットパネル本体の
上部にその上端縁と所定の隙間をあけて沿うように固定
されたアングルとユニットパネル本体との間の隙間に予
め押さえ用のボルトが設けられている把持具の一片を差
し入れ、該ボルトを締め付けることによってアングルの
一辺に把持具をしっかりと取り付け、しかる後、把持具
にワイヤを玉掛けしてクレーン等を用いてユニットパネ
ルを吊り上げている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のユ
ニットパネルの把持具にあっては、その取り付けの際に
ボルトの締め付け作業が必要となり、把持具に予め設け
られているボルトをラチェットにて廻し込まなければな
らず、大変手間がかかり、作業効率が悪く工期の遅延や
コスト上昇等の原因となっている。
【0004】また、従来の把持具によると、ユニットパ
ネル上部のアングルの一片に把持具をボルト締付けによ
る摩擦力のみによって取り付ける構成であるから、外部
から作用するユニットパネルの厚み方向の力に対して弱
い上にボルトに緩みが生じていても目視ではその緩み状
態が発見しにくく、ユニットパネルの吊り込み中に何ら
かの理由でユニットパネルに水平方向の力が作用した場
合にユニットパネルが把持具からはずれて落下する虞れ
があるという別の問題点を有している。
【0005】本発明の目的は、従来技術における上述の
問題点を解決することができるユニットパネル把持具を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、ユニットパネルの吊り下げのため
にユニットパネル本体の上端部に固定されているアング
ルに取り付けられるユニットパネル把持具であって、前
記アングルと前記上端部との間の隙間に差し入れられる
差入プレート部が一体に形成されている本体部と、前記
隙間に差し入れられた前記差入プレート部と協働して前
記アングルを把持するため前記差入プレート部の前記隙
間への出入を許す開位置と前記差入プレート部が前記隙
間から脱出するのを阻止する閉位置との間で回動可能な
ように前記本体部に取り付けられたロック用プレート
と、前記ロック用プレートを前記閉位置に固定するため
の固定機構とを備えたユニットパネル把持具が提案され
る。
【0007】ロック用プレートをその開位置にして差入
プレート部をユニットパネル本体の上端部とアングルと
の間の隙間に差し入れ、しかる後、ロック用プレートを
その閉位置にし固定機構によりロック用プレートを閉位
置に固定するだけでユニットパネル把持具をアングルに
確実に取り付けることができる。この後、例えば本体部
に吊り上げ用のワイヤを玉掛し該ワイヤをクレーン等の
フックに繋いでユニットパネルを吊り上げることができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明によるユニットパネル把持
具の実施の形態の一例を示す断面図である。ユニットパ
ネル把持具1はユニットパネル2を建方階に吊り込むな
どの目的でユニットパネル2に連結されるものである。
図1に示したユニットパネル2は、ALC板から成るユ
ニットパネル本体21の上端部21Aに、吊り込みのた
めのアングル22をユニットパネル本体21の巾方向に
沿って付設して成る公知の構成のALCユニットパネル
であり、アングル22は、その一辺22Aがユニットパ
ネル本体21の上端面21Bを所定の間隔をあけて覆い
これにより上端面21Bと一辺22Aとの間に隙間Gが
形成されるようにしてユニットパネル本体21の一側面
21Cに公知の手段でボルト止めされている。
【0010】ユニットパネル把持具1は、ユニットパネ
ル本体21の巾方向の長さと略同一の長さのチャンネル
鋼から成る本体部11を有している。本体部11は断面
がコ字形であり、本体部11の一方の直角折曲部が隙間
Gに差し入れられる差入プレート部11Aとなってお
り、差入プレート部11Aを隙間Gに差し入れることに
よりユニットパネル2の吊り込みのためにユニットパネ
ル把持具1をユニットパネル2と係合させることができ
る構成となっている。なお、本体部11の他方の直角折
曲部11Bには、吊り込み用のワイヤを繋ぐためのL字
形の吊り金具31が溶接によって固定されている。
【0011】差入プレート部11Aが隙間Gに差し入れ
られた状態を保持して、差入プレート部11Aが隙間G
から脱出するのを阻止することができるようにするた
め、本体部11にはロック用プレート12が本体部11
に回動可能なように取り付けられている。図示の実施の
形態では、ロック用プレート12はアングル22に相応
したL字形プレート部材として形成されており、その一
端縁12Aが本体部11に溶接されているプレート部材
13の一端縁13Aと回動軸14によって丁番結合され
ており、これによりロック用プレート12が本体部11
に回動可能なように取り付けられている。
【0012】この丁番結合によって、ロック用プレート
12は、差入プレート部11Aの隙間Gへの出入りを許
す開位置と差入プレート部11Aが隙間Gから脱出する
のを阻止する閉位置との間で回動可能な構成となってい
る。図1では、ロック用プレート12の開位置は二点鎖
線で示され、その閉位置は実線で示されている。
【0013】ユニットパネル2の吊り込み作業中にロッ
ク用プレート12を閉位置状態に保持しておくことがで
きるようにするため、ユニットパネル把持具1には固定
機構15が設けられている。
【0014】図2には、ユニットパネル把持具1の要部
が斜視図にて示されている。図2を参照して固定機構1
5について説明すると、固定機構15は、プレート部材
13の両端にロック用プレート12の開閉動作を妨げる
ことがないように固定された一対のアームプレート15
A、15Bを備えている。アームプレート15A、15
Bは互いに平行に延びるようにしてプレート部材13に
垂設されており、各端部には貫ぬき通し孔15Aa、1
5Baが整列するように設けられている。
【0015】固定機構15は、さらに、ロック用プレー
ト12の上面12Bに溶接等の手段で垂設された穴あき
プレート15Cを備えており、穴あきプレート15Cの
貫ぬき通し孔15Caはロック用プレート12が閉位置
(図2に示す位置)にある場合に貫ぬき通し孔15A
a、15Baと整列するように位置決めされている。
【0016】符号15Dで示されるのは貫ぬきであり、
ロック用プレート12を閉位置とすることにより貫ぬき
通し孔15Aa、15Ba、15Caが整列した場合、
図2に示されるように貫ぬき15Dを貫ぬき通し孔15
Aa、15Ba、15Caに挿通させることによりロッ
ク用プレート12を閉位置に保持させておくことができ
る。
【0017】なお、貫ぬき15Dが貫ぬき通し孔15A
a、15Ba、15Caから抜けでることがないように
するため、貫ぬき15Dの両端部には止めピン15E、
15Fを差し込むことができる構成となっている。
【0018】ユニットパネル把持具1は以上のように構
成されているので、貫ぬき15Dを外した状態でロック
用プレート12を開位置として差入プレート部11Aを
隙間Gに差し入れてからロック用プレート12を閉位置
とし、ユニットパネル把持具1をアングル22に容易に
連結することができる。そして、整列した貫ぬき通し孔
15Aa、15Ba、15Caに貫ぬき15Dを挿通す
ることによりロック用プレート12は図1に示す状態に
保持されるので、差入プレート部11Aが隙間Gから抜
け出るのを確実に阻止し、ユニットパネル把持具1とユ
ニットパネル2との間の連結がユニットパネル2の厚み
方向に作用する外力によって解かれることがない。
【0019】図3は図1及び図2を参照して説明したユ
ニットパネル把持具1を用いてユニットパネル2をクレ
ーンで吊り下げた場合の一例を示す姿図である。この場
合には、ユニットパネル把持具1の本体部11に固定さ
れているL字形の吊り金具31を用いてワイヤ掛けして
チェーンブロック32を介してクレーンで吊り下げてい
る。したがって、ユニットパネル2の吊り下げ状態をチ
ェーンブロック32を用いて調節することができる。
【0020】ユニットパネル把持具1によれば、差入プ
レート部11Aを隙間Gに差し入れてロック用プレート
12を閉位置にし、貫ぬき15Dを用いてロック用プレ
ート12を閉位置にロックするだけでユニットパネル把
持具1をユニットパネル2に極めて簡単且つ確実に連結
させることができる。またその連結解除は、貫ぬき15
Dの両端部に差し込まれている止めピン15E、15F
を取り外し、その後貫ぬき15Dを取り外してロック用
プレート12を開位置としてから差入プレート部11A
を隙間Gから脱出させるだけでよい。したがって、吊り
下げのための治具であるユニットパネル把持具1をユニ
ットパネル2に極めて簡単に連結させることができる上
に、その解除も簡単であり、ユニットパネル把持具1を
使用することによりユニットパネル2の吊り込み作業の
能率を著しく向上させることができ、工期の短縮化を期
待することができる。さらに、その構成が簡単であり、
既成部材を使用して製作することができるのでコスト的
にも有利である。また、ロック用プレート12が固定機
構15によって閉位置にロックされていることを目視に
より確認するだけで、ユニットパネル把持具1のユニッ
トパネル2への連結状態が判断できる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、差入プレ
ート部を隙間に差し入れてロック用プレートを閉位置に
し、固定機構によってロック用プレートを閉位置にロッ
クするだけでユニットパネル把持具をユニットパネルに
極めて簡単且つ確実に連結させることができ、さらに、
ユニットパネル把持具とユニットパネルとの連結が、ユ
ニットパネルの厚み方向に作用する外力により解かれる
ことを防止することができる。またその連結解除は、固
定機構によるロックを解除してロック用プレートを開位
置としてから差入プレート部を隙間から脱出させるだけ
でよい。したがって、吊り下げのための治具であるユニ
ットパネル把持具をユニットパネルに極めて簡単に連結
させることができると共に、その解除も簡単であり、ユ
ニットパネル把持具によりユニットパネルの吊り込み作
業の能率を著しく向上させることができ、工期の短縮化
を期待することができる。さらに、その構成が簡単であ
り、既成部品を使用して製作することができるのでコス
ト的にも有利である。また、ロック用プレートが固定機
構によって閉位置にロックされていることを目視により
確認するだけで、ユニットパネル把持具のユニットパネ
ルへの連結状態が判断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるユニットパネル把持具の実施の形
態の一例を示す断面図。
【図2】図1に示したユニットパネル把持具の要部を示
す斜視図。
【図3】図1に示したユニットパネル把持具を用いてユ
ニットパネルをクレーンで吊り下げた場合の一例を示す
姿図。
【符号の説明】
1 ユニットパネル把持具 2 ユニットパネル 11 本体部 11A 差入プレート部 11B 直角折曲部 12 ロック用プレート 14 回動軸 15 固定機構 15A アームプレート 15Aa、15Ba、15Ca 貫ぬき通し孔 15B アームプレート 15C 穴あきプレート 15D 貫ぬき 21 ユニットパネル本体 21A 上端部 22 アングル 31 L字形の吊り金具 32 チェーンブロック G 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットパネルの吊り下げのためにユニ
    ットパネル本体の上端部に固定されているアングルに取
    り付けられるユニットパネル把持具であって、 前記アングルと前記上端部との間の隙間に差し入れられ
    る差入プレート部が一体に形成されている本体部と、 前記隙間に差し入れられた前記差入プレート部と協働し
    て前記アングルを把持するため前記差入プレート部の前
    記隙間への出入を許す開位置と前記差入プレート部が前
    記隙間から脱出するのを阻止する閉位置との間で回動可
    能なように前記本体部に取り付けられたロック用プレー
    トと、 前記ロック用プレートを前記閉位置に固定するための固
    定機構とを備えたことを特徴とするユニットパネル把持
    具。
JP2000159730A 2000-05-30 2000-05-30 ユニットパネル把持具 Pending JP2001336290A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012172346A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Nippon Steel & Sumikin Coated Sheet Corp パネル吊り用連結具

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