JPH0635057Y2 - 足場枠用親綱支柱 - Google Patents

足場枠用親綱支柱

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JPH0635057Y2
JPH0635057Y2 JP1988024634U JP2463488U JPH0635057Y2 JP H0635057 Y2 JPH0635057 Y2 JP H0635057Y2 JP 1988024634 U JP1988024634 U JP 1988024634U JP 2463488 U JP2463488 U JP 2463488U JP H0635057 Y2 JPH0635057 Y2 JP H0635057Y2
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frame
half block
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scaffolding frame
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JP1988024634U
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JPH01129432U (ja
Inventor
豪章 照尾
Original Assignee
サンコー株式会社
株式会社東邦産業
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、建設工事等における足場枠で作業者の安全
確保のために用いられる親綱を張設するための親綱支柱
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、建設工事現場等においては、高所作業のために例
えば第3図に示すような足場枠が組まれる。このような
足場枠はユニット化されたフレームを縦横に多数組合せ
て組立てられるが、その上部の段には、作業者の堕落を
防止して、安全を確保するために親綱1が張設され、作
業者はこれに命綱のフックを掛けて作業する。親綱1
は、段替えが可能なような着脱自在に足場枠に固定され
た一対の親綱支柱2の間に張設される。
上記のような親綱支柱としては、例えば実公昭57-48905
号公報に開示された第4図に示すような構成のものがあ
る。図示の親綱支柱は、主柱41の側部下方に一対の支持
腕42、43が同方向に所定間隔を開けて上下平行に突設さ
れており、これらの主柱41及び上部支持腕42、下部支持
腕43はそれぞれ横断面四辺形の鋼材をもって形成され、
上部支持腕42及び下部支持腕43の端部にはそれぞれ取付
金具が設けてある。下部支持腕43の取付金具は、足場枠
の縦枠44を横側から抱き込み、ボルト46aによって締着
される抱持金具46をもって構成され、また上部支持腕42
の取付金具は、縦枠44と横枠45の両方に同時に作用する
蝶番47からなる。
上記蝶番47は、支持腕端部に一体形成した固定部47aと
可動部47bとを横方向に開閉自在にヒンジ47cをもって連
結したものからなり、上記可動部47bの端面には横枠45
と篏合する凹部48を下向きに設けた回転防止板49が垂直
に溶着してあり、また固定部側と可動部側とに分割して
設けた一対の天板50a、50bには、上記縦枠44を抱持する
穴51が半部ずつ形成されている。なお、符号52は蝶番の
閉鎖ピンである。
上記構造の親綱支柱と足場枠材に取付けるには、抱持金
具46と蝶番47とを開放した状態において、まず蝶番47の
可動部47bを横枠45の上に重ねて回転防止板49の凹部48
を嵌込む。次に蝶番47のヒンジ47cを支点として支柱41
を、蝶番47を閉鎖する方向に横に移動させる。これによ
り天板50a、50bに形成した穴51と下部支持腕43の抱持金
具46内に縦枠44が収まる。そこで蝶番47の合わせ部分に
設けた孔に閉鎖ピン52を差し、また抱持金具46はボルト
46aにより締着する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のような従来の親綱支柱にあって
は、足場枠に取付る際、特に上部取付金具は単に蝶番47
を閉じて閉鎖ピン52を差し込むだけであるため、縦枠44
に対して蝶番47の締付け力は作用せず、取付金具と縦枠
44との間にガタが生じ、主柱41に横方向の力が加えられ
るとこのガタのために取付金具あるいは閉鎖ピンに計算
外の荷重が加わり、これが繰返されると取付金具の破損
や閉鎖ピンの折損にいたり、思わぬ事故を招くという危
険性があった。
この考案は上記の事情に鑑みなされたもので、その目的
は足場枠に対してガタを生じさせることなく取付けるこ
とのできる安全性の改善された足場枠用親綱支柱を提供
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的達成のため、この考案は、主柱部材の上端部に
親綱取付部を設け、上下方向中間部の適宜の位置に主柱
部材を足場枠の縦枠材に固定するための取付金具を固定
した足場枠用親綱支柱において、上記取付金具を上記主
柱部材に固定された中空状の固定半ブロックと、この固
定半ブロックに対し主柱部材と直交する面内を開位置と
閉位置との間で旋回させることができるようヒンジ取付
けされた中空状の可動半ブロックとで形成し、この可動
半ブロックを上記閉位置とした時足場枠の縦枠材と篏合
する円形開口部が形成されるよう上記各半ブロックの上
壁にそれぞれ半円形凹部を形成すると共に、可動半ブロ
ックを上記閉位置とした時上記足場枠の縦枠材及び横枠
材とそれぞれ篏合する縦枠篏合凹部及び横枠篏合凹部が
形成されるよう上記各半ブロックの底壁及び上記ヒンジ
取付部と反対側の側壁にそれぞれ半凹部を形成し、かつ
上記閉位置において可動半ブロックと固定半ブロックと
の間に緊締力を作用させる万力を具備し、上記固定半ブ
ロックの内側に足場枠の横枠材の外周上部に係合可能な
ガイドバーを設けた構成を採用したのである。
〔作用〕
上記の構成を有するこの考案の足場枠用親綱支柱は、万
力によって可動半ブロックと固定半ブロックとを緊く締
め付けるため、足場枠に取付けた状態において、円形開
口部及び縦枠篏合凹部と縦枠材との間並びに横枠篏合凹
部と横枠材との間にガタが生ぜず、取付金具にガタに起
因する計算外の荷重が作用するのを防ぐことができる。
〔実施例〕
以下、この考案の足場枠用親綱支柱の一実施例について
第1図及び第2図を参照しつつ説明する。
図示実施例の足場枠用親綱支柱は、上端部が上方斜めに
曲げられ、その先端に親綱を取付けるための親綱取付部
11が設けられた横断面四辺形の金属製主柱部材12、主柱
部材12の下端部寄りに設けられた取付金具13、及び主柱
部材12の下端部に設けられた補助取付金具14で構成され
ている。なお、主柱部材12の上端部が上方斜めに屈曲し
ているのは、この部分を足場枠の通路側に臨ましめて設
置し、親綱を通路側に寄せて張設することにより、作業
者が移動時に命綱のフックの着脱をしなくても済むよう
にするためである。
上記取付金具13は、第2図に拡大して示すように、主柱
部材12に一体上に固定された金属製、中空状の固定半ブ
ロック131及びこの固定半ブロック131に対して蝶番133
によりヒンジ取付けされた可動半ブロック132よりな
り、蝶番133の一方の翼133aは主柱部材12及び固定半ブ
ロック131の一側壁に共通に一体状に固定され、もう一
方の翼133bは可動半ブロック132の一側壁に一体状に固
定されている。即ち、可動半ブロック132は主柱部材12
と直交する平面内で旋回させて固定半ブロック131に対
し開閉することができる。
固定半ブロック131及び可動半ブロック132の上壁131a及
び132aには、それぞれ半円形凹部131b及び132bが形成さ
れており、これらの半円形凹部131b及び132bは可動半ブ
ロック132の閉位置において足場枠の縦枠材15と篏合す
る円形開口部136を形成する。また、固定半ブロック13
1、可動半ブロック132の各底壁131c、132cには、可動半
ブロック132の上記閉位置において縦枠材15と篏合する
縦枠篏合凹部(図示せず)を形成するようそれぞれ半凹
部131d、132dが形成されており、蝶番133と反対側の上
記各ブロックの側壁131e、132eには可動半ブロック132
の上記閉位置において足場枠の横枠材16と篏合する横枠
篏合凹部137を形成するようそれぞれ半凹部131f、132f
が形成されている。
また、上記固定半ブロック131の内側には一端を主柱部
材12側の側壁内面に片持ち支持され他端側がなだらかに
下方に屈曲されたガイドバー134が設けられており、こ
のガイドバー134は親綱支柱を足場枠に取付る際の親綱
支柱の仮置きのために用いられる。この側壁の外面(主
柱部材12側)は万力135がその面と直交する平面内で旋
回可能なように取付けられている。
主柱部材12の下端部の上記補助取付金具14は主柱部材12
と一体状に固定された固定半部141、これに対してヒン
ジ取付された可動半部142及び両半部を締着するための
ボルト143よりなり、可動半部142を固定半部141に対し
て閉じると、上記取付金具13の可動ブロック132を閉位
置としたとき形成される円形開口部136とほぼ同じ大き
さでこれと上下方向の位置が揃い合う穴が形成されるよ
うになっている。
上記の如く構成されたこの実施例の足場枠用親綱支柱を
足場枠に取り付けるには、取付金具13の可動半ブロック
132及び補助取付金具14のび可動半部142をいずれも開い
ておき、親綱支柱を設置する足場枠の縦枠材15及び横枠
材16からなるT字部の近傍で、横枠材16に取付金具13の
ガイドバー134を掛けて仮置きし、補助取付金具14の固
定半部141と可動半部142との間に縦枠材15を抱持してボ
ルト143締め付けると共に、取付金具13の可動半ブロッ
ク132を閉じて万力135をその上から閉じ、締め付けボル
ト135aにより円形開口部136及び縦枠篏合凹部と縦枠材1
5との間、横枠篏合凹部137と横枠材16との間に遊びが生
じないよう緊締する。なお、第1図の符号17は把手を示
す。また、取付金具13は、万力135により足場枠材の縦
枠材15及び横枠材16に対して堅固に固定されるため、場
合によっては補助取付金具14は省いても良い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案の足場枠用親綱支柱は、
万力によって取付金具を足場枠の縦枠材及び横枠材に緊
締してガタが生じないようにしたため、取付金具に主柱
部材側から計算外の荷重が作用するのを防ぐことがで
き、安全性が改善される。
また、この考案の親綱支柱を着脱する際、足場枠の縦枠
材と横枠材の交わる部分に固定半ブロックを嵌めると、
横枠材の外周上部にガイドバーが係合するため、可動半
ブロックの開閉に際して親綱支柱を保持する必要がな
く、着脱作業時に誤って親綱支柱を落下させる危険性も
少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の足場枠用親綱支柱の一実施例の斜視
図、第2図はその取付金具部分の拡大斜視図、第3図は
足場枠の一例の斜視図、第4図は従来技術による足場枠
用親綱支柱の一例の斜視図である。 1……親綱、11……親綱取付部、 12……主柱部材、13……取付金具、 15……縦枠材、16……横枠材、 131……固定半ブロック、 132……可動半ブロック、 131a、132a……上壁、 131b、132b……半円形凹部、 131c、132c……底壁、 131d、132d……半凹部、 131e、132e……側壁、 131f、132f……半凹部、 133……蝶番(ヒンジ)、 135……万力、 136……円形開口部、 137……横枠篏合凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主柱部材の上端部に親綱取付部を設け、上
    下方向中間部の適宜の位置に主柱部材を足場枠の縦枠材
    に固定するための取付金具を固定した足場枠用親綱支柱
    において、上記取付金具を上記主柱部材に固定された中
    空状の固定半ブロックと、この固定半ブロックに対し主
    柱部材と直交する面内を開位置と閉位置との間で旋回さ
    せることができるようヒンジ取付された中空状の可動半
    ブロックとで形成し、この可動半ブロックを上記閉位置
    とした時足場枠の縦枠材と嵌合する円形開口部が形成さ
    れるよう上記各半ブロックの上壁にそれぞれ半円形凹部
    を形成すると共に、可動半ブロックを上記閉位置とした
    時上記足場枠の縦枠材及び横枠材とそれぞれ嵌合する縦
    枠嵌合凹部及び横枠嵌合凹部が形成されるよう上記各半
    ブロックの底壁及び上記ヒンジ取付部と反対側の側壁に
    それぞれ半凹部を形成し、かつ上記閉位置において可動
    半ブロックと固定半ブロックとの間に緊締力を作用させ
    る万力を具備し、上記固定半ブロックの内側に足場枠の
    横枠材の外周上部に係合可能なガイドバーを設けたこと
    を特徴とする足場枠用親綱支柱。
JP1988024634U 1988-02-25 1988-02-25 足場枠用親綱支柱 Expired - Lifetime JPH0635057Y2 (ja)

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JPH01129432U JPH01129432U (ja) 1989-09-04
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014227820A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 有限会社一城組 仮設足場用親綱装置
US20170028232A1 (en) * 2015-07-27 2017-02-02 Ichijogumi, Ltd Lifeline device for temporary scaffold and lifeline support device

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JPS62186757U (ja) * 1986-05-19 1987-11-27

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