JP2001336219A - 筋交いの取付け構造 - Google Patents

筋交いの取付け構造

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JP2001336219A
JP2001336219A JP2000155538A JP2000155538A JP2001336219A JP 2001336219 A JP2001336219 A JP 2001336219A JP 2000155538 A JP2000155538 A JP 2000155538A JP 2000155538 A JP2000155538 A JP 2000155538A JP 2001336219 A JP2001336219 A JP 2001336219A
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JP2000155538A
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Minoru Kimura
稔 木村
Satoshi Nakagawa
敏 中川
Naoki Kumon
直樹 久門
Hirofumi Ishizaki
広文 石崎
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筋交いの下端部を取付けるにあたってアンカ
ーボルトが邪魔にならずに簡単且つ強固に取付けること
ができる。 【解決手段】 筋交い1の下端部を土台2を介してアン
カーボルト3に接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の壁内に設け
られる筋交いの取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来建物の壁内に設けられる筋交い1
は、図6に示すように筋交い1の下端部を筋交いプレー
ト20により柱10及び土台2に固着したり、あるいは
図7に示すように筋交い1の下端部を箱型金物22によ
り柱10及び土台2に固着していた。また、柱10は図
8に示すようなホールダウン金具21により土台2に固
定していた。更に、基礎7に載設した土台2は図8に示
すように基礎7に植設したアンカーボルト3により基礎
7に固定していた。
【0003】しかしながら、従来の筋交いプレート20
や箱型金物22を用いて筋交い1の下端部を柱10及び
土台2に固着するものにおいては、ホールダウン金具2
1やアンカーボルトと干渉し、また、図6に示す筋交い
プレート20においては柱10や土台2の外面よりも筋
交いプレート20が突出するので、構造用合板のような
外壁下地を柱10の外面に固着する場合には外壁下地と
筋交いプレート20とが干渉するという問題があった。
上記のように筋交い1取付け部分がホールダウン金具2
1やアンカーボルト3や外壁下地と干渉する場合には筋
交い1取付け位置を変えたりする必要があり、この場
合、例えば、筋交いプレート20や箱型金物22が土台
2のみに釘打ち等により固着されてしまう事態が生じて
しまい、筋交い1の取付け強度が弱くなるという問題が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、筋交いの下端部を取付けるに
あたってアンカーボルトが邪魔にならずに簡単且つ強固
に取付けることができ、また、筋交いの下端部を土台側
にのみ固定できて、柱に取付けるホールダウン金具と干
渉しないようにでき、更にまた、筋交いの上端部の取付
け強度も強くできる筋交いの取付け構造を提供すること
を課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る筋交いの取付け構造は、筋交い1の下端
部を土台2を介してアンカーボルト3に接合して成るこ
とを特徴とするものである。このような構成とすること
で、筋交い1の下端部を土台2にアンカーボルト3を利
用して取付けることができるものであり、筋交い1をア
ンカーボルト3で接合することで筋交い1と土台2とア
ンカーボルト3を植設した基礎7とが一体化されると共
にアンカーボルト3で接合することで取付け強度が強固
となるものである。
【0006】また、鋼製の筋交い1の下端部に接続金具
4を一体に固着し、この接続金具4を土台2の上に載置
して土台2を介してアンカーボルト3に接合することが
好ましい。このような構成とすることで、鋼製の筋交い
1の下端部に一体に固着した接続金具4を土台2に載置
すると共に土台2から突出しているアンカーボルト3を
接続金具4に挿通してナット8で締結するという簡単な
構成で強固に筋交い1を取付けることができるものであ
る。
【0007】また、筋交い1の上端部を上階梁5を介し
てボルト6により上階の筋交い1aの下端部に接合する
ことが好ましい。このように、下階の筋交い1の上端部
を上階梁5を介して上階の筋交い1aと一体化できて、
筋交い1の上端部の取付け強度が強固となるものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0009】筋交い1はアングル材又は溝型材又は角パ
イプのような鋼材により構成してあり、両端部に接続金
具4が一体に固着してある。接続金具4には孔9が設け
てある。
【0010】上記の構成の筋交い1の下端部は接続金具
4を土台2上のアンカーボルト3が突出している部分に
載置し、土台2から突出しているアンカーボルト3を筋
交い1の下端部の接続金具4に設けた孔9に挿通し、ア
ンカーボルト3にナット8を締め付け、筋交い1の下端
部を土台2を介してアンカーボルト3に接合するもので
ある。このように土台2を基礎7に固定するためのアン
カーボルト3を利用して筋交い1の下端部を土台2に固
定するので、筋交い1と土台2とアンカーボルト3を植
設した基礎7とが一体化されると共にアンカーボルト3
で接合することで取付け強度が強固となるものである。
なお、アンカーボルト3は基礎7を施工する際に植設す
るのであるが、施工時に土台2、接続金具4の合計厚み
分以上上方に突出するように施工するものである。
【0011】しかして、上記のようにアンカーボルト3
を利用して土台2側に強固に固定できるので、従来の筋
交いプレートや箱型金物のように土台2と柱10の両方
に固定しなくても、土台2側のみに強固に固定でき、し
たがってアンカーボルト3の下端部を柱10側に固定す
る必要がないものである。このため、柱10に取付ける
ホールダウン金具と干渉しないようにできることにな
る。また、アンカーボルト3を利用して筋交い1の下端
部に固着した接続金具4を固定するので、筋交い1の下
端部の取付けに当たって土台2を基礎7に固定するため
のアンカーボルト3が邪魔にならず、また、別途筋交い
プレートや箱形金物を必要とせず、施工が簡単となるも
のである。
【0012】このように下端部を土台2を介してアンカ
ーボルト3に接合した筋交い1(つまり下階の筋交い
1)の上端部は上階梁5に固定したり、あるいは上階梁
5を介してボルト6により上階の筋交い1aの下端部に
接合するものである。
【0013】図1、図3には下階の筋交い1の上端部の
取付けの一例が示してある。図1、図3に示すように、
上階梁5が断面H型鋼よりなる梁主体5aの上下両フラ
ンジ部5bにそれぞれ木製の桟材5cを固着して構成し
てあり、この上階梁5の下面に下階の筋交い1の上端部
に一体に固着した接続金物4を当接し、接続金物4、上
階梁5の下面部の桟材5c、下のフランジ部5bを貫通
するようにボルト6を挿通してナット8を締結すること
で、下階の筋交い1の上端部の接続金物4を木製の桟材
5cを介して上階梁5の鋼製の下のフランジ部5bに強
固に固定できるものである。したがって、本実施形態に
おいては、筋交い1の上端部の取付け強度が強固となる
ものであり、下階の筋交い1の上端部を柱10側に固定
する必要がなく、柱10に取付けるホールダウン金具と
干渉しないようにできることになる。
【0014】なお、図1においては鋼製の上階の筋交い
1aの上下両端部に接続金物4を固着し、この上階の筋
交い1aの下端部の接続金物4aを上階梁5の木製の桟
材5cを介して上階梁5の鋼製の上のフランジ部5bに
強固に固定してあり、また、上階の筋交い1aの上端部
の接続金物4aを上階梁5の木製の桟材5cを介して屋
根梁5Aの鋼製の下のフランジ部5bに強固に固定して
ある(なお屋根梁5Aは上階梁5と同じ構造となってい
る)。したがって、上階の筋交い1aも柱10側に固定
する必要がなく、柱10に取付けるホールダウン金具と
干渉しないようにできることになる。
【0015】また、図4、図5には下階の筋交い1の上
端部の取付けの他例が示してあり、本実施形態において
は、下階の筋交い1の上端部に一体に固着した接続金物
4を上階梁5の下面に当接し、上階の筋交い1aの下端
部に一体に固着した接続金物4aを上階梁5の上面に載
置し、下階のアンカーボルト3の上端部に固着した接続
金物4、上階梁5、上階のアンカーボルト3の下端部に
固着した接続金物4aを貫通するようにボルト6を挿通
してナット8を締結することで下階の筋交い1の上端部
の接続金物4を上階梁5を介してボルト6により上階の
筋交い1aの下端部の接続金物4aに接合するものであ
る。本実施形態においては、下階の筋交い1の上端部を
上階梁5を介して上階の筋交い1aと一体化できて、筋
交い1の上端部の取付け強度が強固となるものであり、
この場合も下階の筋交い1の上端部を上階梁5側に強固
に接合できるので、下階の筋交い1の上端部を柱10側
に固定する必要がなく、柱10に取付けるホールダウン
金具と干渉しないようにできることになる。本実施形態
のものは上階梁5が木製の場合に特に有効である。
【0016】そして、上記のいずれの実施形態において
も、接続金物4、4aは土台2や上階梁5や柱10の幅
よりも狭い幅で、接続金物4、4aが土台2や上階梁5
や柱10の前後縁から外に飛び出さないように施工され
るものであり、これにより柱10の外面側に構造用合板
のような外壁下地を固着する場合でも接続金物4、4a
が外壁下地と干渉しないものであって、支障なく外壁下
地を施工できるものである。
【0017】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、筋交いの下端部を土台を介してアンカー
ボルトに接合してあるので、筋交いの下端部を土台にア
ンカーボルトを利用して取付けることができて、筋交い
の下端部の取付けが簡単にできるものであり、しかも、
筋交いの下端部の取付けに当たってアンカーボルトが邪
魔になることがないものであり、しかも、筋交いをアン
カーボルトで接合することで筋交いと土台とアンカーボ
ルトを植設した基礎とが一体化されると共にアンカーボ
ルトで接合することで取付け強度が強固となり、この結
果、従来の筋交いプレートや箱型金物のように土台側と
柱側の両方に取付ける必要がなくて土台側にのみ強固に
取付けることが可能となり、したがって、柱側に取付け
るホールダウン金具と干渉しないようにできるものであ
る。
【0018】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、鋼製の筋交いの
下端部に接続金具を一体に固着し、この接続金具を土台
の上に載置して土台を介してアンカーボルトに接合して
あるので、鋼製の筋交いの下端部に一体に固着した接続
金具を土台に載置すると共に土台から突出しているアン
カーボルトを接続金具に挿通してナットで締結するとい
う簡単な構成で強固に筋交いを取付けることができ、取
付け作業も簡単となるものである。
【0019】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、下
階の筋交いの上端部を上階梁を介してボルトにより上階
の筋交いの下端部に接合してあるので、下階の筋交いの
上端部を上階梁を介して上階の筋交いと一体化できて、
筋交いの上端部の取付け強度が強固となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の正面図である。
【図2】同上の下階の筋交いの下端部の取付け部分の拡
大断面図である。
【図3】同上の下階の筋交いの上端部の取付け部分の拡
大断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態の正面図である。
【図5】同上の下階の筋交いの上端部の取付け部分の拡
大断面図である。
【図6】従来例の筋交いの取付けを示す斜視図である。
【図7】他の従来例の筋交いの取付けを示す斜視図であ
る。
【図8】ホールダウン金具、アンカーボルトの取付け例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 筋交い 1a 上階の筋交い 2 土台 3 アンカーボルト 4 接続金具 5 上階梁 6 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久門 直樹 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 石崎 広文 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2E125 AA18 AA33 AA45 AB02 AB05 AB16 AC01 AC15 AC16 AC23 AG12 BB13 BB22 BD01 BE05 BE08 CA04 CA05 CA90 EA33

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筋交いの下端部を土台を介してアンカー
    ボルトに接合して成ることを特徴とする筋交いの取付け
    構造。
  2. 【請求項2】 鋼製の筋交いの下端部に接続金具を一体
    に固着し、この接続金具を土台の上に載置して土台を介
    してアンカーボルトに接合して成ることを特徴とする請
    求項1記載の筋交いの取付け構造。
  3. 【請求項3】 下階の筋交いの上端部を上階梁を介して
    ボルトにより上階の筋交いの下端部に接合して成ること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の筋交いの取付
    け構造。
JP2000155538A 2000-05-26 2000-05-26 筋交いの取付け構造 Withdrawn JP2001336219A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016044459A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 常盤工業株式会社 吊り天井構造とその金具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20070807