JP2001336212A - 溝蓋用格子材及び溝蓋 - Google Patents

溝蓋用格子材及び溝蓋

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JP2001336212A
JP2001336212A JP2000160485A JP2000160485A JP2001336212A JP 2001336212 A JP2001336212 A JP 2001336212A JP 2000160485 A JP2000160485 A JP 2000160485A JP 2000160485 A JP2000160485 A JP 2000160485A JP 2001336212 A JP2001336212 A JP 2001336212A
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Shozo Ishida
昭三 石田
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Ishida Iron Works Co Ltd
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Ishida Iron Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のタイヤ等に接する接触面が大きく、多
様でかつ高い滑り止め効果が得られ、高速道路や交通量
の多い箇所で使用される場合にあっても、耐久性があ
り、摩耗や変形が少ない新規な滑り止め付きの溝蓋用格
子材の構造を提供する。 【解決手段】 長手方向に連続する立片部12と該立片
部の上部に水平方向に延設された上片部13からなる断
面略T字状の棒状本体11を有し、前記上片部上面の幅
方向の略中央に中央突部列21が突設されているととも
に、前記上片部の両側端に沿って第一側端突部列25な
らびに第二側端突部列27が突設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、溝蓋に使用され
る格子材に関し、特には滑り止め付きの溝蓋用格子材及
び溝蓋の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】道路の排水溝、特に高速道路や交通量の
多いあるいはカーブの多い道路などの道路側溝や道路横
断溝に設けられる溝蓋(グレーチングともいう)には高
い滑り抵抗が求められ、一般に、図6に示すような滑り
止め付きの溝蓋用格子材(ベアリングバーともいう)5
0が用いられる。この溝蓋用格子材50は、断面I字形
の板状本体51の上面に高さ1、2mmの突部52を離
隔的に設けて凹凸部53となし、もって車両の滑り止め
としたものである。図6及び図7において、符号55は
各格子材50を所定間隔で連結一体化するツイストバ
ー、56は各格子材50の両端に設けられたエンドバ
ー、57は枠部材である。
【0003】しかるに、この溝蓋用格子材50にあって
は、前記のように、断面I字形の板状本体51の上面に
突部52を形成してなるものであるから、車両の滑り止
めとなる凹凸部53の長さ、幅及び高さあるいは密度に
おいて十分ではなく、高い滑り止め効果を期待すること
は困難であった。特に、高速道路や交通量の多い箇所で
使用される場合にあっては、該突部52が短期間に摩耗
したり、あるいは降雨時には砂等の介在によって十分な
滑り止め効果が得られないなどの問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記の点に
鑑みなされたもので、車両のタイヤ等に接する接触面が
大きく、多様でかつ高い滑り止め効果が得られ、高速道
路や交通量の多い箇所で使用される場合にあっても、耐
久性があり、摩耗や変形が少ない新規な滑り止め付きの
溝蓋用格子材の構造を提供するものである。また、この
発明は、安定感があり、視覚的にも安心感がある一方に
おいて、異物の挟み込みや落下を防ぎ、格子材の使用数
量を減らすことができ、全体の重量を軽減することがで
きる溝蓋の構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、この請求項1
の発明は、長手方向に連続する立片部と該立片部の上部
に水平方向に延設された上片部からなる断面略T字状の
棒状本体を有し、前記上片部上面の幅方向の略中央に中
央突部列が突設されているとともに、前記上片部の両側
端に沿って第一側端突部列ならびに第二側端突部列が突
設されていることを特徴とする溝蓋用格子材に係る。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、前
記中央突部列の突部が長手方向に連続する突条部である
溝蓋用格子材に係る。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、前記第一側端突部列及び第二側端突部列の突部が長
手方向に断続的な突条部である溝蓋用格子材に係る。
【0008】請求項4の発明は、請求項3において、前
記第一側端突部列と第二側端突部列の各突条部が形成さ
れない断続空間部が上片部の長手方向と直交する方向に
互いに重なり合わないように形成されている溝蓋用格子
材に係る。
【0009】請求項5の発明は、請求項3又は4におい
て、前記上片部の上面が両側端に向かって低くなる傾斜
面によって構成されている溝蓋用格子材に係る。
【0010】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれかにおいて、前記中央突部列の突部の高さが前記第
一側端突部列及び第二側端突部列の各突部の高さよりも
大きく形成されている溝蓋用格子材に係る。
【0011】請求項8の発明は、請求項1ないし6のい
ずれかにおいて、前記中央突部列の突部の上部が曲面状
に形成され、前記第一側端突部列及び第二側端突部列の
各突部の上部が角面状に形成されている溝蓋用格子材に
係る。
【0012】請求項9の発明は、請求項1ないし7のい
ずれかに記載の溝蓋用格子材が隣接する上片部側端に一
定間隔を設けて複数本平行に配設され、両端部のエンド
バーと中間部のツイストバーとによって所定格子面形状
に形成されていることを特徴とする溝蓋に係る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の溝蓋用格子材の一
例を示す一部斜視図、図2は図1の2−2線で切断した
断面図、図3は図1の上面図、図4はこの発明の溝蓋用
格子材を用いた溝蓋の一例を示す上面図、図5は図4の
部分断面図である。
【0014】図1に示す溝蓋用格子材10は、長尺の棒
状鋼材をフォーミング(成型)加工してなるもので、後
記する図4のような溝蓋30の主部材となるものであ
る。なお、格子材の材料としては、ステンレス或いは鋳
物等が選択されることもある。この溝蓋用格子材10
は、長手方向に連続する立片部12と該立片部12の上
部に水平方向に延設された上片部13からなる断面略T
字状の棒状本体11を有する。実施例では、立片部12
と上片部13とは略同等の厚みを有する。符号12aは
立片部12の上部の厚肉部を表す。
【0015】前記棒状本体11の上片部13上面の幅方
向の略中央には中央突部列21が突設されているととも
に、前記上片部13の両側端に沿って第一側端突部列2
5ならびに第二側端突部列27が突設されている。中央
突部列21は上片部13の長手方向に列状に形成された
突部である。立片部12の上部の延長する位置に形成さ
れる。この例では、請求項2の発明として規定したよう
に、長手方向に連続する突条部22からなる。中央突部
列21は、このほかに、図示しないが、断続的な突条部
又は部分的な突部であってもよい。なお、実施例の突条
部22の高さは約3mmで、幅は約4mmに形成されて
いる。ちなみに、立片部12の幅(厚み)は一般部で約
4.5mmで、上片部13の厚みは約3.4から4.8
mm(傾斜)である。
【0016】また、第一側端突部列25及び第二側端突
部列27は、上片部13の両側端に沿って列状に形成さ
れた突部である。この例では、請求項3の発明として規
定したように、長手方向に断続的な突条部26,28か
らなる。この第一側端突部列25及び第二側端突部27
は、図示しないが、部分的な突部又は連続突条部であっ
てもよい。なお、実施例の各突条部26,28の高さは
側端縁から約3.6mmで、幅は底部で約3.5mm、
上部で約2mmに形成されている。この突条部26,2
8における各突部の大きさ、形状は適宜決定される。
【0017】実施例の第一側端突部列25と第二側端突
部列27は、請求項4の発明として規定しかつ図3の平
面図に図示したように、突条部26、28が形成されな
い断続空間部26A、28Aが上片部13の長手方向と
直交する方向d、dに互いに重なり合わないよう形成さ
れている。このように配置することによって、上片部1
3の長手方向と直交する方向d、dに走行する車両等は
該格子材10のどの位置においても突条部26、28と
接触して、高いすべり抵抗を保持することができる。
【0018】なお、請求項5の発明として規定したよう
に、第一側端突部列25及び第二側端突部列27を断続
的な突条部から形成した場合において、前記上片部13
の上面を両側端に向かって低くなる傾斜面13Cによっ
て構成すると、図2の断面図からも理解されるように、
この傾斜面13Cによって上片部13上面の雨水や土砂
が速やかに側端縁から流れ落ちて上片部13上面に滞留
ないし堆積することを防ぐことができる。
【0019】また、請求項6の発明として規定したよう
に、中央突部列21の突部の高さを第一側端突部列25
及び第二側端突部列27の各突部の高さよりも大きく形
成した場合には、これらの各突部列による摩擦抵抗を変
化させ、滑り止め効果を高めることができる。また、中
央突部列21の下部には立片部12が位置するので強度
及び耐久性にも優れる。図示の実施例では、中央突部列
21の突条部22の高さは第一側端突部列25及び第二
側端突部列27の各突条部26,28の高さよりも約
0.8mm大きくされている。
【0020】さらに、請求項8の発明として規定しかつ
実施例として図示したように、中央突部列21の突部2
2の上部を曲面22r状とし、第一側端突部列25及び
第二側端突部列27の各突条部26,28の上部を角面
26t、28t状に形成した場合には、接触面が多様な
状態となって摩擦抵抗を変化させ、高い滑り止め効果が
得られる。
【0021】請求項9の発明は、前記した溝蓋用格子材
10を並設して形成した溝蓋30に係る。図3に図示の
ように、この溝蓋30は、格子材10,10が隣接する
上片部13側端に一定間隔を設けて複数本平行に配設さ
れ、両端部のエンドバー31,32と中間部のツイスト
バー35とによって所定格子面形状に形成されている。
なお、溝蓋30の大きさや形状は適宜決定される。
【0022】図において、エンドバー31,32は平鋼
よりなり、格子材10の両端に溶接固着され、該格子材
10を所定形状に固定する。また、ツイストバー35は
ねじり鋼からなり、格子材10の長手方向に対して直角
方向に圧着されて、格子材10を一定間隔で平行に保持
するとともに全体強度を高める。
【0023】この発明構造に係る溝蓋30にあっては、
図5の断面図からもよく解るように、格子材10の上片
部13の表面積が大きいものであるため、従来の溝蓋
(図7)に比して、少ない本数の格子材10で、しかも
格子材10の間の空間の少ない溝蓋30を構成すること
ができる。これによって、接触面積の大きい、滑り止め
効果が高い溝蓋とすることができるばかりか、異物の挟
み込みや落下を防ぎ、また、格子材の数量を減らすこと
ができるので、全体の重量を軽減することができ、コス
ト的にも有利である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の溝蓋用
格子材及び溝蓋にあっては、略T字状に形成された棒条
本体の上片部上面に中央突部列及び第一側端突部列なら
びに第二側端突部列が形成されたものであるから、車両
のタイヤ等に接する接触面が大きく、多様でかつ高い滑
り止め効果を得ることができ、高速道路や交通量の多い
箇所で使用される場合にあっても、耐久性があり、摩耗
や変形が少ない新規な滑り止め付きの溝蓋用格子材とす
ることができる。
【0025】また、前記格子材を用いた溝蓋にあって
は、接触面積が大きく、滑り止め効果が高いので、安定
感があり、視覚的にも安心感がある一方において、異物
の挟み込みや落下を防ぐことができる。さらに、格子材
の使用数量を減らすことができ、全体の重量を軽減する
ことができ、コスト的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の溝蓋用格子材の一例を示す一部斜視
図である。
【図2】図1の2−2線で切断した断面図である。
【図3】図1の上面図である。
【図4】この発明の溝蓋用格子材を用いた溝蓋の一例を
示す上面図である。
【図5】図4の部分断面図である。
【図6】従来の格子材を用いた溝蓋の一例を示す斜視図
である。
【図7】図6の溝蓋の一部を示す断面図である。
【符号の説明】
10 溝蓋用格子材 11 棒状本体 12 立片部 13 上片部 13C 傾斜面 21 中央突列部 22 (連続)突条部 22r 曲面 25 第一側端突列部 26 突条部 26t 角面 26A 断続空間部 27 第二側端突列部 28 突条部 28t 角面 28A 断続空間部 30 溝蓋

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に連続する立片部と該立片部の
    上部に水平方向に延設された上片部からなる断面略T字
    状の棒状本体を有し、前記上片部上面の幅方向の略中央
    に中央突部列が突設されているとともに、前記上片部の
    両側端に沿って第一側端突部列ならびに第二側端突部列
    が突設されていることを特徴とする溝蓋用格子材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記中央突部列の突
    部が長手方向に連続する突条部である溝蓋用格子材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記第一側端
    突部列及び第二側端突部列の突部が長手方向に断続的な
    突条部である溝蓋用格子材。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記第一側端突部列
    と第二側端突部列の各突条部が形成されない断続空間部
    が上片部の長手方向と直交する方向に互いに重なり合わ
    ないように形成されている溝蓋用格子材。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4において、前記上片部の
    上面が両側端に向かって低くなる傾斜面によって構成さ
    れている溝蓋用格子材。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記中央突部列の突部の高さが前記第一側端突部列及び
    第二側端突部列の各突部の高さよりも大きく形成されて
    いる溝蓋用格子材。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記中央突部列の突部の上部が曲面状に形成され、前記
    第一側端突部列及び第二側端突部列の各突部の上部が角
    面状に形成されている溝蓋用格子材。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の溝
    蓋用格子材が隣接する上片部側端に一定間隔を設けて複
    数本平行に配設され、両端部のエンドバーと中間部のツ
    イストバーとによって所定格子面形状に形成されている
    ことを特徴とする溝蓋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005238306A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Nippon Kinzoku Co Ltd 柱状突起を有する金属棒部材及びその製造方法

Cited By (2)

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