JP2001334342A - 等速ジョイント内輪およびその鍛造金型装置 - Google Patents

等速ジョイント内輪およびその鍛造金型装置

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velocity joint
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Yutaka Terauchi
裕 寺内
Naomi Sato
尚巳 佐藤
Mikio Soda
幹夫 曽田
Tomonori Nakamura
智範 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鍛造成形の際に未充足が発生することがなく、
また、素材を変形させる力を小さくすることが可能でし
かも装置が破損したり成形不良が発生してしまう懸念の
ない等速ジョイント内輪およびそれを製造する鍛造金型
装置を提供する。 【解決手段】等速ジョイント内輪40を鍛造成形する下
型62、上型64の脚部成形部70a、70bの端部に
は端面部成形部72a、72bが形成され、端面部成形
部72a、72bの両側部の点Cにおける法線52と、
軸線73に直交する直線とのなす角θは、鍛造成形の際
に用いられる潤滑剤の摩擦係数をμとして、 θ<tan-1μ となるように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
等の駆動力を車軸に伝達するための等速ジョイント内輪
およびそれを製造するための鍛造金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術に係る等速ジョイント内輪10
を、図12に示す。この等速ジョイント内輪10は、軸
芯部12と、該軸芯部12の外周にそれぞれ互いに12
0°ずつ偏位して突出形成された脚部14とを有する。
脚部14には端面部16が形成される。軸芯部12の軸
線と直交する面に沿った方向の端面部16の断面形状
は、軸芯部12と同軸的な円弧状に形成される。
【0003】このような等速ジョイント内輪10を製造
する鍛造金型装置20は、図13に示すように、等速ジ
ョイント内輪10の形状からなるキャビティ面21a、
21bが形成された下型22および上型24を備え、下
型22、上型24はそれぞれ金型分割面25a、25b
において互いに当接可能に形成される。下型22、上型
24の中央にはそれぞれ下パンチ26、上パンチ28が
変位可能に挿通する。キャビティ面21a、21bには
等速ジョイント内輪10の脚部14に対応する端面部成
形部32a、32bを有する脚部成形部30a、30b
が形成される。端面部成形部32a、32bは下パンチ
26、上パンチ28と同軸的な円弧状に形成される。
【0004】この鍛造金型装置20により等速ジョイン
ト内輪10を製造する場合、素材36を下パンチ26に
載置し、下型22と上型24とを互いに接近させて型閉
めする。次に、下パンチ26と上パンチ28とを互いに
接近させると、素材36が変形してキャビティ面21
a、21bの形状に沿って変形する。この場合、素材3
6の一部はキャビティ面21a、21bの端面部成形部
32a、32bに当接し、その後、素材36が端面部成
形部32a、32bに沿って移動することにより据え込
まれ、脚部14が形成されて等速ジョイント内輪10が
鍛造成形される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の等速ジョイント内輪10およびその鍛造金型装置
20では、端面部成形部32a、32bが下パンチ2
6、上パンチ28と同軸的な円弧状に形成されているた
め、素材36は金型分割面25a、25bに直交する方
向(図13中、矢印A方向)には容易に充足するが、金
型分割面25a、25bに平行な方向(図14中、矢印
B方向)の充足が困難であり、脚部14の隅角部近傍が
未充足となる懸念がある(図14中、2点鎖線参照)。
【0006】一方、このような未充足を防止するために
下パンチ26と上パンチ28とに大きな力をかけ、素材
36を大きな力で変形させると、下パンチ26、上パン
チ28が破損したり、素材36が下型22、上型24を
押圧して下型22と上型24とが互いに離間し、図13
に示すように、下型22、上型24の金型分割面25
a、25bに素材36が流出して成形不良が発生してし
まう懸念がある。
【0007】本発明は前記の課題を解決すべくなされた
ものであって、鍛造成形の際に未充足が発生することが
なく、また、素材を変形させる力を小さくすることが可
能でしかも装置が破損したり成形不良が発生してしまう
懸念のない等速ジョイント内輪およびその鍛造金型装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、軸芯部と、前記軸芯部の外周に突出形
成された複数の脚部とを備える等速ジョイント内輪にお
いて、前記複数の脚部のそれぞれの軸線を通る平面を切
断面とした前記脚部の先端面の断面形状を、前記先端面
の両側部において、その法線と前記軸線とのなす角θ
が、鍛造成形の際に用いられる潤滑剤による鍛造金型と
前記等速ジョイント内輪の素材との摩擦係数をμとし
て、 θ<tan-1μ となるように設定することを特徴とする。
【0009】本発明によれば、この等速ジョイント内輪
を鍛造成形により製造する際、素材が鍛造金型の先端面
に沿って移動するときの摩擦抵抗を小さくすることがで
き、鍛造成形に要する力が小さくなる。
【0010】また、本発明は、複数の脚部を有する等速
ジョイント内輪の形状に沿って形成されたキャビティ面
を有し、前記複数の脚部のそれぞれの軸線を通る平面を
金型分割面とする一対の金型からなる鍛造金型装置にお
いて、前記キャビティ面に形成され、前記複数の脚部の
それぞれの軸線を通る平面を切断面とした前記複数の脚
部の先端面を形成する脚部成形部の断面形状を、前記先
端面の両側部において、その法線と前記軸線とのなす角
θが、鍛造成形の際に用いられる潤滑剤による前記金型
と前記等速ジョイント内輪の素材との摩擦係数をμとし
て、 θ<tan-1μ となるように設定することを特徴とする。
【0011】本発明によれば、この鍛造金型装置によっ
て等速ジョイント内輪を鍛造成形する際、素材が鍛造金
型の先端面に沿って移動するときの摩擦抵抗を小さくす
ることができ、鍛造成形に要する力が小さくなる。
【0012】この場合、前記一対の金型にそれぞれパン
チが変位可能に挿通し、一方のパンチの端部の抜き勾配
が他方のパンチの端部の抜き勾配より小さく形成される
と、鍛造成形された等速ジョイント内輪を前記それぞれ
のパンチから取り外す際、一方のパンチを他方のパンチ
より容易に前記等速ジョイント内輪から取り外すことが
でき、好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る等速ジョイント内輪
およびその鍛造金型装置について、好適な実施の形態を
挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0014】図1において、参照符号40は、本実施の
形態に係る等速ジョイント内輪を示す。この等速ジョイ
ント内輪40は、軸芯部42と、該軸芯部42の外周に
それぞれ互いに120°ずつ偏位して突出形成された略
円柱状の脚部44とを有する。軸芯部42にはその軸線
方向に沿って凹部43が形成される。脚部44の外周は
等速ジョイント外輪に対する転動面46として形成さ
れ、また、脚部44には端面部48が形成される。前記
脚部44のそれぞれの軸線50を通る平面を切断面とす
る端面部48の断面形状は、図2に示すように、略円弧
状に形成され、端面部48の両側部の点Cにおける法線
52と、前記軸線50とのなす角θが、後述する個体潤
滑剤の摩擦係数をμとして、 θ<tan-1μ となるように設定される。
【0015】次に、本実施の形態にかかる鍛造金型装置
60について、図3を参照して説明する。
【0016】この鍛造金型装置60は、下型62と、下
型62に対して相対的に変位可能な上型64とを備え、
下型62、上型64には前記等速ジョイント内輪40の
形状に沿ってキャビティ面66a、66bが形成され
る。下型62、上型64の金型分割面68a、68b
は、この鍛造金型装置60によって成形される等速ジョ
イント内輪40の脚部44のそれぞれの軸線50を通る
平面上に位置する。
【0017】前記キャビティ面66a、66bには、図
4に示すように、等速ジョイント内輪40の脚部44を
成形する脚部成形部70a、70bが形成され、脚部成
形部70a、70bの端部には等速ジョイント内輪40
の端面部48を成形する端面部成形部72a、72bが
形成される。端面部成形部72a、72bの両側部の点
Cにおける法線52と、端面部成形部72a、72bの
軸線73とのなす角θは、等速ジョイント内輪40の端
面部48と同様に、 θ<tan-1μ となるように設定される(図2参照)。
【0018】下型62、上型64には孔部74a、74
bが形成され、それぞれの孔部74a、74bには下パ
ンチ76a、上パンチ76bが変位可能に挿通する。下
パンチ76a、上パンチ76bの端部には挿入部78
a、78bが形成される。下パンチ76aの挿入部78
aの抜き勾配γ1は、図5に示すように、4〜6°に形
成され、一方、上パンチ76bの挿入部78bの抜き勾
配γ2は挿入部78aの抜き勾配γ1より1〜2°大きく
形成される。
【0019】本実施の形態に係る等速ジョイント内輪4
0およびその鍛造金型装置60は、基本的には以上のよ
うに構成されるものであり、次にその動作について説明
する。
【0020】先ず、鋼等の材料により略円柱状に形成さ
れた素材80の表面に燐酸塩を化成処理により付着させ
て素材80の表面に燐酸塩皮膜を形成する。次に、二硫
化モリブデンを主成分とする潤滑剤の温液中に素材80
を浸漬させて素材80に潤滑剤を塗布した後、該素材8
0を乾燥させる。これにより、素材80の表面には固体
潤滑剤の皮膜が形成される。この場合、素材80を15
0〜200℃に加熱し、潤滑剤をこの素材80に噴霧し
た後、該素材80を乾燥させて個体潤滑剤の皮膜を形成
してもよい。
【0021】次いで、素材80の鍛造直前における温度
が400〜600℃となるように素材80を加熱する。
これにより、鍛造に必要な力を低減させ、鍛造により成
形される等速ジョイント内輪40の成形精度を向上させ
るとともに、下型62、上型64の軟化やヒートクラッ
クを防止することができる。
【0022】次に、素材80を下パンチ76aの挿入部
78aの上部に載置し、下型62と上型64とを型閉め
する(図6参照)。上パンチ76bを下パンチ76aに
接近させる方向に変位させ、挿入部78a、78bによ
って素材80を押圧すると、素材80がキャビティ面6
6a、66bに沿った形状に変形する(図7参照)。こ
のとき、変形した素材80の一部は側方押出成形の作用
により脚部成形部70a、70bの内部に挿入され、そ
の端部が端面部成形部72a、72bに当接する。
【0023】下パンチ76aと上パンチ76bのさらな
る変位作用下に端面部成形部72a、72bに当接した
素材80は据込成形の作用により端面部成形部72a、
72bに沿って変形する。このとき、端面部成形部72
a、72bの金型分割面68a、68b上の任意の点に
おいて、図2に示すように、素材80を押圧する力P 1
は軸線50と平行であり、素材80には端面部成形部7
2a、72bから力P1とは反対方向に反作用の力P2
かかる(P1=P2)。この力P2は任意の点の接線に沿
った方向の力f1と任意の点の接線に直交する方向の成
分の力f2とに分解され、力f1は素材80を端面部成形
部72a、72bに沿って変形させる。力f1、力f2
大きさは、任意の点の法線52と軸線73との角度をθ
とすると、 f1=P2×sinθ …(1) f2=P2×cosθ …(2) となる。一方、任意の点における素材80と端面部成形
部72a、72bとの摩擦力f3の大きさは前記力f2
比例し、素材80の表面に形成された個体潤滑剤と端面
部成形部72a、72bとの摩擦係数をμとすると、摩
擦力f3は、 f3=μ×P2×cosθ …(3) となる。
【0024】前記力f1はこの摩擦力f3より小さいと、
素材80が端面部成形部72a、72bに沿って変形す
ることができるので、 f1<f3 …(4) となる。このため、 P2×sinθ<μ×P2×cosθ …(5) となり、角度θは、 θ<tan-1μ …(6) となる。角度θは端面部成形部72a、72bの軸線5
0から離間するに従って徐々に大きくなり、端面部成形
部72a、72bの軸線73から最も離間した点Cで最
大となる。そこで、この点Cにおける角度θが、 θ<tan-1μ …(7) であれば、素材80と端面部成形部72a、72bとの
接触するすべての位置で常に式(4)が成り立ち、この
ため、素材80と端面部成形部72a、72bとの摩擦
力f3が小さくなり、素材80の充足性が向上する。
【0025】本実施の形態で使用される二硫化モリブデ
ンを主成分とする潤滑剤の摩擦係数μは約0.1である
ので、 θ<tan-1(0.1)=5 [deg] となり、従って、角度θが5度より小さければ、素材8
0の充足性が向上する。
【0026】以上のようにして素材80が鍛造成形され
ると、等速ジョイント内輪40が製造される(図8参
照)。
【0027】そして、上型64が下型62に対して離間
する方向に変位し、また、上パンチ76bが下パンチ7
6aに対して離間する方向に変位して型開きされる(図
9参照)。このとき、上パンチ76bの挿入部78bの
抜き勾配は下パンチ76aの挿入部78aの抜き勾配よ
り大きいため、等速ジョイント内輪40との型離れは挿
入部78aより挿入部78bの方が良好で、等速ジョイ
ント内輪40が上パンチ76bに装着された状態で上パ
ンチ76bとともに変位してしまう懸念がない。
【0028】その後、下パンチ76aが等速ジョイント
内輪40とともに、図10中、上方に変位して図示しな
い搬送装置等により等速ジョイント内輪40が次の工程
に搬送される。
【0029】本実施の形態では、端面部成形部72a、
72bの軸線73から最も離間した点Cと素材80との
摩擦力が小さいため、等速ジョイント内輪40を鍛造成
形する際に未充足が発生することがなく、また、素材8
0を変形させる力を小さくすることができる。
【0030】本実施の形態では、等速ジョイント内輪4
0の脚部44の端面部48は円弧状に形成されている
が、端面部48が平面状(図11A参照)、大きな曲率
半径Rの円弧状(図11B参照)、あるいは、2つの平
面が組み合わされた形状(図11C参照)に形成されて
もよい。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る等速ジョイント内輪および
その鍛造金型装置によれば、以下のような効果ならびに
利点が得られる。
【0032】端面部成形部の両側部における点と素材と
の摩擦力が小さくなるため、等速ジョイント内輪を鍛造
成形する際に未充足が発生することがない。従って、素
材を変形させる力を小さくすることができ、大きな力を
素材にかけることに起因する鍛造金型装置の破損や、下
型と上型とが離間してしまう懸念がなく、成形不良の発
生を阻止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る等速ジョイント内輪
の平面図である。
【図2】図1に示す等速ジョイント内輪の脚部の一部拡
大横断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る鍛造金型装置の概略
縦断面図である。
【図4】図3に示す鍛造金型装置の下型、上型の斜視図
である。
【図5】図3に示す鍛造金型装置の下パンチ、上パンチ
の挿入部の一部拡大正面図である。
【図6】図3の鍛造金型装置の使用方法を示し、素材が
載置された状態の一部省略縦断面図である。
【図7】図3の鍛造金型装置の使用方法を示し、素材が
下パンチ、上パンチによって押圧された状態の一部省略
縦断面図である。
【図8】図3の鍛造金型装置の使用方法を示し、等速ジ
ョイント内輪が成形された状態の一部省略縦断面図であ
る。
【図9】図3の鍛造金型装置の使用方法を示し、型開き
された状態の一部省略縦断面図である。
【図10】図3の鍛造金型装置の使用方法を示し、等速
ジョイント内輪が取り出された状態の一部省略縦断面図
である。
【図11】本発明の他の実施の形態に係る等速ジョイン
ト内輪を示し、図11Aは、端面部が平面状の等速ジョ
イント内輪の平面図であり、図11Bは、端面部が大き
な曲率半径の円弧状の等速ジョイント内輪の平面図であ
り、図11Cは、端面部が2つの平面が組み合わされた
形状の等速ジョイント内輪の平面図である。
【図12】従来技術に係る等速ジョイント内輪の平面図
である。
【図13】従来技術に係る等速ジョイント内輪の鍛造金
型装置を示す一部拡大縦断面図である。
【図14】従来技術に係る等速ジョイント内輪を示し、
未充足が発生した状態の平面図である。
【符号の説明】
40…等速ジョイント内輪 44…脚部 48…端面部 60…鍛造金型装置 62…下型 64…上型 70a、70b…脚部成形部 72a、72b…端
面部成形部 76a、76b…パンチ 80…素材
フロントページの続き (72)発明者 曽田 幹夫 栃木県真岡市松山町19 本田技研工業株式 会社栃木製作所内 (72)発明者 中村 智範 栃木県真岡市松山町19 本田技研工業株式 会社栃木製作所内 Fターム(参考) 4E087 AA04 AA09 CA13 CB02 CB09 EC11 EC38 HA25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸芯部と、前記軸芯部の外周に突出形成さ
    れた複数の脚部とを備える等速ジョイント内輪におい
    て、 前記複数の脚部のそれぞれの軸線を通る平面を切断面と
    した前記脚部の先端面の断面形状を、前記先端面の両側
    部において、その法線と前記軸線とのなす角θが、鍛造
    成形の際に用いられる潤滑剤による鍛造金型と前記等速
    ジョイント内輪の素材との摩擦係数をμとして、 θ<tan-1μ となるように設定することを特徴とする等速ジョイント
    内輪。
  2. 【請求項2】複数の脚部を有する等速ジョイント内輪の
    形状に沿って形成されたキャビティ面を有し、前記複数
    の脚部のそれぞれの軸線を通る平面を金型分割面とする
    一対の金型からなる鍛造金型装置において、 前記キャビティ面に形成され、前記複数の脚部のそれぞ
    れの軸線を通る平面を切断面とした前記複数の脚部の先
    端面を成形する脚部成形部の断面形状を、前記先端面の
    両側部において、その法線と前記軸線とのなす角θが、
    鍛造成形の際に用いられる潤滑剤による前記金型と前記
    等速ジョイント内輪の素材との摩擦係数をμとして、 θ<tan-1μ となるように設定することを特徴とする等速ジョイント
    内輪の鍛造金型装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の鍛造金型装置において、 前記一対の金型にはそれぞれパンチが変位可能に挿通
    し、一方のパンチの端部の抜き勾配は他方のパンチの端
    部の抜き勾配より小さく形成されることを特徴とする等
    速ジョイント内輪の鍛造金型装置。
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