JP2001334222A - 基板洗浄装置 - Google Patents

基板洗浄装置

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JP2001334222A
JP2001334222A JP2000155531A JP2000155531A JP2001334222A JP 2001334222 A JP2001334222 A JP 2001334222A JP 2000155531 A JP2000155531 A JP 2000155531A JP 2000155531 A JP2000155531 A JP 2000155531A JP 2001334222 A JP2001334222 A JP 2001334222A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板表面の微細なパーティクルを十分に除去
し、基板表面の洗浄力を向上させることが可能な基板洗
浄装置を提供する。 【解決手段】基板Wの回転軸Rを中心として回転させら
れている基板上面Waに超音波洗浄ヘッド21が処理位
置である第1の間隔D1でもって配置される。超音波洗
浄ヘッド21の基板対向面WFには、基板Wの回転方向
(移動方向)Fに対して振動板212の上流側と下流側
に先端部NSを有するノズル220、230を有する。
ノズル220、230より間隙空間Kに洗浄液を供給す
るとともに、この洗浄液に対して、基板対向面WF内に
設けられた振動面VFが超音波振動を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマ・ディスプ
レイ・パネル)基板、あるいは、磁気ディスク用のガラ
ス基板やセラミック基板などのような各種の基板に洗浄
処理を施すための基板洗浄装置および基板洗浄方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程には、半導体ウエ
ハ(以下、単に「基板」という。)の表面に成膜やエッ
チングなどの処理を繰り返し施して微細パターンを形成
していく工程が含まれる。微細加工のためには基板の両
面、特に薄膜が形成される基板の一方面(薄膜形成面)
を清浄に保つ必要があるから、必要に応じて基板の洗浄
処理が行われる。たとえば、基板の薄膜形成面上に形成
された薄膜を研磨剤を用いて化学機械研磨処理(以下、
CMP処理という)した後には、研磨剤(スラリー)が
基板両面に残留しているから、このスラリーを除去する
必要がある。
【0003】上述のような従来の基板の洗浄を行う基板
洗浄装置は、たとえば、基板を回転させながらその両面
に洗浄液を供給しつつ基板の両面をスクラブ洗浄する両
面洗浄装置と、基板を回転させながらその両面に洗浄液
を供給しつつ基板の一方面(薄膜形成面)をスクラブ洗
浄および超音波洗浄する片面洗浄装置と、基板を回転さ
せながらその両面に純水を供給して水洗し、次いで純水
の供給を停止させて基板を高速回転させることで基板表
面の水分を振り切り乾燥させる水洗・乾燥装置とからな
っている。
【0004】ここで特に、上述の片面洗浄装置には、主
に基板表面に固着したパーティクルを除去するために、
基板の表面をスポンジブラシによってスクラブ洗浄する
ブラシ洗浄機構と、主に基板表面に残留する微細なパー
ティクルを除去するために、基板の表面に向けて超音波
が付与された洗浄液を供給する超音波洗浄機構とが備え
られ、これらの機構によって、基板表面に付着している
ゴミやスラリーなどの微細なパーティクルを除去できる
ようになっている。
【0005】そして、上記超音波洗浄機構は、超音波発
振器からのパルスを受けて超音波振動する振動板によっ
て洗浄液に超音波を付与し、この超音波が付与された洗
浄液を基板表面に向けて吐出する超音波ノズルを備えて
おり、この洗浄液の持つ超音波振動エネルギーによっ
て、微細なパーティクルが基板表面から離脱されて除去
できるようになっている。
【0006】しかしながら、近年の薄膜形成パターンの
高精細化に伴って、より微細なパーティクルの除去が必
要となってきており、上述した従来の基板洗浄装置の超
音波洗浄機構では、このより微細なパーティクルの除去
に対応できないという問題が生じていた。すなわち、従
来の超音波洗浄機構においては、超音波ノズルの吐出口
先端から、実際に超音波が付与された洗浄液が供給され
る基板表面までの距離(以下、吐出距離という)が大き
くされているため、この距離の間に洗浄液に付与された
超音波振動エネルギーが減衰してしまって、基板表面が
十分に超音波洗浄されず、より微細なパーティクルを除
去できないという問題があった。
【0007】また、上述の吐出距離の間には、大気中の
空気が洗浄液に混入して気泡となり、この気泡によって
も、洗浄液の持つ超音波振動エネルギーが減衰してしま
って、基板表面が十分に超音波洗浄されず、より微細な
パーティクルを除去できないという問題もあった。
【0008】しかも、常に適切な量の洗浄液を流す必要
があり、特に洗浄液量も多くなるという問題もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような状況に対し
て、超音波洗浄機構において洗浄液を大幅に低減して省
液化が可能な超音波洗浄装置の一例として、特開平11
−138116号公報が提供されている。この従来の超
音波洗浄装置には、基板と振動プレート(振動板)との
間に表面張力の作用により液膜ができ、この液膜を介し
て振動プレートからの超音波が基板へ伝達される構成が
開示されている。従って、この液膜の作用により基板の
洗浄を行うことができ、しかも、洗浄液の使用量を抑え
ることができる。
【0010】しかしながら、上記の超音波洗浄装置にお
いては、洗浄液の供給開始時点で基板と振動プレートと
の間の空気がスムーズに抜けず、洗浄液が行き渡らない
という問題がある。これは、基板の移動方向に対して垂
直な方向、即ち振動プレートの長手方向から洗浄液を供
給することで、長尺な振動プレートの全面に洗浄液が行
き渡らないという問題があった。
【0011】また、図6に説明図を示すように基板洗浄
装置100において超音波洗浄機構110は洗浄液が基
板Wの移動とともに下流側(図中、矢印Fの方向)へ流
れてしまうため、このことによって、上流側で振動プレ
ート120と基板Wとの間に洗浄液が介在しない間隙空
間B2が存在することとなる。また、基板洗浄機構11
0の基板対向面に構造的凹凸があると、その部位に洗浄
液が充満しない、例えば間隙空間B1が存在する。その
結果、振動プレート120から間隙空間B1、B2の部
分に照射される超音波は全て反射して洗浄ムラとなる。
さらにその状態が続くと振動プレート120が破損する
という問題があった。尚、このことは振動プレート12
0が長尺な場合や、振動プレート120近傍に多くの構
成的凹凸があると一層顕著な問題となる。
【0012】その結果、基板W表面にゴミやスラリーな
どの微細なパーティクルが残ってしまい、半導体装置の
製造工程において歩留りの低下につながり、大きな問題
となっていた。
【0013】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、基板表面の微細なパーティクルを十分に除
去し、基板表面の洗浄力を向上させることが可能な基板
洗浄装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記目的を達成するために、本発明は、相対移動する基板
に間隔を空けて対向配置される振動面を有する超音波洗
浄部材と、前記超音波洗浄部材と基板の相対移動方向に
おける上流及び下流において振動面を挟んで先端部が配
置され、基板に洗浄液を供給するノズルと、を有する超
音波洗浄機構を備えたことを特徴とする基板洗浄装置で
ある。
【0015】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
基板洗浄装置において、前記ノズルの先端部と前記超音
波洗浄部材の振動面が配置される基板対向面は略面一に
形成されていることを特徴とする。
【0016】請求項3に係る発明は、請求項1または請
求項2に記載の基板洗浄装置において、前記ノズルの先
端部は相対移動方向に対して垂直な方向が、超音波振動
部材の振動面よりも同等または長尺に形成されたことを
特徴とする。
【0017】本発明の作用は次のとおりである。ここ
で、請求項1に係る発明の基板洗浄装置によると、相対
移動される基板と超音波洗浄部材の振動面との間隔に、
ノズルの先端部から洗浄液が供給されて満たされ、この
間隔に満たされた洗浄液は振動面によって超音波が付与
される。
【0018】ここで、基板と超音波洗浄機構とは相対移
動されているため、間隔に満たされた洗浄液は、常に基
板移動方向に沿う方向に力を受けている。このため、ノ
ズルの先端部から供給された洗浄液は、基板の移動力を
受けて、基板の移動方向の下流側に向かって流れようと
する。そして、間隔内の洗浄液はその内部に滞留するこ
となく間隔の外部に流れ出て行く為、振動面の全域にお
ける洗浄液の偏りが生じ、振動面の一部が洗浄液に接し
ない場合も考えられる。しかしながら、上記請求項1の
発明によれば、振動面の上流側と下流側より洗浄液が供
給されることにより振動面と基板との間に洗浄液が介在
しない間隙を生じることがない。
【0019】また、ノズルの先端部は振動面の上流側と
下流側に配置されているので、ノズルの先端部からどの
方向に洗浄液が流れたとしても、確実に洗浄液に超音波
振動を付与できる。したがって、確実に、基板表面の洗
浄力を向上させることができる。
【0020】即ち、この基板に対向する間隔内に満たさ
れた洗浄液は、大気に曝されることがなく、気泡等の空
気の混入されることがない。したがって、このように上
記間隔に満たされた状態にある洗浄液は、超音波振動が
付与されると効率良く超音波振動エネルギーを伝達され
るので、基板表面の微細なパーティクルを十分に除去
し、基板表面の洗浄力を向上させることができる。
【0021】なお、ここでいう「基板表面」とは、基板
の薄膜が形成された面であっても、基板の薄膜が形成さ
れていない面であってもよく、また、基板の上面、下面
のいずれでもよい。すなわち、基板表面とは、基板の周
縁部の端面を除いたどの面であってもよい。
【0022】またさらに、ここでいう「洗浄液」とは、
純水および薬液(たとえば、フッ酸、硫酸、塩酸、硝
酸、燐酸、酢酸、アンモニアまたはこれらの過酸化水素
水溶液など)のいずれであってもよく、基板表面を洗浄
できる液体であればなんでもよい。
【0023】請求項2に係る発明の基板洗浄装置による
と、ノズルの先端部と超音波洗浄部材の振動面が配置さ
れる基板対向面は略面一に形成されている。すなわち、
基板対向面内において、洗浄液は平板状の基板表面と略
面一の基板対向面によって挟まれた状態となっている。
よって、洗浄液が表面張力により行き渡りやすく振動面
全体を容易に覆うように供給される。
【0024】さらに、ここでいう「基板対向面」とは、
基板表面に対向するような面であればよく、基板表面に
平行な面であっても平行でない面であってもよい。ま
た、基板対向面は、平面に限らず、曲面であってもよ
く、凸部や凹部を有さない面であればよい。
【0025】請求項3に係る発明の基板洗浄装置による
と、ノズルの先端部は相対移動方向に対して垂直な方向
が、超音波振動部材の振動面よりも同等または長尺に形
成されることにより、ノズルの先端部から供給された洗
浄液は確実に振動面を通過することになる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、上述の技術的課題を解決
するための本発明の一実施形態に係る基板洗浄装置を、
添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の
一実施形態に係る基板洗浄装置の主要部の構成を簡略的
に示す斜視図である。なお、この基板洗浄装置1は、C
MP処理後のウエハ(以下、単に「基板」という)の両
面をスクラブ洗浄して、比較的大きなパーティクルを除
去した後に、基板Wの上面Wa(薄膜形成面)を再度ス
クラブ洗浄し超音波洗浄して比較的微細なパーティクル
を除去する装置である。また、この基板洗浄装置に対す
る基板Wの搬出または搬入は、基板Wの下面Wb(薄膜
形成面とは反対側の面)を吸着保持するハンド(図1に
二点鎖線で示すH)を有する図示しない基板搬送ロボッ
ト等によって適宜行われている。
【0027】この基板洗浄装置1は、基板Wを回転軸R
を中心に回転方向Fの方向に回転させる基板回転機構1
0、基板上面Waを超音波洗浄するための超音波洗浄機
構20、基板上面Waをスクラブ洗浄するためのブラシ
洗浄機構30、および基板上面Waと基板Wの回転軸R
とが交差する点O(基板Wの中心O)付近に向けて洗浄
液を供給する補助液供給機構40と、各々の機構の動作
を制御する制御部50とからなっている。
【0028】基板回転機構10は、図示しない回転駆動
源から回転駆動力を伝達されて回転方向Fの方向に回転
するスピン軸11と、このスピン軸11の上端部に設け
られ、基板下面Wbを上面にある複数の吸着孔により吸
着保持するスピンチャック12とからなっている。これ
らの構成により、基板回転機構10は、基板下面Wbを
吸着保持しつつ、基板Wに垂直な回転軸Rを中心として
回転方向Fの方向に基板Wを回転させることができるよ
うになっている。
【0029】また。超音波洗浄機構20は、基板上面W
aと対向するように設けられた基板対向面WF、この基
板対向面WF内に先端部が配置されて純水などの洗浄液
を供給する後述のノズル、および、基板対向面WF内に
設けられてこのノズルから供給された洗浄液に超音波振
動を付与する振動面(後述の図2のVF)を有し、基板
対向面WFと基板上面Waとの間に供給された洗浄液に
超音波振動を付与するための超音波洗浄ヘッド21と、
この超音波洗浄ヘッド21を一方端で保持する揺動アー
ム22と、この揺動アーム22をアーム軸23を中心と
して所定の角度範囲で回動(揺動)させるモータ等の揺
動駆動源24と、超音波洗浄ヘッド21および揺動アー
ム22を上下方向に昇降させるモータ等の昇降駆動源2
5とからなっている。ここで、上記超音波洗浄ヘッド2
1は本願発明の超音波洗浄部材に相当する。
【0030】なお、揺動アーム22と揺動駆動源24と
の間には、揺動駆動源24からの回転駆動力を揺動アー
ム22に伝達する揺動伝達機構24tが設けられてい
る。たとえば、この揺動伝達機構24tは、揺動駆動源
24としてのモータの出力軸とアーム軸23のそれぞれ
に取りつけられた1組のプーリと、この1組のプーリ間
に掛け渡されたベルトとからなるベルト&プーリ機構な
どである。これにより、揺動駆動源24としてのモータ
の出力軸を回動させれば、アーム軸23が回動し、揺動
アーム23が回動する。
【0031】また、揺動アーム22と昇降駆動源25と
の間には、昇降駆動源25からの回転駆動力を上下方向
の駆動力に変換して揺動アーム22に伝達する昇降伝達
機構25tが設けられている。たとえば、この昇降伝達
機構25tは、昇降駆動源25としてのモータの出力軸
に対して回転可能に接続されたボールネジ軸と、揺動ア
ーム22から揺動駆動源24に至るまでの構造物を直線
移動可能に保持し、ボールネジ軸に螺合する移動子とか
らなるボールネジ機構等が設けられている。これによ
り、昇降駆動源25としてのモータの出力軸を回動させ
れば、ボールネジ軸が回転して移動子が上下移動し、揺
動アーム23から揺動駆動源24に至るまでの構造物が
昇降する。
【0032】これらの構成により、超音波洗浄機構20
は、超音波洗浄ヘッド21を、揺動駆動源24によって
経路A2に沿って図1に示す処理位置と基板上面Wa外
の待機位置とを往復移動させることができ、また、昇降
駆動源25によって経路A1およびA3に沿って上下移
動させることができるようになっている。すなわち、超
音波洗浄機構20は、経路A1上を上昇させ、次に、基
板上面Waと基板対向面WFとの間隔(以下、基板対向
間隔Dとする)が大きい第2の間隔D2である状態を保
ちつつ経路A2上を基板Wの回転軸Rに近づく方向に水
平移動させた後、経路A3上を下降させるようになって
いる。そして超音波洗浄ヘッド21を、基板対向間隔D
が第1の間隔D1である処理位置の状態を保つ。同様
に、経路A3を上昇し経路A2上を基板Wの回転軸Rか
ら離れる方向に水平移動させた後、経路A1を下降して
待機位置となる。
【0033】また、ブラシ洗浄機構30は、基板上面W
aをスクラブ洗浄するためのスポンジブラシを有するブ
ラシ部31と、このブラシ部31を一方端で回転可能に
保持する揺動アーム32と、この揺動アーム32をアー
ム軸33を中心として所定の角度範囲で回動(揺動)さ
せるモータ等の揺動駆動源34と、ブラシ部31および
揺動アーム32を上下方向に昇降させるモータ等の昇降
駆動源35とからなっている。なお、ブラシ部31は、
揺動アーム32内に設けられた図示しないモータ等の回
転駆動源により自転されるようになっている。なお、揺
動アーム32と揺動駆動源34との間、および、揺動ア
ーム32と昇降駆動源35との間には、超音波洗浄機構
20と同様な構造の揺動伝達機構34tおよび昇降伝達
機構35tが設けられている。
【0034】これらの構成により、超音波洗浄機構20
と同様に、ブラシ洗浄機構30は、ブラシ部31を、揺
動駆動源24により基板上面Waに沿って水平移動させ
ることができ、また、昇降駆動源25により上下移動さ
せることができるようになっている。なお、このブラシ
部31および超音波洗浄ヘッド21が、ウエハの中心O
付近で干渉しないように、それぞれの移動は制御されて
いる。
【0035】さらに、補助液供給機構40は、基板上面
Waの中心O付近に向けて洗浄液を供給する補助液供給
ノズル41と、この補助液供給ノズル41に対して洗浄
液を送り込む補助液配管42と、この補助液配管42が
接続された洗浄液供給源43とからなっている。また、
この補助液配管42の途中部には、補助液供給ノズル4
1からの補助液の供給を開始/停止させるためのバルブ
44が介装されている。
【0036】なお、この補助液供給機構40からの洗浄
液は、少なくとも、ノズルを有する超音波洗浄ヘッド2
1が処理位置に位置していない間は、基板Wの中心Oに
供給されるようになっている。このため、常に、基板上
面Wa全域は洗浄液が供給される状態となる。ただし、
この基板上面Waの乾燥をさらに防止するためには、基
板Wがスピンチャック12上に保持されている間は、常
に、補助液供給ノズル41から基板上面Waに洗浄液が
供給されているのが好ましい。
【0037】次に、以上の構成を有する基板洗浄装置1
による洗浄処理動作について簡単に説明する。まず、超
音波洗浄ヘッド21が待機位置に位置している状態で、
図示しない基板搬送ロボットのハンドHによって、予め
両面が洗浄された基板Wが基板洗浄装置1内に搬入さ
れ、スピンチャック12の上面に載置されて吸着保持さ
れる。このスピンチャック12による基板Wの吸着保持
とほぼ同時に、基板Wの中心O付近に向けて補助液供給
機構40の液供給ノズル41より洗浄液が供給される。
次に、基板Wを吸着保持したスピンチャック12が図示
しない回転駆動源によって高速で回転されて、基板Wが
回転軸Rを中心に回転方向Fの方向に回転される(基板
回転工程)。
【0038】そして、揺動駆動源24によって揺動アー
ム22が回動されて、超音波洗浄機構20の超音波洗浄
ヘッド21が経路A1と経路A2に沿って基板Wの中心
Oの上方に移動されるとほぼ同時に、超音波洗浄機構2
0のノズルより洗浄液が供給される(洗浄液供給工
程)。
【0039】次に、昇降駆動源25によって経路A3に
沿って揺動アーム22が下降されて、超音波洗浄ヘッド
21が基板Wの中心O付近の基板上面Waに近接(第1
の間隔D1)され、処理位置で超音波洗浄が行われる
(超音波洗浄工程)。なお、この超音波洗浄工程と同時
に、あるいは超音波洗浄工程に前後して、ブラシ洗浄機
構20によるスクラブ洗浄が行われる。また、スピンチ
ャック12の回転速度は10rpmから1000rpm
程度が好ましい。
【0040】そして、基板回転機構10による基板Wの
回転が停止されるとともに、超音波洗浄機構20からの
洗浄液の供給が停止される。そして最後に、補助液供給
機構40からの洗浄液の供給が停止された直後、超音波
洗浄機構20とブラシ洗浄機構30が待機位置へ移動す
るとともに、図示しない基板搬送ロボットのハンドHに
よって基板Wが基板洗浄装置1から搬出されて、1枚の
基板Wに対するこの基板処理装置1での洗浄処理が終了
する。尚、以上の動作は制御部50に予め動作フローが
設定され、その設定に従って制御される。この後は、次
の水洗・乾燥装置で水洗・乾燥されて最終仕上され、基
板Wを複数枚収容可能なカセットに収容される。
【0041】さて、次に、本願発明の特徴部分となる超
音波洗浄機構20の超音波洗浄ヘッド21について図を
用いて、詳しく説明する。図2は、超音波洗浄ヘッド2
1の構成を簡略的に示す装置側方から見た断面図、図3
は長手方向の装置側方から見た断面図、図4はその下側
から見た平面図である。超音波洗浄ヘッド21は、たと
えば、4ふっ化テフロン(登録商標)(poly tetra flu
oro ethylene)などのフッ素樹脂からなる本体部211
と、この本体部211の底面に相当する基板対向面WF
内に振動面VFを有する平面視で長尺平板状の振動板2
12と、この振動板212の上面に貼りつけられ、超音
波発振器214からのパルスを受けて振動板212を超
音波振動させる平面視で長尺平板状の振動子213と、
基板対向面WF内に先端部NSを有し、本体部211の
長手方向両側部に挿通されたノズル220、230とか
らなっている。そして、基板対向面WFではノズル22
0、230の先端部NS、NSを含む本体部211と振
動板212の振動面VFが略面一に形成される。ここ
で、振動板212の長手方向の長さは基板Wの中心Oか
ら基板Wの端周部までを含む大きさで、その端が基板Wの
端部より基板外に出ない大きさに形成される。
【0042】なお、本体部211は上述の揺動アーム2
2の一方端の下面にボルト等によって固定されており、
本体部211内を挿通するノズル220、230は、揺
動アーム22の内部を通るノズル配管221、231を
介して、上述の補助液供給機構40の補助液配管42が
接続された洗浄液供給源43に接続されている。また、
ノズル配管221、231の途中部には、ノズル22
0、230からの洗浄液の供給を開始/停止させるため
のバルブ222、232が介装されている。
【0043】ノズル220、230は超音波洗浄ヘッド
21に対する基板Wの移動方向である回転方向Fに関し
て振動板212を挟んで下流側にノズル220が、上流
側にノズル230が配置される。ノズル220(尚、ノ
ズル230の構成も同様なので説明を省略する)は、振
動板212を周面で支持する本体部211の基板Wの移
動方向Fに垂直な方向の側部に立設された側板223
(233)を切削して形成される。本体部211の基板
対向面WFである先端部NSには、洗浄液の吐出孔22
4(234)がスリット状に開孔され、図4に示すよう
に振動板212の振動面VFより長尺に、また、吐出孔
224(234)の両端が振動面VFの両端より延在し
て形成される。
【0044】そして、吐出孔224(234)は液案内
部225(235)を介して、液溜部226(236)
に連設される。吐出孔224(234)はその断面積
が、液溜部226(236)の側断面積よりも小さく形
成される。この液溜部226(236)の上部にノズル
配管221(231)が分岐した図3に示す連結部22
1a、221b(231a、231b)が適宜、両端に
離れて接続されてる。
【0045】次に、基板対向間隔Dの第1の間隔D1
は、十分に基板Wと基板対向面WFとに挟まれた空間
(間隙空間K)が洗浄液で満たされる間隔であればよ
く、通常3mm以下、好ましくは1〜2mm程度に設定
される。なお、この一実施形態においては、この基板対
向間隔Dの設定は、昇降駆動源25によって行われてお
り、上述の図1の説明で示したように、昇降駆動源25
によって基板対向間隔Dは第1の間隔D1と第2の間隔
D2との2つの間隔に設定される。
【0046】以上の構成により、バルブ222、232
が制御部50の信号により開成されてノズル220、2
30から洗浄液が供給されるとともに、超音波洗浄ヘッ
ド21の基板対向間隔Dが第1の間隔D1となる位置ま
で近接されると、間隙空間Kに洗浄液が満たされる。そ
して、この間隙空間Kに満たされた洗浄液に対して、振
動板212からの超音波振動が付与され、基板上面Wa
の超音波洗浄が行われる。
【0047】その際、まずノズル220、230ではノ
ズル配管221、231から供給された洗浄液が液案内
部225、235と液溜部226、236の断面積に違
いにより液溜部226、236の長手方向に充満する。
そして、洗浄液は液案内部225、235を流下するこ
とで、偏りが少なくスリット状に吐出孔224、234
から基板上面Waに供給される。
【0048】次に、洗浄液の基板上面Wa上での挙動に
ついて説明する。基板Wと基板対向面WFとが最も近接
している部分の間隔は3mm以下に設定される。ここ
で、基板上面Waの洗浄に用いられている通常の洗浄液
は、その表面張力により概ね3mm以上の厚みの液膜を
基板表面Waに形成する。このため、間隙空間Kのう
ち、基板対向間隔Dが3mm以下の部分においては、間
隙空間Kは確実に洗浄液に満たされる。したがって、洗
浄液に伝達された超音波振動エネルギーを十分に維持す
ることができ、基板表面の洗浄力をさらに向上させるこ
とができる。しかしながら、基板上面Wa上の洗浄液に
は、基板Wの回転によって、回転軸Rから離れる方向に
遠心力が、基板Wの回転方向Fの方向に回転力が付与さ
れる。このため、基板上面Waに供給された洗浄液は、
回転軸Rから離れる方向および回転方向Fの方向に流れ
ようとする傾向となる。
【0049】ここで、洗浄液の供給が一方である基板W
の回転方向(移動方向)Fの下流側のみから行われる
と、洗浄液は間隙空間K内に表面張力をもってしても満
たさない状態となる。また、他方である上流側からのみ
行われたとしても、回転速度が早すぎると振動板212
の振動面VFの下流側で洗浄液が間隙空間Kに介在され
ない。しかしながら、この一実施形態においては、振動
板212の振動面VFの基板Wの回転方向Fの上流側と
下流側はノズル220、230の先端部NS、NSで取
り囲まれており、また、ノズル220、230の吐出孔
224、234の開孔長さの領域内に振動面VFが設け
られているので、間隙空間K内は振動面VFの全面に渡
り常に洗浄液が介在することができる。即ち、振動面V
Fの略周囲より洗浄液が供給され、表面張力で間隙空間
Kに洗浄液は常に介在されることとなり、洗浄液に超音
波振動を十分に付与することができる。
【0050】さらに、洗浄液の供給流量と基板Wの回転
速度との関係が適切な場合、たとえば、超音波洗浄ヘッ
ド21の基板対向面WFに構造的凹凸があると洗浄液が
充満せず空気が介在する間隙が生じる状態となる、しか
しながら、この一実施形態においては、基板対向面WF
は略面一に形成されているので、間隙空間K内の洗浄液
の供給とともに間隙空間K内の空気が追い出されて洗浄
液により満たされる。よって、振動板212の破損を防
止することができる。
【0051】また、この間隙空間Kに満たされた洗浄液
は、間隙空間K内の領域は大気と触れることはないの
で、気泡等の空気が混入することない。したがって、こ
の洗浄液は、超音波振動が付与されると効率良く超音波
振動エネルギーを伝達されるので、基板表面Waの微細
なパーティクルを十分に除去し、基板表面Waの洗浄力
を向上させることができる。
【0052】<第二の実施例>上記の実施例においては
超音波洗浄ヘッド21の基板対向面WFを略面一に形成
しているが、次の図5に示すような構造の別の超音波洗
浄ヘッド300にしてもよい。図5は、この超音波洗浄
ヘッド300の基板対向面WF、振動面VF、およびノ
ズルの先端部NSと、基板Wとの関係を示す平面図であ
る。なお、この図5の構成において、図2乃至図4の構
成と同様な部分については、その詳細な説明を省略し、
図2乃至図4の各部と同一の参照符号を付して示す。
【0053】この超音波洗浄ヘッド300においては、
振動板212の基板Wの回転方向Fの下流側に配置され
る、ノズル301の先端部NSが振動面VFよりも基板
上面Waから離れる方向に段差303を有して配置され
る。すなわち、間隙空間Kに供給される洗浄液は基板W
の回転方向Fに移動されるため間隙空間Kないの空気を
下流側へ押しやることとなる。言いかえれば、間隙空間
Kの空気が振動面VFの表面を下流側へ移動することな
るが、この間隙空間Kからの空気の押し出しを促進する
ためにノズル301の先端部NSから基板上面Waまで
の距離は、振動面VFから基板上面Waまでの距離より
も大きくされている。このようにすれば、段差303に
より間隙空間Kの空気は間隙空間Kの外方への排出が容
易となるため、確実に間隙空間Kの洗浄液に気泡が含ま
れることを防止できる。
【0054】また、この際、制御部50によるバルブ2
22、232の開閉のタイミングを以下のように制御し
てもよい。即ち、洗浄液の供給を超音波洗浄ヘッド30
0が基板上面Waの処理位置である第1の間隔D1に位
置した際に開始するととともに、バルブ232のみを開
成して上流側のノズル302のみから供給する。こうす
ることにより、まず、間隙空間Kの空気の押し出しを行
い、次に所定時間後にバルブ222を開成してノズル3
01より洗浄液を供給することで、確実に間隙空間Kを
洗浄液で満たすことができる。
【0055】以上、この発明の一実施形態について説明
したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものでは
なく、さらに他の形態で実施することもできる。たとえ
ば、上述した一実施形態においては、間隔設定手段とし
ての昇降駆動源25によって基板対向間隔Dを第1の間
隔D1に設定するようにしていたが、この昇降駆動源2
5とは別の間隔設定手段によって、さらに基板対向間隔
D(D1)を微調節するようにしてもよい。すなわち、
昇降駆動源25によって基板対向間隔Dを第1の間隔D
1近傍に大まかに設定するとともに、別の間隔設定手段
によって基板対向間隔Dを第1の間隔D1に精密に設定
するようにしてもよい。
【0056】さらに、超音波洗浄ヘッド21の基板対向
面WFが、上記実施例のように基板Wの中心Oから基板
Wの外周部までを含む大きさで形成されているような場
合には、基板Wの中心Oは常に基板対向面WFで覆われ
て洗浄液が供給されているので乾燥することがなく、よ
って、特に補助液供給機構40を特に設けなくてもよ
い。
【0057】さらに、上述した一実施形態においては、
基板Wの洗浄処理中に、揺動駆動源24および揺動伝達
機構24tによって、超音波洗浄ヘッド21は基板上面
Waに固定的に配置されるが、超音波洗浄ヘッド21を
基板上面Waに沿って直線移動させるものであってもよ
い。たとえば、揺動伝達機構24tに代えて、昇降伝達
機構25tとして説明したようなボールネジ機構などを
用い、基板上面Waに沿って基板Wの回転軸Rに対して
離れる方向および近づく方向に超音波洗浄ヘッド21を
往復直線移動(揺動)させてもよい。その際、超音波洗
浄ヘッドの大きさが基板Wの直径を略相当し、振動面V
Fが基板表面Waを略覆う大きさであれば基板Wを固定
とし超音波洗浄ヘッドを移動させる関係においても、本
願における基板と超音波洗浄ヘッドの相対移動の関係
は、超音波洗浄ヘッドから見た場合、基板の移動方向と
して同じ関係を有することとなる。
【0058】さらに、上述した一実施形態において、超
音波洗浄ヘッド21に設けられたノズルの先端部NSの
形状は所定の方向に長く形成されたスリット状である
が、いかなる形状であってもよく、たとえば、複数の短
いスリット状の開口であってもよい。
【0059】さらに、上述した一実施形態において、基
板対向面WFは、基板上面Waとほぼ平行に対向する平
面であるが、これに限らず、基板上面Waに対して傾斜
して対向する平面であってもよいし、基板上面Waに対
して突出したり凹んだりした曲面であってもよい。
【0060】なお、上述した一実施形態において、洗浄
液として純水を用いているが、基板を洗浄可能な液体で
あればなんでもよく、たとえば、フッ酸、硫酸、塩酸、
硝酸、燐酸、酢酸、アンモニアまたはこれらの過酸化水
素水溶液などの薬液であってもよい。
【0061】また、上述した一実施形態において、超音
波洗浄ヘッド21の本体部211などの材質はフッ素樹
脂としているが、洗浄液に対する耐液性を有し、機械的
強度が十分であるものであれば何でもよい。たとえば、
洗浄液が純水である場合には、塩化ビニルやアクリルな
どの樹脂、またはステンレスやアルミニウムなどの金属
等の材質としてもよい。また、洗浄液が薬液である場合
には、その薬液の種類によって異なるが、主に、フッ素
樹脂や塩化ビニル等の樹脂が適用される。
【0062】また、上述した一実施形態において、基板
回転機構10は、基板下面Wbを吸着保持するスピンチ
ャック12によって、基板Wを保持しつつ回転させるよ
うにしていたが、基板Wの周縁部をその下方および端面
でピン保持しつつ基板Wの回転軸Rを中心に回転するピ
ン保持式のスピンチャックであってもよい。
【0063】あるいは、基板回転機構10は、基板Wの
周縁部の端面に当接しつつ基板Wの回転軸Rに平行な軸
を中心に回転する少なくとも3つのローラピンのような
ものであってもよい。このローラピンを用いた基板回転
機構10は、特に、基板Wの両面を超音波洗浄する場合
に有効であり、超音波洗浄ヘッド21を基板Wを挟む位
置に配置すれば、基板両面(WaおよびWb)の全域を
良好に超音波洗浄できる。なお、この場合、基板下面W
bを洗浄する超音波洗浄ヘッド21は、その基板対向面
WFが上方に向いてしまうが、このような場合には、上
記実施例による超音波洗浄ヘッド21を用いることで、
洗浄液が所定量だけ一時的に保持される。このため、間
隙空間K内に洗浄液を容易に満たすことができ、洗浄液
に対して十分な超音波振動を付与することができる。
【0064】また、上述した一実施形態においては、C
MP処理後の基板Wを洗浄する場合について説明してい
るが、これに限られるものではなく、本発明は、広く、
基板Wを洗浄するものに対しても適用することができ
る。
【0065】さらに、上述した一実施形態においては、
基板Wとして半導体ウエハを洗浄する場合について説明
しているが、本発明は、液晶表示装置用ガラス基板、P
DP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)基板、あるい
は、磁気ディスク用のガラス基板やセラミック基板など
のような他の各種の基板の洗浄に対して広く適用するこ
とができる。また、その基板の形状についても、上述し
た一実施形態の円形基板の他、正方形や長方形の角型基
板に対しても、本発明を適用することができる。
【0066】その他、特許請求の範囲に記載された事項
の範囲内で種々の設計変更を施すことが可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
洗浄液は基板と超音波洗浄部材の振動面との間隙に満た
された状態となり、超音波振動が付与されると効率良く
超音波振動エネルギーを伝達されるので、基板表面の微
細なパーティクルを十分に除去し、基板表面の洗浄力を
向上させることができるという効果を奏する。その際、
洗浄液は振動面の上流側と下流側より供給されることに
より振動面と基板との間に洗浄液が介在しない間隙を生
じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る基板洗浄装置の主要
部の構成を簡略的に示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る基板洗浄装置の超音
波洗浄ヘッドの基板対向面、振動面、およびノズルの先
端部と、基板との関係を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る基板洗浄装置の超音
波洗浄ヘッドの構成を簡略的に示す装置側方から見た断
面図である。
【図4】本発明に係る別の超音波洗浄ヘッドの構成を簡
略的に示す下側から見た平面図である。
【図5】本発明に係る別の超音波洗浄ヘッドの基板対向
面、振動面、およびノズルの先端部と、基板との関係を
示す断面図である。
【図6】従来の洗浄装置の説明図である。
【符号の説明】
1、100 基板洗浄装置 20、110 超音波洗浄機構 21、300 超音波洗浄ヘッド(超音波洗浄部材) 211 本体部 212 振動板 213 振動子 214 超音波発振器 43 洗浄液供給源 A1、A2、A3 基板対向面の経路 D 基板対向間隔 D1 第1の間隔 D2 第2の間隔 F 回転方向(移動方向) B1、B2、K 間隙空間 220、230、301、302 ノズル NS ノズルの先端部 O 基板の中心 R 基板の回転軸 VF 振動面 W 基板 Wa 基板上面 Wb 基板下面 WF 基板対向面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対移動する基板に間隔を空けて対向配
    置される振動面を有する超音波洗浄部材と、 前記超音波洗浄部材と基板の相対移動方向における上流
    及び下流において振動面を挟んで先端部が配置され、基
    板に洗浄液を供給するノズルと、を有する超音波洗浄機
    構を備えたことを特徴とする基板洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板洗浄装置におい
    て、 前記ノズルの先端部と前記超音波洗浄部材の振動面が配
    置される基板対向面は略面一に形成されていることを特
    徴とする基板洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の基板洗
    浄装置において、 前記ノズルの先端部は相対移動方向に対して垂直な方向
    が、超音波振動部材の振動面よりも同等または長尺に形
    成されたことを特徴とする基板洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2019025373A (ja) * 2017-07-25 2019-02-21 株式会社ディスコ 洗浄ガン

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