JP2003022993A - 基板洗浄方法 - Google Patents

基板洗浄方法

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JP2003022993A JP2001204541A JP2001204541A JP2003022993A JP 2003022993 A JP2003022993 A JP 2003022993A JP 2001204541 A JP2001204541 A JP 2001204541A JP 2001204541 A JP2001204541 A JP 2001204541A JP 2003022993 A JP2003022993 A JP 2003022993A
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mist
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Masanobu Sato
雅伸 佐藤
Isato Iwamoto
勇人 岩元
Hajime Ugajin
肇 宇賀神
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Sony Corp
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化学機械研磨処理後の基板を洗浄する基板洗
浄方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 加圧された気体と洗浄液とを混合してミ
ストMを形成する2流体ノズル7を用いて、CMP(化
学機械研磨処理)後の基板Wの洗浄処理を施すことで、
CMP後において発生したパーティクルを基板Wの処理
面から除去することができる。好適な洗浄条件の1つと
して、ミストMを吐出する吐出口から基板Wまでの距離
Lは10mmであって、気体の使用量は100L/mi
nであって、洗浄液の使用量は150mL/minであ
って、粒径が5μmから20μmの範囲の液滴を形成す
る。洗浄液として二酸化炭素(CO2)が添加された超
純水を使用するとともに、気体として不活性ガスである
窒素(N2)を使用している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板、液晶
表示器のガラス基板、フォトマスク用のガラス基板、光
ディスク用の基板(以下、単に基板と称する)に洗浄液
を供給して洗浄処理を施す基板洗浄方法に係り、特に、
化学機械研磨処理後の基板を洗浄する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばデバイスの多層構造化など
に伴う、基板の凹凸面を平坦化する技術の1つとして、
化学研磨剤などを用いて機械的に基板の平坦化処理を行
う化学機械研磨(CMP〔Chemical Mechanical Polish
ing〕)(以下、『CMP』と略記する)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CMP
後の基板の場合には、次のような問題点がある。すなわ
ち、図3に示すように、CMPにおいて研磨屑などの粒
子Q(パーティクル)が発生する点である。
【0004】上述のパーティクルは、例えば基板Wの処
理面に形成されるマスク合わせを行うアライメントマー
クなどの微細孔W1に残留物として残ってしまう。上述
のような残留物が微細孔W1に残ったまま、例えばフォ
トリソグラフィー工程などを行うと、マスクの位置合わ
せができなくなってしまうか、あるいはマスク合わせを
正しく行うことができなくなる。または、次工程へのパ
ーティクルの持ち出しとなってしまう。このようなパー
ティクルを除去する洗浄方法として、薬液などで洗浄す
る化学洗浄や、高速回転している基板にブラシを直接的
に接触させてスクラブ洗浄する、または超音波を付与し
た超純水を基板に供給して超音波振動を基板に付与して
ソニック洗浄する物理的洗浄などがあるが、いずれにお
いても有効的でない。
【0005】すなわち、化学洗浄の場合、基板Wの処理
面に形成されている配線の種類によっては使えない場合
がある。物理的洗浄の場合、まず、メガソニック洗浄で
は1μm以下のパーティクルを十分に除去できない。一
方、スクラブ洗浄では、基板Wにブラシが直接的に接触
することで、洗浄力が制御される。そのためブラシの押
圧による洗浄力を基板Wの表面位置に設定すると、凹状
の微細孔W1の底部になるにしたがい、洗浄力が好適化
されない。そのため、微細孔W1のパーティクルを十分
に除去できなかった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、化学機械研磨処理後の基板を洗浄する
基板洗浄方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明者等は、洗浄方法や使用する洗浄液や
洗浄液の使用量などの条件をそれぞれ変えて、CMP後
の基板、すなわち化学機械研磨処理後の基板を洗浄して
みた。
【0008】様々な上述の条件の中で、ある条件のとき
に、例えばアライメントマークなどの微細孔に残ったパ
ーティクルを除去することができた。そこで、本発明者
等は、その条件に基づいて上記目的を達成することがで
きることに想到した。
【0009】以上のような知見に基づいて創作された本
発明は、次のような構成をとる。すなわち、請求項1に
記載の発明は、ノズル内部で洗浄液と加圧された気体と
を混合してミストを形成し、形成された前記ミストをノ
ズル先端の吐出口より吐出する2流体ノズルを用いて、
処理面に凹部を有する基板の洗浄処理を施す基板洗浄方
法であって、前記2流体ノズルにおいて、ノズル内部に
気体を50L/minから100L/minまでの範囲
で供給することでミストを形成し、前記ミスト化した洗
浄液を、化学研磨剤を用いて機械的に平坦化処理を行う
化学機械研磨処理後の前記基板の処理面に対して吐出し
て、基板の処理面の凹部に洗浄処理を施すことを特徴と
するものである。
【0010】〔作用・効果〕請求項1に記載の発明によ
れば、様々な洗浄条件の中で、洗浄液と加圧された気体
とを混合してミストを形成し、形成されたミストを吐出
する2流体ノズルを用いて、化学機械研磨処理後の基板
の洗浄処理を施すことで、化学機械研磨処理において発
生したパーティクルを基板の処理面、特に処理面に形成
される凹部から除去することができる。
【0011】さらに詳しく説明するに、上記2流体ノズ
ルによれば供給される気体により洗浄液が分断され液滴
が形成される。それとともに気体が、液滴の吐出の際の
キャリアとしても働くので、気体の供給量が液滴の吐出
速度、すなわち、基板の処理面における洗浄効果を制御
するパラメータとして機能する。よって、気体の供給量
を制御することでよりよい基板の洗浄処理を施すことに
なる。また、凹部に集積されるパーティクルを除去する
には、洗浄力の大きい範囲での使用が望まれるが、凹部
の底部と上端とである基板表面で洗浄力の変化の幅が小
さいことが重要である。
【0012】ここで、本発明の洗浄方法によれば、ミス
トという個々に制御された粒径の液滴を供給するので、
アライメントマークなどの微細孔の範中であれば洗浄力
がさほどかわらないという特性がパーティクルの除去に
好適に作用する結果となる。
【0013】上述の2流体ノズルにおいて好ましい気体
や洗浄液の使用量は、以下の通りである。気体の場合に
は、50L/minから100L/minまでの範囲、
さらに60L/minから100L/minまでの範囲
である(請求項2に記載の発明)。また、洗浄液の場合
には、100mL/minから150mL/minまで
の範囲である(請求項3に記載の発明)。上述の範囲の
下でパーティクルを基板の処理面から好適に除去するこ
とができる。
【0014】さらに、洗浄液は、純水に二酸化炭素(C
2)を添加したものが好ましい(請求項4に記載の発
明)。二酸化炭素を添加することで比抵抗値が下がり、
基板の処理面と洗浄液との摩擦により発生する静電気が
抑制されて、基板の絶縁破壊を防止することができる。
さらに、気体は、不活性ガスであることが好ましい(請
求項5に記載の発明)。不活性ガスとして、例えば窒素
(N2)、空気、アルゴン(Ar)などがある。不活性
ガスを用いることで洗浄液や基板に対して化学反応を起
こさないので、洗浄液や基板に悪影響を与えることはな
い。
【0015】さらに、2流体ノズルにおいてミストを吐
出する吐出口から、基板の処理面までの好ましい距離
は、5mmから10mmまでの範囲である(請求項6に
記載の発明)。上述の範囲の下でパーティクルを基板の
処理面や凹部から洗浄力を保ったまま好適に除去するこ
とができる。
【0016】さらに、ミストの液滴粒径が5μmから2
0μmまでの範囲である(請求項7に記載の発明)。上
述の範囲の下で基板の処理面の凹部においてもパーティ
クルを好適に除去することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。図1は実施例に係る基板洗浄方法に
用いられる基板洗浄装置の概略構成を示すブロック図で
あり、図2は実施例に係る洗浄ノズル(2流体ノズル)
の構成を示す縦断面図である。なお、本実施例では、C
MP(化学機械研磨処理)装置内(図示省略)で研磨、
洗浄、および乾燥処理が行われた基板を、本実施例に係
る基板洗浄装置に搬送して、さらに2流体ノズルを用い
て洗浄する場合を例に採って説明する。
【0018】円柱状に形成されてなる6個の支持ピン1
aが立設された円板状のスピンチャック1は、図1に示
すように、底面に連結された回転軸3を介して電動モー
タ5に回転駆動されるようになっている。なお、図1で
は、図面が煩雑になるのを避けるために支持ピン1aは
2個のみを図示している。この回転駆動により、支持ピ
ン1aで周縁部を当接支持された基板Wが回転中心P周
りに水平面内で回転される。スピンチャック1の周囲に
は、加圧された気体Gと、洗浄液Sとを混合してミスト
Mを形成する2流体式の洗浄ノズル7(以下、『2流体
ノズル7』と略記する)から吐出されたミストMが飛散
することを防止するための飛散防止カップ9が配備され
ている。この飛散防止カップ9は、未洗浄の基板Wをス
ピンチャック1から受け取る際に図中の矢印で示すよう
にスピンチャック1に対して昇降するように構成されて
いる。
【0019】なお、未洗浄の場合、上述したように本実
施例での基板Wは、別体のCMP装置(図示省略)で研
磨、洗浄、および乾燥処理が行われた基板を用いてい
る。なお、CMP装置で行われる洗浄処理は、2流体ノ
ズルを用いる必要はなく、洗浄液のみで洗浄する化学洗
浄や、ブラシを直接的に接触させて洗浄するスクラブ洗
浄、または超音波振動を付与して洗浄するソニック洗浄
などの物理的洗浄であってもよい。
【0020】2流体ノズル7は、図1に示すように、支
持アーム11によって吐出口を基板Wの処理面に対して
垂直に向けた傾斜方向で支持されており、図中の矢印で
示すように駆動機構13によって支持アーム11ごと昇
降/揺動されるようになっている。なお、支持アーム1
1を水平面に対して平行に揺動可能に構成するととも
に、2流体ノズル7を基板Wの処理面を横切るように構
成してもよい。なお、洗浄時においては、2流体ノズル
7の吐出口が基板Wの処理面から距離Lだけ離間された
位置にくるように2流体ノズル7が配備されている。こ
の距離Lは、5mmから10mmまでの範囲であるのが
好ましい。上述の範囲の下でパーティクルを基板Wの処
理面から好適に除去することができる。ちなみに、5m
m未満では、2流体ノズル7と基板Wとが接触し易い状
況であるので2流体ノズル7を調整し難く、さらに基板
Wの洗浄によって除去されたパーティクルが飛散して2
流体ノズル7に付着する恐れがある。逆に、10mmを
超えると、基板Wの洗浄効果が低くなる恐れがある。
【0021】2流体ノズル7の胴部には、洗浄液Sを供
給する供給管15aと、加圧圧搾された気体Gを導入す
るガス導入管15bとが連結されている。供給管15a
には、コントローラ17によって開閉制御される制御弁
19を介して接続された超純水装置21から、二酸化炭
素(CO2)が添加された超純水が洗浄液Sとして供給
されるように構成されている。またガス導入管15bに
は、コントローラ17によって開閉制御される制御弁2
3と、同じくコントローラ17によって気体Gの加圧や
減圧などの圧力調整を行う圧力調整器25とを介して接
続された気体供給装置27から、気体Gが供給されるよ
うに構成されている。
【0022】なお、本実施例では、洗浄液Sとして二酸
化炭素が添加された超純水を使用しているが、酸、アル
カリ、純水のみ、およびオゾンを純水に溶解したオゾン
水などに例示されるように、通常の基板洗浄に用いられ
る洗浄液ならば、特に限定されない。また、本実施例で
は、二酸化炭素が添加された超純水を洗浄液Sとして使
用することで、比抵抗値が下がり、基板Wの処理面と洗
浄液Sとの摩擦により発生する静電気が抑制されて、基
板Wの絶縁破壊を防止することができる。
【0023】また気体Gに用いられるガスとして、本実
施例では不活性ガスである窒素(N 2)を用いている。
不活性ガスとして、例えば空気、アルゴン(Ar)など
がある。本実施例では、不活性ガスを用いることで洗浄
液Sや基板Wに対して化学反応を起こさないので、洗浄
液Sや基板Wに悪影響を与えることはない。
【0024】なお、上述した電動モータ5と、駆動機構
13と、制御弁19,23と、超純水供給装置27と
は、コントローラ17によって統括的に制御されるよう
になっている。
【0025】次に、2流体ノズル7について、図2を参
照して説明する。2流体ノズル7内の混合部29は、支
持部31を介して、ガス導入管15bの外側を、供給管
15aが取り囲む構造、つまり供給管15aの中をガス
導入管15bが挿入されている2重管の構造で構成され
ている。また2流体ノズル7の先端部33は、オリフィ
ス状の管と、ミストMを加速させる直状円筒管である加
速管とで連接されて構成されている。本実施例では、先
端部33における吐出口の内径φは、3.3mmであ
る。
【0026】2流体ノズル7は、上述のようにガス導入
管15bの外側を、供給管15aが取り囲む構造以外
に、供給管15aの外側を、ガス導入管15bが取り囲
む構造であってもよい。また、吐出口の内径φは、3.
3mmに限定されない。
【0027】2流体ノズル7における気体Gの使用量
は、50L/minから100L/minまでの範囲、
さらに好ましくは、60L/minから100L/mi
nまでの範囲であるのが好ましい。2流体ノズル7にお
ける洗浄液Sの使用量は、100mL/minから15
0mL/minまでの範囲であるのが好ましい。上述の
範囲の下でパーティクルを基板Wの処理面から好適に除
去することができる。
【0028】次に、上述のように構成されている基板洗
浄装置の作用について説明する。洗浄条件として、ミス
ト化した洗浄液Sを吐出する吐出口から基板Wの処理面
までの距離Lは10mmであって、気体Gの使用量は1
00L/minであって、洗浄液Sの使用量は150m
L/minである。そして、このとき、形成されるミス
ト化した洗浄液Sの液滴粒径は5μmから20μmまで
の範囲に制御されている。先ず、飛散防止カップ9をス
ピンチャック1に対して下降させ、CMP処理後の基板
Wをスピンチャック1に載置する。そして、飛散防止カ
ップ9を上昇させるとともに、2流体ノズル7を洗浄位
置に移動させる。次に、基板Wを一定速度で低速回転さ
せつつ、2流体ノズル7からミストMを基板Wに対して
供給し、ミストMを基板Wにたたきつける。上述のよう
な状態で一定時間、洗浄処理を施した後、ミストMの吐
出を停止して2流体ノズル7を待機位置に移動させる。
同時に基板Wを高速回転させてたたきつけられた洗浄液
Sを周囲に発散させ、基板Wの振り切り乾燥処理を行っ
て一連の洗浄処理が終了するようになっている。なお、
低速回転時における基板Wの回転数は、例えば500r
pmである。
【0029】2流体ノズル7を基板Wの処理面を揺動さ
せる場合には、基板Wの周縁(エッジ)〜回転中心P〜
周縁(エッジ)のように基板Wをスキャンする回数を、
例えば2回に設定するとともに、2流体ノズル7がスキ
ャンする速度を5mm/secに設定する。
【0030】上述の2流体ノズル7を用いて、CMP後
の基板Wの洗浄処理を施すことで、CMP後において発
生したパーティクルを基板Wの処理面から除去すること
ができる。例えば基板Wの処理面にアライメントマーク
などの微細孔である凹部に形成されていたとしても、ア
ライメントマークなどの微細孔に残ったパーティクルを
除去することができる。これは、凹部に集積するパーテ
ィクルに対して、所定範囲の粒径液滴が衝突するととも
に、気体Gの拡散により吹き飛ばされるためと考えられ
る。その結果、例えばCMP処理の後にフォトリソグラ
フィー工程などを行っても、アライメントマークにパー
ティクルとしての残留物が残っていないので、マスク合
わせを正しく行うことができる。
【0031】さらには、洗浄条件として、ミスト化した
洗浄液Sを吐出する吐出口から基板Wの処理面までの距
離Lは10mmであって、気体Gの使用量は100L/
minであって、洗浄液Sの使用量は150mL/mi
nである。距離Lは5mmから10mmまでの範囲内に
あって、気体Gの使用量は50L/minから100L
/minまでの範囲内、好ましくは60L/minから
100L/minまでの範囲内にあって、洗浄液Sの使
用量は100mL/minから150mL/minまで
の範囲内である。従って、洗浄条件は、これらの範囲内
にあるので、パーティクルを基板Wの処理面から好適に
除去することができる。
【0032】すなわち、気体Gまたは洗浄液Sの使用量
がこれらの範囲より小さくなると洗浄力が小さくなり、
パーティクルが十分に除去されない。また、使用量がこ
れらの範囲より大きくなると所定範囲の液滴粒径が形成
されず、同様にパーティクルが十分に除去されないこと
が確認された。
【0033】さらに、洗浄液Sとして二酸化炭素が添加
された超純水を使用しているので、基板Wの絶縁破壊を
防止することができる。また、気体Gとして不活性ガス
である窒素(N2)を用いているので、洗浄液Sや基板
Wに悪影響を与えることはない。
【0034】本発明は、上記実施形態に限られることは
なく、下記のように変形実施することができる。
【0035】(1)上述した本実施例では、CMP装置
内(図示省略)で研磨、洗浄、および乾燥処理が行われ
た基板Wを、本実施例に係る基板洗浄装置に搬送して、
さらに2流体ノズルを用いて洗浄するというように、洗
浄を2回行ったが、2流体ノズルによる洗浄のみであっ
てもよい。例えばCMP装置内に2流体ノズルを備え、
CMP後の基板WをCMP装置内で2流体ノズルによっ
て洗浄して、その後に乾燥処理を行ってもよい。このよ
うに1回のみの洗浄であっても、2流体ノズルによる洗
浄であれば、本実施例と同等の効果を得ることができ
る。また、CMP装置内に2流体ノズルを備える場合に
は、装置自体が簡易になるという効果をも奏する。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、2流体ノズルを用いて、化学機械研磨処理後
の処理面に凹部のある基板の洗浄処理を施すことで、化
学機械研磨処理において発生したパーティクル、例えば
微細孔に残留したパーティクルを基板の処理面から除去
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る基板洗浄方法に用いられる基板
洗浄装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例に係る2流体ノズルの構成を示す縦断
面図である。
【図3】従来の凹部のある基板を示す説明図である。
【符号の説明】
W … 基板 S … 洗浄液 G … 気体 M … ミスト 1 … スピンチャック 7 … 2流体ノズル 21 … 超純水装置 27 … 気体供給装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1333 500 G02F 1/1333 500 G11B 7/26 G11B 7/26 (72)発明者 佐藤 雅伸 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 岩元 勇人 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 宇賀神 肇 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 Fターム(参考) 2H088 FA21 FA30 HA01 MA20 2H090 JB02 JB04 JC19 3B201 AA01 AB02 AB33 BA06 BB21 BB38 BB93 BB99 5D121 BB31 GG11 GG18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル内部で洗浄液と加圧された気体と
    を混合してミストを形成し、形成された前記ミストをノ
    ズル先端の吐出口より吐出する2流体ノズルを用いて、
    処理面に凹部を有する基板の洗浄処理を施す基板洗浄方
    法であって、 前記2流体ノズルにおいて、ノズル内部に気体を50L
    /minから100L/minまでの範囲で供給するこ
    とでミストを形成し、前記ミスト化した洗浄液を、化学
    研磨剤を用いて機械的に平坦化処理を行う化学機械研磨
    処理後の前記基板の処理面に対して吐出して、基板の処
    理面の凹部に洗浄処理を施すことを特徴とする基板洗浄
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板洗浄方法におい
    て、 前記2流体ノズルにおいて前記気体を使用する気体の量
    が、60L/minから100L/minまでの範囲で
    あることを特徴とする基板洗浄方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の基板洗
    浄方法において、 前記2流体ノズルにおいて前記洗浄液を使用する液体の
    量が、100mL/minから150mL/minまで
    の範囲であることを特徴とする基板洗浄方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の基板洗浄方法において、 前記洗浄液が、純水に二酸化炭素(CO2)を添加した
    ものであることを特徴とする。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の基板洗浄方法において、 前記気体が、不活性ガスであることを特徴とする基板洗
    浄方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の基板洗浄方法において、 前記2流体ノズルにおいて前記ミストを吐出する吐出口
    から、前記基板の処理面までの距離が、5mmから10
    mmまでの範囲であることを特徴とする基板洗浄方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    の基板洗浄方法において、 前記ミストの液滴粒径が、5μmから20μmまでの範
    囲であることを特徴とする基板洗浄方法。
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