JP2001333314A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2001333314A
JP2001333314A JP2000186977A JP2000186977A JP2001333314A JP 2001333314 A JP2001333314 A JP 2001333314A JP 2000186977 A JP2000186977 A JP 2000186977A JP 2000186977 A JP2000186977 A JP 2000186977A JP 2001333314 A JP2001333314 A JP 2001333314A
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JP
Japan
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image
imaging
image pickup
lens
light beam
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JP2000186977A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Fujita
努 藤田
Masami Kanegae
正巳 鐘ヶ江
Atsushi Sugano
淳 菅野
Katsuhiko Mishima
克彦 三島
Chikatake Uchiumi
京丈 内海
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RIBAABERU KK
Original Assignee
RIBAABERU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画素数が少ない複数の撮像素子を用いて、画素
数が多い高精細画面や大画面を形成できる撮像装置を提
供する。 【解決手段】撮像レンズ7によって形成された撮像光束
100を反射板11などによって分割し、互いに異なる
位置にそれぞれ形成された像91Aと像91Bを撮像素
子に受光し、両者を重ねて物体90の画像91を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置に関し、詳
しくは、使用された撮像素子の有する画素数より画素数
が多い高精細若しくは大画面の画像を撮像することがで
きる撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】解像度の高い画像や、大画面の画像を撮
像するためには、画素数の多い撮像素子が必要である。
しかし、画素数の多い撮像素子は、一般に製造が困難で
あるため著しく高価である。そのため、画素数の少ない
複数個の撮像素子を並べて、大画面や高精細な画像の撮
像を可能とする方法が提案されている。
【0003】図2に、撮像素子2を複数個並べて、大画
面または高精細の画像1を撮像した従来の一例を模式的
に示した。撮像素子(または光センサ)2の、光画像を
電気信号に変える受光部分21の周りには、周辺回路や
接続用の端子部などの周辺回路部分22が設けられてお
り、この部分は光に対する感度を持っていない。そのた
め、複数の撮像素子2を単純に並べただけでは、得られ
た大画面の画像1には、図2に示したような格子状の不
感部分3が生じて、極めて見苦しい画像になってしま
う。
【0004】一次センサを用いたファクシミリの場合、
ファクシミリの機械的な送り機構を利用した信号の処理
機構が提案されている。すなわち、図3に示したよう
に、第1〜第4の1次元センサ41〜44を一つ置きに
紙の送り方向にずらして千鳥状に配置し、第1の1次元
センサ41の受光部分41aの終端部と第2の1次元セ
ンサ42の受光部分42aの始端部、上記第2の受光セ
ンサ42の受光部分42aの終端部と第3の受光部分4
3aの始端部および上記第3の受光センサ43の受光部
分43aの終端部と第4の受光センサ44の受光部分4
4aの始端部が、それぞれ紙の送り方向(図3では矢印
で示した)で一致するように配置されている。
【0005】このようにすると、時刻tで得られた第1
および第3の1次元センサ41、43からの信号と、紙
の送り速度によって決るΔt時間後の時刻t+Δtに得
られた第2および第4の1次元センサ42、44からの
信号を組み合わせることによって、原稿上の1直線に対
応した信号を得ることができる。しかし、この方法が適
用できるのは1次元センサが利用できる場合のみであ
り、2次元センサを利用しなければならない一般の画像
の処理には適用できない。
【0006】ファクシミリ用のセンサの他の例を図4に
示した。原稿5上の一つの直線51の画像は、オプティ
カルファイバー6によって1次元センサ41、42、4
3の受光部分41a、42a、43aに分配されて、そ
れぞれ受光される。この場合は、オプティカルファイバ
ー6によって画像が分配されるため、1次元センサ4
1、42、43の間における干渉がなく、1次元の連続
した信号を得ることができる。しかし、オプティカルフ
ァイバー6が高価であるため、この方法は実用化されて
いない。
【0007】2次元の画像を処理する方法として、図5
に示した方法が提案されている。この方法は、2次元の
大画面の画像1を4個の画像1A、1B、1C、1Dに
分割して、それぞれオプティカルファイバー6を配置
し、各オプティカルファイバ6の先端に撮像素子の受光
部分21a、22a、23a、24aをそれぞれ配置す
るものである。この方法によって、2次元の画像処理を
行なうことは可能であるが、上記のように、オプティカ
ルファイバーが高価であるため、実用化は困難である。
【0008】
【発明が解決しょうとする課題】上記のように、従来は
画素数が少ない複数の撮像素子を用いて、画素数が多い
高精細若しくは大画面の良好な画像を得ることは困難で
あった。
【0009】本発明の目的は、従来の技術が有する上記
問題を解決し、画素数が少ない複数の撮像素子を用い
て、画素数が多い高精細若しくは大画面の良好な画像を
容易に得ることができる撮像装置を提供することであ
る。
【0010】本発明の他の目的は、1次元センサが利用
できる場合の画像処理装置のみではなく、2次元センサ
を用いる一般の画像処理においても、画素数が多い高精
細若しくは大画面の画像を容易に得ることができる撮像
装置を提供することである。
【0011】本発明のさらに他の目的は、高価なオプテ
ィカルファイバを用いることなしに、画素数が多い高精
細若しくは大画面の良好な画像を、容易に得ることがで
きる撮像装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の撮像装置は、撮像レンズと、当該撮像レンズ
によって得られた撮像光束を複数の光束に分割する手段
と、当該分割された複数の光束をそれぞれ受光するよう
に配置された複数の撮像素子と、当該複数の撮像素子か
らの信号から一つの画像を形成する手段を有することを
特徴とする。
【0013】すなわち、従来の撮像の場合は、図6に示
したように、撮像レンズ7からの撮像光束100は、撮
像素子位置8に結像して物体90の像91が形成され、
上記撮像素子位置8に置かれた撮像素子(図示せず)に
よって撮像される。
【0014】しかし、本発明においては、図1に示した
ように、例えば撮像レンズ7と撮像素子位置8Aの間
に、光束を分割する手段として、例えば反射板11が配
置されている。そのため、撮像レンズ7からの撮像光束
100の所望部分(例えば半分の光)の光束102が反
射板11によって反射され、他の部分の光束101は直
進して、撮像光束100は二つの光束101、102に
分割される。その結果、上記反射板11に遮られない光
束101は、撮像素子位置8Aに結像して像91Aが形
成され、一方、反射板11によって反射された光束10
2は、異なる撮像素子位置8Bに到達して像91Bが結
像されて、それぞれ受光素子(図示せず)に受光され
る。 像91Aおよび像91Bは、それぞれ分割を行な
わない場合の像91の上下または左右のほぼ半分に対応
し、しかも両像91A、91Bの大きさは、それぞれ分
割を行なわない場合の像91(図6参照)と同じであ
る。したがって、像91Aと像91Bを合成すれば、像
91に対応した画像が得られ、しかも、得られた画像の
画素数および面積は、像91Aおよび像91Bを撮像す
る際に用いた撮像素子の画素数、および上記分割手段を
用いない場合に得られた画像の面積のほぼ2倍になる。
【0015】なお、図1は撮像光束100を2分割した
場合を示したが、反射板11など分割手段の数を増加さ
せることによって、2分割のみではなく、3分割若しく
は4分割に増加することができ、この場合は、画素数が
撮像に使用された撮像素子の画素数のほぼ3倍または4
倍の画像を得ることができる。分割数をさらに増加する
ことが可能であることはいうまでもない。また、分割す
る手段を図1とは異なる位置に配置することができる。
【0016】上記分割する手段を上記撮像レンズの結像
位置に配置することができる。この場合は、撮像素子は
上記撮像レンズの結像位置ではなく、結像位置とは異な
る位置に配置され、反射光束および直進した光束によっ
て、寸法がやや大きく、しかも焦点がぼけた像が、撮像
素子配置面にそれぞれ生ずるが、いずれも周知の補正手
段によって補正して、良好な画像とすることができる。
【0017】上記分割する手段を、上記撮像レンズの結
像位置とは異なる位置に配置してもよく、たとえば、上
記分割する手段を上記撮像レンズと当該撮像レンズの結
像位置の間に配置することができる。この場合、上記撮
像素子を上記結像位置に配置すれば、焦点の合った画像
の信号が上記撮像素子から得られ、また、撮像素子を上
記結像位置とは異なる位置に配置することもできる。さ
らに、上記分割する手段を、上記撮像レンズの結像位置
と撮像レンズの間ではなく、上記撮像レンズの結像位置
の撮像レンズとは反対の側に配置してもよい。
【0018】本発明において、上記分割する手段として
反射板若しくはプリズムを使用することができ、いずれ
を用いても、極めて好ましい結果を得ることができる。
上記反射板若しくはプリズムの反射面に直交する軸と上
記撮像レンズの光軸との角度は、45度以上、60度以
下であることが好ましい。上記角度が45度より小さい
と、撮像素子が光束102内に入り、60度以上になる
と反射鏡の長さが過度に大きくなるので、避けた方が好
ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】実施例1 本実施例は、撮像レンズからの撮像光束を分割する手段
を、撮像レンズと結像位置の間に配置した例であり、図
7を用いて説明する。図7(a)に示したように、物体
90を撮像するための撮像レンズ7によって得られた撮
像光束100のほぼ半分の光束102を反射するよう
に、反射板11が配置されている。
【0020】反射されなかった光束101は、従来の撮
像素子位置と同じ撮像素子位置8Aに結像し、図7
(b)に示したように、A1−A2−A3からなる像9
1Aが形成される。一方、反射板11によって反射され
た光束102は、新しい撮像素子位置8Bに結像し、B
0−B1−B2からなる像91Bが形成される。
【0021】二つの撮像素子位置8A、8Bにそれぞれ
撮像素子(図示せず)を配置し、これらの撮像素子から
得られた両電気信号を合成することによって、それぞれ
の像よりも大きな像91の信号を得ることができた。
【0022】撮像素子位置8Aに形成されたA1−A2
−A3からなる像91Aのうち、A2−A3の部分は反
射板11には全く妨げられないので、反射板11がない
場合の像91と同じものが得られる。しかし、A1−A
2の部分では、像91を形成していた撮像光束100の
一部が光束102へ分割されるため、光量が減少して暗
くなる。さらにA0−A1の部分では、撮像光束100
のすべてが光束102に入るので、この部分では像は結
像されない。その結果、上記撮像素子位置8AにはA1
−A2−A3からなる像91Aが形成される。
【0023】一方、反射板11によって反射された光束
102によって、B0−B1−B2からなる像91Bが
新しい結像位置8Bに結像される。図7(a)に示した
ように、B0−B1の部分は反射板11によってすべて
反射されるので、反射板11がない場合の像91の反射
像が、撮像素子8Bの位置に得られる。しかし、B1−
B2では像91を形成していた撮像光束100の一部が
光束101へ反射されずに進むため、光の量が減少して
暗くなる。B2−B3の部分では撮像光束100のすべ
ての光が光束101へ入り、像は形成されない。これら
の結果として、上記撮像素子位置8Bには、B0−B1
−B2からなる像91Bが形成される。A1−A2とB
1−B2は互いに補完し合っているので、両者を重ねる
ことによって像91が得られる。
【0024】本実施例において、画素数30万個の撮像
素子を上記撮像素子位置8Aおよび8Bにそれぞれ配置
して撮像を行なった結果、画素数54万個の高精細画像
を得ることができた。
【0025】実施例2 本実施例は撮像レンズから得られた撮像光束を分割する
手段を、撮像レンズの結像位置に配置して、上記撮像光
束を上記結像位置において分割した例であり、図8を用
いて説明する。図8(a)に示したように、物体90の
像91が撮像レンズ7の結像面Z1−Z0−Z2に結像
される。本実施例においては、図8(b)に示したよう
に、上記像91は像91Aと像91Bからなっている
が、像91Bを形成する光束102は反射板11によっ
てすべて反射される。その結果、像91Bより若干大き
く、かつ焦点がぼけた像94が、撮像素子位置8BのB
1−B2−B3に形成された。
【0026】一方、像91Aを形成する光束101は反
射されず、像91Aより若干大きく、かつ焦点がぼけた
像93が、撮像素子位置8AのA1−A2−A3に形成
された。A1−A2−A3およびB1−B2−B3に撮
像素子を配置して、それぞれ図8(c)に示した上記焦
点がぼけた像94、93を撮像し、得られた信号を、あ
らかじめ求めてある焦点のぼけ補正行列によって変換し
て、Z1−Z0位置における焦点の合った像91Bの信
号およびZ0−Z2位置における焦点の合った像91A
の信号を求め、両者を合成して大画面の像91の画像信
号を得ることができた。
【0027】本実施例においても、画素数30万個の撮
像素子を上記撮像素子位置8Aおよび8Bに配置し、画
素数50万個の高精細画像を得ることができた。
【0028】実施例3 本実施例は、図9(a)に示したように、撮像レンズ7
の焦点面を、上記実施例1(図7)における焦点面A0
−A1−A2−A3と実施例2(図8)における焦点面
Z1−Z0−Z2の中間の、Z1’−Z0’−Z2’と
した例である。すなわち、本実施例においては、反射板
11は、上記実施例1と同様に撮像レンズ7と当該撮像
レンズ7の焦点位置Z1’−Z0’−Z2’の間の位置
に配置されるが、上記実施例1とは異なり、撮像素子位
置8Aの位置は、上記撮像レンズ7の焦点位置とは異な
っている。
【0029】本実施例においても、図8に示した上記実
施例2の場合と同様に、反射板11によって反射されな
い光束101は、Z0’−Z2’部に図9(b)に示し
たように像91Aを結像し、撮像素子位置8AのA1−
A2−A3面には、図9(c)に示したように、焦点が
ぼけた像93が形成された。
【0030】一方、反射板11によって反射された光束
102は、図9(b)に示したように、Z1’−Z0’
部に像91Bを結像し、撮像素子位置8BのB1−B2
−B3面に焦点がぼけた像94が形成された。
【0031】A1−A2−A3面およびB1−B2−B
3面にそれぞれ撮像素子(図示せず)を配置して、それ
ぞれぼけた画像93、94を撮像し、上記実施例2と同
様に、得られた信号をあらかじめ求めてあるぼけ補正行
列によって変換して、Z0’−Z2’位置における焦点
の合った像91Aの画像信号と、Z1’−Z2’位置に
おける焦点が合った像91Bの画像信号を求め、両画像
信号を合成して大画面91の画像信号を得た。この場合
における像91Aと91Bは、互いに補完し合う部分を
有していた。
【0032】本実施例においても、画素数30万個の撮
像素子を上記撮像素子位置8Aおよび8Bにそれぞれ配
置して、画素数48万個の高精細画像を得ることができ
た。
【0033】実施例4 本実施例は上記実施例1〜3とは異なる画像合成方法に
関するものであり、図10を用いて説明する。上記図7
(b)の場合は、反射されない光束101による像91
Aと、反射された光束102による像91Bを利用する
場合、すべての信号を利用した。すなわち、上記像91
Aと像91Bの接合部96(A1〜A2、B1〜B2)
には、像91Aおよび像91Bの両信号がきている。
【0034】両信号91A、91Bを単純に加算した場
合の、水平中央線95Hに沿っての信号量の変動を、図
10(a)において信号量97として模式的に示した。
図10(a)は均一な白色被写体を撮像した場合の信号
分布を示してあり、この場合における接合部96におけ
る分布は平坦であり、信号振幅は均一になる。
【0035】反射されない光束101による像91A
は、合成画像の垂直中央線95Vの部分で切り取り、信
号の多い部分92Aのみを利用する。一方、反射された
光束102による像91Bも、垂直中央線95Vで切り
取り、信号の多い部分92Bを利用する。
【0036】この場合の合成された画像の、中心線95
Hに沿った信号量の変動を模式的に示した信号98は、
図10(b)に示したように、中央部(二つの画像92
Aと92Bの接合部)96が凹んだ形となる。この中央
部96における凹部に対しては、増幅度の高い増幅装置
を用いて凹部を除き、図10(b)に模式的に示したよ
うに、上記信号98を均一な信号99とすることができ
た。
【0037】上記中央部96では、信号量が減少してい
るので、信号対雑音比は低下するが、本実施例によれば
使用する撮像素子の2倍の画素数を有する画像91を得
ることができた。すなわち、画素数30万個の撮像素子
を上記撮像素子位置8Aおよび8Bにそれぞれ配置し
て、画素数60万個の高精細画像を得ることができた。
【0038】実施例5 上記実施例1〜4においては、いずれも撮像レンズ7か
らの撮像光束100を2分割し、得られた二つの像91
Aおよび91Bから一つの画像を形成した。しかし、本
発明は2分割に限定されるものではなく、撮像光束10
0の分割数を2以上にしてもよい。例えば図11は分割
数を3とした場合を示し、撮像レンズ7の光軸Rに対し
て対称の位置に、二つの反射板11A、11Bが配置さ
れ、さらに上記光軸R方向の撮像素子位置8Aには撮像
素子が配置されている。レンズ7からの撮像光束100
のうち、二つの反射板11A、11Bに到達した部分の
光束102、103は反射されて新しい撮像素子位置8
B、8Cに入り、像91Bおよび91Cがそれぞれ形成
される。反射されなかった他の部分の光束101はその
まま直進して、光軸R方向における撮像位置8Aに入
り、像91Aが形成される。このようにして、上記レン
ズ7からの撮像光束100は3分割されて、像91A、
91Bおよび91Cが形成され、これらの像91A、9
1Bおよび91Cを電気信号に変換した後、必要あれば
適宜補正演算を行ない、合成して各像より大きな画像を
得ることができた。
【0039】また、分割数が4の場合における反射板の
配置を図12に示した。4枚の反射板11A〜11D
は、図12に示したように配置され、これらの反射板1
1A〜11Dによって反射された光束は、上記反射板1
1A〜11Dのそれぞれに対応する撮像素子位置にあら
かじめ配置された受光素子(図示せず)にそれぞれ受光
される。その結果、光束100は4分割されて、結像さ
れた像より若干大きく、かつ焦点のぼけた像が形成され
る。これらの像に適宜補正演算を行なって、得られた四
つの分割像91A〜91Dを合成して画像91の画像信
号が得られた。
【0040】さらに、図13に示したように、上記反射
板11A〜11Dにそれぞれ三角形の反射板11Zを付
加して、形状を矩形から台形とすれば、反射板11A〜
11Dの面積がそれぞれ大きくなるので、実用上さらに
好ましい結果が得られる。
【0041】上記反射板11の配置角度(撮像レンズ7
の光軸Rと反射面ノーマル軸との角度)は、45度以
上、60度以下が望ましい。上記配置角度がこの範囲内
にあると、反射板11に反射して形成される像94が、
光束102と干渉することがない。しかし、45度より
小さいと、撮像素子が光束102の中に入ってしまい、
また、配置角度が60度以上であると、反射板の長さが
長くなり価格面で不利になる。下記実施例6に示したよ
うに、反射板の代わりにプリズムを使用することができ
るが、この場合は、プリズムの反射面の配置角度を上記
反射板の反射面と同様にすればよい。
【0042】実施例6 上記実施例1〜5においては、単純な平面の反射板11
によって撮像光束100を分割したが、本実施例では光
束を分割する手段として、反射板11のみではなく、プ
リズムを使用した。すなわち、図14には撮像光束10
0を2分割する場合に使用するプリズムの構造の一例を
示し、図15には4分割する場合のプリズムの構造の例
を示した。
【0043】図14に示したように、本実施例における
2分割プリズムは、光学的に透明な台形柱状ブロック1
2Aと光学的に透明な三角柱状ブロック12Bから構成
されている。 上記台形柱状ブロック12Aおよび三角
柱状ブロック12Bの光の入射面13には、レンズ7を
介して物体90の像91が結像される。上記台形柱状ブ
ロック12Aの入射面13に形成された像91Aは、撮
像素子位置に配置された撮像素子(図示せず)によって
画像信号に変換される。
【0044】一方、上記三角柱状ブロック12の光入射
面13上に形成された像91Bは、反射面11Aによっ
て反射され、撮像素子面8Bに配置された撮像素子2に
よって画像信号に変換される。
【0045】このようにして得られた二つの画像信号
は、上記実施例2(図8(c))において示した焦点が
ぼけた画像信号93、94と同じものであり、実施例2
と同様に処理して、大画面の像91の画像信号を得た。
【0046】画像を4分割するために本実施例で用いた
プリズムの例を、図15に示した。図15(a)に示し
たように、光学的に透明な4個の3角柱状プリズム12
A〜12Dは、光入射面13A〜13Dが1平面になる
ように配置されており、各撮像素子位置8A〜8Dに
は、それぞれ撮像素子2A〜2Dが配置されている。
【0047】上記光入射面13A〜13Dに入った光
は、上記4個の3角柱状プリズム12A〜12Dの反射
面11A〜11D(図15には11Bのみが示されてい
る)によってそれぞれ反射され、上記撮像素子位置8A
〜8D(図15には8Aおよび8Dのみが示されてい
る)にそれぞれ配置された撮像素子2A〜2D(図15
には2Aおよび2Dのみが示されている)に入る。その
結果、像91A〜91Dに対応した画像信号が、撮像素
子2A〜2Dによってそれぞれ得られ、必要あれば適宜
補正演算を行なって、大画面の画像91が得られる。
【0048】図15(a)に示した構造のみではなく、
図15(b)に示した構造のプリズムを使用しても、同
様に、像91A〜91Dに対応した画像信号が、4個の
3角柱状プリズム12A〜12Dの撮像素子面8A〜8
Dにそれぞれ配置された撮像素子2A〜2Dによってそ
れぞれ得られ、必要あれば適宜補正演算を行なって、大
画面の画像91が得られる。なお、図15(b)におい
て、記号16は、入射面13A〜13D上に配置された
透明板を表す。
【0049】実施例7 図16に示したように、上記実施例6において用いた4
分割プリズム17の4つの撮像素子位置8A〜8D(図
16には示されていない)に、撮像素子2A〜2Dの代
わりに、さらに4分割プリズム17’をそれぞれ配置し
た。その結果、4×4=16個の撮像素子2を配置する
ことができ、画素数をほぼ10倍に増加させることがで
きた。なお、上記4分割プリズム17’の少なくとも一
部の代わりに、反射板を用いることができることはいう
までもない。また、分割数も、例えば2若しくは3な
ど、4以外であってもよい。なお、本実施例において
は、上記4分割プリズム17’としては、上記4分割プ
リズム17と同じものを使用した。
【0050】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば画素数が少ない撮像素子を複数用いることによっ
て、画素数が多い撮像が可能になり、高精細若しくは大
画面の画像を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を説明するための図。
【図2】従来技術における問題を示す図。
【図3】従来のFAX用センサの配置の一例を示す図。
【図4】従来のFAX用センサの配置の他の例を示す
図。
【図5】従来の2次元センサの一例を示す図。
【図6】従来の撮像装置の作用を説明するための図。
【図7】本発明の第1の実施例を説明するための図。
【図8】本発明の第2の実施例を説明するための図。
【図9】本発明の第3の実施例を説明するための図。
【図10】本発明の第4の実施例を説明するための図。
【図11】本発明の第5の実施例を説明するための図。
【図12】本発明の第5の実施例を説明するための図。
【図13】本発明の第5の実施例を説明するための図。
【図14】本発明の第6の実施例を説明するための図。
【図15】本発明の第6の実施例を説明するための図。
【図16】本発明の第7の実施例を説明するための図。
【符号の説明】
1…大画面の画像、1A〜1D…画像、2…撮像素子、
3…不感部分、5…原稿、6…オプティカルファイバ、
7…撮像レンズ、8…撮像素子位置、9…結像部、9
A、9B…分割した場合の結像部、11…反射板、11
A〜11D…反射板の反射面、12…プリズム、12A
〜12D…プリズムの反射面、13…光入射面、14…
斜面、15…側面、16…透明板、17、17’…プリ
ズム、21、21A〜24A…受光部分、22…周辺回
路部分、41〜44…1次元センサ、41a〜44a…
受光部分、41b〜44b…不感部分、41c〜44c
…不感部分、51…直線、90…物体、91…像、91
A〜91B…像、93〜94…ぼけた画像、95H…水
平中央線、95V…垂直中央線、96…中央部、97…
加算した場合の信号量、98…加算を行なわない場合の
信号量、99…補正した信号量、100…撮像光束、1
01〜102…光束、A0〜A3…分割された像の部
分、B0〜B3…分割された像の部分、R…光軸、Z1
〜Z2…焦点の合っている像。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/19 H04N 1/04 103A Fターム(参考) 5B047 BB04 BC04 BC05 BC09 5C022 AA00 AA13 AC42 AC51 AC54 5C072 AA01 BA04 BA16 DA02 DA04 DA10 DA21 UA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像レンズと、当該撮像レンズによって
    得られた撮像光束を複数の光束に分割する手段と、当該
    分割された複数の光束をそれぞれ受光するように配置さ
    れた複数の撮像素子と、当該複数の撮像素子からの信号
    から一つの画像を形成する手段を有することを特徴とす
    る撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記分割する手段は、上記撮像レンズの
    結像位置に配置されていることを特徴とする請求項1に
    記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記分割する手段は、上記撮像レンズの
    結像位置とは異なる位置に配置されていることを特徴と
    する請求項1に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記分割する手段は上記撮像レンズと当
    該撮像レンズの結像位置の間に配置されていることを特
    徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】上記撮像素子は、上記撮像レンズの結像位
    置に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の
    撮像装置。
  6. 【請求項6】上記撮像素子は、上記撮像レンズの結像位
    置とは異なる位置に配置されていることを特徴とする請
    求項4に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 上記分割する手段は上記撮像レンズの結
    像位置の上記撮像レンズとは反対の側に配置されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 上記分割する手段は反射板若しくはプリ
    ズムであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
    一に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 上記反射板若しくはプリズムの反射面に
    直交する軸と上記撮像レンズの光軸との角度は45度以
    上、60度以下であることを特徴とする請求項8に記載
    の撮像装置。
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