JP3752277B2 - ミラースキャン機能を有する電子撮像装置 - Google Patents

ミラースキャン機能を有する電子撮像装置 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、高精細電子映像入力機器用のミラースキャン機能を有する電子撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子画像は、多種多様な処理が可能であり、近年、写真としてばかりではなく、コンピュータの入力情報としての利用が益々盛んになりつつある。しかしながら、従来の電子撮像装置により得られる電子画像は、撮像デバイスの画素数が銀塩写真と比較して非常に少ないため、文字や細かいパターン等の撮像が不可能であった。このため、HDTV規格の撮像デバイスを用いることも考えられるが、撮像面積が増加し、それに伴って光学系も大型となるが、画素数がまだ不十分である。又、ラインセンサによるスキャナでは、取り込み速度が非常に遅く、而も立体的な物体を撮影することが困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような従来技術の有する問題点に鑑み、従来のスチルビデオカメラ並の小型で安価な高精細電子映像入力機器を得るために、従来のNTSC,PAL及びHDTV規格の撮像デバイスを用いつつも、実質的画素数をHDTV規格以上で銀塩並みにできるミラースキャン機能を有する電子撮像装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明によるミラースキャン機能を有する電子撮像装置は、物体側から順に、負レンズと正レンズとの2枚のレンズからなり全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と物点からの光軸を曲げるための回転可能のミラーと開口絞りと光軸上を一部又は全体が移動可能な正の屈折力を有する第2レンズ群とからなる結像光学系と、この結像光学系を過した光を受ける電子撮像デバイスと、が配置されて構成され、以下に示す条件式を同時に満足するようにしたことを特徴とする。
7mm<d<25mm ・・・・(1)
0.1<n1 −n2 <0.4 ・・・・(2)
2<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<10 ・・・・(3)
但し、dは前記回転可能のミラーの回転中心位置とこの位置から見た前記結像光学系の瞳位置との距離、n1 は最も物体側に配置されている正レンズの屈折率、n2 は最も物体側に配置されている負レンズの屈折率、r1 ,r2 は最も物体側に配置されている正レンズの物体側,像側の曲率半径を夫々示している。
【0005】
又、本発明によるミラースキャン機能を有する電子撮像装置は、物体側から順に、負の単レンズで構成された負の屈折力を有する第1レンズ群と物点からの光軸を曲げるための回転可能のミラーと正の単レンズで構成された正の屈折力を有する第2レンズ群と開口絞りと光軸上を一部又は全体が移動可能な正の屈折力を有する第レンズ群とからなる結像光学系と、この結像光学系を過した光を受ける電子撮像デバイスと、が配置されて構成され、以下に示す条件式を同時に満足するようにしたことを特徴とする。
7mm<d<25mm ・・・・(1)
0.1<n1 −n2 <0.4 ・・・・(2)
−3<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<1 ・・・・(7)
但し、dは前記回転可能のミラーの回転中心位置とこの位置から見た前記結像光学系の瞳位置との距離、n1 は最も物体側に配置されている正レンズの屈折率、n2 は最も物体側に配置されている負レンズの屈折率、r1 ,r2 は最も物体側に配置されている正レンズの物体側,像側の曲率半径を夫々示している。
【0006】
、本発明によるミラースキャン機能を有する電子撮像装置は、物体側から順に、物点からの光軸を曲げるための回転可能のミラーと前記ミラー側に凸面を向けた負メニスカスレンズと正レンズと負レンズとからなり全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と開口絞りと光軸上を一部又は全体が移動可能な正の屈折力を有する第2レンズ群とからなる結像光学系と、この結像光学系を通過した光を受ける電子撮像デバイスと、が配置されて構成され、以下に示す条件式を同時に満足するようにしたことを特徴としている。
7mm<d<25mm ・・・・(1)
0.1<n 1 −n 2 <0.4 ・・・・(2)
−1<(r 1 +r 2 )/(r 1 −r 2 )<1 ・・・・(11)
但し、dは前記回転可能のミラーの回転の中心位置とこの位置から見た前記結像光学系の瞳位置との距離、n 1 は最も物体側に配置されている正レンズの屈折率、n 2 は最も物体側に配置されている負レンズの屈折率、r 1 ,r 2 は最も物体側に配置されている正レンズの物体側,像側の曲率半径を夫々示している。
又、本発明によるミラースキャン機能を有する電子撮像装置は、物体側から順に、物点からの光軸を曲げるための回転可能のミラーと正レンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとからなり全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と開口絞りと負レンズと3枚の正レンズとからなり最も像側の正レンズが光軸上を移動可能で全体として正の屈折力を有する第2レンズ群とからなる結像光学系と、この結像光学系を通過した光を受ける電子撮像デバイスと、が配置されて構成され、以下に示す条件式を同時に満足するようにしたことを特徴としている。
7mm<d<25mm ・・・・(1)
0.1<n 1 −n 2 <0.4 ・・・・(2)
−3<(r 1 +r 2 )/(r 1 −r 2 )<1 ・・・・(14)
但し、dは前記回転可能のミラーの回転の中心位置とこの位置から見た前記結像光学系の瞳位置との距離、n 1 は最も物体側に配置されている正レンズの屈折率、n 2 は最も物体側に配置されている負レンズの屈折率、r 1 ,r 2 は最も物体側に配置されている正レンズの物体側,像側の曲率半径を夫々示している。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明によるミラースキャン機能を有する電子撮像装置では、電子撮像装置として画素数は少ないが、撮像面積の小さな2次元デバイスと、これに性能上適合した結像光学系と、回転ミラーとが組み込まれた撮像系を採用し、見込み角の大きな1つの物体(被写体)を幾つかの領域に分割し、夫々に対応して前記回転ミラーを回転しつつ一旦複数の画像として取り込み、それらを画像処理しつなぎ合わせて1つの画像を構成するようになっている。
【0008】
即ち、図1は本発明のミラースキャン機能を有する電子撮像装置の構成を示す概念図であるが、本発明のミラースキャン機能を有する電子撮像装置は、図示しない物体側から順に、負の屈折力を有し最も物体側に負レンズを含む第1レンズ群(図示せず)と物点からの光軸Lを曲げるための回転ミラー1と開口絞り2と光軸L上を一部又は全体が移動可能な正の屈折力を有する第2レンズ群3とからなる結像光学系と、結晶の複屈折を利用した光学的ローパスフィルタ4と、折り曲げ方向と素通し方向とに光路を分割する半透鏡5と、半透鏡5により分割された光路上の夫々共役な位置に配置された電子撮像デバイス6,7とが配置されて構成されている。
尚、図1は概念を説明するための図であり、図示の制約上、回転ミラー1への入射光の進行方向は実際とは異なっている。
【0009】
従って、本発明によるミラースキャン機能を有する電子撮像装置は、安価な撮像デバイスを用いることができ、更に必要なイメージサークルを小さくできることにより、小型の結像光学系を実現できる。しかし、本発明のミラースキャン機能を有する電子撮像装置では、画像をつなぎ合わせる上で、以下の(1)(3)に示すような大きな問題点を有している。
(1)分割された画像毎に撮影あおり角が異なるため、画像をつなぎ合わせた後に図形歪みが発生する。又、撮影する物体が平面であっても、ミラーの回転と共に微妙に物体距離がずれ、画面全体に一様にピントを合わせることができない。
(2)結像光学系による歪曲が発生すると、画像のつなぎ合わせが不可能になる。
(3)隣合った画像の互いに接する部分に視差が発生すると、画像のつなぎ合わせが不可能になる。
【0010】
しかし、上記(1)(2)の歪みの発生の問題は、画像信号をディジタル化して、座標変換等の処理を施すことにより補正が可能であり、その補正処理後、各画像のつなぎ合わせを行うことにより前記問題は解決できる。又、あおりによるピントずれのうち、画面全体でのピントずれに関しては、そのずれが微量であるため焦点深度内となるように、仕様設定を行うことで対処可能である。ミラーの回転と共に被写体距離がずれる問題に関しては、ミラーの回転毎にフォーカス調整を行えばよいが、その際フォーカシングにより像の大きさが変化し、同様に仕様設定の変更による補正が必要になる。尚、この場合、フォーカス調整量が微量であるために、像側主光線が光軸に対しほぼ平行となるようにすれば、補正は事実上不要になる。
【0011】
上記(3)の視差の問題に関しては、上記(1)(2)の問題とは異なり、電気的補正が不可能であるため、これについては第一優先で解決されなければならない。視差が発生する原因は、結像光学系の入射瞳に対しミラーの回転の中心が離れているためである。従って、結像光学系として通常のレンズ系が用いられている限り、この問題は解決され得ない。
そこで、本発明では、撮影する物体のスキャンを行うために、図1に示したように、物点からの光軸を曲げるための回転ミラーに続いて、フロント絞りの光学系、即ち結像光学系よりも物体側に開口絞りを設けた光学系を配置できるように光学系全体を構成し、ミラーの回転中心とその光学系の入射瞳とが極力接近した形に構成できるようにした。これによって、前記視差を実用上影響のないレベルにまで補正できるようになる。
【0012】
一方、結像光学系と電子撮像デバイスとの間には、各種フィルタ等様々な光学素子が挿入される場合が多く、且つ、電子撮像デバイスの有効撮像面のサイズが近年徐々に小さくなってきているため、結像光学系はバックフォーカス長の対焦点距離比の大きいものが求められている。従って、本発明においては、所謂レトロフォーカス型レンズに対しどのように開口絞りと回転ミラーとを配置するかを構成上のポイントとしている。
【0013】
第1の方式としては、物体側から順に、負レンズ及び正レンズの2枚のレンズからなり全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、前記物体のスキャンを行うために物点からの光軸を曲げるための回転可能のミラーと、開口絞りと、光軸上を一部又は全体が移動可能な正の屈折力を有する第2レンズ群と、が配置されてなるミラースキャン機能を有するレトロフォーカス型の結像光学系を採用した電子撮像装置とした。レトロフォーカス型レンズでは、フロント絞りにすることは極めて困難であり、よって、通常のレトロフォーカスタイプが、負の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第2レンズ群との間隔が広いことを利用して、ここに回転ミラー及び開口絞りを設けた。このように構成されたミラースキャン機能を有する電子撮像装置では、以下に示す条件式を同時に満足するようにする
7mm<d<25mm ・・・・(1)
0.1<n1 −n2 <0.4 ・・・・(2)
2<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<10 ・・・・(3)
但し、dは前記回転可能のミラーの回転中心位置とこの位置から見た前記結像光学系の瞳位置との距離、n1 は最も物体側に配置されている正レンズの屈折率、n2 は最も物体側に配置されている負レンズの屈折率、r1 ,r2 は最も物体側に配置されている正レンズの物体側,像側の曲率半径を夫々示している(以下、同様)。
【0014】
更に、上記d,n1 −n2 ,又は(r1 +r2 )/(r1 −r2 )の値の何れかが以下に示す条件を満足していればより好ましい。
12mm<d<23mm ・・・・(4)
0.15<n1 −n2 <0.4 ・・・・(5)
3<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<8 ・・・・(6)
【0015】
上記条件式(1)は、回転ミラーの回転の中心位置とその位置から見た結像光学系の瞳像位置との距離を規定したものであるが、dの値が上記条件式(1)の取り得る値の範囲の下限を下回ると、回転ミラーが回転するためのスペースが不足し、ミラースキャンが不可能になる。一方、dの値がその上限を超えた場合には、貼り合わせて画像を形成する個々の画像が有する相互視差を許容できなくなる。
条件式(2)は最も物体側に配置されている正レンズと負レンズとの屈折率の差を規定したものであり、往々にして大きな正のペッツバール和が発生し易い本発明のミラースキャン機能を有する電子撮像装置においては、n1 −n2 の値が大きくなるように設定することが好ましい。n1 −n2 の値が条件式(2)の取り得る値の範囲の下限を下回ると、大きなペッツバール和が発生し易くなり不適である。一方、n1 −n2 の値の上限値は本発明のミラースキャン機能を有する電子撮像装置を構成するレンズ材質特有の最大値でよい。
条件式(3)は、最も物体側に配置されている正レンズのシェープファクタを規定したものであり、(r1 +r2 )/(r1 −r2 )の値が条件式(3)の取り得る値の範囲の下限を下回ると、歪曲収差の補正が困難となる。一方、(r1 +r2 )/(r1 −r2 )の値がその上限を超えた場合には、球面収差やコマ収差の補正が困難になる。
【0016】
又、本発明の第2の方式としては、物体側から順に、負の単レンズで構成された負の屈折力を有する第1レンズ群と、物体のスキャンを行うために物点からの光軸を曲げるための回転可能のミラーと、正の単レンズで構成された正の屈折力を有する第2レンズ群と、開口絞りと、光軸上を一部又は全体が移動可能な正の屈折力を有する第3レンズ群と、が配置されてなるミラースキャン機能を有するレトロフォーカス型の結像光学系を採用した電子撮像装置とした。これにより、第1の方式よりも光学系の全長及び前玉径を小さくすることができる。又、このように構成されたミラースキャン機能を有する電子撮像装置で以下に示す条件式を同時に満足するようにする
7mm<d<25mm ・・・・(1)
0.1<n1 −n2 <0.4 ・・・・(2)
1<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<3 ・・・・(7)
更に、上記d,n1 −n2 ,又は(r1 +r2 )/(r1 −r2 )の値の何れかが以下に示す条件を満足していればより好ましい。
10mm<d<20mm ・・・・(8)
0.2<n1 −n2 <0.4 ・・・・(9)
1.2<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<2 ・・・・(10)
尚、条件式(1),(2)が規定される理由は前述の通りであり、条件式(7)が規定される理由は条件式(3)の場合と同様である。
【0017】
第3の方式としては、物体側から順に、物体のスキャンを行うために物点からの光軸を曲げるための回転可能のミラーと、前記ミラー側に凸面を向けた負メニスカスレンズと正レンズと負レンズとからなり全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、開口絞りと、光軸上を一部又は全体が移動可能な正の屈折力を有する第2レンズ群と、が配置されてなるミラースキャン機能を有するレトロフォーカス型の結像光学系を採用した電子撮像装置とした。これにより、第2の方式よりも更に光学系の全長及び前玉径を小さくすることができる。又、このように構成されたミラースキャン機能を有する電子撮像装置で以下に示す条件式を同時に満足するようにする
7mm<d<25mm ・・・・(1)
0.1<n1 −n2 <0.4 ・・・・(2)
−1<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<1 ・・・・(11)
更に、上記d,n1 −n2 ,又は(r1 +r2 )/(r1 −r2 )の値の何れかが以下に示す条件を満足していればより好ましい。
15mm<d<23mm ・・・・(12)
0.15<n1 −n2 <0.4 ・・・・(5)
0<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<1 ・・・・(13)
尚、条件式(1),(2)が規定される理由は前述の通りであり、条件式(11)が規定される理由は条件式(3)の場合と同様である。
【0018】
更に、上記第3の方式において採用した結像光学系を、物体側から順に、物点からの光軸を曲げるための回転可能のミラーと、正レンズと前記物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとからなり全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、開口絞りと、負レンズと3枚の正レンズとからなり最も像側に配置された正レンズが光軸上を移動可能で全体として正の屈折力を有する第2レンズ群と、を配置して構成すれば、小型で結像性能も第3の方式に示したものと同様であるうえ、結像光学系としての機能を備えた部分がよりシンプルなものとなる。このように構成されたミラースキャン機能を有する電子撮像装置で以下に示す条件式を同時に満足するようにする
7mm<d<25mm ・・・・(1)
0.1<n1 −n2 <0.4 ・・・・(2)
−3<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<1 ・・・・(14)
更に、上記d,n1 −n2 ,又は(r1 +r2 )/(r1 −r2 )の値の何れかが以下に示す条件を満足していればより好ましい。
12mm<d<20mm ・・・・(15)
0.2<n1 −n2 <0.4 ・・・・(9)
−1.5<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<−0.6 ・・・・(16)
尚、条件式(1),(2)が規定される理由は前述の通りであり、条件式(14)が規定される理由は条件式(3)の場合と同様である。
【0019】
尚、本発明のようなミラースキャン機能を有する電子撮像装置においては、視差を発生させないために規定された条件式(1)が特徴であり、ミラースキャン機能を採用するのみを目的とすれば、収差補正の完成度を向上させるという副次的目的を規定した条件式(2),(3)は特に必要ではない。
【0020】
又、本発明によるミラースキャン機能を有する電子撮像装置は、上記のように、回転ミラーの配置位置とその位置から見た結像光学系の瞳像位置との差を極力少なくするように構成されている。従って、前記視差を実用上問題のないレベルにまで抑制できる。
【0021】
ところで、前記回転ミラーの回転方向が1方向に限定されている場合、その方向にのみ広画角が得られるが、その垂直方向に対する画角は狭いままである。従って、前記ミラーの回転方向に対する垂直方向には、2枚の電子撮像デバイス(以下、CCDという)を配設することにより対処している。しかしながら、このCCDを同一平面上に並べて配設した場合、有効画像を連結することができない。そこで、本発明では、前記結像光学系とその結像点との間に、光を分割する半透鏡を配設し、又、それにより2分割された夫々の光軸上の共役な位置にCCDを配設し、更に、各々のCCDにより得られた画像をつなぎ合わせることによって、回転ミラーの回転軸方向に対し平行な方向の画角も確保して、画像の縦横比のバランスがとれるようしている。
即ち、図2(a)に示すように、CCD6とCCD7とを2つ並べて配置しても、その受光部7aと7bとが接することはできないため、このCCD6とCCD7とを図1に示したように2つの方向に分割された光軸上の共役な位置に配設し、CCD6及び7夫々により撮像された画像を合成することにより、結果として、2つのCCD6,7の受光部が接するような位置関係を設定している。従って、図2(b)に示すように、合成された縦長の受光部が形成されるようになっている。
【0022】
又、CCDの有効撮像面は通常矩形状であるが、ミラースキャンを通じ4ショット(1ショットとは1回の撮影動作の意味)以上で1画面を形成する場合、1つのCCDの長辺方向を画面分割数が少なくなる回転ミラーの回転方向に対して平行な方向に一致させるのが好ましい。一方、2ショットの場合には、むしろイメージサークルを効率よく使用する観点から、CCDの長辺方向を回転ミラーの回転軸に対しほぼ垂直な方向に一致させるのがよい。この場合、前記半透鏡による光軸の折り曲げ方向は、前記ミラーの回転方向を含む平面に対して平行な方向にする方が、前記半透鏡の厚みが少なくなるため、効率がよい。尚、3ショットの場合には、効率的には殆ど差がないので、前記何れでもよい。
【0023】
次に、CCDを使用する以上、折り返し歪みを防止するためのフィルタが必要であり、通常、結像光学系とCCDとの間に挿入されるが、その場合、前記半透鏡よりも物体側に前記フィルタを挿入すれば、フィルタは1セットで済む。又、この場合、前記フィルタ及び前記半透鏡の有する偏光作用は、半透鏡による光分割比に影響を及ぼす。従って、前記光学的ローパスフィルタのうち最も前記半透鏡に近い位置に配置されているものの結晶軸の前記結像光学系による結像面への正射影像の方位角が、前記ミラーの回転軸に対し40乃至50度になるように前記光学的ローパスフィルタを配設する必要がある。
【0024】
前記光学的ローパスフィルタは結晶性物質から構成されており、本発明では、このローパスフィルタへの入射光線を互いに垂直に偏光した常光線と異常光線とに分離することを利用している。一方、前記半透鏡も偏光作用を有している。従って、前記半透鏡の反射光のP偏光,S偏光を同量発生させるためには、前記常光線と異常光線とが前記回転ミラーの回転軸に対し40乃至50度の角度を有して前記光学的ローパスフィルタから射出されるように設定することが必要である。このようにすることで、前記半透鏡のような偏光作用を有する光学素子が本発明の光学系の光路中に挿入されても、光学的ローパスフィルタとして正常に機能するようになる。
【0025】
以下、本発明の基本構成を図3に基づき説明する。
【0026】
図3は、本発明によるミラースキャン機能を有する電子撮像装置を構成する光学系のレンズ構成図であり、(a)は光学系の光軸に沿う断面図,(b)は上から見た場合の回転ミラーの回転軸を含む断面を示す図(尚、図示の制約上、ミラー1の方向が実際とは異なっている),(c)は横から見た回転ミラーの回転軸に垂直な断面を示す図である。図4は、本発明のミラースキャン機能を有する電子撮像装置に備わる結像光学系により形成された物体像のCCDでの撮像状態を説明するための図である。
【0027】
図3(a)〜(c)に示すように、本発明のミラースキャン機能を有する電子撮像装置に備わる光学系では、図示しない物体側から順に、負の屈折力を有し最も物体側に負レンズを含む第1レンズ群(図示せず),回転ミラー1,開口絞り2,第2レンズ群3,光学的ローパスフィルタ4及び半透鏡5が配置され、更に、半透鏡5の射出方向にCCD6,7が設けられている。第2レンズ群3は、前記物体側から順に、正レンズと負レンズとの接合負レンズ3aと、負レンズと正レンズとの整合正レンズ3bと、正レンズと負レンズとの接合正レンズ3cとが配置されて構成され、これらのレンズの一部又は全体が光軸LC 上を移動してフォーカシングが行えるようになっている。又、CCD6,7への入射光の直角度の制限が厳しい場合や、半透鏡5を第2レンズ群3の像側に挿入し光路を分割する場合には、当該レンズ群の射出瞳に関して、極力テレセントリックとなるように、半透鏡5とCCD6との間及び半透鏡5とCCD7との間には、夫々正の屈折力を有するレンズ8,9を追加挿入して構成することが好ましい。これにより、本発明のミラースキャン機能を有する電子撮像装置に備わる光学系からの射出光線が、撮像面に対しほぼ直角に入射するようになるばかりではなく、フォーカシングによる像の大きさの変化も抑えることができる。
【0028】
本発明のミラースキャン機能を有する電子撮像装置は、図3(b)に示したように、半透鏡5により光路がCCD6の方向とCCD7の方向とに分割される。そして、図4は結像光学系の第2レンズ群3により形成された物体像を示しているが、この物体像の上段部Aは半透鏡5を素通りしてCCD6により撮像され、又、下段部Bは半透鏡5により折り曲げられてCCD7により撮像されるようになっている。図中の矢印Cは、回転ミラー1によるスキャンの方向を示している。
【0029】
以下、図示した実施例に基づき本発明を具体的に説明する。
【0030】
第1実施例
図5は、本実施例にかかるミラースキャン機能を有する電子撮像装置を構成する光学系の回転ミラーの回転軸に垂直な断面を示す図である。本実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置では、まず、図示しない物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ11aと物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ11bとからなり全体として負の屈折力を有する第1レンズ群11,回転ミラー12,開口絞り13,及び負レンズと正レンズとの接合負レンズ14aと、負レンズと正レンズとの接合正レンズ14bと、正レンズ14cと、正レンズと負レンズとの接合正レンズ14dとからなり全体として正の屈折力を有する第2レンズ群14が配置されて結像光学系21が構成されている。又、第2レンズ群14を構成している各レンズは、その一部又は全体が光軸LC 上を移動できるようになっている。更に、第2レンズ群14の射出側には赤外カットフィルタ若しくはλ/4板15,水晶板等の複屈折板からなる光学的ローパスフィルタ16,及び半透過面を含むビームスプリッタからなるプリズム17が配置されている。プリズム17の射出方向にCCD18,19が設けられ、プリズム17とCCD18との間にはカバーガラス(若しくは正レンズ)20が配置されている(尚、図示されていないが、プリズム17とCCD19との間にも同様のカバーガラス若しくは正レンズが配置されている)。
【0031】
又、回転ミラー12の回転軸は紙面に垂直な方向にあり、第2レンズ群14の光軸LC の延長線がミラー面と交わる位置にある。光学的ローパスフィルタ16は、1枚若しくは結晶軸方向の異なる複数のフィルタの貼り合わせからなるが、その最もプリズム17に近いフィルタの結晶軸はその板面に対しておよそ45度をなすと共に、図6に示すように、結晶軸の板面への正射影が回転ミラー12の回転軸に対して実質45度をなしており、入射光を常光線と異常光線とに分けてCCD18,19上に微小にずれた二重像を形成する作用を有している。
【0032】
本実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置は、2ショット(2回の撮影動作)で物体像全体を撮影するようになっており、プリズム17を素通りした光が入射するCCD18はその受光面の長辺が回転ミラー12と垂直になるように配置されており、一方、CCD19はそれに合わせて受光面の向きが決定される。従って、図7は結像光学系21により形成された物体像を示しているが、この物体像の上段部Aはプリズム17を素通りしてCCD18により撮像されたものであり、又、下段部Bはプリズム17により折り曲げられてCCD19により撮像されたものである。図中の矢印Cは、回転ミラー12によるスキャンの方向を示している。
このようにして、本実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置では、4つの画面を合成して物体像が再生されることになる。
【0033】
尚、図5に示した本実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置において、回転ミラー12は、破線で示されている位置(光軸Lc に対するミラー面の角度が45度となる位置)を標準状態としており、この状態で光軸Lc を90度回転ミラー12の下方へ曲げることができる。又、実線で示した位置が回転ミラー12を最大に回転させた状態であり、最大像高の主光線が光軸Lc となす角度の大きさの半分だけ回転させた状態である。又、回転ミラー12は当然図示した方向と反対の方向に回転させることも可能である。
【0034】
以下、本実施例にかかるミラースキャン機能を有する電子撮像装置を構成しているレンズ等の光学素子の数値データを示す。
d=15mm,n1 −n2 =0.20207
(r1 +r2 )/(r1 −r2 )=6.375
【0035】
Figure 0003752277
【0036】
Figure 0003752277
【0037】
Figure 0003752277
【0038】
Figure 0003752277
【0039】
Figure 0003752277
【0040】
第2実施例
図8は、本実施例にかかるミラースキャン機能を有する電子撮像装置を構成する光学系の回転ミラーの回転軸に垂直な断面を示す図である。本実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置では、まず、図示しない物体側から順に、(負の単レンズで構成された負の屈折力を有する第1レンズ群としての)物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第1レンズ群22,回転ミラー12,(正の単レンズで構成された正の屈折力を有する第2レンズ群としての)正レンズからなる第2レンズ群23,開口絞り13,及び負レンズと正レンズとの接合負レンズ24aと、正レンズ24bと、正レンズと負レンズとの接合正レンズ24cとからなり全体として正の屈折力を有する第3レンズ群24が配置されて結像光学系21が構成されている。又、第3レンズ群24を構成している各レンズは、その一部又は全体が光軸LC 上を移動できるようになっている。更に、第3レンズ群24の射出側には赤外カットフィルタ若しくはλ/4板15,水晶板等の複屈折板からなる光学的ローパスフィルタ16,及び半透過面を含むビームスプリッタからなるプリズム17が配置されている。プリズム17の射出方向にCCD18,19が設けられ、プリズム17とCCD18との間にはカバーガラス(若しくは正レンズ)20が配置されている(尚、図示されていないが、プリズム17とCCD19との間にも同様のカバーガラス若しくは正レンズが配置されている)。
【0041】
又、回転ミラー12の回転軸は紙面に垂直な方向にあり、第3レンズ群24の光軸LC の延長線がミラー面と交わる位置にある。光学的ローパスフィルタ16は、1枚若しくは結晶軸方向の異なる複数のフィルタの貼り合わせからなるが、その最もプリズム17に近いフィルタの結晶軸はその板面に対しておよそ45度をなすと共に、図9に示すように、結晶軸の板面への正射影が回転ミラー12の回転軸に対して実質45度をなしており、入射光を常光線と異常光線とに分けてCCD18,19上に微小にずれた二重像を形成する作用を有している。
【0042】
本実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置も、2ショット(2回の撮影動作)で物体像全体を撮影するようになっており、プリズム17を素通りした光が入射するCCD18はその受光面の長辺が回転ミラー12と垂直になるように配置されており、一方、CCD19はそれに合わせて受光面の向きが決定される。従って、図10は結像光学系21により形成された物体像を示しているが、この物体像の上段部Aはプリズム17を素通りしてCCD18により撮像されたものであり、又、下段部Bはプリズム17により折り曲げられてCCD19により撮像されたものである。又、図中の矢印Cは、回転ミラー12によるスキャンの方向を示している。
このようにして、本実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置では、4つの画面を合成して物体像が再生されることになる。
【0043】
尚、本実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置は、図8に示すように、回転ミラー12は光軸Lc に対し45度状態でかかる光軸を90度回転ミラー12の下方へ曲げることができる。又、回転ミラー12は、第1実施例に示したミラースキャン機能を有する電子撮像装置と同様に、図示した位置から最大像高の主光線が光軸Lc となす角度の大きさの半分の範囲内を回転することができるようになっている。
【0044】
以下、本実施例にかかるミラースキャン機能を有する電子撮像装置を構成するレンズ等の光学素子の数値データを示す。
d=12.872mm,n1 −n2 =0.31769
(r1 +r2 )/(r1 −r2 )=1.540
【0045】
Figure 0003752277
【0046】
Figure 0003752277
【0047】
Figure 0003752277
【0048】
Figure 0003752277
【0049】
第3実施例
図11は、本実施例にかかるミラースキャン機能を有する電子撮像装置を構成する光学系の回転ミラーの回転軸に垂直な断面を示す図である。本実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置では、まず、図示しない物体側から順に、回転ミラー12,回転ミラー12側に凸面を向けた負メニスカスレンズ31aと正レンズ31bと負レンズ31cとからなり全体として負の屈折力を有する第1レンズ群31,開口絞り13,及び正レンズと負レンズとの接合負レンズ32aと、正レンズ32bと、正レンズと負レンズとの接合正レンズ32cとからなり全体として正の屈折力を有する第2レンズ群32が配置されて結像光学系21が構成されている。又、第2レンズ群32を構成している各レンズは、その一部又は全体が光軸LC 上を移動できるようになっている。更に、第2レンズ群32の射出側には赤外カットフィルタ若しくはλ/4板15,水晶板等の複屈折板からなる光学的ローパスフィルタ16,及び半透過面を含むビームスプリッタからなるプリズム17が配置されている。プリズム17の射出方向にCCD18,19が設けられ、プリズム17とCCD18との間にはカバーガラス(若しくは正レンズ)20が配置されている(尚、図示されていないが、プリズム17とCCD19との間にも同様のカバーガラス若しくは正レンズが配置されている)。
【0050】
又、回転ミラー12の回転軸は紙面に垂直な方向にあり、第2レンズ群32の光軸LC の延長線がミラー面と交わる位置にある。光学的ローパスフィルタ16は、1枚若しくは結晶軸方向の異なる複数のフィルタの貼り合わせからなるが、その最もプリズム17に近いフィルタの結晶軸はその板面に対しておよそ45度をなすと共に、図12に示すように、結晶軸の板面への正射影が回転ミラー12の回転軸に対して実質45度をなしており、入射光を常光線と異常光線とに分けてCCD18,19上に微小にずれた二重像を形成する作用を有している。
【0051】
本実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置も、2ショット(2回の撮影動作)で物体像全体を撮影するようになっており、プリズム17を素通りした光が入射するCCD18はその受光面の長辺が回転ミラー12と垂直になるように配置されており、一方、CCD19はそれに合わせて受光面の向きが決定される。従って、図13は結像光学系21により形成された物体像を示しているが、この物体像の上段部Aはプリズム17を素通りしてCCD18により撮像されたものであり、又、下段部Bはプリズム17により折り曲げられてCCD19により撮像されたものである。又、図中の矢印Cは、回転ミラー12によるスキャンの方向を示している。
このようにして、本実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置では、4つの画面を合成して物体像が再生されることになる。
【0052】
尚、図11に示した本実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置において、回転ミラー12は、破線で示す位置が標準状態であり、この状態で光軸Lc を90度回転ミラー12の下方へ曲げることができる。又、実線で示した位置が回転ミラー12を最大に回転した状態を示しており、最大像高の主光線が光軸Lc となす角度の大きさの半分だけ回転させた状態である。又、回転ミラー12を当然図示した方向と反対の方向に回転させることも可能である。
【0053】
以下、本実施例にかかるミラースキャン機能を有する電子撮像装置を構成しているレンズ等の光学素子の数値データを示す。
d=20.332mm,n1 −n2 =0.18262
(r1 +r2 )/(r1 −r2 )=0.684
【0054】
Figure 0003752277
【0055】
Figure 0003752277
【0056】
Figure 0003752277
【0057】
Figure 0003752277
【0058】
Figure 0003752277
【0059】
第4実施例
図14は、本実施例にかかるミラースキャン機能を有する電子撮像装置を構成する光学系の回転ミラーの光軸に垂直な断面を示す図である。本実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置では、図示しない物体側から順に、回転ミラー12,正レンズ41aと回転ミラー12側に凸面を向けた負メニスカスレンズ41bとからなり全体として負の屈折力を有する第1レンズ群41,開口絞り13,及び負レンズ42aと、正レンズ42bと、正レンズ42cと、正レンズ42dとからなり全体として正の屈折力を有する第2レンズ群42が配置されて結像光学系21が構成されている。又、第2レンズ群42を構成しているレンズのうち、正レンズ42dは光軸Lc 上を移動できるようになっている。更に、第2レンズ群42の射出側には赤外カットフィルタ若しくはλ/4板15,水晶板等の複屈折板からなる光学的ローパスフィルタ16,及び半透過面を含むビームスプリッタからなるプリズム17が配置されている。プリズム17の射出方向にCCD18,19が設けられ、プリズム17とCCD18との間にはカバーガラス(若しくは正レンズ)20が配置されている(尚、図示されていないが、プリズム17とCCD19との間にも同様のカバーガラス若しくは正レンズが配置されている)。
【0060】
又、回転ミラー12の回転軸は紙面に垂直な方向にあり、第2レンズ群42の光軸LC の延長線がミラー面と交わる位置にある。光学的ローパスフィルタ16は、1枚若しくは結晶軸方向の異なる複数のフィルタの貼り合わせからなるが、その最もプリズム17に近いフィルタの結晶軸はその板面に対しておよそ45度をなすと共に、図15に示すように、結晶軸の板面への正射影が回転ミラー12の回転軸に対して実質45度をなしており、入射光を常光線と異常光線とに分けてCCD18,19上に微小にずれた二重像を形成する作用を有している。
【0061】
本実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置も、2ショット(2回の撮影動作)で物体像全体を撮影するようになっており、プリズム17を素通りした光が入射するCCD18はその受光面の長辺が回転ミラー12と垂直になるように配置されており、一方、CCD19はそれに合わせて受光面の向きが決定される。従って、図16は結像光学系21により形成された物体像を示しているが、この物体像の上段部Aはプリズム17を素通りしてCCD18により撮像されたものであり、又、下段部Bはプリズム17により折り曲げられてCCD19により撮像されたものである。又、図中の矢印Cは、回転ミラー12によるスキャンの方向を示している。
このようにして、本実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置では、4つの画面を合成して物体像が再生されることになる。
【0062】
尚、図14に示した本実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置において、回転ミラー12は、破線で示す位置が標準状態であり、この状態で光軸Lc を90度回転ミラー12の下方へ曲げることができる。又、実線で示した位置は回転ミラー12を最大に回転させた状態を示しており、最大像高の主光線が光軸Lc となす角度の大きさの半分だけ回転させた状態である。又、回転ミラー12は当然図示した方向と反対の方向に回転させることも可能である。
【0063】
以下、本実施例にかかるミラースキャン機能を有する電子撮像装置を構成しているレンズ等の光学素子の数値データを示す。
d=14.771mm,n1 −n2 =0.33033
(r1 +r2 )/(r1 −r2 )=−1.142
【0064】
Figure 0003752277
【0065】
Figure 0003752277
【0066】
Figure 0003752277
【0067】
Figure 0003752277
【0068】
但し、上記各実施例において、r1 ,r2 ,・・・・はレンズ等の光学素子面の曲率半径、d1 ,d2 ,・・・・は各光学素子の肉厚又は光学素子の間隔、n1 ,n2 ,・・・・は各光学素子の屈折率、ν1 ,ν2 ,・・・・は各光学素子のアッベ数を夫々示している。
なお、上記各実施例の数値データにおけるn 1 ,n 2 、r 1 ,r 2 は、物体側から光学素子に対して順番に示した符号であり、本発明の上記各条件式におけるパラメータn 1 −n 2 、(r 1 +r 2 )/(r 1 −r 2 )におけるn 1 ,n 2 、r 1 ,r 2 とは必ずしも一致しない。
【0073】
)物体側から順に、物点からの光軸を曲げるための回転可能のミラーと正レンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとからなり全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と開口絞りと負レンズと3枚の正レンズとからなり最も像側の正レンズが光軸上を移動可能で全体として正の屈折力を有する第2レンズ群とからなる結像光学系と、この結像光学系を通過した光を受ける電子撮像デバイスと、が配置されて構成され、以下に示す条件式を同時に満足するようにしたことを特徴とするミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
7mm<d<25mm ・・・・(1)
0.1<n1 −n2 <0.4 ・・・・(2)
−3<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<0
但し、dは前記回転可能のミラーの回転の中心位置とこの位置から見た前記結像光学系の瞳位置との距離、n1 は最も物体側に配置されている正レンズの屈折率、n2 は最も物体側に配置されている負レンズの屈折率、r1 ,r2 は最も物体側に配置されている正レンズの物体側,像側の曲率半径を夫々示している。
【0074】
)前記結像光学系と前記電子撮像デバイスとの間に光軸を折り曲げる方向と素通し方向とに光を分割する半透鏡が配置されていることを特徴とする上記(1)に記載のミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
【0077】
)前記結像光学系と前記半透鏡との間に結晶の複屈折を利用した光学的ローパスフィルタが配置されていることを特徴とする上記(1)、(2)の何れかに記載のミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
【0078】
)前記光学的ローパスフィルタのうち最も前記半透鏡に近い位置に配置されたフィルタの結晶軸の前記結像光学系による結像面への正射影像の方位角が、前記回転可能のミラーの回転軸に対し40乃至50度となるようにしたことを特徴とする上記()に記載のミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
【0079】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、安価で画素数が少なく、又、有効撮像面積の小さな従来のCCDと、それに見合った性能であり大きさである安価で小型の光学系を用いつつも、実質画素数がHDTV規格以上で銀塩並みの高精細な画像を容易に得ることができる。これにより、従来の簡易な電子撮像装置では不可能であった細かい文字やパターン等の撮像が手軽に行え、操作性の良好な情報処理システムの画像入力機器を実現できる。そして、このようなミラースキャン機能を有する装置において、従来の結像光学系を用いた場合に生じるスキャンニング中の視差を、本発明のミラースキャン機能を有する電子撮像装置を用いることにより解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるミラースキャン機能を有する電子撮像装置の構成を示す概略図である。
【図2】 本発明によるミラースキャン機能を有する電子撮像装置において使用されるCCDの配置構成を説明するための図である。
【図3】 本発明のミラースキャン機能を有する電子撮像装置を構成する光学系のレンズ構成図であり、(a)は光学系の光軸に沿う断面図,(b)は上から見た回転ミラーの回転軸を含む面の断面を示す図,(c)は横から見た回転ミラーの回転軸に垂直な断面を示す図ある。
【図4】 本発明のミラースキャン機能を有する電子撮像装置に備わる結像光学系により形成される物体像のCCDでの撮像状態を説明するための図である。
【図5】 本発明の第1実施例にかかるミラースキャン機能を有する電子撮像装置を構成する光学系の回転ミラーの回転軸に垂直な断面を示す図である。
【図6】 第1実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置に用いられる光学的ローパスフィルタの結晶軸の板面への正射影と回転ミラーの回転軸との方位を説明するための図である。
【図7】 第1実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置に備わる結像光学系により形成される物体像のCCDでの撮像状態を説明するための図である。
【図8】 第2実施例にかかるミラースキャン機能を有する電子撮像装置を構成する光学系の回転ミラーの回転軸に垂直な断面を示す図である。
【図9】 第2実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置に用いられる光学的ローパスフィルタの結晶軸の板面への正射影と回転ミラーの回転軸との方位を説明するための図である。
【図10】 第2実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置に備わる結像光学系により形成される物体像のCCDでの撮像状態を説明するための図である。
【図11】 第3実施例にかかるミラースキャン機能を有する電子撮像装置を構成する光学系の回転ミラーの回転軸に垂直な断面を示す図である。
【図12】 第3実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置に用いられる光学的ローパスフィルタの結晶軸の板面への正射影と回転ミラーの回転軸との方位を説明するための図である。
【図13】 第3実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置に備わる結像光学系により形成される物体像のCCDでの撮像状態を説明するための図である。
【図14】 第4実施例にかかるミラースキャン機能を有する電子撮像装置を構成する光学系の回転ミラーの回転軸に垂直な断面を示す図である。
【図15】 第4実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置に用いられる光学的ローパスフィルタの結晶軸の板面への正射影と回転ミラーの回転軸との方位を説明するための図である。
【図16】 第4実施例のミラースキャン機能を有する電子撮像装置に備わる結像光学系により形成される物体像のCCDでの撮像状態を説明するための図である。
【符号の説明】
1,12 回転ミラー
2,13 開口絞り
3,14,23,32,42 第2レンズ群
4,16 光学的ローパスフィルタ
5,17 半透鏡(プリズム)
6,7,18,19 CCD
8,9,14c,24b,31b,32b,41a,42b,42c正レンズ
10,21 結像光学系
11,22,31,41 第1レンズ群
11a,31a,41b 負メニスカスレンズ
11b,31c 正メニスカスレンズ
14a,14b,14d,24c,32c 接合正レンズ
24a,32a,42a 接合負レンズ
15 赤外カットフィルタ
20 カバーガラス
24 第3レンズ群

Claims (19)

  1. 物体側から順に、負レンズと正レンズとの2枚のレンズからなり全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と物点からの光軸を曲げるための回転可能のミラーと開口絞りと光軸上を一部又は全体が移動可能な正の屈折力を有する第2レンズ群とからなる結像光学系と、この結像光学系を通過した光を受ける電子撮像デバイスと、が配置されて構成され、以下に示す条件式を同時に満足するようにしたことを特徴とするミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
    7mm<d<25mm ・・・・(1)
    0.1<n1 −n2 <0.4 ・・・・(2)
    2<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<10 ・・・・(3)
    但し、dは前記回転可能のミラーの回転の中心位置とこの位置から見た前記結像光学系の瞳位置との距離、n1 は最も物体側に配置されている正レンズの屈折率、n2 は最も物体側に配置されている負レンズの屈折率、r1 ,r2 は最も物体側に配置されている正レンズの物体側,像側の曲率半径を夫々示している。
  2. 条件式(1)に変えて以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴とする請求項に記載のミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
    12mm<d<23mm ・・・・(4)
  3. 条件式(2)に変えて以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴とする請求項に記載のミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
    0.15<n1 −n2 <0.4 ・・・・(5)
  4. 条件式(3)に変えて以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴とする請求項に記載のミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
    3<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<8 ・・・・(6)
  5. 物体側から順に、負の単レンズで構成された負の屈折力を有する第1レンズ群と物点からの光軸を曲げるための回転可のミラーと正の単レンズで構成された正の屈折力を有する第2レンズ群と開口絞りと光軸上を一部又は全体が移動可能な正の屈折力を有する第3レンズ群とからなる結像光学系と、この結像光学系を通過した光を受ける電子撮像デバイスと、が配置されて構成され、以下に示す条件式を同時に満足するようにしたことを特徴とするミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
    7mm<d<25mm ・・・・(1)
    0.1<n1 −n2 <0.4 ・・・・(2)
    1<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<3 ・・・・(7)
    但し、dは前記回転可能のミラーの回転の中心位置とこの位置から見た前記結像光学系の瞳位置との距離、n1 は最も物体側に配置されている正レンズの屈折率、n2 は最も物体側に配置されている負レンズの屈折率、r1 ,r2 は最も物体側に配置されている正レンズの物体側,像側の曲率半径を夫々示している。
  6. 条件式(1)に変えて以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴とする請求項に記載のミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
    10mm<d<20mm ・・・・(8)
  7. 条件式(2)に変えて以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴とする請求項に記載のミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
    0.2<n1 −n2 <0.4 ・・・・(9)
  8. 条件式(7)に変えて以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴とする請求項に記載のミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
    1.2<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<2 ・・・・(10)
  9. 物体側から順に、物点からの光軸を曲げるための回転可能のミラーと前記ミラー側に凸面を向けた負メニスカスレンズと正レンズと負レンズとからなり全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と開口絞りと光軸上を一部又は全体が移動可能な正の屈折力を有する第2レンズ群とからなる結像光学系と、この結像光学系を通過した光を受ける電子撮像デバイスと、が配置されて構成され、以下に示す条件式を同時に満足するようにしたことを特徴とするミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
    7mm<d<25mm ・・・・(1)
    0.1<n1 −n2 <0.4 ・・・・(2)
    −1<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<1 ・・・・(11)
    但し、dは前記回転可能のミラーの回転の中心位置とこの位置から見た前記結像光学系の瞳位置との距離、n1 は最も物体側に配置されている正レンズの屈折率、n2 は最も物体側に配置されている負レンズの屈折率、r1 ,r2 は最も物体側に配置されている正レンズの物体側,像側の曲率半径を夫々示している。
  10. 条件式(1)に変えて以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴とする請求項に記載のミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
    15mm<d<23mm ・・・・(12)
  11. 条件式(2)に変えて以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴とする請求項に記載のミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
    0.15<n1 −n2 <0.4 ・・・・(5)
  12. 条件式(7)に変えて以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴とする請求項に記載のミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
    0<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<1 ・・・・(13)
  13. 物体側から順に、物点からの光軸を曲げるための回転可能のミラーと正レンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとからなり全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と開口絞りと負レンズと3枚の正レンズとからなり最も像側の正レンズが光軸上を移動可能で全体として正の屈折力を有する第2レンズ群とからなる結像光学系と、この結像光学系を通過した光を受ける電子撮像デバイスと、が配置されて構成され、以下に示す条件式を同時に満足するようにしたことを特徴とするミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
    7mm<d<25mm ・・・・(1)
    0.1<n1 −n2 <0.4 ・・・・(2)
    −3<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<1 ・・・・(14)
    但し、dは前記回転可能のミラーの回転の中心位置とこの位置から見た前記結像光学系の瞳位置との距離、n1 は最も物体側に配置されている正レンズの屈折率、n2 は最も物体側に配置されている負レンズの屈折率、r1 ,r2 は最も物体側に配置されている正レンズの物体側,像側の曲率半径を夫々示している。
  14. 条件式(1)に変えて以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴とする請求項13に記載のミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
    12mm<d<20mm ・・・・(15)
  15. 条件式(2)に変えて以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴とする請求項13に記載のミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
    0.2<n1 −n2 <0.4 ・・・・(9)
  16. 条件式(14)に変えて以下に示す条件式を満足するようにしたことを特徴とする請求項13に記載のミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
    −1.5<(r1 +r2 )/(r1 −r2 )<−0.6 ・・・・(16)
  17. 前記結像光学系と前記電子撮像デバイスとの間に光軸を折り曲げる方向と素通し方向とに光を分割する半透鏡が配置されていることを特徴とする請求項1乃16の何れかに記載のミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
  18. 前記結像光学系と前記半透鏡との間に結晶の複屈折を利用した光学的ローパスフィルタが配置されていることを特徴とする請求項17に記載のミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
  19. 前記光学的ローパスフィルタのうち最も前記半透鏡に近い位置に配置されたフィルタの結晶軸の前記結像光学系による結像面への正射影像の方位角が、前記回転可能のミラーの回転軸に対し40乃至50度となるようにしたことを特徴とする請求項18に記載のミラースキャン機能を有する電子撮像装置。
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