JP2001332737A - 薄膜トランジスタの製造方法、アクティブマトリクス基板の製造方法、および電気光学装置 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法、アクティブマトリクス基板の製造方法、および電気光学装置

Info

Publication number
JP2001332737A
JP2001332737A JP2000151665A JP2000151665A JP2001332737A JP 2001332737 A JP2001332737 A JP 2001332737A JP 2000151665 A JP2000151665 A JP 2000151665A JP 2000151665 A JP2000151665 A JP 2000151665A JP 2001332737 A JP2001332737 A JP 2001332737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor film
film
manufacturing
active matrix
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000151665A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Abe
裕幸 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000151665A priority Critical patent/JP2001332737A/ja
Publication of JP2001332737A publication Critical patent/JP2001332737A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 非晶質の半導体膜に真空を除く雰囲気におい
てレーザーアニールを施して得た多結晶半導体膜を能動
層として用いた場合でも、良好なトランジスタ特性を有
するTFTの製造方法、アクティブマトリクス基板の製
造方法、およびこの方法で製造したアクティブマトリク
ス基板を用いた電気光学装置を提供すること。 【解決手段】 液晶パネルなどの電気光学装置に用いる
アクティブマトリクス基板の製造方法において、基板3
0上に形成した65nmから80nm程度の非晶質の半
導体膜100をレーザーアニールによって多結晶化した
後、エッチングによりその表面層を取り除き、60nm
以下のバルク層からなる半導体膜を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非晶質の半導体膜
にレーザーアニールを施して得た多結晶性の半導体膜を
能動層として用いた薄膜トランジスタ(以下、TFTと
いう。)の製造方法、この製造方法を利用したアクティ
ブマトリクス基板の製造方法、およびこの方法で製造し
たアクティブマトリクス基板を用いた電気光学装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイのアクティブ素子等と
して用いられるTFTを製造するにあたっては、石英基
板に代えて、安価なガラス基板を使用できるように低温
プロセスが採用されつつある。低温プロセスとは、一般
に、工程の最高温度(基板全体が同時に上がる最高温
度)が600℃程度未満(好ましくは500℃未満)で
あるのに対して、高温プロセスとは工程の最高温度(基
板全体が同時に上がる最高温度)が800℃程度以上に
なるものであり、シリコンの熱酸化等といった700℃
〜1200℃の高温の工程を行うものである。
【0003】但し、低温プロセスでは、基板の上に多結
晶性の半導体膜を直接、形成するのは不可能であるた
め、プラズマCVD法あるいは低圧CVD法を用いて非
晶質の半導体膜を形成した後、この半導体膜を結晶化す
る必要がある。この結晶化の方法としては、たとえばS
PC法(Solid Phase Crystallization )やRTA法
(Rapid Thermal Annealing )などといった手法がある
が、XeClを用いたエキシマレーザービームを照射す
ることによるレーザーアニール(ELA:ExcimerLaser
Annealing )によればガラス基板温度の上昇が抑えら
れ、かつ、大粒径の多結晶Siが得られるため、主流と
なっている。
【0004】このレーザーアニール法を用いた多結晶性
の半導体膜の製造方法では、まず、図3(A)に示すよ
うに、超音波洗浄等により清浄化したガラス製等の基板
30を準備した後、基板温度が約150℃から約450
℃の温度条件下で、図3(B)に示すように、基板30
の全面にシリコン酸化膜からなる下地保護膜301をプ
ラズマCVD法により形成する。次に、基板温度が約1
50℃から約450℃の温度条件下で基板30の全面に
アモルファスシリコン(非晶質)の半導体膜100をプ
ラズマCVD法などの方法により形成する。次に、図3
(C)に示すように、半導体膜100に対してレーザー
光を照射してレーザーアニールを施す。このレーザーア
ニール工程では、たとえば、図4に示すように、レーザ
ー光の照射領域LがX方向に長いラインビームL0(た
とえば、レーザーパルスの繰り返し周波数が200Hz
のラインビーム)を半導体膜100に照射し、その照射
領域をY方向にずらしていく。その結果、非晶質の半導
体膜100は、一度溶融し、冷却固化過程を経て結晶化
する。この際には、各領域へのレーザー光の照射時間が
非常に短時間であり、かつ、照射領域も基板全体に対し
て局所的であるため、基板全体が同時に高温に熱せられ
ることがない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レーザ
ーアニールによる結晶化においては、その結晶化の雰囲
気によって得られる多結晶半導体膜の結晶性が異なり、
特に、真空を除く雰囲気による結晶化においては、真空
雰囲気下において結晶化した多結晶半導体膜に比べて、
結晶性が劣るという問題点がある。このような結晶性に
劣る半導体膜を用いてTFTを製造すると、オン電流の
低下や、立ち上がり特性の悪化などといった弊害が生じ
る。その一方で、真空雰囲気下における結晶化では、溶
融した半導体膜がレーザー光の照射窓に付着するなどし
て、照射窓の透過率を落とすなどといった製造上の問題
を引き起こすため、真空を除く雰囲気による結晶化を行
わざるをえないといった問題が生じている。
【0006】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
非晶質の半導体膜に真空を除く雰囲気によりレーザーア
ニールを施して多結晶半導体膜を得た場合であっても高
い結晶性を有し、その多結晶半導体膜をトランジスタの
能動層に用いることによって良好なトランジスタ特性を
成すTFTの製造方法、この製造方法を利用したアクテ
ィブマトリクス基板の製造方法、およびこの方法で製造
したアクティブマトリクス基板を用いた電気光学装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、基板上に非晶質の半導体膜を形成する
成膜工程と、該非晶質の半導体膜に対してレーザー光を
繰り返し照射して当該半導体膜を多結晶化させるレーザ
ーアニール工程と、該多結晶性の半導体膜表面にゲート
絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程とを有する薄膜
トランジスタの製造方法において、前記レーザーアニー
ル工程を行った後に、エッチング工程によって前記多結
晶半導体膜の表面を取り除き、バルク層を使用すること
を特徴とする。
【0008】本発明において、前記非晶質半導体膜の膜
厚は65nmから80nmであることが好ましい。レー
ザーアニール工程においては前記非晶質半導体膜がひと
たび溶融する必要があるが、そのためには非晶質半導体
膜の膜厚には限界がある。ここで非晶質半導体膜の膜厚
が80nmを越えるものについては、表面から開始した
溶融が膜厚全体に及ぶに至らないため、バルク層におい
て結晶性の低下が生じてしまうので、非晶質半導体膜の
膜厚上限は80nmが好ましい。また、非晶質半導体膜
が65nmより薄い膜厚であれば、エッチングを行った
後、結晶性の高いバルク層を露出させた際に残る膜厚が
薄くなりすぎ、その表面の粗さを無視できなくなるた
め、非晶質半導体膜の膜厚下限は65nmが好ましい。
【0009】本発明において、前記レーザーアニール工
程は、空気中において行われることが好ましい。
【0010】本発明において、前記レーザーアニール工
程は、窒素もしくはアルゴンなど不活性ガス雰囲気中に
おいて行われることが好ましい。
【0011】このように真空を除く雰囲気においてレー
ザーアニール工程を行えば、溶融した半導体膜が飛散し
たとしても、雰囲気中の分子とぶつかり、レーザー光の
照射窓への付着は最低限に抑えられ、照射窓の透過率に
も急激な低下が生じないため、安定した生産が望める。
【0012】本発明において、前記レーザーアニール工
程でレーザー光を繰り返し照射するにあたっては、前記
レーザー光としてラインビームを用い、該ラインビーム
の長手方向と直交する方向に当該ラインビームの照射領
域を部分的に重ねながら前記半導体膜表面にレーザー光
を照射していくことが好ましい。たとえば、ラインビー
ムの照射領域の幅寸法が500μmであれば、5μmピ
ッチでラインビームをずらしていくだけで半導体膜の1
箇所からみれば、レーザー光が100回、照射されたこ
とになる。また、25μmピッチでラインビームをずら
していけば、半導体膜の1箇所からみればレーザー光が
20回、照射されたことになる。
【0013】本発明において、前記エッチング工程によ
って前記多結晶半導体膜の表面を取り除き、バルク層を
露出させるにあたっては、このバルク層の膜厚は60n
m以下であることが好ましい。ここで非晶質半導体膜の
膜厚上限は80nmが好ましいため、エッチング工程に
おいて、削るべき前記多結晶半導体膜の厚さは20nm
ということになる。同様に、非晶質半導体膜の膜厚下限
は65nmが好ましいため、そのまま20nmを削った
ならば45nmである。
【0014】本発明において、このエッチング工程で
は、前記多結晶半導体膜の表面に対してアンモニアを含
むアルカリ性のエッチング液を用いたウエットエッチン
グを行うことが有効である。
【0015】本発明において、このエッチング工程で
は、前記多結晶半導体膜の表面に対してフロンを含むエ
ッチングガスを用いたドライエッチングを行うことが有
効である。
【0016】本発明においては、このエッチング工程を
行った後でも、前記多結晶半導体膜が、その膜厚の50
%以下の表面の粗さを有していても弊害はなく、例え
ば、バルク層の厚さが60nmであれば、最大30nm
程度の表面粗さを有していることになるが、これでも問
題はない。
【0017】このようなTFTの製造方法は、たとえ
ば、電気光学装置のアクティブマトリクス基板上に少な
くとも画素スイッチング用のTFTを製造するのに利用
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
各実施の形態を説明するが、その前に各形態で共通な内
容(TFTの構造およびその基本的な製造方法)を説明
する。
【0019】[TFTの構成]図1および図2はそれぞ
れ、TFTの平面図および断面図である。ここに示すT
FTは、後述する液晶装置(電気光学装置)のアクティ
ブマトリクス基板上に画素スイッチング用のTFTとし
て形成される。すなわち、図1にアクティブマトリクス
基板上に構成される画素群のうちの1つを一部の画素領
域を抜き出して示すように、マトリクス状に複数の透明
なITO(Indium Tin Oxide)膜から
なる画素電極8が形成されており、これら各画素電極8
に対して画素スイッチング用のTFT10がそれぞれ接
続されている。また、画素電極8の縦横の境界に沿っ
て、データ線90、走査線91および容量線92が形成
され、TFT10は、データ線90および走査線91に
対して接続されている。すなわち、データ線90は、コ
ンタクトホールを介してTFT10のソース領域16に
電気的に接続され、画素電極8は、コンタクトホールを
介してTFT10のドレイン領域17に電気的に接続さ
れている。また、TFT10のチャネル形成領域15に
対向するように走査線91が延びている。なお、保持容
量40は、画素スイッチング用のTFT10を形成する
ためのシリコン膜10a(半導体膜/図1に斜線を付し
た領域)の延設部分に相当するシリコン膜40a(半導
体膜/図1に斜線を付した領域)を導電化したものを下
電極41とし、この下電極41に容量線92が上電極と
して重なった構造になっている。
【0020】このように構成した画素領域のA−A′線
における断面は、図2に示すように表される。この図か
らわかるように、アクティブマトリクス基板11の基体
たる透明な基板30の表面に絶縁性の下地保護膜301
が形成され、この下地保護膜301の表面には、島状の
シリコン膜10a、40aが形成されている。シリコン
膜10aの表面には、厚さが約75nmのゲート絶縁膜
13が形成され、このゲート絶縁膜13の表面に走査線
91がゲート電極として通っている。シリコン膜10a
のうち、走査線91に対してゲート絶縁膜13を介して
対峙する領域がチャネル形成領域15になっている。こ
のチャネル形成領域15に対して一方側には、低濃度ソ
ース領域161および高濃度ソース領域162を備える
ソース領域16が形成され、他方側には低濃度ドレイン
領域171および高濃度ドレイン領域172を備えるド
レイン領域17が形成されている。
【0021】このように構成された画素スイッチング用
のTFT10の表面側には、第1層間絶縁膜18および
第2層間絶縁膜19が形成され、第1層間絶縁膜18の
表面に形成されたデータ線90は、第1層間絶縁膜18
に形成されたコンタクトホールを介して高濃度ソース領
域162に電気的に接続されている。第1層間絶縁膜1
8の表面にはデータ線90と同時形成されたドレイン電
極14が形成され、このドレイン電極14は、第1層間
絶縁膜18に形成されたコンタクトホールを介して高濃
度ドレイン領域172に電気的に接続されている。ま
た、第2層間絶縁膜19の表面には画素電極8が形成さ
れ、この画素電極8は、第2層間絶縁膜19に形成され
たコンタクトホールを介してドレイン電極14に電気的
に接続されている。ここで、第2層間絶縁膜19はポリ
シラザン塗布膜を焼成して得た下層側層間絶縁膜191
と、CVD法により形成されたシリコン酸化膜からなる
上層側層間絶縁膜192との2層構造になっている。画
素電極8の表面側にはシリコン酸化膜や有機膜からなる
表面保護膜45が形成され、この表面保護膜45の表面
にポリイミド膜からなる配向膜46が形成されている。
この配向膜46は、ポリイミド膜に対してラビング処理
が施された膜である。
【0022】なお、高濃度ドレイン領域172から延設
されたシリコン膜40aには低濃度領域からなる下電極
41が形成されている。この下電極41に対しては、ゲ
ート絶縁膜13と同時形成された絶縁膜(誘電体膜)を
介して容量線92が対向している。このようにして保持
容量40が形成されている。
【0023】ここで、TFT10は、好ましくは上述の
ようにLDD(Lightly Doped Drai
n)構造をもつが、低濃度ソース領域161および低濃
度ドレイン領域171に相当する領域に不純物イオンの
打ち込みを行わないオフセット構造としてもよい。ま
た、TFT10は、走査線91をマスクとして高濃度で
不純物イオンを打ち込み、自己整合的に高濃度ソースお
よびドレイン領域を形成したセルフアライン型のTFT
であってもよい。なお、本形態では、TFT10のゲー
ト電極(走査線91)をソース−ドレイン領域の間に1
個のみ配置したシングルゲート構造としたが、これらの
間に2個以上のゲート電極を配置してもよい。この際、
各々のゲート電極には同一の信号が印加されるようにす
る。このようにデュアルゲート(ダブルゲート)或いは
トリプルゲート以上でTFT10を構成すれば、チャネ
ルとソース−ドレイン領域の接合部でのリーク電流を防
止でき、オフ時の電流を低減することが出来る。これら
のゲート電極の少なくとも1個をLDD構造或いはオフ
セット構造にすれば、さらにオフ電流を低減でき、安定
したスイッチング素子を得ることが出来る。
【0024】[TFTの製造方法]このような構成のT
FT10を製造する方法を、図3ないし図8を参照して
説明する。図3、図5、図6、図7および図8は、本形
態のアクティブマトリクス基板11の製造方法を示す工
程断面図であり、いずれの図においても、図1のA−
A′線における断面に相当する。但し、ここでは画素用
TFT100の製造方法についてのみ説明することし、
保持容量40などの製造方法の説明および図示を省略す
る。図4は、レーザーアニール装置の概略構成図であ
る。
【0025】ガラス基板上にTFTを製造するには、ま
ず、ガラス基板を変形させることなく、ガラス基板上に
多結晶からなる半導体膜を形成する必要がある。このよ
うな制約下で多結晶の半導体膜を形成するには、図3
(A)に示すように、超音波洗浄等により清浄化したガ
ラス製等の基板30を準備した後、基板温度が約150
℃から約450℃の温度条件下で、図3(B)に示すよ
うに、基板30の全面にシリコン酸化膜からなる下地保
護膜301をプラズマCVD法により形成する。このと
きの原料ガスとしては、たとえばモノシランと笑気ガス
との混合ガスやTEOSと酸素、あるいはジシランとア
ンモニアを用いることができる。
【0026】次に、基板温度が約150℃から約450
℃の温度条件下で基板30の全面にアモルファスシリコ
ン膜からなる半導体膜100をプラズマCVD法により
形成する。このときの原料ガスとしては、たとえばジシ
ランやモノシランを用いることができる(成膜工程)。
【0027】次に、図3(C)に示すように、半導体膜
100に対してレーザー光を照射してレーザーアニール
を施す(レーザーアニール工程)。
【0028】このレーザーアニール工程では、図4に示
すように、レーザー光の照射領域LがX方向(主走査方
向)に長いラインビームL0(たとえば、レーザーパル
スの繰り返し周波数が200Hzのラインビーム)を半
導体膜100に照射する。その結果、アモファスの半導
体膜100は、一度溶融し、冷却固化過程を経て結晶化
する。この際には、各領域へのレーザー光の照射時間が
非常に短時間であり、かつ、照射領域も基板全体に対し
て局所的であるため、基板全体が同時に高温に熱せられ
ることがない。それ故、基板30として用いたガラス基
板は、石英基板と比較して耐熱性の面で劣るが、熱によ
る変形や割れ等が生じない。
【0029】図4に示すアニール装置300では、アモ
ルファスシリコン膜からなる半導体膜100が形成され
たガラス製の基板30を載置するX−Yステージ310
と、レーザー光源320と、このレーザー光源320か
ら出射されたレーザー光をステージ310上に載置され
た基板30に向けてラインビームL0として出射、集光
する光学系325とを有している。ここに示す例では、
ラインビームL0の照射領域Lは約300mmの寸法で
X方向に延びており、基板30の全面にレーザーアニー
ルを行うには、X−Yステージ310がY方向に移動し
ていくことになる。
【0030】次に、図5(A)に示すように、半導体膜
100の表面にフォトリソグラフィ技術を用いてレジス
トマスク551を形成する。
【0031】次に、レジストマスク551を介して半導
体膜100をパターニングし、図5(B)に示すよう
に、島状の半導体膜10a(能動層)を形成する。
【0032】次に、図5(C)に示すように、350℃
以下の温度条件下で、CVD法などにより半導体膜10
aの表面に厚さが約75nmのシリコン酸化膜からなる
ゲート絶縁膜13を形成する(ゲート絶縁膜形成工
程)。このときの原料ガスは、たとえばTEOSと酸素
ガスとの混合ガスを用いることができる。ゲート絶縁膜
13としてシリコン窒化膜を用いてもよい。
【0033】次に、図5(D)に示すように、ゲート電
極などを形成するためのタンタル膜910を絶縁基板3
0全面に形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いて
レジストマスク552を形成する。
【0034】次に、レジストマスク552を介してタン
タル膜3をパターニングし、図5(E)に示すように、
走査線91(ゲート電極)を形成する。
【0035】次に、図6(A)に示すように、画素TF
T部および駆動回路のNチャネルTFT部の側には、走
査線91(ゲート電極)をマスクとして、約0.1×1
13/cm2 〜約10×1013/cm2 のドーズ量で低
濃度の不純物イオン(リンイオン)の打ち込みを行い、
画素TFT部の側には、ゲート電極に対して自己整合的
に低濃度のソース領域161および低濃度のドレイン領
域171を形成する。ここで、ゲート電極の真下に位置
しているため、不純物イオンが導入されなかった部分は
半導体膜のままのチャネル領域15となる。
【0036】次に、図6(B)に示すように、画素TF
T部では、ゲート電極より幅の広いレジストマスク55
3を形成して高濃度の不純物イオン(リンイオン)を約
0.1×1015/cm2 〜約10×1015/cm2 のド
ーズ量で打ち込み、高濃度のソース領域162およびド
レイン領域172を形成する。このようにして、図6
(C)に示すように、低濃度ソース領域161および高
濃度ソース領域162を備えるソース領域16を形成
し、低濃度ドレイン領域171および高濃度ドレイン領
域172を備えるドレイン領域17を形成する。
【0037】これらの不純物導入工程に代えて、低濃度
の不純物の打ち込みを行わずにゲート電極より幅の広い
レジストマスク553を形成した状態で高濃度の不純物
(リンイオン)を打ち込み、オフセット構造のソース領
域およびドレイン領域を形成してもよい。また、ゲート
電極の上に高濃度の不純物(リンイオン)を打ち込ん
で、セルフアライン構造のソース領域およびドレイン領
域を形成してもとよいことは勿論である。
【0038】また、図示を省略するが、周辺駆動回路の
PチャネルTFT部を形成するために、前記画素部およ
びNチャネルTFT部をレジストで被覆保護して、ゲー
ト電極をマスクとして、約0.1×1015/cm2 〜約
10×1015/cm2 のドーズ量でボロンイオンを打ち
込むことにより、自己整合的にPチャネルのソース・ド
レイン領域を形成する。なお、NチャネルTFT部の形
成時と同様に、ゲート電極をマスクとして、約0.1×
1013/cm2 〜約10×1013/cm2 のドーズ量で
低濃度の不純物(ボロンイオン)を導入して、ポリシリ
コン膜に低濃度領域を形成した後、ゲート電極より幅の
広いマスクを形成して高濃度の不純物(ボロンイオン)
を約0.1×1015/cm2 〜約10×1015/cm2
のドーズ量で打ち込み、LDD構造のソース領域および
ドレイン領域を形成してもよい。また、低濃度の不純物
の打ち込みを行わずに、ゲート電極より幅の広いマスク
を形成した状態で高濃度の不純物(リンイオン)を打ち
込み、オフセット構造のソース領域およびドレイン領域
を形成してもよい。これらのイオン打ち込み工程によっ
て、CMOS化が可能になり、周辺駆動回路の同一基板
内への内蔵が可能となる。
【0039】次に、図6(D)に示すように、走査線9
1の表面側にCVD法などにより、酸化シリコン膜やN
SG膜(ボロンやリンを含まないシリケートガラス膜)
などからなる第1の層間絶縁膜18を300nm〜15
00nm程度の膜厚で形成した後、フォトリソグラフィ
技術を用いて、第1の層間絶縁膜18にコンタクトホー
ルや切断用孔を形成するためのレジストマスク554を
形成する。
【0040】次に、レジストマスク554を介して第1
の層間絶縁膜18にエッチングを行い、図6(E)に示
すように、第1の層間絶縁膜18のうち、ソース領域1
62およびドレイン領域172に対応する部分にコンタ
クトホールをそれぞれ形成する。
【0041】次に、図7(A)に示すように、第1の層
間絶縁膜18の表面側に、ソース電極などを構成するた
めのアルミニウム膜900をスパッタ法などで形成した
後、フォトリソグラフィ技術を用いて、レジストマスク
555を形成する。
【0042】次に、レジストマスク555を介してアル
ミニウム膜900にエッチングを行い、図7(B)に示
すように、ソース領域162にコンタクトホールを介し
て電気的に接続するアルミニウム膜からなるソース電極
(データ線90の一部)と、ドレイン領域172にコン
タクトホールを介して電気的に接続するドレイン電極1
4とを形成する。
【0043】次に、図7(C)に示すように、ソース電
極90およびドレイン電極14の表面側に、ペルヒドロ
ポリシラザンまたはこれを含む組成物の塗布膜を焼成し
た層間絶縁膜191を形成する。さらに、この層間絶縁
膜191の表面に、TEOSを用いたCVD法によりた
とえば400℃程度の温度条件下で厚さが約50nm〜
約1500nmのシリコン酸化膜からなる上層側層間絶
縁膜192を形成する。これらの層間絶縁膜191、1
92によって、第2の層間絶縁膜19が形成される。こ
こで、ペルヒドロポリシラザンとは無機ポリシラザンの
一種であり、大気中で焼成することによってシリコン酸
化膜に転化する塗布型コーティング材料である。この方
法で成膜した層間絶縁膜191(シリコン酸化膜)はC
VD法で形成した層間絶縁膜と同様の信頼性を有してい
るとともに、ドレイン電極14に起因する凹凸などを平
坦化してくれる。
【0044】次に、図7(C)に示すように、フォトリ
ソグラフィ技術を用いて、絶縁膜18、19にコンタク
トホールを形成するためのレジストマスク556を形成
する。
【0045】次に、レジストマスク556を介して第2
の層間絶縁膜19にエッチングを行い、図7(D)に示
すように、ドレイン電極14に対応する部分にコンタク
トホールを形成する。
【0046】次に、図8(A)に示すように、第2の層
間絶縁膜19の表面側に、厚さが約40nm〜約200
nmのITO膜80をスパッタ法などで形成した後、フ
ォトリソグラフィ技術を用いて、ITO膜80をパター
ニングするためのレジストマスク557を形成する。
【0047】次に、レジストマスク557を介してIT
O膜80にエッチングを行って、図8(B)に示すよう
に、ドレイン電極14に電気的に接続する画素電極8を
形成する。
【0048】次に、図8(C)に示すように、画素電極
8の表面側にシリコン酸化膜や有機膜からなる表面保護
膜45を形成する。
【0049】次に、図8(D)に示すように、表面保護
膜45の表面にポリイミド膜(配向膜46)を形成す
る。それには、ブチルセロソルブやn−メチルピロリド
ンなどの溶媒に5〜10重量%のポリイミドやポリアミ
ド酸を溶解させたポリイミド・ワニスをフレキソ印刷し
た後、加熱・硬化(焼成)する。そして、ポリイミド膜
を形成した基板をレーヨン系繊維からなるパフ布で一定
方向に擦り、ポリイミド分子を表面近傍で一定方向に配
列させる。その結果、後で充填した液晶分子とポリイミ
ド分子との相互作用により液晶分子が一定方向に配列す
る。
【0050】このようなTFT10の製造方法におい
て、図3(C)に示すレーザーアニール工程を行うにあ
たって、得られる多結晶半導体膜の膜質を最優先に考え
るのであれば、レーザー照射を行う雰囲気については、
最もコンタミの侵入が少ない真空が好ましいのである
が、レーザー照射により溶融した半導体膜がレーザー光
の照射窓に付着するなどして透過率を落とすなどといっ
た製造装置上の問題を引き起こす。
【0051】しかしながら真空を除く雰囲気により結晶
化を行った場合の多結晶半導体膜においては、真空雰囲
気下において結晶化を行った多結晶半導体膜に比べて結
晶性が劣り、このような多結晶半導体膜を用いてTFT
を製造すると、オン電流の低下や、立ち上がり特性の悪
化が生じる。
【0052】そこで、本形態では、以下に示す図9に示
す知見に基づいて、真空を除く雰囲気により行うレーザ
ーアニール工程における非晶質な半導体膜100の膜厚
を適正化し、さらにレーザーアニール後の多結晶半導体
膜をエッチングすることによって、真空雰囲気下におい
て結晶化を行った多結晶半導体膜に比べても同等な結晶
性が得られるバルク層を露出させ、これをTFTの能動
層に使用せしめるものである。
【0053】図9は、同じ膜厚を有する多結晶半導体膜
の結晶性をラマン分光分析によって評価を行った結果で
ある。ラマンピークの半値幅は、その値が小さいほど結
晶性が高いことを表し、極限である単結晶シリコンウエ
ハーは最小値3.0cm-1を示す。ここで、もともと5
0nmの厚さを持って成膜された非晶質なシリコン膜を
真空、そして空気中においてそれぞれレーザーアニール
を行って得られた多結晶なシリコン膜のラマンピークの
半値幅は、真空中であれば3.9〜4.1cm -1、空気
中であれば4.8〜5.2cm-1と、およそ1.0cm
-1の差がある。つまり、もともと50nmの厚さであっ
たならば、真空中において結晶化を行った方が、高い結
晶性が得られるということである。
【0054】これに対して、もともとの非晶質シリコン
の膜厚が75nmである場合において、同じく空気中で
レーザーアニールを行ったとしても、その後に表面の2
5nmをエッチングにより取り除き、バルク質を露出さ
せた上で同様な測定を行うと、同じくラマンピークの半
値幅は4.0〜4.2cm-1となって、ほぼ50nmの
非晶質膜を真空中においてレーザーアニールを行ったも
のと同等な結果が得られるに至った。
【0055】そこで、本形態では、以下のようにして、
レーザーアニール工程を行う前の非晶質半導体膜100
の膜厚を65nmから80nmとし、レーザーアニール
を空気中もしくは、窒素またはアルゴンなど不活性ガス
雰囲気中において行った後、アンモニアを含むアルカリ
性のエッチング液を用いたウエットエッチングもしく
は、フロンを含むエッチングガスを用いたドライエッチ
ングによって、前記多結晶半導体膜の表面を取り除き、
バルク層が60nm以下となる程度まで露出させる。な
お、この際に、エッチング工程を行った後であっても、
前記多結晶半導体膜が、その膜厚の50%以下の表面の
粗さを有していても問題はない。
【0056】次に、TFTの製造方法のうち、図3を参
照して説明した多結晶性の半導体膜の製造工程を以下の
ように改良した形態について説明する。
【0057】まず、図3(A)に示すように、ガラス製
等の基板30を準備した後、温度が約150℃から約4
50℃の温度条件下で、図3(B)に示すように、基板
30の全面にシリコン酸化膜からなる下地保護膜301
をプラズマCVD法により形成する。
【0058】次に、基板温度が約150℃から約450
℃の温度条件下で基板30の全面に膜厚が65nm〜8
0nm、たとえば75nmのアモルファスシリコン膜か
らなる半導体膜100をプラズマCVDあるいは低圧C
VD法により形成する。
【0059】次に、成膜・搬送中に付着したゴミを除去
するために純水とナイロンブラシでスクラブ洗浄を行っ
たあと、HF(フッ化水素酸):H2 O=1:50のエ
ッチング液で30秒間〜1分間、ウエットエッチングを
行い、非晶質の半導体膜100の表面に形成されている
シリコン酸化膜を完全に除去する(エッチング工程)。
【0060】しかる後に、超音波振動を加えた純水槽で
10分間リンスを行い、最後にスピン乾燥で水を切る。
【0061】その後、速やかに、たとえば1時間以内
に、レーザーアニール装置で、図3(C)に示すよう
に、308nmのXeClエキシマレーザービームを、
例えば、400mJ/cm2 のエネルギー密度で照射す
る。ビーム形状は、適当な光学系で200mm×400
μmとし、短軸方向に所定のピッチだけずらしながら基
板全面に照射を行う(レーザーアニール工程)。
【0062】本形態においては、ラインビームの照射領
域幅400μmに対して、20μmピッチでラインビー
ムをずらして照射を行っているので、半導体膜の1箇所
からみればレーザー光が20回、照射されたことにな
る。
【0063】ここで行うレーザーアニールは、空気中な
いし、窒素もしくはアルゴンといった不活性ガス中など
真空を除く、どの雰囲気にて行っても構わないが、本形
態においては空気中で照射を行っているため、一度の真
空引きをも行うことなくレーザーアニール処理すること
が可能であるから、作業に要する時間を短くすることが
可能となる。
【0064】このように空気中でレーザーアニール処理
を行うことのメリットとしては、レーザー光によって溶
融されたシリコンが、部分的には昇華して舞い上がる
が、空気中の分子との衝突によって、レーザー光をアニ
ール室に導入する石英ガラスからなる照射窓まで届かな
い、もしくはわずかしか付着しない。そのため長時間に
渡って照射窓の安定した透過率が保たれるため、常に安
定した強度によるレーザーアニールが可能である。
【0065】しかる後に、得られた多結晶からなるシリ
コン膜は、その表面をエッチングすることによって取り
除き、バルク層を露出させる。このエッチングの手法と
しては、ドライエッチングにおいてもウエットエッチン
グにおいても可能であるが、特に本形態ではフロン14
(CF4)とO2からなるエッチングガスを用いてドライ
エッチングを行っている。ここでドライエッチングの手
法としては、CDE(Chemical Dry Et
ching)を用いることによって、発生したラジカル
種が化学的な反応によってシリコンのエッチングを進め
るため、プラズマダメージなどとは無縁に、表面のシリ
コン膜を取り除くことが可能である。
【0066】こうして得られたバルク層のシリコン膜は
ラマン分光分析において、平均的にラマン半値幅4.0
cm-1を有し、TFTの能動層とするには最適である。
【0067】本形態においては、このエッチング工程を
行った後であっても、多結晶からなるシリコン膜が、そ
の膜厚の40%程度に相当する20nm程の粗さを有し
ているが、ことTFTの電流−電圧特性においては問題
とならない。
【0068】しかる後に、図5(A)、(B)に示すパ
ターニング工程を行った後、図5(C)に示すゲート絶
縁膜形成工程において、プラズマCVD法により膜厚が
75nmのゲート絶縁膜13を形成する(ゲート絶縁膜
形成工程)。
【0069】このように、本形態のTFTの製造方法で
は、照射雰囲気を気遣うことなくレーザーアニール工程
を行うことが可能であり、得られた多結晶からなるシリ
コン膜をエッチングすることによってバルク層の良好な
結晶性を有するシリコン膜を使用することが可能であ
る。
【0070】それ故、本形態によれば、高いオン電流を
低いスイッチング電圧によって得ることができ、かつ、
信頼性の高いTFTを製造することができる。
【0071】[液晶パネルの構成]以上の方法で形成さ
れたTFTの使用例として、このTFTを画素スイッチ
ング用および駆動回路用にアクティブマトリスク基板に
形成した例を以下に説明する。
【0072】図10および図11はそれぞれ、本形態に
係る液晶表示装置に用いた電気光学装置を対向基板の側
からみた平面図、および図10のH−H′線で切断した
ときの電気光学装置の断面図である。
【0073】これらの図において、液晶表示装置に用い
る電気光学装置1は、画素電極8がマトリクス状に形成
されたアクティブマトリクス基板11と、対向電極31
が形成された対向基板12と、これらの基板間に封入、
挟持されている液晶39とから概略構成されている。ア
クティブマトリクス基板11と対向基板12とは、対向
基板12の外周縁に沿って形成されたギャップ材含有の
シール材52によって所定の間隙を介して貼り合わされ
ている。また、アクティブマトリクス基板11と対向基
板12との間には、シール材52によって液晶封入領域
40が区画形成され、この液晶封入領域40内に液晶3
9が封入されている。この液晶封入領域40内におい
て、アクティブマトリクス基板11と対向基板12と間
にはスペーサ37を介在させることもある。但し、電気
光学装置1を投射型表示装置のライトバルブとして用い
る場合には、このスペーサ37の像が投射されることを
防止するためにスペーサ37の配置を省略するのが一般
的である。シール材52としては、エポキシ樹脂や各種
の紫外線硬化樹脂などを用いることができる。また、シ
ール材52に配合されるギャップ材としては、約2μm
〜約10μmの無機あるいは有機質のファイバ若しくは
球などが用いられる。
【0074】対向基板12はアクティブマトリクス基板
11よりも小さく、アクティブマトリクス基板11の周
辺部分は、対向基板12の外周縁よりはみ出た状態に貼
り合わされる。従って、アクティブマトリクス基板11
の駆動回路(走査線駆動回路70やデータ線駆動回路6
0)や入出力端子45は対向基板12から露出した状態
にある。ここで、シール材52は部分的に途切れている
ので、この途切れ部分によって、液晶注入口241が構
成されている。このため、対向基板12とアクティブマ
トリクス基板11とを貼り合わせた後、シール材52の
内側領域を減圧状態にすれば、液晶注入口241から液
晶39を減圧注入でき、液晶39を封入した後、液晶注
入口241を封止剤242で塞げばよい。なお、対向基
板12には、シール材52の内側において画面表示領域
7を見切りするための遮光膜54も形成されている。ま
た、対向基板12のコーナー部のいずれにも、アクティ
ブマトリクス基板30と対向基板12との間で電気的導
通をとるための上下導通材56が形成されている。
【0075】ここで、走査線に供給される走査信号の遅
延が問題にならないならば、走査線駆動回路70は片側
だけでも良いことは言うまでもない。また、データ線駆
動回路60を画面表示領域7の辺に沿って両側に配列し
ても良い。例えば奇数列のデータ線は画面表示領域7の
一方の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路から画像
信号を供給し、 偶数列のデータ線は画面表示領域7の反
対側の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路から画像
信号を供給するようにしても良い。このようにデータ線
を櫛歯状に駆動するようにすれば、データ線駆動回路6
0の形成面積を拡張することが出来るため、複雑な回路
を構成することが可能となる。また、アクティブマトリ
クス基板11において、データ線駆動回路60と対向す
る辺の側では、遮光膜54の下などを利用して、プリチ
ャージ回路や検査回路が設けられることもある。なお、
データ線駆動回路60および走査線駆動回路70をアク
ティブマトリクス基板11の上に形成する代わりに、た
とえば、駆動用LSIが実装されたTAB(テープ オ
ートメイテッド、ボンディング)基板をアクティブマト
リクス基板11の周辺部に形成された端子群に対して異
方性導電膜を介して電気的および機械的に接続するよう
にしてもよい。また、対向基板12およびアクティブマ
トリクス基板11の光入射側の面あるいは光出射側に
は、使用する液晶39の種類、すなわち、TN(ツイス
テッドネマティック)モード、STN(スーパーTN)
モード等々の動作モードや、ノーマリホワイトモード/
ノーマリブラックモードの別に応じて、偏光フィルム、
位相差フィルム、偏光板などが所定の向きに配置され
る。
【0076】本形態の電気光学装置1を透過型で構成し
た場合には、たとえば、投射型液晶表示装置(液晶プロ
ジェクタ)において使用される。この場合、3枚の電気
光学装置1がRGB用のライトバルブとして各々使用さ
れ、各電気光学装置1の各々には、RGB色分解用のダ
イクロイックミラーを介して分解された各色の光が投射
光として各々入射されることになる。従って、本形態の
電気光学装置1にはカラーフィルタが形成されていな
い。但し、対向基板12において各画素電極8に対向す
る領域にRGBのカラーフィルタをその保護膜とともに
形成することにより、投射型液晶表示以外にも、カラー
液晶テレビなどといったカラー液晶表示装置を構成する
ことができる。さらにまた、対向基板12に何層もの屈
折率の異なる干渉層を積層することにより、光の干渉作
用を利用して、RGB色をつくり出すダイクロイックフ
ィルタを形成してもよい。このダイクロイックフィルタ
付きの対向基板によれば、より明るいカラー表示を行う
ことができる。
【0077】(アクティブマトリクス基板の構成)図1
2は、アクティブマトリクス基板11の構成を模式的に
示すブロック図である。図12に示すように、液晶表示
装置用のアクティブマトリクス基板11上には、データ
線90および走査線91に接続する画素スイッチング用
のTFT10と、このTFT10を介してデータ線90
から画像信号が入力される液晶セル94が存在する。デ
ータ線90に対しては、シフトレジスタ84、レベルシ
フタ85、ビデオライン87、アナログスイッチ86を
備えるデータ線駆動回路60が形成されている。走査線
91に対しては、シフトレジスタ88およびレベルシフ
タ89を備える走査線駆動回路70が形成されている。
【0078】また、画素領域には、容量線92との間に
保持容量40(容量素子)が形成され、この保持容量4
0は、液晶セル94での電荷の保持特性を高める機能を
有している。なお、保持容量40は前段の走査線91と
の間に形成されることもある。
【0079】(対向基板の構成)図13は、電気光学装
置1の端部の断面図である。図13において、対向基板
12は、画素電極8の各々に向けて盛り上がった複数の
マイクロレンズ430(小さな凸レンズ)がアクティブ
マトリクス基板30の画素電極8に対応してマトリクス
状に形成されたレンズアレイ基板43と、このレンズア
レイ基板43に対してマイクロレンズ430を覆うよう
に接着剤48により貼り合わされた透明な薄板ガラス4
9とを有している。この薄板ガラス49の表面には対向
電極31が形成され、この対向電極31の表面のうち、
マイクロレンズ430の境界領域に対応する領域には遮
光膜6が形成されている。薄板ガラス49の表面におい
て、対向電極31および遮光膜6の表面には、シリコン
酸化膜または有機膜からなる表面保護膜44が形成さ
れ、この表面保護膜44の表面にポリイミド膜からなる
配向膜47が形成されている。この配向膜47も、アク
ティブマトリクス基板11の配向膜46と同様、レーヨ
ン系繊維からなるパフ布で一定方向に擦るラビング処理
が施された膜である。
【0080】このような構成の対向基板12を用いた電
気光学装置1では、対向基板12の側から入射した光の
うち、TFT10のチャネル形成領域などに照射される
光は遮光膜6によって遮られるとともに、斜めに入射し
た光などは各マイクロレンズ430によって各画素電極
8に向けて集光される。従って、対向基板12の側に形
成した遮光膜6の幅が狭くても、あるいは対向基板12
の側に遮光膜6がなくても、マイクロレンズ430によ
ってTFT10のチャネル形成領域に光が入射すること
を防止することができる。それ故、TFT10のトラン
ジスタ特性の劣化を防止することができるので、信頼性
を向上させることができる。また、対向基板12の側に
形成した遮光膜6の幅を狭くでき、あるいは対向基板1
2の側から遮光膜6を省略してもよいので、表示に寄与
する光量が遮光膜6によって減少するのを防止すること
ができる。よって、液晶表示装置においてコントラスト
と明るさを大幅に向上させることができる。
【0081】このような構成の対向基板12においてマ
イクロレンズ430の形成領域の周辺領域120、ある
いはアクティブマトリクス基板11の外周縁よりやや内
側領域にギャップ材含有のシール材52が塗布され、こ
のシール材52によって、対向基板12とアクティブマ
トリクス基板11とが貼り合わされている。
【0082】[電気光学装置の電子機器への適用]次
に、電気光学装置を備えた電子機器の一例を、図14お
よび図15を参照して説明する。
【0083】まず、図14には、上記の各形態に係る電
気光学装置1と同様に構成された電気光学装置を備えた
電子機器の構成をブロック図で示してある。
【0084】図14において、電子機器は、表示情報出
力源1000、表示情報処理回路1002、駆動回路1
004、電気光学装置1006、クロック発生回路10
08、および電源回路1010を含んで構成される。表
示情報出力源1000は、ROM(Read Only Memor
y)、RAM(Random Access Memory)、光ディスクな
どのメモリ、テレビ信号の画像信号を同調して出力する
同調回路などを含んで構成され、クロック発生回路10
08からのクロックに基づいて、所定フォーマットの画
像信号を処理して表示情報処理回路1002に出力す
る。この表示情報出力回路1002は、たとえば増幅・
極性反転回路、相展開回路、ローテーション回路、ガン
マ補正回路、あるいはクランプ回路等の周知の各種処理
回路を含んで構成され、クロック信号に基づいて入力さ
れた表示情報からデジタル信号を順次生成し、クロック
信号CLKとともに駆動回路1004に出力する。駆動
回路1004は、電気光学装置1006を駆動する。電
源回路1010は、上述の各回路に所定の電源を供給す
る。なお、前記した電気光学装置1のように、電気光学
装置1006を構成するアクティブマトリクス基板11
の上に駆動回路1004を形成してもよく、それに加え
て、表示情報処理回路1002もアクティブマトリクス
基板11の上に形成してもよい。
【0085】このような構成の電子機器としては、電気
光学装置1を透過型で構成した場合には、図15を参照
して後述する投射型液晶表示装置(液晶プロジェク
タ)、マルチメディア対応のパーソナルコンピュータ
(PC)、およびエンジニアリング・ワークステーショ
ン(EWS)、ページャ、あるいは携帯電話、ワードプ
ロセッサ、テレビ、ビューファインダ型またはモニタ直
視型のビデオテープレコーダ、電子手帳、電子卓上計算
機、カーナビゲーション装置、POS端末、タッチパネ
ルなどを挙げることができる。
【0086】図15に示す投射型液晶表示装置1100
は、前記の駆動回路1004がアクティブマトリクス基
板11上に搭載された電気光学装置1を含む液晶モジュ
ールを3個準備し、各々RGB用のライトバルブ100
R、100G、100Bとして用いたプロジェクタとし
て構成されている。この液晶プロジェクタ1100で
は、メタルハライドランプなどの白色光源のランプユニ
ット1102から光が出射されると、3枚のミラー11
06および2枚のダイクロイックミラー1108によっ
て、R、G、Bの3原色に対応する光成分R、G、Bに
分離され(光分離手段)、対応するライトバルブ100
R、100G、100B(電気光学装置100/液晶ラ
イトバルブ)に各々導かれる。この際に、光成分Bは、
光路が長いので、光損失を防ぐために入射レンズ112
2、リレーレンズ1123、および出射レンズ1124
からなるリレーレンズ系1121を介して導かれる。そ
して、ライトバルブ100R、100G、100Bによ
って各々変調された3原色に対応する光成分R、G、B
は、ダイクロイックプリズム1112(光合成手段)に
3方向から入射され、再度合成された後、投射レンズ1
114を介してスクリーン1120などにカラー画像と
して投射される。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るTF
Tの製造方法では、レーザーアニールを行う非晶質の半
導体膜の厚さを65nmから80nmとしてレーザー結
晶化を行い、しかる後に、得られた多結晶からなる半導
体膜表面をエッチングによって取り除き、60nm以下
の厚さであるバルク層を露出させTFTの能動層として
使用している。これによって照射雰囲気を考慮すること
なくレーザーアニールが可能であり、かつ、結晶性の高
い半導体膜を利用することが可能になり、オン電流およ
びしきい値電圧などの面で良好なトランジスタ特性を有
するTFTを製造できる。
【0088】
【図面の簡単な説明】
【図1】アクティブマトリクス基板に形成された画素の
構成を示す平面図である。
【図2】図1のA−A′線における断面図である。
【図3】(A)〜(C)は、図1に示すTFTの製造方
法を示す工程断面図である。
【図4】図3(C)で行うレーザーアニール工程で用い
るレーザーアニール装置の概略構成図である。
【図5】(A)〜(E)は、図1に示すTFTの製造方
法において図3に示す工程に続いて行う各工程を示す工
程断面図である。
【図6】(A)〜(E)は、図1に示すTFTの製造方
法において図5に示す工程に続いて行う各工程を示す工
程断面図である。
【図7】(A)〜(D)は、図1に示すTFTの製造方
法において図6に示す工程に続いて行う各工程を示す工
程断面図である。
【図8】(A)〜(D)は、図1に示すTFTの製造方
法において図7に示す工程に続いて行う各工程を示す工
程断面図である。
【図9】図1に示すTFTの製造方法において、50n
m厚の非晶質半導体膜をレーザーアニールすることによ
り得られる多結晶半導体前のラマン半値幅と、そのレー
ザー結晶化雰囲気との関係を示すグラフである。
【図10】本発明を適用したアクティブマトリクス型の
液晶表示装置用の電気光学装置の平面図である。
【図11】図10のH−H′線における断面図である。
【図12】図10に示すアクティブマトリクス基板のブ
ロック図である。
【図13】図10に示す電気光学装置の端部を拡大して
示す断面図である。
【図14】図10および図11に示す電気光学装置の使
用例を示す電子機器の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図15】図10および図11に示す電気光学装置の使
用例を示す投射型液晶表示装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1 電気光学装置 8 画素電極 10 画素スイッチング用のTFT 11 アクティブマトリクス基板 12 対向基板 13 ゲート絶縁膜 39 液晶 43 レンズアレイ基板 52 シール材 90 データ線 94 液晶セル 100 半導体膜 320 レーザー光源 325 レーザー光学系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 618Z Fターム(参考) 2H092 GA59 JA25 JA29 JA33 JA35 JA42 JA44 JA46 JB13 JB23 JB32 JB33 JB38 JB52 JB57 JB63 JB69 KA04 KA07 KA12 KA16 KA18 MA05 MA08 MA13 MA17 MA18 MA27 MA30 MA35 MA37 MA41 NA24 NA25 PA06 QA07 RA05 5F043 AA10 BB03 DD02 GG10 5F052 AA02 BA07 BB07 CA04 CA10 DA02 DB02 DB03 EA15 EA16 JA01 JA04 5F110 AA07 AA08 BB02 BB04 BB05 CC02 DD02 DD13 DD25 EE04 FF02 FF03 FF29 FF30 GG02 GG06 GG13 GG25 GG45 GG47 HJ01 HJ04 HJ13 HL03 HL07 HL23 HM14 HM15 NN03 NN04 NN23 NN27 NN35 NN36 NN72 PP03 PP05 PP06 PP13 PP31 PP38 QQ04 QQ05 QQ11 QQ19

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に非晶質の半導体膜を形成する成
    膜工程と、該非晶質の半導体膜に対してレーザー光を繰
    り返し照射して当該半導体膜を多結晶化させるレーザー
    アニール工程と、該多結晶性の半導体膜表面にゲート絶
    縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程とを有する薄膜ト
    ランジスタの製造方法において、前記レーザーアニール
    工程を行った後に、エッチング工程によって前記多結晶
    半導体膜の表面を取り除き、バルク層を使用することを
    特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記非晶質半導体膜の膜厚が65nmか
    ら80nmであることを特徴とする請求項1記載の薄膜
    トランジスタの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記レーザーアニール工程は、空気中に
    おいて行われることを特徴とする請求項1記載の薄膜ト
    ランジスタの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記レーザーアニール工程は、窒素もし
    くはアルゴンなど不活性ガス雰囲気中において行われる
    ことを特徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記レーザーアニール工程では、前記レ
    ーザー光としてラインビームを用い、該ラインビームの
    長手方向と直交する方向に当該ラインビームの照射領域
    を部分的に重ねながら前記半導体膜表面にレーザー光を
    照射していくことを特徴とする請求項1乃至4記載の薄
    膜トランジスタの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記エッチング工程によって前記多結晶
    半導体膜の表面を取り除き、バルク層を露出させるにあ
    たって、このバルク層の膜厚は60nm以下であること
    を特徴とする請求項1乃至5記載の薄膜トランジスタの
    製造方法。
  7. 【請求項7】 前記エッチング工程では、前記多結晶半
    導体膜の表面に対してアンモニアを含むアルカリ性のエ
    ッチング液を用いたウエットエッチングを行うことを特
    徴とする請求項6記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記エッチング工程では、前記多結晶半
    導体膜の表面に対してフロンを含むエッチングガスを用
    いたドライエッチングを行うことを特徴とする請求項6
    記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記エッチング工程を行った後でも、前
    記多結晶半導体膜は、その膜厚の50%以下の表面の粗
    さを有していることを特徴とする請求項6乃至8記載の
    薄膜トランジスタの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載の薄
    膜トランジスタの製造方法を用いて、電気光学装置のア
    クティブマトリクス基板上に少なくとも画素スイッチン
    グ用の薄膜トランジスタを製造することを特徴とするア
    クティブマトリクス基板の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のアクティブマトリ
    クス基板を用いたことを特徴とする電気光学装置。
JP2000151665A 2000-05-23 2000-05-23 薄膜トランジスタの製造方法、アクティブマトリクス基板の製造方法、および電気光学装置 Withdrawn JP2001332737A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000151665A JP2001332737A (ja) 2000-05-23 2000-05-23 薄膜トランジスタの製造方法、アクティブマトリクス基板の製造方法、および電気光学装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000151665A JP2001332737A (ja) 2000-05-23 2000-05-23 薄膜トランジスタの製造方法、アクティブマトリクス基板の製造方法、および電気光学装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001332737A true JP2001332737A (ja) 2001-11-30

Family

ID=18657186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000151665A Withdrawn JP2001332737A (ja) 2000-05-23 2000-05-23 薄膜トランジスタの製造方法、アクティブマトリクス基板の製造方法、および電気光学装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001332737A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004079711A (ja) * 2002-08-14 2004-03-11 Seiko Epson Corp 強誘電体メモリ、半導体装置、強誘電体メモリの製造方法、及び半導体装置の製造方法。
CN1302520C (zh) * 2003-09-29 2007-02-28 统宝光电股份有限公司 利用激光结晶形成多晶系膜层的方法
JP2007158311A (ja) * 2005-11-09 2007-06-21 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004079711A (ja) * 2002-08-14 2004-03-11 Seiko Epson Corp 強誘電体メモリ、半導体装置、強誘電体メモリの製造方法、及び半導体装置の製造方法。
JP4525889B2 (ja) * 2002-08-14 2010-08-18 セイコーエプソン株式会社 強誘電体メモリ、強誘電体メモリの製造方法、及び半導体装置の製造方法
CN1302520C (zh) * 2003-09-29 2007-02-28 统宝光电股份有限公司 利用激光结晶形成多晶系膜层的方法
JP2007158311A (ja) * 2005-11-09 2007-06-21 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5674883B2 (ja) 表示装置
JP4798907B2 (ja) 半導体装置
US7319238B2 (en) Semiconductor device and its manufacturing method
US7151015B2 (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof
US6490021B1 (en) Reflective type semiconductor display device
JPH11112002A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2001144302A (ja) 半導体装置及びその作製方法並びに電子装置
US20030092224A1 (en) Semiconductor doping method and liquid crystal display device fabricating method using the same
JP4578611B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JP2001332737A (ja) 薄膜トランジスタの製造方法、アクティブマトリクス基板の製造方法、および電気光学装置
JP2000353807A (ja) 薄膜トランジスタの製造方法、アクティブマトリクス基板の製造方法、および電気光学装置
JP2002164543A (ja) 半導体装置、電気光学装置およびそれらの製造方法
JP2000150890A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3832213B2 (ja) 半導体装置の製造方法および電気光学装置の製造方法
JP2004146788A (ja) 樹脂絶縁層の製造方法、電気光学装置用基板、電気光学装置の製造方法、及び電気光学装置
JP2000353664A (ja) 半導体装置の製造方法、薄膜トランジスタの製造方法、アクティブマトリクス基板の製造方法、および電気光学装置
JP5153921B2 (ja) 表示装置、及び携帯情報端末
JP2000114535A (ja) 薄膜トランジスタの製造方法、および半導体膜形成装置
JP3692800B2 (ja) レジストマスクの除去方法、並びにトランジスタ及び液晶パネルの製造方法
JP2009210681A (ja) 表示装置及びその製造方法
JP4562868B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JP2001127297A (ja) 半導体装置、電気光学装置、およびそれらの製造方法
JP2002057342A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3794172B2 (ja) アクティブマトリクス基板およびその製造方法
JP2002076345A (ja) 半導体装置、電気光学装置、およびそれらの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060119