JP2001331857A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP2001331857A
JP2001331857A JP2000147912A JP2000147912A JP2001331857A JP 2001331857 A JP2001331857 A JP 2001331857A JP 2000147912 A JP2000147912 A JP 2000147912A JP 2000147912 A JP2000147912 A JP 2000147912A JP 2001331857 A JP2001331857 A JP 2001331857A
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孔一 笹井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品見本陳列部24の領域外に商品選択手段32
を集約して配置した自動販売機において、商品選択手段
32で商品IDが選択されてから所定の投出待ち時間が経
過したとき、選択された商品を投出させる。 【解決手段】 機体11の前面に、商品IDを表示した商
品見本を陳列する商品見本陳列部24を設けるとともに、
商品見本陳列部24の領域外に商品選択手段32を設ける。
商品選択手段32で商品IDが選択されてから所定の投出
待ち時間が経過したとき、選択された商品を投出させる
自動投出処理を実行する。自動投出処理により、商品の
購入を決定する操作無しに商品を自動的に投出し、商品
の購入を決定する操作忘れにより商品が投出されないと
いう不具合を解消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品見本陳列部の
領域外に商品選択手段を集約して配置した自動販売機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、商品見本陳列部の領域外に商品選
択手段を集約して配置した自動販売機としては、例え
ば、実開平1−96078号公報に記載されている自動
販売機が知られている。
【0003】この自動販売機では、商品見本陳列部に商
品を識別する商品番号が付された複数の商品見本を陳列
し、この商品見本陳列部の領域外にテンキーや販売キー
を配設しており、そして、利用者により、貨幣を投入
し、購入しようとする商品見本の商品番号をテンキーで
入力することで、選択された番号を表示し、さらに、表
示された商品番号の商品の購入を決定する販売キーを押
下することにより、選択商品を投出販売している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動販売機では、貨幣を投入し、商品番号を入力し、最
後に販売キーを押下して購入を決定することで、初め
て、選択した商品が自動販売機から投出されるが、操作
の理解が不十分な場合、販売キーの押し忘れにより、商
品が投出されず、トラブルの原因になるという問題があ
る。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、商品見本陳列部の領域外に商品選択手段を集約し
て配置した自動販売機において、商品選択手段で商品I
Dが選択されてから所定の投出待ち時間が経過したと
き、選択された商品を投出させる自動投出処理が可能な
自動販売機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の自動販売
機は、商品見本を陳列する商品見本陳列部と、この商品
見本陳列部に陳列される商品見本毎に設けられ、商品見
本を識別する商品IDを表示する商品ID表示部と、前
記商品見本陳列部の領域外に集約して配置され、前記商
品IDを指定することにより商品を選択する商品選択手
段と、この商品選択手段により選択された商品IDを表
示する商品ID表示手段と、前記商品選択手段により選
択された商品を投出する商品投出手段と、前記商品選択
手段により商品が選択されてからの投出待ち時間を計時
する計時手段と、前記商品選択手段により商品が選択さ
れてから所定の投出待ち時間が経過したとき、選択され
た商品を前記商品投出手段により投出させる自動投出処
理を実行する制御手段とを具備しているものである。
【0007】そして、商品見本陳列部の領域外に商品選
択手段を集約して配置した自動販売機において、商品選
択手段で商品IDが選択されてから所定の投出待ち時間
が経過したとき、選択された商品を投出させる自動投出
処理を実行することにより、商品の購入を決定する操作
無しに商品を自動的に投出し、商品の購入を決定する操
作忘れにより商品が投出されないという不具合を解消す
る。
【0008】請求項2記載の自動販売機は、請求項1記
載の自動販売機において、投出待ち時間を設定する投出
待ち時間設定手段を備えているものである。
【0009】そして、自動販売機の利用環境などに応
じ、投出待ち時間設定手段により投出待ち時間を設定す
る。
【0010】請求項3記載の自動販売機は、請求項1ま
たは2記載の自動販売機において、自動投出処理の実行
と非実行とを切り換える自動投出処理切換設定手段と、
商品選択手段で選択された商品の購入を決定する決定キ
ーとを備え、制御手段は、前記決定キーによって選択さ
れた商品を商品投出手段により投出させるとともに、前
記自動投出処理切換設定手段によって自動投出処理を実
行しないように設定可能とするものである。
【0011】そして、自動投出処理切換設定手段によっ
て自動投出処理を実行しないようにも設定可能とし、自
動投出処理を実行しないように設定された場合には決定
キーによって選択された商品を商品投出手段により投出
させる。
【0012】請求項4記載の自動販売機は、請求項1な
いし3いずれか記載の自動販売機において、投出された
商品の商品IDを記録する取引ログ記録手段を備え、こ
の取引ログ記録手段は、投出された商品が制御手段の自
動投出処理により投出された否かを区別して記録するも
のである。
【0013】そして、取引ログ記録手段により、投出さ
れた商品の商品IDを記録するとともに、投出された商
品が制御手段の自動投出処理により投出された否かを区
別して記録することにより、記録の確認によって自動投
出処理を実行したことを把握とする。
【0014】請求項5記載の自動販売機は、請求項1な
いし4いずれか記載の自動販売機において、投入される
貨幣を受け入れて処理する貨幣処理部を備え、制御手段
は、前記貨幣処理部が貨幣の投入を検知したとき、商品
IDの未選択の状態とするものである。
【0015】そして、貨幣処理部が貨幣の投入を検知し
たとき、商品IDの未選択の状態とすることにより、前
の貨幣投入により選択された商品IDを一旦消去して、
意図しない商品が自動的に払い出されるのを防止する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0017】図1に自動販売機の正面図を示し、自動販
売機の機体11は、前面を開口した箱形の本体12、および
この本体12の一側(図1中左側)を軸として回動可能に
取り付けられて本体12の前面を開閉する扉体(外扉)13
を有している。
【0018】扉体13の前面には、右寄り位置に操作部21
が集約して配置されるとともにこの操作部21の下方に硬
貨返却口22が配置され、中央下方位置に商品取出口23が
配置され、これら操作部21、硬貨返却口22および商品取
出口23を除く扉体13の略全域の広い範囲にわたって商品
見本陳列部24が形成されている。
【0019】商品見本陳列部24は、扉体13に形成された
開口部26に例えば透明なアクリル板などの透明板27を嵌
め込んで構成されている。そして、商品見本陳列部24の
内部には、例えばたばこなどの箱形状の商品見本Tが複
数陳列され、各商品見本T毎に商品を識別するための商
品IDとして本実施の形態では商品番号が表示された商
品ID表示部(商品番号表示部)28が設けられている。
なお、図1には、一部の商品見本Tにのみ商品ID表示
部28を示し、他は省略している。
【0020】操作部21には、投入金額や残余額を表示す
る金額表示手段31、各種キーなどを集中配置した商品選
択手段としての集中キー操作部32、例えば2個の商品の
まとめ買いを指示するまとめ買いボタン33、紙幣を挿入
する紙幣投入口35、硬貨を投入する硬貨投入口36、およ
び紙幣や硬貨の返却を指示する返却レバー37が配置され
ている。
【0021】次に、図2に自動販売機の操作部21の正面
図を示す。
【0022】金額表示手段31は、投入金額や残余額を表
示する例えば4桁の7セグメントLEDで構成される金
額表示部41を有するとともに、紙幣の投入を中止する
「お札中止」、10円硬貨の釣銭不足を示す「10円つ
り切れ」、および100円硬貨の釣銭不足を示す「10
0円つり切れ」の表示ランプ42,43,44を有している。
【0023】集中キー操作部32は、商品選択ボタンとし
て、購入したい商品の商品番号に対応した数字を押下し
て入力する0〜9のテンキー46を有しているとともに、
購入を決定する決定キー47、および入力した商品番号を
訂正する訂正キー48を有している。
【0024】集中キー操作部32には、2桁の7セグメン
トLEDで構成されて商品番号を表示する商品ID表示
手段(商品番号表示手段)としての選択商品番号表示部
51が配置されているとともに、入力された商品番号の商
品が売り切れのとき点灯する売切ランプ52が配置されて
いる。
【0025】なお、本体12の内部には、種類別に商品を
収納するとともに収納された商品を投出する図示しない
商品コラムが配置されている。この各商品コラムから投
出される商品は、図示しない商品シュートを介して商品
取出口23へ案内される。
【0026】また、扉体13の内部には、紙幣投入口35お
よび硬貨投入口36から投入される紙幣や硬貨などの貨幣
を受け入れて処理するとともに釣銭などを硬貨返却口22
に払い出す貨幣処理部(図3に示す)が配置されてい
る。
【0027】次に、図3に自動販売機のブロック図を示
す。
【0028】自動販売機を制御する制御部61には、記憶
部62、入力部63、リモコン端末64、情報表示部65、貨幣
処理部66、および商品投出手段67などが接続されてい
る。
【0029】記憶部62は、制御に必要な各情報を記憶す
るもので、投出された商品の商品番号を記録する取引ロ
グ記録手段の機能を有している。この取引ログ記録手段
の機能では、投出された商品が制御部61の自動投出処理
により投出された否かを区別して記録する。
【0030】入力部63は、まとめ買いボタン33、集中キ
ー操作部32のテンキー46、決定キー47、および訂正キー
48などを含み、これらの操作による信号が制御部61に入
力される。
【0031】リモコン端末64は、自動販売機の内部に設
けられており、商品を収納する商品コラムや価格の設
定、販売取引内容の確認などのため、管理者によって操
作される図示しない操作手段や、図4に示すように、各
種の設定事項や記憶部62に記録された取引ログの情報な
どを表示する液晶パネルなどで構成される表示部64aを
有している。リモコン端末64は、投出待ち時間を設定す
る投出待ち時間設定手段、自動投出処理の実行と非実行
とを切り換える自動投出処理切換設定手段として機能す
る。
【0032】情報表示部65は、金額表示手段31、選択商
品番号表示部51、売切ランプ52などを含み、これらの表
示動作が制御部61によって制御される。
【0033】貨幣処理部66は、投入貨幣を処理して投入
金額データを制御部61に送るとともに制御部61の制御で
精算時の返却処理がなされる。
【0034】商品投出手段67は、各商品コラム毎に設け
られ、制御部61の制御によって商品コラムに収納された
商品を投出する。
【0035】そして、制御部61は、集中キー操作部32に
より商品が選択されてからの投出待ち時間T1を計時す
る計時手段(タイマ)を含む各種のタイマの機能、集中
キー操作部32により商品が選択されてから所定の投出待
ち時間T1が経過したとき、商品投出手段67により選択
された商品を投出させる自動投出処理を実行する自動投
出処理に関する制御手段の機能、貨幣処理部66に選択商
品の価格以上の投入金額があって決定キー47が押下され
ることにより商品投出手投67にて選択商品を投出させ、
選択商品の投出後も選択商品番号表示部51での商品番号
の表示を継続させるとともに、選択商品の価格以上の残
金があるときに選択商品を続け買い可能と判断する続け
買いに関する制御手段の機能を有している。
【0036】さらに、自動投出処理に関する制御手段の
機能では、決定キー47によって選択された商品を商品投
出手段67により投出させるとともに、リモコン端末64
(自動投出処理切換設定手段)によって自動投出処理を
実行しないように設定可能とする機能、貨幣処理部66が
貨幣の投入を検知したとき、商品番号の未選択の状態と
する機能を有している。
【0037】さらに、続け買いに関する制御手段の機能
では、続け買い可能と判断したとき、決定キー47が押下
されることにより、商品投出手段67にて選択商品を投出
させる機能、続け買い可能と判断したとき、商品投出手
段67にて選択商品を投出してから所定の投出待ち時間T
1が経過したとき、商品投出手段67にて選択商品を続け
て投出させる機能、または、続け買い可能と判断したと
き、商品投出手段67にて選択商品を投出してから所定の
精算待ち時間T2が経過したとき、貨幣処理部66で精算
処理させる機能を有している。
【0038】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0039】まず、制御部61の制御に基づく販売動作に
ついて図5および図6のフローチャートを参照して説明
する。
【0040】自動販売機の販売待機状態において、利用
者により紙幣投入口35や硬貨投入口36に貨幣を投入し、
貨幣処理部66で貨幣の投入を検知すると(ステップ
1)、自動販売機は販売動作状態となる。
【0041】販売待機中にテンキー46が操作されて選択
商品番号表示部51に商品番号が表示されている場合があ
るので、販売待機状態での貨幣投入により、記憶部62が
記憶している商品番号を消去するとともに、選択商品番
号表示部51の表示を消去するか、例えば「0」や「−」
などの商品が選訳されていない状態などに初期化して表
示する(ステップ2)。こうすることにより、利用者が
意図しない商品番号の商品を購入してしまうトラブルを
防止できる。
【0042】貨幣処理部66に受け入れた貨幣の投入金額
を金額表示手段31の金額表示部41に表示し(ステップ
3)、テンキー46による商品番号の入力(ステップ
4)、または返却レバー37による返金操作(ステップ
5)に待機する。なお、返却レバー37による返金操作が
なされた場合には、次の精算処理(ステップ33)に移行
する。
【0043】利用者により、購入しようとする商品見本
Tに付された商品番号をテンキー46で入力すると、最初
に、テンキー46が操作された時点で、制御部61のタイマ
のt1とt2をそれぞれ0に初期化する(ステップ6)。
t1は、テンキー46が操作され、販売可能な商品の商品
番号が選択されてから経過した時間であり、所定の投出
待ち時間T1以上となったとき、商品を自動的に投出す
る自動投出処理を実行するためのものである。また、t
1は、続け買いのときには、商品を投出してから経過し
た時間であり、同様に、所定の投出待ち時間T1以上と
なったとき、商品を自動的に投出する自動投出処理を実
行するためのものである。ただし、続け買いの場合であ
っても、テンキー46の操作により商品選択が更新された
ときは、その時点からt1を計時しなおす。また、t2
は、最後に商品が投出されてから経過した時間であり、
所定の精算待ち時間T2の間、商品番号の変更などがな
い場合、残金を自動的に精算する自動精算処理を実行す
るためのものである。
【0044】テンキー46の操作により選択された商品番
号を選択商品番号表示部51に表示する(ステップ7)。
【0045】選択された商品が売り切れていないか判定
する(ステップ8)。
【0046】選択された商品が売り切れの場合は、売切
ランプ52を点灯し(ステップ9)、記憶部62に設定され
る売切フラグをオンし(ステップ10)、次の処理(ステ
ップ18)に移行する。
【0047】選択された商品が売り切れでない場合は、
売切ランプ52を消灯し(ステップ11)、記憶部62に設定
される売切フラグをオフする(ステップ12)。
【0048】選択された商品が売り切れでない場合は、
さらに、残金(最初の販売、つまり、一度も商品を投出
していない状態では、投入された貨幣の金額に等しい)
が、選択された商品の価格以上であるか判定する(ステ
ップ13)。
【0049】投入された貨幣の金額が、選択された商品
の価格以上でない場合は、記憶部62に設定される金額不
足フラグをオンし(ステップ14)、次の処理(ステップ
18)に移行する。
【0050】投入された貨幣の金額が、選択された商品
の価格以上の場合は、記憶部62に設定される金額不足フ
ラグをオフする(ステップ15)。
【0051】このとき、商品が売り切れでなく、残金も
商品の価格以上であるので、商品販売可能な状態と判断
し(ステップ16)、1回目の販売であれば商品の自動投
出処理が許可されるため、t1の計時を開始し(ステッ
プ17)、次の商品投出待機処理(ステップ18〜26)に移
行する。また、2回目以降の販売(続け買い)であれば
自動投出処理は許可されないので、t1の計時は開始せ
ず、次処理(ステップ18)に移行する。
【0052】商品投出待ちの間に、返却レバー37が操作
されれば(ステップ18)、精算処理をするため、次の精
算処理(ステップ33)に移行する。
【0053】貨幣が追加投入された場合は(ステップ1
9)、金額表示手段31の金額表示部41の表示を更新する
とともに(ステップ20)、増加した投入金額が、選択さ
れた商品の価格以上であるかを再度判定するため、ステ
ップ13の処理へ移行する。
【0054】例えば2桁の商品番号を入力する場合は、
テンキー46を2回押下しなければならないので、ステッ
プ4の処理でテンキー46の押下が1回あってから、再
度、テンキー46の入力がある場合がある(ステップ2
1)。このときは、ステップ6の処理に移行し、t1およ
びt2を初期化するとともに、選択商品番号表示部51の
表示を更新する。
【0055】訂正キー48が押下された場合は(ステップ
22)、ステップ4の処理に移行し、テンキー46による商
品番号の入力待ち状態となる。
【0056】最後に商品が投出されてから経過した時間
t2が、所定の精算待ち時間T2以上となった場合は(ス
テップ23)、自動精算処理を実行するため、次の精算処
理(ステップ33)に移行する。ただし、一度も商品を投
出していない場合は、t2の計時は開始されていないの
で、自動精算されることはない。
【0057】テンキー46が操作され、販売可能な商品の
商品番号が設定されてから経過した時間t1が、所定の
投出待ち時間T1以上となったとき、商品を自動的に投
出する自動投出処理を実行するため、次の処理(ステッ
プ26)に移行する。
【0058】利用者の購入意思を確認するための決定キ
ー47が押下されたとき(ステップ25)も、商品を投出す
るため、次の処理(ステップ26)に移行する。
【0059】自動投出処理、または、決定キー47が押下
されたことによる投出となったとき、記憶部62の売切フ
ラグと金額不足フラグが共にオフの状態であれば、商品
の販売が可能な状態と判断し(ステップ26)、選択商品
を投出する(ステップ27)。売切フラグと金額不足フラ
グのいずれかがオンの状態であれば、販売不可と判断し
ステップ18に戻り、商品投出待機状態となる。
【0060】投出された商品の商品番号を記憶部62の取
引ログに記録する(ステップ28)。このとき、商品が自
動投出処理により投出されたか否かを区別して記録す
る。
【0061】商品を投出すると、投入金額から投出した
商品の価格を減算した残金が、自動販売機の販売可能な
商品の最低価格より少ないか判断し(ステップ29)。少
ない場合は、自動精算処理を実行するため、次の精算処
理(ステップ33)に移行する。また、残金が最低価格以
上の場合は、続け買いのため、次の処理(ステップ30〜
32)を経て、ステップ8の処理に戻る。
【0062】つまり、残金の金額を金額表示手段31の金
額表示部41に表示し(ステップ30)、t1およびt2を初
期化し(ステップ31)、t2の計時を開始する(ステッ
プ32)。t2は、前述したように、最後に商品が投出さ
れてから経過した時間であり、所定の精算待ち時間T2
の間、商品が投出されない場合は、残金を自動的に精算
する自動精算処理を実行するためのもので、自動精算の
判定はステップ23で処理する。
【0063】また、ステップ5、18、23、29から精算処
理に移行した場合には、残金を返却し(ステップ33)、
金額表示手段31の金額表示部41の表示をクリアし(ステ
ップ34)、選択商品番号表示部51の表示をクリアし(ス
テップ35)、販売待機状態に戻る。
【0064】そして、投出した商品の商品番号を取引ロ
グとして記憶部62に記憶する際、自動投出処理による取
引か否かを判別できるように記憶することにより、自動
投出処理によるトラブルに対応できる。取引ログは、リ
モコン端末64の表示部64aに表示させることができる。
【0065】図4に、表示部64aに表示される取引ログ
の例を示す。貨幣投入から精算までの1回の取引におい
て、最初に商品番号が「20」の商品を選択して自動投
出処理により商品を払い出し、2回目に商品番号が「3
5」の商品を選択して決定キー47を押下して商品を払い
出し、3回目に商品番号が「10」の商品を選択して決
定キー47を押下して商品を払い出し、最後に返却レバー
37を操作して精算した場合を示す。商品番号の「20」
の前に表示された「A」が自動投出処理により商品を払
い出したことを示している。
【0066】以上のように、商品見本陳列部24の領域外
に集中キー操作部32を集約して配置した自動販売機にお
いて、集中キー操作部32で商品番号が選択されてから所
定の投出待ち時間T1が経過したとき、選択された商品
を投出させる自動投出処理を実行するので、商品の購入
を決定する操作無しに商品を自動的に投出でき、商品の
購入を決定する操作忘れにより商品が投出されないとい
う不具合を解消できる。
【0067】リモコン端末64によって制御部61が自動投
出処理を実行しないようにも設定でき、自動投出処理を
実行しないように設定された場合には決定キー47によっ
て選択された商品を投出させることができる。
【0068】取引ログの記録により、投出された商品の
商品番号を記録できるとともに、投出された商品が制御
部61の自動投出処理により投出された否かを区別して記
録できるので、記録の確認によって自動投出処理を実行
したことを把握でき、自動投出処理によるトラブルに対
処できる。
【0069】貨幣処理部66が貨幣の投入を検知したと
き、商品番号の未選択の状態とするので、前の貨幣投入
により選択された商品番号を一旦消去して、意図しない
商品が自動的に払い出されるのを防止できる。
【0070】また、制御部61により、貨幣処理部66に選
択商品の価格以上の投入金額があって決定キー47が押下
されることにより選択商品を投出させ、選択商品の投出
後も選択商品番号表示部51での商品番号の表示を継続さ
せるとともに、選択商品の価格以上の残金があるときに
選択商品を続け買い可能と判断するので、同じ商品を続
けて購入する続け買いをする場合に、商品を再度選択す
る必要がなく、商品の続け買いを許容でき、続け買い時
の操作性を向上できる。
【0071】制御部61により、続け買い可能と判断した
とき、決定キー47が押下されることにより選択商品を続
けて投出させるので、商品を再度選択する必要がなく、
商品を続け買いできる。
【0072】制御部61により、続け買い可能と判断した
とき、前回の選択商品を投出してから所定の精算待ち時
間T2が経過したら、自動的に貨幣処理部66で精算処理
させるので、精算のための特別な操作をする必要がな
く、残金の精算ができ、操作性を向上できる。
【0073】なお、商品番号の入力から選択商品を自動
投出するまでの投出待ち時間T1は、自動販売機の利用
環境などに応じて、自動販売機の内部に設けたリモコン
端末64により設定することができる。例えば、5秒、1
0秒、15秒の中から選択できるようにしてもよいし、
5〜59秒の任意の時間を選択できるようにしてもよ
い。また、設定がされていないときのデフォルト値とし
て、5秒と設定しておいてもよい。
【0074】また、投出待ち時間T1の設定と同様に、
商品払い出しから自動精算までの精算待ち時間T2を、
自動販売機の利用環境などに応じて、自動販売機1の内
部に設けたリモコン端末64により設定することができ
る。
【0075】また、リモコン端末64により、自動投出処
理をしないようにも設定することができる。自動投出処
理をしない場合は、決定キー47を押下しない限り商品は
払い出されない。
【0076】また、続け買いの場合は、自動投出不可、
つまり、決定キー47を押さない限り、商品は投出しない
ように設定し、操作に不慣れな利用者が意図せず、2個
以上の商品を購入してしまうトラブルを避けるようにし
ているが、場合によっては、続け買いであっても自動投
出が可能なように設定してもよい。すなわち、制御部61
により、続け買い可能と判断したとき、前回の選択商品
を投出してから所定の投出待ち時間T1が経過したら、
選択商品を続けて自動的に投出させることにより、続け
買いのための特別な操作をする必要なく、商品の続け買
いができ、続け買い時の操作性を向上できる。なお、こ
の場合は、自動精算の機能を無効としておく。
【0077】なお、商品IDとしては、商品番号に限ら
ず、アルファベットや商品名などでもよい。この場合、
商品選択手段としては、アルファベットに対応したキー
や、商品名毎に対応した選択キーなどを設けることで構
成し、また、売切表示手段および商品ID表示手段とし
ては、アルファベットや商品名を表示するように構成す
る。
【0078】
【発明の効果】請求項1記載の自動販売機によれば、商
品見本陳列部の領域外に商品選択手段を集約して配置し
た自動販売機において、商品選択手段で商品IDが選択
されてから所定の投出待ち時間が経過したとき、選択さ
れた商品を投出させる自動投出処理を実行するので、商
品の購入を決定する操作無しに商品を自動的に投出で
き、商品の購入を決定する操作忘れにより商品が投出さ
れないという不具合を解消できる。
【0079】請求項2記載の自動販売機によれば、請求
項1記載の自動販売機の効果に加えて、自動販売機の利
用環境などに応じ、投出待ち時間設定手段により投出待
ち時間を設定できる。
【0080】請求項3記載の自動販売機によれば、請求
項1または2記載の自動販売機の効果に加えて、自動投
出処理切換設定手段によって制御手段が自動投出処理を
実行しないようにも設定でき、自動投出処理を実行しな
いように設定された場合には決定キーによって選択され
た商品を投出させることができる。
【0081】請求項4記載の自動販売機によれば、請求
項1ないし3いずれか記載の自動販売機の効果に加え
て、取引ログ記録手段により、投出された商品の商品I
Dを記録するとともに、投出された商品が制御手段の自
動投出処理により投出された否かを区別して記録するの
で、記録を確認することによって自動投出処理を実行し
たことを把握でき、自動投出処理によるトラブルに対処
できる。
【0082】請求項5記載の自動販売機によれば、請求
項1ないし4いずれか記載の自動販売機の効果に加え
て、貨幣処理部が貨幣の投入を検知したとき、商品ID
の未選択の状態とするので、前の貨幣投入により選択さ
れた商品IDを一旦消去して、意図しない商品が自動的
に払い出されるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す自動販売機の正面
図である。
【図2】同上自動販売機の操作部の正面図である。
【図3】同上自動販売機のブロック図である。
【図4】同上自動販売機のリモコン端末の表示部に表示
される表示例を示す説明図である。
【図5】同上自動販売機の販売動作を説明するフローチ
ャートである。
【図6】同上図5に続くフローチャートである。
【符号の説明】
24 商品見本陳列部 28 商品ID表示部 32 商品選択手段としての集中キー操作部 47 決定キー 51 商品ID表示手段としての選択商品番号表示部 61 計時手段および制御手段の機能を有する制御部 62 取引ログ記録手段の機能を有する記憶部 64 投出待ち時間設定手段および自動投出処理切換設
定手段の機能を有するリモコン端末 66 貨幣処理部 67 商品投出手段 T 商品見本
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹井 孔一 兵庫県姫路市御国野町国分寺67番地 グロ ーリー機器株式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 CA02 DB05 DB12 DD04 EA12 EB01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品見本を陳列する商品見本陳列部と、 この商品見本陳列部に陳列される商品見本毎に設けら
    れ、商品見本を識別する商品IDを表示する商品ID表
    示部と、 前記商品見本陳列部の領域外に集約して配置され、前記
    商品IDを指定することにより商品を選択する商品選択
    手段と、 この商品選択手段により選択された商品IDを表示する
    商品ID表示手段と、 前記商品選択手段により選択された商品を投出する商品
    投出手段と、 前記商品選択手段により商品が選択されてからの投出待
    ち時間を計時する計時手段と、 前記商品選択手段により商品が選択されてから所定の投
    出待ち時間が経過したとき、選択された商品を前記商品
    投出手段により投出させる自動投出処理を実行する制御
    手段とを具備していることを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 投出待ち時間を設定する投出待ち時間設
    定手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の自
    動販売機。
  3. 【請求項3】 自動投出処理の実行と非実行とを切り換
    える自動投出処理切換設定手段と、 商品選択手段で選択された商品の購入を決定する決定キ
    ーとを備え、 制御手段は、前記決定キーによって選択された商品を商
    品投出手段により投出させるとともに、前記自動投出処
    理切換設定手段によって自動投出処理を実行しないよう
    に設定可能とすることを特徴とする請求項1または2記
    載の自動販売機。
  4. 【請求項4】 投出された商品の商品IDを記録する取
    引ログ記録手段を備え、 この取引ログ記録手段は、投出された商品が制御手段の
    自動投出処理により投出された否かを区別して記録する
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の自動
    販売機。
  5. 【請求項5】 投入される貨幣を受け入れて処理する貨
    幣処理部を備え、 制御手段は、前記貨幣処理部が貨幣の投入を検知したと
    き、商品IDの未選択の状態とすることを特徴とする請
    求項1ないし4いずれか記載の自動販売機。
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