JP2001331716A - 購買予約に応じた価格設定を行う販売中継システム - Google Patents

購買予約に応じた価格設定を行う販売中継システム

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JP2001331716A JP2000147376A JP2000147376A JP2001331716A JP 2001331716 A JP2001331716 A JP 2001331716A JP 2000147376 A JP2000147376 A JP 2000147376A JP 2000147376 A JP2000147376 A JP 2000147376A JP 2001331716 A JP2001331716 A JP 2001331716A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 販売する側にとって計画生産、計画仕入
れを可能とし、また、地域を問わずに販売する事が可能
であり、しかも消費者側にとって購買意欲をかき立てる
ことができる販売中継システムを提供する。 【解決手段】 インターネットを介して商品を販売する
電子ショップを提供する電子ショップサーバ1を備えた
システムであって、前記電子ショップサーバ1は、所定
の期間内に電子ショップで電子商取引される商品毎に、
購買予約された予約数量を集計する集計手段4と、前記
各商品において、予め数量が多いほど低くなるように設
定された販売の価格を記憶する記憶手段5とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
介して商品を電子商取引する電子ショップサーバを備
え、販売数量に応じた価格設定を行う販売中継システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、店頭における商品の販売に際して
は、一般に、販売店の店主等が販売目標や売れ行きの予
測の元にメーカーや問屋から仕入れる数量を決定すると
共に、仕入れた数量、仕入れ値、及び予測される販売数
量から販売する価格の決定を行っている。また、販売店
においては、地域を限定して配布する新聞の折り込みチ
ラシ等に商品や商品の価格を示すことにより、販売店が
立地する地域近傍の集客率を向上を図ることも行われて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の販
売店の店頭における販売では、実際の販売数量が販売店
側の予測する販売数量に到達しない場合に余剰在庫を抱
えてしまう危険性があるため、その危険性を考慮し、更
には予め見込まれる広告費等の経費等も加味した販売価
格の設定がなされる。よって、価格をある程度低減し得
る大量販売の形態であっても、消費者側は、よほど魅力
的な価格でなければ購買しないと言える。また、販売さ
れた数量が予測以上となった場合には、商品が完売し、
欠品を招く畏れがある。
【0004】更に、販売店の店頭における販売では、遠
方からの消費者を見込むことが困難であり、販売店が立
地する地域外の市場を獲得し難いという問題もある。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、販売する側にとって計画生産、計
画仕入れを可能とし、また、地域を問わずに販売する事
が可能であり、しかも消費者側にとって購買意欲をかき
立てることができる販売中継システムを提供することを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明に係る販売中継システムは、インター
ネットを介して商品を販売する電子ショップを提供する
電子ショップサーバ1を備えたシステムであって、前記
電子ショップサーバ1は、所定の期間内に電子ショップ
で電子商取引される商品毎に、購買予約された予約数量
を集計する集計手段4と、前記各商品において、予め数
量が多いほど低くなるように設定された販売の価格を記
憶する記憶手段5とを具備することを特徴とする。この
ように、電子ショップで電子商取引される商品毎に購買
予約された予約数量を集計手段4で集計し、前記各商品
において、予め数量が多いほど低くなるように設定され
た販売の価格を記憶手段5で記憶すると、価格は一律で
はなく、予約数量が多くなるほど価格が低くなるので、
消費者の購買意欲をかき立てることができる。また、予
約による販売であるから、メーカー、小売店、問屋等、
商品を提供する側は計画的な生産、計画的な仕入れが可
能である。更に、本発明に係る販売中継システムは、イ
ンターネットを介して商品を販売するので、消費者の存
する地域を問わずに商品を販売することが可能である。
【0007】また、本発明に係る販売中継システムは、
前記電子ショップサーバにインターネットを介して接続
された端末から、前記設定された価格が現在の予約数量
と共に閲覧可能に構成することが好ましい。斯かるシス
テムによれば、消費者に現在の価格を知らせることがで
き、例えば消費者が既に予約購買を行っている場合等に
は、予約購買を行った時点よりも、どの程度価格が低減
されたかを知ることができる。また、斯かるシステムに
よれば、未だ予約購買を行っていない消費者に対して
は、現時点においての販売の価格が正確に把握でき、従
って購買意欲を高めることができる利点がある。更に、
斯かるシステムによれば、商品を提供する側が前記電子
ショップサーバにアクセスした場合には、現在の予約状
況を把握することができる利点もある。
【0008】また、本発明に係る販売中継システムは、
前記購買予約を行った顧客に対して、購買の予約順に販
売価格が低減されるよう、顧客の購買の予約順序を登録
する登録部6が設けられていることが好ましい。斯かる
販売中継システムによれば、早く購買予約を行う方が、
より安価に商品を購入できるので、消費者に購買の即決
を促すことができる。
【0009】更に、本発明に係る販売中継システムは、
前記端末からは更に広告が閲覧でき、且つ該広告の提供
者から、所定の商品に対して購買の予約順に低減される
還元率で還元がなされるよう、購買の予約順序を登録す
る登録部6が設けられていることが好ましい。斯かるシ
ステムによれば、早く購買予約を行う方が高い還元率で
還元されるので、消費者に購買の即決を促すことができ
る。
【0010】また、前記商品に、前記広告の提供者に関
する情報が表示されていると、前記電子ショップで商品
を購入した消費者は、自分に還元を施したのが広告の提
供者であることを認知でき、ひいては広告提供者の商品
等の宣伝効果が高まることを期待し得る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る電子シ
ョップサーバの接続関係を示す概念説明図であり、図2
は本発明に係る電子ショップサーバの一実施形態を示す
ブロック図であり、図3は本発明に係る電子ショップサ
ーバが提供する電子ショップにおける商品掲載ページの
一例であり、図4は本発明に係る電子ショップサーバが
提供する電子ショップの商品掲載ページの他の例であ
る。
【0012】本発明に係る電子ショップサーバ1は、い
わゆる電子ショップを提供するサーバであり、消費者は
端末2からインターネット3を介して電子ショップにア
クセスすることにより、電子ショップに掲載された様々
な商品を電子商取引することができる。尚、本実施形態
においては、電子ショップの提供者は、メーカー、小売
店等の商品の提供者から委託を受ける等して、電子商取
引における受注業務を行い、商品の代金は商品の提供者
に支払われるものを例として説明する。尚、電子ショッ
プの提供者は、商品の販売に関して中継的存在を果た
す。即ち、電子商取引される商品を決定し、前記決定さ
れた商品を商品掲載ページに掲載し、更に消費者に対し
て前記決定された商品を販売する際に得られる消費者の
氏名、住所、電話番号、クレジットカードの番号等の個
人情報を、商品の提供者や商品の配送者等に提示する。
【0013】電子ショップサーバ1には、図2に示すよ
うに、電子ショッピングで注文が入る毎に注文された個
数、即ち予約された個数を集計し、電子ショップに表示
する集計手段4と、後に説明する、販売する個数に対す
る販売の価格を記憶する記憶手段5と、電子ショップで
購買の予約をした消費者の予約順序が登録される登録部
6とが設けられている。前記集計手段4は、集計を行う
プログラムで構成される機能部であり、前記記憶手段5
及び前記登録部6は、例えばメモリやハードディスク等
の記憶装置で構成される。
【0014】電子ショップの提供者は、商品の提供者で
ある、例えばメーカー、小売店、問屋等と予め販売価
格、販売個数等について交渉し、商品の販売個数に対す
る販売価格を決定する。その際、販売の最少個数と最大
個数が決定されており、電子ショップで販売を行う場合
に、設定された予約期限が経過して、最少個数以上の予
約個数があれば販売が行われ、最少個数未満であれば販
売を見合わせる。また、予約個数が最大個数になれば自
動的に予約が打ち切られる。例えば、定価が6100円
のバッグを30個以上100個まで販売する場合、販売
個数が30〜40個であれば6000円、41〜50個
であれば5200円、51〜60個であれば4900
円、61〜70個であれば4600円、71〜80個で
あれば4400円、81〜90個であれば4200円、
91〜100個であれば4000円というように、販売
する個数が多いほど、値引き額が大きくなるように販売
価格を決定する。このように決定された販売する個数と
価格の対比は、記憶手段5に記憶される。
【0015】前記電子ショップの提供者と商品の提供者
の間で行われる交渉において、販売される商品の決定に
は、大きく次の3通りがある。1つ目は、電子ショップ
を主催する側の意向に基づく決定である。2つ目は、電
子ショップの提供者が提供するサイトに、どのような商
品を購入したいかを消費者に問うアンケートをコンテン
ツとして盛り込み、消費者の希望する商品の、例えば上
位3位までの商品を販売する商品として決定する方法で
ある。また、前記アンケートに希望購入金額も加え、購
入希望の人数や希望購入金額を集計した上で、電子ショ
ップの提供者と商品の提供者が交渉する際の販売金額等
に反映することもできる。3つ目は、商品の提供者(メ
ーカー、小売店、問屋等)の意志に基づき決定される場
合である。これには、例えば、商品の提供者が、在庫処
分、新製品のモニタリング、生産数量に対して販売価格
の減少が著しくなる等の理由で大量販売を望む商品を、
販売する商品に決定する場合が挙げられる。
【0016】上述のように決定された商品と、販売個数
による販売価格とを、電子ショップの商品掲載ページに
掲載する。商品掲載ページには、図3に示すように、商
品の写真、商品名、現在の予約個数(図3においては申
し込み個数と表示)10、現在の販売価格(図3において
は現在価格と表示)11、実売価格、予約期限、予約に関
する規約等を掲載する。また、写真をクリックすれば、
商品の詳細な説明書き、例えばサイズ、生産元、販売最
少個数、販売最大個数、最少個数の場合の価格、最大個
数の場合の価格等、商品の説明のページが表示されるよ
う、写真と商品の説明のページがリンクされている。
【0017】電子ショップサーバ1にアクセスした、不
特定多数の顧客(消費者)が予約する際には、電子ショ
ップの申し込みのページ(図示せず)に、購入の意志が
あることを示すため、住所、氏名、電話番号、決済方
法、決済方法がクレジットであればクレジットカード番
号等、個人を認証するために必要な情報を入力する。前
記情報が入力されると、注文が入ったとして予約個数が
1つカウントアップされる。尚、現在の予約個数10は、
注文が入る度に集計手段4でカウントアップされた後、
自動的に更新された値が商品掲載ページに掲載される。
最少個数以上の予約個数になれば、予め個数が多いほど
低くなるように設定され、記憶手段5に記憶された価格
から、現在の予約個数における価格を設定し、電子ショ
ップにおける商品掲載ページの商品の販売価格11に表示
する。
【0018】尚、商品を予約した消費者は、商品の注文
(予約)を受け付けたときにその予約順序が電子ショッ
プサーバ1内の登録部6に登録される。また、前記登録
部6には、予約した消費者の名前等と予約順序とが関連
づけられて記憶されており、誰が何番に予約したかが、
予約順序と消費者の名前の両方から検索可能となってい
る。
【0019】前記電子ショップの商品掲載ページへの商
品の掲載にあたっては、ジャンルの異なるもの、例えば
テレビ、パーソナルコンピュータ、自動車等を羅列形式
にすることが好ましい。このように、異なるジャンルの
商品を羅列して配置することで、消費者には他のジャン
ルの商品も自然と目に入り、消費者の購買意欲をかき立
てることができる。また、商品をジャンル毎に分類して
おくこともできるが、その場合には商品を検索しやすい
という利点がある。
【0020】予約期限が経過した時点で電子ショップで
最少個数以上の注文があれば売買が成立し、予め記憶手
段5に記憶された、個数が多いほど低くなるように設定
された価格が、実際の販売価格として最終的に決定され
る。売買が成立した場合には、次のような手順で購買予
約を行った消費者への商品の配送がなされる。まず、購
買予約を行った人の氏名、住所、電話番号、クレジット
カード番号等の個人情報が、前記電子ショップサーバ1
からオンライン等の所定の手段を介して配送業者又は商
品の提供者へ送られる。次に、商品の提供者者から委託
を受けた配送業者はメーカー等の商品の提供者へ予約個
数の商品を引き取りに行き、前記個人情報に基づいて購
買予約を行った人に商品の配送を行う。尚、商品の提供
者からは、予約期限が経過して最終的に決定された価格
が購買を行った人(購買予約を行った人)に請求される
(購買予約の際にクレジットカードによる決済を選択し
た場合には、クレジット会社から請求がなされる)。ま
た、予約期限が経過し、最終的に商品の価格が決定した
後に、前記登録部6に登録されている予約順に、更に販
売価格が低減されて販売される。換言すると、予約順が
早い方が、価格が安くなる。
【0021】このようにメーカー、問屋等の商品の提供
者は、予約状況を把握したり、予約期限が経過した後に
生産を行うことが可能であるから計画的な生産や仕入れ
ができる。従って、余分な商品を生産したり仕入れる必
要もなく、損失を小さく見込むことが可能であるから、
販売価格を低く設定することができる。従って、消費者
側も、商品を安価に購入できる。更に、インターネット
を用いた商品販売であるから、メーカー、問屋等の商品
の提供者は、店頭で販売するよりも、広範囲の消費者に
商品を販売することができる。更に、予約個数が多くな
るほど販売価格が安くなり、予約期限が経過した段階で
最終的な販売価格が決定されるので、消費者は、予約期
限が経過した時に、自分が注文をしたときの価格よりも
安い価格で購入できる可能性もある。
【0022】また、前記電子ショップサーバにインター
ネットを介して接続された端末から、予め予約個数に対
応して設定された価格が現在の予約個数と共に商品掲載
ページに掲載されて閲覧可能であるから、例えば消費者
が既に予約購買を行っている場合等には、予約購買を行
った時点よりも、どの程度価格が低減されたかを知るこ
とができる。一方、未だ予約購買を行っていない消費者
に対しては、現時点においての販売の価格が正確に把握
でき、従って購買意欲を高めることができる。更に、商
品を提供する側が前記電子ショップサーバにアクセスし
た場合には、現在の予約状況を把握することができる利
点もある。
【0023】更に、予約期限が経過し、最終的な価格の
決定がなされた後にも、予約の早い順に更に価格が低減
されるよう設定されていると、消費者に対して購買の即
決を図ることができる。
【0024】また、クリックするとその商品に関連する
会社等のホームページにリンクされるバナー広告(図3
参照)や、社名や商品名を記載した広告等、任意の形式
で表示された広告12を電子ショップの商品掲載ページに
掲載することもできる。このように広告を掲載する会社
から電子ショップを所有する会社(即ち、電子ショップ
を提供する会社)に対しては広告料が支払われるが、そ
の一部を消費者に還元する。還元率は、予約順により異
なり、例えば予約順が早いほど還元率が大きくなるよう
に設定される。尚、前記予約順序は、上述の如く前記登
録部6に登録されており、登録部6に登録された予約順
序に従って還元率が大きくなるものである。
【0025】また、広告料の還元方法としては、例えば
現金、金券、物品、サービス(例えば、旅行の場合に
は、ホテルでのフルーツサービス、朝食サービス等)等
を単独で還元することとしてもよいし、例えば現金と物
品等、これらの組み合わせであってもよい。このよう
に、電子ショップのサイト、特に商品掲載ページに広告
を掲載することにより、広告を掲載する会社は、サイト
を見る人全てに広告効果を得ることができる。また、消
費者は、広告料の一部を還元してもらうことにより、例
えば現金や金券で還元を受けた場合には、最終的に決定
された価格よりも結果的には安く商品を手に入れること
ができる。また、物品やサービス等で還元を受けた場合
には、物品やサービスなどの何らかの特典を得られる利
点がある。更に、予約順が早い程還元率が大きくなるよ
うに設定されていると、消費者に購買の即決を促すこと
ができる。即ち、購買の意志があるならば、その順序が
早ければ早いほど消費者に何らかの特典がより多く得ら
れるため、消費者は購買の意志があれば、早く予約をし
ようとするからである。
【0026】一方、前記広告を掲載する会社は、消費者
に対して上述のように何らかの還元をする代償として、
消費者の個人情報を電子ショップサーバから得ることが
できる。これにより、自社のターゲット層にあった確か
な購買層の消費者に対して、パンフレットを送付して消
費者に自社の商品に関する情報を送ることができる。ま
た、アンケートに回答してもらう等して、消費者から情
報を得ることも可能である。更には、電子ショップで購
入された商品に対して、社名や会社の代表的な商品名等
を、刻印又はこれらを記載したシールを貼付する等を行
ってもよい。このように商品に社名や会社の代表的な商
品名等を表示すると、広告を掲載する会社にとっては、
電子ショップで購入した商品を見る人全てに対して、自
社の宣伝広告をなし得る利点を有する。また、消費者に
対して、還元を施したのが広告の提供者であることを認
知でき、ひいては広告提供者の商品等の宣伝効果が高ま
ることを期待し得る。
【0027】上記実施形態においては、商品として物品
を販売するものを例に挙げたが、本発明に係る商品は、
物品に限定されることなく、例えば旅行等のサービスも
含む概念である。本発明に係る商品を旅行とした場合、
商品の提供者は、旅行会社等である。本実施形態によれ
ば、例えば図4に示すように、予め設定された期間内に
おいて、出発又は到着の何れかの申し込みを行った、全
体の申込人数(即ち、物品の場合の予約個数に相当す
る)10に応じた料金の設定がなされている。また、予約
期限13、各出発日毎の最少人数と最大人数、出発日毎の
現在予約人数の表14、及び会社等の広告12が電子ショッ
プの商品掲載ページに表示されている。
【0028】尚、出発日、到着日、目的地等は、設定さ
れた期間内で、消費者自身が自由に設定することがで
き、更に出発日の設定を変更することも、適宜自分で行
うことができる。このように構成しておけば、出発予定
人数に満たないと思われるようなときにも、出発予定人
数が達成された日、または達成可能と思われる日へ消費
者自身が変更することができる。また、本実施形態によ
れば、申込や出発日の変更等による出発日毎の人数の変
更は、申し込みページへの入力が終了すると自動的に集
計手段で集計され表示が更新される。即ち、従来であれ
ば、旅行会社が行っていた出発日の変更や出発予定人数
の事前確認等を、消費者が直接商品掲載ページにアクセ
スすることにより、旅行会社を通さずに、消費者自身で
行うことができる。従って、旅行会社の営業時間等に拘
束されることなく、フレキシブルな旅行の予約をとるこ
とができる。
【0029】更に、申込みの予約を行った消費者の性
別、出身地、趣味等、申込者に関する情報等も閲覧が可
能となるように電子ショップのサイトを構成すれば、消
費者は自分と話が合いそうな年代や、共通の趣味をもっ
た人がいる出発日に、自分の出発日を設定することが可
能という点で好ましい。
【0030】また、出発日が現時点から2〜3ヶ月先
の、比較的現時点から近い出発日に設定された旅行のみ
ならず、半年以上先の旅行に関しても、出発日、到着
日、目的地等を登録することができるように電子ショッ
プのサイトを構成すれば、消費者の旅行しようとする目
的地、出発日、到着日、宿泊日数等の動向を早期に把握
することができるので、ホテル等の宿泊施設や航空会社
等の交通機関と早期契約を結ぶことができ、更に価格の
低減を図ることも可能である。
【0031】本実施形態の如く旅行の予約を行う場合に
も、料金は、予め設定された期間内に出発又は到着する
申し込みを行った、全体の予約人数に応じて変動するた
め、消費者は、より安価で旅行できる楽しみもある。旅
行会社は、まとまった人数が所定期間ホテル、航空会社
等を使用することとなるため、ホテル等を、例えば1ヶ
月、半年等の長期間契約するなどして割安とすることが
できる利点がある。
【0032】上記各実施形態においては、商品等が個数
や人数で示される場合を例示したが、例えば、商品がグ
ラム等の量単位で販売される場合にも本発明に係る販売
中継システムは使用可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る販売中継システムによれ
ば、消費者の購買意欲を高め、且つ電子ショップへの商
品の提供者に計画的な仕入れを可能とする。従って、商
品の販売価格を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電子ショップサーバの接続関係
を示す概念説明図。
【図2】 本発明に係る電子ショップサーバの一実施形
態を示すブロック図。
【図3】 電子ショップの商品掲載ページの一例。
【図4】 電子ショップの商品掲載ページの他の例。
【符号の説明】
1 電子ショップサーバ 2 端末 3 インターネット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月6日(2001.3.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明に係る販売中継システムは、インター
ネットを介して商品を販売する電子ショップを提供する
電子ショップサーバ1を備えたシステムであって、前記
電子ショップサーバ1は、所定の期間内に電子ショップ
で電子商取引される商品毎に、顧客から購買予約された
予約数量を集計する集計手段4と、前記各商品におい
て、予めその数量が多いほど低くなるように設定された
販売の価格を記憶する記憶手段5と、顧客の購買の予約
順序を登録する登録部6とを具備し、前記電子ショップ
サーバにインターネットを介して接続される端末から
は、現在の予約数量に対応する販売の価格が現在の予約
数量と共に閲覧可能であり、前記端末を通じて購買予約
を行った顧客に対して、購買の予約順に販売価格が低減
されることを特徴とする。このように、電子ショップで
電子商取引される商品毎に購買予約された予約数量を集
計手段4で集計し、前記各商品において、予め数量が多
いほど低くなるように設定された販売の価格を記憶手段
5で記憶すると、価格は一律ではなく、予約数量が多く
なるほど価格が低くなるので、消費者の購買意欲をかき
立てることができる。また、予約による販売であるか
ら、メーカー、小売店、問屋等、商品を提供する側は計
画的な生産、計画的な仕入れが可能である。更に、本発
明に係る販売中継システムは、インターネットを介して
商品を販売するので、消費者の存する地域を問わずに商
品を販売することが可能である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、本発明に係る販売中継システムは、
前記電子ショップサーバにインターネットを介して接続
された端末から、前記設定された価格が現在の予約数量
と共に閲覧可能である。斯かるシステムによれば、消費
者に現在の価格を知らせることができ、例えば消費者が
既に予約購買を行っている場合等には、予約購買を行っ
た時点よりも、どの程度価格が低減されたかを知ること
ができる。また、斯かるシステムによれば、未だ予約購
買を行っていない消費者に対しては、現時点においての
販売の価格が正確に把握でき、従って購買意欲を高める
ことができる利点がある。更に、斯かるシステムによれ
ば、商品を提供する側が前記電子ショップサーバにアク
セスした場合には、現在の予約状況を把握することがで
きる利点もある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、本発明に係る販売中継システムは、
顧客の購買の予約順序を登録する登録部6を具備し、前
記端末を通じて購買予約を行った顧客に対して、購買の
予約順に販売価格が低減されるように構成されている。
斯かる販売中継システムによれば、早く購買予約を行う
方が、より安価に商品を購入できるので、消費者に購買
の即決を促すことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 AA02 BB11 BB49 CC02 CC05 CC08 CC10 CC36 DD01 EE00 EE02 FF03 GG02 GG04 GG07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットを介して商品を販売する
    電子ショップを提供する電子ショップサーバを備えたシ
    ステムであって、 前記電子ショップサーバは、 所定の期間内に電子ショップで電子商取引される商品毎
    に、顧客から購買予約された予約数量を集計する集計手
    段と、 前記各商品において、予めその数量が多いほど低くなる
    ように設定された販売の価格を記憶する記憶手段とを具
    備することを特徴とする販売中継システム。
  2. 【請求項2】 前記電子ショップサーバにインターネッ
    トを介して接続される端末からは、現在の予約数量に対
    応する販売の価格が現在の予約数量と共に閲覧可能であ
    る請求項1記載の販売中継システム。
  3. 【請求項3】 前記購買予約を行った顧客に対して購買
    の予約順に販売価格が低減されるよう、顧客の購買の予
    約順序を登録する登録部が設けられてなる請求項1又は
    2記載の販売中継システム。
  4. 【請求項4】 前記端末からは更に広告が閲覧でき、且
    つ該広告の提供者から、所定の商品に対して購買の予約
    順に低減される還元率で還元がなされるよう、顧客の購
    買の予約順序を登録する登録部が設けられてなる請求項
    1又は2記載の販売中継システム。
  5. 【請求項5】 前記商品には、前記広告の提供者に関す
    る情報が表示されていることを特徴とする請求項4記載
    の販売中継システム。
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